特開2024-80033IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

ゴム組成物およびそれを用いたタイヤに関するものであり、詳しくは、硬度、破断伸びおよび耐疲労性を維持しつつ、優れた低燃費性を有するゴム組成物およびそれを用いたタイヤに関するものである。

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】フィブリル化した短繊維をゴム組成物に配合し、硬度や低燃費性能の向上を図る技術が知られているが、従来技術では、短繊維の分散性やフィブリル性が悪く、所望の物性が得られないという問題点があった。
【解決手段】天然ゴムおよびブタジエンゴムを含むジエン系ゴム100質量部に対し、カーボンブラックを含む補強剤を10~100質量部、およびポリアルキレンオキシドを含むポリビニルアルコール短繊維を0.5~5質量部配合してなるゴム組成物によって課題を解決した。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、従来技術では、短繊維の分散性やフィブリル性が悪く、所望の物性が得られないという問題点があった。 一方、現在当業界で求められているタイヤ軽量化に際し、タイヤ各パーツの厚みを薄くし、硬度を上げようとすると、ゴムの屈曲性が悪くなり、耐疲労性が劣ってしまう。したがって、硬度と耐疲労性は二律背反の関係にある。 本発明の目的は、分散性並びにフィブリル性を改善した短繊維を配合することで、硬度、破断伸びおよび耐疲労性を維持しつつ、優れた低燃費性を有するゴム組成物およびそれを用いたタイヤを提供することにある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、特定の組成を有するジエン系ゴムに対し、補強剤および特定の短繊維を特定量でもって配合することにより、課題を解決できることを見出し、本発明を完成することができた。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明のゴム組成物は、天然ゴムおよびブタジエンゴムを含むジエン系ゴム100質量部に対し、カーボンブラックを含む補強剤を10~100質量部、およびポリアルキレンオキシドを含むポリビニルアルコール短繊維を0.5~5質量部配合してなることを特徴としているので、硬度、破断伸びおよび耐疲労性を維持しつつ、優れた低燃費性を有するゴム組成物およびそれを用いたタイヤを提供することができる。

本発明で使用されるポリビニルアルコール短繊維は、ポリアルキレンオキシドを含む構造であるため、混合中に容易にフィブリル化することができ、硬度、破断伸びおよび耐疲労性を維持しつつ、特に微小変形時の弾性率の改善によりロスコンプライアンスを下げることができ、優れた低燃費性を提供できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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