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特開2024-49672システム、端末、サーバ、画像表示方法、及びプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024049672
(43)【公開日】2024-04-10
(54)【発明の名称】システム、端末、サーバ、画像表示方法、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   A63F 13/69 20140101AFI20240403BHJP
   A63F 13/79 20140101ALI20240403BHJP
   A63F 13/95 20140101ALI20240403BHJP
   A63F 13/20 20140101ALI20240403BHJP
   A63F 13/35 20140101ALI20240403BHJP
   A63F 13/213 20140101ALI20240403BHJP
   G06T 11/80 20060101ALI20240403BHJP
   G06F 3/12 20060101ALI20240403BHJP
   A63F 13/655 20140101ALI20240403BHJP
【FI】
A63F13/69
A63F13/79
A63F13/95 A
A63F13/20 A
A63F13/35
A63F13/213
G06T11/80 A
G06F3/12 373
G06F3/12 302
G06F3/12 324
A63F13/655
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022156039
(22)【出願日】2022-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100083116
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 憲三
(74)【代理人】
【識別番号】100170069
【弁理士】
【氏名又は名称】大原 一樹
(74)【代理人】
【識別番号】100128635
【弁理士】
【氏名又は名称】松村 潔
(74)【代理人】
【識別番号】100140992
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 憲政
(72)【発明者】
【氏名】大島 宗之
【テーマコード(参考)】
5B050
【Fターム(参考)】
5B050BA06
5B050CA07
5B050DA04
5B050DA05
5B050EA19
(57)【要約】
【課題】 第1のキャラクタ画像に対してアクセスされたことが検知され、第1のキャラクタ画像を変更した第2のキャラクタ画像が送信されるシステム、端末、サーバ、画像表示方法、及びプログラムを提供する。
【解決手段】 システム10は、キャラクタ画像を提供する第1のプロセッサを有するサーバ200と、サーバとネットワークを通じて通信を行う第2のプロセッサを有する端末100とを有するシステム10において、第2のプロセッサは、第1のキャラクタ画像にアクセスしたことを検知した場合、検知情報をサーバに送信し、第1のプロセッサは、検知情報を受信すると、第1のキャラクタ画像を変更した第2のキャラクタ画像を端末100に送信する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
キャラクタ画像を提供する第1のプロセッサを有するサーバと、前記サーバとネットワークを通じて通信を行う第2のプロセッサを有する端末とを有するシステムにおいて、
前記第2のプロセッサは、
第1のキャラクタ画像にアクセスしたことを検知した場合、検知情報を前記サーバに送信し、
前記第1のプロセッサは、前記検知情報を受信すると、前記第1のキャラクタ画像を変更した第2のキャラクタ画像を前記端末に送信する、
システム。
【請求項2】
前記検知情報は、前記第1のキャラクタ画像をプリンタに出力した場合に、前記サーバに送信される第1の情報である請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記検知情報は、プリンタにより印刷された前記第1のキャラクタ画像のプリントを前記端末でスキャンした場合に、前記サーバに送信される第2の情報である、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記第1のキャラクタ画像は、前記端末に表示されたものである、請求項1に記載のシステム。
【請求項5】
前記第1のプロセッサは、前記検知情報の送信された回数が閾値に達した場合に、前記第2のキャラクタ画像を前記端末に送信する請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記端末は、カメラを有し、前記カメラにより前記プリントに印刷されているコード画像を撮影することにより、前記第2の情報を前記サーバに送信する請求項3に記載のシステム。
【請求項7】
前記サーバは、
少なくとも前記キャラクタ画像のキャラクタを保有するユーザの情報、前記キャラクタのステータス情報、または前記キャラクタの外観に関する情報のうち1つを記憶するメモリを有する請求項1に記載のシステム。
【請求項8】
前記第2のプロセッサは、前記コード画像を撮影した場所又は時間に関する情報である取得情報を前記サーバに送信し、
前記第1のプロセッサは、前記取得情報を受信し、前記取得情報に応じた前記第2のキャラクタ画像を前記端末に送信する請求項6に記載のシステム。
【請求項9】
前記第1のプロセッサは、前記第2のキャラクタ画像の送信を、決められた期間に決められた回数以下のみ、前記第2のキャラクタ画像を前記端末に送信することを許可する、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
前記第2のプロセッサは、2つ以上の前記コード画像を取得し、それぞれの前記第2の情報を前記サーバに送信し、
前記第1のプロセッサは、複数の前記第2の情報を受信し、複数の前記第2の情報に応じた前記第2のキャラクタ画像を前記端末に送信する請求項6に記載のシステム。
【請求項11】
前記第2のキャラクタ画像には、表示される場合に追加される演出に関する情報である演出情報が含まれる請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記キャラクタ画像は、ゲームのキャラクタ又は人物の撮影画像で構成される請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
プロセッサを有する端末において、
前記プロセッサは、
第1のキャラクタ画像にアクセスしたことを検知した場合、検知情報をサーバに対し送信し、
前記プロセッサは、前記サーバが前記検知情報を受信し前記第1のキャラクタ画像の外観を変更した第2のキャラクタ画像を前記プロセッサに対して送信したときに、前記第2のキャラクタ画像を表示する、
端末。
【請求項14】
プロセッサを有するサーバにおいて、
前記プロセッサは、
第1のキャラクタ画像にアクセスしたことを端末が検知した場合に、サーバに対し送信する検知情報を取得したときに、前記第1のキャラクタ画像の外観を変更した第2のキャラクタ画像を前記端末に対し送信する、
サーバ。
【請求項15】
プロセッサとキャラクタ画像を記憶するメモリとを有する端末において、
前記プロセッサは、
第1のキャラクタ画像にアクセスしたことを検知した場合、前記第1のキャラクタ画像を変更した第2のキャラクタ画像を表示する、
端末。
【請求項16】
キャラクタ画像を提供する第1のプロセッサを有するサーバと、前記サーバとネットワークを通じて通信を行う第2のプロセッサを有する端末とを有するシステムの画像表示方法であって、
前記第2のプロセッサが、
第1のキャラクタ画像にアクセスしたことを検知した場合、検知情報を前記サーバに送信するステップと、
前記第1のプロセッサが、
前記検知情報を受信すると、前記第1のキャラクタ画像を変更した第2のキャラクタ画像を前記端末に送信するステップと、
を行う画像表示方法。
【請求項17】
キャラクタ画像を提供する第1のプロセッサを有するサーバと、前記サーバとネットワークを通じて通信を行う第2のプロセッサを有する端末とを有するシステムに画像表示方法を実行させるプログラムであって、
前記第2のプロセッサに、
第1のキャラクタ画像にアクセスしたことを検知した場合、検知情報を前記サーバに送信するステップと、
前記第1のプロセッサに、
前記検知情報を受信すると、前記第1のキャラクタ画像を変更した第2のキャラクタ画像を前記端末に送信するステップと、
を実行させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、システム、端末、サーバ、画像表示方法、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、ゲーム内のキャラクタ画像を印刷するための様々な技術が提案されてきた。
【0003】
例えば、特許文献1では、空白領域を有するブランクカードの種類に応じて、異なるキャラクタが印刷されることにより、プレイヤのゲームに対する興味を高めることを目的とした技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2016-179096号公報
【発明の概要】
【0005】
本開示の技術にかかる一つの実施形態は、第1のキャラクタ画像に対してアクセスされたことが検知され、第1のキャラクタ画像を変更した第2のキャラクタ画像が送信されるシステム、端末、サーバ、画像表示方法、及びプログラムを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一の態様であるシステムは、キャラクタ画像を提供する第1のプロセッサを有するサーバと、サーバとネットワークを通じて通信を行う第2のプロセッサを有する端末とを有するシステムにおいて、第2のプロセッサは、第1のキャラクタ画像にアクセスしたことを検知した場合、検知情報をサーバに送信し、第1のプロセッサは、検知情報を受信すると、第1のキャラクタ画像を変更した第2のキャラクタ画像を端末に送信する。
【0007】
好ましくは、検知情報は、第1のキャラクタ画像をプリンタに出力した場合に、サーバに送信される第1の情報である。
【0008】
好ましくは、検知情報は、プリンタにより印刷された第1のキャラクタ画像のプリントを端末でスキャンした場合に、サーバに送信される第2の情報である。
【0009】
好ましくは、第1のキャラクタ画像は、端末に表示されたものである。
【0010】
好ましくは、第1のプロセッサは、検知情報の送信された回数が閾値に達した場合に、第2のキャラクタ画像を端末に送信する。
【0011】
好ましくは、端末は、カメラを有し、カメラによりプリントに印刷されているコード画像を撮影することにより、第2の情報をサーバに送信する。
【0012】
好ましくは、サーバは、少なくともキャラクタ画像のキャラクタを保有するユーザの情報、キャラクタのステータス情報、またはキャラクタの外観に関する情報のうち1つを記憶するメモリを有する。
【0013】
好ましくは、第2のプロセッサは、コード画像を撮影した場所又は時間に関する情報である取得情報をサーバに送信し、第1のプロセッサは、取得情報を受信し、取得情報に応じた第2のキャラクタ画像を端末に送信する。
【0014】
好ましくは、第1のプロセッサは、第2のキャラクタ画像の送信を、決められた期間に決められた回数以下のみ、第2のキャラクタ画像を端末に送信することを許可する。
【0015】
好ましくは、第2のプロセッサは、2つ以上のコード画像を取得し、それぞれの第2の情報をサーバに送信し、第1のプロセッサは、複数の第2の情報を受信し、複数の第2の情報に応じた第2のキャラクタ画像を端末に送信する。
【0016】
好ましくは、第2のキャラクタ画像には、表示される場合に追加される演出に関する情報である演出情報が含まれる。
【0017】
好ましくは、キャラクタ画像は、ゲームのキャラクタ又は人物の撮影画像で構成される。
【0018】
本発明の他の態様である端末は、プロセッサを有する端末において、プロセッサは、第1のキャラクタ画像にアクセスしたことを検知した場合、検知情報をサーバに対し送信し、プロセッサは、サーバが検知情報を受信し第1のキャラクタ画像の外観を変更した第2のキャラクタ画像をプロセッサに対して送信したときに、第2のキャラクタ画像を表示する。
【0019】
本発明の他の態様であるサーバは、プロセッサを有するサーバにおいて、プロセッサは、第1のキャラクタ画像にアクセスしたことを端末が検知した場合に、サーバに対し送信する検知情報を取得したときに、第1のキャラクタ画像の外観を変更した第2のキャラクタ画像を端末に対し送信する。
【0020】
本発明の他の態様である端末は、プロセッサとキャラクタ画像を記憶するメモリとを有する端末において、プロセッサは、第1のキャラクタ画像にアクセスしたことを検知した場合、第1のキャラクタ画像を変更した第2のキャラクタ画像を表示する。
【0021】
本発明の他の態様である画像表示方法は、キャラクタ画像を提供する第1のプロセッサを有するサーバと、サーバとネットワークを通じて通信を行う第2のプロセッサを有する端末とを有するシステムの画像表示方法であって、第2のプロセッサが、第1のキャラクタ画像にアクセスしたことを検知した場合、検知情報をサーバに送信するステップと、第1のプロセッサが、検知情報を受信すると、第1のキャラクタ画像を変更した第2のキャラクタ画像を端末に送信するステップと、を行う。
【0022】
本発明の他の態様であるプログラムは、キャラクタ画像を提供する第1のプロセッサを有するサーバと、サーバとネットワークを通じて通信を行う第2のプロセッサを有する端末とを有するシステムに画像表示方法を実行させるプログラムであって、第2のプロセッサに、第1のキャラクタ画像にアクセスしたことを検知した場合、検知情報をサーバに送信するステップと、第1のプロセッサに、検知情報を受信すると、第1のキャラクタ画像を変更した第2のキャラクタ画像を端末に送信するステップと、を実行させる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
図1図1は、キャラクタ画像表示システムの概念図である。
図2図2は、カメラ付き情報端末の一実施形態であるスマートフォンの外観を示す図である。
図3図3は、カメラ付き情報端末の一実施形態であるスマートフォンの外観を示す図である。
図4図4は、カメラ付き情報端末の内部構成を示すブロック図である。
図5図5は、キャラクタステータス管理サーバを示すブロック図である。
図6図6は、ID管理DBで管理されるユーザがゲーム上保有するキャラクタのステータス情報の一例を示す図表である。
図7図7は、種別DBで管理されるキャラクタ情報の一例を示す図表である。
図8図8は、カメラ付き情報端末により行われる、キャラクタ画像へのアクセスに関して説明する図である。
図9図9は、キャラクタカードのスキャンに関して説明する図である。
図10図10は、キャラクタ画像の印刷に関して説明する図である。
図11図11は、初回の印刷に関して説明するフロー図である。
図12図12は、キャラクタ画像のスキャンが実行され、キャラクタ画像の外観変更が発生する場合に関して説明するフロー図である。
図13図13は、キャラクタ画像の外観変更に関して説明する概念図である。
図14図14は、モバイルプリンタの内部の機械的構成を示す図である。
図15図15は、インスタントフィルムの正面図である。
図16図16は、応用例1について説明する図である。
図17図17は、応用例2について説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、添付図面に従って本発明に係るシステム、端末、サーバ、画像表示方法、及びプログラムの好ましい実施の形態について説明する。
【0025】
先ず、本発明のキャラクタ画像表示システム(本発明のシステムに相当する)に関して説明する。なお、以下の説明では、ゲームのキャラクタのキャラクタ画像に関して説明するが、本発明のキャラクタ画像はこれに限定されるものではない。例えば、本発明ではキャラクタ画像として、アイドルなどの人物を撮影した撮影画像も利用することも可能である。
【0026】
図1は、本発明にかかるキャラクタ画像表示システムの概念図である。
【0027】
キャラクタ画像表示システム10は主に、各ユーザが保有するカメラ付き情報端末(本発明の端末に相当する)100(100a,100b,…)と、ゲームサーバ310に含まれるキャラクタステータス管理サーバ(本発明のサーバに相当する)200と、で構成される。カメラ付き情報端末100と、キャラクタステータス管理サーバ200とは、インターネット等のネットワーク330を介して接続されている。また、カメラ付き情報端末100は、モバイルプリンタ1に印刷指示を送信し、モバイルプリンタ1はその印刷指示に応じてプリント(キャラクタカード300、図8を参照)を出力する。カメラ付き情報端末100とモバイルプリンタ1とは、無線又は有線で接続されており、相互の通信が可能である。なお、本例では、プリンタの一例として、モバイルプリンタ1について説明を行うが、本発明の適用はモバイルプリンタ1には限定されない。例えば、本発明は、モバイルプリンタ1の代わりに、写真店、書店、スーパーなどの各種店舗に設置された据置型プリンタや、家庭又はオフィスで設置されている据置型プリンタなどを使用することができる。
【0028】
カメラ付き情報端末100(100a,100b,…)は、例えば、スマートフォン、携帯情報端末、ゲーム装置、及びタブレット端末等の形態をとり得る。
【0029】
キャラクタステータス管理サーバ200は、ゲームサーバ310に含まれている。キャラクタステータス管理サーバ200は、ゲームサーバ310が提供するゲームのキャラクタのステータスを管理するサーバである。ゲームサーバ310は、カメラ付き情報端末100と通信することにより、カメラ付き情報端末100を保有するユーザに対してゲームを提供する。例えば、ゲームサーバ310は、多数のキャラクタが登場するゲームをユーザに提供し、そのキャラクタは成長又は変身する。ユーザは、キャラクタの成長又は変身により、ゲームに対する興味が高められる。また、キャラクタ画像表示システム10は、ゲームサーバ310と相互に情報をやり取りして、ユーザがキャラクタ画像にアクセスすることにより、キャラクタが成長又は変身したキャラクタ画像をユーザに提供する。これにより、ユーザのキャラクタに対して愛着又は興味がより高められる。なお、以下の説明ではキャラクタ画像表示システム10に関して主に説明をするが、キャラクタ画像表示システム10と同様の機能を有する端末(表示装置)においても実現可能である。
【0030】
<カメラ付き情報端末100>
以下、カメラ付き情報端末100として機能し得るスマートフォンについて説明する。
【0031】
図2及び図3は、それぞれカメラ付き情報端末100の一実施形態であるスマートフォンの外観を示す図であり、図2はカメラ付き情報端末100の表面側(操作面側)から見たカメラ付き情報端末100の斜視図であり、図3はカメラ付き情報端末100の背面側から見たカメラ付き情報端末100の斜視図である。
【0032】
図2及び図3に示すカメラ付き情報端末100は、平板状の筐体102を有し、筐体102の一方の面に表示部としての表示パネル121と、入力部としての操作パネル122とが一体となって形成される表示入力部120が設けられる。また、その筐体102は、スピーカ131と、マイクロホン132と、操作部140と、カメラ部141、142と、LED(light emitting diode)ライト144とを備える。なお、筐体102の構成はこれに限定されず、例えば、表示部と入力部とが独立して設けられる構成を採用したり、折り畳み構造やスライド機構を有する構成を採用したりすることもできる。
【0033】
図4は、図2及び図3に示したカメラ付き情報端末100の内部構成を示すブロック図である。図4に示すように、カメラ付き情報端末100の主たる構成要素として、無線通信部110と、表示入力部120と、通話部130と、操作部140と、カメラ部141、142と、記憶部150と、外部入出力部160と、GPS受信部170と、モーションセンサ部180と、電源部190と、主制御部101とを備える。また、カメラ付き情報端末100の主たる機能として、基地局装置と移動通信網とを介した移動無線通信を行う無線通信機能を備える。
【0034】
無線通信部110は、主制御部101の指示に従って、移動通信網に接続された基地局装置との間で無線通信を行う。その無線通信が使用されて、音声データ及び画像データ等の各種ファイルデータや電子メールデータなどの送受信、及びウェブデータやストリーミングデータなどの受信が行われる。
【0035】
表示入力部120は、表示パネル121の画面上に配設された操作パネル122を備えたいわゆるタッチパネルであり、主制御部101の制御により、画像(静止画像及び動画像)や文字情報などを表示して視覚的にユーザに情報を伝達し、また表示した情報に対するユーザ操作を検出する。なお、操作パネル122を便宜上、タッチパネルとも称す。
【0036】
表示パネル121は、LCD(Liquid Crystal Display)又はOELD(Organic Electro-Luminescence Display)などを表示デバイスとして用いる。操作パネル122は、表示パネル121の表示面上に表示される画像が視認可能な状態で設けられ、ユーザの指や尖筆によって操作される1又は複数の座標を検出するデバイスである。そのデバイスがユーザの指や尖筆によって操作されると、操作パネル122は、操作に起因して発生する検出信号を主制御部101に出力する。次いで、主制御部101は、受信した検出信号に基づいて、表示パネル121上の操作位置(座標)を検出する。
【0037】
図2に例示されるカメラ付き情報端末100の表示パネル121と操作パネル122とは一体となって表示入力部120を構成し、操作パネル122が表示パネル121を完全に覆うような配置となっている。その配置を採用した場合、操作パネル122は、表示パネル121外の領域についても、ユーザ操作を検出する機能を備えてもよい。換言すると、操作パネル122は、表示パネル121に重なる重畳部分についての検出領域(以下、「表示領域」という)と、それ以外の表示パネル121に重ならない外縁部分についての検出領域(以下、「非表示領域」という)とを備えていてもよい。
【0038】
なお、表示領域の大きさと表示パネル121の大きさとを完全に一致させてもよいが、両者を必ずしも一致させる必要はない。また、操作パネル122が、外縁部分及びそれ以外の内側部分の2つの感応領域を備えていてもよい。更に、その外縁部分の幅は、筐体102の大きさなどに応じて適宜設計されるものである。更にまた、操作パネル122で採用される位置検出方式としては、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、及び静電容量方式などが挙げられ、いずれの方式が採用されてもよい。
【0039】
通話部130は、スピーカ131及びマイクロホン132を備え、マイクロホン132を通じて入力されたユーザの音声を主制御部101にて処理可能な音声データに変換して主制御部101に出力したり、無線通信部110或いは外部入出力部160により受信された音声データを復号してスピーカ131から出力したりする。また、図2に示すように、例えば、スピーカ131及びマイクロホン132を表示入力部120が設けられた面と同じ面に搭載することができる。
【0040】
操作部140は、キースイッチなどを用いたハードウェアキーであって、ユーザからの指示を受け付ける。例えば、図2に示すように、操作部140は、カメラ付き情報端末100の筐体102の側面に搭載され、指などで押下されるとスイッチオン状態となり、指を離すとバネなどの復元力によってスイッチオフ状態となる押しボタン式のスイッチである。
【0041】
記憶部150は、主制御部101の制御プログラムや制御データ、アプリケーションソフトウェア(本発明に係るプログラムを含む)、通信相手の名称や電話番号などを対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールのデータ、ウェブブラウジングによりダウンロードしたウェブデータ、及びダウンロードしたコンテンツデータ等を記憶し、またストリーミングデータなどを一時的に記憶する。
【0042】
また、記憶部150は、カメラ付き情報端末100に内蔵の内部記憶部151と外部メモリが着脱自在な外部メモリスロットを有する外部記憶部152とにより構成される。なお、記憶部150を構成する内部記憶部151及び外部記憶部152のそれぞれは、フラッシュメモリタイプ、ハードディスクタイプ、マルチメディアカードマイクロタイプ、カードタイプのメモリ、RAM(Random Access Memory)、或いはROM(Read Only Memory)などの格納媒体を用いて実現される。
【0043】
外部入出力部160は、カメラ付き情報端末100に連結される全ての外部機器とのインターフェースの役割を果たし、通信等(例えば、USB(Universal Serial Bus)、IEEE1394など)又はネットワーク(例えば、ネットワーク、無線LAN(Local Area Network)、ブルートゥース(登録商標)(Bluetooth(登録商標))、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)、UWB(Ultra Wideband)(登録商標)、ジグビー(ZigBee)(登録商標)など)により他の外部機器に直接的又は間接的に接続する。
【0044】
カメラ付き情報端末100に連結される外部機器としては、モバイルプリンタ1がある。また、カメラ付き情報端末100に連結される他の外部機器としては、例えば、有線又は無線ヘッドセット、有線又は無線外部充電器、有線又は無線データポート、カードソケットを介して接続されるメモリカード(Memory card)やSIM(Subscriber Identity Module Card)/UIM(User Identity Module Card)カード、オーディオ・ビデオI/O(Input/Output)端子を介して接続される外部オーディオ・ビデオ機器、有線又は無線接続される外部オーディオ・ビデオ機器、スマートフォン、パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)、及びイヤホンなどがある。外部入出力部160は、このような外部機器から伝送を受けたデータをカメラ付き情報端末100の内部の各構成要素に伝達したり、カメラ付き情報端末100の内部のデータが外部機器に伝送されたりするように構成されてもよい。
【0045】
カメラ付き情報端末100の位置を検出する位置情報検出部として機能するGPS受信部170は、主制御部101の指示に従って、GPS衛星ST1、ST2~STnから送信されるGPS信号を受信し、受信した複数のGPS信号に基づく測位演算処理を実行し、カメラ付き情報端末100の緯度、経度及び高度によって特定される位置情報(GPS情報)を取得する。GPS受信部170は、無線通信部110及び/又は外部入出力部160(例えば、無線LAN)から位置情報を取得できる場合には、その位置情報を用いて位置を検出することもできる。
【0046】
モーションセンサ部180は、例えば、3軸の加速度センサなどを備え、主制御部101の指示に従って、カメラ付き情報端末100の物理的な動きを検出する。カメラ付き情報端末100の物理的な動きを検出することにより、カメラ付き情報端末100の動く方向や加速度が検出される。その検出の結果は、主制御部101に出力される。また、カメラ付き情報端末100は、カメラ部142の撮影方向を示す方位情報を検出する方位情報検出部(電子コンパス)を備えていることが好ましい。
【0047】
電源部190は、主制御部101の指示に従って、カメラ付き情報端末100の各部に、バッテリ(図示しない)に蓄えられる電力を供給する。
【0048】
主制御部101は、マイクロプロセッサ(本発明の第2のプロセッサ又はプロセッサに相当する)を備え、記憶部150が記憶する制御プログラムや制御データに従って動作し、カメラ付き情報端末100の各部を統括して制御する。また、主制御部101は、無線通信部110を通じて音声通信及びデータ通信を行うために、通信系の各部を制御する移動通信制御機能と、アプリケーション処理機能とを備える。
【0049】
アプリケーション処理機能は、記憶部150が記憶するアプリケーションソフトウェアに従って主制御部101が動作することにより実現される。アプリケーション処理機能としては、例えば、外部入出力部160を制御することで対向機器とデータ通信を行う赤外線通信機能や、電子メールの送受信を行う電子メール機能、及びウェブページを閲覧するウェブブラウジング機能などがある。
【0050】
また、主制御部101は、受信データやダウンロードしたストリーミングデータなどの画像データ(静止画像や動画像のデータ)に基づいて、映像を表示入力部120に表示する等の画像処理機能を備える。画像処理機能とは、主制御部101が、上記画像データを復号し、その復号結果に画像処理を施して、その画像処理を経て得られる画像を表示入力部120に表示する機能のことをいう。
【0051】
更に、主制御部101は、表示パネル121に対する表示制御と、操作部140や操作パネル122を通じたユーザ操作を検出する操作検出制御とを実行する。
【0052】
表示制御の実行により、主制御部101は、アプリケーションソフトウェアを起動するためのアイコンや、スクロールバーなどのソフトウェアキーを表示したり、或いは電子メールを作成するためのウィンドウを表示したりする。なお、スクロールバーとは、表示パネル121の表示領域に収まりきれない大きな画像などについて、画像の表示部分を移動する指示を受け付けるためのソフトウェアキーのことをいう。
【0053】
また、操作検出制御の実行により、主制御部101は、操作部140を通じたユーザ操作を検出したり、操作パネル122を通じて、上記アイコンに対する操作や、上記ウィンドウの入力欄に対する文字列の入力を受け付けたり、或いはスクロールバーを通じた表示画像のスクロール要求を受け付ける。
【0054】
更に、操作検出制御の実行により主制御部101は、操作パネル122に対する操作位置が、表示パネル121に重なる重畳部分(表示領域)に該当するか、或いはそれ以外の表示パネル121に重ならない外縁部分(非表示領域)に該当するかを判定し、操作パネル122の感応領域やソフトウェアキーの表示位置を制御するタッチパネル制御機能を備える。
【0055】
また、主制御部101は、操作パネル122に対するジェスチャ操作を検出し、検出したジェスチャ操作に応じて、予め設定された機能を実行することもできる。ジェスチャ操作とは、従来の単純なタッチ操作ではなく、指などによって軌跡を描いたり、複数の位置を同時に指定したり、或いはこれらを組み合わせて、複数の位置から少なくとも1つについて軌跡を描く操作を意味する。
【0056】
カメラ付き情報端末100の表面側及び背面側に設けられたカメラ部141、142は、主制御部101の制御により、撮像によって得た画像データを例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)などの圧縮した画像データに変換し、その画像データを記憶部150に記録したり、外部入出力部160又は無線通信部110を通じて出力したりすることができる。なお、カメラ部141は、主として自分撮り用に使用され、カメラ部142は、通常の撮影用に使用される。これらのカメラ部141、142は、切り替えて単独で使用してもよいし、同時に使用してもよい。
【0057】
また、カメラ部141、142はカメラ付き情報端末100の各種機能に利用することができる。例えば、カメラ部141、142で取得した画像が表示パネル121に表示されてもよいし、操作パネル122の操作入力手法の一つとして、カメラ部141、142で撮像取得される画像が利用されてもよい。また、GPS受信部170が位置を検出する際に、カメラ部141、142からの画像が参照されて位置が検出されてもよい。更には、カメラ部141、142からの画像が参照されて、3軸の加速度センサを用いずに、或いは、3軸の加速度センサと併用して、カメラ付き情報端末100のカメラ部141の光軸方向を判断することや、現在の使用環境を判断することもできる。勿論、カメラ部141、142からの画像をアプリケーションソフトウェア内で利用することもできる。
【0058】
図3に示す照明用のLEDライト144は、白色光又は赤外光を発光することができるものが好ましく、カメラ部142は、LEDライト144から赤外光が発光されている場合、赤外線撮影を行うことができるものであることが好ましい。例えば、カメラ部142のイメージセンサとして、赤外線の波長域に感度をもつものを使用することで赤外線撮影が可能になる。なお、赤外線撮影が可能なカメラ部142は、不可視インク(赤外線インク)により印刷された情報(後述する文字画像又はコード画像)を撮影する場合に適用される。
【0059】
その他、GPS受信部170により取得された位置情報、マイクロホン132により取得された音声情報(主制御部等により、音声テキスト変換を行ってテキスト情報となっていてもよい)、及びモーションセンサ部180により取得された姿勢情報等などを静止画又は動画の画像データに付加して得られるデータを、記憶部150に記録したり、外部入出力部160や無線通信部110を通じて出力したりすることもできる。
【0060】
さて、上記構成のカメラ付き情報端末100は、ゲームサーバ310からダウンロードしたゲーム用のアプリケーションソフトウェア(以下、「ゲームアプリ」という)を主制御部101が実行することにより、ゲームサーバ310と通信を行う。これにより、ユーザは、オンラインゲームを行うことができる。また、カメラ付き情報端末100は、後で説明するように、キャラクタ画像が印刷されたプリント(キャラクタカード300)をスキャンすることもできるし、表示入力部120に表示されるキャラクタ画像をモバイルプリンタ1に送信することで、キャラクタ画像がプリント用紙に印刷されたキャラクタカード300を出力することもできる。
【0061】
<キャラクタステータス管理サーバ>
次に、キャラクタステータス管理サーバ200に関して説明を行う。
【0062】
図5は、図1に示したキャラクタ画像表示システム10を構成するキャラクタステータス管理サーバ200を示すブロック図である。なお、キャラクタステータス管理サーバ200は、ゲームサーバ310に含まれているが、ここではゲームサーバ310の詳細な説明は省略する。
【0063】
キャラクタステータス管理サーバ200は、主として、プロセッサ(本発明の第1のプロセッサ又はプロセッサに相当)250、ウェブアプリケーション(Webアプリケーション)210と、種別DB(database))230、ID(identification)管理DB(database)240、外観変更制御部260とを備える。また、ゲームサーバ310には、サーバ側通信部220が設けられており、キャラクタステータス管理サーバ200は、サーバ側通信部220を介して、カメラ付き情報端末100との通信を行う。
【0064】
サーバ側通信部220は、ネットワーク330を通じてゲームアプリを実行するカメラ付き情報端末100(無線通信部110)と通信し、カメラ付き情報端末100との間で必要な情報を送受信する部分であり、カメラ付き情報端末100でのオンラインゲームの実行に必要な情報のやり取りを行い、また、カメラ付き情報端末100の現在位置を示す位置情報、カメラ部142の撮影方向を示す方位情報、オンラインゲーム中でのカメラ部142による撮影画像の撮影位置を示す位置情報及び撮影方向を示す方位情報を取得する撮影情報取得部として機能する。また、サーバ側通信部220は、オンラインゲーム中にゲームに登場するキャラクタを示すキャラクタ画像(CG(Computer Graphics)画像、アニメーション画像)、及びゲームのキャラクタに関連するステータス情報をカメラ付き情報端末100に送信する。
【0065】
ウェブアプリケーション210は、DB更新部210A及び表示制御部210Bで構成される。なお、ウェブアプリケーション210は、プロセッサ250が専用のプログラムを実行することにより、作動する。ウェブアプリケーション210のDB更新部210Aは、カメラ付き情報端末100から送信される検知情報を受信し、検知情報に応じてID管理DBを更新する。また、ウェブアプリケーション210の表示制御部210Bは、種別DB230から送信されるキャラクタ画像をカメラ付き情報端末100に送信し、カメラ付き情報端末100におけるキャラクタ画像の表示の制御を行う。
【0066】
ID管理DB240は、カメラ付き情報端末100のユーザ毎(オンラインゲームのプレイヤ毎)に、ゲーム内で保有しているキャラクタのステータス情報を管理する。
【0067】
図6は、ID管理DB240で管理されるユーザがゲーム上保有するキャラクタのステータス情報の一例を示す図表である。
【0068】
ID管理DB240は、ユーザ識別情報(ユーザID(identification))を主キーとして、キャラクタのステータス情報が管理されている。ここでキャラクタのステータス情報とは、キャラクタ識別情報(キャラクタID(identification))、スキャン回数、印刷回数、種別、外観変更回数、ステータス1、ステータス2、ステータス3、及びステータス4で構成されている。
【0069】
なお、ユーザIDは、カメラ付き情報端末100を使用したユーザ登録時にID管理DB240に登録される。キャラクタIDは、ユーザがゲーム上でキャラクタを選択した際、又は取得した際に登録される。スキャン回数及び印刷回数は、それぞれキャラクタがスキャンされた際、キャラクタがプリントされた際に更新される。種別は、キャラクタの種類を示す。キャラクタの種類は、後で説明する種別DB(図7)に登録されている。外観変更回数は、キャラクタの外観を変更した際に更新される。ステータス1~4は、ゲームにおけるキャラクタを特徴付ける値である。ステータス1~4は、例えば、強さ、素早さ、頭の良さ、聴覚の良さなどである。また、ステータス1~4は数値によりその程度が表されている。なお、キャラクタのステータス情報は、上述した情報に限定されず、キャラクタのステータスに関する情報であれば、様々な情報を含むことができる。
【0070】
また、ID管理DB240の更新は、ウェブアプリケーション210によって行われる。図6では、ID1000000Cのキャラクタのステータス情報がウェブアプリケーション210により更新されることが示されている。具体的には、ID1000000Cのキャラクタのキャラクタ画像(又はコード画像)が、ユーザ10000001が保有するカメラ付き情報端末100でスキャンされ、それに応じて、ウェブアプリケーション210によって、スキャン回数、外観変更回数、ステータス1~4が更新されている。
【0071】
外観変更制御部260は、キャラクタ画像の変更を制御する。具体的には、外観変更制御部260は、スキャン回数及び/又は印刷回数についての閾値を有し、その閾値以上である場合(閾値に達した場合)に、外観変更を行うように制御する。具体的には、外観変更制御部260がスキャン回数の閾値(=1)を有している場合には、スキャン回数が0から1に更新された際に、キャラクタ画像の外観変更が行われる。外観変更が行われる場合には、外観変更制御部260は、種別DBにキャラクタの外観変更を指示し、種別DB250は、参照するキャラクタ画像を変更する。例えば、種別DB250は、外観変更前では第1のステータスのキャラクタ画像(図7)を参照していたが、外観変更後は第2のステータス(図7)のキャラクタ画像を参照する。ウェブアプリケーション210は、第2のステータスのキャラクタ画像をカメラ付き情報端末100に送信し、カメラ付き情報端末100の表示入力部120に、第2のステータスのキャラクタ画像を表示させる。このように、外観変更制御部260では、スキャン回数及び/又は印刷回数についての閾値を有し、この閾値により、キャラクタ画像の外観変更を制御することができるので、よりユーザのキャラクタへの愛着や興味を高めることができる。また、ウェブアプリケーション210は、決められた期間に決められた回数以下のみ、外観変更後のキャラクタ画像の送信を許可するようにしてもよい。あまり頻繁にキャラクタの外観変更が発生してしまうと、ユーザのキャラクタへの愛着や興味が薄れてしまうことがあるため、外観変更の頻度に制限を加えてもよい。また、このような制限は、キャラクタ画像の外観変更を頻繁に行わせようとする不正行為の防止としても機能する。
【0072】
図7は、種別DB250で管理されるキャラクタ情報の一例を示す図表である。
【0073】
種別DB250には、ゲームサーバ310が提供するゲームのキャラクタ情報が記憶されている。キャラクタ情報は、キャラクタの外観に関する情報を含み、キャラクタに関する様々な情報で構成される。なお、以下の説明では、種別DB250に記憶されているキャラクタの外観に関する情報に関して主に説明する。
【0074】
種別DB250は、キャラクタIDを主キーとして、各ステータスのキャラクタ画像が記憶されている。例えば、1000000Cのキャラクタにおいては、第1のステータスから第3のステータスまでのキャラクタ画像が具体的に示されている。なお、1000000Cのキャラクタにおいては、第1のステータスから第2のステータスに移行する場合に、キャラクタ画像の耳が大きくなる外観変更が発生し、第2のステータスから第3のステータスに移行する場合に、キャラクタに羽が生える外観変更が発生する。このようにキャラクタ画像は、各ステータスによって成長又は変身が行われる。なお、キャラクタ毎に外観変更の形態は異なり、また、キャラクタ毎に有するレベルの数も異なる。
【0075】
以上で説明したように、キャラクタステータス管理サーバ200はゲームサーバ310に含まれる。そして、キャラクタステータス管理サーバ200は、ゲームサーバ310が提供するゲームに登場するキャラクタの外観変更を制御し、カメラ付き情報端末100の表示入力部120に外観変更後のキャラクタ画像の表示を行う。
【0076】
次に、カメラ付き情報端末100により行われる、キャラクタ画像へのアクセスに関して説明する。
【0077】
図8は、カメラ付き情報端末100により行われる、キャラクタ画像へのアクセスに関して説明する図である。
【0078】
カメラ付き情報端末100は、キャラクタ画像にアクセスしたことを検知した場合には、キャラクタステータス管理サーバ200に検知情報を送信する。本実施形態において、「キャラクタ画像にアクセスした場合」とは、例えば、キャラクタ画像をスキャンした場合、又はキャラクタ画像を印刷した場合などを指す。
【0079】
カメラ付き情報端末100の主制御部101は、キャラクタ画像がスキャンされたことを検知し、その後、検知情報をキャラクタステータス管理サーバ200に送信する。また、カメラ付き情報端末100の主制御部101は、キャラクタ画像の印刷指示がモバイルプリンタ1に出力されたことを検知し、その検知情報をキャラクタステータス管理サーバ200に送信する。
【0080】
ここで検知情報は、第1の情報又は第2の情報により構成されている。第1の情報は、キャラクタ画像をモバイルプリンタ1に出力した場合(又はキャラクタ画像の印刷指示をモバイルプリンタ1に送信した場合)に、キャラクタステータス管理サーバ200に送信される情報である。また、第2の情報は、キャラクタカード300をカメラ付き情報端末100でスキャンした場合に、キャラクタステータス管理サーバ200に送信される情報である。
【0081】
そして、検知情報を受信したキャラクタステータス管理サーバ200は、スキャン回数又は印刷回数を閾値と比較して、スキャン回数又は印刷回数が閾値に達している場合には、外観変更後のキャラクタ画像をカメラ付き情報端末100に送信する。以下に、キャラクタ画像へのアクセスであるキャラクタ画像のスキャン及びキャラクタ画像の印刷に関して詳しく説明を行う。
【0082】
図9は、キャラクタカード300のスキャンに関して説明する図である。
【0083】
カメラ付き情報端末100は、キャラクタカード300をカメラ部142により撮影する。具体的には、カメラ部142により、キャラクタカード300のキャラクタ画像302及びコード画像304が撮影され、コード画像304により、キャラクタ画像302に関する情報(例えばキャラクタID)を取得する。キャラクタ画像302に関する情報を取得したカメラ付き情報端末100は、キャラクタステータス管理サーバ200にアクセスして、表示入力部120にキャラクタ画像302を表示する。また、カメラ付き情報端末100は、主制御部101により、キャラクタカード300がスキャンされたことを検知して、検知情報(第2の情報)をキャラクタステータス管理サーバ200に送信する。なお、コード画像304は、様々なコード画像を使用することができる。例えば、QR(Quick Response)コードやバーコードなどがコード画像304に使用される。このように、カメラ付き情報端末100は、キャラクタカード300を撮影することにより、キャラクタ画像302をスキャンして、表示入力部120にキャラクタ画像302を表示する。
【0084】
図10は、キャラクタ画像の印刷に関して説明する図である。
【0085】
カメラ付き情報端末100は、表示入力部120に表示されたキャラクタ画像302の印刷指示を、モバイルプリンタ1に送信する。カメラ付き情報端末100から印刷指示を受信したモバイルプリンタ1は、キャラクタ画像302及びコード画像304を印刷したキャラクタカード300の印刷を行う。また、カメラ付き情報端末100は、主制御部101により、キャラクタ画像302の印刷指示が出力されたことを検知して、検知情報(第1の情報)をキャラクタステータス管理サーバ200に送信する。このように、カメラ付き情報端末100は、表示入力部120に表示されているキャラクタ画像の印刷指示を出力することによっても、キャラクタ画像にアクセスすることができる。
【0086】
次に、キャラクタ画像表示システム10の画像表示方法に関して説明する。なお、画像表示方法は、キャラクタ画像表示システム10を構成するプロセッサ(第1のプロセッサ及び第2プロセッサ)が専用のプログラムを実行することにより行われる。また、専用プログラムは例えば、カメラ付き情報端末100の場合は内部記憶部151に記憶されており、キャラクタステータス管理サーバ200の場合はウェブアプリケーション210に存在している。
【0087】
先ず、初回の印刷を行ってキャラクタカード300を取得することについて説明する。
【0088】
図11は、初回の印刷に関して説明するフロー図である。
【0089】
先ず、ゲームサーバ310が提供するゲームにおいてユーザが選択又は取得したキャラクタデータを、ウェブアプリケーション210により取得する(ステップS10)。次に、ウェブアプリケーション210のDB更新部210Aにより、ID管理DB240にユーザが選択又は取得したキャラクタのキャラクタID及びステータス情報を追加する(ステップS11)。次に、ウェブアプリケーション210の表示制御部210Bにより、表示入力部120にAR(Augmented Reality)表示されている表示入力部120のキャラクタ画像をキャプチャする(ステップS12)。次に、カメラ付き情報端末100はモバイルプリンタ1に印刷指示を送信し、キャプチャしたキャラクタ画像を印刷する(ステップS13)。これにより、ユーザは、キャラクタ画像(第1のキャラクタ画像)とコード画像304とを有するキャラクタカード300を取得することができる。その後、カメラ付き情報端末100は、第1の情報をキャラクタステータス管理サーバ200に送信し、DB更新部210AはID管理DBの印刷回数を加算する(ステップS14)。
【0090】
以上で説明したように、ユーザは先ず、ゲームサーバ310が提供するゲームに参加して、キャラクタを取得し、そのキャラクタ画像が印刷されているキャラクタカード300を入手する。これにより、ユーザは自分のキャラクタ画像が印刷されたキャラクタカード300を保持することができ、よりキャラクタに対しての愛着及び興味が増す。
【0091】
図12は、キャラクタ画像のスキャンが実行され、キャラクタ画像の外観変更が発生する場合に関して説明するフロー図である。
【0092】
先ず、カメラ付き情報端末100は、キャラクタカード300をスキャンする(ステップS21)。具体的には、カメラ付き情報端末100のカメラ部141、142によりキャラクタカード300のコード画像304を読み取ることにより、カメラ付き情報端末100はキャラクタ画像をスキャンする。その後、カメラ付き情報端末100は、ウェブアプリケーション210にアクセスし、スキャンしたキャラクタカード300に印刷されたキャラクタ画像を表示制御部210BにAR表示する(ステップS22)。また、カメラ付き情報端末100は、主制御部101によりキャラクタ画像のスキャンを検知し、検知情報(第2の情報)をキャラクタステータス管理サーバ200に送信する。その後、ウェブアプリケーション210のDB更新部210Aは、ID管理DB240のスキャン回数を加算する(ステップS23)。次に、外観変更制御部260により、スキャン回数が外観変更制御部260で規定されている閾値以上であるか否かが判定される(ステップS24)。外観変更制御部260は、スキャン回数が閾値以上である場合には、種別DB230が参照するキャラクタ画像の変更する(ステップS25)。その後、カメラ付き情報端末100の表示入力部120に表示されているキャラクタ画像において、キャラクタ画像の外観変更が発生する(ステップS26)。
【0093】
なお、図12の説明においては、第2の情報が送信され、スキャン回数が閾値以上か否かにより判定が行われ、スキャン回数が閾値以上である場合にキャラクタ画像の外観変更を行う例を説明した。図10において説明した第1の情報が送信された場合も同様に、印刷回数が閾値以上か否かにより判定が行われ、スキャン回数が閾値以上である場合にキャラクタ画像の外観変更が行われる。
【0094】
図13は、キャラクタ画像の外観変更に関して説明する概念図である。
【0095】
図13には、外観変更前のキャラクタ画像(第1のキャラクタ画像)302aと外観変更後のキャラクタ画像(第2のキャラクタ画像)302bとが示されている。カメラ付き情報端末100の表示入力部120には、上述したステップS22ではキャラクタ画像302aがAR表示されている。その後、上述したステップS26で外観変更が発生すると、カメラ付き情報端末100の表示入力部120には、キャラクタ画像302bが表示される。このように、カメラ付き情報端末100の表示入力部120において、キャラクタ画像の外観変更が行われる。なお、キャラクタ画像の外観変更が行われる場合に、BGM、音声、キャラクタの表示が変化するなど、キャラクタ画像に追加される演出が行われてもよい。この場合には、キャラクタステータス管理サーバ200からカメラ付き情報端末100に演出情報が送信される。
【0096】
以上で説明したように、本発明のキャラクタ画像表示システム10においては、ユーザがキャラクタ画像に対してアクセスすることにより、キャラクタの外観変更が発生する。これにより、ユーザはキャラクタにアクセスすることにより、キャラクタ画像の外観変更を起こさせることができ、よりキャラクタに愛着を抱き、ゲームを楽しむことができる。
【0097】
次に、モバイルプリンタ1に関して説明する。
【0098】
図14は、モバイルプリンタ1の内部の機械的構成を示す図である。なお、図14には主要部の構成のみを示している。
【0099】
図14に示すモバイルプリンタ1は、プリント媒体としてインスタントフィルム20を使用するもので、インスタントフィルムパック40、フィルム装填室50、フィルム送出機構52、フィルム搬送機構54、及びプリントヘッド56を備えている。
【0100】
インスタントフィルムパック40は、複数枚のインスタントフィルム20がケース30に収容された構造を有する。
【0101】
図15は、インスタントフィルム20の正面図である。
【0102】
図15において、矢印Fで示す方向が、インスタントフィルム20の使用方向である。即ち、矢印Fで示す方向にインスタントフィルム20を送り、インスタントフィルム20を使用する。したがって、モバイルプリンタ1に装填した場合は、矢印Fで示す方向が、インスタントフィルム20の排出方向となる。
【0103】
インスタントフィルム20は、矩形のカード形状を有する。インスタントフィルム20は、裏面側が露光面20a(図14)、正面側が観察面20bとして構成される。露光面20aが露光により像を印刷(記録)する面であり、観察面20bが印刷された像を観察する面である。
【0104】
インスタントフィルム20には、露光により画像を印刷する露光部を挟んでポッド部22及びトラップ部24が設けられている。
【0105】
ポッド部22は、露光部に対して使用方向Fの前側に配置される。ポッド部22には、現像処理液を内包した現像処理液ポッド22aが内蔵される。
【0106】
トラップ部24は、露光部に対して使用方向Fの後側に配置される。トラップ部24には、吸収材24aが内蔵される。
【0107】
図15において、インスタントフィルム20の観察面20bには、観察部26が備えられる。観察部26は、画像が表示される部分である。露光部を現像処理することにより、観察部26に画像が表示される。観察部26は、露光部に対応して配置される。観察部26の周囲には、枠26aが備えられる。したがって、画像は枠内に表示される。
【0108】
なお、インスタントフィルム20は、トラップ部24が上、ポッド部22が下となる向きで観賞される。したがって、画像は、トラップ部24が上、ポッド部22が下となる向きでプリントされる。
【0109】
インスタントフィルム20は、露光後、ポッド部22の現像処理液を露光部に展開させることにより現像処理される。ポッド部22の現像処理液は、インスタントフィルム20をローラー対の間に通すことで、ポッド部22から絞り出され、露光部に展開される。展開処理時に余った現像処理液が、トラップ部24で捕捉される。
【0110】
図14に示すインスタントフィルムパック40のケース30は、矩形の箱形状を有する。ケース30は、正面部分に露光用の開口部30aを有し、かつ天面部分にスリット状の排出口30bを有する。インスタントフィルム20は、露光面20aをケース30の正面側に向け、かつポッド部22をケース30の天面側に向けて、ケース内に重ねて収容される。
【0111】
また、ケース30は、底面部分にスリット状のクロー開口部30cを有する。ケース30に収容されたインスタントフィルム20は、このクロー開口部30cからクローを進入させることにより、1枚ずつ排出口30bに向けて送られ、排出口30bから排出される。プリント排出口28は、インスタントフィルムが通過可能なスリットとして、プリンタ本体11の天面の幅方向の中央に備えられる。インスタントフィルム20は、プリント排出口28から真上に向けて排出される。
【0112】
1つのインスタントフィルムパック40には、10枚のインスタントフィルム20が収容される。
【0113】
フィルム装填室50は、インスタントフィルムパック40を収容可能な凹部としてプリンタ本体11の本体部10Aに備えられる。プリンタ本体11の裏蓋部10Bを開けると、フィルム装填室50が露呈し、インスタントフィルムパック40の装填が可能になる。フィルム送出機構52は、フィルム装填室50に装填されたインスタントフィルムパック40からインスタントフィルム20を1枚ずつ送り出す。フィルム送出機構52は、インスタントフィルム20の送り方向に沿って前後移動するクロー52aを備え、そのクロー52aでケース内のインスタントフィルム20を1枚ずつ掻き出して、インスタントフィルム20をインスタントフィルムパック40から送り出す。
【0114】
フィルム搬送機構54は、フィルム送出機構52によってインスタントフィルムパック40から送出されたインスタントフィルム20を一定速度で搬送する。フィルム搬送機構54は、搬送ローラー対54A及び展開ローラー対54Bを備える。
【0115】
搬送ローラー対54Aは、図示しないモーターに駆動されて回転し、インスタントフィルム20の両サイドを挟持して搬送する。
【0116】
展開ローラー対54Bは、図示しないモーターに駆動されて回転し、インスタントフィルム20の全体を挟持して搬送する。そして、その搬送過程でインスタントフィルム20のポッド部22を押し潰して、現像処理液を展開処理する。
【0117】
プリントヘッド56は、プリント用画像の画像データに基づいて駆動され、インスタントフィルムパック40から送り出されたインスタントフィルム20に画像を印刷する。プリントヘッド56は、ライン型の露光ヘッドで構成される。プリントヘッド56は、フィルム搬送機構54によって搬送されるインスタントフィルム20の露光面20aに1ラインずつプリント光を照射し、1パスでインスタントフィルム20に画像を印刷する。
【0118】
このモバイルプリンタ1は、近距離無線通信部(図示せず)を備え、外部機器と無線通信によりプリント用の画像データを受信できるようになっている。
【0119】
したがって、モバイルプリンタ1は、図14に示すようにカメラ付き情報端末100の外部入出力部160又は無線通信部110からプリント用画像の画像データを受信することで、インスタントフィルム20に画像を印刷することできる。
【0120】
<応用例>
次に、本発明のキャラクタ画像表示システム10の応用例に関して説明する。
【0121】
図16は、本発明のキャラクタ画像表示システム10の応用例1について説明する図である。
【0122】
本例では、キャラクタ画像をスキャンした場所又は時間に応じて、キャラクタ画像において特別な外観変更が行われる。例えば、キャラクタカード300を城402と共にスキャンした場合には、キャラクタ画像302は特別な外観変更を行い、キャラクタ画像410に変更される。キャラクタ画像410は、城402に関連する兜410aを被っており、キャラクタ画像302から特別な外観変更を行っている。なお、本例の場合には、カメラ付き情報端末100の主制御部101は、第2の情報をキャラクタステータス管理サーバ200に送信するのと共に、キャラクタ画像(コード画像)を撮影した場所又は時間に関する情報である取得情報を、キャラクタステータス管理サーバ200に送信する。取得情報は、主制御部101に備えられる時計や、カメラ付き情報端末100に内蔵されるGPS受信部170で取得される。
【0123】
このように、キャラクタ画像をスキャンした場所又は時間に応じて、キャラクタ画像が特別な外観変更を行うことにより、よりユーザはキャラクタに対して愛着を有するようになる。
【0124】
なお、応用例1の他の実施形態として、例えば、クリスマスの夜にキャラクタ画像をスキャンした場合には、サンタクロースの格好をしたキャラクタ画像に外観変更が行われる。
【0125】
図17は、本発明のキャラクタ画像表示システム10の応用例2について説明する図である。
【0126】
本例では、キャラクタカード300aとキャラクタカード300bとを一括又は連続してスキャンすることにより、キャラクタ画像が特別な外観変更が行われる。
【0127】
図17に示すように、カメラ付き情報端末100は、キャラクタカード300a及びキャラクタカード300bをスキャンした場合には、キャラクタ画像302は特別な外観変更を行い、キャラクタ画像420に変更される。キャラクタ画像420は、特別な大きな羽420aを有しており、キャラクタ画像302から特別な外観変更を行っている。なお、カメラ付き情報端末100は、キャラクタ画像302とキャラクタ画像332との第2の情報を、キャラクタステータス管理サーバ200に送信し、キャラクタステータス管理サーバ200は、キャラクタ画像302とキャラクタ画像332との第2の情報に応じたキャラクタ画像420に外観変更を行わせる。
【0128】
このように、複数のキャラクタ画像をスキャンした場合には、それらのキャラクタ画像に応じた特別な外観変更が行われることにより、ユーザはキャラクタの外観変更を楽しむことができる。
【0129】
<その他>
本実施形態のプリントシステムは、例示に過ぎず、他の構成に対しても本発明を適用することが可能である。各機能構成は、任意のハードウェア、ソフトウェア、或いは両者の組合せによって適宜実現可能である。例えば、上述のプリントシステムの各部における処理をコンピュータに実行させるプログラム、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(非一時的記録媒体)に対しても、本発明を適用することが可能である。
【0130】
また、本実施形態において、例えば、カメラ付き情報端末100の主制御部101、キャラクタステータス管理サーバ200のウェブアプリケーション210、外観変更制御部260等の各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造は、次に示すような各種のプロセッサ(processor)である。各種のプロセッサには、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPU(Central Processing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路などが含まれる。
【0131】
1つの処理部は、これら各種のプロセッサのうちの1つで構成されていてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサ(例えば、複数のFPGA、あるいはCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアントやサーバなどのコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組合せで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System On Chip:SoC)などに代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサを1つ以上用いて構成される。
【0132】
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)である。
【0133】
また、本実施形態のプリンタは、図14に示したモバイルプリンタ1に限らず、種々のプリンタを使用することができ、また、プリント媒体もインスタントフィルム20に限定されない。
【0134】
また、撮影画像とキャラクタのCG画像とを合成した合成画像は、通常の可視可能なインクで印刷し、合成画像に埋め込む情報は、不可視インクで印刷するようにしてもよい。不可視インクには、赤外線インクの他、紫外線により蛍光発色するもの、熱により可視化されるもの等がある。
【0135】
上述の各構成及び機能は、任意のハードウェア、ソフトウェア、或いは両者の組み合わせによって適宜実現可能である。例えば、上述の処理ステップ(処理手順)をコンピュータに実行させるプログラム、そのようなプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体(非一時的記録媒体)、或いはそのようなプログラムをインストール可能なコンピュータに対しても本発明を適用することが可能である。
【0136】
以上で本発明の例に関して説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0137】
1:モバイルプリンタ
10:キャラクタ画像表示システム
100:カメラ付き情報端末
200:キャラクタステータス管理サーバ
210:ウェブアプリケーション
210A:DB更新部
210B:表示制御部
220:サーバ側通信部
250:プロセッサ
260:外観変更制御部
300:キャラクタカード
310:ゲームサーバ
330:ネットワーク
図1
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