(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024070294
(43)【公開日】2024-05-23
(54)【発明の名称】面状光源
(51)【国際特許分類】
F21S 2/00 20160101AFI20240516BHJP
H01L 33/62 20100101ALI20240516BHJP
H01L 33/58 20100101ALI20240516BHJP
F21Y 115/10 20160101ALN20240516BHJP
【FI】
F21S2/00 482
H01L33/62
F21S2/00 439
H01L33/58
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022180665
(22)【出願日】2022-11-11
(71)【出願人】
【識別番号】000226057
【氏名又は名称】日亜化学工業株式会社
(72)【発明者】
【氏名】四宮 保紀
(72)【発明者】
【氏名】木下 新吾
【テーマコード(参考)】
3K244
5F142
【Fターム(参考)】
3K244AA01
3K244BA08
3K244BA23
3K244BA39
3K244BA42
3K244BA48
3K244CA02
3K244DA01
3K244DA19
3K244EA02
3K244EA12
3K244EA23
3K244HA03
3K244HA06
3K244MA04
3K244MA05
3K244MA28
5F142BA02
5F142CA11
5F142CE06
5F142CE23
5F142CG03
5F142DA02
5F142DA12
5F142DA15
5F142DB38
5F142GA12
(57)【要約】
【課題】 輝度むらを低減できる面状光源を提供すること。
【解決手段】基材と、前記基材よりも線膨張係数が小さい第1配線と、を有する支持体と、前記支持体上に配置され、X方向に並んで配置される複数の光源群と、を備え、複数の前記光源群のそれぞれは、Y方向に並んで配置される前記第1光源及び前記第2光源を有し、前記第1配線は、前記第1光源に対して-X側に位置する第1延伸部と、前記Y方向において前記第1光源と前記第2光源の間に位置する第2延伸部と、前記第2光源に対して+X側に位置する第3延伸部と、を有する面状光源。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基材と、前記基材よりも線膨張係数が小さく前記基材の第1面に配置された第1配線と、を有する支持体と、
前記支持体上に配置され、X方向に並んで配置される複数の光源群と、を備え、
複数の前記光源群のそれぞれは、前記X方向に対して垂直なY方向に並んで配置される前記第1光源及び前記第2光源を有し、
前記第1配線は、前記第1光源及び前記第2光源の少なくとも1つと電気的に接続され、且つ、前記第1光源に対して-X側に位置して前記Y方向と平行な第1方向に延びる第1延伸部と、前記Y方向において前記第1光源と前記第2光源の間に位置して前記第1延伸部の第1接続部から前記第1方向と異なる第2方向に延びる第2延伸部と、前記第2光源に対して+X側に位置して前記第2延伸部の第2接続部から前記第1方向に延びる第3延伸部と、を有する面状光源。
【請求項2】
前記光源群は、前記Y方向に前記第1光源、前記第2光源及び第3光源の順に並んで配置される前記第3光源を有し、
前記第1配線は、前記第3延伸部の第3接続部から前記第1方向と異なる第3方向に延びる第4延伸部と、前記第3光源に対して-X側に位置して前記第4延伸部の第4接続部から前記第1方向に延びる第5延伸部と、を有する請求項1に記載の面状光源。
【請求項3】
前記支持体は、前記第1面の反対側に位置する第2面に配置されて、前記X方向に延びる第2配線を有し、
前記第2配線は、前記Y方向において前記第1光源と前記第2光源の間に位置する請求項1又は請求項2に記載の面状光源。
【請求項4】
前記Y方向における前記第2配線の長さは、前記X方向における前記第1延伸部の長さよりも長い請求項3に記載の面状光源。
【請求項5】
下面視において、前記第2配線の少なくとも一部が前記第1延伸部と重なる請求項3に記載の面状光源。
【請求項6】
前記第2配線の厚さは、前記第1配線の厚さよりも厚い請求項3に記載の面状光源。
【請求項7】
前記第1光源が配置される第1導光部材と、
前記第2光源が配置される第2導光部材と、をさらに備え、
前記第1導光部材と前記第2導光部材は隙間を隔てて配置されており、
下面視において、前記第1接続部の少なくとも一部、及び/又は、前記第2延伸部の少なくとも一部が前記隙間と重なる請求項1又は請求項2に記載の面状光源。
【請求項8】
前記第1光源と接する導電部材をさらに備え、
前記X方向において前記導電部材の長さが前記第1光源の長さよりも長い請求項1又は請求項2に記載の面状光源。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明に係る実施形態は、面状光源に関する。
【背景技術】
【0002】
発光ダイオード等の複数の発光素子を備えた面状光源は、例えば液晶ディスプレイのバックライト等に広く利用されている。例えば、特許文献1には、複数の光源部と、複数の光源部が配置される配線基板を備えた面状光源が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
面状光源は、輝度むらのさらなる低減が求められている。本発明に係る実施形態は、輝度むらを低減できる面状光源を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の一態様によれば、基材と、前記基材よりも線膨張係数が小さく前記基材の第1面に配置された第1配線と、を有する支持体と、前記支持体上に配置され、X方向に並んで配置される複数の光源群と、を備え、複数の前記光源群のそれぞれは、前記X方向に対して垂直なY方向に並んで配置される前記第1光源及び前記第2光源を有し、前記第1配線は、前記第1光源及び前記第2光源の少なくとも1つと電気的に接続され、且つ、前記第1光源に対して-X側に位置して前記Y方向と平行な第1方向に延びる第1延伸部と、前記Y方向において前記第1光源と前記第2光源の間に位置して前記第1延伸部の第1接続部から前記第1方向と異なる第2方向に延びる第2延伸部と、前記第2光源に対して+X側に位置して前記第2延伸部の第2接続部から前記第1方向に延びる第3延伸部と、を有する。
【発明の効果】
【0006】
本発明の一実施の形態の面状光源によれば、輝度むらを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本実施形態に係る面状光源の模式上面図である。
【
図2】本実施形態に係る面状光源の一部の模式上面図である。
【
図3A】本実施形態に係る光源部の模式断面図である。
【
図3B】本実施形態に係る光源部の変形例の模式断面図である。
【
図4】
図2のIV-IV線における模式断面図である。
【
図5】本実施形態に係る面状光源の一部の模式下面図である。
【
図6】本実施形態に係る面状光源の一部の模式下面図である。
【
図7A】本実施形態に係る第1配線の一部の模式下面図である。
【
図7B】本実施形態に係る第1配線の変形例の一部の模式下面図である。
【
図7C】本実施形態に係る第1配線の一部の模式下面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照し、実施形態について説明する。各図面は、実施形態を模式的に示したものであるため、各部材のスケール、間隔若しくは位置関係などが誇張、又は部材の一部の図示を省略する場合がある。本明細書では、Z軸の矢印方向を上方とし、Z軸の矢印方向と反対側の方向を下方とする。X軸の矢印方向の側を+X側とし、X軸の矢印方向の反対側を-X側とする。Y軸の矢印方向の側を+Y側とし、Y軸の矢印方向の反対側を-Y側とする。また、断面図として、切断面のみを示す端面図を示す場合がある。
【0009】
以下の説明において、実質的に同じ機能を有する構成要素は共通の参照符号で示し、説明を省略することがある。また、特定の方向又は位置を示す用語(例えば、「上」、「下」及びそれらの用語を含む別の用語)を用いる場合がある。しかしながら、それらの用語は、参照した図面における相対的な方向又は位置を分かり易さのために用いているに過ぎない。参照した図面における「上」、「下」等の用語による相対的な方向又は位置の関係が同一であれば、本開示以外の図面、実際の製品等において、参照した図面と同一の配置でなくてもよい。本明細書において「平行」とは、2つの直線、辺、面等が延長しても交わらない場合だけでなく、2つの直線、辺、面等がなす角度が10°以内の範囲で交わる場合も含む。本明細書において「上」と表現する位置関係は、接している場合と、接していないが上方に位置している場合も含む。
【0010】
[実施形態]
実施形態の面状光源300を
図1から
図7Cを参照して説明する。
図1は、面状光源300の発光面側から見た図面である。
図1に示すように、面状光源300の発光面に対して平行であり、且つ互いに直交する2方向をX方向と、Y方向とする。X方向及びY方向と直交する方向を、Z方向とする。本明細書において、X方向、及び、Y方向と平行な平面をXY平面と称することがある。また、XY平面においてX方向から0°以上360°より小さい角度で傾く方向を横方向と称し、Z方向を上下方向と称することがある。
【0011】
面状光源300は、支持体100と、複数の光源群200と、を備える。支持体100は、基材11と、第1配線12Aと、を有する。第1配線12Aの線膨張係数は、基材11の線膨張係数よりも小さい。基材11は、第1面111Aを含む。第1配線12Aは、基材11の第1面111Aに配置される。複数の光源群200は、支持体100上に配置される。複数の光源群200は、X方向に並んで配置される。複数の光源群200のそれぞれは、第1光源20Aと、第2光源20Bと、を有する。第1光源20Aと第2光源20Bは、X方向に対して垂直なY方向に並んで配置される。第1配線12Aは、第1光源20A及び第2光源20Bの少なくとも1つと電気的に接続される。第1配線12Aは、第1延伸部121と、第2延伸部122と、第3延伸部123と、を有する。第1延伸部121は、第1光源20Aに対して-X側に位置する。第1延伸部121は、Y方向と平行な第1方向に延びる。第2延伸部122は、Y方向において第1光源20Aと第2光源20Bの間に位置する。第2延伸部122は、第1延伸部121の第1接続部121Aから第1方向と異なる第2方向に延びる。第3延伸部123は、第2光源20Bに対して+X側に位置する。第3延伸部123は、第2延伸部122の第2接続部122Aから第1方向に延びる。
【0012】
線膨張係数の小さい第1配線12AがX方向において第1光源20Aと第2光源20Bに跨って位置することにより、複数の光源群200から発生する熱によって支持体100がX方向に膨張することを低減することができる。このようにすることで、複数の光源群200のX方向における間隔が広がることを低減することができる。これにより、複数の光源群200の位置が変わることによる面状光源の輝度むらを低減しやすくなる。
【0013】
図1に示すように本実施形態の面状光源300は、X方向における長さがY方向における長さが長い。以下、面状光源300を構成する各要素について詳説する。
【0014】
(光源群200)
図2に示すように、面状光源300は、X方向に並んで配置される複数の光源群200を有している。複数の光源群200のそれぞれは、第1光源20Aと、第2光源20Bと、を有する。複数の光源群200のそれぞれは、さらに第3光源20Cと、第4光源20Dと、を有していてもよい。第1光源20Aと第2光源20Bは、Y方向に並んで配置される。本実施形態においては、第1光源20A、第2光源20B、第3光源20C及び第4光源20Dの順にY方向に並んで配置される。第1光源20A、第2光源20B、第3光源20C及び/又は第4光源20Dを光源部20と称することがある。
【0015】
図3Aに示すように、光源部20は、発光素子21を含む。発光素子21は、半導体積層体を含む。半導体積層体は、例えば、サファイア又は窒化ガリウム等の基板と、基板上に配置されるn型半導体層と、p型半導体層と、n型半導体層とp型半導体層に挟まれた発光層とを含む。また、発光素子21は、n型半導体層と電気的に接続されたn側電極と、p型半導体層と電気的に接続されたp側電極とを含む。n側電極、及び、p側電極は、発光素子21の下面の一部を構成する。さらに、光源部20は、正負の一対の電極22を含む。正負の一対の電極22は、光源部20の下面の一部を構成する。一対の電極22のうちの一方はp側電極と電気的に接続され、他方はn側電極と電気的に接続されている。尚、光源部20は電極22を含んでいなくてもよい。光源部20が正負の一対の電極22を含んでいない場合には、発光素子21のn側電極とp側電極が、光源部20の下面の一部を構成する。また、光源部20はサファイア又は窒化ガリウム等の基板を備えていなくてもよい。このようにすることで、上下方向において光源部20を小型化しやすくなる。
【0016】
発光層の構造としては、ダブルヘテロ構造、単一量子井戸構造(SQW)のように単一の活性層を持つ構造でもよいし、多重量子井戸構造(MQW)のようにひとまとまりの活性層群を持つ構造でもよい。発光層は、可視光又は紫外光を発光可能である。発光層は、可視光として、青色から赤色までを発光可能である。このような発光層を含む半導体積層体としては、例えばInxAlyGa1-x-yN(0≦x、0≦y、x+y≦1)を含むことができる。半導体積層体は、上述した発光が可能な発光層を少なくとも1つ含むことができる。例えば、半導体積層体は、n型半導体層とp型半導体層との間に1つ以上の発光層を含む構造であってもよいし、n型半導体層と発光層とp型半導体層とを順に含む構造が複数回繰り返された構造であってもよい。半導体積層体が複数の発光層を含む場合、発光ピーク波長が異なる発光層を含んでいてもよいし、発光ピーク波長が同じ発光層を含んでいてもよい。なお、発光ピーク波長が同じとは、例えば、数nm程度のばらつきがあってもよい。このような発光層の組み合わせとしては適宜選択することができ、例えば半導体積層体が2つの発光層を含む場合、青色光と青色光、緑色光と緑色光、赤色光と赤色光、紫外光と紫外光、青色光と緑色光、青色光と赤色光、又は緑色光と赤色光などの組み合わせで発光層を選択することができる。また、発光層は、発光ピーク波長が異なる複数の活性層を含んでいてもよいし、発光ピーク波長が同じ複数の活性層を含んでいてもよい。
【0017】
図3Aに示す光源部20は、発光素子21を1つ含んでいる。第1光源20A、第2光源20B、第3光源20C及び第4光源20Dの各光源部20は、複数の発光素子21を含んでいてもよい。各光源部20が含む複数の発光素子の発光ピーク波長は、同じでも異なっていてもよい。例えば各光源部20が2つの発光素子を含む場合、青色光と緑色光、青色光と赤色光、紫外光と青光、紫外光と緑色光、紫外光と赤色光、又は緑色光と赤色光などの組み合わせで発光素子の発光ピーク波長を選択することができる。例えば各光源部20が3つの発光素子を含む場合、青色光と緑色光と赤色光、紫外光と緑色光と赤色光、紫外光と青色光と緑色光、紫外光と青色光と赤色光、紫外光と緑色光と赤色光などの組み合わせで発光素子の発光ピーク波長を選択することができる。
【0018】
図3Aに示すように、光源部20は、さらに透光性部材23(以下、光源透光性部材という)を含むことができる。光源透光性部材23は、発光素子21の上面及び側面を覆っている。光源透光性部材23によって発光素子21を保護することができる。光源透光性部材23は、発光素子21の上面の少なくとも一部を露出させるように配置されていてもよい。このようにすることで、上下方向において光源部20を小型化しやすくなる。
【0019】
例えば、光源透光性部材23は、発光素子21が発する光に対する透光性を有する。光源透光性部材23は、透光性樹脂を含み、蛍光体をさらに含んでいてもよい。透光性樹脂としては、例えば、シリコーン樹脂又はエポキシ樹脂等を用いることができる。また、蛍光体としては、イットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(例えば、(Y,Gd)3(Al,Ga)5O12:Ce)、ルテチウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(例えば、Lu3(Al,Ga)5O12:Ce)、テルビウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(例えば、Tb3(Al,Ga)5O12:Ce)、CCA系蛍光体(例えば、Ca10(PO4)6Cl2:Eu)、SAE系蛍光体(例えば、Sr4Al14O25:Eu)、クロロシリケート系蛍光体(例えば、Ca8MgSi4O16Cl2:Eu)、シリケート系蛍光体(例えば、(Ba,Sr,Ca,Mg)2SiO4:Eu)、βサイアロン系蛍光体(例えば、(Si,Al)3(O,N)4:Eu)若しくはαサイアロン系蛍光体(例えば、Ca(Si,Al)12(O,N)16:Eu)等の酸窒化物系蛍光体、LSN系蛍光体(例えば、(La,Y)3Si6N11:Ce)、BSESN系蛍光体(例えば、(Ba,Sr)2Si5N8:Eu)、SLA系蛍光体(例えば、SrLiAl3N4:Eu)、CASN系蛍光体(例えば、CaAlSiN3:Eu)若しくはSCASN系蛍光体(例えば、(Sr,Ca)AlSiN3:Eu)等の窒化物系蛍光体、KSF系蛍光体(例えば、K2SiF6:Mn)、KSAF系蛍光体(例えば、K2(Si1-xAlx)F6-x:Mn ここで、xは、0<x<1を満たす。)若しくはMGF系蛍光体(例えば、3.5MgO・0.5MgF2・GeO2:Mn)等のフッ化物系蛍光体、ペロブスカイト構造を有する量子ドット(例えば、(Cs,FA,MA)(Pb,Sn)(F,Cl,Br,I)3 ここで、FAとMAは、それぞれホルムアミジニウムとメチルアンモニウムを表す。)、II-VI族量子ドット(例えば、CdSe)、III-V族量子ドット(例えば、InP)、又はカルコパイライト構造を有する量子ドット(例えば、(Ag,Cu)(In,Ga)(S,Se)2)等を用いることができる。光源透光性部材23に添加する蛍光体としては、1種類の蛍光体を用いてもよく、複数種類の蛍光体を用いてもよい。
【0020】
また、上述した蛍光体を含有する波長変換シートを、面状光源300の上方に配置してもよい。波長変換シートは、光源部20からの青色光の一部を吸収して、黄色光、緑色光及び/又は赤色光を発し、白色光を出射する面状光源とすることができる。例えば、青色の発光が可能な光源部20と、黄色の発光が可能な蛍光体を含有する波長変換シートと、を組み合わせて白色光を得ることができる。また他には、青色の発光が可能な光源部20と、赤色蛍光体及び緑色蛍光体を含有する波長変換シートとを組み合わせてもよい。また、青色の発光が可能な光源部20と、複数の波長変換シートとを組み合わせてもよい。複数の波長変換シートとしては、例えば、赤色の発光が可能な蛍光体を含有する波長変換シートと、緑色の発光が可能な蛍光体を含有する波長変換シートと、を選択することができる。また、青色の発光が可能な発光素子21と赤色の発光が可能な蛍光体を含有する光源透光性部材23とを有する光源部20と、緑色の発光が可能な蛍光体を含有する波長変換シートと、を組み合わせてもよい。
【0021】
波長変換シートに用いられる黄色の発光が可能な蛍光体としては、例えば、上述したイットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体を用いるのが好ましい。また、波長変換シートに用いられる緑色の発光が可能な蛍光体としては、発光ピーク波長の半値幅の狭い、例えば、上述したペロブスカイト構造を有する量子ドット、III-V族量子ドット、又は、カルコパイライト構造を有する量子ドットを用いるのが好ましい。また、波長変換シートに用いられる赤色の発光が可能な蛍光体としては、緑色の発光が可能な蛍光体と同様に発光ピーク波長の半値幅の狭い、例えば、上述したKSF系蛍光体、KSAF系蛍光体、III-V族量子ドット、又は、カルコパイライト構造を有する量子ドットを用いるのが好ましい。
【0022】
光源部20は、さらに被覆部材24を含むことができる。被覆部材24は、発光素子21の下面に配置される。被覆部材24は、光源部20の電極22の下面が被覆部材24から露出するように配置される。被覆部材24は、発光素子21の側面を覆う光源透光性部材23の下面にも配置される。
【0023】
被覆部材24は、発光素子21が発する光に対する反射性を有する。被覆部材24には、例えば、窒素や酸素等の気体を含む樹脂部材や、光散乱粒子を含む樹脂部材等を用いることができる。被覆部材24の樹脂部材としては、例えば、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、環状ポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート樹脂若しくはポリエステル樹脂等の熱可塑性樹脂、又は、エポキシ樹脂若しくはシリコーン樹脂等の熱硬化性樹脂を用いることができる。被覆部材24の光散乱粒子としては、例えば、チタニア、シリカ、アルミナ、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、ジルコニア、イットリア、フッ化カルシウム、フッ化マグネシウム、五酸化ニオブ、チタン酸バリウム、五酸化タンタル、硫酸バリウム、又は、ガラス等の粒子を用いることができる。被覆部材24は、気体と光散乱粒子の両方を含んでいてもよい。
【0024】
図3Aに示すように、光源部20は光調整部材25(以下、光源光調整部材という)を含むことができる。光源光調整部材25は、光源部20の上面の少なくとも一部を構成する。光源光調整部材25は、発光素子21の上側に配置される。上面視において光源光調整部材25と発光素子21とが重なり、その重なる部分において光源光調整部材25が発光素子21の上側に位置する。光源光調整部材25は、光源透光性部材23の上側に配置され、光源透光性部材23の上面から出射する光の量や出射方向を調整する。光源光調整部材25は、発光素子21が発する光に対する反射性及び透光性を有する。光源透光性部材23の上面から出射した光の一部は光源光調整部材25により反射し、他の一部は光源光調整部材25を透過する。発光素子21のピーク波長に対する光源光調整部材25の透過率は、例えば、1%以上50%以下が好ましく、3%以上30%以下であることがより好ましい。光源部20が光源光調整部材25を含むことにより、光源部20の直上領域が明るくなりすぎることを低減することができる。これにより、面状光源300の輝度むらが低減される。
【0025】
光源光調整部材25は、例えば、光散乱粒子を含む樹脂部材によって構成することができる。光源光調整部材25の樹脂部材としては、被覆部材24の樹脂部材と同様の材料を用いることができる。光源光調整部材25の光散乱粒子としては、被覆部材24の光散乱粒子と同様の材料を用いることができる。また、光源光調整部材25は、例えば、アルミニウム若しくは銀などの金属部材、又は誘電体多層膜であってもよい。
【0026】
図3Bに示すように、光源部20は、光源光調整部材25を含まなくてもよい。このようにすることで、光源部20が発光素子21の上側に配置される光源光調整部材25を含む場合よりも、上下方向において光源部20を小型化しやすくなる。他の光源部20の形態としては、光源部20は被覆部材24を含まなくてもよい。例えば、発光素子の下面、一対の電極22の下面、及び、光源透光性部材の下面によって光源部の下面が構成されていてもよい。他の光源部20の形態としては、光源部20は発光素子21の単体のみであってもよい。他の光源部20の形態としては、光源部20は、被覆部材24及び光源透光性部材23を含まず、発光素子21の上面に光源光調整部材25が配置されたものであってもよい。他の光源部20の形態としては、光源部20は、光源透光性部材23を含まず、発光素子21の上面に光源光調整部材25が配置され、発光素子21の下面に被覆部材24が配置されたものであってもよい。
【0027】
上面視における光源部20の形状は特に限定されない。上面視における光源部20の形状は、例えば、円形、三角形、四角形、六角形又は八角形等の形状とすることができる。上面視における光源部20の形状が四角形の場合には、光源部20の一対の外縁がX方向と平行でもよく、X方向に対して傾いてもよい。本実施形態では、光源部20の一対の外縁がX方向に対して45°傾いている。
【0028】
(支持体100)
支持体100は、複数の光源群200を載置する部材である。
図4に示すように、支持体100は、基材11と、第1配線12Aと、を有する。第1配線12Aの線膨張係数は、基材11の線膨張係数よりも小さい。基材11は、第1面111Aを含む。本実施形態において、第1面111Aは基材11の下面である。尚、第1面111Aは基材11の上面であってもよい。第1配線12Aは、基材11の第1面111Aに配置される。第1配線12Aは、第1光源20A及び第2光源20Bの少なくとも1つと電気的に接続される。
【0029】
基材11は、リジッド基板であってもよく、フレキシブル基板であってもよい。面状光源の薄型化のため、基材11はフレキシブル基板であることが好ましい。基材11は、上下方向において単層で構成されてもよいし、複数の層の積層体で構成されてもよい。例えば、基材11は、単層のフレキシブル基板で構成されていてもよく、複数のリジッド基板の積層体で構成されていてもよい。基材11の材料として、例えば、ポリイミドなどの樹脂を用いることができる。第1配線12Aの材料としては、例えば、銅膜など金属膜を用いることができる。第1配線12Aの材料として、樹脂と、樹脂中に含まれる金属粒子とを含む導電性ペーストを用いてもよい。第1配線12Aの樹脂としては、例えば、エポキシ樹脂又はフェノール樹脂を用いることができる。第1配線12Aの金属粒子として、例えば、銅又は銀の粒子を用いることができる。
【0030】
図5、
図6に示すように、第1配線12Aは、第1延伸部121と、第2延伸部122と、第3延伸部123と、を有する。第1延伸部121は、第1光源20Aに対して-X側に位置する。第1延伸部121は、Y方向と平行な第1方向に延びる。第2延伸部122は、Y方向において第1光源20Aと第2光源20Bの間に位置する。尚、本明細書において、部材が間に位置するとは、部材の少なくとも一部が間に位置することである。例えば、第2延伸部122がY方向において第1光源20Aと第2光源20Bの間に位置するとは、第2延伸部122の少なくとも一部がY方向において第1光源20Aと第2光源20Bの間に位置することである。第2延伸部122は、第1延伸部121の第1接続部121Aから第1方向(Y方向)と異なる第2方向に延びる。第3延伸部123は、第2光源20Bに対して+X側に位置する。第3延伸部123は、第2延伸部122の第2接続部122Aから第1方向(Y方向)に延びる。X方向において、第1延伸部121の少なくとも一部が第1光源20Aと重なっている。X方向において、第3延伸部123の少なくとも一部が第2光源20Bと重なっている。本実施形態では、第2延伸部122は、第1光源20Aに対して+Y側に位置し、第2光源20Bに対して-Y側に位置する。第1配線12Aは、複数の光源群200の少なくとも1つの光源群200が有する第1光源20Aに対して-X側に位置して、Y方向と平行な第1方向に延びる第1延伸部121を有していればよい。
【0031】
図5に示すように、第1光源20Aに対して-X側に位置するとは第1光源20Aに対して右側に位置することであり、第2光源20Bに対して+X側に位置するとは第2光源20Bに対して左側に位置することである。尚、
図5ではX方向が右から左に進む方向であるが、X方向は左から右に進む方向であってもよい。X方向が左から右に進む方向である場合には、第1光源20Aに対して-X側に位置するとは第1光源20Aに対して左側に位置することであり、第2光源20Bに対して+X側に位置するとは第2光源20Bに対して右側に位置することである。
【0032】
基材11よりも線膨張係数の小さい第1配線12AがX方向において第1光源20Aと第2光源20Bに跨って位置することにより、複数の光源群200から発生する熱によって支持体100がX方向に膨張することを低減することができる。このようにすることで、X方向に並んで配置される複数の光源群200のX方向における間隔が広がることを低減することができる。これにより、複数の光源群200の位置が変わることによる面状光源の輝度むらを低減しやすくなる。
【0033】
図7A、
図7Bで示すように、第1延伸部121の第1接続部121A(網掛けのハッチングで示す)とは、第2延伸部122と繋がる第1延伸部121の一部である。
図7Aに示すように第1延伸部121の第1接続部121Aの外縁は曲線によって構成されていてもよく、
図7Bに示すように第1延伸部121の第1接続部121Aの外縁は直線によって構成されていてもよい。第1延伸部121の第1接続部121Aの外縁は曲線の部分を有していることが好ましい。このようにすることで、第1延伸部121の第1接続部121Aの外縁が直線によって構成されている場合よりも、第1接続部121Aの外縁の一カ所に応力が集中することを低減できる。これにより、第1配線にひび割れが生じることを低減できる。同様に、第2接続部122Aの外縁は、曲線の部分を有していることが好ましい。
【0034】
第2延伸部122が延びる第2方向はX方向と平行であってもよく、
図5に示すようにX方向に対して傾いていてもよい。第2方向は+Y側に向かうようにX方向に対して傾いていることが好ましい。このようにすることで、第2方向がX方向と平行である場合よりも第1配線12Aの長さを短くしやすくなる。これにより、第1配線12Aによる電気抵抗を低減させやすくなるので、面状光源300の消費電力を低減させやすくなる。
【0035】
図5に示すように、第1配線12Aはさらに第4延伸部124と、第5延伸部125と、を有していてもよい。第4延伸部124は、第3延伸部123の第3接続部123Aから第1方向(Y方向)と異なる第3方向に延びる。第5延伸部125は、第3光源20Cに対して-X側に位置して第4延伸部124の第4接続部124Aから第1方向(Y方向)に延びる。X方向において、第5延伸部125の少なくとも一部が第3光源20Cと重なっている。Y方向において、第4延伸部124は、第2光源20Bと第3光源20Cの間に位置する。第1配線12Aが第4延伸部124と第5延伸部125を有することにより、支持体100がX方向に膨張することを低減することができる。
【0036】
図5に示すように、第1配線12Aは、さらに第6延伸部126を備えていてもよい。第6延伸部126は、第1延伸部121の第5接続部125Aから第1方向(Y方向)と異なる第4方向に延びる。Y方向において、第1光源20Aは、第2延伸部122と第6延伸部126の間に位置する。第1配線12Aが第6延伸部126を有することにより、支持体100がX方向に膨張することを低減することができる。第6延伸部126は、第1光源20Aの外縁よりも+X側に位置する部分と、-X側に位置する部分と、を有していることが好ましい。このようにすることで、支持体100がX方向に膨張することを低減しやすくなる。本実施形態では、第6延伸部126の一方の端部は、第4方向と異なる方向に延びる第1配線12Aの一部と繋がっていない。本実施形態では、第6延伸部126の他方の端部は、第1延伸部121の第5接続部125Aと繋がっている。本実施形態において、第6延伸部126が延びる第4方向は、第2延伸部122が延びる第2方向と平行である。
【0037】
図6、
図7Cに示すように、第1配線12Aは、さらに第7延伸部127と、第8延伸部128と、を備えていてもよい。
図7Cに示すように、第7延伸部127は、第6延伸部126の第6接続部126A(網掛けのハッチングで示す)から第1方向(Y方向)に延びる。第8延伸部128は、第7延伸部127の第7接続部127A(網掛けのハッチングで示す)からX方向に延びる。第1配線12Aが第7延伸部127及び第8延伸部128を有することにより、支持体100がX方向及び/又はY方向に膨張することを低減することができる。第8延伸部128は、第7延伸部127の第7接続部から+X側に延びる部分と、-X側に延びる部分と、を有していることが好ましい。このようにすることで、支持体100がX方向に膨張することを低減しやすくなる。第8延伸部128は、第1光源20Aの外縁よりも+X側に位置する部分と、-X側に位置する部分と、を有していることが好ましい。このようにすることで、支持体100がX方向に膨張することを低減しやすくなる。
【0038】
図6、
図7Cに示すように、第1配線12Aは、さらに第9延伸部129と、第10延伸部130と、を備えていてもよい。
図7Cに示すように、第9延伸部129は、第8延伸部128の第8接続部128A(網掛けのハッチングで示す)から第1方向(Y方向)に延びる。第10延伸部130は、第9延伸部129の第9接続部129A(網掛けのハッチングで示す)からX方向に延びる。
図6に示すように、第10延伸部130は、第1光源20Aから離れるようにX方向に延びる。第1配線12Aが第9延伸部129及び第10延伸部130を有することにより、支持体100がX方向及び/又はY方向に膨張することを低減することができる。X方向における第9接続部129Aの長さは、第1光源に近づくにつれて長くなっていくことが好ましい。このようにすることで、支持体100がX方向に膨張することを低減することができる。第9延伸部129及び/又は第10延伸部130は後述する導電部材50と接している。本実施形態では、第9接続部129Aが導電部材と接している。
【0039】
図4、
図5に示すように、支持体100はさらに基材11よりも線膨張係数が小さい第2配線12Bを有していることが好ましい。第2配線12Bは、第1面111Aの反対側に位置する第2面111Bに配置される。第2配線12BはX方向に延びる。Y方向において、第2配線12Bが第1光源20Aと第2光源20Bの間に位置する。支持体100が第2配線12Bを有することにより、支持体100がX方向に膨張することを低減することができる。第2配線12Bの材料としては、第1配線12Aと同様の材料を用いることができる。第1配線12Aの材料と第2配線12Bの材料は同じでもよく、異なっていてもよい。例えば、第1配線12Aの材料として銅膜など金属膜を用い、第2配線12Bの材料として導電性ペーストを用いてもよい。本実施形態では、第1配線12Aと第2配線12Bがビア12Dを介して電気的に接続される。
【0040】
図5に示すように、下面視において、第2配線12Bは、複数の光源群200に跨って配置されることが好ましい。このようにすることで、支持体100がX方向に膨張することを低減しやすくなる。
【0041】
Y方向における第2配線12Bの長さは、X方向における第1延伸部111の長さよりも長いことが好ましい。このようにすることで、第2配線12Bの体積を大きくしやすくなる。これにより、支持体100がX方向に膨張することを第2配線12Bによって低減させやすくなる。尚、本明細書において、各部材の長さとは各部材の長さが最大になるときの値とする。例えば、Y方向における第2配線12Bの長さとは、Y方向における第2配線12Bの長さが最大になるときの値とする。
【0042】
図5、
図6に示すように、下面視において、第2配線12Bの少なくとも一部が第1延伸部111と重なることが好ましい。このようにすることで、第1延伸部111の近傍において支持体100がX方向に膨張することを低減させやすくなる。
【0043】
図4に示すように、第2配線12Bの厚さは、第1配線12Aの厚さよりも厚いことが好ましい。これにより、支持体100がX方向に膨張することを第2配線12Bによって低減させやすくなる。尚、本明細書において、各部材の厚さとは上下方向における各部材の長さが最大になるときの値とする。
【0044】
図4、
図5、
図6に示すように、支持体100はさらに基材11よりも線膨張係数が小さい第3配線12Cを有していることが好ましい。第3配線12Cは、第2面111Bに配置される。第3配線12Cは、X方向に延びる。Y方向において、第2配線12Bと第3配線12Cの間に第1光源20Aが位置する。第3配線12Cは、第1光源20Aに対して-Y側に位置する。支持体100が第3配線12Cを有することにより、支持体100がX方向に膨張することを低減しやすくなる。第3配線12Cの材料としては、第1配線12Aと同様の材料を用いることができる。第1配線12Aの材料と第3配線12Cの材料は同じでもよく、異なっていてもよい。例えば、第1配線12Aの材料として銅膜など金属膜を用い、第2配線12B及び第3配線12Cの材料として導電性ペーストを用いてもよい。
【0045】
図5に示すように、下面視において、第3配線12Cは、複数の光源群200に跨って配置されることが好ましい。このようにすることで、支持体100がX方向に膨張することを低減しやすくなる。
【0046】
Y方向における第3配線12Cの長さは、X方向における第1延伸部111の長さよりも長いことが好ましい。このようにすることで、第3配線12Cの体積を大きくしやすくなる。これにより、支持体100がX方向に膨張することを第3配線12Cによって低減させやすくなる。
【0047】
図5、
図6に示すように、下面視において、第3配線12Cの少なくとも一部が第1延伸部111と重なることが好ましい。このようにすることで、第1延伸部111の近傍において支持体100がX方向に膨張することを低減させやすくなる。下面視において、第3配線12Cの少なくとも一部が第6延伸部126と重なることが好ましい。このようにすることで、第6延伸部126の近傍において支持体100がX方向に膨張することを低減させやすくなる。
【0048】
図4に示すように、第3配線12Cの厚さは、第1配線12Aの厚さよりも厚いことが好ましい。これにより、支持体100がX方向に膨張することを第3配線12Cによって低減させやすくなる。
【0049】
図4に示すように、支持体100は、基材11上に配置された第1接着層31と、第1接着層31上に配置された反射部材40と、反射部材40上に配置された第2接着層32と、をさらに有していてもよい。
【0050】
第1接着層31は、基材11と反射部材40との間に配置され、基材11と反射部材40を接着している。第1接着層31は、例えば、光散乱粒子を含む樹脂部材によって構成することができる。第1接着層31の樹脂部材として、例えば、被覆部材24の樹脂部材と同様の材料を用いることができる。第1接着層31の光散乱粒子として、例えば、被覆部材24の光散乱粒子と同様の材料を用いることができる。第1接着層31として、シート状の光学用透明粘着剤を用いてもよい。
【0051】
第1接着層31の樹脂部材の屈折率は、反射部材40の樹脂部材の屈折率よりも低いことが好ましい。このようにすることで、反射部材40から第1接着層31に進む光の一部が、反射部材40と第1接着層31との界面において全反射しやすくなる。これにより、面状光源300の下方へ抜ける光を低減できるので、面状光源300の光取り出し効率が向上する。
【0052】
反射部材40は、光源部20が発する光に対する反射性を有する。光源部20の下方に配置されている。反射部材40は、樹脂部材と、樹脂部材中に含まれる反射体によって構成することができる。反射部材40の樹脂部材として、例えば、被覆部材24の樹脂部材と同様の材料を用いることができる。反射部材40の反射体の材料としては、被覆部材24の光散乱粒子と同様の材料を用いることができる。反射部材40の反射体として窒素や酸素等の気体を用いてもよい。また、反射部材40は、反射体として光散乱粒子と気体の両方を含んでいてもよい。
【0053】
反射部材40の反射体の屈折率は、反射部材40の樹脂部材の屈折率よりも低いことが好ましい。このようにすることで、反射部材40に入射した光源部20からの光の一部が、反射部材40の樹脂部材と反射部材40の反射体との界面において全反射しやすくなる。これにより、反射部材40から下方へ光が抜ける低減できるので、面状光源300の光取り出し効率が向上する。
【0054】
第2接着層32は、反射部材40と光源部20との間に配置され、反射部材40と光源部20を接着している。光源部20は、第2接着層32上に配置される。第2接着層32は、例えば、光散乱粒子を含む樹脂部材によって構成することができる。第2接着層32の樹脂部材として、例えば、被覆部材24の樹脂部材と同様の材料を用いることができる。第2接着層32の光散乱粒子として、例えば、被覆部材24の光散乱粒子と同様の材料を用いることができる。第2接着層32として、シート状の光学用透明粘着剤を用いてもよい。
【0055】
支持体100は、導電部材50をさらに有する。導電部材50の材料としては、例えば、導電性ペーストを用いることができる。
図4に示すように、導電部材50は光源部20の電極22と接している。
【0056】
導電部材50は、接続部51と配線部52とを有する。接続部51は、第2接着層32、反射部材40、第1接着層31、及び基材11を上下方向において貫通している。配線部52は、接続部51と第1配線12Aを電気的に接続している。接続部51と配線部52は、同じ材料で一体に形成することができる。
【0057】
光源部20の正負の一対の電極22に対応して、一対の導電部材50が互いに離れて配置されている。一方の導電部材50の接続部51は、光源部20の下方において正側の電極22と接続され、他方の導電部材50の接続部51は、光源部20の下方において負側の電極22と接続されている。
【0058】
図5、
図6に示すように、X方向における導電部材50の長さは、X方向における第1光源20Aの長さよりも長いことが好ましい。導電部材50の線膨張係数が基材11の線膨張係数よりも小さい場合には、X方向における導電部材50の長さが長いことにより、支持体100がX方向に膨張することを低減することができる。
【0059】
図5、
図6に示すように、導電部材50は、第1光源20Aの外縁よりも+X側に位置する部分と、-X側に位置する部分と、を有していることが好ましい。このようにすることで、第1光源20Aの近傍において支持体100がX方向に膨張することを低減させやすくなる。これにより、第1光源20Aの位置が変わることによる面状光源の輝度むらを低減しやすくなる。
【0060】
図6に示すように、下面視において、対向する一方の導電部材50の外縁の一部と、他方の導電部材50の外縁の一部と、は平行であることが好ましい。このようにすることで、導電部材50が短絡することを低減することができる。
【0061】
導電部材50は、第1配線12Aと複数箇所で接続されていることが好ましい。このようにすることで、電気回路の一部が途切れることを低減しやすくなる。
図6に示すように、本実施形態では、導電部材50と第1配線12Aは、第1部52Aと第2部52Bの2か所で接続されている。尚、導電部材50は、第1配線12Aと1カ所で接続されていてもよい。
【0062】
支持体100は、基材11の下面を保護する絶縁層60をさらに有していていることが好ましい。本実施形態では、絶縁層60が基材11の下面に配置されて第1配線12Aを覆っている。絶縁層60の材料として、例えば、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂又はアクリル樹脂を用いることができる。尚、
図5、
図6は絶縁層60を省略した面状光源の一部の模式下面図である。
【0063】
(導光部材70)
図4に示すように、面状光源300は、光源部20が配置される孔部70Hを有する導光部材70を有していてもよい。導光部材70は、光源部20が発する光に対する透光性を有する部材である。光源部20のピーク波長に対する導光部材70の透過率は、例えば、60%以上が好ましく、80%以上がより好ましい。本実施形態では、面状光源300は、第1光源20Aが配置される第1導光部材70Aと、第2光源20Bが配置される第2導光部材70Bと、第3光源20Cが配置される第3導光部材70Cと、第4光源20Dが配置される第4導光部材70Dと、を有する。第1導光部材70A、第2導光部材70B、第3導光部材70C及び/又は第4導光部材70Dを導光部材70と称することがある。
【0064】
導光部材70は、面状光源300の発光面となる第1導光面701と、第1導光面701の反対側に位置する第2導光面702と、を有する。導光部材70は、上面視において光源部20を連続して囲む。本実施形態では、導光部材70は、第1導光面701から第2導光面702まで貫通する孔部70Hを有する。導光部材70の孔部70Hに光源部20が配置される。本実施形態における孔部70Hは、上面視において円形状である。孔部70Hは、上面視において楕円、又は、三角形、四角形、六角形若しくは八角形等の多角形状であってもよい。尚、孔部70Hは、導光部材70の第2導光面702側のみ開口する凹部であってもよい。
【0065】
本実施形態では、複数の導光部材70のそれぞれが異なる発光領域300Aである。1つの発光領域300Aは、ローカルディミングの駆動単位とすることができる。面状光源300を構成する発光領域300Aの数は特に限定されない。例えば、面状光源300が1つの発光領域300Aを備えていてもよく、本実施形態のように面状光源300が複数の発光領域300Aを備えていてもよい。また、複数の面状光源300を並べることで、より面積の大きい面状光源装置としてもよい。
【0066】
図4、
図6に示すように、第1導光部材70Aと第2導光部材70Bは隙間70Gを隔てて配置されていることが好ましい。このようにすることで、導光部材70と支持体100の熱膨張係数の違いから生じる支持体100の反りを低減することができる。これにより、導電部材50に亀裂が生じることを低減できる。複数の導光部材70のそれぞれが隙間を隔てて配置されていることが好ましい。
【0067】
図6に示すように、下面視において、第1接続部121Aの少なくとも一部、及び/又は、第2延伸部122の少なくとも一部が、第1導光部材70Aと第2導光部材70Bの隙間70Gと重なることが好ましい。第2延伸部122はY方向と異なる第2方向に延びているので、第1接続部121A及び第2延伸部122は、Y方向と平行に延びる第1延伸部121よりもX方向における長さを長くしやすい。このため、第1接続部121Aの少なくとも一部、及び/又は、第2延伸部122の少なくとも一部が、第1導光部材70Aと第2導光部材70Bの隙間70と重なることで、第1導光部材70Aと第2導光部材70Bの隙間70Gの近傍において支持体100がX方向に膨張することを低減させやすくなる。
【0068】
図6に示すように、下面視において、第2配線12Bと、第1導光部材70Aと第2導光部材70Bの隙間70Gと、が離れて位置することが好ましい。基材11が可撓性を有する場合には、下面視において、第2配線12Bと第1導光部材70Aと第2導光部材70Bの隙間70Gとが離れて位置することにより、支持体100をX方向に沿って曲げやすくなる。尚、下面視において、第2配線12Bの少なくとも一部が第1導光部材70Aと第2導光部材70Bの隙間70Gと重なっていてもよい。このようにすることで、第1導光部材70Aと第2導光部材70Bの隙間70Gの近傍において支持体100がX方向に膨張することを低減させやすくなる。
【0069】
導光部材70は、第1導光面701又は第2導光面702に開口する凹部71を有することが好ましい。このようにすることで、導光部材70の表面積を大きくしやすくなる。これにより、導光部材70の表面から導光部材70の外部に取り出される光の量を増やしやすくなるので、面状光源300の光取り出し効率を向上させやすくなる。導光部材70は、第1導光面701及び第2導光面702に開口する貫通孔を有していてもよい。このようにすることで、導光部材70の表面積を大きくしやすくなる。
【0070】
導光部材70の凹部71の形状は、特に限定されない。
図2に示すように、本実施形態の導光部材70の凹部71の形状は、線状の部分を含んでいてもよい。また、本明細書において、線状とは、直線、曲線、又は、折れ曲がった線等も含む。例えば、上面視における導光部材70の凹部71の形状は、2方向に延びるV字形又はL字形の部分を含んでいてもよい。上面視における導光部材70の凹部71の形状は、円形、三角形、四角形、六角形又は八角形等の形状であってもよい。また、第1導光部材70Aの凹部71の形状及び/又は数と、第2導光部材70Bの凹部71の形状及び/又は数と、は同じでもよく、異なっていてもよい。
【0071】
導光部材70の材料としては、被覆部材24の樹脂部材と同様の材料を用いることができる。また、導光部材70の材料として、ガラス等を用いてもよい。導光部材70は、蛍光体や光散乱粒子を含んでいてもよい。
【0072】
導光部材70の厚さは、例えば、150μm以上800μm以下が好ましい。導光部材70は、上下方向に単層で構成されてもよいし、複数の層の積層体で構成されてもよい。導光部材70が積層体で構成される場合、各層の間に透光性の接着剤を配置してもよい。積層体の各層は、異なる種類の主材を用いてもよい。
【0073】
(透光性部材80)
図4に示すように、面状光源300は透光性部材80を備えていてもよい。透光性部材80は、光源部20が発する光に対する透光性を有する部材である。透光性部材80は、第1透光部81と、第2透光部82と、を有する。本実施形態では、第1透光部81と第2透光部82は、別体である。第1透光部81と第2透光部82は、同じ材料で一体に形成されていてもよい。光源部20のピーク波長に対する第1透光部81及び第2透光部82のそれぞれの透過率は、例えば、60%以上が好ましく、80%以上がより好ましい。
【0074】
図4に示すように、第1透光部81は、光源部20の側面と接していることが好ましい。このようにすることで、光源部20からの光が第1透光部81に入射しやすくなる。第1透光部81は導光部材70と接していることが好ましい。このようにすることで、光源部20からの光が導光部材70に入射しやすくなる。
【0075】
第1透光部81は、光源部20の上面の少なくとも一部を露出させるように配置されていることが好ましい。このようにすることで、第1透光部81が光源部20の上面の全てを覆う場合よりも上下方向において面状光源300を小型化しやすくなる。第1透光部81は、光源部20の上面の全てを露出させるように配置されていてもよい。また、第1透光部81は、光源部20の上面の全てを覆っていてもよい。第1透光部81が光源部20の上面の全てを覆うことによって、光源部20の直上領域における輝度の調整が容易になる。例えば、光源部20の上面を覆う部分の第1透光部81の厚さを変更することにより光源部20の直上領域における輝度を調整できる。これにより、輝度の調整が容易になるので、面状光源300の輝度むらを低減させやすくなる。第1透光部81が光源部20の上面を覆う場合には、第2透光部82は、第1透光部81を介して光源部20の上面を覆う。
【0076】
第1透光部81は、上下方向において、単層で構成されてもよいし、複数の層の積層体で構成されてもよい。また、第1透光部81は蛍光体や光散乱粒子を含んでいてもよい。第1透光部81が積層体である場合には、各層が蛍光体及び/又は光散乱粒子を含んでいてもよく、含んでいなくてもよい。例えば、第1透光部81が、蛍光体を含む層と、蛍光体を含まない層とで構成されていてもよい。第1透光部81の材料として、例えば、被覆部材24の樹脂部材と同様の材料を用いることができる。
【0077】
第2透光部82は、光源部20の上側に位置する。第2透光部82は、第1透光部81の上側に位置する。第2透光部82は、光源部20の上面及び/又は第1透光部81の上面と接していることが好ましい。このようにすることで、上下方向において面状光源300を小型化しやすくなる。
【0078】
第2透光部82の材料としては、例えば、被覆部材24の樹脂部材と同様の材料を用いることができる。また、第2透光部82としては、シート状の光学用透明粘着剤(OCA)を用いてもよい。第2透光部82は蛍光体や光散乱粒子を含んでいてもよい。
【0079】
(光調整部材90)
図4に示すように、面状光源300は光調整部材90を備えていてもよい。光調整部材90は、光源部20が発する光に対する反射性及び透光性を有する。光源部20から出射した光の一部は光調整部材90により反射し、他の一部は光調整部材90を透過する。光源部20のピーク波長に対する光調整部材90の透過率は、光源部20のピーク波長に対する導光部材70の透過率よりも低い。例えば、光源部20のピーク波長に対する光調整部材90の透過率は、例えば、1%以上50%以下が好ましく、3%以上30%以下であることがより好ましい。光調整部材90は、単層で構成されてもよいし、複数の層の積層体で構成されてもよい。
【0080】
光調整部材90は、光源部20の上側に配置される。上面視において光調整部材90と光源部20とが重なり、その重なる部分において光調整部材90が光源部20の上側に位置する。光調整部材90が、光源部20の上側に位置することにより、光源部20の直上領域が明るくなりすぎることを低減することができる。
【0081】
図2に示すように、上面視において、光調整部材90の外縁の少なくとも一部は、導光部材70の孔部70Hの外縁よりも外側に位置することが好ましい。これにより、孔部70Hの外縁の近傍が明るくなりすぎることを低減することができる。上面視において、光調整部材90の外縁の全てが、孔部70Hの外縁よりも外側に位置していてもよい。これにより、さらに孔部70Hの外縁の近傍が明るくなりすぎることを低減することができる。
【0082】
光調整部材90は、光調整貫通孔90Aを有していてもよい。光調整部材90が、光調整貫通孔90Aを有することにより、光調整部材90の直上領域における輝度の調整が容易になる。例えば、光調整貫通孔90Aの大きさや位置を変更することにより、光調整部材90によって遮られる光源部20からの光を調整できる。これにより、光調整部材90の直上領域における輝度の調整が容易になるので、面状光源300の輝度むらを低減させやすくなる。
【0083】
光調整部材90の光調整貫通孔90Aは、上面視において光源部20から離れて位置することが好ましい。このようにすることで、光源部20の直上領域が明るくなりすぎることを低減することができる。
【0084】
上面視における光調整貫通孔90Aの形状は、特に限定されない。
図2に示すように上面視における光調整貫通孔90Aの形状は円形状である。上面視における光調整貫通孔90Aの形状は、楕円形、又は、三角形、四角形、六角形若しくは八角形等の多角形であってもよい。上面視における光調整貫通孔90Aの形状は、線状の部分を含んでいてもよい。
【0085】
上面視において、複数の光調整貫通孔90Aが光源部20を囲んでいることが好ましい。このようにすることで、X方向及び/又はY方向の面状光源300の輝度を調整しやすくなる。
【0086】
図2に示すように、上面視において、光調整部材90は、横方向に凹む複数の凹部90B(以下、光調整凹部という)を有することが好ましい。光調整凹部90Bは、光調整部材90の外縁に設けられる。光調整部材90が光調整凹部90Bを有することにより、光調整部材90の周囲における輝度の調整が容易になる。例えば、光調整凹部90Bの大きさや位置を変更することにより、光調整部材90によって遮られる光源部20からの光を調整できる。これにより、光調整部材90の周囲における輝度の調整が容易になるので、面状光源300の輝度むらを低減させやすくなる。光調整凹部90Bの大きさは特に限定されない。X方向における光調整凹部90Bの最大の長さは、X方向における光調整貫通孔90Aの最大の長さよりも短くてもよい。Y方向における光調整凹部90Bの最大の長さは、Y方向における光調整貫通孔90Aの最大の長さよりも短くてもよい。
【0087】
光調整部材90は、樹脂部材と、樹脂部材中に含まれる反射体によって構成することができる。光調整部材90の樹脂部材として、例えば、被覆部材24の樹脂部材と同様の材料を用いることができる。光調整部材90の反射体の材料としては、被覆部材24の光散乱粒子と同様の材料を用いることができる。光調整部材90の反射体として窒素や酸素等の気体を用いてもよい。また、光調整部材90は、反射体として光散乱粒子と気体の両方を含んでいてもよい。
【0088】
本明細書は、下記の実施形態を含む。
項1. 基材と、前記基材よりも線膨張係数が小さく前記基材の第1面に配置された第1配線と、を有する支持体と、
前記支持体上に配置され、X方向に並んで配置される複数の光源群と、を備え、
複数の前記光源群のそれぞれは、前記X方向に対して垂直なY方向に並んで配置される前記第1光源及び前記第2光源を有し、
前記第1配線は、前記第1光源及び前記第2光源の少なくとも1つと電気的に接続され、且つ、前記第1光源に対して-X側に位置して前記Y方向と平行な第1方向に延びる第1延伸部と、前記Y方向において前記第1光源と前記第2光源の間に位置して前記第1延伸部の第1接続部から前記第1方向と異なる第2方向に延びる第2延伸部と、前記第2光源に対して+X側に位置して前記第2延伸部の第2接続部から前記第1方向に延びる第3延伸部と、を有する面状光源。
項2. 前記光源群は、前記Y方向に前記第1光源、前記第2光源及び第3光源の順に並んで配置される前記第3光源を有し、
前記第1配線は、前記第3延伸部の第3接続部から前記第1方向と異なる第3方向に延びる第4延伸部と、前記第3光源に対して-X側に位置して前記第4延伸部の第4接続部から前記第1方向に延びる第5延伸部と、を有する項1に記載の面状光源。
項3. 前記支持体は、前記第1面の反対側に位置する第2面に配置されて、前記X方向に延びる第2配線を有し、
前記第2配線は、前記Y方向において前記第1光源と前記第2光源の間に位置する項1又は項2に記載の面状光源。
項4. 前記Y方向における前記第2配線の長さは、前記X方向における前記第1延伸部の長さよりも長い項3に記載の面状光源。
項5. 下面視において、前記第2配線の少なくとも一部が前記第1延伸部と重なる項3又は項4に記載の面状光源。
項6. 前記第2配線の厚さは、前記第1配線の厚さよりも厚い項3から項5のいずれか1つに記載の面状光源。
項7. 前記第1光源が配置される第1導光部材と、
前記第2光源が配置される第2導光部材と、をさらに備え、
前記第1導光部材と前記第2導光部材は隙間を隔てて配置されており、
下面視において、前記第1接続部の少なくとも一部、及び/又は、前記第2延伸部の少なくとも一部が前記隙間と重なる項1から項6のいずれか1つに記載の面状光源。
項8. 前記第1光源と接する導電部材をさらに備え、
前記X方向において前記導電部材の長さが前記第1光源の長さよりも長い項1から項7のいずれか1つに記載の面状光源。
【0089】
以上、具体例を参照しつつ、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。本発明の上述した実施形態を基にして、当業者が適宜設計変更して実施し得る全ての形態も、本発明の要旨を包含する限り、本発明の範囲に属する。その他、本発明の思想の範疇において、当業者であれば、各種の変更例及び修正例に想到し得るものであり、それら変更例及び修正例についても本発明の範囲に属するものである。
【符号の説明】
【0090】
11 基材
12A 第1配線
12B 第2配線
20 光源部
31 第1接着層
32 第2接着層
40 反射部材
50 導電部材
60 絶縁層
70 導光部材
80 透光性部材
90 光調整部材
100 支持体
200 光源群
300 面状光源