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特開2024-75537演算処理装置を含む画像処理装置及びその演算方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024075537
(43)【公開日】2024-06-04
(54)【発明の名称】演算処理装置を含む画像処理装置及びその演算方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 7/537 20060101AFI20240528BHJP
   G06F 7/499 20060101ALI20240528BHJP
   G06T 1/20 20060101ALI20240528BHJP
【FI】
G06F7/537
G06F7/499 610
G06T1/20 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】22
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023006918
(22)【出願日】2023-01-20
(31)【優先権主張番号】10-2022-0158518
(32)【優先日】2022-11-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】310024033
【氏名又は名称】エスケーハイニックス株式会社
【氏名又は名称原語表記】SK hynix Inc.
【住所又は居所原語表記】2091, Gyeongchung-daero,Bubal-eub,Icheon-si,Gyeonggi-do,Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】弁理士法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】矢幡 和浩
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 覚
【テーマコード(参考)】
5B057
【Fターム(参考)】
5B057CA08
5B057CA12
5B057CA16
5B057CB08
5B057CB12
5B057CB16
5B057CH08
5B057DB02
5B057DB09
(57)【要約】
【課題】演算量を減少させた画像処理装置を提供する。
【解決手段】演算処理装置は、演算結果の最大ビット数yに基づいて除数BIと被除数AIから有効除数DE、有効被除数NU及び演算結果を補正するオーバーフローOFビットを抽出する前処理部と、有効除数DE及び有効被除数NUに基づいて比較演算動作を最大ビット数yに応じて決まる回数だけ行った結果である除算値QUを出力する演算部と、オーバーフローOFビットに基づいて除算値を補正する後処理部と、を含むことができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
演算結果の最大ビット数に基づいて除数と被除数から有効除数、有効被除数及び上記演算結果を補正するオーバーフロービットを抽出する前処理部と、
上記有効除数及び上記有効被除数に基づいて比較演算動作を上記最大ビット数に応じて決まる回数だけ行った結果である除算値を出力する演算部と、
上記オーバーフロービットに基づいて上記除算値を補正する後処理部と、を含むことを特徴とする演算処理装置。
【請求項2】
上記演算部は、
上記比較演算動作を上記最大ビット数+1回行い、
上記前処理部は、
上記除数から第1論理値を有する最上位ビットの位置である第1位置を検出し、上記第1位置から下位ビット方向に上記最大ビット数+1個のビットを含む上記有効除数を生成することを特徴とする請求項1に記載の演算処理装置。
【請求項3】
上記前処理部は、
上記除数の上記第1位置から下位方向に残ったビットの数が上記最大ビット数+1個より小さいことに対応して、上記有効除数の残り部分を第2論理値で埋める第1パディングを行うことを特徴とする請求項2に記載の演算処理装置。
【請求項4】
上記前処理部は、
上記有効除数の最下位ビットの位置に対応する上記被除数の位置である第2位置を検出し、上記第2位置から上位ビット方向に上記最大ビット数x2+1個のビットを含む上記有効被除数を生成することを特徴とする請求項3に記載の演算処理装置。
【請求項5】
上記前処理部は、
上記第1パディングと同じ数だけ上記有効被除数の下位ビットを上記第2論理値で埋める第2パディングを行うことを特徴とする請求項4に記載の演算処理装置。
【請求項6】
上記前処理部は、
上記有効被除数が抽出された上記被除数の残りビットから上記第1論理値を有する補正ビットを検出し、上記補正ビットが検出されることに対応して上記オーバーフロービットを上記第1論理値として決めることを特徴とする請求項5に記載の演算処理装置。
【請求項7】
上記前処理部は、
上記補正ビットが検出されないことに対応して上記オーバーフロービットを上記第2論理値として決めることを特徴とする請求項6に記載の演算処理装置。
【請求項8】
上記後処理部は、
上記オーバーフロービットが上記第1論理値であることに対応して上記除算値を上記最大ビット数に基づいて決まる最大値に変更することを特徴とする請求項7に記載の演算処理装置。
【請求項9】
上記演算部は、
最後に行われた比較演算動作の残りに基づいて上記除算値に四捨五入動作を行うことを特徴とする請求項8に記載の演算処理装置。
【請求項10】
上記演算部は、
上記比較演算動作の残りの2倍数が上記有効除数より大きいかまたは同じであることに対応して上記除算値を1だけ増加させることを特徴とする請求項9に記載の演算処理装置。
【請求項11】
上記前処理部は、
上記除数の全てのビット値が上記第2論理値であることに対応して、上記有効除数、上記有効被除数及び上記オーバーフロービットを予め決まっている固定値に変更することを特徴とする請求項3に記載の演算処理装置。
【請求項12】
上記前処理部は、
上記除数のすべてのビット値が上記第2論理値であることに対応して、上記除数及び上記被除数を予め決まっている固定値に変更し、上記固定値に基づいて上記有効除数、上記有効被除数及び上記オーバーフロービットを生成することを特徴とする請求項3に記載の演算処理装置。
【請求項13】
上記前処理部は、
上記除数の全てのビット値が上記第2論理値であることに対応して、上記除数に関する情報と上記最大ビット数に基づいて決まる最大値を最終出力として出力することを特徴とする請求項3に記載の演算処理装置。
【請求項14】
上記前処理部は、
上記補正ビットが検出されることに対応して上記オーバーフロービットと上記最大値を最終出力として出力することを特徴とする請求項8に記載の演算処理装置。
【請求項15】
外部から画素値を受信するデータ受信部と、
上記画素値に基づいて出力の最大ビット数がyに制限される演算動作を行う演算処理装置と、を含み、
上記演算処理装置は、
上記最大ビット数yに基づいて除数と被除数から有効除数、有効被除数及び演算結果を補正するオーバーフロービットを抽出する前処理部と、
上記有効除数及び上記有効被除数に基づいて比較演算動作がy+1回行われた除算値を出力する演算部と、
上記オーバーフロービットに基づいて上記除算値を補正する後処理部と、を含むことを特徴とする画像処理装置。
【請求項16】
上記前処理部は、
上記除数で1の値を有する最上位ビットであるk番ビットからk-y番ビットを含む上記有効除数を生成し、上記被除数のk+y番ビットからk-y番ビットを含む上記有効被除数を生成することを特徴とする請求項15に記載の画像処理装置。
【請求項17】
上記前処理部は、
上記k値が上記y値より大きいことに対応して、上記有効除数と上記有効被除数のビット番号が負のビットを0の値で埋めるゼロパディング動作を行うことを特徴とする請求項16に記載の画像処理装置。
【請求項18】
上記前処理部は、
上記有効被除数が抽出された上記被除数の残りビットから1の値を有するビットが検出されることに対応して予め決まっている論理値を有する上記オーバーフロービットを生成することを特徴とする請求項17に記載の画像処理装置。
【請求項19】
上記後処理部は、
上記オーバーフロービットが上記論理値であることに対応して上記除算値を2-1に変更することを特徴とする請求項18に記載の画像処理装置。
【請求項20】
除数、被除数及び演算結果の最大ビット数yに関する情報を受信する段階と、
上記最大ビット数yに基づいて上記除数及び上記被除数から有効除数、有効被除数及び上記演算結果を補正するオーバーフロービットを抽出する段階と、
上記有効除数及び上記有効被除数に基づいて比較演算動作をy+1回行った除算値を生成する段階と、
上記オーバーフロービットに基づいて上記除算値を補正する段階と、を含むことを特徴とする演算処理方法。
【請求項21】
上記有効除数、有効被除数、及びオーバーフロービットを抽出する段階は、
上記除数から第1論理値を有する最上位ビットの位置である第1位置を検出する段階と、
上記第1位置から下位ビット方向にy+1個のビットを含む上記有効除数を生成する段階と、
上記有効除数の最下位ビットの位置に対応する上記被除数の位置である第2位置を検出する段階と、
上記第2位置から上位ビット方向に2y+1個のビットを含む上記有効被除数を生成する段階と、
上記有効被除数が抽出された上記被除数の残りビットから上記第1論理値を有するビットが検出されることに対応して、上記オーバーフロービットを上記第1論理値として決める段階と、を含むことを特徴とする請求項20に記載の演算処理方法。
【請求項22】
上記除算値を補正する段階は、
上記オーバーフロービットが上記第1論理値であることに対応して2-1を上記除算値に変更する段階と、
上記2-1を出力する段階と、を含むことを特徴とする請求項21に記載の演算処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は画像処理装置に関し、より具体的には画像処理装置及びその演算方法に関する。
【背景技術】
【0002】
画像処理装置は映像処理動作を行って画像の品質を向上させることができる。画像処理装置は画素値を演算して映像処理動作を行うことができる。高画質イメージセンサの登場により画像処理装置の演算量が増加している。
【0003】
画像処理装置の出力信号のビット数が制限される場合が生じ得る。画像処理装置の過負荷やリソースの無駄遣いを防止するために、画像処理装置の演算量を減らす必要がある。画像処理装置の演算量が減ると、画像処理速度は向上することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の実施例は、比較演算動作の実行回数を出力信号の最大ビット数に対応する回数だけ行うように制限する画像処理装置及びその演算方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の実施例による演算処理装置は、演算結果の最大ビット数に基づいて除数と被除数から有効除数、有効被除数及び上記演算結果を補正するオーバーフロービットを抽出する前処理部と、上記有効除数及び上記有効被除数に基づいて比較演算動作を上記最大ビット数+1回行った結果である除算値を出力する演算部と、上記オーバーフロービットに基づいて上記除算値を補正する後処理部と、を含んでもよい。
【0006】
本発明の実施例による画像処理装置は、外部から画素値を受信するデータ受信部と、上記画素値に基づいて出力の最大ビット数がyに制限される演算動作を行う演算処理装置と、を含み、上記演算処理装置は、上記最大ビット数yに基づいて除数と被除数から有効除数、有効被除数及び演算結果を補正するオーバーフロービットを抽出する前処理部と、上記有効除数及び上記有効被除数に基づいて比較演算動作がy+1回行われた除算値を出力する演算部と、上記オーバーフロービットに基づいて上記除算値を補正する後処理部と、を含んでもよい。
【0007】
本発明の実施例による画像処理装置の動作方法は、除数、被除数及び演算結果の最大ビット数yに関する情報を受信する段階と、上記最大ビット数yに基づいて上記除数及び上記被除数から有効除数、有効被除数及び上記演算結果を補正するオーバーフロービットを抽出する段階と、上記有効除数及び上記有効被除数に基づいて比較演算動作をy+1回行った除算値を生成する段階と、上記オーバーフロービットに基づいて上記除算値を補正する段階と、を含んでもよい。
【発明の効果】
【0008】
本技術によれば、出力信号の最大ビット数に対応する回数だけ出力信号を生成するための比較演算動作を行うことで演算量が減少した画像処理装置及びその演算方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の実施例による演算処理装置を説明するための図である。
図2】本発明の実施例による有効除数を生成する方法を説明するための図である。
図3】本発明の実施例による有効除数、有効被除数及びオーバーフロービットを説明するための図である。
図4】本発明の他の実施例による有効除数、有効被除数、及びオーバーフロービットを生成する方法を説明するための図である。
図5】本発明のさらに他の実施例による有効除数、有効被除数、及びオーバーフロービットを生成する方法を説明するための図である。
図6】実施例による除数の値に応じて生成される固定値を説明するための図である。
図7】本発明の実施例による比較演算動作を行って除算値を計算する方法を説明するための図である。
図8】本発明の実施例によるオーバーフロービットに基づいて除算値を補正する方法を説明するための図である。
図9】本発明の実施例による出力信号の最大ビット数が決まっている演算処理方法を説明するためのフローチャートである。
図10】本発明の実施例による演算処理装置を含む電子装置を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書または出願に開示の本発明の概念に係る実施例に対する特定の構造的または機能的説明は本発明の概念に係る実施例を説明するためだけに例示されており、本発明の概念に係る実施例は様々な形態で実施でき、本明細書または出願に説明の実施例に限定されると解釈すべきではない。
【0011】
以下では、本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者が本発明の技術的思想を容易に実施できる程度に詳細に説明するために、本発明の実施例を添付の図面を参照して説明する。
【0012】
図1は、本発明の実施例による演算処理装置を説明するための図である。
【0013】
図1を参照すると、演算処理装置は出力信号YOのビット数が制限されることがある。演算処理装置は出力信号YOのビット数に関する情報である除算最大値MIを受信することができる。演算処理装置の出力信号YOのビット数は被除数AI及び除数BIに関わらず決まってもよい。
【0014】
演算処理装置は前処理部、演算部及び後処理部を含んでもよい。演算処理装置は外部から除算最大値MI、被除数AI、除数BIに関する情報を受信することができる。図1では、除算最大値MIはyビット、被除数AIはaビット、除数BIはbビットと表現される。
【0015】
前処理部は、演算結果の最大ビット数であるyビットに基づいて除数BIと被除数AIから有効除数DE、有効被除数NU及び演算結果を補正するオーバーフローOFビットを抽出することができる。除算最大値MIの最大ビット数がyビットであることに対応して、有効除数DEはy+1ビット、有効被除数NUは2y+1ビット、オーバーフローOFは1ビットと表現することができる。本発明の実施例において、除算最大値MIの最大ビット数であるyビットは除数BIと被除数AIに関わらず予め決められてもよい。
【0016】
前処理部は除数BIから第1論理値を有する最上位ビットの位置である第1位置を検出することができる。本発明の実施例において、第1論理値は1を意味することができる。前処理部は第1位置から下位ビット方向にy+1個のビットを含む有効除数DEを生成することができる。
【0017】
前処理部は、除数BIの第1位置から下位方向に残っているビット数がy+1個より小さいことに対応して、有効除数DEの残り部分を第2論理値で埋める第1パディングを行うことができる。本発明の実施例では、第2論理値は0を意味し、第1パディングはゼロパディング(zero padding)を意味することができる。
【0018】
前処理部は有効除数DEの最下位ビットの位置に対応する被除数AIの位置である第2位置を検出することができる。前処理部は第2位置から上位ビット方向にy×2+1個のビットを含む有効被除数NUを生成することができる。前処理部は第1パディングと同じ数だけ有効被除数NUの下位ビットを第2論理値で埋める第2パディングを行うことができる。
【0019】
前処理部は、有効被除数NUが抽出された被除数AIの残りビットから第1論理値を有する補正ビットを検出することができる。前処理部は補正ビットが検出されることに対応してオーバーフローOFビットを第1論理値として決めることができる。前処理部は補正ビットが検出されないことに対応してオーバーフローOFビットを第2論理値として決めることができる。
【0020】
演算部は、有効除数DE及び上記有効被除数NUに基づいて比較演算動作を除算最大値MIの最大ビット数より+1回さらに行った結果である除算値QUを出力することができる。除算値QUは、除算最大値MIの最大ビット数より+1回さらに行われる比較演算動作により、y+1ビットであることができる。
【0021】
後処理部はオーバーフローOFビットに基づいて除算値QUを補正することができる。後処理部は除算値QUを補正してyビットで表現される出力信号YOを出力することができる。
【0022】
後処理部は、オーバーフローOFビットが第1論理値であることに対応して除算値QUを除算最大値MIに基づいて決まる最大値に変更することができる。本発明の実施例では、最大値は2-1であってもよい。後処理部は、オーバーフローOFビットが第2論理値の場合も、除算値QUが除算最大値MIより大きいかまたは同じであることに対応して除算値QUを除算最大値MIに基づいて決まる最大値に変更することができる。
【0023】
本発明の実施例では、演算部は最後に行った比較演算動作の残りに基づいて除算値QUに四捨五入動作を行うことができる。四捨五入動作を行うと、本発明の実施例による最終除算結果と被除数AI及び除数BIを用いた除算結果との誤差が減少することができる。演算部は、比較演算動作の残りの2倍数が有効除数DEより大きいかまたは同じであることに対応して除算値QUを1だけ増加させることができる。
【0024】
本発明の実施例では、前処理部は、除数BIの全てのビット値が0であることに対応して有効除数DE、有効被除数NU及びオーバーフローOFビットを予め決まっている固定値に変更することができる。固定値に変更された有効除数DE、有効被除数NU、及びオーバーフローOFビットに応じて演算部は除算値QUを迅速に演算することができる。予め決まっている固定値は最大値の出力信号YOが出力されるように調整された値であってもよい。
【0025】
本発明の他の実施例において、前処理部は、除数BIの全てのビット値が0であることに対応して、被除数AI及び除数BIを予め決まっている固定値に変更することができる。固定値に変更された被除数AI及び除数BIは最大値の出力信号YOが出力されるように調整された値であってもよい。
【0026】
本発明のさらに他の実施例において、演算処理装置は、除数BIの全てのビット値が0であることに対応して、除数BIに関する情報と除算最大値MIに基づいて決まる最大値を最終出力として出力することができる。前処理部は演算部と後処理部の動作を省略し、迅速に出力信号YOを出力することができる。出力信号YOの前処理動作による出力には追加の回路が必要となることもある。
【0027】
前処理部はオーバーフローOFビットが第1論理値であることに対応して、除数BIに関する情報と除算最大値MIに基づいて決まる最大値を最終出力として出力することができる。前処理部は演算部と後処理部の動作を省略し、迅速に出力信号YOを出力することができる。
【0028】
図2は本発明の実施例による有効除数を生成する方法を説明するための図である。
【0029】
図2を参照すると、有効除数DEは除算最大値MIの最大ビット数に基づいて除数BIから抽出されてもよい。説明の便宜上、除数BIは13ビット210、除算最大値MIの最大ビット数は9ビットと仮定する。
【0030】
有効除数DEのビット数は除算最大値MIの最大ビット数と除数BIに基づいて10ビットであることが分かる。前処理部は除数BIのビットから第1論理値を有する最上位ビットの位置を第1位置として検出することができる。図2では、第1位置は10番位置220であってもよい。前処理部は除数BIの10番ビットから1番ビットまでの10ビットを含む有効除数DEを生成することができる。
【0031】
第1位置が7番位置230である場合、除数BIの7番から0番ビットまでの数が除算最大値MIの最大ビット数+1より小さい。前処理部は有効除数DEの足りない部分をゼロパディングを行って0値で埋めることができる。図2において、有効除数DEとして抽出されたビットは色付けされている。ゼロパディングで追加されたビットは濃い色で表示されている。有効除数DEは第1位置によって最下位ビット側にゼロパディングが行われてもよい。
【0032】
図3は本発明の実施例による有効除数、有効被除数及びオーバーフロービットを説明するための図である。
【0033】
図3を参照すると、被除数AIは26ビット、除数BIは13ビット、除算最大値の最大ビット数は9ビットと仮定310することができる。
【0034】
前処理部は、図2と同様に、除数BIから第1論理値を有する最上位ビットの位置である第1位置と、有効除数DEの最下位ビットの位置である第2位置と、を検出320することができる。有効除数DEが10ビットなので、第1位置は10番ビット、第2位置は1番ビットであり得る。
【0035】
前処理部は被除数AIの第2番位置から19ビット分を含む有効被除数NUを生成330することができる。有効被除数NUは被除数AIの19番ビットから1番ビットまでのビットを含むことができる。被除数AIのビット数は十分に大きいため、ゼロパディングは実行されなくてもよい。
【0036】
前処理部は、有効被除数NUが抽出された被除数AIの残りビット340に第1論理値を有するビットが含まれているか否かを検出することができる。図3では、25番ビットから20番ビットが残りビットに該当する。残りビットに第1論理値を有するビットがあれば、被除数AIと除数BIの除算結果は除算最大値の最大ビット数である9ビットを超える。前処理部は残りビットに第1論理値を有するビットがあることに対応してオーバーフローOFビットを第1論理値として決めることができる。
【0037】
図4は、本発明の他の実施例による有効除数、有効被除数、及びオーバーフロービットを生成する方法を説明するための図である。
【0038】
図4を参照すると、図3と同様に、被除数AIは26ビット、除数BIは13ビット、除算最大値の最大ビット数は9ビットと仮定410することができる。除数BIに含まれたビットのうち第1論理値を有する最上位ビットの番号は7番であり得る420。最上位ビットの番号が除算最大値の最大ビット数である9ビットより小さいため、有効除数DEの最下位ビットにゼロパディングが行われてもよい。
【0039】
有効除数DEにゼロパディングが行われることに対応して、有効被除数NUの最下位ビットにゼロパディングが行われてもよい430。有効除数DEと有効被除数NUに追加される0値を有するビットの数は同じである。
【0040】
前処理部は被除数AIの16番ビットから0番ビットまでを含み、2つのゼロビットが追加された有効被除数NUを生成することができる。図4では、ゼロパディングが行われたビットは濃い色で表示される。
【0041】
前処理部は、図3と同様に、有効被除数NUが抽出された被除数AIの残りビット440に第1論理値を有するビットが含まれているか否かを検出することができる。被除数AIの25番ビットから17番ビットの間に第1論理値を有するビットが検出されないことに対応して、前処理部はオーバーフローOFビットを第2論理値として決めることができる。図4では、残りビットは斜線を引いた領域で表示することができる。残り領域から第1論理値を有するビットが検出されないのであれば、有効除数DEと有効被除数NUの除算結果である除算値は被除数AIと除数BIの除算結果と同じであることができる。除算値は追加の補正なしに出力信号として出力されてもよい。
【0042】
図5は、本発明のさらに他の実施例による有効除数、有効被除数、及びオーバーフロービットを生成する方法を説明するための図である。
【0043】
図5を参照すると、被除数AIは20ビット、除数BIは13ビット、除算最大値の最大ビット数は9ビットと仮定510することができる。除数BIに含まれたビットのうち第1論理値を有する最上位ビットの番号は12番であり得る520。前処理部は、図3と同様に有効除数DEを生成することができる。
【0044】
除数BIの第1論理値を有する最上位ビットの番号と除算最大値の最大ビット数の合計は、被除数AIのビット数より大きくてもよい。前処理部は足りないビット数だけ0値を有するビットを有効被除数NUの最上位ビットに追加することができる。図5において、ゼロパディングが行われたビットは濃い色で表示される。
【0045】
有効被除数NUの最上位ビットにゼロパディングが行われることに対応して、前処理部はオーバーフローOFビットを第2論理値として決めることができる。有効被除数NUが抽出された被除数AIの残りビットがないので、前処理部は追加のビット検出なしにオーバーフローOFビットを生成することができる。
【0046】
図6は実施例による除数の値に応じて生成される固定値を説明するための図である。
【0047】
図6を参照すると、前処理部は、除数BI値に応じて有効除数DEと有効被除数NUを固定された値に変更することができる。除数BIが0の場合、除算値は非常に大きい数になるため、除算値は除算最大値を超える。
【0048】
除算値が除算最大値を超える場合、前処理部は被除数AIと除数BIを固定値に変更し、変更した固定値に基づいて有効除数DE、有効被除数NU及びオーバーフローOFビットを生成することができる610。生成された有効除数DE、有効被除数NU及びオーバーフローOFビットに基づいて計算される除算値は、除算最大値に基づいて決まる最大値であってもよい。
【0049】
本発明の他の実施例では、前処理部は、除数BIに含まれた全てのビットが第2論理値を有することに対応して、既に生成された有効除数DE、有効被除数NU、及びオーバーフローOFビットを有する予め決まっている固定値に変更することができる620。変更した有効除数DE、有効被除数NU、及びオーバーフローOFビットに基づいて計算される除算値は、除算最大値に基づいて決まる最大値であってもよい。前処理部が固定値を生成する順序に関わらず除数BI値が0の場合も出力信号は同様に最大値であってもよい。
【0050】
本発明の他の実施例では、前処理部は除数BI値が0であることに対応して比較演算動作と後処理動作を省略し、除算最大値に応じて決まる最大値を出力信号として出力することができる。出力信号が前処理動作だけで出力されるためには、追加の回路が必要となることがある。
【0051】
図7は、本発明の実施例による比較演算動作を行って除算値を計算する方法を説明するための図である。
【0052】
図7を参照すると、演算部は除算最大値の最大ビット数であるyより+1回さらに比較演算動作を行うことができる。説明の便宜上、除算最大値の最大ビット数yは9と仮定することができる。
【0053】
演算部に有効除数DEと有効被除数NUが入力されてもよい。演算部に含まれた比較演算部は有効被除数NUの上位ビットに前の比較演算動作の結果CAを追加することができる。最初の比較演算動作を行うとき、CAは0の値であってもよい。比較演算部は有効除数DEと有効被除数NUの入力を受け、次の比較演算動作の有効除数DE、有効被除数NU、CAm及び除算値QUを出力することができる。
【0054】
演算部は比較演算動作をy+1回だけ行うことができる。図7における演算部は計10回の比較演算動作を行うことができる。演算部は10個の比較演算部を含んでもよい。本発明の実施例では、四捨五入動作が実行されないと、比較演算動作の残りは使用されないことがある。
【0055】
本発明の他の実施例において、演算部は、最後の比較演算動作を行った後、比較演算動作の残りに基づいて除算値QUに四捨五入動作を実行することができる。演算部は、演算動作の残りの2倍数が有効除数DEより大きいかまたは同じであることに対応して除算値QUを1だけ増加させることができる。演算部は、演算動作の残りの2倍数が有効除数DEより小さいことに対応して除算値QUをそのまま出力することができる。演算部は、演算動作の残りを1ビットだけ左側にシフトして2倍増加させることができる。図7に示す数字は二進数であると仮定することができる。
【0056】
図8は、本発明の実施例によるオーバーフロービットに基づいて除算値を補正する方法を説明するための図である。
【0057】
図8を参照すると、後処理部は除算最大値MI、オーバーフローOFビット、及び除算値QUを受信して出力信号YOを出力することができる。説明の便宜上、除算最大値MIの最大ビット数はyビット、オーバーフローOFビットは1ビット、除算値QUはy+1ビットであると仮定することができる。
【0058】
後処理部は除算最大値MIと除算値QUの比較動作を行うことができる。後処理部は、除算値QUが除算最大値MIより大きいかまたは同じであることに対応して第1論理値を中間結果CP値として出力することができる。後処理部は、除算値QUが除算最大値MIより小さいことに対応して第2論理値を中間結果CP値として出力することができる。
【0059】
後処理部は中間結果CP値とオーバーフローOFビットに基づいて出力信号の補正有無を指示することができる。後処理部は、中間結果CP値とオーバーフローOFビットの両方が第1論理値である場合に対応して除算値QUを保持する選択信号を出力することができる。後処理部は、中間結果CP値とオーバーフローOFビットの両方が第2論理値であるかまたは異なる論理値であることに対応して除算値QUを2-1に変更する選択信号を出力することができる。
【0060】
図8に示したものとは異なり、本発明の他の実施例では、後処理部はオーバーフローOFビットを先に確認し、除算最大値MIと除算値QUの比較動作を行うことができる。後処理部はオーバーフローOFビットが第2論理値であることに対応して除算最大値MIと除算値QUの比較動作を省略し、除算値QUを除算最大値MIに対応する最大値に変更する選択信号を出力することができる。
【0061】
図9は本発明の実施例による出力信号の最大ビット数が決まっている演算処理方法を説明するためのフローチャートである。
【0062】
図9を参照すると、演算処理装置は出力信号の最大ビット数に応じて演算量を減少させ、演算速度を向上させることができる。本発明の実施例において、画像処理装置は外部から受信した画素値に基づいて出力の最大ビット数がyに制限される演算動作を行うことができる。画像処理装置は、最大ビット数yに基づいて除数と被除数から有効除数、有効被除数及び演算結果を補正するオーバーフロービットを抽出する前処理部と、有効除数及び有効被除数に基づいて比較演算動作がy+1回行われた除算値を出力する演算部と、オーバーフロービットに基づいて除算値を補正する後処理部と、を含む演算処理装置を含んでもよい。
【0063】
段階S910において、除数、被除数、及び出力信号の最大ビット数yに関する情報を演算処理装置が受信することができる。出力信号の最大ビット数に応じて演算量が減少することができる。演算量の減少に対応して処理速度が向上し、装置の性能が向上することができる。本発明の他の実施例において、最大ビット数yは演算処理装置に予め保存されてもよい。
【0064】
段階S920において、前処理部は除数が0であるか否かを判断することができる。前処理部は、除数が0の場合、追加の動作を行わずに最大ビット数に応じて決まる最大値2-1を出力信号として出力することができるS950。除数が0でない場合、前処理部は演算量を減少させるための有効除数、有効被除数及びオーバーフロービットを抽出することができるS930。段階S920は図6の説明に対応することができる。
【0065】
段階S930において、前処理部は最大ビット数yに基づいて除数及び被除数から有効除数、有効被除数及び演算結果を補正するオーバーフロービットを抽出することができる。前処理部は除数から第1論理値を有する最上位ビットの位置である第1位置を検出することができる。前処理部は第1位置から下位ビット方向にy+1個のビットを含む有効除数を生成することができる。
【0066】
前処理部は有効除数の最下位ビットの位置に対応する被除数の位置である第2位置を検出することができる。前処理部は第2位置から上位ビット方向に2y+1個のビットを含む有効被除数を生成することができる。前処理部は有効被除数が抽出された被除数の残りビットから第1論理値を有するビットが検出されることに対応して、オーバーフロービットを第1論理値として決めることができる。
【0067】
段階S930は図1図5の説明に対応することができる。
【0068】
段階S940において、前処理部はオーバーフロービットが第1論理値であるか否かを判断することができる。前処理部はオーバーフロービットが第1論理値であることに対応して段階S950に進むことができる。前処理部は有効除数と有効被除数に対する除算動作を行わずに最大ビット数に応じて決まる最大値2-1を出力信号として出力することができるS950。
【0069】
有効被除数が抽出された被除数の残りビットが全て第2論理値を有する場合、オーバーフロービットは第2論理値であってもよい。前処理部はオーバーフロービットが第2論理値であることに対応して除算動作を行うことができるS960。
【0070】
段階S960において、演算部は有効除数及び有効被除数に基づいて比較演算動作をy+1回行った除算値を生成することができる。演算部は引き放し法を用いて比較演算動作を行うことができる。
【0071】
段階S970において、演算部は演算動作を行って生成した除算値を出力することができる。後処理部は生成した除算値を出力する前にオーバーフロービットに基づいて除算値を補正することができる。
【0072】
段階S940、S950、S960、S970は図1及び図8の説明に対応することができる。
【0073】
図10は本発明の実施例による演算処理装置を含む電子装置を説明するための図である。
【0074】
図10を参照すると、電子装置2000は、イメージセンサ2010、プロセッサ2020、記憶装置(STORAGE DEVICE)2030、メモリ装置(MEMORY DEVICE)2040、入出力装置2050、及びディスプレイ装置2060を含んでもよい。図10には示されていないが、電子装置2000はビデオカード、サウンドカード、メモリカード、USB機器などと通信するか、または他の電子機器と通信できるポート(port)をさらに含んでもよい。
【0075】
イメージセンサ2010は入射光に相応する画像データを生成することができる。画像データはプロセッサ2020に伝送され処理されてもよい。イメージセンサ2010はレンズを介して入力された(またはキャプチャされた)オブジェクトに対する画像データを生成することができる。レンズは光学系を形成する少なくとも1つのレンズを含んでもよい。
【0076】
イメージセンサ2010は複数の画素を含んでもよい。イメージセンサ2010は撮影された画像に対応する複数の画素値を複数の画素で生成することができる。イメージセンサ2010で生成された複数の画素値は画素データとしてプロセッサ2020に伝送されてもよい。即ち、イメージセンサ2010はシングルフレーム(single frame)に対応する複数の画素値を生成することができる。
【0077】
ディスプレイ装置2060は画像データを表示することができる。記憶装置2030は画像データを保存することができる。プロセッサ2020はイメージセンサ2010、ディスプレイ装置2060、及び記憶装置2030の動作を制御することができる。
【0078】
プロセッサ2020はイメージセンサ2010から受信する画素データを処理する演算を行い、処理した画像データを出力する画像処理装置であってもよい。ここで、処理は、EIS(Electronic Image Stabilization)、補間、色調補正、画質補正、サイズ調整などであってもよい。
【0079】
本発明の実施例では、プロセッサ2020は受信した画素データに対する除算動作を行うことができる。プロセッサ2020は除算動作の処理速度の向上のために出力信号のビット数が制限された除算動作を行うことができる。プロセッサ2020は出力信号の最大ビット数に基づいて画素データに含まれた除数と被除数から有効除数、有効被除数及び結果補正のためのオーバーフロービットを抽出し、最大ビット数+1回行われた比較演算動作の結果をオーバーフロービットに基づいて補正することができる。
【0080】
プロセッサ2020はイメージセンサ2010とは独立したチップで具現することができる。例えば、プロセッサ2020はマルチチップパッケージ(multi-chip package)で具現してもよい。本発明の他の実施例では、プロセッサ2020はイメージセンサ2010の一部として含まれ、1つのチップで具現することもできる。
【0081】
プロセッサ2020は電子装置2000の動作を実行及び制御することができる。本発明の実施例によれば、プロセッサ2020はマイクロプロセッサ(microprocessor)、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)またはアプリケーションプロセッサ(application processor、AP)であってもよい。プロセッサ2020はアドレスバス(address bus)、制御バス(control bus)及びデータバス(data bus)を介して記憶装置2030、メモリ装置2040及び入出力装置2050に接続されて通信を行うことができる。
【0082】
記憶装置2030は、フラッシュメモリ装置(flash memory device)、ソリッドステートドライブ(Solid State Drive;SSD)、ハードディスクドライブ(Hard Disk Drive;HDD)、シーディーロム(CD-ROM)、及び全ての形態の不揮発性メモリ装置などを含んでもよい。
【0083】
メモリ装置2040は電子装置2000の動作に必要なデータを保存することができる。例えば、メモリ装置2040は動的ランダムアクセスメモリ(Dynamic Random Access Memory;DRAM)、静的ランダムアクセスメモリ(Static Random Access Memory;STAM)などの揮発性メモリ装置と、イーピーロム(Erasable Programmable Read-Only Memory;EPROM)、イーイーピーロム(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory;EEPROM)及びフラッシュメモリ装置(flash memory device)などの不揮発性メモリ装置と、を含んでもよい。プロセッサ2020はメモリ装置2040に保存された命令語セットを実行してイメージセンサ2010とディスプレイ装置2060を制御することができる。
【0084】
入出力装置2050はキーボード、キーパッド、マウスなどの入力手段と、プリンタ、ディスプレイなどの出力手段と、を含んでもよい。
【0085】
イメージセンサ2010は様々な形態のパッケージで具現されてもよい。例えば、イメージセンサ2010の少なくとも一部の構成は、PoP(Package on Package)、Ball grid arrays(BGAs)、Chip scale packages(CSPs)、Plastic Leaded Chip Carrier(PLCC)、Plastic Dual In-Line Package(PDIP)、Die in Waffle Pack、Die in Wafer Form、Chip On Board(COB)、Ceramic Dual In-Line Package(CERDIP)、Plastic Metric Quad Flat Pack(MQFP)、Thin Quad Flatpack(TQFP)、Small Outline(SOIC)、Shrink Small Outline Package(SSOP)、Thin Small Outline(TSOP)、Thin Quad Flatpack(TQFP)、System In Package(SIP)、Multi Chip Package(MCP)、Wafer-level Fabricated Package(WFP)、Wafer-Level Processed Stack Package(WSP)などのパッケージを利用して具現されてもよい。
【0086】
一方、電子装置2000はイメージセンサ2010を利用する全てのコンピューティングシステムと解釈することができる。電子装置2000はパッケージ化されたモジュール、部品などの形態で具現されてもよい。例えば、電子装置2000はデジタルカメラ、モバイル機器、スマートフォン(smart phone)、PC(Personal Computer)、タブレットPC(tablet personal computer)、ノート型パソコン(notebook)、PDA(personal digital assistant)、EDA(enterprise digital assistant)、PMP(portable multimedia player)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、ブラックボックス、ロボット、自律走行車両などで具現されてもよい。
【0087】
本発明が属する技術分野の通常の技術者は、本発明はその技術的思想や必須の特徴を変更せずに他の具体的な形態で実施でき、以上で説明した実施例は全ての点において例示的であり、限定的ではないと理解すべきである。本発明の範囲は上記の詳細な説明ではなく、添付の特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味と範囲及びその等価概念から導出される全ての変更または変形された形態は本発明の範囲に含まれると解釈すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10