(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024079000
(43)【公開日】2024-06-11
(54)【発明の名称】駆動伝達装置、駆動装置及び画像形成装置
(51)【国際特許分類】
F16H 57/031 20120101AFI20240604BHJP
G03G 21/16 20060101ALI20240604BHJP
F16H 57/032 20120101ALI20240604BHJP
【FI】
F16H57/031
G03G21/16 152
G03G21/16 147
G03G21/16 161
F16H57/032
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022191678
(22)【出願日】2022-11-30
(71)【出願人】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100098626
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 壽
(72)【発明者】
【氏名】坂元 章悟
【テーマコード(参考)】
2H171
3J063
【Fターム(参考)】
2H171FA04
2H171FA05
2H171GA09
2H171JA14
2H171JA51
2H171KA12
2H171KA13
2H171LA03
2H171LA08
2H171LA13
2H171MA02
2H171MA20
2H171QA02
2H171QA08
2H171QB03
2H171QB14
2H171QB32
2H171QC03
2H171QC17
2H171QC22
2H171SA10
2H171SA12
2H171SA19
2H171SA22
2H171SA26
3J063AA29
3J063AB52
3J063AC01
3J063BA05
3J063BA10
3J063BB11
3J063BB50
3J063CD41
3J063CD44
3J063XC05
(57)【要約】
【課題】電磁クラッチの近傍に配置している駆動伝達部材などの損傷を防止できる駆動伝達装置を提供する。
【解決手段】コネクタ(200)を一体に備えた電磁クラッチ(88)を有する駆動伝達装置において、電磁クラッチを備えた軸部材(82a)の軸方向におけるコネクタの位置を規制する規制部(222)を設けた。これによれば、コネクタが変形したとき軸方向の位置を規制し、電磁クラッチの近傍に配置している駆動伝達部材などにコネクタが接触して損傷を与えるのを防止できる。
【選択図】
図11
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コネクタを一体に備えた電磁クラッチを有する駆動伝達装置において、
前記電磁クラッチを備えた軸部材の軸方向における前記コネクタの位置を規制する規制部を設けたことを特徴とする駆動伝達装置。
【請求項2】
請求項1に記載の駆動伝達装置において、
前記軸部材は、軸方向において前記コネクタと対向する側に駆動伝達部材を備え、前記規制部は、前記駆動伝達部材側の位置を規制することを特徴とする駆動伝達装置。
【請求項3】
請求項2に記載の駆動伝達装置において、
前記軸部材は、前記電磁クラッチを挟んで前記駆動伝達部材と反対側にも駆動伝達部材を備えることを特徴とする駆動伝達装置。
【請求項4】
請求項1に記載の駆動伝達装置において、
前記電磁クラッチは、複数の駆動伝達部材からなる駆動列の途中に設けたことを特徴とする駆動伝達装置。
【請求項5】
請求項1に記載の駆動伝達装置において、
前記電磁クラッチの回り止め部材に前記規制部を設けたことを特徴とする駆動伝達装置。
【請求項6】
請求項1に記載の駆動伝達装置において、
前記コネクタに対する相手側コネクタの挿抜方向は前記軸部材の径方向であることを特徴とする駆動伝達装置。
【請求項7】
請求項1に記載の駆動伝達装置において、
前記規制部は駆動伝達装置の樹脂ハウジングに設けたことを特徴とする駆動伝達装置。
【請求項8】
請求項1に記載の駆動伝達装置において、
前記規制部は駆動伝達装置の板金からなる支持部材に設けたことを特徴とする駆動伝達装置。
【請求項9】
請求項1乃至8の何れか一に記載の駆動伝達装置と駆動源とを備えた駆動装置。
【請求項10】
請求項9に記載の駆動装置を備えた画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、駆動伝達装置、駆動装置及び画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、コネクタを一体に備えた電磁クラッチを有する駆動伝達装置が知られている。例えば、特許文献1には、係る駆動伝達装置であって、ハウジングに形成したコネクタを外部露出させる切り欠き部の縁にコネクタを係合させることで、コネクタを回り止めとして機能させている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところが、コネクタに対して相手側コネクタを挿抜するときに、電磁クラッチと一体のコネクタを変形させて近傍に配置してある駆動伝達部材などに接触させて駆動伝達部材などに損傷を与える虞があった。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上述した課題を解決するために、本発明は、コネクタを一体に備えた電磁クラッチを有する駆動伝達装置において、前記電磁クラッチを備えた軸部材の軸方向における前記コネクタの位置を規制する規制部を設けたことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、電磁クラッチの近傍に配置している駆動伝達部材などの損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図2】実施形態に係るプリンタにおける感光体とその周囲の構成を拡大して示す拡大模式図。
【
図4】樹脂ハウジングを取り外した駆動装置の概略斜視図。
【
図5】取付板金を取り外した駆動装置を取付板金側から見た斜視図。
【
図8】サンドイッチ状態の現像電磁クラッチを示す斜視図。
【
図11】回り止め開口に形成したスラスト規制部の説明図。
【
図12】電磁クラッチのスラスト規制の変形例の斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式で画像を形成する電子写真プリンタ(以下、単にプリンタという)を例に挙げて説明する。本発明は、電子写真方式による画像形成装置で説明するが、これに限定されるものではなく、インクジェット方式や孔版印刷方式等の画像形成装置にも適用できる。
【0008】
まず、実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。
図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略模式図である。図に付したX、Y、Zの方向は次のとおりであり、他の図でも同様である。X方向は
図1をプリンタ正面からの図とし、装置の左右に平行で左から右へ向く方向である。Y方向は装置の前後に平行で前から後ろに向く方向である。Z方向は鉛直で下から上に向く方向である。
【0009】
同図において、本プリンタは、潜像担持体としての感光体1や、本体筐体50に対して着脱可能に構成されたシート収容手段としての給紙カセット100などを備えている。給紙カセット100は、複数の記録シートSをシート束の状態で収容している。
【0010】
給紙カセット100内の記録シートSは、本体給紙ローラ41の回転駆動によってカセット内から送り出され、本体給紙ローラ41と分離パッド48との分離ニップにおいて、最上位シートのみが分離されて送り出され、第一搬送路である本体給紙路R1内に至る。その後、記録シートSは上方の搬送ローラ対である中継ローラ対42の搬送ニップに挟み込まれて(挟持されて)、本体給紙路R1内を搬送方向の上流側から下流側へと搬送される。なお搬送ローラ対は少なくともどちらか一方がベルトの搬送部材対であってもよい。
【0011】
本体給紙路R1の下流端は、共通搬送路R3に連通しており、共通搬送路R3には、レジストローラ対43が配設されている。共通搬送路R3には、レジストローラ対43の搬送方向上流側に、記録シートSを検知するレジストセンサ49が配置されている。記録シートSは、停止中のレジストローラ対43のニップに先端を突き当てた状態で搬送が一時中止される。その突き当ての際、記録シートSのスキューが補正される。なお、レジストセンサ49は、イニシャル動作や装置異常停止解除時の残シートの確認動作などにも利用される。
【0012】
レジストローラ対43は、記録シートSを転写ニップで感光体1の表面のトナー像に重ね合わせ得るタイミングで回転駆動を開始し、記録シートSを転写ニップに向けて送り出す。この際、中継ローラ対42が同時に回転駆動を開始して、一時中止していた記録シートSの搬送を再開する。
【0013】
本プリンタの本体筐体50には、手差しトレイ31、手差し給紙ローラ32、分離パッド33、手差し底板34、手差し底板カム35などを備えた手差し給送部としての手差し給紙部30が設けられている。この手差し給紙部30の手差しトレイ31に手差しされた記録シートSは、手差し給紙ローラ32の回転駆動によって手差しトレイ31から第二搬送路である手差し給紙路R2へ送り出される。手差し給紙路R2の下流端は、本体給紙路R1の下流端とともに共通搬送路R3に合流している。手差し給紙ローラ32によって送り出された記録シートSは、手差し給紙路R2内において、手差し給紙ローラ32と分離パッド33との当接による分離ニップを経た後に、共通搬送路R3へ送り込まれ、レジストローラ対43へと搬送される。その後、この記録シートSは、給紙カセット100から送り出される記録シートSと同様に、レジストローラ対43を経た後に転写ニップに送られる。
【0014】
図2は、本プリンタにおける感光体1とその周囲の拡大模式図である。図中時計回り方向に回転駆動せしめられるドラム状の感光体1の周囲には、クリーニングブレード2、回収スクリュウ3、帯電ローラ4、帯電クリーニングローラ5、スクレーパ6、潜像書込装置7、現像装置8、転写ローラ10などが配設されている。導電性ゴムローラ部を具備する帯電ローラ4は、感光体1に接触しながら回転して帯電ニップを形成している。この帯電ローラ4には、帯電用電源から電圧が印加されている。これにより、帯電ニップにおいて、感光体1の表面と帯電ローラ4の表面との間に生じる帯電バイアスによって、感光体1の表面が一様に帯電せしめられる。
【0015】
潜像書込装置7は、LEDアレイを具備しており、感光体1の一様帯電した表面に対してLED光による光書き込みを行う。感光体1の一様帯電された表面部分のうち、書き込み光が照射された領域の電位が減衰し、感光体1の表面に静電潜像が形成される。
【0016】
静電潜像は、感光体1の回転に伴って、現像装置8に対向する現像領域を通過する。現像装置8は、循環搬送部や現像部を有しており、循環搬送部には、トナーと磁性キャリアとを含有する現像剤を収容している。循環搬送部は、現像ローラ8aに供給するための現像剤を搬送する第一スクリュウ8bや、第一スクリュウ8bの直下に位置する独立した空間で現像剤を搬送する第二スクリュウ8cを有している。更には、第二スクリュウ8cから第一スクリュウ8bへの現像剤の受け渡しを行うための傾斜スクリュウ8dも有している。現像ローラ8a、第一スクリュウ8b及び第二スクリュウ8cは、互いに平行な姿勢で配設されている。これに対し、傾斜スクリュウ8dは、それらから傾いた姿勢で配設されている。
【0017】
第一スクリュウ8bは、自らの回転駆動に伴って現像剤を同図の紙面に直交する方向における奥側から手前側に向けて搬送する。この際、第一スクリュウ8bは、自らに対向配設された現像ローラ8aに一部の現像剤を供給する。第一スクリュウ8bによって同図の紙面に直交する方向における手前側の端部付近まで搬送された現像剤は、第二スクリュウ8cの上に落とし込まれる。
【0018】
第二スクリュウ8cは、現像ローラ8aから使用済みの現像剤を受け取りながら、受け取った現像剤を自らの回転駆動に伴って同図の紙面に直交する方向における奥側から手前側に向けて搬送する。第二スクリュウ8cによって同図の紙面に直交する方向における手前側の端部付近まで搬送された現像剤は、傾斜スクリュウ8dに受け渡される。そして、現像剤は、傾斜スクリュウ8dの回転駆動に伴って、同図の紙面に直交する方向における手前側から奥側に向けて搬送された後、同方向における奥側の端部付近で、第一スクリュウ8bに受け渡される。
【0019】
現像ローラ8aは、筒状の非磁性部材からなる回転可能な現像スリーブと、現像スリーブに連れ回らないようにスリーブ内に固定されたマグネットローラとを具備している。第一スクリュウ8bによって搬送されている現像剤の一部は、マグネットローラの磁力によって現像スリーブの表面で汲み上げられる。現像スリーブの表面に担持された現像剤は、現像スリーブの回転に伴って搬送され、現像スリーブとドクターブレードとの対向位置を通過する際に、その層厚が規制される。その後、感光体1に対向する現像領域で、感光体1の表面に摺擦しながら搬送される。
【0020】
現像スリーブには、トナーや感光体1の一様帯電電位(地肌部電位)と同極性の現像バイアスが印加されている。この現像バイアスの絶対値は、潜像電位の絶対値よりも大きく、かつ、地肌部電位の絶対値よりも小さくなっている。このため、現像領域においては、感光体1の静電潜像と現像スリーブとの間にトナーを現像スリーブ側から感光体1側へ静電移動させる現像ポテンシャルが作用する。この一方で、感光体1の地肌部と現像スリーブとの間には、トナーを感光体1側から現像スリーブ側へ静電移動させる地肌ポテンシャルが作用する。これにより、現像領域では、感光体1の静電潜像にトナーが選択的に付着して静電潜像が現像される。
【0021】
現像領域を通過した現像剤は、現像スリーブの回転に伴って、現像スリーブと第二スクリュウ8cとの対向領域に進入する。この対向領域では、マグネットローラに具備される複数の磁極のうち、互いに同極性である2つの磁極によって反発磁界が形成されている。対向領域に進入した現像剤は、反発磁界の作用によって現像スリーブ表面から離脱して、第二スクリュウ8cに回収される。
【0022】
傾斜スクリュウ8dによって搬送される現像剤は、現像ローラ8aから回収された現像剤を含有しており、その現像剤は現像領域で現像に寄与していることからトナー濃度が低下している。現像装置8は、傾斜スクリュウ8dによって搬送される現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサを具備している。CPU等の半導体回路からなる制御部80は、トナー濃度センサによる検知結果に基づいて、必要に応じて、傾斜スクリュウ8dによって搬送される現像剤にトナーを補給するための補給動作信号を出力する。
【0023】
現像装置8の上方には、トナーカートリッジ9が配設されている。このトナーカートリッジ9は、内部に収容しているトナーを、回転軸部材9aに固定されたアジテータ9bによって撹拌している。そして、トナー補給部材9cが制御部80から出力される補給動作信号に応じて回転駆動されることで、回転駆動量に応じた量のトナーを現像装置8の傾斜スクリュウ8dに補給する。
【0024】
現像によって感光体1上に形成されたトナー像は、感光体1の回転に伴って、感光体1と転写ローラ10とが当接する転写ニップに進入する。転写ローラ10には、感光体1の潜像電位とは逆極性の電圧が印加されており、これにより、転写ニップ内には転写バイアスが形成されている。
【0025】
上述したように、レジストローラ対43は、記録シートSを転写ニップ内で感光体1上のトナー像に重ね合わせうるタイミングで転写ニップに向けて送り出す。転写ニップでトナー像に密着せしめられた記録シートには、転写バイアスやニップ圧の作用により、感光体1上のトナー像が転写される。
【0026】
転写ニップを通過した後の感光体1の表面には、記録シートSに転写されなかった転写残トナーが付着している。転写残トナーは、感光体1に当接しているクリーニングブレード2によって感光体1の表面から掻き落とされた後、回収スクリュウ3により搬送され、廃トナーボトルへと送られる。
【0027】
クリーニングブレード2によってクリーニングされた感光体1の表面は、除電手段によって除電された後、帯電ローラ4によって再び一様に帯電せしめられる。感光体1の表面に当接している帯電ローラ4には、トナー添加剤や、クリーニングブレード2で除去し切れなかったトナーなどの異物が付着する。この異物は、帯電ローラ4に当接している帯電クリーニングローラ5に転移した後、帯電クリーニングローラ5に当接しているスクレーパ6によって帯電クリーニングローラ5の表面から掻き落とされる。掻き落とされた異物は、上述した回収スクリュウ3の上に落下する。
【0028】
図1において、感光体1と転写ローラ10とが当接する転写ニップを通過した記録シートSは、定着装置44に送られる。定着装置44は、ハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ44aと、これに向けて押圧される加圧ローラ44bとの当接によって定着ニップを形成している。定着ニップに挟み込まれた記録シートSの表面には、加熱や加圧の作用によってトナー像が定着せしめられる。その後、定着装置44を通過した記録シートSは、排紙路R4を経た後、排紙ローラ対46の排紙ニップに挟み込まれる。
【0029】
本プリンタは、記録シートSの片面だけに画像を形成する片面モードと、記録シートSの両面に画像を形成する両面モードとを切り替えて実行することができる。片面モードの場合や、両面モードであって既に記録シートの両面に画像を形成している場合には、排紙ローラ対46が正転駆動を続けることで、排紙路R4内の記録シートSを機外に排出する。排出された記録シートSは、本体筐体50の上面に設けられたスタック部にスタックされる。
【0030】
一方、両面モードであって、かつ記録シートSの片面だけにしか画像を形成していない場合には、排紙ローラ対46の排紙ニップに記録シートSの後端部が進入したタイミングで、排紙ローラ対46が逆転駆動される。このとき、排紙路R4の下流端付近に配設された切換爪47が作動して、排紙路R4を塞ぐとともに、反転再送路R5の入口を開く。排紙ローラ対46の逆転駆動によって逆戻りを開始した記録シートSは、反転再送路R5内に送り込まれる。反転再送路R5の下流端は、共通搬送路R3のレジストローラ対43の上流側に合流しており、反転再送路R5内を搬送された後、共通搬送路R3のレジストローラ対43へと再送される。その後、転写ニップでもう一方の面にもトナー像が転写された後、定着装置44と排紙路R4と排紙ローラ対46とを経て機外に排出される。
【0031】
定着装置44は、接離対象たる加圧ローラ44bの表面に付着したトナーや紙粉などの付着物を除去する接離部材たるクリーニングローラ44dを備えている。このクリーニングローラ44dは、後述する接離機構により加圧ローラ44bに対して接離する。
【0032】
また、定着装置44は、排紙路R4の定着ニップから切換爪47までを構成する部材も備えている。具体的には、定着装置44は、排紙ガイド部材59と、排紙反転ガイド部材58と、中継搬送ローラ対51とを備えている。排紙ガイド部材59は、定着ニップを抜けた記録シートSの定着ローラ44aとの接触面に対向し、記録シートSを切換爪47まで案内するガイド部59aを有している。排紙反転ガイド部材58は、排紙ガイド部58aと、反転ガイド部58bとを備えている。排紙ガイド部58aは、定着ニップを抜けた記録シートSの加圧ローラ44bとの接触面に対向し、記録シートSを切換爪47まで案内する。反転ガイド部58bは、切換爪47を抜けた反転再送路R5の記録シートの画像形成面に対向しガイドする。また、排紙反転ガイド部材58は、反転再送路R5内の記録シートを搬送する反転搬送ローラ対52の従動コロ52bも取り付けられている。
【0033】
また、本プリンタの本体筐体50の図中左側側面には、開閉カバー55が設けられている。この開閉カバー55には、反転再送路R5の記録シートの非画像形成面に対向しガイドする反転ガイド部材57を備えており、反転ガイド部材57には、反転搬送ローラ対52の駆動ローラ52aが取り付けられている。
【0034】
次に、本実施形態の駆動装置について説明する。
図3は、作像ユニットの駆動装置60の概略斜視図である。駆動装置60は、感光体1、現像装置8、レジストローラ対43、本体給紙ローラ41へ駆動モータの駆動力を伝達する。駆動装置60は、難燃性樹脂で構成された樹脂ハウジング61と、取付板金62とを有している。樹脂ハウジング61は、駆動モータ63(
図4参照)を覆うモータハウジング部61aと、ギヤを覆うギヤハウジング部61bとを有している。
【0035】
先端が感光体1に挿入される感光体駆動軸74と、現像駆動伝達部材90のカップリング部90aとが、ギヤハウジング部61bから貫通している。感光体駆動軸74には、感光体1のフランジ部に係合して感光体1に駆動力を伝達する感光体カップリング75が取り付けられている。図中の符号87は、レジストローラ対43へ駆動モータの駆動力を出力するレジスト出力ギヤである。
【0036】
図4は、樹脂ハウジング61を取り外した駆動装置60の概略斜視図であり、
図5は、取付板金62(ブラケット)を取り外した駆動装置60を取付板金62側から見た斜視図である。
【0037】
図5に示すように、電装部品としての駆動モータ63のモータ軸63aに直接設けられたモータギヤには、第一入力ギヤ71と、第二入力ギヤ81とが噛み合っている。第一入力ギヤ71には、アイドラギヤ72が噛み合っており、このアイドラギヤ72には、感光体ギヤ73が噛み合っている。感光体ギヤ73は、
図4に示すように、感光体駆動軸74に取り付けられている。第一入力ギヤ71、第二入力ギヤ81およびアイドラギヤ72は、取付板金62と、板金からなるモータブラケット63bとの間に設けられている。
【0038】
第二入力ギヤ81には、分岐ギヤ82が噛み合っており、この分岐ギヤ82は、給紙搬送ギヤ83の第一給紙ギヤ部83aと、レジスト第一ギヤ84とが噛み合っている。また、この分岐ギヤ82の同軸上には、電装部品としての現像電磁クラッチ88と、現像第一ギヤ89(
図4参照)とが設けられている。現像第一ギヤ89は、現像電磁クラッチ88を介して分岐ギヤ82から駆動力が伝達される。現像第一ギヤ89は、現像駆動伝達部材90の現像ギヤ部90bに噛み合っている。
【0039】
給紙搬送ギヤ83は、第一給紙ギヤ部83aと、第二給紙ギヤ部83bとを有しており、第二給紙ギヤ部83bが、本体給紙ローラ41に駆動力を伝達する給紙搬送駆動伝達機構(
図9の給紙駆動ユニット230)へ駆動モータ63の駆動力を伝達する。
【0040】
レジスト第一ギヤ84の同軸上には、電装部品としてのレジスト電磁クラッチ85(
図4参照)と、レジスト第二ギヤ86(
図4参照)とが設けられている。レジスト第二ギヤ86は、レジスト電磁クラッチ85を介してレジスト第一ギヤ84から駆動力が伝達される。レジスト第二ギヤ86は、レジストローラ対43へ駆動モータの駆動力を出力するレジスト出力ギヤ87が噛み合っている。
【0041】
次に、本実施形態における電磁クラッチに一体のコネクタのスラスト規制について説明する。電磁クラッチを使用するにあたり、コストダウンのためクラッチに直接コネクタが付いた仕様のものの使用が多くなっている。またマシンの軽量化、コストダウンによってマシンサイズの要求は厳しくなり駆動系で使用できる回転軸方向の幅が小さくなっている。
【0042】
電磁クラッチを使用する際、直接遮断するローラ上ではなく、駆動列途中に連結がある場合はギヤと電磁クラッチが軸方向両側のギヤに挟まれていわばサンドイッチ状態になる場合や一方からギヤが接近したりする場合がある。これらの場合、電磁クラッチのコネクタに対し相手側のコネクタを挿抜するとき、コネクタケースが変形して近接ギヤなどに接触してギヤなどの近接配置部材に損傷を与える虞がある。これを避けるべくギヤなどの近接距離を大きくとろうとすると、駆動系の回転軸方向の幅増大を抑えるためギヤの歯幅を十分に確保することが困難になるという問題がある。挿抜にあたってのコネクタの変形が大きくなるすぎること自体も、内部のピン(導線)の断線などの原因になる虞もある。
【0043】
そこで、本実施形態では、コネクタ体型の電磁クラッチのコネクタのスラスト規制を行う。具体的には、
図5に示す現像電磁クラッチ88としてコネクタ一体型のものをもちい、コネクタのスラスト規制を行う。
図5にしめすように、ギヤハウジング部61bにおける現像電磁クラッチ88の近傍部分に形成した回り止め開口220を用いてスラスト規制を行う。
【0044】
図6はモータ軸63aからカップリング部90aまでの駆動の伝達経路を構成する部材を取り出して示す斜視図である。感光体駆動軸74までの駆動の伝達経路を構成する部材も併せて示している。コネクタ200を一体に備える現像電磁クラッチ88は互いに同軸の分岐ギヤ82及び現像第一ギヤ89によりサンドイッチ状態になっている。
【0045】
モータ軸63aは、作像ユニットのみならず、給紙ユニット、廃トナーユニットの駆動対象にも駆動を供給するので、いずれかのユニットのいずれかの部材を駆動している期間は回転し続ける。よって、現像など、常時回転している必要がなく、逆に寿命などから必要ない期間は停止させることができるよう、連結遮断機構としての電磁クラッチを複数の駆動伝達部材の途中に設けている。これにより、いわゆる現像の走行距離を必要最小限にしている。同様の理由で、先に言及したレジスト電磁クラッチ85も設けている(
図4参照)。
【0046】
図7は直接コネクタが付けられている現像電磁クラッチ88の斜視図である。一般に電磁クラッチは、一端側が開口された環状の収容部を有するフィールドのハウジングと、コイル線をスプールに巻回して成り、このスプールとともに収容部に収容された励磁コイルと、スプールに結合されてコイル線の端部と電気的に接続された端子であるピン、およびこのピンを保持する保持部としてのコネクタケースとより成る。
【0047】
図7に示すようにコネクタケース201内にピン202を収容しているコネクタ200が、フィールドの板金からなるハウジング210に接着などによって一体化されている。このコネクタはフィールドのまわり止めとしても利用する。電磁クラッチが接続状態で回転する下部の出力部211に径方向に突出した伝達爪212が形成されている。
【0048】
図8は分岐ギヤ82及び現像第一ギヤ89によりサンドイッチ状態の現像電磁クラッチ88を示す斜視図である。図示の例では、隠れ線(破線)で示すように現像電磁クラッチ88の出力部211が現像第一ギヤ89の電磁クラッチ対向側に形成された凹部内に位置する。この凹部内には出力部211の伝達爪212に係合する係合部が形成されている。図中、白抜きの矢印Aで示すのがスラスト方向であり、軸部材である軸芯82aと同軸である。
【0049】
現像電磁クラッチ88は両側からギヤに挟まれたサンドイッチ状態で、コネクタ200がギヤの歯と近く、接触を避けるためにギヤの歯幅が取りづらい。分岐ギヤ82と現像電磁クラッチ88のコネクタ200との間隔G(クリアランス)は狭く、コネクタは抜き差し時に変形の虞があることも接触の要因である。
【0050】
図9は、コネクタ挿抜方向を矢印Bで示す駆動装置の取付板金62側から見た斜視図である。回り止め開口220からコネクタ200が部分的に突出している。コネクタ200に対し相手側コネクタを挿抜するときは水平方向に抜くのが理想ではあるが、図のように他のユニットが挿抜しづらい状況を作ることがある。その際は斜め方向に挿抜する可能性も考えられ、スラスト方向(Y方向)に力が加わり変形する恐れがある。
【0051】
図示の例における他のユニットは、駆動モータ63で駆動される給紙ユニットに駆動を伝達する給紙駆動ユニット230と駆動モータ63で駆動される廃トナーの駆動系に駆動を伝達する廃トナー駆動ユニット240である。それぞれ取付板金231、241を備えている。
【0052】
図10は回り止め開口220近傍の斜視図である。
図10(a)は
図9における回り止め開口220近傍の拡大図、
図10(b)は回り止め開口220の近傍の他の角度から見た更なる拡大図、
図10(c)はギヤハウジング部61bを取り外した状態のさらなる拡大図である。
【0053】
図11は回り止め開口220に形成したスラスト規制部の説明図である。回り止め開口220の軸回りの方向の開口両側面部221が回り止め部として機能する。回り止め開口220のコネクタ200の分岐ギヤ82側の端面部222がスラスト規制部として機能する。つまりその端面部222がスライド規制部になっている。ギヤハウジング部61bが取付板金62に固定され、かつ、分岐ギヤ82、現像電磁クラッチ88及び現像第一ギヤが駆動装置60内でスラスト方向に位置決めされた状態で、分岐ギヤ82の歯面のコネクタ200側の端面位置H1よりも、スラスト規制する端面部222の位置H2の方が、現像電磁クラッチ88に近い。
【0054】
分岐ギヤ82、現像電磁クラッチ88及び現像第一ギヤが駆動装置60内でスラスト方向に位置決めは、例えば次のように行う。
図8において、分岐ギヤ82は上方の位置調整部材で軸芯82a上で位置調整可能である。軸芯82aは図中下側が断面Dカットされており、Dカットの上端面に現像電磁クラッチ88の上方のボス部を突き当てる。分岐ギヤ82は、上側のボス部を取付板金62に固定される軸受に突き当て、下方のボス部を電磁クラッチの上方のボス部に突き当てる。現像電磁クラッチ88と現像第一ギヤ89との間もボス部同士の突き当てを行う。そして、現像第一ギヤ89の下方は、ギヤハウジング部61bの壁部に固定された軸受に現像第一ギヤ89のボス部を突き当てる。これらによりスラスト位置が決められている。
【0055】
積み上げ上でクリアランスXを確保する位置に端面の位置H1を設定する。積み上げ上のクリアランスXは0より大きい。つまり、分岐ギヤ82の端面に対し隙間を確保できる位置にコネクタ200のスラスト方向の位置を規制する。これにより、相手側コネクタの挿抜時に白抜きの矢印Bで示すように、分岐ギヤ82に接近するようにスラスト方向(Y方向)の変形がコネクタ200に生じても、変形してきたコネクタ200がハウジングの回り止め開口220の端面部222に突き当たってスラスト規制され、分岐ギヤ82への接触を防ぐことができる。
【0056】
図12は、給紙駆動ユニット230に設けられたコネクタ一体型である給紙電磁クラッチ232を例にとり、電磁クラッチのスラスト規制の変形例の斜視図である。この例では取付板金231によりスラスト規制を行う。電磁クラッチの保持を板金で行い回り止めを曲げ部234に設けたスラスト方向(-Y方向)への一対の延出部234aに回り止め機能を担わせる。一対の延出部234aの間にピン233aを備えたコネクタ233を位置させる。この一対の延出部234aの間の曲げ部端面234bにスラスト規制機能を担わせる。
【0057】
図12で給紙電磁クラッチ232より上方(Y方向)に、コネクタ233に近接するギヤが配置されている場合には、
図11の例と同様に、電磁クラッチがサンドイッチ状態であるので、近接するギヤの歯面の端面位置H1と曲げ部端面234bの位置H2とを、
図11の同様の位置関係にすることで、コネクタ233の近接ギヤへの接触を防止できる。
【0058】
なお、
図12の例では、上述のようにサンドイッチ状態でれば、
図11の例と同様に図中上方のギヤの駆動を、給紙電磁クラッチ232を接続状態にして下方のギヤ235に伝えて軸236を回転させることができる。これとは異なり、サンドイッチ状態ではなく、下方のギヤ235が駆動モータ63からの駆動力で回転し、給紙電磁クラッチを接続状態にして軸236に駆動を伝達し回転させるように構成することもできる。この場合、挿抜時のコネクタ233の変形を原因とするギヤとの接触の防止ではなく、コネクタ233の過剰な変形によるピン233aの電気接続の遮断の防止を図れる。
【0059】
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
【0060】
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。態様の記載において構成名の後の括弧書きの符号は対応する部材の一例のものでありこの部材例に限られるものではない。
(態様1)
コネクタ(200、233)を一体に備えた電磁クラッチ(88、85)を有する駆動伝達装置(60、230)において、電磁クラッチを備えた軸部材(82a、236)の軸方向におけるコネクタの位置を規制する規制部(222、234b)を設けた。これによれば、コネクタが変形したとき軸方向の位置を規制し、電磁クラッチの近傍に配置している駆動伝達部材などにコネクタが接触して損傷を与えるのを防止できる。
【0061】
(態様2)
態様1に記載の駆動伝達装置において、軸部材は、軸方向においてコネクタと対向する側に駆動伝達部材(82)を備え、規制部(222)は、駆動伝達部材側の位置を規制する。これによれば、コネクタ変形で駆動伝達部材に損傷を与えるのを防止できる。また、駆動伝達部材(例えばギヤ)への接触を防止することで、駆動伝達部材の軸方向の幅(例えばギヤ歯の歯幅)を増やことと、駆動伝達装置のスラスト方向の小型化とを両立させることが可能となる。
【0062】
(態様3)
態様2に記載の駆動伝達装置において、軸部材は、電磁クラッチ(88)を挟んで駆動伝達部材と反対側にも駆動伝達部材(89)を備える。これよれば、いわゆるサンドイッチ状態にして電磁クラッチを用いる場合にも、駆動伝達部材の軸方向の幅(例えばギヤ歯の歯幅)を増やことと、駆動伝達装置のスラスト方向の小型化とを両立させることが可能となる。
【0063】
(態様4)
態様1に記載の駆動伝達装置において、電磁クラッチ(88、85)は、複数の駆動伝達部材からなる駆動列の途中に設けた。
【0064】
(態様5)
態様1乃至4の何れか一に記載の駆動伝達装置において、電磁クラッチの回り止め部材(61b、231)に規制部(222、234b)を設けた。これによれば、コネクタの近いに通常配置する回り止め部の形状などの変更という簡易な構造で規制部を構成することができる。
【0065】
(態様6)
態様1乃至5の何れか一に記載の駆動伝達装置において、コネクタに対する相手側コネクタの挿抜方向は軸部材の径方向である。
【0066】
(態様7)
態様1乃至6の何れか一に記載の駆動伝達装置において、規制部は駆動伝達装置の樹脂ハウジング(61b)に設けた。
【0067】
(態様8)
態様1乃至6の何れか一に記載の駆動伝達装置において、規制部は駆動伝達装置の板金からなる支持部材(231)に設けた。
【0068】
(態様9)
態様1乃至8の何れか一に記載の駆動伝達装置と駆動源とを備えた駆動装置(60)。これによれば、駆動装置において、態様1乃至8について記載した効果を得られる。
【0069】
(態様10)
態様9に記載の駆動装置を備えた画像形成装置。これよれば、画像形成装置において、態様1乃至8について記載した効果を得られる。
【符号の説明】
【0070】
1 :感光体
2 :クリーニングブレード
3 :回収スクリュウ
4 :帯電ローラ
5 :帯電クリーニングローラ
6 :スクレーパ
7 :潜像書込装置
8 :現像装置
8a :現像ローラ
8b :第一スクリュウ
8c :第二スクリュウ
8d :傾斜スクリュウ
9 :トナーカートリッジ
9a :回転軸部材
9b :アジテータ
9c :トナー補給部材
10 :転写ローラ
30 :手差し給紙部
31 :手差しトレイ
32 :手差し給紙ローラ
33 :分離パッド
34 :手差し底板
35 :手差し底板カム
41 :本体給紙ローラ
42 :中継ローラ対
43 :レジストローラ対
44 :定着装置
44a :定着ローラ
44b :加圧ローラ
44d :クリーニングローラ
46 :排紙ローラ対
47 :切換爪
48 :分離パッド
49 :レジストセンサ
50 :本体筐体
51 :中継搬送ローラ対
52 :反転搬送ローラ対
52a :駆動ローラ
52b :従動コロ
55 :開閉カバー
57 :反転ガイド部材
58 :排紙反転ガイド部材
58a :排紙ガイド部
58b :反転ガイド部
59 :排紙ガイド部材
59a :ガイド部
60 :駆動装置
61 :樹脂ハウジング
61a :モータハウジング部
61b :ギヤハウジング部
62 :取付板金
63 :駆動モータ
63a :モータ軸
63b :モータブラケット
71 :第一入力ギヤ
72 :アイドラギヤ
73 :感光体ギヤ
74 :感光体駆動軸
75 :感光体カップリング
80 :制御部
81 :第二入力ギヤ
82 :分岐ギヤ
82a :軸芯
83 :給紙搬送ギヤ
83a :第一給紙ギヤ部
83b :第二給紙ギヤ部
84 :レジスト第一ギヤ
85 :レジスト電磁クラッチ
86 :レジスト第二ギヤ
87 :レジスト出力ギヤ
88 :現像電磁クラッチ
89 :現像第一ギヤ
90 :現像駆動伝達部材
90a :カップリング部
90b :現像ギヤ部
100 :給紙カセット
200 :コネクタ
201 :コネクタケース
202 :ピン
210 :ハウジング
211 :出力部
212 :伝達爪
220 :回り止め開口
221 :開口両側面部
222 :端面部
230 :給紙駆動ユニット
231 :取付板金
232 :給紙電磁クラッチ
233 :コネクタ
233a :ピン
234 :曲げ部
234a :延出部
234b :曲げ部端面
235 :ギヤ
236 :軸
240 :廃トナー駆動ユニット
241 :取付板金
A :矢印
B :矢印
D :断面
H1 :端面位置
R1 :本体給紙路
R2 :手差し給紙路
R3 :共通搬送路
R4 :排紙路
R5 :反転再送路
S :記録シート
X :クリアランス
【先行技術文献】
【特許文献】
【0071】