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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024047564
(43)【公開日】2024-04-05
(54)【発明の名称】基材処理装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/3065 20060101AFI20240329BHJP
   H05H 1/46 20060101ALI20240329BHJP
【FI】
H01L21/302 101G
H01L21/302 101E
H05H1/46 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2023155659
(22)【出願日】2023-09-21
(31)【優先権主張番号】63/409,881
(32)【優先日】2022-09-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】519237203
【氏名又は名称】エーエスエム・アイピー・ホールディング・ベー・フェー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲鄭▼ 元基
(72)【発明者】
【氏名】金 大渊
【テーマコード(参考)】
2G084
5F004
【Fターム(参考)】
2G084AA02
2G084AA05
2G084BB30
2G084DD01
2G084DD11
2G084FF02
2G084FF07
2G084FF33
2G084FF39
2G084GG02
2G084HH20
2G084HH36
2G084HH45
2G084HH52
5F004AA15
5F004BA03
5F004CA03
(57)【要約】
【課題】基材処理装置が提示されうる。
【解決手段】装置は、基材を保持および処理するように構成された基材反応チャンバと、基材反応チャンバをクリーニングするためのラジカルガスを生成するための遠隔プラズマユニットと、冷却ユニットであって、冷却用の水を貯蔵するように構成されたタンクと、空気流を発生させるように構成されたファンと、ファンの前方に定置された複数のフィンと、タンクからの水を循環させるように構成され、かつファンの前方を通過するように位置付けられた複数の冷却管と、を備える冷却ユニットと、を備え、冷却管を通過する水は、ファンによって生成された空気流を冷却する。
【選択図】図1(a)
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基材処理装置であって、
基材を保持し、かつ処理するように構成された基材反応チャンバと、
前記基材反応チャンバをクリーニングするためにラジカルガスを発生させるように構成された遠隔プラズマユニットと、
冷却ユニットであって、
冷却用の水を貯蔵するように構成されたタンクと、
空気流を発生させるように構成されたファンと、
前記ファンの前に定置される複数のフィンと、
前記タンクから前記水を循環させるように構成され、かつ前記ファンの前方を通過するように位置付けられた複数の冷却管と、を備える冷却ユニットと、を備え、
前記冷却管を通過する前記水が、前記ファンによって生成される前記空気流を冷却する、基材処理装置。
【請求項2】
前記ファンによって発生される前記空気流を前記基材反応チャンバへと供給するために、前記基材反応チャンバの上方に構成された入口フードをさらに備える、請求項1に記載の基材処理装置。
【請求項3】
前記空気流を出させるために、前記入口フードの向こう側に前記基材反応チャンバの上方に構成された出口フードをさらに備える、請求項1に記載の基材処理装置。
【請求項4】
前記基材反応チャンバから排気する前記空気流を早めるために、前記出口フード内に取り付けられた排気ファンをさらに備える、請求項3に記載の基材処理装置。
【請求項5】
前記出口フードの数が、2以上である、請求項3に記載の基材処理装置。
【請求項6】
前記出口フードの数が、2以上であり、かつ前記基材反応チャンバから排気する前記空気流を早めるために、排気ファンが各出口フード内に取り付けられた、請求項4に記載の基材処理装置。
【請求項7】
温度センサおよび前記ファンへと動作可能に接続されて、前記温度センサによって測定された温度が閾値を上回る場合、前記ファンの回転を制御する、コントローラをさらに備える、請求項1に記載の基材処理装置。
【請求項8】
温度センサおよび複数のフィンへと動作可能に接続されて、前記温度センサによって測定された温度が閾値を上回る場合、前記フィンの角度を制御する、コントローラをさらに備える、請求項1に記載の基材処理装置。
【請求項9】
前記コントローラが、前記複数のフィンへとさらに動作可能に接続されて、前記温度センサによって測定された前記温度が前記閾値を上回る場合、前記ファンの前記回転および前記フィンの前記角度を制御する、請求項7に記載の基材処理装置。
【請求項10】
前記温度センサの数が、1以上である、請求項7~9の何れか一項に記載の基材処理装置。
【請求項11】
前記フィンが、前記空気流を前記反応チャンバへと方向付けるように構築され、かつ配設された、請求項1に記載の基材処理装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、基材を処理するための装置、特に、基材処理中の化学反応の高温からの冷却においてより効率的である装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、プロセスガスは、基材プロセス中にシャワーヘッドを通してチャンバに供給される。プロセスガスの特性を一定の状態に維持するために、シャワーヘッドは特定の温度になるように制御されなければならない。シャワーヘッドはある特定の温度に維持されなければならないため、シャワーヘッドに熱を供給するためのデバイスとシャワーヘッドを冷却するためのデバイスとの両方が必要である。
【0003】
熱供給および冷却の2つの機能のうち、本開示は、シャワーヘッドの冷却を改善することを提案する。
【0004】
シャワーヘッドはまた、プラズマを発生させるための電極としても機能することに留意されたい。この目的のために、ある特定の電気的な構成要素が、基材プロセス中にシャワーヘッドに適用される。
【0005】
ある特定のレベルを超えるRF(無線周波数)プラズマ電力が特定のプロセスに印加された時、これはシャワーヘッドの温度を増加させる場合がある。この増加は、時には急速に生じる場合がある。この急速な温度上昇は、温度制御の喪失をもたらす場合がある。したがって、本開示は、効率的な冷却につながる冷却性能を強化することを提案する。
【0006】
このセクションに記載の、問題および解決策の考察を含むいずれの考察も、本開示の背景を提供する目的でのみこの開示に含まれており、考察のいずれかもしくはすべてが、本発明がなされた時点において既知であったこと、またはそれらが別様に先行技術を構成することを認めるものと考えられるべきではない。
【発明の概要】
【0007】
この「発明の概要」は、選択された概念を、単純化した形態で紹介するために提供される。これらの概念は、下記の開示の例示の実施形態の「発明を実施するための形態」において、さらに詳細に記述される。この「発明の概要」は、特許請求される主題の主要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図せず、特許請求される主題の範囲を限定するために使用されることも意図しない。
【0008】
一実施形態によると、基材を保持および処理するように構成された基材反応チャンバと、基材反応チャンバをクリーニングするためのラジカルガスを発生させるための遠隔プラズマユニットと、冷却ユニットであって、冷却用の水を貯蔵するように構成されたタンクと、空気流を生成するように構成されたファンと、ファンの前方に定置された複数のフィンと、タンクからの水を循環させるように構成され、かつファンの前方を通過するように位置付けられた複数の冷却管と、を備える冷却ユニットと、を備え、冷却管を通過する水が、ファンによって発生した空気流を冷却する、基材処理装置が提供されてもよい。
【0009】
少なくとも1つの態様では、基材処理装置は、ファンによって発生した空気流を基材反応チャンバへと供給するために基材反応チャンバの上方に構成された入口フードをさらに備える。
【0010】
少なくとも1つの態様では、基材処理装置は、空気流を出させるために入口フードの向こう側に基材反応チャンバの上方に構成された出口フードをさらに備える。
【0011】
少なくとも1つの態様では、基材処理装置は、基材反応チャンバから排気される空気流を早めるために、出口フード内に取り付けられた排気ファンをさらに備える。
【0012】
少なくとも1つの態様では、出口フードの数は2以上である。
【0013】
少なくとも1つの態様では、出口フードの数は2以上であり、かつ排気ファンは、基材反応チャンバから排気される空気流を早めるために、各出口フード内に取り付けられる。
【0014】
少なくとも1つの態様では、基材処理装置は、温度センサおよびファンへと動作可能に接続されたコントローラをさらに備えて、温度センサによって測定された測定された温度が閾値を上回る場合、ファンの回転を制御する。
【0015】
少なくとも1つの態様では、基材処理装置は、温度センサおよび複数のフィンへと動作可能に接続されたコントローラをさらに備えて、温度センサによって測定された測定された温度が閾値を上回る場合、フィンの角度を制御する。
【0016】
少なくとも1つの態様では、コントローラは、複数のフィンへとさらに動作可能に接続されて、温度センサによって測定された測定された温度が閾値を上回る場合、ファンの回転およびフィンの角度を制御する。
【0017】
少なくとも1つの態様では、温度センサの数が、1以上である。
【0018】
少なくとも1つの態様では、フィンは、空気流を反応チャンバの中へと方向付けるように構築され、かつ配設される。
【図面の簡単な説明】
【0019】
当然のことながら、図内の要素は単純および明瞭のために例示されており、また必ずしも実寸に比例して描かれていない。例えば、図内の要素のうちの一部の寸法は、本開示の例示された実施形態の理解の向上を助けるために他の要素に対して相対的に誇張されている場合がある。
【0020】
図1(a)】図1(a)は、本開示のプロセス冷却水(PCW)ブロック、管、ファン、およびフィンの斜視図を示す。
図1(b)】図1(b)は、方向Aから見た図1(a)の側面図を示す。
図2図2は、本開示の実施形態によるPCWブロックおよび反応チャンバとともに、本開示の概観を示す。
図3図3は、本開示の別の実施形態によるチャンバの別の概観を示す。
【発明を実施するための形態】
【0021】
ある特定の実施形態および実施例を下記に開示するが、本発明の具体的に開示された実施形態および/または使用、ならびにその明白な修正および均等物を超えて本発明が延長することは、当業者によって理解されるであろう。それ故に、開示された本発明の範囲は、後述する特定の開示された実施形態によって限定されるべきではないことが意図される。
【0022】
本明細書で使用される場合、「基材」という用語は、任意の下地材料を指してもよく、修正されてもよい、またはデバイス、回路、もしくは膜がその上に形成されてもよい、任意の下地材料を含む。「基材」は、連続的または非連続的、剛直または可撓性、固体または多孔質、およびそれらの組み合わせであってもよい。基材は、粉末、プレート、またはワークピースなどの任意の形態であってもよい。プレートの形態の基材は、様々な形状およびサイズのウエハを含んでもよい。基材は、例えば、ケイ素、シリコンゲルマニウム、酸化ケイ素、ヒ化ガリウム、窒化ガリウム、および炭化ケイ素を含む半導体材料から作製されてもよい。
【0023】
例として、粉末の形態の基材は、医薬品製造のための用途を有する場合がある。多孔質基材はポリマーを含んでもよい。ワークピースの例としては、医療機器(例えば、ステントおよびシリンジ)、宝石類、ツーリングデバイス、電池製造のための構成要素(例えば、アノード、カソード、またはセパレータ)、または光起電力電池の構成要素などが挙げられてもよい。
【0024】
連続基材は、堆積プロセスが生じるプロセスチャンバの境界を越えて延在してもよい。一部のプロセスでは、連続基材は、プロセスチャンバを通して移動してもよく、これによりプロセスは基材の端部に達するまで継続される。連続基材は、任意の適切な形態で連続基材の製造および出力を可能にするために、連続基材供給システムから供給されてもよい。
【0025】
連続基材の非限定的な例としては、シート、不織布膜、ロール、箔、ウェブ、可撓性材料、連続フィラメントまたは繊維(例えば、セラミック繊維またはポリマー繊維)の束が挙げられてもよい。連続基材はまた、非連続基材がその上へと取り付けられる担体またはシートを含んでもよい。
【0026】
本明細書に提示された例示は、任意の特定の材料、構造、またはデバイスの実際の姿であることを意味せず、本開示の実施形態を記述するために使用される、単に理想化された表現にすぎない。
【0027】
図示され、かつ記述された特定の実装は、本発明およびその最良の形態の例示であり、態様および実施の範囲をいかなるやり方でも、別の方法で限定することを意図しない。実際、簡潔のために、従来の製造、関連、調製、およびシステムの他の機能的態様を詳細に記述していない場合がある。さらに、様々な図に示される接続線は、様々な要素間の例示的な機能的関係および/または物理的連結を表すことを意図する。多くの代替的もしくは追加的な機能的関係、または物理的接続が実際のシステムにおいて存在してもよく、また/または一部の実施形態では存在しなくてもよい。
【0028】
本明細書に記述される構成および/または取り組みは本質的に例示的であり、またこれらの特定の実施形態または実施例は、数多くの変形が可能であるため、限定的な意味と考えられるべきではないことが理解されるべきである。本明細書に記述される具体的なルーチンまたは方法は、任意の数の処理方策のうちの1つ以上を代表する場合がある。それ故に、例示された様々な動作は、例示される順序で実施されてもよく、他の順序で実施されてもよく、または一部の事例では省略されてもよい。
【0029】
本開示の主題は、本明細書に開示の様々なプロセス、システム、および構成、ならびに他の特徴、機能、動作および/または特性のすべての新規かつ自明でない組み合わせおよび部分的組み合わせだけでなく、そのありとあらゆる均等物も含む。
【0030】
プロセスチャンバには、反応器および遠隔プラズマユニット(RPU)が装備されてもよく、これにより主プロセスが反応器内で行われる。
【0031】
ある特定の数のプロセスが実行されたあと、チャンバを定期的にクリーニングしてもよい。クリーニングは、RPUを使用して実施されてもよい。RPUは、プラズマを使用してエッチングガスからFラジカルを発生させ、次いで生成されたラジカルを反応器へと供給する。
【0032】
このプロセスで発生したFラジカルは、他の物質と激しく反応し、時として強い発熱反応をもたらす。反応によって生じる高い温度に起因して、最も強い発熱反応が行われるチャンバの部分は、他の機械部品を保護するためにPCW(プロセス冷却水)ブロックによって保護される。
【0033】
PCWブロックは、プロセス冷却水が循環するタンク12と、クリーニングガスを各反応器に分配および接続する管14とを備えてもよい。
【0034】
図1(a)は、本開示によるシステムを示す。タンク12は、プロセス冷却水を含有および循環し、また管14は、およびRPU18から発生されたクリーニングガスを各反応器チャンバに分配する。RPU18は、タンク12の内側または外側に定置することができる。タンク12からの複数の冷却管13は、効率的な冷却効果のために水を循環させることができる。
【0035】
図1(b)は、図1(a)に例示したシステムの断面図である。
【0036】
図1(b)は、冷却管13がファン16の前方を通過してもよく、またフィン15がファン16の前方に定置されてもよいことを示す。冷却効率を改善するために、フィン15は、ファン16と冷却管13との間に取り付けられてもよい。
【0037】
タンク2の中の水は、水の熱を外側に放散することができるように、冷却管13を通して循環される。
【0038】
コントローラ100は、温度センサ101およびファン16と動作可能に連結されてもよい。
【0039】
温度センサ101は、温度が重要である場合がある複数のエリアに定置することができる。温度センサ101が定置されてもよいエリアのうちの一部は、タンク12内および冷却管13内であることになる。コントローラ100は、温度センサ101が定置されてもよいエリアの温度をモニターしてもよく、そしてセンサ101によって測定された温度が温度閾値を超えうる場合、ファン16の回転を高めてもよい。この温度閾値は、必要が生じた時に設定および更新されてもよい。
【0040】
温度が閾値より低くなる場合がある時、コントローラ100は、ファン16の回転スピードを低めるようにファン16も制御してもよい。
【0041】
しかしながら、図2では、冷却管13内の水をファン16によって発生される空気流17を冷却するためにも使用することができる。発生された空気流17は、フィン15によってチャンバ1の中へと方向付けることができる。
【0042】
また、フィン15を通過する空気を冷却するためにも、フィン15を使用することができる。
【0043】
図2に示すように、空気流17はファン16によって生成されてもよく、またフィン15は、生成された空気流17を入口フード21を通してチャンバ1の中へと方向付けることができる。
【0044】
コントローラ100はまた、フィン15とも動作可能に連結されてもよい。
【0045】
その場合、コントローラ100は、センサ101の温度をモニターしてもよく、そして測定された温度が温度閾値を超える場合がある時、コントローラ100は、空気流17のより多くが入口フード21を通してチャンバ1へと方向付けられることになるように、フィン15の角度を変更することになる。
【0046】
フィンの角度は、図1(b)に例示される場合がある。
【0047】
フィン15、15’は、異なる角度を有し、そしてこの角度の差異は、異なる量の空気流17がフード21を通してチャンバの中へと方向付けられる結果をもたらすことになる。この異なる量の空気流17は、温度センサ101によって測定されるある特定の温度の差異を引き起こす場合がある
【0048】
コントローラ100は、センサ101からの温度をモニターしてもよく、そして温度が閾値を超える時、ファン16もしくはフィン15またはファン16とフィン15との両方を制御してもよい。ファン16の制御は、ファン16の回転スピード変更を意味することになり、またフィン15の制御は、フィン15(およびフィン15’)の角度変更を意味することになる。
【0049】
空気流17は、反応チャンバ1の中へと入ってもよいが、空気流17はシャワーヘッド27の上方を通過するのみであることに留意されたい。ファン16が稼働している時、ファン16によって生成された空気流17は、冷却管13およびフィン15によって冷却されてもよい。冷却された空気流17は、入口フード21を通して濃縮された状態で反応器1の中へと供給される。
【0050】
供給された空気は、ガスカーテン(図示せず)の上部を通過し、次いで、RFカバー(図示せず)およびRFロッドカバー(図示せず)を通過してもよい。ガスカーテン、RFカバー、およびRFロッドカバーは、描かれてはいないが、それらはシャワーヘッドおよびチャンバを外側から絶縁することができる部品であってもよい。
【0051】
空気流17は、シャワーヘッド27から熱を除去するために使用されてもよい。反応チャンバ1およびシャワーヘッド27内での反応から加熱されたこの空気流17は、出口フード25を通して反応器から排出されてもよい。排気ファン26は、この空気流17の排気をより円滑にすることができる、出口フード25に取り付けられてもよい。
【0052】
図3に示されるように、空気流17の排気を容易にするために、2つ以上の出口フード25を反応チャンバ1の上方に定置することができる。各出口フードは、排気ファン26を有してもよい。
【0053】
排気ファン26は、ファン16とともに、ファン16、26から引き起こされる急速なガス排気に起因して、シャワーヘッドの冷却をより効率的にすることができる。
【0054】
空気流17の移動によって、シャワーヘッド27の温度は、ある特定の範囲内に維持および制御することができる。
【0055】
上述の装置の配設は、本発明の原理の適用の単なる例示であり、また特許請求の範囲において定義されるように、本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、数多くの他の実施形態および修正がなされてもよい。したがって、本発明の範囲は、上記の説明を参照して決定されるべきではなく、その代わりに、その均等物の全範囲とともに添付の特許請求の範囲を参照して決定されるべきである。
図1(a)】
図1(b)】
図2
図3
【外国語明細書】