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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024094888
(43)【公開日】2024-07-10
(54)【発明の名称】基板処理方法及び基板処理装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/3065 20060101AFI20240703BHJP
【FI】
H01L21/302 105A
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022211784
(22)【出願日】2022-12-28
(71)【出願人】
【識別番号】000219967
【氏名又は名称】東京エレクトロン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100122507
【弁理士】
【氏名又は名称】柏岡 潤二
(74)【代理人】
【識別番号】100140453
【弁理士】
【氏名又は名称】戸津 洋介
(72)【発明者】
【氏名】チェン ジエナン
(72)【発明者】
【氏名】許 芳華
(72)【発明者】
【氏名】盧 郁芬
(72)【発明者】
【氏名】廖 敬丞
【テーマコード(参考)】
5F004
【Fターム(参考)】
5F004AA09
5F004BA09
5F004BB12
5F004BB13
5F004BB18
5F004BB22
5F004BB23
5F004BB26
5F004BB28
5F004BD04
5F004CA01
5F004CA02
5F004CA04
5F004CA06
5F004DA01
5F004DA03
5F004DA15
5F004DA16
5F004DA23
5F004DA24
5F004DA25
5F004DA26
5F004DB03
5F004EA05
5F004EA06
5F004EA13
5F004EA28
5F004EA37
5F004EB01
5F004EB04
(57)【要約】
【課題】凹部の形状を制御できる基板処理方法及び基板処理装置を提供する。
【解決手段】
一つの例示的実施形態において、基板処理方法は、(a)基板を提供する工程であり、基板は、第1膜と第1膜上に設けられたマスクとを備え、第1膜は、底部及び側壁を有する凹部を備える、工程と、(b)炭素及びフッ素を含む第1処理ガスから生成される第1プラズマにより、基板上に、炭素及びフッ素を含む第2膜を形成する工程と、(c)貴ガスを含む第2処理ガスから生成される第2プラズマにより側壁をエッチングする工程であり、底部及びマスク上に第2膜が残った状態でエッチングを停止する、工程と、を含む。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)基板を提供する工程であり、前記基板は、第1膜と前記第1膜上に設けられたマスクとを備え、前記第1膜は、底部及び側壁を有する凹部を備える、工程と、
(b)炭素及びフッ素を含む第1処理ガスから生成される第1プラズマにより、前記基板上に、炭素及びフッ素を含む第2膜を形成する工程と、
(c)貴ガスを含む第2処理ガスから生成される第2プラズマにより前記側壁をエッチングする工程であり、前記底部及び前記マスク上に前記第2膜が残った状態でエッチングを停止する、工程と、
を含む、基板処理方法。
【請求項2】
(d)前記(c)の後、前記(b)及び前記(c)を繰り返す工程を更に含む、請求項1に記載の基板処理方法。
【請求項3】
前記第2処理ガスは酸素含有ガスを更に含む、請求項1又は2に記載の基板処理方法。
【請求項4】
(e)前記(c)の後、前記第2処理ガスとは異なる第3処理ガスから生成される第3プラズマにより、前記第2膜を除去する工程を更に含む、請求項1又は2に記載の基板処理方法。
【請求項5】
前記(b)及び前記(c)のうち少なくとも1つにおいて、前記基板を支持する基板支持部にバイアス電力が印加されない、請求項1又は2に記載の基板処理方法。
【請求項6】
前記マスクは、シリコン酸化物及び金属からなる群から選ばれる少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載の基板処理方法。
【請求項7】
前記第1膜は、シリコン酸化膜及び低誘電体膜からなる群から選ばれる少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載の基板処理方法。
【請求項8】
チャンバと、
前記チャンバ内において基板を支持するための基板支持部であり、前記基板は、第1膜と前記第1膜上に設けられたマスクとを備え、前記第1膜は、底部及び側壁を有する凹部を備える、基板支持部と、
第1処理ガス及び第2処理ガスを前記チャンバ内に供給するように構成されたガス供給部であり、前記第1処理ガスは炭素及びフッ素を含み、前記第2処理ガスは貴ガスを含む、ガス供給部と、
前記チャンバ内で前記第1処理ガス及び前記第2処理ガスから第1プラズマ及び第2プラズマをそれぞれ生成するように構成されたプラズマ生成部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記第1プラズマにより、前記基板上に、炭素及びフッ素を含む第2膜を形成し、
前記第2プラズマにより前記側壁をエッチングし、前記底部及び前記マスク上に前記第2膜が残った状態でエッチングを停止するように、前記ガス供給部及び前記プラズマ生成部を制御するように構成される、基板処理装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の例示的実施形態は、基板処理方法及び基板処理装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、エッチング方法を開示する。この方法では、フルオロカーボンガスを含む処理ガスのプラズマを生成し、基板上にフルオロカーボンを含む堆積物を形成する。その後、酸素含有ガス及び不活性ガスを含む処理ガスのプラズマを生成する。堆積物に含まれるフルオロカーボンのラジカルによって、酸化シリコンから構成された第1領域はエッチングされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016-136606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、凹部の形状を制御できる基板処理方法及び基板処理装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一つの例示的実施形態において、基板処理方法は、(a)基板を提供する工程であり、前記基板は、第1膜と前記第1膜上に設けられたマスクとを備え、前記第1膜は、底部及び側壁を有する凹部を備える、工程と、(b)炭素及びフッ素を含む第1処理ガスから生成される第1プラズマにより、前記基板上に、炭素及びフッ素を含む第2膜を形成する工程と、(c)貴ガスを含む第2処理ガスから生成される第2プラズマにより前記側壁をエッチングする工程であり、前記底部及び前記マスク上に前記第2膜が残った状態でエッチングを停止する、工程と、を含む。
【発明の効果】
【0006】
一つの例示的実施形態によれば、凹部の形状を制御できる基板処理方法及び基板処理装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、一つの例示的実施形態に係る基板処理装置を概略的に示す図である。
図2図2は、一つの例示的実施形態に係る基板処理装置を概略的に示す図である。
図3図3は、一つの例示的実施形態に係る基板処理方法のフローチャートである。
図4図4は、図3の方法が適用され得る一例の基板の断面図である。
図5図5は、一つの例示的実施形態に係る基板処理方法の一工程を示す断面図である。
図6図6は、一つの例示的実施形態に係る基板処理方法の一工程を示す断面図である。
図7図7は、一つの例示的実施形態に係る基板処理方法の一工程を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して種々の例示的実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。
【0009】
図1は、プラズマ処理システムの構成例を説明するための図である。一実施形態において、プラズマ処理システムは、プラズマ処理装置1及び制御部2を含む。プラズマ処理システムは、基板処理システムの一例であり、プラズマ処理装置1は、基板処理装置の一例である。プラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10、基板支持部11及びプラズマ生成部12を含む。プラズマ処理チャンバ10は、プラズマ処理空間を有する。また、プラズマ処理チャンバ10は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間に供給するための少なくとも1つのガス供給口と、プラズマ処理空間からガスを排出するための少なくとも1つのガス排出口とを有する。ガス供給口は、後述するガス供給部20に接続され、ガス排出口は、後述する排気システム40に接続される。基板支持部11は、プラズマ処理空間内に配置され、基板を支持するための基板支持面を有する。
【0010】
プラズマ生成部12は、プラズマ処理空間内に供給された少なくとも1つの処理ガスからプラズマを生成するように構成される。プラズマ処理空間において形成されるプラズマは、容量結合プラズマ(CCP;CapacitivelyCoupled Plasma)、誘導結合プラズマ(ICP;Inductively Coupled Plasma)、ECRプラズマ(Electron-Cyclotron-resonance plasma)、ヘリコン波励起プラズマ(HWP:HeliconWave Plasma)、又は、表面波プラズマ(SWP:Surface Wave Plasma)等であってもよい。また、AC(Alternating Current)プラズマ生成部及びDC(DirectCurrent)プラズマ生成部を含む、種々のタイプのプラズマ生成部が用いられてもよい。一実施形態において、ACプラズマ生成部で用いられるAC信号(AC電力)は、100kHz~10GHzの範囲内の周波数を有する。従って、AC信号は、RF(RadioFrequency)信号及びマイクロ波信号を含む。一実施形態において、RF信号は、100kHz~150MHzの範囲内の周波数を有する。
【0011】
制御部2は、本開示において述べられる種々の工程をプラズマ処理装置1に実行させるコンピュータ実行可能な命令を処理する。制御部2は、ここで述べられる種々の工程を実行するようにプラズマ処理装置1の各要素を制御するように構成され得る。一実施形態において、制御部2の一部又は全てがプラズマ処理装置1に含まれてもよい。制御部2は、処理部2a1、記憶部2a2及び通信インターフェース2a3を含んでもよい。制御部2は、例えばコンピュータ2aにより実現される。処理部2a1は、記憶部2a2からプログラムを読み出し、読み出されたプログラムを実行することにより種々の制御動作を行うように構成され得る。このプログラムは、予め記憶部2a2に格納されていてもよく、必要なときに、媒体を介して取得されてもよい。取得されたプログラムは、記憶部2a2に格納され、処理部2a1によって記憶部2a2から読み出されて実行される。媒体は、コンピュータ2aに読み取り可能な種々の記憶媒体であってもよく、通信インターフェース2a3に接続されている通信回線であってもよい。処理部2a1は、CPU(Central Processing Unit)であってもよい。記憶部2a2は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。通信インターフェース2a3は、LAN(Local Area Network)等の通信回線を介してプラズマ処理装置1との間で通信してもよい。
【0012】
以下に、プラズマ処理装置1の一例としての容量結合型のプラズマ処理装置の構成例について説明する。図2は、容量結合型のプラズマ処理装置の構成例を説明するための図である。
【0013】
容量結合型のプラズマ処理装置1は、プラズマ処理チャンバ10、ガス供給部20、電源30及び排気システム40を含む。また、プラズマ処理装置1は、基板支持部11及びガス導入部を含む。ガス導入部は、少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理チャンバ10内に導入するように構成される。ガス導入部は、シャワーヘッド13を含む。基板支持部11は、プラズマ処理チャンバ10内に配置される。シャワーヘッド13は、基板支持部11の上方に配置される。一実施形態において、シャワーヘッド13は、プラズマ処理チャンバ10の天部(ceiling)の少なくとも一部を構成する。プラズマ処理チャンバ10は、シャワーヘッド13、プラズマ処理チャンバ10の側壁10a及び基板支持部11により規定されたプラズマ処理空間10sを有する。プラズマ処理チャンバ10は接地される。シャワーヘッド13及び基板支持部11は、プラズマ処理チャンバ10の筐体とは電気的に絶縁される。
【0014】
基板支持部11は、本体部111及びリングアセンブリ112を含む。本体部111は、基板Wを支持するための中央領域111aと、リングアセンブリ112を支持するための環状領域111bとを有する。ウェハは基板Wの一例である。本体部111の環状領域111bは、平面視で本体部111の中央領域111aを囲んでいる。基板Wは、本体部111の中央領域111a上に配置され、リングアセンブリ112は、本体部111の中央領域111a上の基板Wを囲むように本体部111の環状領域111b上に配置される。従って、中央領域111aは、基板Wを支持するための基板支持面とも呼ばれ、環状領域111bは、リングアセンブリ112を支持するためのリング支持面とも呼ばれる。
【0015】
一実施形態において、本体部111は、基台1110及び静電チャック1111を含む。基台1110は、導電性部材を含む。基台1110の導電性部材は下部電極として機能し得る。静電チャック1111は、基台1110の上に配置される。静電チャック1111は、セラミック部材1111aとセラミック部材1111a内に配置される静電電極1111bとを含む。セラミック部材1111aは、中央領域111aを有する。一実施形態において、セラミック部材1111aは、環状領域111bも有する。なお、環状静電チャックや環状絶縁部材のような、静電チャック1111を囲む他の部材が環状領域111bを有してもよい。この場合、リングアセンブリ112は、環状静電チャック又は環状絶縁部材の上に配置されてもよく、静電チャック1111と環状絶縁部材の両方の上に配置されてもよい。また、後述するRF電源31及び/又はDC電源32に結合される少なくとも1つのRF/DC電極がセラミック部材1111a内に配置されてもよい。この場合、少なくとも1つのRF/DC電極が下部電極として機能する。後述するバイアスRF信号及び/又はDC信号が少なくとも1つのRF/DC電極に供給される場合、RF/DC電極はバイアス電極とも呼ばれる。なお、基台1110の導電性部材と少なくとも1つのRF/DC電極とが複数の下部電極として機能してもよい。また、静電電極1111bが下部電極として機能してもよい。従って、基板支持部11は、少なくとも1つの下部電極を含む。
【0016】
リングアセンブリ112は、1又は複数の環状部材を含む。一実施形態において、1又は複数の環状部材は、1又は複数のエッジリングと少なくとも1つのカバーリングとを含む。エッジリングは、導電性材料又は絶縁材料で形成され、カバーリングは、絶縁材料で形成される。
【0017】
また、基板支持部11は、静電チャック1111、リングアセンブリ112及び基板のうち少なくとも1つをターゲット温度に調節するように構成される温調モジュールを含んでもよい。温調モジュールは、ヒータ、伝熱媒体、流路1110a、又はこれらの組み合わせを含んでもよい。流路1110aには、ブラインやガスのような伝熱流体が流れる。一実施形態において、流路1110aが基台1110内に形成され、1又は複数のヒータが静電チャック1111のセラミック部材1111a内に配置される。また、基板支持部11は、基板Wの裏面と中央領域111aとの間の間隙に伝熱ガスを供給するように構成された伝熱ガス供給部を含んでもよい。
【0018】
シャワーヘッド13は、ガス供給部20からの少なくとも1つの処理ガスをプラズマ処理空間10s内に導入するように構成される。シャワーヘッド13は、少なくとも1つのガス供給口13a、少なくとも1つのガス拡散室13b、及び複数のガス導入口13cを有する。ガス供給口13aに供給された処理ガスは、ガス拡散室13bを通過して複数のガス導入口13cからプラズマ処理空間10s内に導入される。また、シャワーヘッド13は、少なくとも1つの上部電極を含む。なお、ガス導入部は、シャワーヘッド13に加えて、側壁10aに形成された1又は複数の開口部に取り付けられる1又は複数のサイドガス注入部(SGI:Side Gas Injector)を含んでもよい。
【0019】
ガス供給部20は、少なくとも1つのガスソース21及び少なくとも1つの流量制御器22を含んでもよい。一実施形態において、ガス供給部20は、少なくとも1つの処理ガスを、それぞれに対応のガスソース21からそれぞれに対応の流量制御器22を介してシャワーヘッド13に供給するように構成される。各流量制御器22は、例えばマスフローコントローラ又は圧力制御式の流量制御器を含んでもよい。さらに、ガス供給部20は、少なくとも1つの処理ガスの流量を変調又はパルス化する少なくとも1つの流量変調デバイスを含んでもよい。
【0020】
電源30は、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介してプラズマ処理チャンバ10に結合されるRF電源31を含む。RF電源31は、少なくとも1つのRF信号(RF電力)を少なくとも1つの下部電極及び/又は少なくとも1つの上部電極に供給するように構成される。これにより、プラズマ処理空間10sに供給された少なくとも1つの処理ガスからプラズマが形成される。従って、RF電源31は、プラズマ生成部12の少なくとも一部として機能し得る。また、バイアスRF信号を少なくとも1つの下部電極に供給することにより、基板Wにバイアス電位が発生し、形成されたプラズマ中のイオン成分を基板Wに引き込むことができる。
【0021】
一実施形態において、RF電源31は、第1のRF生成部31a及び第2のRF生成部31bを含む。第1のRF生成部31aは、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介して少なくとも1つの下部電極及び/又は少なくとも1つの上部電極に結合され、プラズマ生成用のソースRF信号(ソースRF電力)を生成するように構成される。一実施形態において、ソースRF信号は、10MHz~150MHzの範囲内の周波数を有する。一実施形態において、第1のRF生成部31aは、異なる周波数を有する複数のソースRF信号を生成するように構成されてもよい。生成された1又は複数のソースRF信号は、少なくとも1つの下部電極及び/又は少なくとも1つの上部電極に供給される。
【0022】
第2のRF生成部31bは、少なくとも1つのインピーダンス整合回路を介して少なくとも1つの下部電極に結合され、バイアスRF信号(バイアスRF電力)を生成するように構成される。バイアスRF信号の周波数は、ソースRF信号の周波数と同じであっても異なっていてもよい。一実施形態において、バイアスRF信号は、ソースRF信号の周波数よりも低い周波数を有する。一実施形態において、バイアスRF信号は、100kHz~60MHzの範囲内の周波数を有する。一実施形態において、第2のRF生成部31bは、異なる周波数を有する複数のバイアスRF信号を生成するように構成されてもよい。生成された1又は複数のバイアスRF信号は、少なくとも1つの下部電極に供給される。また、種々の実施形態において、ソースRF信号及びバイアスRF信号のうち少なくとも1つがパルス化されてもよい。
【0023】
また、電源30は、プラズマ処理チャンバ10に結合されるDC電源32を含んでもよい。DC電源32は、第1のDC生成部32a及び第2のDC生成部32bを含む。一実施形態において、第1のDC生成部32aは、少なくとも1つの下部電極に接続され、第1のDC信号を生成するように構成される。生成された第1のDC信号は、少なくとも1つの下部電極に印加される。一実施形態において、第2のDC生成部32bは、少なくとも1つの上部電極に接続され、第2のDC信号を生成するように構成される。生成された第2のDC信号は、少なくとも1つの上部電極に印加される。
【0024】
種々の実施形態において、第1及び第2のDC信号がパルス化されてもよい。この場合、電圧パルスのシーケンスが少なくとも1つの下部電極及び/又は少なくとも1つの上部電極に印加される。電圧パルスは、矩形、台形、三角形又はこれらの組み合わせのパルス波形を有してもよい。一実施形態において、DC信号から電圧パルスのシーケンスを生成するための波形生成部が第1のDC生成部32aと少なくとも1つの下部電極との間に接続される。従って、第1のDC生成部32a及び波形生成部は、電圧パルス生成部を構成する。第2のDC生成部32b及び波形生成部が電圧パルス生成部を構成する場合、電圧パルス生成部は、少なくとも1つの上部電極に接続される。電圧パルスは、正の極性を有してもよく、負の極性を有してもよい。また、電圧パルスのシーケンスは、1周期内に1又は複数の正極性電圧パルスと1又は複数の負極性電圧パルスとを含んでもよい。なお、第1及び第2のDC生成部32a,32bは、RF電源31に加えて設けられてもよく、第1のDC生成部32aが第2のRF生成部31bに代えて設けられてもよい。
【0025】
排気システム40は、例えばプラズマ処理チャンバ10の底部に設けられたガス排出口10eに接続され得る。排気システム40は、圧力調整弁及び真空ポンプを含んでもよい。圧力調整弁によって、プラズマ処理空間10s内の圧力が調整される。真空ポンプは、ターボ分子ポンプ、ドライポンプ又はこれらの組み合わせを含んでもよい。
【0026】
図3は、一つの例示的実施形態に係る基板処理方法のフローチャートである。図3に示される基板処理方法MT1(以下、「方法MT1」という)は、上記実施形態のプラズマ処理装置1により実行され得る。方法MT1は、基板Wに適用され得る。
【0027】
図4は、図3の方法が適用され得る一例の基板の断面図である。図4に示されるように、一実施形態において、基板Wは、第1膜F1と、第1膜F1上に設けられたマスクMKとを備える。基板Wは、下地領域URを更に備えてもよい。第1膜F1は、下地領域UR上に設けられてもよい。
【0028】
第1膜F1は、マスクMKの材料とは異なる材料を含んでもよい。第1膜F1は、シリコン酸化膜及び低誘電体膜からなる群から選ばれる少なくとも1つを含んでもよい。低誘電体膜は、low-k膜であってもよい。低誘電体膜は、3.8以下の比誘電率を有してもよい。低誘電体膜は、SiOCH膜であってもよい。
【0029】
第1膜F1は、底部RSb及び側壁RSaを有する凹部RSを備える。凹部RSは、ホールパターンを有してもよいし、ラインパターンを有してもよい。凹部RSの深さDPは、100nm以下であってもよく、50nm以下であってもよい。底部RSbは、第1膜F1の上面と下面との間に位置してもよい。凹部RSは、第1膜F1を貫通しなくてもよい。側壁RSaは、基板Wの主面に直交する方向(第1膜F1の厚さ方向)に対して傾斜した方向に延在してもよい。凹部RSは、凹部RSの上端から底部RSbに向かうに連れて寸法(CD:Critical Dimension)が小さくなるテーパー形状を有してもよい。凹部RSの寸法は、基板Wの主面に沿った方向における長さである。
【0030】
マスクMKは、凹部RSに対応する開口OPを有してもよい。マスクMKは、シリコン酸化物及び金属からなる群から選ばれる少なくとも1つを含んでもよい。金属の例は、チタン(Ti)及びタングステン(W)を含む。
【0031】
下地領域URは、基板本体と、基板本体と第1膜F1との間に配置されたエッチングストップ層とを含んでもよい。
【0032】
以下、方法MT1について、方法MT1が上記実施形態のプラズマ処理装置1を用いて基板Wに適用される場合を例にとって、図3図7を参照しながら説明する。図4図7のそれぞれは、一つの例示的実施形態に係る基板処理方法の一工程を示す断面図である。プラズマ処理装置1が用いられる場合には、制御部2によるプラズマ処理装置1の各部の制御により、プラズマ処理装置1において方法MT1が実行され得る。方法MT1では、図2に示されるように、プラズマ処理チャンバ10内に配置された基板支持部11上の基板Wを処理する。
【0033】
図3に示されるように、方法MT1は、工程ST1~工程ST5を含み得る。工程ST1~工程ST5は順に実行され得る。工程ST1~工程ST5はin-situで行われてもよい。方法MT1は、工程ST4を含まなくてもよい。方法MT1は、工程ST5を含まなくてもよい。
【0034】
(工程ST1)
工程ST1では、図4に示される基板Wを提供する。基板Wは、プラズマ処理チャンバ10内において基板支持部11により支持され得る。基板Wの凹部RSは、エッチングにより形成されてもよい。エッチングは、プラズマ処理チャンバ10内において行われてもよいし、プラズマ処理チャンバ10とは異なるチャンバにおいて行われてもよい。凹部RSの側壁RSaは、基板Wの主面に沿った方向に対して角度θで傾斜した方向に延在してもよい。
【0035】
(工程ST2)
工程ST2では、図5に示されるように、第1処理ガスから生成される第1プラズマPL1により、基板W上に第2膜F2を形成する。第2膜F2は、凹部RSの底部RSb及び側壁RSa上に形成されてもよい。第2膜F2は、マスクMK上に設けられてもよい。第2膜F2は、マスクMKの上面上に設けられてもよいし、マスクMKの開口OPを画定する側壁上に設けられてもよい。第2膜F2は基板Wの主面全体を覆ってもよい。
【0036】
第1処理ガスは炭素及びフッ素を含む。第1処理ガスは、フルオロカーボンガス及びハイドロフルオロカーボンガスからなる群から選ばれる少なくとも1つを含んでもよい。フルオロカーボンガスの例は、CFガス、Cガス、Cガス、Cガス及びCガスを含む。ハイドロフルオロカーボンガスの例は、CHガス、CHFガス及びCHFガスを含む。第1処理ガスは、酸素含有ガスを更に含んでもよい。酸素含有ガスの例は酸素ガスを含む。第1処理ガスは、貴ガスを更に含んでもよい。貴ガスの例はアルゴンガスを含む。
【0037】
第2膜F2は炭素及びフッ素を含む。第2膜F2は、炭素及びフッ素を含むポリマーを含んでもよい。第2膜F2は、底部RSb上において第1厚さを有し、側壁RSa上において第2厚さを有してもよい。第2厚さは第1厚さより小さくてもよい。第2膜F2は、マスクMKの上面上において第3厚さを有してもよい。第2厚さは第3厚さより小さくてもよい。
【0038】
工程ST2において、基板Wを支持する基板支持部11にバイアス電力が印加されなくてもよい。基板支持部11にバイアス電力が印加されてもよい。バイアス電力は70W以下であってもよい。
【0039】
工程ST2において、基板支持部11の温度は、20~60℃であってもよい。基板の温度は、20~60℃であってもよい。
【0040】
工程ST2において、プラズマ処理チャンバ10中の圧力は、1.3~3.3Pa(10~25mTorr)であってもよい。
【0041】
(工程ST3)
工程ST3では、図6に示されるように、第2処理ガスから生成される第2プラズマPL2により側壁RSaをエッチングする。エッチングは、底部RSb及びマスクMK上に第2膜F2が残った状態で停止される。工程ST3において、底部RSb及びマスクMKはエッチングされ難い。側壁RSa上に第2膜F2は残っていなくてもよい。
【0042】
第2処理ガスは貴ガスを含む。貴ガスの例はアルゴンガスを含む。第2処理ガスは酸素含有ガスを更に含んでもよい。酸素含有ガスの例は酸素ガスを含む。
【0043】
工程ST3において、基板Wを支持する基板支持部11にバイアス電力が印加されなくてもよい。これにより、バイアス電力に起因する異方エッチングが行われなくなる。その結果、ラジカルによる横方向(基板Wの主面に沿った方向)へのエッチングが支配的になる。基板支持部11にバイアス電力が印加されてもよい。工程ST3におけるバイアス電力の例は、工程ST2におけるバイアス電力の例と同じであってもよい。
【0044】
工程ST3における基板支持部11の温度の例は、工程ST2における基板支持部11の温度の例と同じであってもよい。
【0045】
工程ST3におけるプラズマ処理チャンバ10中の圧力の例は、工程ST2におけるプラズマ処理チャンバ10中の圧力の例と同じであってもよい。
【0046】
例えば工程ST3の時間を短くすることにより、第2膜F2を底部RSb及びマスクMK上に残すことができる。あるいは、例えば第2処理ガスに含まれる酸素含有ガスの流量を少なくすることにより、第2膜F2を底部RSb及びマスクMK上に残すことができる。あるいは、例えば第2プラズマPL2を生成するための電力を小さくすることにより、第2膜F2を底部RSb及びマスクMK上に残すことができる。
【0047】
工程ST3において、第2プラズマPL2中の化学種が第2膜F2に衝突することにより、第2膜F2からフッ素ラジカルが生成される。フッ素ラジカルは、等方エッチングを促進するので、側壁RSaのエッチングが進む。
【0048】
(工程ST4)
工程ST4では、工程ST2及び工程ST3を繰り返す。工程ST2及び工程ST3のそれぞれの実施回数が閾値に到達した場合に工程ST4を終了してもよい。
【0049】
(工程ST5)
工程ST5では、図7に示されるように、第3処理ガスから生成される第3プラズマPL3により、第2膜F2を除去する。凹部RSは、底部RSbにおいて第1寸法BCDを有し、上端において第2寸法TCDを有する。第1寸法BCDは、第2寸法TCD以下であってもよい。第2寸法TCDは、50nm以下であってもよいし、30nm以下であってもよい。側壁RSaは、基板Wの主面に沿った方向に対して角度θで傾斜した方向に延在してもよい。図7の角度θは、図4の角度θより大きくてもよいし、図4の角度θより90°に近くてもよい。角度θは、80°以上であってもよく、90°以下であってもよい。
【0050】
第3処理ガスは第2処理ガスとは異なる。第3処理ガスは窒素含有ガスを含んでもよい。窒素含有ガスの例は窒素ガスを含む。第3処理ガスは水素含有ガスを更に含んでもよい。水素含有ガスの例は水素ガスを含む。
【0051】
工程ST5の後、凹部RS及び開口OP内に金属部材を埋め込んでもよい。
【0052】
上記方法MT1によれば、工程ST3において凹部RSの形状を制御できる。工程ST3において、側壁RSaのエッチングが進む一方、マスクMK及び凹部RSの底部RSbのエッチングが抑制される。その結果、凹部RSの底部RSbにおける寸法を大きくできる。さらに、マスクMKの残り厚さも大きくできる。
【0053】
工程ST2及び工程ST3を繰り返す場合、側壁RSaのエッチング量を大きくできる。
【0054】
第2処理ガスが酸素含有ガスを含む場合、工程ST3における側壁RSaのエッチングレートを大きくできる。
【0055】
以下、方法MT1の評価のために行った種々の実験について説明する。以下に説明する実験は、本開示を限定するものではない。
【0056】
(第1実験)
第1実験では、図4に示される基板Wを準備した。基板Wの第1膜F1はSiOCH膜である。マスクMKはシリコン酸化膜である。その後、プラズマ処理装置1を用いて基板Wに対して工程ST1~工程ST5を実施した。
【0057】
工程ST2では、プラズマ処理チャンバ10において、フルオロカーボンガスを含む第1処理ガスから第1プラズマPL1を生成し、第1プラズマPL1に基板Wを晒した。
【0058】
工程ST3では、プラズマ処理チャンバ10において、アルゴンガス及び酸素ガスを含む第2処理ガスから第2プラズマPL2を生成し、第2プラズマPL2に基板Wを晒した。工程ST3の時間は8秒であった。工程ST3の終了時にエッチングが停止された。工程ST3の時間は、エッチングの停止時に、凹部RSの底部RSb及びマスクMK上に第2膜F2が残るように予め算出された。
【0059】
工程ST4では、工程ST2及び工程ST3のそれぞれの実施回数が5回となるように工程ST2及び工程ST3を繰り返した。
【0060】
工程ST5では、プラズマ処理チャンバ10において、窒素ガスを含む第3処理ガスから第3プラズマPL3を生成し、第3プラズマPL3に基板Wを晒した。
【0061】
(第2実験)
工程ST3の時間を6秒としたこと以外は第1実験と同様にして第2実験を行った。
【0062】
(第3実験)
工程ST3の時間を4秒としたこと以外は第1実験と同様にして第3実験を行った。
【0063】
(第4実験)
工程ST3の時間を10秒としたこと以外は第1実験と同様にして第4実験を行った。
【0064】
(実験結果)
第1実験~第4実験について、基板Wの断面のTEM画像を観察した。TEM画像から、マスクMKの残り厚さ、凹部RSの底部RSbにおける第1寸法BCD及び凹部RSの深さDPを測定した。
【0065】
第1実験において、マスクMKの残り厚さは1.2nmであった。第2実験において、マスクMKの残り厚さは5.3nmであった。第3実験において、マスクMKの残り厚さは5.4nmであった。一方、第4実験において、マスクMKの残り厚さは0nmであった。よって、第1実験~第3実験におけるマスクMKの残り厚さは、第4実験におけるマスクMKの残り厚さより大きいことが分かる。これは、第1実験~第3実験において、マスクMKがエッチングされ難いことを示す。
【0066】
第1実験において、第1寸法BCDは16.1nmであった。第2実験において、第1寸法BCDは15.8nmであった。第3実験において、第1寸法BCDは16.1nmであった。一方、第4実験において、第1寸法BCDは13.1nmであった。よって、第1実験~第3実験における第1寸法BCDは、第4実験における第1寸法BCDより大きいことが分かる。これは、第1実験~第3実験において、凹部RSの底部RSb近傍において側壁RSaがエッチングされ易いことを示す。
【0067】
第1実験において、凹部RSの深さDPは41.4nmであった。第2実験において、凹部RSの深さDPは40.0nmであった。第3実験において、凹部RSの深さDPは39.0nmであった。一方、第4実験において、凹部RSの深さDPは48.5nmであった。よって、第1実験~第3実験における凹部RSの深さDPは、第4実験における凹部RSの深さDPより小さいことが分かる。これは、第1実験~第3実験において、凹部RSの底部RSbがエッチングされ難いことを示す。
【0068】
第1実験において、基板Wの主面に沿った方向に対する側壁RSaの角度θは84.1°であった。第2実験において、角度θは85.2°であった。第3実験において、角度θは85.0°であった。一方、第4実験において、角度θは82.3°であった。よって、第1実験~第3実験における角度θは、第4実験における角度θより大きいことが分かる。これは、第1実験~第3実験において、凹部RSの底部RSbの形状が制御できることを示す。
【0069】
以上、種々の例示的実施形態について説明してきたが、上述した例示的実施形態に限定されることなく、様々な追加、省略、置換、及び変更がなされてもよい。また、異なる実施形態における要素を組み合わせて他の実施形態を形成することが可能である。
【0070】
ここで、本開示に含まれる種々の例示的実施形態を、以下の[E1]~[E8]に記載する。
【0071】
[E1]
(a)基板を提供する工程であり、前記基板は、第1膜と前記第1膜上に設けられたマスクとを備え、前記第1膜は、底部及び側壁を有する凹部を備える、工程と、
(b)炭素及びフッ素を含む第1処理ガスから生成される第1プラズマにより、前記基板上に、炭素及びフッ素を含む第2膜を形成する工程と、
(c)貴ガスを含む第2処理ガスから生成される第2プラズマにより前記側壁をエッチングする工程であり、前記底部及び前記マスク上に前記第2膜が残った状態でエッチングを停止する、工程と、
を含む、基板処理方法。
【0072】
上記方法[E1]によれば、(c)において凹部の形状を制御できる。
【0073】
[E2]
(d)前記(c)の後、前記(b)及び前記(c)を繰り返す工程を更に含む、[E1]に記載の基板処理方法。
【0074】
この場合、側壁のエッチング量を大きくできる。
【0075】
[E3]
前記第2処理ガスは酸素含有ガスを更に含む、[E1]又は[E2]に記載の基板処理方法。
【0076】
この場合、(c)における側壁のエッチングレートを大きくできる。
【0077】
[E4]
(e)前記(c)の後、前記第2処理ガスとは異なる第3処理ガスから生成される第3プラズマにより、前記第2膜を除去する工程を更に含む、[E1]~[E3]のいずれか一項に記載の基板処理方法。
【0078】
[E5]
前記(b)及び前記(c)のうち少なくとも1つにおいて、前記基板を支持する基板支持部にバイアス電力が印加されない、[E1]~[E4]のいずれか一項に記載の基板処理方法。
【0079】
[E6]
前記マスクは、シリコン酸化物及び金属からなる群から選ばれる少なくとも1つを含む、[E1]~[E5]のいずれか一項に記載の基板処理方法。
【0080】
[E7]
前記第1膜は、シリコン酸化膜及び低誘電体膜からなる群から選ばれる少なくとも1つを含む、[E1]~[E6]のいずれか一項に記載の基板処理方法。
【0081】
[E8]
チャンバと、
前記チャンバ内において基板を支持するための基板支持部であり、前記基板は、第1膜と前記第1膜上に設けられたマスクとを備え、前記第1膜は、底部及び側壁を有する凹部を備える、基板支持部と、
第1処理ガス及び第2処理ガスを前記チャンバ内に供給するように構成されたガス供給部であり、前記第1処理ガスは炭素及びフッ素を含み、前記第2処理ガスは貴ガスを含む、ガス供給部と、
前記チャンバ内で前記第1処理ガス及び前記第2処理ガスから第1プラズマ及び第2プラズマをそれぞれ生成するように構成されたプラズマ生成部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記第1プラズマにより、前記基板上に、炭素及びフッ素を含む第2膜を形成し、
前記第2プラズマにより前記側壁をエッチングし、前記底部及び前記マスク上に前記第2膜が残った状態でエッチングを停止するように、前記ガス供給部及び前記プラズマ生成部を制御するように構成される、基板処理装置。
【0082】
以上の説明から、本開示の種々の実施形態は、説明の目的で本明細書で説明されており、本開示の範囲及び主旨から逸脱することなく種々の変更をなし得ることが、理解されるであろう。したがって、本明細書に開示した種々の実施形態は限定することを意図しておらず、真の範囲と主旨は、添付の特許請求の範囲によって示される。
【符号の説明】
【0083】
1…プラズマ処理装置、2…制御部、10…プラズマ処理チャンバ、11…基板支持部、12…プラズマ生成部、20…ガス供給部、F1…第1膜、MK…マスク、PL1…第1プラズマ、PL2…第2プラズマ、RS…凹部、RSa…側壁、RSb…底部、W…基板。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7