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特開2024-81805液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法、および液体クロマトグラフ質量分析装置
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  • 特開-液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法、および液体クロマトグラフ質量分析装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024081805
(43)【公開日】2024-06-19
(54)【発明の名称】液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法、および液体クロマトグラフ質量分析装置
(51)【国際特許分類】
   G01N 30/72 20060101AFI20240612BHJP
   G01N 30/86 20060101ALI20240612BHJP
   G01N 30/46 20060101ALI20240612BHJP
【FI】
G01N30/72 C
G01N30/86 T
G01N30/86 D
G01N30/46 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2021033297
(22)【出願日】2021-03-03
(71)【出願人】
【識別番号】501387839
【氏名又は名称】株式会社日立ハイテク
(74)【代理人】
【識別番号】110001829
【氏名又は名称】弁理士法人開知
(72)【発明者】
【氏名】山本 真梨子
(72)【発明者】
【氏名】渡部 修
(72)【発明者】
【氏名】綿引 彩子
(57)【要約】      (修正有)
【課題】最終的な分析結果が得られるまでの時間を従来に比べて短縮することができる液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法、および液体クロマトグラフ質量分析装置を提供する。
【解決手段】分離カラム23の各々にエラーが生じているか否かを判定する判定ステップと、分離部22に関するワークフローを表示部に表示させる表示ステップと、を有し、表示ステップでは、判定ステップにおいてエラーが生じていると判定された分離カラム23、およびその分離カラム23に関係する検体を特定し、表示させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
分離部の流路に分離カラムが複数設置可能な液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法において、
前記分離カラムの各々にエラーが生じているか否かを判定する判定ステップと、
前記分離部に関するワークフローを表示部に表示させる表示ステップと、を有し、
前記表示ステップでは、前記判定ステップにおいてエラーが生じていると判定された前記分離カラム、およびその分離カラムに関係する検体を特定し、表示させる
ことを特徴とする液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法。
【請求項2】
請求項1に記載の液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法において、
前記エラーを前記分離カラムの異常の発生とし、
前記表示ステップでは、当該異常が発生した前記分離カラムを特定し、表示させるとともに、前記関係する検体として前記分離カラムを使用中および使用予定の検体を特定し、表示させる
ことを特徴とする液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法。
【請求項3】
請求項1に記載の液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法において、
前記エラーを前記分離カラムの有効期限切れ間近の警告とし、
前記表示ステップでは、分析作業実施時に前記エラーに該当する前記分離カラムの交換を行うときに、当該交換対象の前記分離カラム、および前記関係する検体として前記分離カラムを使用中および使用予定の検体を特定し、表示させる
ことを特徴とする液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法。
【請求項4】
請求項2または3に記載の液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法において、
前記表示ステップでは、前記特定された前記検体の処理状況を表示させる
ことを特徴とする液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法。
【請求項5】
前処理部、分離部、検出部、制御部、および表示部を備えており、
前記分離部の流路に複数の分離カラムが設置可能な液体クロマトグラフ質量分析装置において、
前記制御部は、
前記分離カラムの各々にエラーが生じているか否かを判定し、
前記表示部に、前記分離部に関するワークフローを表示させるとともに、エラーが生じていると判定された前記分離カラム、およびその分離カラムに関係する検体を特定し、表示させる
ことを特徴とする液体クロマトグラフ質量分析装置。
【請求項6】
請求項5に記載の液体クロマトグラフ質量分析装置において、
前記エラーを前記分離カラムの異常の発生とし、
前記制御部は、当該異常が発生した前記分離カラムを特定し、表示させるとともに、前記関係する検体として前記分離カラムを使用中および使用予定の検体を特定し、表示させる
ことを特徴とする液体クロマトグラフ質量分析装置。
【請求項7】
請求項5に記載の液体クロマトグラフ質量分析装置において、
前記エラーを前記分離カラムの有効期限切れ間近の警告とし、
前記制御部は、分析作業実施時に前記エラーに該当する前記分離カラムの交換を行うときに、当該交換対象の前記分離カラム、および前記関係する検体として前記分離カラムを使用中および使用予定の検体を特定し、表示させる
ことを特徴とする液体クロマトグラフ質量分析装置。
【請求項8】
請求項6または7に記載の液体クロマトグラフ質量分析装置において、
前記制御部は、前記特定された前記検体の処理状況を表示させる
ことを特徴とする液体クロマトグラフ質量分析装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法、および液体クロマトグラフ質量分析装置に関する。
【背景技術】
【0002】
オペレ-タによる操作性のすぐれた検体処理システムの一例として、特許文献1には、検体を搬送する検体搬送部と、検体搬送部により搬送される検体を処理する複数の検体処理部とを含む検体処理システムにおいて、検体処理システムの操作情報を入力する操作部と、検体搬送部に対する検体処理部との組み合わせ関係を識別し得る状態監視画面および検体処理システム全体の情報表示画面を表示し得る表示装置が備えられていて、操作部を操作して、状態監視画面において検体処理部を選択することにより、その選択された検体処理部に関する情報が情報表示画面において表示される、ことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11-223634号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
液体クロマトグラフ質量分析装置は、液体クロマトグラフの検出器として質量分析計を組み合わせた装置である。
【0005】
液体クロマトグラフ質量分析装置では、液体クロマトグラフによる物質の化学的構造による分離と質量分析計による物質の質量による分離とを組み合わせることで、類似する物質であってもその各成分を定性・定量することができる。この特長により、たとえば生体試料中の医薬品のように体内で代謝され、かつ多数の類似物質が混在しているような系においても目的物質の定性・定量が可能であり、臨床検査分野への応用が期待されている。
【0006】
単一の検査機器に液体クロマトグラフを複数設置し、複数の液体クロマトグラフから溶出される溶出液を順次切り替えながら質量分析計で測定する、という方法がある。このような構成の液体クロマトグラフ質量分析装置をマルチストリーム液体クロマトグラフ質量分析装置と呼ぶ。
【0007】
マルチストリーム液体クロマトグラフ質量分析装置において、それぞれの液体クロマトグラフをストリームと呼ぶ。ストリームは少なくとも、送液ポンプと分離カラムから構成される。液体クロマトグラフへの試料導入装置は、ストリームごとに設けてもよいし、複数のストリームで共用してもよい。
【0008】
マルチストリーム液体クロマトグラフ質量分析装置として、例えば、複数の分離カラムを並列させ、移動相送液部からの流路を切り替えバルブによって切替えて使用する分離カラムを選択し、分離カラムの後段に設けた切り替えバルブによって単一の検出器に接続する構成がある。
【0009】
現在、血液や尿等の臨床検体を処理するための検体処理装置が、医療施設において用いられている。かかる検体処理装置では、装置に異常が発生すると、検体に対する処理が中断されるため、異常に円滑に対応するための構成が必要となる。
【0010】
特許文献1には、測定部において異常が発生すると、検体の分析作業を行いながら、表示装置で検体処理状況を確認する一例として、自動分析装置のシステム動作中にアラーム(警告)が発生した場合、アラーム発生個所の表示までのフローとアラームの詳細表示まで実施する構成が記載されている。
【0011】
ここで、複数の分離カラムから構成されている液体クロマトグラフ質量分析装置では、分離カラムにエラーが発生した場合に、そのエラーの影響を受ける検体を速やかに特定することが求められることが本発明者らの検討により明らかとなった。
【0012】
例えば、エラーが発生した分離カラムに割り当てられている検体の処理を中断する必要がある場合、エラーの影響で分析が滞っている検体と正常に処理ができている検体とをそれぞれ確認,特定することで、最終的な分析結果が得られるまでの時間の短縮を図れることが明らかとなった。
【0013】
そこで、本発明は、最終的な分析結果が得られるまでの時間を従来に比べて短縮することができる液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法、および液体クロマトグラフ質量分析装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明は、上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法において、前記分離カラムの各々にエラーが生じているか否かを判定する判定ステップと、前記分離部に関するワークフローを表示部に表示させる表示ステップと、を有し、前記表示ステップでは、前記判定ステップにおいてエラーが生じていると判定された前記分離カラム、およびその分離カラムに関係する検体を特定し、表示させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、最終的な分析結果が得られるまでの時間を従来に比べて短縮することができる。上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】本発明の実施形態に係る液体クロマトグラフ質量分析装置の全体の概略構成を示す図。
図2】本発明の実施形態に係る液体クロマトグラフ質量分析装置の装置状態確認画面の例を表す図。
図3】本発明の実施形態に係る液体クロマトグラフ質量分析装置の前処理工程と分析工程の処理検体確認の画面の例を表す図。
図4】本発明の実施形態に係る液体クロマトグラフ質量分析装置の分離カラムの処理検体確認画面の例を表す図。
図5】本発明の実施形態に係る液体クロマトグラフ質量分析装置の分離カラムのマスク設定画面の例を表す図。
図6】本発明の実施形態に係る液体クロマトグラフ質量分析装置の分離カラムの交換時の確認のフローを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の液体クロマトグラフ質量分析装置の制御方法、および液体クロマトグラフ質量分析装置の実施形態について図1乃至図6を用いて説明する。なお、本明細書で用いる図面において、同一のまたは対応する構成要素には同一、または類似の符号を付け、これらの構成要素については繰り返しの説明を省略する場合がある。
【0018】
はじめに、本発明の一実施形態を適用する液体クロマトグラフ質量分析装置について図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係る液体クロマトグラフ質量分析装置の全体の概略構成を示す図である。
【0019】
図1に示すように、本実施形態による液体クロマトグラフ質量分析装置1は、前処理部21、分離処理を行う分離カラム23を複数有する分離部22、および分析部24の各処理部と、これらの処理部での処理(分析)対象となる検体を収容した1つ以上の検体容器を搭載する検体ラックを投入する検体ラック供給部25、搬送ライン26、ID読取部27、全体管理用コンピュータ28等を備えている。
【0020】
検体ラック供給部25は複数個の検体容器を保持する検体ラックを供給する部分である。
【0021】
検体ラックによって保持された検体容器には血液の検体に関する属性情報(受付番号,患者氏名,依頼分析項目等)を示す検体IDが記録されたラベルやバーコードなどが付与されている。また、検体ラック自体には、ラック番号等のラック識別情報を示すラックIDを示すタグが付与されている。
【0022】
検体ラック供給部25に置かれた検体ラックは、搬送ライン26によって搬送される。その際に、ID読取部27により検体IDや検体ラックIDに関する情報が読み取られ、全体管理用コンピュータ28に送られる。
【0023】
搬送ライン26は、検体ラック供給部25から供給された検体ラックを検査技師や医者等のユーザによりなされた分析依頼に従って対象となる液体クロマトグラフ質量分析装置1内の前処理部21へ搬送する。
【0024】
前処理部21では搬送された検体に対し、分析依頼に従って検体処理を開始する。検体分注を行い、取り出した検体試料内の不要な物質を攪拌や磁気ビーズ処理等を通して除去し、項目別に希釈を行い、処理された検体試料は分離部22に運ばれる。
【0025】
検体分注時に、前処理部21において処理された検体試料の以降の分析を行う順番や内容についてのスケジュールが計画される。以降の処理は計画されたスケジュールに基づき処理が実施される。
【0026】
分離部22に搬送された検体試料は、分析項目に対応して分離部22内に存在する複数の分離カラム23にポンプを介してそれぞれ送り込む。検体試料を移動相の流れに乗せて分離カラム23を通過させ、その通過速度の違いを利用して成分の分離を行う。
【0027】
振り分けられる分離カラム23は分注時に決められたスケジュールによって決まる。
【0028】
分離部22からポンプを介して検体試料と移動相が分析部24のイオン源に流れると、イオン化法を用いて検体試料をイオン化する。このとき、イオンを特定の質量電荷比のもののみを選択し、検出器を用いて測定を行う。検出器によって測定された結果を用いて、ユーザに表示する分析結果の計算が行われる。
【0029】
ここで、分離部22の分離カラム23の詳細について以下説明する。
【0030】
分離カラム23は使用回数および有効期限が定められた消耗品であり、使用回数と有効期限とのどちらか一方でも使用可能な範囲から超過した場合は使用不可(以下、マスクと記載)とする。
【0031】
上述のように、分離カラム23は有効期限および使用可能回数が定められているため、本実施形態のようなマルチストリーム型の液体クロマトグラフ質量分析装置1を用いても、同じまたは近いタイミングで複数の分離カラム23の交換が必要になってしまうと、検体の分析が継続できずに装置停止を招くことがある。
【0032】
そのため、ユーザに、マルチストリーム型の液体クロマトグラフ質量分析装置1の分離カラム23の交換タイミングを判断する要素を提示し、交換を促す必要がある。
【0033】
また、有効期限が切れていない分離カラム23を分析動作を停止せずに交換を実施する場合、その分離カラム23において分離の処理を行う予定になっている、または処理を実施している検体を特定し、ユーザに提示することが必要となる。
【0034】
全体管理用コンピュータ28は、CPUやメモリなどを備えたコンピュータであり、検体ラック供給部25、搬送ライン26と、ID読取部27、前処理部21、分離部22、分析部24などの液体クロマトグラフ質量分析装置1内の各機器での分析作業に必要な制御を行う。
【0035】
例えば、全体管理用コンピュータ28は、ID読取部27により読み取られた属性情報や装置状況に基づいて、依頼された分析項目から分析のスケジュールを決定する。
【0036】
また、本実施形態の全体管理用コンピュータ28は、表示装置30の表示画面に検体に関する情報や分析項目に関する情報、分析結果に関する情報等の各種情報が表示される画面の表示制御を行う。更に、分析開始を行うための操作画面や分析の進行状況、分析作業実施時に分析項目に対応する分離カラム23の使用を指示する画面、分離カラム23の使用状況に関する情報等、液体クロマトグラフ質量分析装置1の運用に関する各種画面を表示させる制御を実行する。この全体管理用コンピュータ28が制御部に相当する。
【0037】
本実施形態形態の全体管理用コンピュータ28では、特に、それら各種画面において、分析実施時の装置内での検体の処理情報を管理させる表示制御として、分離カラム23の各々にエラーが生じているか否かを判定し(判定ステップ)、表示部に、分離部22に関するワークフローを表示させるとともに、エラーが生じていると判定された分離カラム23、およびその分離カラム23に関係する検体を特定し、表示させる(表示ステップ)。この際、特定された検体の処理状況を表示させることができる。
【0038】
ここで、このエラーの種類には、例えば分離カラム23の異常の発生や、エラーを分離カラム23の有効期限切れ間近の警告がある。
【0039】
例えばエラーが分離カラム23の異常の発生の場合は、全体管理用コンピュータ28は、当該異常が発生した分離カラム23を特定し、表示させるとともに、関係する検体として分離カラム23を使用中および使用予定の検体を特定し、表示させる。
【0040】
また、異常が分離カラム23の有効期限切れ間近の警告の場合は、分析作業実施時にエラーに該当する分離カラム23の交換を行うときに、当該交換対象の分離カラム23、および関係する検体として分離カラム23を使用中および使用予定の検体を特定し、表示させる。これらの制御や表示の詳細は後述する。
【0041】
この全体管理用コンピュータ28には、更に、データを入力するためのキーボードやマウスで構成される操作部29、データを表示するための表示装置30、および分析指示情報や測定結果を記憶するための記憶装置31等が接続されている。
【0042】
表示装置30は、分析結果や分析の進行状況、分離カラム23の使用状況を含めた装置内の処理状況に関係する情報を表示する液晶ディスプレイ等の表示機器である。この表示装置30はタッチパネル型とすることができ、この場合は操作部29を兼ねる。
【0043】
記憶装置31は、液体クロマトグラフ質量分析装置1内に投入された検体に関するデータや、分析結果を記録しているフラッシュメモリ等の半導体メモリやHDD等の磁気ディスク等の記録媒体である。この記憶装置31は、また、液体クロマトグラフ質量分析装置1内の各機器の動作の制御や後述する各種表示処理等を実行するための様々なコンピュータプログラム等を記録している。
【0044】
以上が液体クロマトグラフ質量分析装置1の構成である。
【0045】
上述のような液体クロマトグラフ質量分析装置1による検体の分析処理は、一般的に以下の順に従い実行される。
【0046】
操作者は、表示装置30および操作部29を使い、液体クロマトグラフ質量分析装置1に対して分析指示を与える。分析指示は、記憶装置31に記憶されると共に、全体管理用コンピュータ28を介してモジュール(前処理部21と、分離部22と、分析部24)に送信される。対象のモジュールは受信した指示に従い分析動作を行う。
【0047】
次に、本実施時形態の液体クロマトグラフ質量分析装置1における分析実施時の装置状態確認表示について図2を用いて説明する。最初に装置状態確認画面200の表示フローについて説明する。
【0048】
液体クロマトグラフ質量分析装置1の制御は、全体管理用コンピュータ28によって行われ、図2の装置状態確認画面200は、表示装置30に表示される。
【0049】
操作者は、表示装置30および操作部29を使って液体クロマトグラフ質量分析装置1に対して装置状態確認画面200の起動指示を与える。全体管理用コンピュータ28は、この開始指示に基づいて装置状態の自動確認を開始する。
【0050】
このとき、装置状況自動確認の内容として装置の前処理部21の処理状況、分離部22の各々の分離カラム23の処理状況と使用回数、分析部24の処理状況と、分析が終了する推定時刻の予定の情報を得る。
【0051】
更に、前処理部21や、分離部22の各々の分離カラム23、分析部24に異常が生じているか否かの情報を得る。この処理が、分離カラム23の各々にエラーが生じているか否かを判定する判定ステップに相当する。
【0052】
次いで、全体管理用コンピュータ28は、図2に示す装置状態確認画面200を表示装置30に表示させる装置状態等に関して段階的に表示するための色を決定し、処理状況に合わせて着色の指示を出す。
【0053】
着色箇所の決定が決まれば、全体管理用コンピュータ28は表示装置30に装置処理状態の画面更新をさせ、図2の装置状態確認画面200を表示させる。以下、図2の装置状態確認画面200について説明する。
【0054】
図2に示す装置状態確認画面200は、液体クロマトグラフ質量分析装置1の稼働状況や状態、そして異常発生時にはその箇所の特定を目的とした画面である。本実施形態では3種類でかつ7つのボタンを有しており、その着色状況により装置状態を表している。また処理遷移表示204により分析の工程の順番を表している。
【0055】
図2に示す装置状態確認画面200では、前処理部ボタン201、複数の分離カラムボタン202、分析部ボタン203の装置状態を表すボタンが、以下のような着色例によって着色され、表示される。表示については以下のとおりとすることができる。
【0056】
工程や分離カラム23が正常に実施されており、分離カラム23は使用不可までの使用可能回数が当該分離カラム23に定められた交換推奨回数よりも多く、有効期限も交換推奨時期よりも前である場合は緑色に着色する。
【0057】
分離カラム23の使用回数が当該分離カラム23に定められた交換推奨回数の範囲内であるとき、有効期限が定められた交換推奨時期内であるときの二つの内のどちらか一方、あるいは両方に該当する場合は黄色に着色する。
【0058】
分離カラム23が当該分離カラム23に定められた使用回数切れ、有効期限切れである場合は赤色に着色する。
【0059】
工程や分離カラム23が処理を実施していない状態は着色を行わない。
【0060】
工程や分離カラム23が詰まり検知など装置の突発的な異常により動作が停止している状態は橙色に着色される。
【0061】
分離カラム23が装置に登録されていない場合は黒色に着色される。
【0062】
また、全体管理用コンピュータ28から各工程や各分離カラム23にて処理開始や終了の情報をもとに画面更新をする。
【0063】
図2の装置状態確認画面200の中で、前処理部ボタン201、分離カラムボタン202、分析部ボタン203のそれぞれのボタンを押下することにより、画面遷移することができる。
【0064】
以下、画面遷移により表示される画面と当該画面の表示内容について図3乃至図5を用いて説明する。図3は前処理工程と分析工程の処理検体確認の画面の例を表す図、図4は分離カラムの処理検体確認画面の例を表す図、図5は分離カラムのマスク設定画面の例を表す図である。
【0065】
図2より前処理部ボタン201が押下された場合、全体管理用コンピュータ28は、前処理部21に関する検体処理状況確認画面300(図3)を表示させる。この検体処理状況確認画面300や後述する検体処理状況確認画面400、マスク設定確認画面500(図5)は、装置状態確認画面200から画面ごとに遷移させて表示する形態でも、装置状態確認画面200上にポップアップさせる形態でもよく、特には限定されない。
【0066】
図2より分離カラムボタン202が押下された場合、全体管理用コンピュータ28は、分離カラム23に関する検体処理状況確認画面400(図4)を表示させる。
【0067】
また、本実施形態のように分離カラム23が複数あることから、分離カラムボタン202も対応した数だけ複数あるため、検体処理状況確認画面400も押下対象となった当該分離カラム23に関する表示となり、それぞれの分離カラムボタン202によって表示内容が異なる。
【0068】
図2より分析部ボタン203が押下された場合、全体管理用コンピュータ28は、分析部24に関する図3のような検体処理状況確認画面300を表示させる。
【0069】
図3の検体処理状況確認画面300や図4の検体処理状況確認画面400では、図2の装置状態確認画面200にて押下した対象の工程や分離カラム23のボタンに対応する検体処理状況を示す。この処理が、分離部22に関するワークフローを表示部に表示させる表示ステップに相当する。
【0070】
図3の検体処理状況確認画面300や図4の検体処理状況確認画面400において、操作者は、表示装置30および操作部29を使って液体クロマトグラフ質量分析装置1に対して工程の検体処理状況の表示の指示を与える。全体管理用コンピュータ28は、この開始指示に基づいて検体処理のスケジュールの確認を開始する。
【0071】
次いで、全体管理用コンピュータ28は装置状況の自動確認を実施する。
【0072】
全体管理用コンピュータ28は、図3の検体処理状況確認画面300や図4の検体処理状況確認画面400を表示装置30に表示させる装置状況等に関する状況を段階表示するための色を決定する。
【0073】
そして、全体管理用コンピュータ28は表示装置30に装置処理状態の画面更新をさせ、図3の検体処理状況確認画面300や図4の検体処理状況確認画面400を表示させる。
【0074】
以下、図3図4に示す検体処理状況確認画面300,400の表示内容について説明をする。以降の説明時には図4に示す検体処理状況確認画面400を用いるが、検体処理状況確認画面300も内容は同様である。
【0075】
当該の検体処理状況確認画面400は、図2の装置状態確認画面200にて、押下したボタンに対応する工程や、分離カラム23での検体処理状況の情報、分離工程でどの分離カラム23が使用予定であるか、等の情報の確認を目的としている。
【0076】
図4の検体処理状況確認画面400では、加えて、ユーザに対して分離カラム23の交換時期を判断するための情報や、分離カラム23ごとの種類の情報を提供することを目的としている。
【0077】
図4の検体処理状況確認画面400には検体処理情報401(図3では検体処理情報301)が表示される。本実施内容では表示内容として「検体ID」と、分離カラム23の接続位置として「カラムポジション」、検体の処理状況として「処理の状態」、処理開始時に装置によって定められた予定として分析処理の「推定終了時間」、が表示される。
【0078】
「検体ID」は、表示対象となった分離カラム23に関係する検体であり、該当する分離カラム23を使用中および使用予定の検体のIDが表示される。
【0079】
「処理の状態」の表示方法は以下のとおりである。対象の検体が、前処理工程や分析工程、あるいは分離カラム23で処理を実施しているときは「処理中」と表示する。対象の検体が、前の工程あるいは分離カラム23で処理を実施している状態で、現在表示している画面に対応する工程や分離カラム23で処理を行う予定であるものを「処理予定」と表示する。
【0080】
また、装置状況による状態表示を着色によって行うことができる。着色表示に関しては図2の各々のボタンに対する着色表示と状態についての着色は同様とすることができる。
【0081】
閉じるボタン402(図3では閉じるボタン302)は、図4の検体処理状況確認画面400の画面を閉じ、図2の装置状態確認画面200に戻るためのボタンである。
【0082】
カラムタイプ403は、図4の検体処理状況確認画面400にのみ表示される領域であり、分離カラム23の種類の確認を実施するときに使用する。カラムタイプ403は、分離カラム23の交換時などの情報を、その種類ごとにユーザに情報提供することを目的としている。これによりユーザは同種の分離カラム23に交換する際に、確認に用いることができる。
【0083】
マスクボタン404は、図4の検体処理状況確認画面400にのみ表示されるボタンであり、該当する分離カラム23に対する図5のマスク設定確認画面500を表示するときに使用する。
【0084】
マスクボタン404が押下された際に表示されるマスク設定確認画面500を操作してマスク設定を行うと、分離カラム23を取り外し可能とする状態にすることができる。
【0085】
通常、定められた有効使用回数や有効期限を超えて使用をしようとした場合は、自動的に使用停止をするためにマスク設定が為される。これに対し、マスクボタン404は、分離カラム23を自動でマスク設定される前に交換を実施したい場合に取り外し可能とするために用いるものであり、手動でマスク設定を実施するときに使用する。
【0086】
なお、分離カラム23に異常が生じた場合は、図2に示す装置状態確認画面200において動作が停止しているとの着色表示がされるが、装置状態確認画面200においてこの動作が停止している表示の分離カラム23が選択された際に表示される検体処理状況確認画面400の検体処理情報401のうち、「処理の状態」に「異常発生」であるとの表示が行われ、「推定終了時間」に時刻が表示されない。この場合は、「検体ID」により、関係する検体として分離カラム23を使用中および使用予定の検体を特定することができる。
【0087】
また、この場合においても、既にマスク済みであるが、影響を受ける検体を確実に報知するために、図5に示すようなマスク設定確認画面500を表示することができる。
【0088】
カラム残使用回数405は、図4の検体処理状況確認画面400にのみ表示される領域であり、分離カラム23の残りの使用回数の確認を実施するときに使用する。
【0089】
カラム残使用回数405は、分離カラム23に定められた有効使用回数と、分離カラム23の使用回数をもとに算出する。これによりユーザに分離カラム23の交換時期を判断するための情報として提供することができる。なお、本実施形態形態では回数の単位はパーセントで表示をするが、残りの有効使用回数そのものを表示することもできる。
【0090】
この図4の検体処理状況確認画面400のカラム残使用回数405により、分離カラム23がマスク状態になる前にユーザに交換を促し、実施することが可能となる。
【0091】
図3の検体処理状況確認画面300や図4の検体処理状況確認画面400では、検体処理情報401(図3では検体処理情報301)により、ユーザに対して、検体IDごとに、各々の工程や各々の分離カラム23での検体処理の状態や予約状況を知らせることができる。
【0092】
図4の検体処理状況確認画面400は、異常発生時に限らず、検体の処理の流れや使用する分離カラム23の確認、装置状態、検体処理の終了予想時間などの確認を可能とする表示であり、分析実施時に確認することができる。
【0093】
また、図3の検体処理状況確認画面300であれば、前処理部21や分析部24についても同様に、異常発生時に限らず、検体の処理の流れの確認、装置状態、検体処理の終了予想時間などの確認を可能とする表示であり、分析実施時に確認することができる。
【0094】
次いで、分離カラム23の異常発生時に影響を受ける検体を強調して表示するためのマスク設定確認画面500の表示内容について図5を用いて説明する。
【0095】
図5のマスク設定確認画面500は、検体処理と並行して分離カラム23のマスク設定を行う場合に処理ができなくなってしまう検体について表示し、ユーザに分離カラム23の交換時期を判断するための情報をユーザに提供することを目的としている。
【0096】
図5のマスク設定確認画面500では、警告文501を表示する。本実施形態では警告メッセージとともに、画面起動時に図4で表示されている検体IDのうち、分離カラム23をマスク設定にすることによって交換後も含め処理ができなくなってしまう検体IDを表示する。
【0097】
基本的に、図4の検体処理状況確認画面400における検体処理情報401と図5に表示される検体IDとは同じものが表示されることになるが、処理の関係で影響を受ける検体は廃棄することになり、非常に重要度が高いことから、同じ内容が表示され、図5のようなマスク設定確認画面500において強調してユーザに伝達することが望ましい。
【0098】
また、図5のマスク設定確認画面500では実行ボタン502を表示する。ユーザがこの実行ボタン502を押下することによって、対象の分離カラム23がマスク設定される。また、実行ボタン502の押下時に図5のマスク設定確認画面500のみ、あるいは図4の検体処理状況確認画面400が加えて閉じられ、図2の装置状態確認画面200に戻る。
【0099】
マスク設定がされると、対象の分離カラム23での処理は中断されるとともに、予定されていた処理がキャンセルされる。マスク設定以降は、検体処理のスケジュールを再度組み直さない限りは、当該分離カラム23で処理予定の検体は処理が実施できなくなったことから、廃棄されることになる。また、分離カラム23を交換する等の原因が解決しなければ、マスク設定がされた分離カラム23の分離動作が再開されることはない。
【0100】
さらに、図5のマスク設定確認画面500では、キャンセルボタン503を表示する。ユーザがこのキャンセルボタン503を押下することによって、図5のマスク設定確認画面500のみが閉じられ、図4の検体処理状況確認画面400に戻る。この場合は、マスク設定は行われない。
【0101】
次いで、分離カラム23についての上記画面の使用方法の例について説明する。
【0102】
まず、本実施時形態の液体クロマトグラフ質量分析装置1における、自動的にマスク設定になっていない分離カラム23をマスク設定し、取り外し可能な状態にするときのフローと表示画面について説明する。
【0103】
操作者は、表示装置30および操作部29を使って液体クロマトグラフ質量分析装置1に対して、図2において取り外し予定の分離カラムボタン202を押下する指示を与える。全体管理用コンピュータ28は、この開始指示に基づいて装置状況自動確認を開始する。
【0104】
次いで、図3の検体処理状況確認画面300や図4の検体処理状況確認画面400の表示フローを経て、全体管理用コンピュータ28は、図4における検体処理状況確認画面300,400を表示装置30に表示させる。図3の検体処理状況確認画面300や図4の検体処理状況確認画面400の表示フローに関してはここでは省略する。
【0105】
操作者は、表示装置30および操作部29を使って液体クロマトグラフ質量分析装置1に対して、図4の検体処理状況確認画面400においてマスクボタン404を押下する指示を与える。
【0106】
次いで、全体管理用コンピュータ28は、表示装置30に図5のマスク設定確認画面500を表示させる。
【0107】
操作者は、表示装置30および操作部29を使って液体クロマトグラフ質量分析装置1に対して、図5において実行ボタン502を押下する指示を与える。
【0108】
全体管理用コンピュータ28は、検体処理状況確認画面400の表示対象としていた分離カラム23をマスク設定にする。
【0109】
全体管理用コンピュータ28は、表示装置30に表示されていた図5のマスク設定確認画面500を閉じるとともに、図4の検体処理状況確認画面300を閉じる。
【0110】
そして、全体管理用コンピュータ28は表示装置30に装置処理状態の画面更新を行い、図2の装置状態確認画面200を表示させる。
【0111】
これらの処理の完了によって取り外し予定の分離カラム23のマスク設定が完了する。これにより、対象の分離カラム23は処理を中断する。そして、装置の分離カラム23の交換が可能になり、ユーザは分離カラム23の交換作業を行えるようになる。
【0112】
次に、本実施時形態の液体クロマトグラフ質量分析装置1における分離カラム23の交換時の確認のフローと表示画面について図6を用いて説明する。図6は分離カラムの交換時の確認のフローを示す図である。
【0113】
まず、操作者は、液体クロマトグラフ質量分析装置1に対して、新規の分離カラム23を登録する。全体管理用コンピュータ28は、この開始指示に基づいて、図2の表示フローを経て、図2の装置状態確認画面200を表示する(ステップS601)。
【0114】
図2において、操作者は、表示装置30および操作部29を使って液体クロマトグラフ質量分析装置1に対して、交換を実施した分離カラムボタン202を押下する指示を与える。全体管理用コンピュータ28は、交換を実施した分離カラムボタン202が押下されたか否かを判定し続ける(ステップS602のYES判定)ため、全体管理用コンピュータ28は、図4の表示フローを経て、図4の検体処理状況確認画面400を表示させる(ステップS603)。
【0115】
これによって正しい種類の分離カラム23が登録されているかを確認が可能である。また、登録した分離カラム23により中断していた検体が正しく動作できるかどうかを確認することができる。
【0116】
図4の検体処理状況確認画面400において、操作者は、表示装置30および操作部29を使って液体クロマトグラフ質量分析装置1に対して、図4の検体処理状況確認画面400において閉じるボタン402を押下する指示を与える。全体管理用コンピュータ28は、表示装置30から図4の検体処理状況確認画面400を閉じる(ステップS604)。
【0117】
これによって、分離カラム23の交換を実施した後に、新しく登録した分離カラム23が正しく登録されており、正常に動作し、検体処理を再開することができているかどうかの確認が可能となる。
【0118】
なお、ステップS602において交換を実施した分離カラムボタン202が押下されなかった場合は、新規の分離カラム23の登録を完了させる(ステップS602のNO判定)。
【0119】
次に、本実施形態の効果について説明する。
【0120】
上述した本実施形態の分離部22の流路に分離カラム23が複数設置可能な液体クロマトグラフ質量分析装置1の制御方法では、分離カラム23の各々にエラーが生じているか否かを判定する判定ステップと、分離部22に関するワークフローを表示部に表示させる表示ステップと、を有し、表示ステップでは、判定ステップにおいてエラーが生じていると判定された分離カラム23、およびその分離カラム23に関係する検体を特定し、表示させる。
【0121】
これによって、複数の分離カラム23のうちどれかにエラーが発生したときに、エラーが発生した分離カラム23とそのエラーによって影響を受ける検体の情報を視覚的に把握可能になるため、該当する分離カラム23で処理される検体とその他の分離カラム23で処理される検体とが識別可能となる。すなわち、従来技術では困難であった、複数の分離カラム23による複数通りの検体処理の流れにおいて、ユーザへ情報を効率的に提供することができる。
【0122】
例えば、エラーを分離カラム23の異常の発生とし、表示ステップでは、当該異常が発生した分離カラム23を特定し、表示させるとともに、関係する検体として分離カラム23を使用中および使用予定の検体を特定し、表示させることや、エラーを分離カラム23の有効期限切れ間近の警告とし、表示ステップでは、分析作業実施時にエラーに該当する分離カラム23の交換を行うときに、当該交換対象の分離カラム23、および関係する検体として分離カラム23を使用中および使用予定の検体を特定し、表示させることで、影響を受ける検体が特定できることにより、再投入の必要性を把握でき、特定の検査項目の分析に遅延が生じるなどの分析の進捗を把握できるようになる。従って、トラブルに対してより的確に対応できるようになるとともに、最終的な分析結果がより早く得られるようになる。
【0123】
また、表示ステップでは、特定された検体の処理状況を表示させることにより、該当する検体の処理状況を把握することができ、期限切れ前あるいは使用可能回数が残っているうちに分離カラム23の交換作業を行うタイミングを判断する材料がより豊富に提供されることになり、より適切な判断を下すことができるようになる。
【0124】
<その他>
なお、本発明は上記の実施形態に限られず、種々の変形、応用が可能なものである。上述した実施形態は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されない。
【符号の説明】
【0125】
1…液体クロマトグラフ質量分析装置
21…前処理部
22…分離部
23…分離カラム
24…分析部(検出部)
25…検体ラック供給部
26…搬送ライン
27…ID読取部
28…全体管理用コンピュータ(制御部)
29…操作部
30…表示装置(表示部)
31…記憶装置
200…装置状態確認画面
201…前処理部ボタン
202…分離カラムボタン
203…分析部ボタン
204…処理遷移表示
300,400…検体処理状況確認画面
301,401…検体処理情報
302,402…閉じるボタン
403…カラムタイプ
404…マスクボタン
405…カラム残使用回数
500…マスク設定確認画面
501…警告文
502…実行ボタン
503…キャンセルボタン
図1
図2
図3
図4
図5
図6