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特開2024-80639半導体装置および半導体装置の動作方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024080639
(43)【公開日】2024-06-13
(54)【発明の名称】半導体装置および半導体装置の動作方法
(51)【国際特許分類】
   G11C 16/08 20060101AFI20240606BHJP
   G11C 16/04 20060101ALI20240606BHJP
   H10B 43/27 20230101ALI20240606BHJP
   H10B 43/40 20230101ALI20240606BHJP
   H01L 21/336 20060101ALI20240606BHJP
   H01L 27/088 20060101ALI20240606BHJP
   H10B 41/27 20230101ALI20240606BHJP
   H10B 41/40 20230101ALI20240606BHJP
   G11C 16/26 20060101ALI20240606BHJP
   G11C 16/34 20060101ALI20240606BHJP
   G11C 16/14 20060101ALI20240606BHJP
【FI】
G11C16/08 110
G11C16/04 170
H10B43/27
H10B43/40
H01L29/78 371
H01L27/088 331G
H10B41/27
H10B41/40
G11C16/26
G11C16/34 140
G11C16/14 100
【審査請求】未請求
【請求項の数】36
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023198506
(22)【出願日】2023-11-22
(31)【優先権主張番号】10-2022-0165604
(32)【優先日】2022-12-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】310024033
【氏名又は名称】エスケーハイニックス株式会社
【氏名又は名称原語表記】SK hynix Inc.
【住所又は居所原語表記】2091, Gyeongchung-daero,Bubal-eub,Icheon-si,Gyeonggi-do,Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000796
【氏名又は名称】弁理士法人三枝国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ハン チャン ヒョン
(72)【発明者】
【氏名】ソン ムン ス
【テーマコード(参考)】
5B225
5F048
5F083
5F101
【Fターム(参考)】
5B225BA01
5B225CA27
5B225EA05
5B225EB09
5B225EB10
5B225EC02
5B225EC04
5B225EC06
5B225FA01
5B225FA02
5F048AA01
5F048AA07
5F048AB01
5F048AC01
5F048BA01
5F048BC03
5F048BD07
5F048BE02
5F048BE03
5F048BE05
5F048BE09
5F048BF15
5F048BF16
5F048BF18
5F083EP22
5F083EP33
5F083EP34
5F083EP76
5F083ER22
5F083ER23
5F083GA10
5F083GA11
5F083KA01
5F083LA05
5F083LA16
5F083ZA21
5F083ZA28
5F101BB02
5F101BD16
5F101BD22
5F101BD27
5F101BD30
5F101BD34
5F101BE02
5F101BE05
5F101BE07
5F101BF05
(57)【要約】      (修正有)
【課題】プログラム動作、リード動作、または消去動作時、期間に応じてウェルバイアスVwellを調整することにより、パストランジスタの異常ターンオンを防止または緩和する方法を提供する。
【解決手段】半導体装置200は、ローカルワードラインWL0~WLnに連結されたメモリセルを含むメモリセルアレイ210と、ブロック選択信号に応答してグローバルワードラインGWL0~GWLnとローカルワードラインとを連結するパストランジスタ224と、グローバルワードラインにリード電圧又はパス電圧を印加する動作電圧印加回路232と、リード動作時、非選択のローカルワードラインをディスチャージする期間において、選択されたローカルワードラインに連結されたパストランジスタのウェル領域にネガティブレベルのウェルバイアスを印加するウェルバイアス印加回路234と、を含む。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローカルワードラインに連結されたメモリセルを含むセルアレイと、
ブロック選択信号に応答してグローバルワードラインとローカルワードラインとを連結するパストランジスタと、
前記グローバルワードラインにリード電圧またはパス電圧を印加する動作電圧印加回路と、
リード動作時、非選択のローカルワードラインをディスチャージする期間において、前記選択されたローカルワードラインに連結されたパストランジスタのウェル領域にネガティブレベルのウェルバイアスを印加するウェルバイアス印加回路と
を含む半導体装置。
【請求項2】
前記パストランジスタは、トリプルウェルを含む基板上に位置し、前記トリプルウェルは、pタイプの基板内に位置したnタイプの第1ウェル領域と、前記第1ウェル領域内に位置したpタイプの第2ウェル領域とを含む、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記パストランジスタは、前記第2ウェル領域内に位置したnタイプの第1ジャンクションおよびnタイプの第2ジャンクションを含み、前記第1ジャンクションは、グローバルワードラインに連結され、前記第2ジャンクションは、ローカルワードラインに連結されている、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記基板は、前記第2ウェル領域内に位置したpタイプの第3ジャンクションを含み、前記ウェルバイアス印加回路は、前記第3ジャンクションを介して前記第2ウェル領域に前記ウェルバイアスを印加する、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記動作電圧印加回路は、
前記ディスチャージ期間の前に、前記選択されたローカルワードラインに連結されたグローバルワードラインにリード電圧を印加し、前記非選択のローカルワードラインに連結されたグローバルワードラインにパス電圧を印加する、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記ウェルバイアス印加回路は、
前記選択されたローカルワードラインの電圧レベルと、前記非選択のローカルワードラインの電圧レベルとをイコライジングする期間において、前記ウェル領域にネガティブレベルのウェルバイアスを印加する、
請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記リード電圧は、ネガティブレベルを有し、前記パス電圧は、ポジティブレベルを有する、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記ウェルバイアス印加回路は、
前記選択されたローカルワードラインにリード電圧を印加するリード期間において前記ウェル領域に第1ネガティブレベルの第1ウェルバイアスを印加し、
前記選択されたローカルワードラインの電圧レベルと、前記非選択のローカルワードラインの電圧レベルとをイコライジングする期間において、前記ウェル領域に前記第1ネガティブレベルより高い第2ネガティブレベルの第2ウェルバイアスを印加する、
請求項7に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記リード電圧および前記パス電圧は、ポジティブレベルを有する、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記ウェルバイアス印加回路は、
前記選択されたローカルワードラインにリード電圧を印加するリード期間において、前記ウェル領域に接地レベルの第1ウェルバイアスを印加し、
前記選択されたローカルワードラインの電圧レベルと、前記非選択のローカルワードラインの電圧レベルとをイコライジングする期間において、前記ウェル領域にネガティブレベルの第2ウェルバイアスを印加する、
請求項9に記載の半導体装置。
【請求項11】
ローカルワードラインに連結されたメモリセルを含むセルアレイと、
ブロック選択信号に応答してグローバルワードラインとローカルワードラインとを連結するパストランジスタと、
前記グローバルワードラインにリード電圧またはパス電圧を印加する動作電圧印加回路と、
リード動作時、非選択のローカルワードラインをディスチャージする期間において、選択されたローカルワードラインに連結されたパストランジスタのウェル領域をフローティングさせるウェルバイアス印加回路と
を含む半導体装置。
【請求項12】
前記動作電圧印加回路は、
前記ディスチャージ期間の前に、前記選択されたローカルワードラインに連結されたグローバルワードラインにリード電圧を印加し、前記非選択のローカルワードラインに連結されたグローバルワードラインにパス電圧を印加する、
請求項11に記載の半導体装置。
【請求項13】
前記リード電圧は、ネガティブレベルを有し、前記パス電圧は、ポジティブレベルを有する、
請求項11に記載の半導体装置。
【請求項14】
前記ウェルバイアス印加回路は、
前記選択されたローカルワードラインにリード電圧を印加するリード期間において前記ウェル領域にネガティブレベルの第1ウェルバイアスを印加し、
前記選択されたワードラインの電圧レベルと、前記非選択のワードラインの電圧レベルとをイコライジングする期間において、接地レベルの第2ウェルバイアスを印加する、
請求項13に記載の半導体装置。
【請求項15】
前記リード電圧および前記パス電圧は、ポジティブレベルを有する、
請求項11に記載の半導体装置。
【請求項16】
前記ウェルバイアス印加回路は、
前記選択されたローカルワードラインにリード電圧を印加するリード期間において、前記ウェル領域に接地レベルの第1ウェルバイアスを印加する、
請求項15に記載の半導体装置。
【請求項17】
ローカルワードラインに連結されたメモリセル、およびローカル選択ラインに連結された選択ラインを含むセルアレイと、
ブロック選択信号に応答してグローバル選択ラインとローカル選択ラインとを連結するパストランジスタと、
ビットラインおよびソースラインの少なくとも1つに消去電圧を印加する動作電圧印加回路と、
消去動作時、前記ローカル選択ラインをディスチャージする期間において、前記ローカル選択ラインとグローバル選択ラインとを連結するパストランジスタのウェル領域にネガティブレベルのウェルバイアスを印加するか、前記ウェル領域をフローティングさせるウェルバイアス印加回路と
を含む半導体装置。
【請求項18】
前記動作電圧印加回路は、
前記ディスチャージ期間の前に、前記グローバル選択ラインに前記消去電圧に比べて低いレベルの電圧を印加し、前記ローカルワードラインに連結されたグローバルワードラインに接地電圧を印加する、
請求項17に記載の半導体装置。
【請求項19】
前記ウェルバイアス印加回路は、
前記ビットラインおよび前記ソースラインの少なくとも1つに消去電圧を印加する消去期間において前記ウェル領域に接地レベルの第1ウェルバイアスを印加し、前記ディスチャージ期間において前記ウェル領域にネガティブレベルの第2ウェルバイアスを印加する、
請求項17に記載の半導体装置。
【請求項20】
前記ウェルバイアス印加回路は、
前記ビットラインおよび前記ソースラインの少なくとも1つに消去電圧を印加する消去期間において前記ウェル領域に接地レベルの第1ウェルバイアスを印加し、前記ディスチャージ期間において前記ウェル領域をフローティングさせる、
請求項17に記載の半導体装置。
【請求項21】
選択されたローカルワードラインにリード電圧を印加するステップと、
非選択のローカルワードラインにパス電圧を印加するステップと、
前記非選択のローカルワードラインをディスチャージするステップとを含み、
前記ディスチャージするステップにおいて、前記選択されたローカルワードラインとグローバルワードラインとを連結させるパストランジスタのウェル領域にネガティブレベルのウェルバイアスを印加する、
半導体装置の動作方法。
【請求項22】
前記選択されたローカルワードラインの電圧レベルと、前記非選択のローカルワードラインの電圧レベルとをイコライジングするステップをさらに含み、
前記イコライジングするステップにおいて、前記ウェル領域にネガティブレベルのウェルバイアスを印加する、
請求項21に記載の半導体装置の動作方法。
【請求項23】
前記ディスチャージするステップにおいて、前記選択されたローカルワードラインの電圧レベルがネガティブレベルに下降した後に、接地レベルに上昇する、
請求項21に記載の半導体装置の動作方法。
【請求項24】
前記リード電圧は、ネガティブレベルを有する、
請求項21に記載の半導体装置の動作方法。
【請求項25】
前記リード電圧を印加するステップにおいて、前記ウェル領域に第1ネガティブレベルの第1ウェルバイアスを印加し、
前記ディスチャージするステップにおいて、前記ウェル領域に前記第1ネガティブレベルより大きい第2ネガティブレベルの第2ウェルバイアスを印加する、
請求項24に記載の半導体装置の動作方法。
【請求項26】
前記リード電圧および前記パス電圧は、ポジティブレベルを有する、
請求項21に記載の半導体装置の動作方法。
【請求項27】
前記リード電圧を印加するステップにおいて、前記ウェル領域に接地レベルの第1ウェルバイアスを印加し、
前記ディスチャージするステップにおいて、前記ウェル領域にネガティブレベルの第2ウェルバイアスを印加する、
請求項26に記載の半導体装置の動作方法。
【請求項28】
選択されたローカルワードラインにリード電圧を印加するステップと、
非選択のローカルワードラインにパス電圧を印加するステップと、
前記非選択のローカルワードラインをディスチャージするステップとを含み、
前記ディスチャージするステップにおいて、前記選択されたローカルワードラインとグローバルワードラインとを連結させるパストランジスタのウェル領域をフローティングさせる、
半導体装置の動作方法。
【請求項29】
前記選択されたローカルワードラインの電圧レベルと、前記非選択のローカルワードラインの電圧レベルとをイコライジングするステップ
をさらに含む、請求項28に記載の半導体装置の動作方法。
【請求項30】
前記リード電圧は、ネガティブレベルを有し、
リード電圧を印加するステップにおいて、前記ウェル領域にネガティブレベルの第1ウェルバイアスを印加し、
前記イコライジングするステップにおいて、前記ウェル領域に接地レベルの第2ウェルバイアスを印加する、
請求項29に記載の半導体装置の動作方法。
【請求項31】
前記リード電圧は、ポジティブレベルを有し、
前記リード電圧を印加するステップおよび前記イコライジングするステップにおいて、前記ウェル領域に接地レベルのウェルバイアスを印加する、
請求項29に記載の半導体装置の動作方法。
【請求項32】
前記ディスチャージするステップにおいて、前記選択されたローカルワードラインの電圧レベルがネガティブレベルに下降した後に、接地レベルに上昇する、
請求項28に記載の半導体装置の動作方法。
【請求項33】
ビットラインおよびソースラインの少なくとも1つに消去電圧を印加するステップと、
ローカル選択ラインの電圧レベルが前記消去電圧に比べて低いレベルに上昇するステップと、
ローカルワードラインに接地電圧を印加するステップと、
前記ローカル選択ラインの電圧レベルをディスチャージするステップとを含み、
前記ディスチャージするステップにおいて、前記ローカル選択ラインとグローバル選択ラインとを連結するパストランジスタのウェル領域にネガティブレベルのウェルバイアスを印加するか、前記ウェル領域をフローティングさせる、
半導体装置の動作方法。
【請求項34】
前記消去電圧を印加するステップにおいて、前記ウェル領域に接地レベルの第1ウェルバイアスを印加し、前記ディスチャージするステップにおいて、前記ウェル領域にネガティブレベルの第2ウェルバイアスを印加する、
請求項33に記載の半導体装置の動作方法。
【請求項35】
前記消去電圧を印加するステップにおいて、前記ウェル領域に接地レベルのウェルバイアスを印加し、前記ディスチャージするステップにおいて、前記ウェル領域をフローティングさせる、
請求項33に記載の半導体装置の動作方法。
【請求項36】
前記ディスチャージするステップにおいて、前記ローカルワードラインの電圧レベルがネガティブレベルに下降した後に、接地レベルに上昇する、
請求項33に記載の半導体装置の動作方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置に関し、より詳しくは、半導体装置および半導体装置の動作方法に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体装置の集積度は、単位メモリセルの占める面積によって主に決定される。最近、基板上に単層でメモリセルを形成する半導体装置の集積度の向上が限界に達していることから、基板上にメモリセルを積層する3次元半導体装置が提案されている。また、このような半導体装置の動作信頼性を向上させるために、多様な構造および製造方法が開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の実施例は、動作信頼性が改善された半導体装置および半導体装置の動作方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施例による半導体装置は、ローカルワードラインに連結されたメモリセルを含むセルアレイと、ブロック選択信号に応答してグローバルワードラインとローカルワードラインとを連結するパストランジスタと、前記グローバルワードラインにリード電圧またはパス電圧を印加する動作電圧印加回路と、リード動作時、非選択のローカルワードラインをディスチャージする期間において、前記選択されたローカルワードラインに連結されたパストランジスタのウェル領域にネガティブレベルのウェルバイアスを印加するウェルバイアス印加回路とを含むことができる。
【0005】
本発明の一実施例による半導体装置は、ローカルワードラインに連結されたメモリセルを含むセルアレイと、ブロック選択信号に応答してグローバルワードラインとローカルワードラインとを連結するパストランジスタと、前記グローバルワードラインにリード電圧またはパス電圧を印加する動作電圧印加回路と、リード動作時、非選択のローカルワードラインをディスチャージする期間において、選択されたローカルワードラインに連結されたパストランジスタのウェル領域をフローティングさせるウェルバイアス印加回路とを含むことができる。
【0006】
本発明の一実施例による半導体装置は、ローカルワードラインに連結されたメモリセル、およびローカル選択ラインに連結された選択ラインを含むセルアレイと、ブロック選択信号に応答してグローバル選択ラインとローカル選択ラインとを連結するパストランジスタと、ビットラインおよびソースラインの少なくとも1つに消去電圧を印加する動作電圧印加回路と、消去動作時、前記ローカル選択ラインをディスチャージする期間において、前記ローカル選択ラインとグローバル選択ラインとを連結するパストランジスタのウェル領域にネガティブレベルのウェルバイアスを印加するか、前記ウェル領域をフローティングさせるウェルバイアス印加回路とを含むことができる。
【0007】
本発明の一実施例による半導体装置の動作方法は、選択されたローカルワードラインにリード電圧を印加するステップと、非選択のローカルワードラインにパス電圧を印加するステップと、前記非選択のローカルワードラインをディスチャージするステップとを含むことができ、前記ディスチャージするステップにおいて、前記選択されたローカルワードラインとグローバルワードラインとを連結させるパストランジスタのウェル領域にネガティブレベルのウェルバイアスを印加することができる。
【0008】
本発明の一実施例による半導体装置の動作方法は、選択されたローカルワードラインにリード電圧を印加するステップと、非選択のローカルワードラインにパス電圧を印加するステップと、前記非選択のローカルワードラインをディスチャージするステップとを含むことができ、前記ディスチャージするステップにおいて、前記選択されたローカルワードラインとグローバルワードラインとを連結させるパストランジスタのウェル領域をフローティングさせることができる。
【0009】
本発明の一実施例による半導体装置の動作方法は、ビットラインおよびソースラインの少なくとも1つに消去電圧を印加するステップと、ローカル選択ラインの電圧レベルが前記消去電圧に比べて低いレベルに上昇するステップと、ローカルワードラインに接地電圧を印加するステップと、前記ローカル選択ラインの電圧レベルをディスチャージするステップとを含むことができ、前記ディスチャージするステップにおいて、前記ローカル選択ラインとグローバル選択ラインとを連結するパストランジスタのウェル領域にネガティブレベルのウェルバイアスを印加するか、前記ウェル領域をフローティングさせることができる。
【発明の効果】
【0010】
メモリセルを3次元に積層することにより、半導体装置の集積度を向上させることができる。安定した構造を有し、信頼性が向上した半導体装置を提供することができる。半導体装置のリード動作を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の一実施例による半導体装置の構成を示すブロック図である。
図2】本発明の一実施例による半導体装置の構成を示すブロック図である。
図3A】本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。
図3B】本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。
図4】本発明の一実施例による半導体装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図5】本発明の一実施例による半導体装置の動作を説明するためのフローチャートである。
図6】本発明の一実施例による半導体装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
図7】本発明の一実施例による半導体装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。
図8】本発明の一実施例による半導体装置の動作方法を説明するためのタイミング図である。
図9】本発明の一実施例による半導体装置の動作方法を説明するためのタイミング図である。
図10】本発明の一実施例による半導体装置の動作方法を説明するためのタイミング図である。
図11】本発明の一実施例による半導体装置の動作方法を説明するためのタイミング図である。
図12】本発明の一実施例による半導体装置の動作方法を説明するためのタイミング図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付した図面を参照して、本発明の技術的思想による実施例を説明する。
【0013】
図1は、本発明の一実施例による半導体装置の構成を示すブロック図である。
【0014】
図1を参照すれば、半導体装置100は、メモリセルアレイ110と、アドレスデコーダ120と、電圧生成回路130と、読み出しおよび書き込み回路140と、制御回路とを含むことができる。
【0015】
メモリセルアレイ110は、メモリセルを含むことができる。実施例として、メモリセルアレイ110は、メモリブロックを含むことができ、メモリブロックのそれぞれは、ページを含むことができる。ここで、メモリブロックは、消去動作の単位であってもよく、ページは、リード動作の単位であってもよい。メモリセルアレイ110は、ソース選択ラインSSL、ワードラインWL、ドレイン選択ラインDSLなどのようなロウラインを介してアドレスデコーダ120に連結される。メモリセルアレイ110は、ビットラインBLなどのようなカラムラインを介して読み出しおよび書き込み回路140に連結される。
【0016】
制御回路150は、コントローラからコマンドCMDおよびアドレスADDを受信することができる。制御回路150は、受信されたコマンドCMDによるプログラム動作、リード動作、消去動作などの内部動作を行うように制御信号を生成することができる。制御回路150は、電圧生成回路130、アドレスデコーダ120、および読み出しおよび書き込み回路140に制御信号を出力することができる。
【0017】
電圧生成回路130は、内部動作を行うための多様な電圧レベルの内部電圧を生成することができ、生成された内部電圧をアドレスデコーダ120に提供することができる。内部電圧は、プログラム動作、リード動作、または消去動作などを行うための動作電圧であってもよい。内部電圧は、アドレスデコーダ120に含まれているパストランジスタのウェル領域に供給するためのウェルバイアスであってもよい。内部電圧は、ポジティブレベルまたはネガティブレベルを有することができる。
【0018】
実施例として、電圧生成回路130は、プログラム動作を行うためのプログラム電圧、パス電圧などを生成することができる。電圧生成回路130は、リード動作を行うためのリード電圧、パス電圧などを生成することができる。ここで、リード電圧は、選択されたメモリセルのプログラム状態に応じてメモリセルをターンオンまたはターンオフさせる電圧レベルを有することができる。パス電圧は、メモリセルのプログラム状態に関係なくメモリセルをターンオンさせる電圧レベルを有することができる。リード電圧は、プログラム動作または消去動作を検証するための検証電圧であってもよい。電圧生成回路130は、消去動作を行うための消去電圧などを生成することができる。電圧生成回路130は、プログラム動作、リード動作、または消去動作の実行時、アドレスデコーダ120に含まれているパストランジスタのウェル領域の電圧レベルを制御するためのウェルバイアスを生成することができる。
【0019】
アドレスデコーダ120は、アドレスに応じてソース選択ライン、ワードライン、またはドレイン選択ラインを活性化することができる。グローバルラインの電圧レベルをローカルラインに伝達することができる。
【0020】
読み出しおよび書き込み回路140は、ビットラインBLを介してメモリセルアレイ110に連結される。プログラム動作時、読み出しおよび書き込み回路140は、書き込みドライバ(writer driver)として動作することができ、メモリセルアレイ110に格納しようとするデータDATAを入力することができる。リードまたは検証動作時、読み出しおよび書き込み回路140は、センス増幅器(sense amplifier)として動作することができ、メモリセルアレイ110に格納されたデータDATAを出力することができる。
【0021】
図2は、本発明の一実施例による半導体装置の構成を示すブロック図である。以下、先に説明された内容と重複した内容は省略して説明することができる。
【0022】
図2を参照すれば、半導体装置200は、メモリセルアレイ210と、アドレスデコーダ220と、電圧生成回路230とを含むことができる。
【0023】
メモリセルアレイ210は、ビットラインBL0~BLkとソースラインSLとの間に連結されたメモリストリングST0~STkを含むことができる。ここで、kは、1以上の整数であってもよい。メモリストリングST0~STkのそれぞれは、少なくとも1つのドレイン選択トランジスタDSTと、複数のメモリセルMC0~MCnと、少なくとも1つのソース選択トランジスタSSTとを含むことができる。ここで、nは、1以上の整数であってもよい。メモリセルMC0~MCnは、ローカルワードラインWL0~WLnに連結される。ソース選択トランジスタSSTが、メモリストリングST0~STkとソースラインSLとの連結を制御することができ、ドレイン選択トランジスタDSTが、メモリストリングST0~STkとビットラインBL0~BLkとの連結を制御することができる。
【0024】
アドレスデコーダ220は、ブロック選択回路222と、パストランジスタ224とを含むことができる。パストランジスタ224は、グローバルラインとローカルラインとの連結を制御するためのものである。実施例として、パストランジスタ224は、グローバルドレイン選択ラインGDSLとローカルドレイン選択ラインDSLとの連結を制御することができる。パストランジスタ224は、グローバルワードラインGWL0~GWLnとローカルワードラインWL0~WLnとの連結を制御することができる。パストランジスタ224は、グローバルソース選択ラインGSSLとローカルソース選択ラインSSLとの連結を制御することができる。
【0025】
ブロック選択回路222は、アドレスに応答してブロック選択信号Vselを生成することができ、生成されたブロック選択信号Vselをパストランジスタ224に伝達することができる。ディスチャージトランジスタTr_Dは、ディスチャージ信号DISCHに応答してブロック選択信号Vselが伝達されるラインをディスチャージすることができる。
【0026】
パストランジスタ224は、ブロック選択回路222のブロック選択信号Vselに応答して動作することができる。パストランジスタ224のゲートにブロック選択信号Vselが印加され、ブロック選択信号Vselによってパストランジスタ224がターンオンされると、グローバルラインとローカルラインとが電気的に連結可能である。パストランジスタ224は、トリプルウェル構造に形成された高電圧トランジスタであってもよい。パストランジスタ224は、ウェル領域226を共有することができ、ウェル領域226に印加されるウェルバイアスVwellによってパストランジスタ224の動作を制御することができる。
【0027】
電圧生成回路230は、動作電圧印加回路232と、ウェルバイアス印加回路234とを含むことができる。動作電圧印加回路232は、メモリセルのプログラム動作、リード動作、および消去動作に必要な動作電圧を生成することができ、生成された動作電圧をグローバルラインに伝達することができる。実施例として、プログラム動作時、動作電圧印加回路232は、グローバルワードラインにプログラム電圧またはパス電圧を伝達することができる。リード動作時、動作電圧印加回路232は、グローバルワードラインにリード電圧またはパス電圧を伝達することができる。消去動作時、動作電圧印加回路232は、グローバルドレイン選択ラインおよびグローバルソース選択ラインの少なくとも1つに消去電圧を伝達することができ、グローバルワードラインに接地電圧を伝達することができる。
【0028】
ウェルバイアス印加回路234は、ウェルバイアスVwellを生成することができ、生成されたウェルバイアスVwellをパストランジスタ224のウェル領域226に印加することができる。動作期間に応じて、ウェルバイアス印加回路234は、ウェル領域226に多様なレベルのウェルバイアスVwellを印加することができる。ウェルバイアスVwellは、ポジティブレベルを有するか、ネガティブレベルを有するか、接地レベルを有することができる。
【0029】
実施例として、リード動作は、選択されたローカルワードラインWL0~WLnにネガティブレベルのリード電圧を印加するリード期間を含むことができ、イコライジング期間およびディスチャージ期間をさらに含むことができる。リード期間において、ウェルバイアス印加回路234は、第1ネガティブレベルの第1ウェルバイアスVwellをウェル領域226に印加することができる。イコライジング期間およびディスチャージ期間において、ウェルバイアス印加回路234は、第1ネガティブレベルより高い第2ネガティブレベルの第2ウェルバイアスVwellをウェル領域226に印加することができる。
【0030】
実施例として、リード動作は、選択されたローカルワードラインWL0~WLnにポジティブレベルのリード電圧を印加するリード期間を含むことができ、イコライジング期間およびディスチャージ期間をさらに含むことができる。リード期間において、ウェルバイアス印加回路234は、接地レベルの第1ウェルバイアスVwellをウェル領域226に印加することができる。イコライジング期間およびディスチャージ期間において、ウェルバイアス印加回路234は、ネガティブレベルの第2ウェルバイアスVwellをウェル領域226に印加することができる。
【0031】
実施例として、リード動作は、選択されたローカルワードラインWL0~WLnにネガティブレベルのリード電圧を印加するリード期間を含むことができ、イコライジング期間およびディスチャージ期間をさらに含むことができる。リード期間において、ウェルバイアス印加回路234は、第1ネガティブレベルの第1ウェルバイアスVwellをウェル領域226に印加することができる。イコライジング期間において、ウェルバイアス印加回路234は、接地レベルの第2ウェルバイアスVwellをウェル領域226に印加することができる。ディスチャージ期間において、ウェルバイアス印加回路234は、ウェル領域226をフローティングさせることができる。
【0032】
実施例として、リード動作は、選択されたローカルワードラインWL0~WLnにポジティブレベルのリード電圧を印加するリード期間を含むことができ、イコライジング期間およびディスチャージ期間をさらに含むことができる。リード期間において、ウェルバイアス印加回路234は、接地レベルの第1ウェルバイアスVwellをウェル領域226に印加することができる。イコライジング期間において、ウェルバイアス印加回路234は、接地レベルの第2ウェルバイアスVwellをウェル領域226に印加することができる。ディスチャージ期間において、ウェルバイアス印加回路234は、ウェル領域226をフローティングさせることができる。
【0033】
実施例として、消去動作は、ローカルドレイン選択ラインDSL、ローカルソース選択ラインSSL、ビットラインBL1~BLk、およびソースラインSLの少なくとも1つに消去電圧を印加する消去期間を含むことができ、ディスチャージ期間をさらに含むことができる。ウェルバイアス印加回路234は、消去期間においてウェル領域226に接地レベルの第1ウェルバイアスVwellを印加することができる。ウェルバイアス印加回路234は、ディスチャージ期間においてウェル領域226にネガティブレベルの第2ウェルバイアスVwellを印加するか、ウェル領域226をフローティングさせることができる。
【0034】
図3Aおよび図3Bは、本発明の一実施例による半導体装置の構造を示す図である。以下、先に説明された内容と重複した内容は省略して説明することができる。
【0035】
図3Aを参照すれば、半導体装置は、ゲート構造GSTを含むことができる。ゲート構造GSTは、基板、周辺回路などの下部構造上に位置してもよい。ゲート構造GSTは、積層されたローカルラインを含むことができる。ローカルラインは、ソース選択ラインSSL、ワードラインWL、またはドレイン選択ラインDSLであってもよい。ローカルラインDSL、WL、SSLは、絶縁膜ILによって電気的に分離される。
【0036】
実施例として、ゲート構造GSTは、少なくとも1つのソース選択ラインSSL、複数のワードラインWL、および少なくとも1つのドレイン選択ラインDSLが積層された構造を有することができる。ワードラインWLのうちソース選択ラインSSLに隣接した少なくとも1つのワードラインWLは、ソースサイドダミーワードラインであってもよい。ワードラインWLのうちドレイン選択ラインDSLに隣接した少なくとも1つのワードラインWLは、ドレインサイドダミーワードラインであってもよい。
【0037】
半導体装置は、貫通構造PSを含むことができる。貫通構造PSは、ゲート構造GST内に位置してもよく、積層方向にローカルラインDSL、WL、SSLを貫通できる。実施例として、貫通構造PSは、チャネル膜を含むチャネル構造であるか、電極膜を含む電極構造であってもよい。ローカルラインDSL、WL、SSLと貫通構造PSとの交差した領域にドレイン選択トランジスタ、メモリセル、またはソース選択トランジスタが位置してもよい。貫通構造PSを共有するドレイン選択トランジスタ、メモリセル、およびソース選択トランジスタが1つのメモリストリングを構成することができる。
【0038】
プログラム、リード、または消去動作を行うために、ローカルラインDSL、WL、SSLに動作電圧が印加される。このとき、ローカルラインDSL、WL、SSLに互いに異なるレベルの電圧が印加され、積層されたローカルラインDSL、WL、SSL間のカップリングまたはキャパシタンスCによって、隣接ローカルラインの電圧レベルが変動可能である。
【0039】
実施例として、選択されたワードラインWLの電圧レベルに比べて非選択のワードラインWLの電圧レベルが高い場合、非選択のワードラインWLをディスチャージする過程で選択されたワードラインWLの電圧レベルがネガティブレベルに下降する。ソース選択ラインSSLの電圧レベルに比べてワードラインWLの電圧が高い場合、ソース選択ラインSSLをディスチャージする過程でソース選択ラインSSLに隣接したワードラインWLの電圧レベルがネガティブレベルに下降する。同じく、ドレイン選択ラインDSLの電圧レベルに比べてワードラインWLの電圧が高い場合、ドレイン選択ラインDSLをディスチャージする過程でドレイン選択ラインDSLに隣接したワードラインWLの電圧レベルがネガティブレベルに下降する。ここで、隣接したワードラインWLは、リアルワードラインであるか、ダミーワードラインであってもよい。集積度向上のために絶縁膜ILの高さが減少するほど、積層されたローカルラインDSL、WL、SSL間の間隔が減少するため、ローカルラインDSL、WL、SSL間のキャパシタンスCによる電圧の下降が激しくなる。
【0040】
図3Bを参照すれば、半導体装置は、パストランジスタTr_passを含むことができる。パストランジスタTr_passは、トリプルウェルを含む基板10上に位置してもよい。トリプルウェルは、基板10内に位置してもよく、互いに異なるタイプの不純物を含む第1ウェル領域10Aおよび第2ウェル領域10Bを含むことができる。基板10は、pタイプまたはnタイプの不純物を含む半導体基板であってもよい。第1ウェル領域10Aは、基板10内に位置してもよく、基板10と異なるタイプの不純物を含むことができる。第2ウェル領域10Bは、第1ウェル領域10A内に位置してもよく、第1ウェル領域10Aと異なるタイプの不純物を含むことができる。実施例として、基板10は、pタイプの不純物を含むことができ、第1ウェル領域10Aは、nタイプの不純物を含むことができ、第2ウェル領域10Bは、pタイプの不純物を含むことができる。第1ウェル領域10Aは、デープn-ウェル(deep n-well)であってもよく、第2ウェル領域10Bは、p-ウェル(p-well)であってもよい。
【0041】
パストランジスタTr_passは、ゲート電極15と、ゲート絶縁膜16と、第1ジャンクション11と、第2ジャンクション12とを含むことができる。基板10上にゲート電極15が位置してもよく、ゲート電極15と基板10との間にゲート絶縁膜16が位置してもよい。第1ジャンクション11および第2ジャンクション12は、第2ウェル領域10B内に位置してもよい。第1ジャンクション11および第2ジャンクション12は、第2ウェル領域10Bと異なるタイプの不純物を含むことができる。実施例として、第1ジャンクション11および第2ジャンクション12は、nタイプの不純物を高濃度に含むことができる。
【0042】
第1ジャンクション11は、ソース領域であってもよく、第2ジャンクション12は、ドレイン領域であってもよい。第1ジャンクション11がグローバルラインに連結され、第2ジャンクション12がローカルラインDSL、WL、SSLに連結されるか、第1ジャンクション11がローカルラインDSL、WL、SSLに連結され、第2ジャンクション12がグローバルラインに連結される。
【0043】
半導体装置は、第3ジャンクション13と、第4ジャンクション14とをさらに含むことができる。第3ジャンクション13は、第2ウェル領域10Bと同じタイプの不純物を高濃度に含むことができる。第3ジャンクション13は、pタイプの不純物を高濃度に含むことができる。第3ジャンクション13は、ウェルバイアス印加回路234に連結され、第3ジャンクション13を介して第2ウェル領域10BにウェルバイアスVwellが印加される。
【0044】
第4ジャンクション14は、第1ウェル領域10A内に位置してもよく、第1ウェル領域10Aと同じタイプの不純物を高濃度に含むことができる。第4ジャンクション14は、nタイプの不純物を高濃度に含むことができる。第4ジャンクション14には電源電圧VCCIが印加される。
【0045】
図3AのローカルラインDSL、WL、SSLは、図3BのパストランジスタTr_passを介してグローバルラインに連結される。プログラム動作、リード動作、または消去動作時、ローカルラインDSL、WL、SSLをディスチャージする過程でカップリングによって隣接したローカルラインの電圧レベルが下降する。実施例として、リード動作のディスチャージ期間において非選択のワードラインをディスチャージする場合、カップリングによって選択ワードラインの電圧レベルがネガティブレベルに下降し、第2ジャンクション12の電圧レベルがネガティブレベルに下降する。このとき、第2ジャンクション12がネガティブレベルを有し、第3ジャンクション13が接地レベルを有する場合、ボディの電圧レベルがソース/ドレイン領域の電圧レベルに比べて高いため、PNターンオンが誘発される。したがって、プログラム動作、リード動作、または消去動作時、期間に応じてウェルバイアスVwellを調整することにより、パストランジスタの異常ターンオンを防止または緩和することができる。
【0046】
図4は、本発明の一実施例による半導体装置の動作を説明するためのフローチャートである。先に説明された内容と重複した内容は省略して説明することができる。以下、図2の回路図を参照して、半導体装置の動作について説明する。
【0047】
まず、動作期間において、パストランジスタ224のウェル領域226に第1ウェルバイアスVw1を印加することができる(S410)。実施例として、動作期間は、リード動作のリード期間であるか、検証動作の検証期間であってもよい。動作期間において、動作電圧印加回路232が選択されたワードラインにリード電圧または検証電圧を印加することができ、非選択のワードラインにパス電圧を印加することができる。ウェルバイアス印加回路234がウェル領域226に第1ウェルバイアスVw1を印加することができる。
【0048】
イコライジング期間において、選択されたワードラインの電圧レベルと、非選択のワードラインの電圧レベルとがイコライジングされる(S420)。非選択のワードラインの電圧レベルは保持され、選択されたワードラインの電圧レベルは上昇する。ウェルバイアス印加回路234は、ウェル領域226に第2ウェルバイアスVw2を印加することができる。
【0049】
ディスチャージ期間において、非選択のワードラインがディスチャージされる(S430)。非選択のワードラインの電圧レベルおよび選択されたワードラインの電圧レベルが下降する。このとき、カップリングによって選択されたワードラインの電圧が一時的にネガティブレベルまで下降する。ウェルバイアス印加回路234は、ウェル領域226に第2ウェルバイアスVw2を印加するか、ウェル領域226をフローティングさせることができる。
【0050】
実施例として、リード電圧または検証電圧がネガティブレベルの場合、ウェルバイアス印加回路234は、動作期間においてウェル領域226に第1ネガティブレベルの第1ウェルバイアスVw1を印加することができる。次に、ウェルバイアス印加回路234は、イコライジング期間およびディスチャージ期間においてウェル領域226に第1ネガティブレベルより高い第2ネガティブレベルの第2ウェルバイアスVw2を印加することができる。
【0051】
実施例として、リード電圧または検証電圧がポジティブレベルの場合、ウェルバイアス印加回路234は、動作期間においてウェル領域226に接地レベルの第1ウェルバイアスVw1を印加することができる。次に、ウェルバイアス印加回路234は、イコライジング期間およびディスチャージ期間においてウェル領域226にネガティブレベルの第2ウェルバイアスVw2を印加することができる。
【0052】
実施例として、リード電圧または検証電圧がネガティブレベルの場合、ウェルバイアス印加回路234は、動作期間においてウェル領域226にネガティブレベルの第1ウェルバイアスVw1を印加することができる。次に、ウェルバイアス印加回路234は、イコライジング期間においてウェル領域226に接地レベルの第2ウェルバイアスVw2を印加することができ、ディスチャージ期間においてウェル領域226をフローティングさせることができる。
【0053】
実施例として、リード電圧または検証電圧がポジティブレベルの場合、ウェルバイアス印加回路234は、動作期間およびイコライジング期間においてウェル領域226に接地レベルのウェルバイアスVwellを印加することができ、ディスチャージ期間においてウェル領域226をフローティングさせることができる。
【0054】
前述のような方法によれば、ウェルバイアス印加回路234によってウェル領域226の電圧レベルを調整することができる。したがって、ディスチャージ期間において選択されたワードラインの電圧レベルがネガティブレベルに下降しても、パストランジスタ224がPNターンオンされるのを防止または緩和することができる。
【0055】
図5は、本発明の一実施例による半導体装置の動作を説明するためのフローチャートである。先に説明された内容と重複した内容は省略して説明することができる。以下、図2の回路図を参照して、半導体装置の動作について説明する。
【0056】
まず、動作期間において、パストランジスタ224のウェル領域226に第1ウェルバイアスVw1を印加することができる(S510)。実施例として、動作期間は、消去動作の消去期間であってもよい。消去動作は、GIDL方式で行われ、ドレイン選択トランジスタまたはソース選択トランジスタで生成される正孔(hole)をメモリセルに供給することにより、消去動作を行うことができる。動作期間において、動作電圧印加回路232がビットラインBLおよびソースラインSLの少なくとも1つに消去電圧を印加することができる。このとき、ドレイン選択ラインDSLがビットラインBLにカップリングされるか、動作電圧印加回路232から印加される電圧によって電圧レベルが上昇する。ソース選択ラインSSLがソースラインSLにカップリングされるか、動作電圧印加回路232から印加される電圧によって電圧レベルが上昇する。これにより、ドレイン選択ラインDSLおよびソース選択ラインSSLの少なくとも1つの電圧レベルが消去電圧と同じか、消去電圧より低いレベルVers-△Vに上昇する。ここで、△Vは、GIDL(Gate Induced Drain Leakage)電流を生成するためのGIDL電圧Vgidlであってもよい。動作電圧印加回路232がワードラインWL0~WLnに接地電圧を印加することができる。ウェルバイアス印加回路234がウェル領域226に接地レベルの第1ウェルバイアスVw1を印加することができる。
【0057】
ディスチャージ期間において、消去電圧が印加された選択ラインがディスチャージされる(S520)。選択ラインの電圧レベルが接地レベルに下降する。このとき、カップリングによって選択ラインに隣接したワードラインの電圧レベルが一時的にネガティブレベルまで下降する。ウェルバイアス印加回路234は、ウェル領域226にネガティブレベルの第2ウェルバイアスVw2を印加するか、ウェル領域226をフローティングさせることができる。
【0058】
前述のような方法によれば、ディスチャージ期間において選択ラインに隣接したワードラインの電圧レベルがネガティブレベルに下降しても、パストランジスタ224がPNターンオンされるのを防止または緩和することができる。
【0059】
図6は、本発明の一実施例による半導体装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。以下、先に説明された内容と重複した内容は省略して説明することができる。
まず、半導体装置がプログラムコマンドを受信することができる(S610)。実施例として、コントローラからコマンドCMDおよびアドレスADDを受信することができる。次に、アドレスADDを介して選択されたページに対してプログラム動作を行うことができる。選択されたページに含まれているメモリセルそれぞれのターゲットプログラム状態は、第1~第xプログラム状態PV1~PVxの1つであってもよい。ここで、xは、2以上の整数であってもよい。プログラム動作は、複数のプログラムループを含むISPP方式で行われ、各ループは、プログラムパルスおよび検証パルスを含むことができる。実施例として、第1プログラム状態PV1に対する第1プログラムループを行った後に、第2プログラム状態PV2に対する第2プログラムループを行うことができる。第1プログラムループによってターゲットレベルにプログラムされたメモリセルは、第2プログラムループでプログラムされないようにインヒビット(inhibit)される。
【0060】
プログラム動作を行う時、現段階でプログラムするPGM状態が基準値R以下なのかを確認することができる(S620)。ここで、基準値Rは、選択されたワードラインと非選択のワードラインとの電圧レベルの差、カップリングによって電圧の下降する程度を考慮して決定されたものであってもよい。
【0061】
メモリセルをマルチレベルのプログラム状態にプログラムする場合、プログラム状態に応じて検証動作に用いられるリード電圧およびパス電圧のレベルが異なっていてもよい。実施例として、相対的に低い閾値電圧を有するプログラム状態の場合、選択されたワードラインに印加される検証電圧が相対的に低い電圧レベルを有することができる。選択されたワードラインの電圧レベルが低いため、非選択のワードラインをディスチャージするとき、カップリングによって選択されたワードラインの電圧がネガティブレベルに下降し、パストランジスタが異常ターンオンされる。逆に、相対的に高い閾値電圧を有するPGM状態の場合、選択されたワードラインに印加される検証電圧が相対的に高いので、カップリングによって選択されたワードラインの電圧が下降しても、ネガティブレベルまで下降しない。したがって、パストランジスタが異常ターンオンされる可能性のあるプログラム状態のうち閾値電圧が最も高いプログラム状態を基準値Rに設定することができる。実施例として、基準値Rは、PVyであってもよく、yは、1より大きくxより小さい整数であってもよい。
【0062】
現段階でプログラムするPGM状態が基準値R以下の場合、第1オプションによるプログラムおよび検証動作を行うことができる(S630)。第1オプションによれば、ディスチャージ期間においてウェル領域にネガティブレベルのウェルバイアスを印加するか、ウェル領域をフローティングさせることができる。したがって、選択されたワードラインの電圧レベルがネガティブレベルに下降しても、パストランジスタが異常ターンオンされるのを防止または緩和することができる。
【0063】
現段階でプログラムするPGM状態が基準値Rを超える場合、第2オプションによるプログラムおよび検証動作を行うことができる(S640)。第2オプションによれば、ディスチャージ期間においてウェル領域に接地レベルのウェルバイアスを印加することができる。ディスチャージ期間において選択されたワードラインの電圧レベルがネガティブレベルまで下降しないので、ウェル領域226が接地レベルを有しても、パストランジスタが異常ターンオンされない。
【0064】
次に、最後のプログラム状態が完了したかを確認することができる(S650)。最後のプログラム状態がプログラム完了した場合、プログラム動作が終了できる。最後のプログラム状態がプログラム完了しない場合、次にプログラムするプログラム状態が基準値R以下なのかを確認することができる(S620)。
【0065】
前述のような動作方法によれば、プログラム状態に応じてウェルバイアスの制御方式を選択することができる。したがって、プログラムループに応じてウェルバイアスの制御方式を変更することができる。実施例として、TLCプログラム方式において、基準値Rが第3プログラム状態PV3であってもよい。プログラムするPGM状態がPV3以下であれば、第1オプションでプログラムおよび検証動作を行うことができる。プログラムするPGM状態がPV4以上であれば、第2オプションでプログラムおよび検証動作を行うことができる。
【0066】
参照として、完了したプログラム状態を基準としてオプションを選択することも可能である。完了したプログラム状態が基準値R以下であれば、第1オプションでプログラムおよび検証動作を行うことができ、完了したプログラム状態が基準値Rを超えると、第2オプションでプログラムおよび検証動作を行うことができる。また、最後のプログラム状態が完了しない場合、完了したプログラム状態が基準値R以下なのかを確認することができる。
【0067】
図7は、本発明の一実施例による半導体装置の動作方法を説明するためのフローチャートである。以下、先に説明された内容と重複した内容は省略して説明することができる。
【0068】
まず、半導体装置がリードコマンドを受信することができる(S710)。実施例として、コントローラからコマンドCMDおよびアドレスADDを受信することができる。次に、アドレスADDを介して選択されたページが基準グループGに属するかを確認することができる(S720)。ここで、基準グループGは、ディスチャージ期間においてワードラインのカップリングによる電圧の下降を考慮して決定されたものであってもよい。ディスチャージ期間において選択されたワードラインの電圧レベルがネガティブレベルに下降する可能性のあるページが基準グループGに属することができる。
【0069】
リードするページが基準グループGに属する場合、第1オプションによるリード動作を行うことができる(S730)。第1オプションによれば、ディスチャージ期間においてウェル領域にネガティブレベルのウェルバイアスを印加するか、ウェル領域をフローティングさせることができる。したがって、選択されたワードラインの電圧レベルがネガティブレベルに下降しても、パストランジスタが異常ターンオンされるのを防止または緩和することができる。
【0070】
リードするページが基準グループGに属しない場合、第2オプションによるリード動作を行うことができる(S740)。第2オプションによれば、ディスチャージ期間においてウェル領域に接地レベルのウェルバイアスを印加することができる。ディスチャージ期間において選択されたワードラインの電圧レベルがネガティブレベルまで下降しないので、ウェル領域226が接地レベルを有しても、パストランジスタが異常ターンオンされない。
【0071】
前述のような動作方法によれば、リードするページに応じてウェルバイアスの制御方式を選択することができる。したがって、リードするページごとにウェルバイアスの制御方式を変更することができる。
【0072】
図8は、本発明の一実施例による半導体装置の動作方法を説明するためのタイミング図である。先に説明された内容と重複した内容は省略して説明することができる。以下、図3Bを参照して説明したパストランジスタTr_passの構造に基づいて動作方法を説明する。
【0073】
図8を参照すれば、リード動作は、リード期間READ、イコライジング期間EQ、およびディスチャージ期間DISを含むことができ、終了期間ENDをさらに含むことができる。ここで、リード動作は、検証動作であってもよく、リード期間READは、検証期間であってもよい。
【0074】
リード期間READにおいて、選択されたワードラインSEL_WLにリード電圧Vreadが印加される。リード電圧Vreadは、プログラム状態に応じてメモリセルをターンオンまたはターンオフさせるレベルに設定される。ネガティブレベルの閾値電圧を有するプログラム状態に対してリードする場合、動作電圧印加回路は、選択されたワードラインSEL_WLに連結されたグローバルワードラインにネガティブレベルのリード電圧Vreadを印加することができる。
【0075】
非選択のワードラインUNSEL_WLにパス電圧Vpassが印加される。パス電圧Vpassは、プログラム状態に関係なくメモリセルをターンオンさせるレベルに設定される。動作電圧印加回路は、非選択のワードラインUNSEL_WLに連結されたグローバルワードラインにポジティブレベルのパス電圧Vpassを印加することができる。
【0076】
パストランジスタTr_passのゲート電極Gateにポンプ電圧Vpmpを印加してパストランジスタTr_passをターンオンさせることにより、グローバルワードラインからローカルワードラインに動作電圧を伝達することができる。ここで、ポンプ電圧Vpmpの電圧レベルは、グローバルワードラインの電圧レベルをローカルワードラインにそのまま伝達可能なレベルに設定される。これにより、選択されたワードラインSEL_WLにネガティブレベルのリード電圧Vreadを伝達することができ、非選択のワードラインUNSEL_WLにパス電圧Vpassを伝達することができる。
【0077】
ウェルバイアス印加回路は、第3ジャンクション13にウェルバイアスVwellを印加することができ、第3ジャンクション13を介して第2ウェル領域10BにウェルバイアスVwellが伝達される。リード電圧Vreadがネガティブレベルを有する場合、第2ウェル領域10Bに第1ネガティブレベルの第1ウェルバイアスVw1を印加することができる。ウェルバイアス印加回路は、第4ジャンクション14に電源電圧VCCIを印加することができる。第4ジャンクション14を介して第1ウェル領域10Aに電源電圧VCCIが伝達される。
【0078】
選択されたメモリセルがリード電圧Vreadに比べて大きい閾値電圧を有する場合、選択されたメモリセルはターンオフされる。選択されたメモリセルがリード電圧Vreadに比べて小さい閾値電圧を有する場合、選択されたメモリセルはターンオンされる。非選択のメモリセルはすべてターンオンされる。これにより、選択されたメモリセルに格納されたデータをリードすることができる。
【0079】
イコライジング期間EQにおいて、非選択のワードラインUNSEL_WLの電圧レベルと、選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルとがイコライジングされる。実施例として、非選択のワードラインUNSEL_WLは、パス電圧Vpassの電圧レベルを保持可能であり、選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが上昇する。
【0080】
ウェルバイアス印加回路は、第3ジャンクション13に第1ネガティブレベルより大きい第2ネガティブレベルの第2ウェルバイアスVw2を印加することができる。第3ジャンクション13を介して第2ウェル領域10Bに第2ウェルバイアスVw2が伝達される。第2ネガティブレベルは、第1ネガティブレベルに比べて小さい絶対値を有することができる。
【0081】
ディスチャージ期間DISにおいて、非選択のワードラインUNSEL_WLをディスチャージすることができる。非選択のワードラインUNSEL_WLの電圧レベルが接地レベルGNDに下降する。選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが接地レベルGNDに下降する。このとき、非選択のワードラインUNSEL_WLとのカップリングによって選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが一時的にネガティブレベルに下降した後に、接地レベルGNDに上昇する。
【0082】
終了期間ENDにおいて、非選択のワードラインUNSEL_WLおよび選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルは、接地レベルGNDであってもよい。第2ウェル領域10Bの電圧レベルは、接地レベルGNDに変更可能である。リード動作が終了した場合、ゲート電極Gateに接地電圧GNDが印加される。他の動作が続く場合、ゲート電極Gateにポンプ電圧Vpmpが印加される。例えば、複数のプログラムループを含むISPP(Incremental Step Pulse Program)方式でプログラム動作が行われる場合、検証期間の後に次のプログラムパルスが印加され、この場合、ゲート電極Gateにポンプ電圧Vpmpを印加することができる。
【0083】
前述のような動作方法によれば、ディスチャージ期間DISにおいて選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが一時的にネガティブレベルに下降することにより、パストランジスタTr_passの第2ジャンクション12が一時的にネガティブレベルを有することができる。このとき、第2ウェル領域10Bが第2ネガティブレベルを有するので、ボディの電圧レベルがソース/ドレイン領域の電圧レベルに比べて低い。したがって、パストランジスタTr_passが異常ターンオンされるのを防止または緩和することができる。
【0084】
一方、ウェルバイアス印加回路は、イコライジング期間EQおよびディスチャージ期間DISの少なくとも一部の期間において第2ネガティブレベルの第2ウェルバイアスVw2を印加することができ、第2ウェルバイアスVw2の印加を開始する時点と終了する時点は変更可能である。イコライジング期間EQが開始される第1時点T1から第2ウェルバイアスVw2を印加するか、第1時点T1後の任意の時点から第2ウェルバイアスVw2を印加することができる。ディスチャージ期間DISが終了する第2時点T2で第2ウェルバイアスVw2の印加が終了できる。あるいは、第2時点T2後の任意の時点で第2ウェルバイアスVw2の印加が終了してもよい。
【0085】
図9は、本発明の一実施例による半導体装置の動作方法を説明するためのタイミング図である。先に説明された内容と重複した内容は省略して説明することができる。以下、図3Bを参照して説明したパストランジスタTr_passの構造に基づいて動作方法を説明する。
【0086】
図9を参照すれば、リード動作は、リード期間READ、イコライジング期間EQ、およびディスチャージ期間DISを含むことができ、終了期間ENDをさらに含むことができる。
【0087】
リード期間READにおいて、選択されたワードラインSEL_WLにリード電圧Vreadが印加される。ポジティブレベルの閾値電圧を有するプログラム状態に対してリードする場合、動作電圧印加回路は、選択されたワードラインSEL_WLに連結されたグローバルワードラインにポジティブレベルのリード電圧Vreadを印加することができる。
【0088】
非選択のワードラインUNSEL_WLにパス電圧Vpassが印加される。動作電圧印加回路は、非選択のワードラインUNSEL_WLに連結されたグローバルワードラインにポジティブレベルのパス電圧Vpassを印加することができる。
【0089】
パストランジスタTr_passのゲート電極Gateにポンプ電圧Vpmpを印加してパストランジスタTr_passをターンオンさせることにより、グローバルワードラインからローカルワードラインに動作電圧を伝達することができる。選択されたワードラインSEL_WLにポジティブレベルのリード電圧Vreadを伝達することができ、非選択のワードラインUNSEL_WLにポジティブレベルのパス電圧Vpassを伝達することができる。
【0090】
ウェルバイアス印加回路は、第3ジャンクション13にウェルバイアスVwellを印加することができる。リード電圧Vreadがポジティブレベルを有する場合、第3ジャンクション13を介して第2ウェル領域10Bに接地レベルGNDの第1ウェルバイアスVw1を印加することができる。ウェルバイアス印加回路は、第4ジャンクション14に電源電圧VCCIを印加することができる。
【0091】
イコライジング期間EQにおいて、非選択のワードラインUNSEL_WLの電圧レベルと、選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルとがイコライジングされる。実施例として、非選択のワードラインUNSEL_WLは、パス電圧Vpassの電圧レベルを保持可能であり、選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが上昇する。
【0092】
ウェルバイアス印加回路は、第3ジャンクション13にネガティブレベルの第2ウェルバイアスVw2を印加することができる。
【0093】
ディスチャージ期間DISにおいて、非選択のワードラインUNSEL_WLをディスチャージすることができる。非選択のワードラインUNSEL_WLの電圧レベルが接地レベルGNDに下降する。選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが接地レベルGNDに下降する。このとき、非選択のワードラインUNSEL_WLとのカップリングによって選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが一時的にネガティブレベルに下降した後に、接地レベルGNDに上昇する。
【0094】
終了期間ENDにおいて、非選択のワードラインUNSEL_WLおよび選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルは、接地レベルGNDであってもよい。第2ウェル領域10Bの電圧レベルは、接地レベルGNDに変更可能である。リード動作が終了した場合、ゲート電極Gateに接地電圧GNDが印加され、他の動作が続く場合、ゲート電極Gateにポンプ電圧Vpmpが印加される。例えば、ISPP方式でプログラム動作が行われる場合、検証期間の後に次のプログラムパルスが印加され、ゲート電極Gateにポンプ電圧Vpmpを印加することができる。
【0095】
前述のような動作方法によれば、ディスチャージ期間DISにおいて選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが一時的にネガティブレベルに下降することにより、パストランジスタTr_passの第2ジャンクション12が一時的にネガティブレベルを有することができる。このとき、第2ウェル領域10Bにネガティブレベルの第2ウェルバイアスVw2が印加されるので、パストランジスタTr_passが異常ターンオンされるのを防止または緩和することができる。ウェルバイアス印加回路は、イコライジング期間EQおよびディスチャージ期間DISにおいて第3ジャンクション13にネガティブレベルの第2ウェルバイアスVw2を印加することができ、第2ウェルバイアスVw2の印加を開始する時点と終了する時点は変更可能である。
【0096】
図10は、本発明の一実施例による半導体装置の動作方法を説明するためのタイミング図である。先に説明された内容と重複した内容は省略して説明することができる。以下、図3Bを参照して説明したパストランジスタTr_passの構造に基づいて動作方法を説明する。
【0097】
図10を参照すれば、リード動作は、リード期間READ、イコライジング期間EQ、およびディスチャージ期間DISを含むことができ、終了期間ENDをさらに含むことができる。
【0098】
リード期間READにおいて、選択されたワードラインSEL_WLにリード電圧Vreadが印加される。ネガティブレベルの閾値電圧を有するプログラム状態に対してリードする場合、動作電圧印加回路は、選択されたワードラインSEL_WLに連結されたグローバルワードラインにネガティブレベルのリード電圧Vreadを印加することができる。
【0099】
非選択のワードラインUNSEL_WLにパス電圧Vpassが印加される。動作電圧印加回路は、非選択のワードラインUNSEL_WLに連結されたグローバルワードラインにポジティブレベルのパス電圧Vpassを印加することができる。
【0100】
パストランジスタTr_passのゲート電極Gateにポンプ電圧Vpmpを印加してパストランジスタTr_passをターンオンさせることにより、グローバルワードラインからローカルワードラインに動作電圧を伝達することができる。選択されたワードラインSEL_WLにネガティブレベルのリード電圧Vreadを伝達することができ、非選択のワードラインUNSEL_WLにポジティブレベルのパス電圧Vpassを伝達することができる。
【0101】
ウェルバイアス印加回路は、第3ジャンクション13にウェルバイアスVwellを印加することができる。リード電圧Vreadがネガティブレベルを有する場合、第3ジャンクション13を介して第2ウェル領域10Bにネガティブレベルの第1ウェルバイアスVw1を印加することができる。ウェルバイアス印加回路は、第4ジャンクション14に電源電圧VCCIを印加することができる。
【0102】
イコライジング期間EQにおいて、非選択のワードラインUNSEL_WLの電圧レベルと、選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルとがイコライジングされる。実施例として、非選択のワードラインUNSEL_WLは、パス電圧Vpassの電圧レベルを保持可能であり、選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが上昇する。
【0103】
ウェルバイアス印加回路は、第3ジャンクション13に接地レベルGNDの第2ウェルバイアスVw2を印加することができる。
【0104】
ディスチャージ期間DISにおいて、非選択のワードラインUNSEL_WLをディスチャージすることができる。非選択のワードラインUNSEL_WLの電圧レベルが接地レベルGNDに下降する。選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが接地レベルGNDに下降する。このとき、非選択のワードラインUNSEL_WLとのカップリングによって選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが一時的にネガティブレベルに下降した後に、接地レベルGNDに上昇する。
【0105】
ウェルバイアス印加回路は、第3ジャンクション13をフローティングさせることができる。これにより、第2ウェル領域10Bをフローティングさせることができる。フローティングされた第2ウェル領域10Bの電圧レベルは、ネガティブレベルに下降する。
【0106】
終了期間ENDにおいて、非選択のワードラインUNSEL_WLおよび選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルは、接地レベルGNDであってもよい。第2ウェル領域10Bの電圧レベルは、接地レベルGNDに変更可能である。リード動作が終了した場合、ゲート電極Gateに接地電圧GNDが印加され、他の動作が続く場合、ゲート電極Gateにポンプ電圧Vpmpが印加される。例えば、ISPP方式でプログラム動作が行われる場合、検証期間の後に次のプログラムパルスが印加され、ゲート電極Gateにポンプ電圧Vpmpを印加することができる。
【0107】
前述のような動作方法によれば、ディスチャージ期間DISにおいて選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが一時的にネガティブレベルに下降することにより、パストランジスタTr_passの第2ジャンクション12が一時的にネガティブレベルを有することができる。このとき、フローティング状態を有する第2ウェル領域10Bの電圧レベルがネガティブレベルに下降し、パストランジスタTr_passが異常ターンオンされるのを防止または緩和することができる。ウェルバイアス印加回路は、ディスチャージ期間DISにおいて第2ウェル領域10Bをフローティングさせることができ、フローティングを開始する時点と終了する時点は変更可能である。
【0108】
図11は、本発明の一実施例による半導体装置の動作方法を説明するためのタイミング図である。先に説明された内容と重複した内容は省略して説明することができる。以下、図3Bを参照して説明したパストランジスタTr_passの構造に基づいて動作方法を説明する。
【0109】
図11を参照すれば、リード動作は、リード期間READ、イコライジング期間EQ、およびディスチャージ期間DISを含むことができ、終了期間ENDをさらに含むことができる。
【0110】
リード期間READにおいて、選択されたワードラインSEL_WLにリード電圧Vreadが印加される。ポジティブレベルの閾値電圧を有するプログラム状態に対してリードする場合、動作電圧印加回路232は、選択されたワードラインSEL_WLに連結されたグローバルワードラインにポジティブレベルのリード電圧Vreadを印加することができる。
【0111】
非選択のワードラインUNSEL_WLにパス電圧Vpassが印加される。動作電圧印加回路は、非選択のワードラインUNSEL_WLに連結されたグローバルワードラインにポジティブレベルのパス電圧Vpassを印加することができる。
【0112】
パストランジスタTr_passのゲート電極Gateにポンプ電圧Vpmpを印加してパストランジスタTr_passをターンオンさせることにより、グローバルワードラインからローカルワードラインに動作電圧を伝達することができる。選択されたワードラインSEL_WLにポジティブレベルのリード電圧Vreadを伝達することができ、非選択のワードラインUNSEL_WLにポジティブレベルのパス電圧Vpassを伝達することができる。
【0113】
ウェルバイアス印加回路は、第3ジャンクション13にウェルバイアスVwellを印加することができる。リード電圧Vreadがポジティブレベルを有する場合、第3ジャンクション13を介して第2ウェル領域10Bに接地レベルGNDの第1ウェルバイアスVw1を印加することができる。ウェルバイアス印加回路は、第4ジャンクション14に電源電圧VCCIを印加することができる。
【0114】
イコライジング期間EQにおいて、非選択のワードラインUNSEL_WLの電圧レベルと、選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルとがイコライジングされる。実施例として、非選択のワードラインUNSEL_WLは、パス電圧Vpassの電圧レベルを保持可能であり、選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが上昇する。ウェルバイアス印加回路は、第2ウェル領域10Bに接地レベルGNDの第2ウェルバイアスVw2を印加することができる。
【0115】
ディスチャージ期間DISにおいて、非選択のワードラインUNSEL_WLをディスチャージすることができる。非選択のワードラインUNSEL_WLの電圧レベルが接地レベルGNDに下降する。選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが接地レベルGNDに下降する。このとき、非選択のワードラインUNSEL_WLとのカップリングによって選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが一時的にネガティブレベルに下降した後に、接地レベルGNDに上昇する。
【0116】
ウェルバイアス印加回路は、第3ジャンクション13をフローティングさせることができる。これにより、第2ウェル領域10Bをフローティングさせることができる。フローティングされた第2ウェル領域10Bの電圧レベルは、ネガティブレベルに下降する。
【0117】
終了期間ENDにおいて、非選択のワードラインUNSEL_WLおよび選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルは、接地レベルGNDを有することができる。第2ウェル領域10Bの電圧レベルは、接地レベルGNDに変更可能である。リード動作が終了した場合、ゲート電極Gateに接地電圧GNDが印加される。他の動作が続く場合、ゲート電極Gateにポンプ電圧Vpmpが印加される。例えば、ISPP方式でプログラム動作が行われる場合、検証期間の後に次のプログラムパルスが印加され、ゲート電極Gateにポンプ電圧Vpmpを印加することができる。
【0118】
前述のような動作方法によれば、ディスチャージ期間DISにおいて選択されたワードラインSEL_WLの電圧レベルが一時的にネガティブレベルに下降することにより、パストランジスタTr_passの第2ジャンクション12が一時的にネガティブレベルを有することができる。このとき、フローティング状態を有する第2ウェル領域10Bの電圧レベルがネガティブレベルに下降し、パストランジスタTr_passが異常ターンオンされるのを防止または緩和することができる。ウェルバイアス印加回路は、ディスチャージ期間DISにおいて第2ウェル領域10Bをフローティングさせることができ、フローティングを開始する時点と終了する時点は変更可能である。
【0119】
図12は、本発明の一実施例による半導体装置の動作方法を説明するためのタイミング図である。先に説明された内容と重複した内容は省略して説明することができる。以下、図3Bを参照して説明したパストランジスタTr_passの構造に基づいて動作方法を説明する。
【0120】
図12を参照すれば、消去動作は、消去期間ERSおよびディスチャージ期間DISを含むことができ、終了期間ENDをさらに含むことができる。
【0121】
消去期間ERSにおいて、ビットラインBLおよびソースラインSLの少なくとも1つに消去電圧Versが印加される。このとき、ドレイン選択ラインDSLがビットラインBLにカップリングされるか、ソース選択ラインSSLがソースラインSLにカップリングされて電圧レベルが上昇する。あるいは、動作電圧印加回路が選択されたメモリブロックのドレイン選択ラインDSLに連結されたグローバルドレイン選択ライン、およびソース選択ラインSSLに連結されたグローバルソース選択ラインの少なくとも1つのグローバル選択ラインに消去電圧Versより低いレベルの電圧を印加することができる。これにより、ドレイン選択ラインDSLおよびソース選択ラインSSLの少なくとも1つの電圧レベルが消去電圧より低いレベルVers-△Vに上昇する。ここで、△Vは、GIDL(Gate Induced Drain Leakage)電流を生成するためのGIDL電圧Vgidlであってもよい。
【0122】
ワードラインに接地電圧が印加される。動作電圧印加回路は、選択されたメモリブロックのワードラインに連結されたグローバルワードラインに接地電圧を印加することができる。消去期間ERSの一部の期間においてワードラインにポジティブレベルの電圧を印加することができ、これにより、メモリセルの消去される程度を調整することができる。
【0123】
パストランジスタTr_passのゲート電極Gateにターンオン電圧Vonを印加してパストランジスタTr_passをターンオンさせることにより、グローバルワードラインからローカルワードラインに動作電圧を伝達することができる。ここで、ターンオン電圧Vonの電圧レベルは、グローバルワードラインの電圧レベルを少なくとも一部のローカルワードラインに伝達可能なレベルに設定され、ポンプ電圧Vpmpと同じか、ポンプ電圧Vpmpより小さいレベルを有することができる。これにより、ドレイン選択ラインDSLおよびソース選択ラインSSLに電圧Vers-△Vを伝達することができ、ワードラインWLに接地電圧を伝達することができる。
【0124】
ウェルバイアス印加回路は、第3ジャンクション13にウェルバイアスVwellを印加することができる。ウェルバイアス印加回路は、第3ジャンクション13を介して第2ウェル領域10Bに接地レベルGNDの第1ウェルバイアスVw1を印加することができる。ウェルバイアス印加回路は、第4ジャンクション14に電源電圧VCCIを印加することができる。
【0125】
ディスチャージ期間DISにおいて、ドレイン選択ラインDSLおよびソース選択ラインSSLをディスチャージすることができる。ドレイン選択ラインDSLおよびソース選択ラインSSLの電圧レベルが接地レベルGNDに下降する。ワードラインWLの電圧レベルが接地レベルGNDに下降する。このとき、ワードラインWLのうちドレイン選択ラインDSLおよびソース選択ラインSSLに隣接したワードラインWLの場合、カップリングによって電圧レベルが一時的にネガティブレベルに下降した後に、接地レベルGNDに上昇する。
【0126】
ウェルバイアス印加回路は、第3ジャンクション13にネガティブレベルの第2ウェルバイアスVw2を印加するか、第3ジャンクション13をフローティングさせることができる。これにより、第2ウェル領域10Bの電圧レベルをネガティブに下降させるか、第2ウェル領域10Bをフローティングさせることができる。フローティングされた第2ウェル領域10Bの電圧レベルは、ネガティブレベルに下降する。
【0127】
終了期間ENDにおいて、ドレイン選択ラインDSLおよびソース選択ラインSSLの電圧レベルが接地レベルGNDであってもよい。第2ウェル領域10Bの電圧レベルが接地レベルGNDに変更可能である。消去動作が終了する場合、ゲート電極Gateに接地電圧が印加される。他の動作が続く場合、ゲート電極Gateにターンオン電圧Vonが印加される。例えば、消去期間ERSが終了した後に、検証動作が続く。
【0128】
前述のような動作方法によれば、ディスチャージ期間DISにおいてワードラインWLの電圧レベルが一時的にネガティブレベルに下降することにより、パストランジスタTr_passの第2ジャンクション12が一時的にネガティブレベルを有することができる。このとき、第2ウェル領域10Bにネガティブレベルの第2ウェルバイアスVw2が印加されるか、第2ウェル領域10Bがフローティング状態を有するので、パストランジスタTr_passが異常ターンオンされるのを防止または緩和することができる。第2ウェルバイアスVw2の印加を開始する時点と終了する時点、およびフローティングを開始する時点と終了する時点は変更可能である。
【0129】
以上、添付した図面を参照して、本発明の技術的思想による実施例を説明したが、これは本発明の概念による実施例を説明するためのものに過ぎず、本発明は上記の実施例に限定されない。特許請求の範囲に記載された本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者によって実施例に対する多様な形態の置換、変形および変更が可能であり、これも本発明の範囲に属する。
【符号の説明】
【0130】
10:基板
10A:第1ウェル領域
10B:第2ウェル領域
11:第1ジャンクション
12:第2ジャンクション
13:第3ジャンクション
14:第4ジャンクション
15:ゲート電極
16:ゲート絶縁膜
100:半導体装置
110:メモリセルアレイ
120:アドレスデコーダ
130:電圧生成回路
140:読み出しおよび書き込み回路
150:制御回路
200:半導体装置
210:メモリセルアレイ
220:アドレスデコーダ
222:ブロック選択回路
224:パストランジスタ
226:ウェル領域
230:電圧生成回路
232:動作電圧印加回路
234:ウェルバイアス印加回路
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12