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特開2024-85172分光光度計の制御装置、データ処理方法、およびプログラム
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  • 特開-分光光度計の制御装置、データ処理方法、およびプログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024085172
(43)【公開日】2024-06-26
(54)【発明の名称】分光光度計の制御装置、データ処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G01J 3/02 20060101AFI20240619BHJP
【FI】
G01J3/02 R
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022199557
(22)【出願日】2022-12-14
(71)【出願人】
【識別番号】503460323
【氏名又は名称】株式会社日立ハイテクサイエンス
(74)【代理人】
【識別番号】110002000
【氏名又は名称】弁理士法人栄光事務所
(72)【発明者】
【氏名】桜庭 幹太
(72)【発明者】
【氏名】中村 孝一
(72)【発明者】
【氏名】岩谷 有香
【テーマコード(参考)】
2G020
【Fターム(参考)】
2G020CC02
2G020CD04
2G020CD37
2G020CD52
2G020CD61
(57)【要約】
【課題】スペクトルを構成する複数の測定データの中から任意の測定データを取り込む際のユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】分光光度計の制御装置であって、前記分光光度計による測定結果を表示するための表示画面を提供する表示制御手段を有し、前記表示画面は、前記測定結果にて示されるスペクトルを表示する第1の表示領域と、前記スペクトルを構成するスペクトルデータの中から複数のスペクトルデータを選択可能に表示する第2の表示領域とを含み、前記第2の表示領域にてスペクトルデータが選択された際に、前記第1の表示領域に表示されているスペクトル上において当該スペクトルデータに対応する位置にトレースカーソルが表示される。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
分光光度計の制御装置であって、
前記分光光度計による測定結果を表示するための表示画面を提供する表示制御手段を有し、
前記表示画面は、前記測定結果にて示されるスペクトルを表示する第1の表示領域と、前記スペクトルを構成するスペクトルデータの中から複数のスペクトルデータを選択可能に表示する第2の表示領域とを含み、
前記第2の表示領域にてスペクトルデータが選択された際に、前記第1の表示領域に表示されているスペクトル上において当該スペクトルデータに対応する位置にトレースカーソルが表示される、制御装置。
【請求項2】
前記第2の表示領域にて複数のスペクトルデータが選択された場合、前記第1の表示領域に表示されているスペクトル上において、前記複数のスペクトルデータのうちの最初または最後に選択されたスペクトルデータに対応する位置に前記トレースカーソルが表示される、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記表示画面は更に、前記第2の表示領域にて選択されたスペクトルデータの取り込み指示を受け付け可能に構成され、
前記表示制御手段は、前記取り込み指示を受け付けた際に、前記選択されたスペクトルデータを取り込み、前記第1の表示領域に表示されているスペクトル上において、前記選択されたスペクトルデータに対応する位置に、前記選択されたスペクトルデータの情報を注釈として表示させる、請求項1に記載の制御装置。
【請求項4】
前記注釈は、波長および吸光度を含む、請求項3に記載の制御装置。
【請求項5】
前記測定結果にて示されるスペクトルと、ユーザ指示に基づいて取り込んだスペクトルデータとを対応付けて出力する出力制御手段を更に有する、請求項3に記載の制御装置。
【請求項6】
分光光度計の測定データに対するデータ処理方法であって、
前記分光光度計による測定結果を表示するための表示画面を提供する表示制御工程を有し、
前記表示画面は、前記測定結果にて示されるスペクトルを表示する第1の表示領域と、前記スペクトルを構成するスペクトルデータの中から複数のスペクトルデータを選択可能に表示する第2の表示領域とを含み、
前記第2の表示領域にてスペクトルデータが選択された際に、前記第1の表示領域に表示されているスペクトル上において当該スペクトルデータに対応する位置にトレースカーソルが表示される、データ処理方法。
【請求項7】
コンピュータを、
分光光度計による測定結果を表示するための表示画面を提供する表示制御手段として機能させ、
前記表示画面は、前記測定結果にて示されるスペクトルを表示する第1の表示領域と、前記スペクトルを構成するスペクトルデータの中から複数のスペクトルデータを選択可能に表示する第2の表示領域とを含み、
前記第2の表示領域にてスペクトルデータが選択された際に、前記第1の表示領域に表示されているスペクトル上において当該スペクトルデータに対応する位置にトレースカーソルが表示される、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、分光光度計の制御装置、データ処理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、分光光度計における測定結果の表示方法としてスペクトルを用いる構成が知られている。スペクトルは、複数の測定データを直線で結んで表示されたものであり、折れ線グラフの一種でもある。分光光度計による測定データを処理するための機能として、スペクトルを表示し、そのグラフにおいて横軸値(例えば、波長)に対する縦軸値(例えば、測光値)をカーソル(トレースカーソル)の移動に伴い連続的に表示するトレース機能を備えるものがある。このトレース機能は、トレースカーソルの位置を切り替えることで、スペクトル上のトレースカーソルの位置に対応する測定データを表示させるほか、測定データを読み込むことにも利用されている。
【0003】
例えば、特許文献1では、このようなトレース機能に関し、複数の折れ線グラフが表示されている状態でトレース機能を選択することにより、画面上にトレースカーソルを表示する構成が開示されている。また、特許文献1によると、トレースカーソルを移動させることにより、それに同期させて、表示されている複数のスペクトルのトレース値を変更していき、この状態でトレース値を取り込むことにより、トレース値を累積して記憶して出力可能とする構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平10-62245号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
一方、例えば、特許文献1に記載の構成では、波長に対する測定データを取り込むためには、ユーザがトレースカーソルを移動させて波長を一つ指定し、トレース値を取り込む操作を行う。複数の測定データを取り込むためには、取り込みたい波長の数だけ繰り返し、このような操作をユーザが行う必要があった。そのため、複数の測定データを取り込む際の操作負荷が高いものとなっていた。
【0006】
本発明は、上記課題を鑑み、分光光度計の測定データを処理する場合において、スペクトルを構成する複数の測定データの中から任意の測定データを取り込む際のユーザの利便性を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明は以下の構成を有する。すなわち、分光光度計の制御装置であって、
前記分光光度計による測定結果を表示するための表示画面を提供する表示制御手段を有し、
前記表示画面は、前記測定結果にて示されるスペクトルを表示する第1の表示領域と、前記スペクトルを構成するスペクトルデータの中から複数のスペクトルデータを選択可能に表示する第2の表示領域とを含み、
前記第2の表示領域にてスペクトルデータが選択された際に、前記第1の表示領域に表示されているスペクトル上において当該スペクトルデータに対応する位置にトレースカーソルが表示される、制御装置。
【0008】
また、本発明の別の形態は以下の構成を有する。すなわち、分光光度計の測定データに対するデータ処理方法であって、
前記分光光度計による測定結果を表示するための表示画面を提供する表示制御工程を有し、
前記表示画面は、前記測定結果にて示されるスペクトルを表示する第1の表示領域と、前記スペクトルを構成するスペクトルデータの中から複数のスペクトルデータを選択可能に表示する第2の表示領域とを含み、
前記第2の表示領域にてスペクトルデータが選択された際に、前記第1の表示領域に表示されているスペクトル上において当該スペクトルデータに対応する位置にトレースカーソルが表示される、データ処理方法。
【0009】
また、本発明の別の形態は以下の構成を有する。すなわち、プログラムであって、
コンピュータを、
分光光度計による測定結果を表示するための表示画面を提供する表示制御手段として機能させ、
前記表示画面は、前記測定結果にて示されるスペクトルを表示する第1の表示領域と、前記スペクトルを構成するスペクトルデータの中から複数のスペクトルデータを選択可能に表示する第2の表示領域とを含み、
前記第2の表示領域にてスペクトルデータが選択された際に、前記第1の表示領域に表示されているスペクトル上において当該スペクトルデータに対応する位置にトレースカーソルが表示される、プログラム。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、スペクトルを構成する複数の測定データの中から任意の測定データを取り込む際のユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の一実施形態に係る分光光度計を用いる測定装置の構成例を示す概略図。
図2】本発明の一実施形態に係るUI画面の構成例を示す図。
図3】本発明の一実施形態に係るUI画面の構成例を示す図。
図4】本発明の一実施形態に係るUI画面の構成例を示す図。
図5】本発明の一実施形態に係るUI画面の構成例を示す図。
図6】本発明の一実施形態に係るUI画面の構成例を示す図。
図7】本発明の一実施形態に係るデータ処理のフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、本発明を実施するための形態について図面などを参照して説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を説明するための一実施形態であり、本発明を限定して解釈されることを意図するものではなく、また、各実施形態で説明されている全ての構成が本発明の課題を解決するために必須の構成であるとは限らない。また、各図面において、同じ構成要素については、同じ参照番号を付すことにより対応関係を示す。
【0013】
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態について説明を行う。
【0014】
[装置構成]
図1は、本実施形態に係るデータ処理方法を適用可能な、分光光度計を用いる測定装置1の概略図である。分光光度計の光源としては、例えば、ヨウ素タングステンランプWI
と重水素ランプD2が用いられる。測定波長に応じていずれかの光源からの光がミラーM1、M2で反射され、入射スリットS1を通して分光器MMに導入される。分光器MMに入射した光は、モータMTによって回動可能に配置された回折格子GTによって波長分散され、出射スリットS2から単色光として取り出される。回折格子GTの角度位置をモータMTによって制御することにより波長走査が行われる。
【0015】
分光器MMの出射スリットS2から取り出された光は、ミラーM3で反射され、透過部、反射部、およびゼロ信号を得るための無反射部を備える回転ミラーM5に入射する。回転ミラーM5は、分光器MMからの光をミラーM4とミラーM7に交互に振り分ける。ミラーM4で反射された光は、参照試料REを透過した後、ミラーM6,M10を経て光電子増倍管PMTに入射する。また、ミラーM7で反射された光は、M8で反射された後、試料SPを透過し、さらにミラーM9,M11で反射されて光電子増倍管PMTに入射する。回転ミラーM5の回転に同期して光電子増倍管PMTから得られる参照信号R、試料信号S、およびゼロ信号Zは、制御部20に供給される。
【0016】
制御部20は、データ処理プログラムやデータを記憶する記憶部であるROM(Read Only Memory)21やRAM(Random Access Memory)22、表示部23、出力部24、および入力部25が接続されている。表示部23は、例えば、後述するUI(User Interface)画面を提供し、測定データを基に生成されたスペクトルやトレースカーソル等を表示する。出力部24は、測定結果等を出力し、例えば、プリンタや外部装置とのインタフェースなどであってよい。入力部25は、ユーザ操作を行うために用いられ、キーボードやマウス等にて構成されてよい。表示部23と入力部25とが一体となったタッチパネルディスプレイなどが用いられてもよい。
【0017】
制御部20は、分光光度計を含む測定装置1全体の制御を司る。制御部20は、例えば、分光光度計による試料の測定動作や、得られた測定結果に基づいて分析処理などを行う。制御部20は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphical Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)、あるいはFPGA(Field Programmable Gate Array)のうち少なくとも1つを用いて構成されてよい。制御部20が、記憶部に記憶された各種プログラムを読み出して実行することにより、制御部20における各種機能を実現してよい。
【0018】
また、制御部20は、入力部25を介して設定パラメータや各種情報を受け付け、当該情報に基づいて分光光度計を動作させる。なお、本実施形態においては、制御部20が、各部位を包括的に制御するものとして説明するが、部位ごとに別個の制御部を設け、それらが連携することで測定装置1が動作するような構成であってもよい。また、本実施形態の測定装置1では、測定結果のデータ処理を行う制御部20と、分光光度計が一体となった装置構成の例を示すが、これに限定するものではなく、制御部(例えば、情報処理装置)と測定部(分光光度計)が個々の装置として構成され、それらが連携して、後述する動作を実施するような構成であってもよい。
【0019】
[UI画面]
本実施形態では、ユーザによる操作を受け付けるためのUI画面を提供する。UI画面は、制御部20が分光光度計の計測データに基づいて構成し、表示部23にて表示される。また、ユーザは、入力部25を操作することでUI画面に対して入力を行うことが可能である。以下、本実施形態に係るUI画面の構成例について説明する。
【0020】
(メイン画面)
図2は、本実施形態に係るUI画面としてのメイン画面200の構成例を示す。メイン画面200は、スペクトル表示領域210、データテーブル表示領域230、および操作ボタン領域240を含んで構成される。なお、メイン画面200は提供する機能に応じて、そのほかの領域やボタンアイコンを表示可能であるが、ここでは、本実施形態に係る箇所に着目して説明する。
【0021】
スペクトル表示領域210は、測定やファイル読み込みで記憶部上に格納された1本または複数本のスペクトルデータを色分けしてグラフ表示するための領域である。図2の例の場合、横軸が波長を示し、縦軸が吸光度を示している。スペクトル211は、測定データに基づいて表示されるグラフである。注釈212は、スペクトルデータのうち、ユーザ操作等により指定された位置の詳細な情報を示す。注釈212にて示される情報は特に限定するものではないが、ここでは、波長(単位nm)と吸光度(単位abs)の例を示している。トレースカーソル220は、スペクトル表示領域210に表示されたスペクトル211上に重ねて表示され、ユーザ操作等に応じて、その位置が移動する。
【0022】
データテーブル表示領域230は、複数のタブを備え、表示させる内容を切り替え可能に構成される。複数のタブの例として、データリストタブ231、ピーク検出タブ232、指定波長タブ233、およびデータ取り込みタブ234が含まれる。データリストタブ231が選択された場合、データテーブル表示領域230には、スペクトル表示領域210に表示されるスペクトル211を構成する各スペクトルデータを表として表示する。つまり、スペクトルは、複数のスペクトルデータから構成されており、それぞれのスペクトルデータを選択可能に表示される。ここで表示されるスペクトルデータは、波長、吸光度、サンプル名の項目の組から構成されるものとして説明するが、他の項目が更に含まれてもよい。
【0023】
ピーク検出タブ232が選択された場合、データテーブル表示領域230には、スペクトル211において検出された1または複数のピークの情報を表として表示する。スペクトル211におけるピークの検出方法は特に限定するものではなく、公知の手法が用いられてよい。ここで表示されるピークの情報は、ピークNo.(ピークナンバー)、ピーク開始波長、ピーク波長、ピーク終了波長、ピーク高さ(吸光度)、ピーク面積、バレー波長、バレー値、サンプル名の項目の組から構成されるものとして説明するが、他の項目が更に含まれてもよい。
【0024】
指定波長タブ233が選択された場合、データテーブル表示領域230には、ユーザが指定した1以上の波長に関する情報を表として表示する。波長に関する情報としては、例えば、サンプル名、指定された波長に対応する吸光度の項目の組から構成されるものとして説明するが、他の項目が更に含まれてもよい。
【0025】
上記のデータリストタブ231、ピーク検出タブ232、指定波長タブ233それぞれを選択した際にデータテーブル表示領域230に表示される表において、ユーザは1または複数のデータを指定可能である。
【0026】
データテーブル表示領域230にて表示される表の構成は特に限定するものではなく、1または複数のデータが指定可能な構成であればよい。例えば、メイン画面200のデータリストタブ231が選択された際に表示される表が、サンプル、そのサンプルの1つの波長、その波長に対応する1つの吸光度の組を1つのデータとした表の場合、複数のデータ(あるサンプルにおける複数の波長と、それに対応する複数の吸光度)を一括して指定可能であってよい。
【0027】
また、ある波長に対する複数のサンプルの吸光度を1つのデータとした表の場合、複数のデータ(波長、サンプル名A、吸光度A’、サンプル名B、吸光度B’、…)を一括して指定可能であってよい。また、表における複数の行(複数の波長)と複数の列(複数のサンプルの吸光度)とを一括して指定可能であってよい。
【0028】
データテーブル表示領域230で任意のデータ(例えば、特定の波長)を選択した際、スペクトル表示領域210のスペクトル211上において、選択したデータに対応した位置にトレースカーソル220を移動させる。このようにすることで、ユーザはスペクトル表示領域210内のスペクトル211上で、選択結果を視覚的に確認可能となる。複数のデータを一括して指定した場合、トレースカーソル220は指定された複数のデータが表現するデータ範囲の最初または最後に対応する位置に移動するようにしてもよい。また、複数のデータが指定された状態であることを明示してもよい。
【0029】
データ取り込みタブ234が選択された場合、データテーブル表示領域230には、現在取り込まれているデータの一覧が表示される。この場合に表示されるデータの項目としては、例えば、No.、横軸値とその単位、測光値とその単位、コメントなどが挙げられる。なお、表示されるデータの項目は、ユーザが指定可能であってもよい。
【0030】
メイン画面200の操作ボタン領域240には、測定装置1が提供可能な機能に対応した複数のボタンが設けられる。ここでの機能は特に限定するものでは無いが、例えば、取り込んだデータをレポートとして出力するレポート出力機能、スペクトルからピークを検出するピーク検出機能、出力対象となるデータを取り込むデータ取り込み機能が挙げられる。レポート出力ボタン241が押下された場合、図4に示すレポート出力画面400へ遷移する。ピーク検出ボタン242が押下された場合、ピーク検出タブ232が選択された際にデータテーブル表示領域230に表示される表に含まれるデータが、測定済みの複数のスペクトルデータの中から抽出される。データ取り込みボタン243が押下された場合、図3に示すデータ取り込み画面300へ遷移する。
【0031】
(データ取り込み画面)
図3は、本実施形態に係るメイン画面200のデータ取り込みボタン243が押下された際に表示されるデータ取り込み画面300の構成例を示す図である。データ取り込み画面300は、データ取り込みを指示した際に指定されていた1または複数のデータ、および、既に取り込まれているデータが、表示領域301にて一覧形式にて表示される。例えば、データテーブル表示領域230にて表示されている表においてデータを選択していない状態で、データ取り込みボタン243が押下された場合、既に取り込まれているデータのみが表示されてよい。また、データテーブル表示領域230に表示されている表において1または複数のデータを選択した状態で、データ取り込みボタン243が押下された場合、既に取り込まれているデータと、新たに取り込まれる候補として選択されたデータとが表示されてよい。このとき、既に取り込まれているデータと、新たな取り込み候補のデータとが識別可能なように表示を分けてもよい。
【0032】
データ取り込み画面300では、取り込むデータの選択(または、取り込まないデータの一部削除または全部削除)や並び替えの操作が可能なように、ボタン302、303が設けられる。また、取り込みの際にスペクトル211上に注釈212を表示するか否かの設定も切り替え可能なように、ボタン304が設けられる。更には、表示領域301内において、サンプル名などの編集が可能なように構成されてよい。そして、OKボタン305が押下された際に、表示領域301に示されているデータが取り込まれる。
【0033】
図2図3の例では、4つのデータが取り込まれ、その結果、メイン画面200のデータ取り込みタブ234が選択された場合のデータテーブル表示領域230には4つのデー
タが一覧形式にて示されている。そして、これに対応して、スペクトル表示領域210のスペクトル211上において、4つの注釈212が表示されている。なお、図2に示すように、スペクトル211と注釈212との間に引き出し線を表示可能にしてもよいし、注釈212の表示方法を指定できるような構成であってもよい。
【0034】
(レポート出力画面)
図4は、本実施形態に係るメイン画面200のレポート出力ボタン241が押下された際に表示されるレポート出力画面400の構成例を示す。ここでは、出力方法として印刷を例に挙げて説明するが、所定のデータ形式(例えば、PDF(Portable Document Format)ファイルなど)にて出力するような構成であってもよい。
【0035】
レポート出力画面400において、現在の設定および取り込みデータに基づくレポートのプレビュー421がプレビュー領域420に表示される。設定としては、出力設定(ここでは、印刷設定)の他、レイアウト設定が挙げられる。レイアウト設定領域410にて用いるレイアウト情報を指定することが可能である。レイアウト情報は予め定義されているものの他、任意に編集可能である。編集ボタン411を押下することにより、図5に示すような、レイアウト情報を編集することが可能なレイアウト編集画面500へ遷移する。
【0036】
印刷ボタン431を押下することにより、現在の設定および取り込みデータに基づくプレビュー421の内容にて出力が行われる。キャンセルボタン432が押下された場合には、出力がキャンセルされ、メイン画面200へ遷移する。
【0037】
(レイアウト編集画面)
図5は、本実施形態に係る、レポートを出力する際のレイアウトを定義するレイアウト情報を編集するためのレイアウト編集画面500の構成例を示す。レポートを出力するためのレイアウト情報には、分光光度計の測定結果などに応じて様々な設定項目が含まれ、ユーザが任意に設定可能である。
【0038】
レイアウト編集画面500には、レイアウト編集領域510、配置アイテム選択領域520、プロパティ選択領域530、エディット機能選択領域540、レイアウトファイル選択領域550、および用紙設定領域560を含んで構成される。
【0039】
レイアウト編集領域510では、現在のレイアウト情報に基づくレイアウトのプレビューが表示され、ユーザが任意に編集可能である。ここでのプレビューには、測定結果に対応した具体的な値は含まれない。
【0040】
配置アイテム選択領域520は、レポート内に含めるアイテムを選択するための領域である。配置アイテム選択領域520には、測定モード選択部521、およびアイテムリスト522が表示される。測定モード選択部521では、分光光度計の機能やデータ形式に対応して選択可能な測定モードが示され、選択された測定モードに応じて、アイテムリスト522にて一覧表示されるアイテムが切り替わる。ここで選択可能な測定モードは、メイン画面200で取り込んだ測定データに基づいて指定されてもよい。ユーザは、アイテムリスト522に表示されているアイテムを、レイアウト編集領域510にドラッグアンドドロップすることで、任意のアイテムを配置することができる。また、アイテムリスト522にて一覧表示されるアイテムはそれぞれ、1または複数の項目が対応付けられており、これらのグループとしてまとめて扱うことができる。
【0041】
例えば、測定モード選択部521で測定モード「波長スキャン」が指定された状態で、アイテムリスト522の中から「データ取り込み」のアイテム523をドラッグアンドド
ロップすることで、図3のデータ取り込み画面300において取り込んだデータを任意の位置に配置するように編集することができる。同様に、例えば、「測定情報」のアイテム524をレイアウト編集領域510の任意の位置にドラッグアンドドロップしたとする。この場合、「測定情報」のアイテム524に対して予め設定された複数の項目(サンプル、ファイル名、分析日時、オペレータ、コメント)が複数行にわたって表示される。各アイテムに対して設定される項目は、ユーザが任意に設定可能であってよい。項目の追加や編集を行う場合には、ボタン525を押下することで設定可能である。そのほか、新たなアイテムの登録や、既存のアイテムの削除などが操作可能であってよい。
【0042】
プロパティ選択領域530では、配置したアイテムの書式を編集することができる。アイテムが複数ある場合には、アイテムごとに設定可能であってよい。また、配置したアイテムが複数行にて構成されている場合は、行ごとに書式を編集可能であってもよい。また、所望のアイテムをレイアウト編集領域510にドラッグアンドドロップした後、そのアイテムにフォーカスをしている状態で、ボタン531を押下することにより、図6に示す項目編集画面600を表示させることができる。項目編集画面600では、フォーカスしているアイテムに対応付けられている1または複数の項目のうち、レポートにて出力するか否かの設定を行うことができる。
【0043】
エディット機能選択領域540は、操作タブ541と設定タブ542が選択可能に構成される。操作タブ541が選択された場合、複数のアイテム間の整列と、重なり順序の変更ができる。設定タブ542が選択された場合、用紙の余白とヘッダー・フッターの編集ができる。なお、エディット機能選択領域540にて選択可能な機能は上記に限定するものではなく、他の機能がさらに利用可能であってもよい。
【0044】
レイアウトファイル選択領域550では、編集対象となるレイアウトファイルの指定が可能である。ここでは、既に登録されているレイアウトファイルを指定してもよいし、新たに生成するように指定してもよい。例えば、同様の測定を定期的に行う場合、新たに作成したレイアウトをレイアウトファイルとして一度登録しておけば、測定のたびにそのレイアウトファイルを読み込むことで、作業時間の短縮を図ることができる。
【0045】
用紙設定領域560では、印刷時の用紙サイズや印刷方向を指定できる。なお、用紙設定領域560にて指定可能な項目は上記に限定するものではなく、他の項目が更に指定可能であってもよい。
【0046】
(項目編集画面)
図6は、レイアウト編集画面500において、レイアウト編集領域510のアイテムにフォーカスをしている状態で、ボタン531を押下することにより、表示される項目編集画面600の構成例を示す。項目編集画面600は、項目リスト601、OKボタン602、キャンセルボタン603を含んで構成される。項目リスト601には、ボタン531を押下した際にフォーカスしていたアイコンに対応付けられた1または複数の項目が選択可能に表示される。図6の例では、「測定情報」のアイコンが選択され、これに対応付けられた6つの項目が表示されている。したがって、アイコンに応じて表示される項目は異なる。
【0047】
ユーザは、項目リスト601の中から所望の項目を選択して、OKボタン602を押下することで、その選択した項目が出力対象として、レイアウト編集領域510に表示しているレイアウトに反映される。キャンセルボタン603が押下された場合には、項目編集画面600の操作内容は破棄される。
【0048】
[制御処理]
図7は、本実施形態に係るデータ処理方法に係る処理のフローチャートである。本実施形態において、本処理フローは、制御部20がROM21やRAM22などの記憶部に記憶されたプログラムを読み出して実行することで実現されてよい。本処理フローは、ユーザによりデータ処理に係る指示を受け付けた際に実行されてよい。なお、ここでの処理の流れは、本実施形態に係る機能の一部に着目した一例であり、これに限定するものではない。したがって、ユーザ操作に応じて、異なる流れにて画面遷移等が行われてもよい。
【0049】
S701にて、制御部20は、ユーザ指示に基づき、UI画面であるメイン画面200を表示部23に表示する。
【0050】
S702にて、制御部20は、メイン画面200のスペクトル表示領域210にスペクトル211を表示させる。ここで表示されるスペクトルに対応する測定データは、ユーザにより指定されてよい。
【0051】
S703にて、制御部20は、メイン画面200において上述したような複数のタブのうちのいずれかが選択されることでデータテーブル表示領域230に表示された表の中から1または複数のデータが選択されたか否かを判定する。データが選択された場合(S703にてYES)、制御部20の処理はS704へ進む。一方、データが選択されていない場合(S703にてNO)、制御部20の処理はS703へ戻り、ユーザの操作を受け付けるまで待機する。
【0052】
S704にて、制御部20は、受け付けたデータ選択に基づいて、当該データに対応するスペクトル211の位置にトレースカーソル220を移動させる。データが複数選択された場合には、選択された複数のデータのうちの最初または最後に対応する位置に移動するようにしてよい。
【0053】
S705にて、制御部20は、ユーザからデータの取り込み指示を受け付けたか否かを判定する。具体的には、制御部20は、メイン画面200のデータ取り込みボタン243が押下されたか否かを判定する。取り込み指示を受け付けた場合(S705にてYES)、制御部20の処理はS706へ進む。一方、取り込み指示を受け付けていない場合(S705にてNO)、制御部の処理はS703へ戻り、ユーザの操作を受け付けるまで待機する。
【0054】
S706にて、制御部20は、図3に示すデータ取り込み画面300を表示する。
【0055】
S707にて、制御部20は、データ取り込み画面300を介して、取り込み対象のデータの設定を受け付ける。
【0056】
S708にて、制御部20は、S707にて受け付けた設定に基づいて、データを取り込む。更に、制御部20は、取り込んだデータに基づいて、メイン画面200の表示を更新する。具体的には、制御部20は、スペクトル表示領域210のスペクトル211に対して注釈212を表示させたり、データ取り込みタブ234を選択した際のデータテーブル表示領域230の表示を更新したりする。
【0057】
S709にて、制御部20は、ユーザから出力設定指示を受け付けたか否かを判定する。具体的には、制御部20は、メイン画面200のレポート出力ボタン241が押下されたか否を判定する。出力設定指示を受け付けた場合(S709にてYES)、制御部20の処理はS710へ進む。一方、出力設定指示を受け付けていない場合(S709にてNO)、制御部20の処理はS703へ戻り、ユーザの操作を受け付けるまで待機する。
【0058】
S710にて、制御部20は、図4に示すレポート出力画面400を表示する。
【0059】
S711にて、制御部20は、レポート出力画面400を介して、出力設定を受け付ける。
【0060】
S712にて、制御部20は、S711の出力設定の際にレイアウト編集指示を受け付けたか否かを判定する。具体的には、制御部20は、レポート出力画面400の編集ボタン411が押下されたか否かを判定する。レイアウト編集指示を受け付けた場合(S712にてYES)、制御部20の処理はS713へ進む。一方、レイアウト編集指示を受け付けていない場合(S712にてNO)、制御部20の処理はS715へ進む。
【0061】
S713にて、制御部20は、図5に示すレイアウト編集画面500を表示する。
【0062】
S714にて、制御部20は、レイアウト編集画面500を介して、出力させるレポートに対するレイアウトの編集操作を受け付ける。編集操作が完了した旨の指示を受け付けたのち、制御部20の処理はS710へ戻り、レポート出力画面400を介してユーザの操作を受け付けるまで待機する。
【0063】
S715にて、制御部20は、レポート出力画面400を介して出力指示を受け付けたか否かを判定する。出力指示を受け付けた場合、すなわち、レポート出力画面400の印刷ボタン431が押下された場合(S715にてYES)、制御部20の処理はS716へ進む。一方、出力指示を受け付けていない場合、すなわち、キャンセルボタン432が押下された場合(S715にてNO)、制御部20の処理はS701へ戻り、メイン画面200を介してユーザの操作を受け付けるまで待機する。
【0064】
S716にて、制御部20は、レポート出力画面400等にて受け付けた設定に基づいて、レポートの出力動作を行う。例えば、出力部24の一例であるプリンタにより印刷出力を行う。そして、本処理フローを終了する。なお、出力動作が完了した後、制御部20の処理は、再度、S701へ戻り、ユーザ操作を受け付けるまで待機するような構成であってもよい。
【0065】
以上、本実施形態により、スペクトルを構成する複数の測定データの中から任意の測定データを取り込む際のユーザの利便性を向上させることが可能となる。特に、取り込み対象となるスペクトルデータの指定を複数まとめて行うことができる。また、複数のスペクトルデータが指定された場合でも、トレースカーソルを、指定されたスペクトルデータの位置に切り替えて表示させることができるため、ユーザの認識を促し、視認性を向上させることが可能となる。
【0066】
<その他の実施形態>
本発明において、上述した1以上の実施形態の機能を実現するためのプログラムやアプリケーションを、ネットワーク又は記憶媒体等を用いてシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。
【0067】
また、1以上の機能を実現する回路によって実現してもよい。なお、1以上の機能を実現する回路としては、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)が挙げられる。
【0068】
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 分光光度計(例えば、1)の制御装置(例えば、20)であって、
前記分光光度計による測定結果を表示するための表示画面(例えば、200)を提供する表示制御手段(例えば、20、23)を有し、
前記表示画面は、前記測定結果にて示されるスペクトルを表示する第1の表示領域(例えば、210)と、前記スペクトルを構成するスペクトルデータの中から複数のスペクトルデータを選択可能に表示する第2の表示領域(例えば、230)とを含み、
前記第2の表示領域にてスペクトルデータが選択された際に、前記第1の表示領域に表示されているスペクトル上において当該スペクトルデータに対応する位置にトレースカーソル(例えば、220)が表示される、制御装置。
この構成によれば、スペクトルを構成する複数の測定データの中から任意の測定データを取り込む際のユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【0069】
(2) 前記第2の表示領域にて複数のスペクトルデータが選択された場合、前記第1の表示領域に表示されているスペクトル上において、前記複数のスペクトルデータのうちの最初または最後に選択されたスペクトルデータに対応する位置に前記トレースカーソルが表示される、(1)に記載の制御装置。
この構成によれば、ユーザが複数のスペクトルデータを選択した際のスペクトル上での位置の視認性を向上させることが可能となる。
【0070】
(3) 前記表示画面は更に、前記第2の表示領域にて選択されたスペクトルデータの取り込み指示を受け付け可能に構成(例えば、300)され、
前記表示制御手段は、前記取り込み指示を受け付けた際に、前記選択されたスペクトルデータを取り込み、前記第1の表示領域に表示されているスペクトル上において、前記選択されたスペクトルデータに対応する位置に、前記選択されたスペクトルデータの情報(例えば、212)を注釈として表示させる、(1)に記載の制御装置。
この構成によれば、複数のスペクトルデータの取り込みをまとめて行うことができる。また、取り込んだスペクトルデータの情報をスペクトル上で容易に視認することが可能となる。
【0071】
(4) 前記注釈は、波長および吸光度を含む、(3)に記載の制御装置。
この構成によれば、取り込み済みのスペクトルデータの波長および吸光度をスペクトル上で容易に視認することが可能となる。
【0072】
(5) 前記測定結果にて示されるスペクトルと、ユーザ指示に基づいて取り込んだスペクトルデータとを対応付けて出力する出力制御手段(例えば、400、500、600)を更に有する、(3)に記載の制御装置。
この構成によれば、取り込んだスペクトルデータを所望の構成にて出力することが可能となる。
【0073】
(6) 分光光度計(例えば、1)の測定データに対するデータ処理方法であって、
前記分光光度計による測定結果を表示するための表示画面(例えば、200)を提供する表示制御工程(例えば、S701~S708)を有し、
前記表示画面は、前記測定結果にて示されるスペクトルを表示する第1の表示領域(例えば、210)と、前記スペクトルを構成するスペクトルデータの中から複数のスペクトルデータを選択可能に表示する第2の表示領域(例えば、230)とを含み、
前記第2の表示領域にてスペクトルデータが選択された際に、前記第1の表示領域に表示されているスペクトル上において当該スペクトルデータに対応する位置にトレースカーソル(例えば、220)が表示される、データ処理方法。
この構成によれば、スペクトルを構成する複数の測定データの中から任意の測定データを取り込む際のユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【0074】
(7) コンピュータ(例えば、20)を、
分光光度計(例えば、1)による測定結果を表示するための表示画面(例えば、200)を提供する表示制御手段(例えば、20)として機能させ、
前記表示画面は、前記測定結果にて示されるスペクトルを表示する第1の表示領域(例えば、210)と、前記スペクトルを構成するスペクトルデータの中から複数のスペクトルデータを選択可能に表示する第2の表示領域(例えば、230)とを含み、
前記第2の表示領域にてスペクトルデータが選択された際に、前記第1の表示領域に表示されているスペクトル上において当該スペクトルデータに対応する位置にトレースカーソル(例えば、220)が表示される、プログラム。
この構成によれば、スペクトルを構成する複数の測定データの中から任意の測定データを取り込む際のユーザの利便性を向上させることが可能となる。
【0075】
また、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【符号の説明】
【0076】
1…測定装置
20…制御部
21…ROM(Read Only Memory)
22…RAM(Random Access Memory)
23…表示部
24…出力部
200…メイン画面
300…データ取り込み画面
400…レポート出力画面
500…レイアウト編集画面
600…項目編集画面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7