(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025011767
(43)【公開日】2025-01-24
(54)【発明の名称】文書作成支援装置、文書作成支援方法、及び文書作成支援プログラム
(51)【国際特許分類】
G16H 15/00 20180101AFI20250117BHJP
【FI】
G16H15/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】25
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023114075
(22)【出願日】2023-07-11
(71)【出願人】
【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】三沢 翔太郎
(72)【発明者】
【氏名】北村 暢也
(72)【発明者】
【氏名】杉山 幸恵
(72)【発明者】
【氏名】佐藤 博紀
(72)【発明者】
【氏名】鑓水 大和
(72)【発明者】
【氏名】小野田 浩平
【テーマコード(参考)】
5L099
【Fターム(参考)】
5L099AA01
(57)【要約】
【課題】複数の作成済み文書を用いた新規文書の作成を効果的に支援することができる文書作成支援装置、文書作成支援方法、及び文書作成支援プログラムを得る。
【解決手段】文書作成支援装置は、新規文書を作成するための新規文書作成画面と、新規文書の作成に用いられる作成済み文書を表示する作成済み文書表示画面と、を表示させ、前記作成済み文書表示画面に複数の前記作成済み文書を表示させる場合、前記作成済み文書に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示する。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つのプロセッサを備える文書作成支援装置であって、
前記プロセッサは、
新規文書を作成するための新規文書作成画面と、新規文書の作成に用いられる作成済み文書を表示する作成済み文書表示画面と、を表示させ、
前記作成済み文書表示画面に複数の前記作成済み文書を表示させる場合、前記作成済み文書に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示する
文書作成支援装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記複数の作成済み文書の各々を複数の部分文書に分割し、
前記部分文書毎に他の部分文書と重複するか否かを判定し、
重複すると判定された部分文書について、前記複数の作成済み文書の表示順に応じて、後に表示する部分文書を先に表示される部分文書に対して非強調表示する
請求項1に記載の文書作成支援装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
一定の文字数以下の前記部分文書は、重複判定の対象外とする
請求項2に記載の文書作成支援装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記作成済み文書の分量に占める前記重複部分の分量の割合が閾値以下の場合、その作成済み文書に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示しない
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の文書作成支援装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記作成済み文書の分量に占める前記重複部分の分量の割合が閾値以上の場合、その作成済み文書に含まれる重複部分の少なくとも一部を非表示とする
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の文書作成支援装置。
【請求項6】
前記複数の作成済み文書の各々には、第1の重要度が対応付けられており、
前記プロセッサは、
前記作成済み文書表示画面に前記複数の作成済み文書を表示させる場合、前記第1の重要度が相対的に高い前記作成済み文書を、前記第1の重要度が相対的に低い前記作成済み文書に対して強調表示する
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の文書作成支援装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、
前記第1の重要度が相対的に高い前記作成済み文書に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示する
請求項6に記載の文書作成支援装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記第1の重要度が相対的に高い前記作成済み文書に含まれる重複部分については非重複部分に対して非強調表示しない
請求項6に記載の文書作成支援装置。
【請求項9】
前記複数の部分文書の各々には、第2の重要度が対応付けられており、
前記プロセッサは、
前記作成済み文書表示画面に前記複数の作成済み文書を表示させる場合、前記第2の重要度が相対的に高い前記部分文書を、前記第2の重要度が相対的に低い前記部分文書に対して強調表示する
請求項2又は請求項3に記載の文書作成支援装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、
前記第2の重要度が相対的に高い前記部分文書について、重複すると判定された前記部分文書を、重複しないと判定された前記部分文書に対して非強調表示する
請求項9に記載の文書作成支援装置。
【請求項11】
前記プロセッサは、
前記第2の重要度が相対的に高い前記部分文書であって、重複すると判定された前記部分文書については、重複しないと判定された前記部分文書に対して非強調表示しない
請求項9に記載の文書作成支援装置。
【請求項12】
前記プロセッサは、
前記作成済み文書間の一致度が閾値以上の場合に、一致度の導出に用いた作成済み文書が重複部分を含むと判定する
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の文書作成支援装置。
【請求項13】
前記プロセッサは、
前記作成済み文書間の一致度が閾値以上の場合で、かつ前記作成済み文書間で特定のキーワード又は数値情報が異なる場合、一致度の導出に用いた作成済み文書が重複部分を含まないと判定する
請求項12に記載の文書作成支援装置。
【請求項14】
前記プロセッサは、
前記作成済み文書間の一致度を導出する際に特定のキーワードに重みづけを行う
請求項12に記載の文書作成支援装置。
【請求項15】
前記プロセッサは、
前記作成済み文書表示画面に複数の前記作成済み文書を表示させる場合、前記作成済み文書に含まれる全ての部分文書が重複する前記作成済み文書の少なくとも一部については非表示とする
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の文書作成支援装置。
【請求項16】
前記プロセッサは、
前記作成済み文書表示画面内の前記作成済み文書の選択を受け付け、
選択された前記作成済み文書の少なくとも一部を前記新規文書作成画面に転記する
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の文書作成支援装置。
【請求項17】
前記プロセッサは、
選択された前記作成済み文書に重複部分が含まれる場合、選択された前記作成済み文書のうち前記重複部分を除いた部分を前記新規文書作成画面に転記する
請求項16に記載の文書作成支援装置。
【請求項18】
前記プロセッサは、
前記作成済み文書表示画面内の複数の前記作成済み文書の選択を受け付け、
選択された前記複数の作成済み文書の各々に同一の重複部分が含まれる場合、選択された前記作成済み文書のうち1つの前記同一の重複部分以外の前記同一の重複部分を除いた部分を前記新規文書作成画面に転記する
請求項16に記載の文書作成支援装置。
【請求項19】
前記プロセッサは、
同一の重複部分をユーザが追跡する操作が可能な状態で前記同一の重複部分が含まれる前記作成済み文書を表示する
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の文書作成支援装置。
【請求項20】
前記プロセッサは、
同一の重複部分が含まれる前記作成済み文書の一覧を表示する
請求項1から請求項3の何れか1項に記載の文書作成支援装置。
【請求項21】
前記プロセッサは、
重複すると判定した前記部分文書が検査項目又は医療行為名を含む場合、その部分文書について、前記表示順に従って、その検査項目が表す検査又はその医療行為名が表す医療行為の実施回数に相当する順番よりも後の順番に表示する部分文書を先の順番に表示される部分文書に対して非強調表示する
請求項2又は請求項3に記載の文書作成支援装置。
【請求項22】
前記プロセッサは、
重複すると判定した前記部分文書が検査項目又は医療行為名を含む場合、前記新規文書の作成対象の期間として指定された期間をその検査項目が表す検査又はその医療行為名が表す医療行為の実施日を区切りとして複数の期間に分割し、
各期間において、重複すると判定され、かつ検査項目又は医療行為名を含む部分文書について、前記複数の作成済み文書の表示順に応じて、後に表示する部分文書を先に表示される部分文書に対して非強調表示する
請求項2又は請求項3に記載の文書作成支援装置。
【請求項23】
前記プロセッサは、
重複すると判定された部分文書について、重複する部分文書の数に応じて、部分文書の表示態様を異ならせる
請求項2又は請求項3に記載の文書作成支援装置。
【請求項24】
新規文書を作成するための新規文書作成画面と、新規文書の作成に用いられる作成済み文書を表示する作成済み文書表示画面と、を表示させ、
前記作成済み文書表示画面に複数の前記作成済み文書を表示させる場合、前記作成済み文書に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示する
処理を文書作成支援装置が備えるプロセッサが実行する文書作成支援方法。
【請求項25】
新規文書を作成するための新規文書作成画面と、新規文書の作成に用いられる作成済み文書を表示する作成済み文書表示画面と、を表示させ、
前記作成済み文書表示画面に複数の前記作成済み文書を表示させる場合、前記作成済み文書に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示する
処理を文書作成支援装置が備えるプロセッサに実行させるための文書作成支援プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、文書作成支援装置、文書作成支援方法、及び文書作成支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、予め作成された要約文書の作成時に参照された参照文書から予め定められた抽出条件に基づいて記述を抽出し、要約文書から抽出条件に基づいて記述を抽出し、参照文書から抽出された記述と要約文書から抽出された記述との比較に基づいて、抽出条件に付加する条件を学習する技術が開示されている。この技術では、抽出条件と学習された条件とに基づいて、要約の作成対象とする電子文書から要約の作成に利用する記述を抽出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特定の業界において、日々作成する作成済み文書の内容を一定期間経過後に閲覧しながら複数の作成済み文書の内容を利用した新規文書が作成されることがある。例えば、医療業界において、退院時等の特定のタイミングに、日々のカルテ等の複数の作成済み文書を閲覧しながら、複数の作成済み文書の内容をまとめることによって新規文書として要約文書を作成することが行われている。一方で、要約文書の作成のためには、複数の作成済み文書に含まれる多くの情報から新規文書作成に必要な情報を確認する必要があり、要約文書の作成に手間と時間がかかるために、要約文書の作成支援が求められている。
【0005】
本開示は、以上の事情を鑑みてなされたものであり、複数の作成済み文書を用いた新規文書の作成を効果的に支援することができる文書作成支援装置、文書作成支援方法、及び文書作成支援プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の文書作成支援装置は、少なくとも一つのプロセッサを備える文書作成支援装置であって、プロセッサは、新規文書を作成するための新規文書作成画面と、新規文書の作成に用いられる作成済み文書を表示する作成済み文書表示画面と、を表示させ、作成済み文書表示画面に複数の作成済み文書を表示させる場合、作成済み文書に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示する。
【0007】
また、本開示の文書作成支援方法は、新規文書を作成するための新規文書作成画面と、新規文書の作成に用いられる作成済み文書を表示する作成済み文書表示画面と、を表示させ、作成済み文書表示画面に複数の作成済み文書を表示させる場合、作成済み文書に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示する処理を文書作成支援装置が備えるプロセッサが実行するものである。
【0008】
また、本開示の文書作成支援プログラムは、新規文書を作成するための新規文書作成画面と、新規文書の作成に用いられる作成済み文書を表示する作成済み文書表示画面と、を表示させ、作成済み文書表示画面に複数の作成済み文書を表示させる場合、作成済み文書に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示する処理を文書作成支援装置が備えるプロセッサに実行させるためのものである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、複数の作成済み文書を用いた新規文書の作成を効果的に支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
【
図2】ユーザ端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図3】情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【
図5】情報処理装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【
図6】部分文書の重複判定処理を説明するための図である。
【
図7】ユーザ端末の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【
図9】作成済み文書表示画面の一例を示す図である。
【
図10】作成済み文書表示画面の一例を示す図である。
【
図11】作成済み文書表示画面の一例を示す図である。
【
図13】作成済み文書表示画面の一例を示す図である。
【
図14】重複判定処理の一例を示すフローチャートである。
【
図15】表示制御処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面を参照して、本開示の技術を実施するための形態例を詳細に説明する。
【0012】
まず、
図1を参照して、本実施形態に係る情報処理システム10の構成を説明する。
図1に示すように、情報処理システム10は、医師等のユーザが使用するユーザ端末12と、情報処理装置14とを含む。ユーザ端末12の例としては、タブレット型のコンピュータ、及びパーソナルコンピュータ等が挙げられる。情報処理装置14の例としては、サーバコンピュータ、及びクラウドサーバ等が挙げられる。ユーザ端末12及び情報処理装置14は、開示の技術に係る文書作成支援装置の一例である。
【0013】
ユーザ端末12及び情報処理装置14の各々はネットワークに接続され、互いにデータの送受信が可能となっている。
【0014】
次に、
図2を参照して、本実施形態に係るユーザ端末12のハードウェア構成を説明する。
図2に示すように、ユーザ端末12は、CPU(Central Processing Unit)20、メモリ21、ディスプレイ24、入力装置25、及びネットワークI/F(InterFace)26を含む。
【0015】
CPU20は、後述する記憶部22に記憶されるプログラムを実行することにより、各種機能を実現する。CPU20は、開示の技術に係るプロセッサの一例である。
【0016】
メモリ21は、記憶部22及びRAM(Random Access Memory)23を含む。RAM23は、一次記憶用のメモリであり、例えば、SRAM(Static Random Access Memory)又はDRAM(Dynamic Random Access Memory)等のRAMである。
【0017】
記憶部22は、不揮発性のメモリであり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、及びフラッシュメモリ等の少なくとも1つによって実現される。記憶媒体としての記憶部22には、画面表示プログラム30が記憶される。CPU20は、記憶部22から画面表示プログラム30を読み出してからRAM23に展開し、展開した画面表示プログラム30を実行する。
【0018】
画面表示プログラム30は、ネットワークI/F26を介して情報処理装置14から受信したデータに基づいてディスプレイ24に各種画面を表示させるためのプログラムである。画面表示プログラム30は、例えば、ウェブブラウザのプログラム等を含む。
【0019】
ディスプレイ24は、各種画面を表示する装置であり、例えば、液晶ディスプレイ又はEL(Electro Luminescence)ディスプレイである。入力装置25は、ユーザが入力を行うための装置であり、例えば、キーボード、マウス、音声入力用のマイク、接触を含む近接入力用のタッチパッド、及びジェスチャー入力用のカメラの少なくとも何れかである。ネットワークI/F26は、ネットワークに接続するためのインタフェースである。バス27は、CPU20、メモリ21、ディスプレイ24、入力装置25、及びネットワークI/F26を接続する。
【0020】
次に、
図3を参照して、本実施形態に係る情報処理装置14のハードウェア構成を説明する。
図3に示すように、情報処理装置14は、CPU40、メモリ41、ディスプレイ44、入力装置45、及びネットワークI/F46を含む。
【0021】
CPU40は、後述する記憶部42に記憶されるプログラムを実行することにより、各種機能を実現する。CPU40は、開示の技術に係るプロセッサの一例である。
【0022】
メモリ41は、記憶部42及びRAM43を含む。RAM43は、一次記憶用のメモリであり、例えば、SRAM又はDRAM等のRAMである。
【0023】
記憶部42は、不揮発性のメモリであり、例えば、HDD、SSD、及びフラッシュメモリ等の少なくとも1つによって実現される。記憶媒体としての記憶部42には、情報処理プログラム50が記憶される。CPU40は、記憶部42から情報処理プログラム50を読み出してからRAM43に展開し、展開した情報処理プログラム50を実行する。
【0024】
また、記憶部42には、ユーザによって作成された複数の医療文書52が記憶される。医療文書52は、新規文書の作成に用いられる作成済み文書の一例である。本実施形態では、新規文書として、退院サマリ等の要約文書を適用した例を説明する。医療文書52の例としては、電子カルテが挙げられる。医療文書52は、患者毎に作成され、医療文書52の属性情報として患者ID等の患者の識別情報が付加されることによって、どの患者に関するものであるかが識別可能とされる。なお、医療文書52は、文書内の特定の入力欄に患者IDが入力されたり、患者毎のフォルダに格納されたりすることによって、どの患者に関するものであるかが識別可能とされてもよい。同様に、医療文書52は、作成日も識別可能とされる。医療文書52は、電子カルテに限定されず、読影レポート及びレセプトと称される診療報酬明細書等であってもよい。また、作成済み文書は、医療文書52に限定されず、要約文書の作成に用いられる医療文書52以外の文書であってもよい。また、新規文書は、要約文書に限定されず、作成済みの複数の医療文書52を用いて新たに作成される医療文書52であってもよい。また、新規文書は、作成済みの複数の医療文書52を用いて作成される研究日誌等の文書であってもよい。また、本実施形態では、医療文書52が、情報処理装置14の記憶部42に記憶される場合を例に説明するが、開示の技術はこの態様に限定されない。例えば、医療文書52は、別のデータ保存サーバに保存され、ネットワークを介して取得されてもよい。
【0025】
ディスプレイ44は、各種画面を表示する装置であり、例えば、液晶ディスプレイ又はELディスプレイである。入力装置45は、ユーザが入力を行うための装置であり、例えば、キーボード、マウス、音声入力用のマイク、接触を含む近接入力用のタッチパッド、及びジェスチャー入力用のカメラの少なくともいずれかである。ネットワークI/F46は、ネットワークに接続するためのインタフェースである。バス47は、CPU40、メモリ41、ディスプレイ44、入力装置45、及びネットワークI/F46を接続する。
【0026】
ところで、医師等のユーザは、入院患者に関して、日々電子カルテ等の医療文書52を作成し、退院時等の特定のタイミングに、入院期間中に作成した複数の医療文書52をまとめることによって退院サマリと呼ばれる新規文書を作成する。
【0027】
図4に示すように、本実施形態に係る情報処理システム10は、ユーザ端末12のディスプレイ24に、新規文書を作成するための新規文書作成画面100と、新規文書の作成に用いられる作成済み文書の一例としての医療文書52を表示する作成済み文書表示画面102と、を表示させる。これにより、情報処理システム10は、ユーザの新規文書の作成を支援する。
【0028】
次に、
図5を参照して、情報処理装置14の機能的な構成について説明する。
図5に示すように、情報処理装置14は、受付部60、取得部62、分割部64、判定部66、付与部68、及び出力部70を含む。CPU40が情報処理プログラム50を実行することにより、受付部60、取得部62、分割部64、判定部66、付与部68、及び出力部70として機能する。
【0029】
受付部60は、新規文書の作成対象である患者(以下、「対象患者」という)の識別情報及び新規文書の作成対象の期間(以下、「対象期間」という)を受け付ける。対象期間の例としては、患者の1回の入院における入院期間が挙げられる。対象患者の識別情報及び対象期間は、例えば、ユーザ端末12においてユーザにより入力され、ユーザ端末12から情報処理装置14へ送信される。なお、患者の識別情報に対して対象期間が対応付けられて記憶されており、ユーザによる患者の識別情報の入力に応じて、患者に対応する対象期間が導出されても良い。
【0030】
取得部62は、受付部60により受け付けられた対象患者の識別情報及び対象期間を用いて、記憶部42から、対象期間内に対象患者について作成された複数の医療文書52を取得する。
【0031】
分割部64は、取得部62により取得された複数の医療文書52の各々を複数の部分文書に分割する。本実施形態では、分割部64は、1文単位で医療文書52を複数の部分文書に分割する。なお、分割部64による分割単位は、1文単位に限定されず、複数文単位でもよいし、段落単位でもよい。
【0032】
図6に示すように、判定部66は、分割部64により分割された部分文書毎に他の部分文書と重複するか否かを判定する。具体的には、判定部66は、各部分文書を重複判定対象の部分文書として順次選択し、選択した重複判定対象の部分文書と、重複判定対象以外の部分文書とが重複するか否かを判定する。重複判定対象の部分文書と重複判定対象以外の部分文書の組み合わせは、異なる医療文書52に含まれる組み合わせと、同一の医療文書52に含まれる組み合わせとを含む。
【0033】
本実施形態では、判定部66は、2つの部分文書間の一致度を導出し、導出した一致度が閾値以上の場合に、一致度の導出に用いた2つの部分文書が重複部分を含むと判定する。2つの部分文書間での一致度としては、ROUGE(Recall-Oriented Understudy for Gisting Evaluation)等の2つのテキスト間での一致度を評価する評価指標を適用することができる。すなわち、
図6に示す例における「9/19 尿量200m/Hと保たれており、CVP 10mmHg」と「尿量200m/Hと保たれており、CVP 10mmHg」のように、2つの部分文書が完全一致しない場合でも、その2つの部分文書が重複すると判定され得る。この重複判定に用いられる閾値は、ユーザによって調整可能とされてもよい。
【0034】
そして、
図6に示すように、判定部66は、各部分文書に、部分文書を識別する識別情報の一例としての部分文書IDを付与する。この際、判定部66は、重複すると判定した複数の部分文書には、同一の部分文書IDを付与する。
【0035】
なお、例えば、「下図参照」のように比較的短い文は、異なる意味合いであっても同じ文が使用される場合がある。そこで、判定部66は、一定の文字数以下の部分文書は重複判定の対象外としてもよい。
【0036】
また、例えば、2つの部分文書が検査項目及びその検査項目の検査結果の数値を表すものであり、一方の部分文書が「A値が0.2である」であり、かつ他方の部分文書が「A値が0.8である」である場合、この2つの部分文書間の一致度は比較的高い値になる。しかしながら、検査項目を表す部分が一致していても、検査結果を表す数値情報が異なる場合、その2つの部分文書は異なるものであると考えられる。そこで、判定部66は、2つの部分文書間の一致度が閾値以上の場合でも、その2つの部分文書間それぞれに含まれる数値情報が異なる場合、一致度の導出に用いた2つの部分文書が重複部分を含まない、すなわち、非重複であると判定してもよい。
【0037】
同様に、例えば、2つの部分文書が検査項目及びその検査項目の検査結果の評価を表すものであり、一方の部分文書が「A値が高い」であり、かつ他方の部分文書が「A値が低い」である場合、この2つの部分文書間の一致度は比較的高い値になる。しかしながら、検査項目を表す部分が一致していても、検査結果の評価を表すキーワードが異なる場合、その2つの部分文書は異なるものであると考えられる。そこで、判定部66は、2つの部分文書間の一致度が閾値以上の場合でも、その2つの部分文書間それぞれに含まれる特定のキーワードが異なる場合、一致度の導出に用いた2つの部分文書が重複部分を含まない、すなわち、非重複であると判定してもよい。この場合の特定のキーワードとしては、例えば、状態変化又は数値変化を示すキーワード、若しくは、基準値に対する判定結果を示すキーワードであって、「高」と「低」、「上昇」と「下降」、及び「陽性」と「陰性」等が挙げられる。
【0038】
また、判定部66は、2つの部分文書間の一致度を導出する際に特定のキーワードに重みづけを行ってもよい。例えば、判定部66は、一致度として一致する単語数を用いた場合、特定のキーワードに該当する単語は、1ではなく、1.5とカウントすることによって、一致度が高くなるように重みづけを行う。この場合の特定のキーワードの例としては、医療辞書に含まれる疾患名、及び手術等の処置の名称等が挙げられる。
【0039】
付与部68は、取得部62により取得された複数の医療文書52の各々に対して重要度(以下、「第1の重要度」という)を付与する。すなわち、取得部62により取得された複数の医療文書52の各々には、第1の重要度が対応付けられる。付与部68は、第1の重要度として、ユーザにより指定された重要度を付与してもよいし、医療文書52に含まれるキーワード等に応じて重要度を付与してもよい。
【0040】
また、付与部68は、分割部64による分割処理により得られた複数の部分文書の各々に対して重要度(以下、「第2の重要度」という)を付与する。すなわち、分割部64による分割処理により得られた複数の部分文書の各々には、第2の重要度が対応付けられる。付与部68は、第2の重要度として、ユーザにより指定された重要度を付与してもよいし、部分文書に含まれるキーワード等に応じて重要度を付与してもよい。
【0041】
出力部70は、取得部62により取得された複数の医療文書52を、ネットワークI/F46を介してユーザ端末12に対して出力する。この際、出力部70は、医療文書52の付与情報もネットワークI/F46を介してユーザ端末12に対して出力する。この付与情報の例としては、前述した部分文書ID、第1の重要度、及び第2の重要度等が挙げられる。
【0042】
次に、
図7を参照して、ユーザ端末12の機能的な構成について説明する。
図7に示すように、ユーザ端末12は、取得部80、受付部82、及び表示制御部84を含む。CPU20が画面表示プログラム30を実行することにより、取得部80、受付部82、及び表示制御部84として機能する。
【0043】
取得部80は、情報処理装置14から送信された複数の医療文書52を、ネットワークI/F26を介して取得する。
【0044】
受付部82は、入力装置25を介したユーザの各種操作を受け付ける。例えば、受付部82は、ユーザによる作成済み文書表示画面102内の医療文書52の選択を受け付ける。
【0045】
図8に示すように、表示制御部84は、新規文書を作成するための新規文書作成画面100と、新規文書の作成に用いられる医療文書52を表示する作成済み文書表示画面102と、をディスプレイ24に表示させる。新規文書作成画面100は、対象患者の情報の入力欄110、対象患者の入院時と退院時の情報の入力欄112、疾患名等の対象患者の診断結果の入力欄114、及び対象患者の入院経過の入力欄116を含む。
【0046】
作成済み文書表示画面102は、対象期間に関する情報が表示される表示領域120、ユーザが強調表示の設定を行うための情報が表示される表示領域122、及び複数の医療文書52が表示される表示領域124を含む。
【0047】
例えば、表示領域120には、対象期間の日付、在院日数、手術日を起算日とした経過日数、及び対象期間内の各日に作成された医療文書52の数が表示される。
【0048】
例えば、表示領域122には、強調表示を行う医療文書52の第1の重要度を指定するチェックボックス、及び重複文を非強調表示するか否かを指定するチェックボックスが表示される。
図8の例に示すように、ユーザは、重複文のチェックボックスにチェックを入れることによって、重複文を非強調表示することを指定する。
【0049】
表示制御部84は、作成済み文書表示画面102の表示領域124に複数の医療文書52を表示させる場合、医療文書52に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示する。本実施形態に係る重複部分とは、重複すると判定された部分文書を意味し、非重複部分とは重複しないと判定された部分文書を意味する。
【0050】
この場合、
図9に示すように、表示制御部84は、表示領域124において、重複すると判定された部分文書について、複数の医療文書52の表示順に応じて、後に表示する部分文書を先に表示される部分文書に対して非強調表示する。
図9の例では、複数の医療文書52の表示順として、医療文書52の作成日付が新しいほど、医療文書52の表示位置が上になる、という表示順を適用している。すなわち、この表示順は表示位置の順番を意味する。なお、表示順は日付の新しい順に限定されず、例えば、日付の古い順又は第1の重要度が高い順等の他の順番でもよい。従って、重複すると判定された部分文書の組み合わせのうちの1つの部分文書は重複しないと判定された部分文書に対して非強調表示されず、1つの部分文書以外の部分文書は重複しないと判定された部分文書に対して非強調表示される。本実施形態では、表示順が1番目の部分文書が、非強調表示されずに非重複部分と同じ表示態様とされ、表示順が2番目以降の部分文書が非強調表示される。
【0051】
また、
図9の例では、複数の医療文書52が表形式で表示され、表の1行が1つの医療文書52に対応し、重要列が医療文書52に付与された第1の重要度を表し、内容列が、医療文書52の内容を表している。また、
図9の例では、項目列は、医療文書52の分類を表している。分類の例としては、「Subject(主観的情報)」、「Object(客観的情報)」、「Assessment(評価)」、及び「Plan(計画)」が挙げられる。
図9の例では、項目列に該当する分類を表す単語の頭文字が記載されている。また、項目列には、プロブレムリストに対応する「#」も記載される。ここでいうプロブレムには、医師が患者の中に認めた医学的異常事態(病気)、疾患、単なる所見、既往歴、及び社会事象等の少なくとも何れかを含む。
【0052】
図9に示すように、表示順が先である「2022/9/21」に作成された医療文書52に含まれる部分文書の1つである「鎮静継続中。」に対して、表示順が後である「2022/9/20」に作成された医療文書52に含まれる部分文書の1つである「鎮静継続中。」が非強調表示される。
【0053】
ここでいう非強調表示とは、目立たなくさせる表示のことであり、例えば、基準となる表示色(例えば、黒色)に対して目立たない色として設定された表示色(例えば、灰色)で文字を表示させることを意味する。
図9の例では、「2022/9/21」に作成された医療文書52に含まれる「鎮静継続中。」は黒色で表示され、「2022/9/20」に作成された医療文書52に含まれる「鎮静継続中。」は灰色で表示されている。
【0054】
表示制御部84は、複数の医療文書52に含まれる各部分文書が重複する部分文書であるか否かを、各部分文書に付与された部分文書IDが同一であるか否かによって判別することができる。
【0055】
なお、例えば、新規の医療文書52は、直前に作成された医療文書52の内容がコピーされた後に、新しい内容が追記されることによって作成される場合もある。この場合、医療文書52には、比較的多くの重複部分が含まれることになる。これに対し、例えば、医療文書52に含まれる20個の部分文書のうち、1つの部分文書のみが重複すると判定された場合、その1つの部分文書は、偶然一致した可能性が比較的高い。そこで、表示制御部84は、医療文書52の分量に占める、重複すると判定された部分文書の分量の割合が閾値以下の場合、その医療文書52に含まれる、重複すると判定された部分文書を非重複であると判定された部分文書に対して非強調表示しなくてもよい。ここでいう非強調表示しないとは、例えば、重複すると判定された部分文書を非重複であると判定された部分と同じ表示態様で表示することを意味する。
【0056】
また、比較的多くの重複部分が含まれる医療文書52においては、その重複部分の表示がユーザにとって煩わしい場合もある。そこで、表示制御部84は、医療文書52の分量に占める、重複すると判定された部分文書の分量の割合が閾値以上の場合、その医療文書52に含まれる、重複すると判定された部分文書の少なくとも一部を非表示としてもよい。また、例えば、表示制御部84は、医療文書52において、重複すると判定された部分文書が一定数以上連続する場合、連続する部分文書の少なくとも一部を非表示としてもよい。また、例えば、表示制御部84は、医療文書52において、重複すると判定された部分文書の文字数が閾値以上の場合、部分文書の少なくとも一部、例えば、閾値以上の文字を非表示としてもよい。
【0057】
また、表示制御部84は、表示領域124に複数の医療文書52を表示させる場合、医療文書52に含まれる全ての部分文書が重複すると判定された医療文書52の少なくとも一部については非表示としてもよい。この場合、表示制御部84は、全ての部分文書が重複すると判定された医療文書52全体を非表示としてもよいし、医療文書52の冒頭の部分文書もしくは単語を表示し、かつ冒頭の部分文書もしくは単語以外の部分を非表示としてもよい。
【0058】
また、
図9に示すように、表示制御部84は、表示領域124に複数の医療文書52を表示させる場合、第1の重要度が相対的に高い医療文書52を、第1の重要度が相対的に低い医療文書52に対して強調表示してもよい。例えば、表示制御部84は、第1の重要度が閾値以上である医療文書52を、第1の重要度が閾値未満である医療文書52に対して強調表示してもよい。また、例えば、表示制御部84は、第1の重要度が高いものから所定数の医療文書52を、その所定数の医療文書52よりも第1の重要度が低い医療文書52に対して強調表示してもよい。ここでいう強調表示とは、目立たせる表示のことであり、例えば、背景色を基準となる色(例えば、白色)に対して目立つ色として設定された色(例えば、薄い緑色)にすることを意味する。
図9の例では、第1の重要度が「高」、「中」、及び「低」の3段階で表され、第1の重要度が「高」の医療文書52が、第1の重要度が「中」及び「低」の医療文書52に対して強調表示されている。
【0059】
また、
図9に示すように、表示制御部84は、第1の重要度が相対的に高い医療文書52に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示してもよい。
図9の例では、「2022/9/19」における第1の重要度が「高」の医療文書52は、医療文書52が強調表示され、かつ重複すると判定された1行目の部分文書が非強調表示されている。
【0060】
これに対し、表示制御部84は、第1の重要度に基づく強調表示を重複部分の非強調表示に対して優先してもよい。具体的には、表示制御部84は、第1の重要度が相対的に高い医療文書52に含まれる重複部分については非重複部分に対して非強調表示しなくてもよい。
【0061】
また、
図9に示すように、表示制御部84は、表示領域124に複数の医療文書52を表示させる場合、第2の重要度が相対的に高い部分文書を、第2の重要度が相対的に低い部分文書に対して強調表示してもよい。例えば、表示制御部84は、第2の重要度が閾値以上である部分文書を、第2の重要度が閾値未満である部分文書に対して強調表示してもよい。また、例えば、表示制御部84は、第2の重要度が高いものから所定数の部分文書を、その所定数の部分文書よりも第2の重要度が低い部分文書に対して強調表示してもよい。ここでいう強調表示とは、目立たせる表示のことであり、例えば、基準となる表示色(例えば、黒色)に対して目立つ色として設定された表示色(例えば、赤色)で文字を表示させることを意味する。
図9の例では、第2の重要度が「高」及び「低」の2段階で表され、太字で表記された行が第2の重要度が「高」の部分文書であり、細字で表記された行が第2の重要度が「低」の部分文書である。また、
図9において、太字で表記された文字は赤色の文字を意味する。
【0062】
また、表示制御部84は、第2の重要度が相対的に高い部分文書について、重複すると判定された部分文書を、重複しないと判定された部分文書に対して非強調表示してもよい。この場合、第2の重要度に基づく強調表示よりも、重複判定に基づく非強調表示が優先される。
【0063】
また、表示制御部84は、第2の重要度が相対的に高い部分文書であって、重複すると判定された部分文書については、重複しないと判定された部分文書に対して非強調表示しなくてもよい。この場合、重複判定に基づく非強調表示よりも第2の重要度に基づく強調表示が優先される。
【0064】
また、表示制御部84は、強調表示及び非強調表示を、文字の色及び背景色を異ならせることによって実現する以外に、文字のサイズ及び文字の線の太さ等を異ならせることによって実現してもよい。
【0065】
また、表示制御部84は、各部分文書において、第2の重要度及び重複するか否かの組み合わせを識別可能とするために、第2の重要度及び重複するか否かの組み合わせに応じて表示態様を異ならせてもよい。この場合、表示制御部84は、第2の重要度が「高」で、かつ重複しないと判定された部分文書を、赤字で強調表示し、かつ太字で表示してもよい。また、この場合、表示制御部84は、第2の重要度が「高」で、かつ重複すると判定された部分文書を、赤字で強調表示し、かつ細字で非強調表示してもよい。また、この場合、表示制御部84は、第2の重要度が「低」で、かつ重複しないと判定された部分文書を、黒字で表示し、かつ細字で表示してもよい。また、この場合、表示制御部84は、第2の重要度が「低」で、かつ重複すると判定された部分文書を、灰色で非強調表示し、かつ細字で表示してもよい。
【0066】
また、
図10に示すように、表示制御部84は、重複すると判定された部分文書が検査項目又は医療行為名(例えば、手術等の処置の名称)を含む場合、その部分文書について、複数の医療文書52の表示順に従って、その検査項目が表す検査又はその医療行為名が表す医療行為の実施回数に相当する順番よりも後の順番に表示する部分文書を先の順番に表示される部分文書に対して非強調表示してもよい。この場合、例えば、表示制御部84は、患者毎の検査項目と検査の実施日とが対応付けられたデータを参照し、対象患者に対して対象期間に実施された検査の実施回数を導出してもよい。
図10では、「検査A」が対象期間に2回実施され、重複すると判定された「検査A」を含む部分文書が3つであり、表示順が1番目及び2番目の部分文書は非強調表示されず、表示順が3番目以降の部分文書が非強調表示される例を示している。
【0067】
また、
図11に示すように、表示制御部84は、重複すると判定された部分文書が検査項目又は医療行為名を含む場合、対象期間をその検査項目が表す検査又はその医療行為名が表す医療行為の実施日を区切りとして複数の期間に分割してもよい。この場合、表示制御部84は、各期間において、重複すると判定され、かつ検査項目又は医療行為名を含む部分文書について、複数の医療文書52の表示順に応じて、後に表示する部分文書を先に表示される部分文書に対して非強調表示してもよい。
図11では、各期間において、表示順が1番目の部分文書が、非強調表示されずに非重複部分と同じ表示態様とされ、表示順が2番目以降の部分文書が非強調表示される例を示している。
【0068】
また、表示制御部84は、重複すると判定された部分文書について、重複する部分文書の数に応じて、部分文書の表示態様を異ならせてもよい。例えば、表示制御部84は、重複する部分文書の数が閾値未満の部分文書については、表示順が1番目の部分文書を非重複部分と同じ表示態様とし、表示順が2番目以降の部分文書を非重複部分に対して非強調表示してもよい。この場合、表示制御部84は、重複する部分文書の数が閾値以上の部分文書については、表示順が1番目の部分文書を非重複部分に対して強調表示し、表示順が2番目以降の部分文書を非重複部分に対して非強調表示してもよい。
【0069】
また、例えば、表示制御部84は、重複する部分文書の数が閾値未満の部分文書については、表示順が1番目の部分文書を非重複部分に対して強調表示し、表示順が2番目以降の部分文書を非重複部分に対して非強調表示(例えば、灰色の文字色で表示)してもよい。この場合、表示制御部84は、重複する部分文書の数が閾値以上の部分文書については、表示順が2番目以降の部分文書を非重複部分に対して非強調表示し、かつ非強調表示の度合いを重複する部分文書の数が閾値未満の場合と異ならせてもよい。この場合の2番目以降の部分文書は、例えば、灰色の太字で文字が表示される。
【0070】
表示制御部84は、作成済み文書表示画面102において選択された医療文書52の少なくとも一部を新規文書作成画面100に転記する。例えば、表示制御部84は、作成済み文書表示画面102において選択された医療文書52全体を新規文書作成画面100の入力欄116に転記してもよい。
【0071】
また、表示制御部84は、作成済み文書表示画面102において選択された医療文書52に重複部分が含まれる場合、選択された医療文書52のうち重複部分を除いた部分を新規文書作成画面に転記してもよい。
【0072】
図12に示すように、表示制御部84は、作成済み文書表示画面102内の複数の医療文書52が選択され、かつ選択された複数の医療文書52の作成済み文書の各々に同一の重複部分が含まれる場合、以下に示すように転記してもよい。すなわち、この場合、表示制御部84は、選択された複数の医療文書52のうち1つの同一の重複部分以外の同一の重複部分を除いた部分を新規文書作成画面100に転記してもよい。
図12では、重複すると判定された部分文書のうち、表示順が先の部分文書は転記され、表示順が後の部分文書、すなわち、非強調表示された部分文書は転記されない例を示している。この場合の選択された複数の医療文書52は、同時に選択された場合と、順番に選択された場合とを含む。複数の医療文書52が順番に選択された場合は、後に選択された医療文書52に、既に転記済みの医療文書52との重複部分が含まれる場合、後に選択された医療文書52の重複部分以外が転記される。
【0073】
また、
図13に示すように、表示制御部84は、表示領域124に、戻るボタン130及び進むボタン132を表示させることによって、同一の重複部分をユーザが追跡する操作が可能な状態で同一の重複部分が含まれる医療文書52を表示してもよい。例えば、ユーザは、重複すると判定された部分文書のうちの1つをクリック又はドラッグすることによって選択する。また、例えば、ユーザは、キーワード検索によって、そのキーワードを含む、重複すると判定された部分文書のうちの1つを選択する。その後、ユーザが進むボタン132を指定すると、表示制御部84は、選択された部分文書に重複すると判定された部分文書であって、表示順が後の部分文書が選択された状態に表示を更新する。一方、ユーザが戻るボタン130を指定すると、表示制御部84は、選択された部分文書に重複すると判定された部分文書であって、表示順が先の部分文書が選択された状態に表示を更新する。このように、ユーザは、選択した重複部分を追跡することができる。
【0074】
また、表示制御部84は、作成済み文書表示画面102において、同一の重複部分が含まれる医療文書52の一覧を表示してもよい。例えば、表示制御部84は、同一の重複部分が含まれる医療文書52の内容を一覧表示してもよいし、医療文書52のタイトル又は作成日等の属性情報を一覧表示してもよい。また、この場合の一覧はポップアップ表示されてもよい。
【0075】
次に、
図14を参照して、情報処理装置14の作用を説明する。CPU40が情報処理プログラム50を実行することによって、
図14に示す重複判定処理が実行される。
図14に示す重複判定処理は、例えば、ユーザにより実行開始の指示が入力された場合に実行される。
【0076】
図14のステップS10で、受付部60は、対象患者の識別情報及び対象期間を受け付ける。ステップS12で、取得部62は、ステップS10で受け付けられた対象患者の識別情報及び対象期間を用いて、記憶部42から、対象期間内に対象患者について作成された複数の医療文書52を取得する。ステップS14で、分割部64は、前述したように、ステップS12で取得された複数の医療文書52の各々を複数の部分文書に分割する。
【0077】
ステップS16で、判定部66は、前述したように、ステップS14で分割された部分文書毎に他の部分文書と重複するか否かを判定する。ステップS18で、付与部68は、ステップS10で取得された複数の医療文書52の各々に対して第1の重要度を付与する。ステップS20で、付与部68は、ステップS14での分割処理により得られた複数の部分文書の各々に対して第2の重要度を付与する。
【0078】
ステップS22で、出力部70は、ステップS10で取得された複数の医療文書52を、ネットワークI/F46を介してユーザ端末12に対して出力する。この際、出力部70は、医療文書52の付与情報もネットワークI/F46を介してユーザ端末12に対して出力する。ステップS22の処理が終了すると、重複判定処理が終了する。なお、本重複判定処理において、ステップS18及びステップS20の少なくとも一方を実行しなくてもよい。
【0079】
次に、
図15を参照して、ユーザ端末12の作用を説明する。CPU20が画面表示プログラム30を実行することによって、
図15に示す表示制御処理が実行される。
図15に示す表示制御処理は、例えば、上記ステップS22の処理により情報処理装置14から送信された複数の医療文書52をユーザ端末12が受信した場合に実行される。
【0080】
図15のステップS30で、取得部80は、情報処理装置14から送信された複数の医療文書52を、ネットワークI/F26を介して取得する。ステップS32で、表示制御部84は、新規文書を作成するための新規文書作成画面100と、新規文書の作成に用いられる医療文書52を表示する作成済み文書表示画面102と、をディスプレイ24に表示させる。この際、表示制御部84は、前述したように、医療文書52に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示する。
【0081】
ステップS34で、受付部82は、ユーザによる作成済み文書表示画面102内の医療文書52の選択を受け付けるまで待機する。受付部82が、ユーザによる作成済み文書表示画面102内の医療文書52の選択を受け付けると、処理はステップS36に移行する。ステップS36で、表示制御部84は、前述したように、作成済み文書表示画面102において選択された医療文書52の少なくとも一部を新規文書作成画面100に転記する。ステップS36の処理が終了すると、処理はステップS34に戻る。例えば、ユーザが、入力装置25を介して終了操作を行うと表示制御処理が終了する。
【0082】
以上説明したように、本実施形態によれば、複数の作成済み文書を用いた新規文書の作成を効果的に支援することができる。
【0083】
なお、上記実施形態において、情報処理装置14が備える機能部の少なくとも一部をユーザ端末12が備えてもよいし、ユーザ端末12が備える機能部の少なくとも一部を情報処理装置14が備えてもよい。例えば、情報処理装置14で新規文書作成画面100を生成し、ユーザ端末12にストリーミング方式で提供しても良い。また、ユーザ端末12及び情報処理装置14が備える各機能部を1台のコンピュータが備えてもよい。
【0084】
また、上記実施形態では、表示制御部84は、ユーザによる新規文書の作成時に、新規文書作成画面100及び作成済み文書表示画面102を表示させる場合について説明したが、開示の技術はこの態様に限定されない。例えば、表示制御部84は、ユーザによる作成済み文書の参照時に、作成済み文書表示画面102のみを表示させてもよい。
【0085】
また、上記実施形態において、例えば、ユーザ端末12の各機能部及び情報処理装置14の各機能部のような各種の処理を実行する処理部(processing unit)のハードウェア的な構造としては、次に示す各種のプロセッサ(processor)を用いることができる。上記各種のプロセッサには、前述したように、ソフトウェア(プログラム)を実行して各種の処理部として機能する汎用的なプロセッサであるCPUに加えて、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
【0086】
1つの処理部は、これらの各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせや、CPUとFPGAとの組み合わせ)で構成されてもよい。また、複数の処理部を1つのプロセッサで構成してもよい。
【0087】
複数の処理部を1つのプロセッサで構成する例としては、第1に、クライアント及びサーバ等のコンピュータに代表されるように、1つ以上のCPUとソフトウェアの組み合わせで1つのプロセッサを構成し、このプロセッサが複数の処理部として機能する形態がある。第2に、システムオンチップ(System on Chip:SoC)等に代表されるように、複数の処理部を含むシステム全体の機能を1つのIC(Integrated Circuit)チップで実現するプロセッサを使用する形態がある。このように、各種の処理部は、ハードウェア的な構造として、上記各種のプロセッサの1つ以上を用いて構成される。
【0088】
更に、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造としては、より具体的には、半導体素子などの回路素子を組み合わせた電気回路(circuitry)を用いることができる。
【0089】
また、上記各実施形態では、画面表示プログラム30が記憶部22に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。画面表示プログラム30は、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、画面表示プログラム30は、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
【0090】
また、上記実施形態では、情報処理プログラム50が記憶部42に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。情報処理プログラム50は、CD-ROM、DVD-ROM、及びUSBメモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、情報処理プログラム50は、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
【0091】
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
少なくとも一つのプロセッサを備える文書作成支援装置であって、
前記プロセッサは、
新規文書を作成するための新規文書作成画面と、新規文書の作成に用いられる作成済み文書を表示する作成済み文書表示画面と、を表示させ、
前記作成済み文書表示画面に複数の前記作成済み文書を表示させる場合、前記作成済み文書に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示する
文書作成支援装置。
【0092】
(付記2)
前記プロセッサは、
前記複数の作成済み文書の各々を複数の部分文書に分割し、
前記部分文書毎に他の部分文書と重複するか否かを判定し、
重複すると判定された部分文書について、前記複数の作成済み文書の表示順に応じて、後に表示する部分文書を先に表示される部分文書に対して非強調表示する
付記1に記載の文書作成支援装置。
【0093】
(付記3)
前記プロセッサは、
一定の文字数以下の前記部分文書は、重複判定の対象外とする
付記2に記載の文書作成支援装置。
【0094】
(付記4)
前記プロセッサは、
前記作成済み文書の分量に占める前記重複部分の分量の割合が閾値以下の場合、その作成済み文書に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示しない
付記1から付記3の何れか1つに記載の文書作成支援装置。
【0095】
(付記5)
前記プロセッサは、
前記作成済み文書の分量に占める前記重複部分の分量の割合が閾値以上の場合、その作成済み文書に含まれる重複部分の少なくとも一部を非表示とする
付記1から付記3の何れか1つに記載の文書作成支援装置。
【0096】
(付記6)
前記複数の作成済み文書の各々には、第1の重要度が対応付けられており、
前記プロセッサは、
前記作成済み文書表示画面に前記複数の作成済み文書を表示させる場合、前記第1の重要度が相対的に高い前記作成済み文書を、前記第1の重要度が相対的に低い前記作成済み文書に対して強調表示する
付記1から付記5の何れか1つに記載の文書作成支援装置。
【0097】
(付記7)
前記プロセッサは、
前記第1の重要度が相対的に高い前記作成済み文書に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示する
付記6に記載の文書作成支援装置。
【0098】
(付記8)
前記プロセッサは、
前記第1の重要度が相対的に高い前記作成済み文書に含まれる重複部分については非重複部分に対して非強調表示しない
付記6に記載の文書作成支援装置。
【0099】
(付記9)
前記複数の部分文書の各々には、第2の重要度が対応付けられており、
前記プロセッサは、
前記作成済み文書表示画面に前記複数の作成済み文書を表示させる場合、前記第2の重要度が相対的に高い前記部分文書を、前記第2の重要度が相対的に低い前記部分文書に対して強調表示する
付記2又は付記3に記載の文書作成支援装置。
【0100】
(付記10)
前記プロセッサは、
前記第2の重要度が相対的に高い前記部分文書について、重複すると判定された前記部分文書を、重複しないと判定された前記部分文書に対して非強調表示する
付記9に記載の文書作成支援装置。
【0101】
(付記11)
前記プロセッサは、
前記第2の重要度が相対的に高い前記部分文書であって、重複すると判定された前記部分文書については、重複しないと判定された前記部分文書に対して非強調表示しない
付記9に記載の文書作成支援装置。
【0102】
(付記12)
前記プロセッサは、
前記作成済み文書間の一致度が閾値以上の場合に、一致度の導出に用いた作成済み文書が重複部分を含むと判定する
付記1から付記11の何れか1つに記載の文書作成支援装置。
【0103】
(付記13)
前記プロセッサは、
前記作成済み文書間の一致度が閾値以上の場合で、かつ前記作成済み文書間で特定のキーワード又は数値情報が異なる場合、一致度の導出に用いた作成済み文書が重複部分を含まないと判定する
付記12に記載の文書作成支援装置。
【0104】
(付記14)
前記プロセッサは、
前記作成済み文書間の一致度を導出する際に特定のキーワードに重みづけを行う
付記12に記載の文書作成支援装置。
【0105】
(付記15)
前記プロセッサは、
前記作成済み文書表示画面に複数の前記作成済み文書を表示させる場合、前記作成済み文書に含まれる全ての部分文書が重複する前記作成済み文書の少なくとも一部については非表示とする
付記1から付記14の何れか1つに記載の文書作成支援装置。
【0106】
(付記16)
前記プロセッサは、
前記作成済み文書表示画面内の前記作成済み文書の選択を受け付け、
選択された前記作成済み文書の少なくとも一部を前記新規文書作成画面に転記する
付記1から付記15の何れか1つに記載の文書作成支援装置。
【0107】
(付記17)
前記プロセッサは、
選択された前記作成済み文書に重複部分が含まれる場合、選択された前記作成済み文書のうち前記重複部分を除いた部分を前記新規文書作成画面に転記する
付記16に記載の文書作成支援装置。
【0108】
(付記18)
前記プロセッサは、
前記作成済み文書表示画面内の複数の前記作成済み文書の選択を受け付け、
選択された前記複数の作成済み文書の各々に同一の重複部分が含まれる場合、選択された前記作成済み文書のうち1つの前記同一の重複部分以外の前記同一の重複部分を除いた部分を前記新規文書作成画面に転記する
付記16に記載の文書作成支援装置。
【0109】
(付記19)
前記プロセッサは、
同一の重複部分をユーザが追跡する操作が可能な状態で前記同一の重複部分が含まれる前記作成済み文書を表示する
付記1から付記18の何れか1つに記載の文書作成支援装置。
【0110】
(付記20)
前記プロセッサは、
同一の重複部分が含まれる前記作成済み文書の一覧を表示する
付記1から付記18の何れか1つに記載の文書作成支援装置。
【0111】
(付記21)
前記プロセッサは、
重複すると判定した前記部分文書が検査項目又は医療行為名を含む場合、その部分文書について、前記表示順に従って、その検査項目が表す検査又はその医療行為名が表す医療行為の実施回数に相当する順番よりも後の順番に表示する部分文書を先の順番に表示される部分文書に対して非強調表示する
付記2又は付記3に記載の文書作成支援装置。
【0112】
(付記22)
前記プロセッサは、
重複すると判定した前記部分文書が検査項目又は医療行為名を含む場合、前記新規文書の作成対象の期間として指定された期間をその検査項目が表す検査又はその医療行為名が表す医療行為の実施日を区切りとして複数の期間に分割し、
各期間において、重複すると判定され、かつ検査項目又は医療行為名を含む部分文書について、前記複数の作成済み文書の表示順に応じて、後に表示する部分文書を先に表示される部分文書に対して非強調表示する
付記2又は付記3に記載の文書作成支援装置。
【0113】
(付記23)
前記プロセッサは、
重複すると判定された部分文書について、重複する部分文書の数に応じて、部分文書の表示態様を異ならせる
付記2又は付記3に記載の文書作成支援装置。
【0114】
(付記24)
新規文書を作成するための新規文書作成画面と、新規文書の作成に用いられる作成済み文書を表示する作成済み文書表示画面と、を表示させ、
前記作成済み文書表示画面に複数の前記作成済み文書を表示させる場合、前記作成済み文書に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示する
処理を文書作成支援装置が備えるプロセッサが実行する文書作成支援方法。
【0115】
(付記25)
新規文書を作成するための新規文書作成画面と、新規文書の作成に用いられる作成済み文書を表示する作成済み文書表示画面と、を表示させ、
前記作成済み文書表示画面に複数の前記作成済み文書を表示させる場合、前記作成済み文書に含まれる重複部分を非重複部分に対して非強調表示する
処理を文書作成支援装置が備えるプロセッサに実行させるための文書作成支援プログラム。
【符号の説明】
【0116】
10 情報処理システム
12 ユーザ端末
14 情報処理装置
20、40 CPU
21、41 メモリ
22、42 記憶部
23、43 RAM
24、44 ディスプレイ
25、45 入力装置
26、46 ネットワークI/F
27、47 バス
30 画面表示プログラム
50 情報処理プログラム
52 医療文書
60、82 受付部
62、80 取得部
64 分割部
66 判定部
68 付与部
70 出力部
84 表示制御部
100 新規文書作成画面
102 作成済み文書表示画面
110、112、114、116 入力欄
120、122、124 表示領域
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