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特開2024-57197表示装置、表示方法および表示プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024057197
(43)【公開日】2024-04-24
(54)【発明の名称】表示装置、表示方法および表示プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/01 20060101AFI20240417BHJP
   G06F 3/04815 20220101ALI20240417BHJP
   G06F 3/16 20060101ALI20240417BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20240417BHJP
   G09G 5/377 20060101ALI20240417BHJP
   G08B 21/02 20060101ALI20240417BHJP
【FI】
G06F3/01 510
G06F3/04815
G06F3/16 650
G06F3/16 680
G09G5/00 555D
G09G5/00 550C
G09G5/00 530M
G09G5/36 520L
G08B21/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】18
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022163762
(22)【出願日】2022-10-12
(71)【出願人】
【識別番号】303046277
【氏名又は名称】旭化成エレクトロニクス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】一色 翔太
(72)【発明者】
【氏名】古屋 貴明
【テーマコード(参考)】
5C086
5C182
5E555
【Fターム(参考)】
5C086AA05
5C086AA09
5C086AA13
5C086AA22
5C086AA38
5C086FA17
5C182AA31
5C182AB14
5C182AB33
5C182AC02
5C182AC03
5C182BA01
5C182BA03
5C182BA24
5C182BA28
5C182BA29
5C182BA35
5C182BA54
5C182BC01
5C182BC14
5C182BC25
5C182BC26
5C182CB54
5C182DA02
5C182DA04
5C182DA14
5C182DA44
5E555AA27
5E555AA58
5E555BA38
5E555BB38
5E555BC04
5E555BC08
5E555BC09
5E555BE17
5E555CA41
5E555CA47
5E555CB45
5E555CB64
5E555CB66
5E555CB72
5E555CB74
5E555CC01
5E555CC05
5E555DA08
5E555DA23
5E555DB03
5E555DB31
5E555DB41
5E555DB53
5E555DC13
5E555DC63
5E555DD06
5E555DD08
5E555DD11
5E555EA09
5E555EA11
5E555EA14
5E555EA23
5E555FA00
(57)【要約】      (修正有)
【課題】表示装置を脱着することなく現実空間の状態を認知できる表示装置、表示方法および表示プログラムを提供する。
【解決手段】表示装置100は、仮想空間の画像を表示する表示部10と、送信部30とを備える。表示部は、表示部の操作者が存在する現実空間の状態に係る状態情報をさらに表示する。送信部は、現実空間の状態を制御する制御機器に、現実空間の状態を制御するための制御情報を送信する。表示装置は、検知部14をさらに備えてよい。表示部は、仮想空間に仮想入力画像をさらに表示してよい。送信部は、検知部により仮想入力画像への入力が検知された場合、制御機器に制御情報を送信してよい。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
仮想空間の画像を表示する表示部と、送信部とを備え、
前記表示部は、前記表示部の操作者が存在する現実空間の状態に係る状態情報をさらに表示し、
前記送信部は、前記現実空間の状態を制御する制御機器に、前記現実空間の状態を制御するための制御情報を送信する、
表示装置。
【請求項2】
検知部をさらに備え、
前記表示部は、前記仮想空間に仮想入力画像をさらに表示し、
前記送信部は、前記検知部により前記仮想入力画像への入力が検知された場合、前記制御機器に前記制御情報を送信する、
請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記状態情報は、前記現実空間の大気の状態を含む、請求項2に記載の表示装置。
【請求項4】
前記現実空間の状態を取得する状態取得部をさらに備える、請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
受信部をさらに備え、
前記現実空間の状態は、状態取得部により取得され、
前記受信部は、前記状態取得部により取得される前記現実空間の状態を受信する、
請求項3に記載の表示装置。
【請求項6】
前記状態取得部は、前記現実空間の温度および湿度の少なくとも一方を取得し、
前記制御情報は、前記現実空間の温度および湿度の前記少なくとも一方を制御するための情報である、
請求項4または5に記載の表示装置。
【請求項7】
前記状態取得部は、前記現実空間の二酸化炭素濃度、総揮発性有機化合物濃度および粒子状物質濃度の少なくとも一つを取得し、
前記制御情報は、前記現実空間の二酸化炭素濃度、総揮発性有機化合物濃度および粒子状物質濃度の少なくとも一つを制御するための情報である、
請求項4または5に記載の表示装置。
【請求項8】
前記状態取得部は、前記現実空間の一酸化炭素濃度を取得し、
前記状態情報は、前記現実空間の状態が異常状態にあること示す警告情報であり、
前記表示部は、前記一酸化炭素濃度が閾値濃度を超えている場合、前記仮想空間に前記警告情報を表示する、
請求項4または5に記載の表示装置。
【請求項9】
音声取得部と、
前記音声取得部により取得された音声が、前記仮想空間における音声か前記現実空間における音声かを識別する識別部と、
をさらに備え、
前記識別部により、前記音声取得部により取得された音声が前記現実空間における音声と識別された場合、前記表示部は前記仮想空間に、前記音声が発生している旨の情報を表示する、
請求項1から5のいずれか一項に記載の表示装置。
【請求項10】
前記音声取得部により取得される音声の音声発生源と前記表示部との距離を取得する距離取得部をさらに備え、
前記距離取得部により取得された距離が閾値距離を超えている場合、前記表示部は前記仮想空間に、前記音声が発生している旨の情報を表示する、
請求項9に記載の表示装置。
【請求項11】
前記状態情報は、前記現実空間への訪問者を示す情報、前記現実空間への配送物を受領する受領部の状態を示す情報、および、前記操作者に供給物を供給する供給者への注文情報の少なくとも一つを含む、請求項1または2に記載の表示装置。
【請求項12】
表示部が、仮想空間の画像、および、前記表示部の操作者が存在する現実空間の状態に係る状態情報を表示する第1表示ステップと、
送信部が、前記現実空間に配置され前記現実空間の状態を制御する制御機器に、前記現実空間の状態を制御するための制御情報を送信する送信ステップと、
を備える表示方法。
【請求項13】
前記表示部が、前記仮想空間に仮想入力画像をさらに表示する第2表示ステップと、
検知部が、前記仮想入力画像への入力を検知する検知ステップと、
をさらに備え、
前記送信ステップは、前記検知ステップにおいて前記仮想入力画像への入力が検知された場合に、前記送信部が前記制御機器に前記制御情報を送信するステップである、
請求項12に記載の表示方法。
【請求項14】
状態取得部が、前記現実空間の状態を取得する状態取得ステップと、
受信部が、前記状態取得ステップにおいて取得された前記現実空間の状態を受信する受信ステップと、
をさらに備える、請求項13に記載の表示方法。
【請求項15】
音声取得部が、前記現実空間における音声を取得する音声取得ステップと、
識別部が、前記音声取得ステップにおいて取得された前記音声が前記仮想空間における音声か前記現実空間における音声かを識別する識別ステップと、
前記識別ステップにおいて前記音声が前記現実空間における音声と識別された場合、前記表示部が前記仮想空間に、前記音声が発生している旨の情報を表示する第3表示ステップと、
をさらに備える、請求項12から14のいずれか一項に記載の表示方法。
【請求項16】
距離取得部が、前記音声取得ステップにおいて取得される前記音声の音声発生源と、前記表示部との距離を取得する距離取得ステップをさらに備え、
前記距離取得ステップにおいて取得された前記距離が閾値距離を超えている場合、前記第3表示ステップにおいて、前記表示部が前記仮想空間に、前記音声が発生している旨の情報を表示する、
請求項15に記載の表示方法。
【請求項17】
前記状態情報は、前記現実空間への訪問者を示す情報、前記現実空間への配送物を受領する受領部の状態を示す情報、および、前記操作者に供給物を供給する供給者への注文情報の少なくとも一つを含む、請求項12または13に記載の表示方法。
【請求項18】
コンピュータを、請求項1から5のいずれか一項の表示装置として機能させるための表示プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置、表示方法および表示プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、「An electronic device providing information through a virtual environment is disclosed.」と記載されている(Abstract)。
特許文献2には、「観察者自ら電源をオフするタイミングが計ることのできるヘッドマウントディスプレイを提供する。」と記載されている(要約書)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 米国特許第11120630号明細書
[特許文献2] 特開2012-212990号公報
【発明の概要】
【0003】
本発明の第1の態様においては、表示装置を提供する。表示装置は、仮想空間の画像を表示する表示部と、送信部とを備える。表示部は、表示部の操作者が存在する現実空間の状態に係る状態情報をさらに表示する。送信部は、現実空間の状態を制御する制御機器に、現実空間の状態を制御するための制御情報を送信する。
【0004】
表示装置は、検知部をさらに備えてよい。表示部は、仮想空間に仮想入力画像をさらに表示してよい。送信部は、検知部により仮想入力画像への入力が検知された場合、制御機器に制御情報を送信してよい。
【0005】
状態情報は、現実空間の大気の状態を含んでよい。
【0006】
表示装置は、現実空間の状態を取得する状態取得部をさらに備えてよい。
【0007】
表示装置は、受信部をさらに備えてよい。現実空間の状態は、状態取得部により取得されてよい。受信部は、状態取得部により取得される現実空間の状態を受信してよい。
【0008】
状態取得部は、現実空間の温度および湿度の少なくとも一方を取得してよい。制御情報は、現実空間の温度および湿度の少なくとも一方を制御するための情報であってよい。
【0009】
状態取得部は、現実空間の二酸化炭素濃度、総揮発性有機化合物濃度および粒子状物質濃度の少なくとも一つを取得してよい。制御情報は、現実空間の二酸化炭素濃度、総揮発性有機化合物濃度および粒子状物質濃度の少なくとも一つを制御するための情報であってよい。
【0010】
状態取得部は、現実空間の一酸化炭素濃度を取得してよい。状態情報は、現実空間の状態が異常状態にあること示す警告情報であってよい。表示部は、一酸化炭素濃度が閾値濃度を超えている場合、仮想空間に警告情報を表示してよい。
【0011】
表示装置は、音声取得部と、音声取得部により取得された音声が、仮想空間における音声か現実空間における音声かを識別する識別部とをさらに備えてよい。識別部により、音声取得部により取得された音声が現実空間における音声と識別された場合、表示部は仮想空間に、音声が発生している旨の情報を表示してよい。
【0012】
表示装置は、音声取得部により取得される音声の音声発生源と表示部との距離を取得する距離取得部をさらに備えてよい。距離取得部により取得された距離が閾値距離を超えている場合、表示部は仮想空間に、音声が発生している旨の情報を表示してよい。
【0013】
状態情報は、現実空間への訪問者を示す情報、現実空間への配送物を受領する受領部の状態を示す情報、および、操作者に供給物を供給する供給者への注文情報の少なくとも一つを含んでよい。
【0014】
本発明の第2の態様においては、表示方法を提供する。表示方法は、表示部が、仮想空間の画像、および、表示部の操作者が存在する現実空間の状態に係る状態情報を表示する第1表示ステップと、送信部が、現実空間に配置され現実空間の状態を制御する制御機器に、現実空間の状態を制御するための制御情報を送信する送信ステップとを備える。
【0015】
表示方法は、表示部が、仮想空間に仮想入力画像をさらに表示する第2表示ステップと、検知部が、仮想入力画像への入力を検知する検知ステップとをさらに備えてよい。送信ステップは、検知ステップにおいて仮想入力画像への入力が検知された場合に、送信部が制御機器に制御情報を送信するステップであってよい。
【0016】
表示方法は、状態取得部が、現実空間の状態を取得する状態取得ステップと、受信部が、状態取得ステップにおいて取得された現実空間の状態を受信する受信ステップとをさらに備えてよい。
【0017】
表示方法は、音声取得部が、現実空間における音声を取得する音声取得ステップと、識別部が、音声取得ステップにおいて取得された音声が仮想空間における音声か現実空間における音声かを識別する識別ステップと、識別ステップにおいて音声が現実空間における音声と識別された場合、表示部が仮想空間に、音声が発生している旨の情報を表示する第3表示ステップとをさらに備えてよい。
【0018】
表示方法は、距離取得部が、音声取得ステップにおいて取得される音声の音声発生源と、表示部との距離を取得する距離取得ステップをさらに備えてよい。距離取得ステップにおいて取得された距離が閾値距離を超えている場合、第3表示ステップにおいて、表示部は仮想空間に、音声が発生している旨の情報を表示してよい。
【0019】
状態情報は、現実空間への訪問者を示す情報、現実空間への配送物を受領する受領部の状態を示す情報、および、操作者に供給物を供給する供給者への注文情報の少なくとも一つを含んでよい。
【0020】
本発明の第3の態様においては、表示プログラムを提供する。表示プログラムは、コンピュータを表示装置として機能させる。
【0021】
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】現実空間300の一例を示す図である。
図2】仮想空間400の画像の一例を示す図である。
図3】本発明の一つの実施形態に係る表示装置100の一例を示すブロック図である。
図4】表示装置100の他の一例を示す図である。
図5】現実空間300の他の一例を示す図である。
図6】仮想空間400の画像の他の一例を示す図である。
図7】制御システム200の一例を示す図である。
図8A】現実空間300の他の一例を示す図である。
図8B】操作者110の耳112の近傍を示す模式図である。
図9】現実空間300および現実空間300の周囲の一例を示す図である。
図10】本発明の一つの実施形態に係る表示方法の一例を含むフローチャートである。
図11】本発明の一つの実施形態に係る表示装置100が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
【0024】
図1は、現実空間300の一例を示す図である。本例の現実空間300は、部屋である。現実空間300には、操作者110が存在する。操作者110は、生体である。本例の操作者110は、人間である。
【0025】
制御機器302は、現実空間300の状態を制御する。制御機器302は、現実空間300に配置されてよい。制御機器302は、例えば空調機器(エアコン)、空気清浄機、加湿器、除湿器、換気システム等である。現実空間300の状態とは、現実空間300の大気の状態を指してよい。本例においては、現実空間300の大気とは、現実空間300の空気を指す。
【0026】
表示装置100は、表示部10を備える。表示装置100は、操作者110に装着されるウェアラブル端末であってよい。表示部10は、VR(Virtual Reality)ゴーグルであってよい。表示装置100は、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)方式のウェアラブル端末であってもよい。操作者110は、表示部10を操作する。
【0027】
図2は、仮想空間400の画像の一例を示す図である。表示部10は、仮想空間400の画像を表示する。仮想空間400の画像は、仮想現実の画像である。当該画像は、操作者110(図1参照)が視認している画像である。
【0028】
仮想空間400の画像は、仮想オブジェクト410を含んでよい。仮想オブジェクト410は、現実世界には存在しないオブジェクトである。本例において、仮想空間400の画像は三種の仮想オブジェクト410を含む。本例において、仮想オブジェクト410-1は歌手であり、仮想オブジェクト410-2は聴衆であり、仮想オブジェクト410-3は岩場等である。本例においては、操作者110は仮想空間400の画像を視認することにより、コンサートを疑似体験している。
【0029】
表示部10は、状態情報310をさらに表示する。状態情報310は、現実空間300の状態に係る情報である。状態情報310は、現実空間300の状態を示す情報であってよい。本例においては、状態情報310は、現実空間300の温度または湿度の情報である。状態情報310は、現実空間300の外部の状態であって現実空間300の状態に関わる情報であってもよい。
【0030】
表示部10が状態情報310を表示しない場合、操作者110が現実空間300の状態を認知するためには、操作者110は、装着中のVRゴーグル等を脱着する手間が生じる。表示装置100においては、表示部10は状態情報310を表示する。このため、操作者110は、装着中の表示装置100を脱着することなく現実空間300の状態を認知できる。
【0031】
表示部10は、仮想空間400に仮想入力画像420をさらに表示してよい。本例の仮想入力画像420は、仮想リモコンである。
【0032】
図3は、本発明の一つの実施形態に係る表示装置100の一例を示すブロック図である。表示装置100は、表示部10および送信部30を備える。表示装置100は、画像生成部24、状態取得部28、受信部34、音声取得部40、識別部44、距離取得部50、検知部14および制御部90を備えてよい。
【0033】
表示装置100は、コンピュータにより実現されてよい。制御部90は、当該コンピュータのCPU(Central Processing Unit)であってよい。表示装置100がコンピュータにより実現される場合、当該コンピュータには、当該コンピュータを表示装置100として機能させるための表示プログラムがインストールされていてよく、後述する表示方法を実行させるため表示プログラムがインストールされていてもよい。
【0034】
表示装置100の各ブロックは、VRゴーグル等の単一の筐体に収容されてよく、複数の筐体に分散されて収容されてもよい。表示装置100の各ブロックが複数の筐体に分散されて収容される場合、各ブロックは無線により通信してよい。
【0035】
画像生成部24は、仮想空間400の画像を生成する。画像生成部24は、仮想空間400の画像および状態情報310を重畳した画像を生成してよい。表示部10は、仮想空間400の画像および状態情報310が重畳された画像を表示してよい。
【0036】
送信部30は、制御機器302(図1参照)に、現実空間300(図1参照)の状態を制御するための制御情報を送信する。当該制御情報を、制御情報Icとする。制御機器302が加湿器であり、現実空間300(図1参照)の湿度Hが予め定められた湿度Hpよりも低い場合、制御情報Icは、当該加湿器の出力を大きくするよう制御するための情報である。
【0037】
操作者110(図1参照)が表示装置100を装着している場合、操作者110は、現実空間300(図1参照)の状態を認知しにくい。図1の例では、操作者110はコンサートを疑似体験するので、操作者110は当該コンサートに没入しやすい。このため、操作者110は、現実空間300の状態および当該状態の変化を認知しにくい。このため、現実空間300の状態が操作者110の生命に影響し得る状態である場合、操作者110には生命の危険が生じ得る。
【0038】
表示装置100においては、表示部10は状態情報310を表示する。このため、操作者110(図1参照)が表示装置100を装着している場合であっても、操作者110は現実空間300(図1参照)の状態を認知できる。
【0039】
表示装置100においては、送信部30が制御機器302(図1参照)に制御情報Icを送信する。このため、操作者110(図1参照)が現実空間300(図1参照)の状態を認知していない場合であっても、制御機器302(図1参照)は、現実空間300(図1参照)の状態を、操作者110の生命の危険が生じにくい状態に制御できる。
【0040】
検知部14は、仮想入力画像420(図2参照)への入力を検知する。検知部14は、操作者110による、仮想入力画像420への入力を検知してよい。本例においては、操作者110は仮想リモコンを、現実のリモコンを操作する感覚で操作する。検知部14により仮想入力画像420への入力が検知された場合、送信部30は制御機器302(図1参照)に制御情報Icを送信してよい。これにより、表示装置100を装着した操作者110は、表示装置100を脱着することなく、制御機器302(図1参照)を制御できる。
【0041】
状態情報310(図2参照)は、現実空間300(図1参照)の大気の状態を含んでよい。現実空間300の大気とは、現実空間300の空気を指してよい。制御情報Icは、現実空間300の大気の状態を制御するための情報であってよい。
【0042】
図4は、表示装置100の他の一例を示す図である。本例において、表示装置100は状態取得部28を備える。状態取得部28は、例えば温度センサ、湿度センサ、二酸化炭素センサ、一酸化炭素センサ、総揮発性有機化合物センサまたは粒子状物質センサである。状態取得部28は、現実空間300(図1参照)の状態を取得する。状態取得部28が温度センサである場合、状態取得部28は現実空間300の温度を取得する。
【0043】
状態取得部28は、現実空間300(図1参照)の温度および湿度の少なくとも一方を取得してよい。状態情報310は、現実空間300の温度または湿度の状態の少なくとも一方を示す情報であってよい。制御情報Icは、現実空間300の温度および湿度の少なくとも一方を制御するための情報であってよい。
【0044】
状態取得部28は、現実空間300(図1参照)のCO(二酸化炭素)濃度、総揮発性有機化合物濃度および粒子状物質濃度の少なくとも一つを取得してよい。状態情報310は、現実空間300のCO(二酸化炭素)濃度の状態を示す情報であってよい。制御情報Icは、現実空間300のCO(二酸化炭素)濃度、総揮発性有機化合物濃度および粒子状物質濃度の少なくとも一つを制御するための情報であってよい。
【0045】
制御部90(図3参照)は、状態取得部28により取得された現実空間300(図1参照)の状態に基づいて、制御情報Icを生成してよい。送信部30(図3参照)は、制御部90により生成された制御情報Icを制御機器302(図1参照)に送信してよい。
【0046】
図5は、現実空間300の他の一例を示す図である。本例においては、状態取得部28は現実空間300に配置されている。受信部34(図3参照)は、状態取得部28により取得される現実空間300の状態を受信する。受信部34は、現実空間300の状態を無線により受信してよい。当該無線は、Wi-fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線であってよい。
【0047】
図6は、仮想空間400の画像の他の一例を示す図である。本例において、仮想オブジェクト410-4は銃である。本例においては、操作者110は仮想空間400の画像を視認しながらゲームをしている。本例において、操作者110は仮想オブジェクト410-4を操作している。
【0048】
状態取得部28は、現実空間300(図1および図5参照)のCO(一酸化炭素)濃度を取得してよい。状態情報310は、現実空間300のCO(一酸化炭素)濃度の状態を示す情報であってよい。本例においては、状態情報310は現実空間300の状態が異常状態であることを示す警告情報である。図6では、当該警告情報は太線の枠、および、当該枠で囲まれた「実空間のご自身の身体に危機が迫っています」とのテキストベースの情報である。現実空間300の状態が異常状態であるとは、現実空間300のCO(一酸化炭素)濃度が閾値濃度を超えている場合を指してよい。当該閾値濃度は、例えば200ppmである。
【0049】
表示部10は、現実空間300のCO(一酸化炭素)濃度が閾値濃度を超えている場合、仮想空間400に、現実空間300の状態が異常状態であることを示す警告情報を表示してよい。操作者110が仮想空間400の画像を視認しながらゲームをしている場合、操作者110は、当該ゲームに没入しやすい。このため、現実空間300において火災が発生している場合であっても、操作者110は火災に気付かない場合がある。本例においては、表示部10は仮想空間400に警告情報を表示する。このため、操作者110がゲームに没入している場合であっても、操作者110は現実空間300(図1参照)の状態を認知できる。
【0050】
制御機器302(図1および図5参照)は、放水機器であってよい。放水機器は、例えばスプリンクラーである。制御情報Ic(図3参照)は、当該放水機器に放水を指示する情報であってよい。送信部30(図3参照)は、当該放水機器に当該制御情報Icを送信してよい。
【0051】
受信部34(図3参照)は、地震または津波に係る情報を受信してもよい。地震または津波に係る情報は、気象庁により発信された情報であってよい。表示部10は、地震が発生したとの警告情報または津波が迫っているとの警告情報を、仮想空間400に表示してよい。これにより、操作者110がゲームに没入している場合であっても、操作者110は地震または津波の発生を認知できる。
【0052】
図7は、制御システム200の一例を示す図である。制御システム200は、送信部30、サーバ240および複数の制御機器302を有する。本例においては、制御システム200は、六つの制御機器302(制御機器302-1~制御機器302-6)を有する。制御システム200は、例えばHEMS(Home Energy Management System)である。複数の制御機器302は、現実空間300に配置されてよい。
【0053】
サーバ240は、受信部210、制御部220および送信部230を有してよい。受信部210は、送信部30により送信された制御情報Icを受信する。制御部220は、例えばCPUである。送信部230は、制御機器302に制御情報を送信する。当該制御情報を、制御情報Ic'とする。
【0054】
制御機器302-1は、例えば空調機器(エアコン)である。制御機器302-2は、例えば空気清浄機である。制御機器302-3は、例えば加湿器である。制御機器302-4は、例えば除湿器である。制御機器302-5は、例えば換気扇である。制御機器302-6は、例えばスプリンクラーである。
【0055】
制御部220は、制御情報Icに基づいて制御情報Ic'を生成してよい。制御部220は、制御情報Icに基づいて、現実空間300の状態を予め定められた状態にするための制御情報Ic'を生成してよい。当該制御情報Ic'は、例えば、操作者110の生命の危険を減少可能な、各制御機器302の制御情報である。
【0056】
送信部230は、複数の制御機器302に制御情報Ic'を送信してよい。本例においては、送信部230は制御機器302-1~制御機器302-6に、それぞれ制御情報Ic'1~制御情報Ic'6を送信する。本例において、表示装置100(図3参照)の送信部30は、複数の制御機器302に制御情報Ic'を間接に送信する。
【0057】
状態情報310(図2および図6参照)は、制御システム200の制御情報であってよい。本例においては、状態情報310はHEMSの制御情報Ic'1~制御情報Ic'6である。制御情報Icは、制御機器302の設定情報であってもよい。制御機器302の設定情報とは、制御機器302の起動時等において、制御機器302に予め定められた制御をさせるための情報である。制御機器302が空調機器(エアコン)である場合、当該制御機器302の設定情報とは、例えば当該空調機器の起動時における目標設定温度等である。
【0058】
表示部10は、制御機器302の設定情報を表示してよい。これにより、操作者110(図1および図5参照)は仮想空間400において、制御機器302の設定情報を認知できる。
【0059】
表示装置100の制御部90(図3参照)が、状態取得部28(図3参照)により取得された現実空間300(図1参照)の状態に基づいて、制御情報Ic'を生成してもよい。表示装置100の送信部30が、当該制御情報Ic'を複数の制御機器302に直接に送信してもよい。送信部30が制御機器302に制御情報Icを送信するとは、送信部30が複数の制御機器302に制御情報Ic'を間接に送信する場合(図7の場合)、および、直接に送信する場合が含まれてよい。
【0060】
図8Aは、現実空間300の他の一例を示す図である。現実空間300には、音声発生源304が配置されている。音声発生源304は、例えばスピーカー、インターホン等である。
【0061】
音声取得部40(図3参照)は、現実空間300における音声を取得する。現実空間300における音声には、現実空間300の内部で生じている音声、および、外部で生じた音声が内部に伝搬した音声が含まれてよい。現実空間300の内部で生じている音声は、音声発生源304により発生された音声であってよい。
【0062】
識別部44(図3参照)は、音声取得部40(図3参照)により取得された音声が、現実空間300における音声か仮想空間400(図2および図6参照)における音声かを識別する。識別部44により、音声取得部40により取得された音声が現実空間300における音声と識別された場合、表示部10は仮想空間400に、現実空間300において音声が発生している旨の情報を表示してよい。
【0063】
操作者110は、表示装置100を装着している場合、仮想空間400(図2および図6参照)において生じている音声を聴き得る。図2の例では、操作者110はコンサートを疑似体験するので、コンサートの音声を聴き得る。図6の例では、操作者110はゲームをしているので、ゲームにおいて発生している音声を聴き得る。これらの音声は、大音量である場合がある。このため、操作者110は現実空間300における音声と、仮想空間400における音声とが識別困難であり得る。操作者110が仮想空間400に没入している場合、現実空間300における音声を認知しない場合がある。
【0064】
本例においては、識別部44(図3参照)が、現実空間300における音声と仮想空間400(図2および図6参照)における音声とを識別する。音声取得部40(図3参照)により取得された音声が現実空間300における音声と識別された場合、本例においては、表示部10は仮想空間400に、現実空間300において音声が発生している旨の情報を表示する。このため、操作者110が表示装置100を装着している場合であっても、操作者110は現実空間300において音声が発生していることを認知できる。
【0065】
現実空間300における音声とは、例えば、現実空間300にCO(一酸化炭素)濃度の異常等の状態が発生している旨の警報音であってよい。これにより、現実空間300において火災等が発生している 場合であっても、操作者110は生命の危険を回避し得る。
【0066】
距離取得部50(図3参照)は、音声発生源304と表示部10との距離hを取得する。距離hの閾値距離を、閾値距離htとする。閾値距離htは、識別部44(図3参照)が、現実空間300における音声が操作者110の声か否かを識別し得る距離であってよい。操作者110が仮想空間400に没入している場合、操作者110は仮想空間400への没入に伴い声を発する場合がある。当該声とは、図2の例ではコンサートの音楽に合わせた操作者110の歌声等であり、図6の例ではゲームへの没入に伴う気合の声等である。
【0067】
距離hが閾値距離htを超えている場合、表示部10は仮想空間400(図2および図6参照)に、現実空間300において音声が発生している旨の情報を表示してよい。識別部44(図3参照)は、現実空間300における音声が、音声発生源304の音声か操作者110の声かを識別することが困難であり得る。識別部44は、距離hが閾値距離htを超えている場合、現実空間300における音声が音声発生源304の音声であると識別してよい。識別部44は、距離hが閾値距離ht以下である場合、現実空間300における音声は操作者110の声であると識別してよい。
【0068】
操作者110が表示装置100を装着している場合、閾値距離htは、操作者110の口と音声取得部40(図3参照)との距離であってよい。閾値距離htは、例えば30cmである。
【0069】
図8Bは、操作者110の耳112の近傍を示す模式図である。本例において、操作者110は表示装置100を装着している。表示装置100は、複数の音声取得部40を備えてよい。本例においては、表示装置100は二つの音声取得部40(音声取得部40-1および音声取得部40-2)を備えている。
【0070】
本例において、表示装置100は筐体60を有している。筐体60は、挿入部62を含む。挿入部62は、操作者110の外耳道114に挿入される。筐体60の外側には、音声取得部40-1が設けられている。筐体60の外側とは、現実空間300を指してよい。筐体60の内部空間64には、音声取得部40-2が設けられている。内部空間64は、筐体60に設けられた開口66を通じて外耳道114と連通している。内部空間64は、開口66を除き、現実空間300から隔離されている。
【0071】
音声取得部40-1は、現実空間300における音声を取得する。音声取得部40-2は、操作者110の内部音声を取得する。本例においては、音声取得部40-2は外耳道114における音声を取得する。操作者110が発声した場合、操作者110の発声に伴う振動は、操作者110の声帯から外耳道114に伝搬し得る。本例において、音声取得部40-2は外耳道114に伝搬した当該振動を取得する。内部空間64は現実空間300から隔離されているので、音声取得部40-2は現実空間300の音声を取得しにくい。このため、音声取得部40-2は操作者110が発生した音声を取得しやすい。
【0072】
音声取得部40-1により取得された音声を音声Voとし、音声取得部40-2により取得された音声を音声Viとする。識別部44は、音声Voと音声Viとを識別してよい。識別部44は、音声Voの強度と音声Viの強度とを比較してよい。音声の強度とは、当該音声に係る音波の振幅を指してよい。音声Voの強度が音声Viの強度よりも大きい場合、識別部44は、音声取得部40により取得された音声が音声発生源304の音声と識別してよい。音声Viの強度が音声Voの強度よりも大きい場合、識別部44は、音声取得部40により取得された音声が操作者110の発声による音声と識別してよい。
【0073】
識別部44は、音声Voを認識する時刻を取得してよい。当該時刻を、時刻toとする。識別部44は、音声Viを認識する時刻を取得してよい。当該時刻を、時刻tiとする。識別部44は、時刻toと時刻tiとの時刻差を取得してよい。時刻toが時刻tiよりも前の場合、識別部44は、音声取得部40により取得された音声が音声発生源304の音声と識別してよい。時刻tiが時刻toよりも前の場合、識別部44は、音声取得部40により取得された音声が操作者110の発声による音声と識別してよい。
【0074】
図9は、現実空間300および現実空間300の周囲の一例を示す図である。本例において、現実空間300は建造物350の一部である。建造物350は、例えば家屋である。本例において、建造物350には、認知部320、受領部322および電気機器324が配置されている。本例においては、操作者110に供給物を供給する供給者326が、建造物350の前の道路を移動中であるとする。制御機器302には、認知部320、受領部322、電気機器324および供給者326が含まれてよい。
【0075】
状態取得部28は、現実空間300の外部の情報をさらに取得してよい。認知部320、受領部322および電気機器324には、状態取得部28が設けられていてよい。供給者326は、状態取得部28を有してよい。認知部320、受領部322および電気機器324に設けられた状態取得部28を、それぞれ状態取得部28-1~状態取得部28-3とする。供給者326が有する状態取得部28を、状態取得部28-4とする。本例において、状態取得部28-1~状態取得部28-4は、現実空間300の外部の情報を取得する。
【0076】
状態情報310(図2および図6参照)は、現実空間300への訪問者を示す情報、現実空間300への配送物を受領する受領部の状態を示す情報、および、操作者110に供給物を供給する供給者への注文情報の少なくとも一つを含んでよい。現実空間300への訪問者を示す情報を、情報Ivとする。現実空間300への配送物を受領する受領部の状態を示す情報を、情報Irとする。操作者110に供給物を供給する供給者への注文情報を、注文情報Ioとする。情報Iv、情報Irおよび注文情報Ioは、現実空間300の外部の状態であって現実空間300の状態に関わる情報の一例である。
【0077】
現実空間300への訪問者とは、建造物350への訪問者を指してよい。認知部320は、建造物350への訪問者を認知してよい。認知部320は、例えばインターホンである。状態取得部28-1は、認知部320の状態を取得してよい。本例においては、状態取得部28-1は訪問者がインターホンを押したとの状態を取得する。
【0078】
認知部320は、状態取得部28-1により取得された認知部320の状態を、表示装置100に送信してよい。本例においては、認知部320は、認知部320の状態を表示装置100に送信することにより、現実空間300の状態を操作者110に認知させる。検知部14(図3参照)により、仮想入力画像420への入力が検知された場合、送信部30(図3参照)は認知部320に、認知部320の制御に係る制御情報Icを送信してよい。認知部320は、当該制御情報Icに基づいて現実空間300の状態を制御してよい。
【0079】
表示装置100の受信部34(図3参照)は、認知部320の状態を受信してよい。表示装置100の制御部90(図3参照)は、認知部320の状態に基づいて情報Ivを生成してよい。表示部10は、情報Ivを仮想空間400に表示してよい。これにより、操作者110は、仮想空間400に没入している場合であっても、現実空間300への訪問者を認知し得る。操作者110は、装着中の表示装置100を脱着することなく、現実空間300への訪問者を認知し得る。
【0080】
認知部320は、建造物350の鍵の状態を認知してもよい。状態取得部28-1は、建造物350の鍵の状態を取得してよい。建造物350の鍵の状態とは、建造物350の玄関が施錠されているかされていないかの状態であってよい。本例においては、認知部320は、建造物350の鍵の状態を表示装置100に送信することにより、現実空間300の状態を操作者110に認知させる。検知部14(図3参照)により、仮想入力画像420への入力が検知された場合、送信部30(図3参照)は認知部320に、建造物350における鍵の状態の制御に係る制御情報Icを送信してよい。認知部320は、当該制御情報Icに基づいて現実空間300の状態を制御してよい。
【0081】
表示装置100の受信部34(図3参照)は、建造物350の鍵の状態を受信してよい。表示装置100の制御部90(図3参照)は、建造物350の鍵の状態に基づいて、建造物350の玄関の施錠に係る情報を生成してよい。表示部10は、施錠に係る当該情報を仮想空間400に表示してよい。
【0082】
現実空間300への配送物とは、建造物350への配送物を指してよい。当該配送物は、例えば宅急便(登録商標)等の宅配物である。当該配送物を受領する受領部322は、例えば宅配ボックスである。状態取得部28-2は、受領部322の状態を取得してよい。受領部322の状態とは、例えば、受領部322に配送物が未配送、今配送された、配送済み、等の状態である。
【0083】
受領部322は、状態取得部28-2により取得された受領部322の状態を、表示装置100に送信してよい。本例においては、受領部322は、受領部322の状態を表示装置100に送信することにより、現実空間300の状態を操作者110に認知させる。検知部14(図3参照)により、仮想入力画像420への入力が検知された場合、送信部30(図3参照)は受領部322に、受領部322の制御に係る制御情報Icを送信してよい。受領部322は、当該制御情報Icに基づいて現実空間300の状態を制御してよい。
【0084】
表示装置100の受信部34(図3参照)は、受領部322の状態を受信してよい。表示装置100の制御部90(図3参照)は、受領部322の状態に基づいて情報Irを生成してよい。表示部10は、情報Irを仮想空間400に表示してよい。これにより、操作者110は、仮想空間400に没入している場合であっても、情報Irを認知し得る。操作者110は、装着中の表示装置100を脱着することなく情報Irを認知し得る。
【0085】
受領部322が宅配ボックスである場合、受領部322の制御に係る制御情報Icには、宅配ボックスの施錠および開錠のためのパスワード等が含まれてよい。これにより、表示装置100を装着した操作者110は、表示装置100を脱着することなく、宅配ボックスを施錠および開錠できる。
【0086】
供給者326は、例えば宅配デリバリーサービス業者である。状態取得部28-4は、当該供給物の供給状態を取得してよい。当該供給物の供給状態とは、例えば当該供給者への注文のステータス状態である。当該ステータス状態とは、供給物の発送前、発送後到着前(配送中)、発送済み、等の状態である。
【0087】
供給者326は、状態取得部28-4により取得された、供給物の供給状態を、表示装置100に送信してよい。本例においては、供給者326は、供給者326の状態を表示装置100に送信することにより、現実空間300の状態を操作者110に認知させる。検知部14(図3参照)により、仮想入力画像420への入力が検知された場合、送信部30(図3参照)は供給者326に、供給者326の制御に係る制御情報Icを送信してよい。供給者326は、当該制御情報Icに基づいて現実空間300の状態を制御してよい。
【0088】
表示装置100の受信部34(図3参照)は、当該供給物の供給状態を受信してよい。表示装置100の制御部90(図3参照)は、当該供給物の供給状態に基づいて注文情報Ioを生成してよい。
【0089】
表示部10は、注文情報Ioを仮想空間400に表示してよい。これにより、操作者110は、仮想空間400に没入している場合であっても、注文情報Ioを認知し得る。操作者110は、装着中の表示装置100を脱着することなく注文情報Ioを認知し得る。
【0090】
状態情報310(図2および図6参照)は、電気機器324の状態を示す情報を含んでもよい。当該情報を、情報Ieとする。電気機器324は、例えば電気自動車である。電気機器324は、スマートフォン、ノートPC等であってもよい。電気機器324が電気自動車である場合、情報Ieは、電気機器324の充電状態を示す情報であってよい。電気機器324は、現実空間300の外部に配置されてよい。
【0091】
状態取得部28-3は、電気機器324への充電状態を取得してよい。電気機器324への充電状態とは、満充電量に対する現在の充電量の割合(即ち充電率)を指してよい。電気機器324は、状態取得部28-3により取得された電気機器324の充電状態を、表示装置100に送信してよい。本例においては、電気機器324は、電気機器324の状態を表示装置100に送信することにより、現実空間300の状態を操作者110に認知させる。検知部14(図3参照)により、仮想入力画像420への入力が検知された場合、送信部30(図3参照)は電気機器324に、電気機器324の制御に係る制御情報Icを送信してよい。電気機器324は、当該制御情報Icに基づいて現実空間300の状態を制御してよい。
【0092】
表示装置100の受信部34(図3参照)は、電気機器324の充電状態を受信してよい。表示装置100の制御部90(図3参照)は、電気機器324の充電状態に基づいて、充電状態を示す情報を生成してよい。当該情報を、情報Ichとする。情報Ichとは、充電率の情報、満充電に達したことを通知する情報等であってよい。
【0093】
表示部10は、情報Ichを仮想空間400に表示してよい。これにより、操作者110は、仮想空間400に没入している場合であっても、電気機器324への充電状態を認知し得る。操作者110は、装着中の表示装置100を脱着することなく電気機器324への充電状態を認知し得る。
【0094】
電気機器324は、風呂釜であってもよい。情報Ieは、風呂釜の状態を示す情報であってよい。当該情報Ieは、追い炊き中、追い炊き完了等の情報であってよい。電気機器324が風呂釜である場合、表示部10は、風呂釜の状態を示す情報Ieを仮想空間400に表示してよい。これにより、操作者110は、仮想空間400に没入している場合であっても、風呂釜の状態を認知し得る。操作者110は、装着中の表示装置100を脱着することなく風呂釜の状態を認知し得る。
【0095】
仮想入力画像420(図2参照)には、建造物350を施錠するかまたは施錠を解除するかの情報が表示されてよい。当該情報を、情報Iv'とする。操作者110(図1参照)は、仮想入力画像420に建造物350を施錠するかまたは施錠を解除するかを入力してよい。仮想入力画像420に入力するとは、操作者110が操作者110の指で、仮想入力画像420に表示されているボタンを押すことを指してよい。
【0096】
検知部14(図3参照)は、仮想入力画像420(図2参照)への入力を検知する。制御情報Ic(図3参照)は、情報Iv'を含んでよい。検知部14により仮想入力画像420への入力が検知された場合、送信部30(図3参照)は、認知部320に情報Iv'を送信してよい。これにより、表示装置100を装着した操作者110は、表示装置100を脱着することなく、建造物350を施錠するかまたは施錠を解除できる。
【0097】
仮想入力画像420(図2参照)には、供給者326への注文情報が表示されてよい。当該情報を、情報Io'とする。情報Io'は、例えば宅配デリバリーサービス業者に注文する食べ物の情報である。操作者110(図1参照)は、仮想入力画像420に供給者326への注文を入力してよい。
【0098】
検知部14(図3参照)は、仮想入力画像420(図2参照)への入力を検知する。制御情報Ic(図3参照)は、情報Io'を含んでよい。検知部14により仮想入力画像420への入力が検知された場合、送信部30(図3参照)は、供給者326に情報Io'を送信してよい。送信部30(図3参照)は、供給者326の店舗に情報Io'を送信してもよい。これにより、表示装置100を装着した操作者110は、表示装置100を脱着することなく、供給者326への注文を実施できる。
【0099】
仮想入力画像420(図2参照)には、電気機器324の制御情報が表示されてよい。電気機器324が電気自動車である場合の当該制御情報を、情報Ich'とする。情報Ich'は、例えば電気自動車の充電を開始または終了するとの情報である。電気機器324が風呂釜である場合の当該制御情報を、情報Ie'とする。情報Ie'は、例えば風呂釜の追い炊きを開始または終了するとの情報である。
【0100】
操作者110(図1参照)は、仮想入力画像420に電気機器324への操作を入力してよい。検知部14(図3参照)は、仮想入力画像420(図2参照)への入力を検知する。制御情報Ic(図3参照)は、情報Ich'または情報Ie'を含んでよい。検知部14により仮想入力画像420への入力が検知された場合、送信部30(図3参照)は、電気機器324に情報Ich'または情報Ie'を送信してよい。これにより、表示装置100を装着した操作者110は、表示装置100を脱着することなく、電気機器324への操作を実施できる。
【0101】
図10は、本発明の一つの実施形態に係る表示方法の一例を含むフローチャートである。本発明の一つの実施形態に係る表示方法は、表示装置100(図3参照)における表示方法の一例である。表示方法は、第1表示ステップS100および送信ステップS106を備える。表示方法は、状態取得ステップS90、受信ステップS92、第2表示ステップS102、検知ステップS104、音声取得ステップS120、識別ステップS122、距離取得ステップS124および第3表示ステップS126を備えてよい。
【0102】
第1表示ステップS100は、表示部10が、仮想空間400の画像、および、表示部10の操作者110が存在する現実空間300の状態に係る状態情報310を表示するステップである。第1表示ステップの後、表示方法は送信ステップS106、第2表示ステップS102または音声取得ステップS120へ進む。
【0103】
送信ステップS106は、送信部30が、現実空間300に配置され現実空間300の状態を制御する制御機器302に、現実空間300の状態を制御するための制御情報Icを送信するステップである。これにより、操作者110(図1参照)が現実空間300(図1参照)の状態を認知していない場合であっても、制御機器302(図1参照)は、現実空間300(図1参照)の状態を、操作者110の生命の危険が生じにくい状態に制御できる。
【0104】
第2表示ステップS102は、表示部10が、仮想空間400に仮想入力画像420をさらに表示するステップである。検知ステップS104は、検知部14が仮想入力画像420への入力を検知するステップである。検知ステップS104において仮想入力画像420への入力が検知された場合、表示方法は送信ステップS106に進む。検知ステップS104において仮想入力画像420への入力が検知されない場合、表示方法は第2表示ステップS102に戻る。
【0105】
送信ステップS106は、検知ステップS104において仮想入力画像420への入力が検知された場合に、送信部30が制御機器302(図1参照)に制御情報Icを送信するステップであってよい。これにより、表示装置100(図1参照)を装着した操作者110(図1参照)は、表示装置100を脱着することなく、制御機器302を制御できる。
【0106】
状態取得ステップS90は、状態取得部28が現実空間300の状態を取得するステップである。受信ステップS92は、受信部34が、状態取得ステップS90において取得された現実空間300の状態を受信するステップである。第1表示ステップS100は、表示部10が、受信ステップS92において受信された現実空間300の状態を表示するステップであってよい。
【0107】
音声取得ステップS120は、音声取得部40が現実空間300における音声を取得するステップである。識別ステップS122は、識別部44が、音声取得ステップS120において取得された音声が仮想空間400における音声か現実空間300における音声かを識別するステップである。識別ステップS122において、音声取得ステップS120において取得された音声が現実空間300における音声と識別された場合、表示方法は第3表示ステップS126または距離取得ステップS124に進む。識別ステップS122において、当該音声が現実空間300における音声と識別されない場合、表示方法は音声取得ステップS120に戻る。
【0108】
第3表示ステップS126は、識別ステップS122において、音声取得ステップS120において取得された音声が現実空間300における音声と識別された場合、表示部10が仮想空間400に、当該音声が発生している旨の情報を表示するステップである。距離取得ステップS124は、距離取得部50が、音声取得ステップS120において取得される音声の音声発生源304と、表示部10との距離を取得するステップである。距離取得ステップS124において取得された距離が閾値距離を超えている場合、第3表示ステップS126において、表示部10は仮想空間400に、音声取得ステップS120において取得された音声が発生している旨の情報を表示してよい。第3表示ステップS126の後、表示方法は送信ステップS106へ進む。
【0109】
状態情報310は、現実空間300への訪問者を示す情報Iv、現実空間300への配送物を受領する受領部322の状態を示す情報Ir、および、操作者110に供給物を供給する供給者326への注文情報Ioの少なくとも一つを含んでよい。
【0110】
図11は、本発明の一つの実施形態に係る表示装置100が全体的または部分的に具現化されてよいコンピュータ2200の一例を示す図である。コンピュータ2200にインストールされたプログラムは、コンピュータ2200に、本発明の実施形態に係る表示装置100に関連付けられる操作、または、表示装置100の一または複数のセクションとして機能させることができ、または当該操作または当該一または複数のセクションを実行させることができ、またはコンピュータ2200に、本発明の表示方法に係る各段階(図10参照)を実行させることができる。当該プログラムは、コンピュータ2200に本明細書に記載されたフローチャート(図10)およびブロック図(図3および図7)におけるブロックのうちのいくつかまたはすべてに関連付けられた特定の操作を実行させるべく、CPU2212によって実行されてよい。
【0111】
本発明の一つの実施形態に係るコンピュータ2200は、CPU2212、RAM2214、グラフィックコントローラ2216およびディスプレイデバイス2218を含む。CPU2212、RAM2214、グラフィックコントローラ2216およびディスプレイデバイス2218は、ホストコントローラ2210によって相互に接続されている。コンピュータ2200は、通信インターフェース2222、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226およびICカードドライブ等の入出力ユニットをさらに含む。通信インターフェース2222、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226およびICカードドライブ等は、入出力コントローラ2220を介してホストコントローラ2210に接続されている。コンピュータは、ROM2230およびキーボード2242等のレガシの入出力ユニットをさらに含む。ROM2230およびキーボード2242等は、入出力チップ2240を介して入出力コントローラ2220に接続されている。
【0112】
CPU2212は、ROM2230およびRAM2214内に格納されたプログラムに従い動作することにより、各ユニットを制御する。グラフィックコントローラ2216は、RAM2214内に提供されるフレームバッファ等またはRAM2214の中に、CPU2212によって生成されたイメージデータを取得することにより、イメージデータがディスプレイデバイス2218上に表示されるようにする。
【0113】
通信インターフェース2222は、ネットワークを介して他の電子デバイスと通信する。ハードディスクドライブ2224は、コンピュータ2200内のCPU2212によって使用されるプログラムおよびデータを格納する。DVD-ROMドライブ2226は、プログラムまたはデータをDVD-ROM2201から読み取り、読み取ったプログラムまたはデータを、RAM2214を介してハードディスクドライブ2224に提供する。ICカードドライブは、プログラムおよびデータをICカードから読み取るか、または、プログラムおよびデータをICカードに書き込む。
【0114】
ROM2230は、アクティブ化時にコンピュータ2200によって実行されるブートプログラム等、または、コンピュータ2200のハードウェアに依存するプログラムを格納する。入出力チップ2240は、様々な入出力ユニットをパラレルポート、シリアルポート、キーボードポート、マウスポート等を介して、入出力コントローラ2220に接続してよい。
【0115】
プログラムが、DVD-ROM2201またはICカードのようなコンピュータ可読媒体によって提供される。プログラムは、コンピュータ可読媒体から読み取られ、コンピュータ可読媒体の例でもあるハードディスクドライブ2224、RAM2214、またはROM2230にインストールされ、CPU2212によって実行される。これらのプログラム内に記述される情報処理は、コンピュータ2200に読み取られ、プログラムと、上記様々なタイプのハードウェアリソースとの間の連携をもたらす。装置または方法が、コンピュータ2200の使用に従い、情報の操作または処理を実現することによって構成されてよい。
【0116】
例えば、通信がコンピュータ2200および外部デバイス間で実行される場合、CPU2212は、RAM2214にロードされた通信プログラムを実行し、通信プログラムに記述された処理に基づいて、通信インターフェース2222に対し、通信処理を命令してよい。通信インターフェース2222は、CPU2212の制御下、RAM2214、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROM2201またはICカードのような記録媒体内に提供される送信バッファ処理領域に格納された送信データを読み取り、読み取られた送信データをネットワークに送信し、またはネットワークから受信された受信データを記録媒体上に提供される受信バッファ処理領域等に書き込む。
【0117】
CPU2212は、ハードディスクドライブ2224、DVD-ROMドライブ2226(DVD-ROM2201)、ICカード等のような外部記録媒体に格納されたファイルまたはデータベースの全部または必要な部分がRAM2214に読み取られるようにしてよい。CPU2212は、RAM2214上のデータに対し、様々なタイプの処理を実行してよい。CPU2212は、次に、処理されたデータを外部記録媒体にライトバックしてよい。
【0118】
様々なタイプのプログラム、データ、テーブル、およびデータベースのような様々なタイプの情報が記録媒体に格納され、情報処理されてよい。CPU2212は、RAM2214から読み取られたデータに対し、本開示に記載された、プログラムの命令シーケンスによって指定される様々なタイプの操作、情報処理、条件判断、条件分岐、無条件分岐、情報の検索または置換等を含む、様々なタイプの処理を実行してよい。CPU2212は、結果をRAM2214に対しライトバックしてよい。
【0119】
CPU2212は、記録媒体内のファイル、データベース等における情報を検索してよい。例えば、各々が第2の属性の属性値に関連付けられた第1の属性の属性値を有する複数のエントリが記録媒体内に格納される場合、CPU2212は、第1の属性の属性値が指定される、条件に一致するエントリを当該複数のエントリの中から検索し、当該エントリ内に格納された第2の属性の属性値を読み取り、第2の属性値を読み取ることにより、予め定められた条件を満たす第1の属性に関連付けられた第2の属性の属性値を取得してよい。
【0120】
上述したプログラムまたはソフトウェアモジュールは、コンピュータ2200上またはコンピュータ2200のコンピュータ可読媒体に格納されてよい。専用通信ネットワークまたはインターネットに接続されたサーバーシステム内に提供されるハードディスクまたはRAMのような記録媒体が、コンピュータ可読媒体として使用可能である。プログラムは、当該記録媒体によりコンピュータ2200に提供されてよい。
【0121】
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
【0122】
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
【符号の説明】
【0123】
10・・・表示部、14・・・検知部、24・・・画像生成部、28・・・状態取得部、30・・・送信部、34・・・受信部、40・・・音声取得部、44・・・識別部、50・・・距離取得部、60・・・筐体、62・・・挿入部、64・・・内部空間、66・・・開口、90・・・制御部、100・・・表示装置、110・・・操作者、112・・・耳、114・・・外耳道、200・・・制御システム、210・・・受信部、220・・・制御部、230・・・送信部、240・・・サーバ、300・・・現実空間、302・・・制御機器、304・・・音声発生源、310・・・状態情報、320・・・認知部、322・・・受領部、324・・・電気機器、326・・・供給者、350・・・建造物、400・・・仮想空間、410・・・仮想オブジェクト、420・・・仮想入力画像、2200・・・コンピュータ、2201・・・DVD-ROM、2210・・・ホストコントローラ、2212・・・CPU、2214・・・RAM、2216・・・グラフィックコントローラ、2218・・・ディスプレイデバイス、2220・・・入出力コントローラ、2222・・・通信インターフェース、2224・・・ハードディスクドライブ、2226・・・DVD-ROMドライブ、2230・・・ROM、2240・・・入出力チップ、2242・・・キーボード
図1
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図8B
図9
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図11