特開2025-153369IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

動的粘弾性測定用試験片及びその作製方法、並びに、動的粘弾性の測定結果に基づいて熱可塑性樹脂組成物の応力緩和温度領域を特定する技術

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】成形片を簡便な方法で密封でき、溶融した成形片の熱可塑性樹脂組成物が外に漏れ出るのを防ぐことができる試験片を提供する。
【解決手段】実施形態の試験片は、動的粘弾性測定に用いられる。試験片は、熱可塑性樹脂組成物(A)からなる成形片と、熱可塑性樹脂組成物(A)の融点又はガラス転移温度のいずれか高い方の温度よりも高い融点又はガラス転移温度を有する熱可塑性樹脂組成物(B)からなり、成形片を被覆する被覆材と、を備える。被覆材は、成形片の一部の表面を被覆する、レーザ光を透過させる熱可塑性樹脂組成物(B1)からなる透過材と、透過材が被覆する表面と異なる成形片の表面を被覆する、レーザ光を吸収する熱可塑性樹脂組成物(B2)からなる吸収材と、を有している。成形片は、透過材と吸収材が互いに接合することにより密封されている。
【選択図】図1

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献3に記載の試験片は、成形片と被覆樹脂との密着性が良いことが好ましい。特許文献3には、成形片と被覆樹脂との密着性を向上させるために、成形片の表面にレーザを照射して表面を粗化し、あるいは溝を形成することが記載されている。しかし、成形片と被覆樹脂との十分な密着性を得るためには、成形片の表面の粗化等を行うだけでは足りず、例えば、成形片となる熱可塑性樹脂組成物としてガラス繊維を含んだものを用いる必要がある。ガラス繊維はレーザ光を透過させ、レーザ処理後の成形片の表面に露出するので、被覆樹脂ガラス繊維の間に入り込むことで、成形片との密着性を向上させることができる。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明の第1の態様は、熱可塑性樹脂組成物の応力緩和温度領域を特定するために行う動的粘弾性測定に用いられる試験片である。 この試験片は、 前記熱可塑性樹脂組成物からなる成形片と、 前記熱可塑性樹脂組成物の融点又はガラス転移温度のいずれか高い方の温度よりも高い融点又はガラス転移温度を有する熱可塑性樹脂組成物からなり、前記成形片を被覆する被覆材と、を備える。 前記被覆材は、 前・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

上述の態様によれば、成形片を簡便な方法で密封でき、溶融した成形片の熱可塑性樹脂組成物が外に漏れ出ることを防ぐことができる試験片が得られる。また、上述の態様によれば、この試験片を用いて、熱可塑性樹脂組成物についてどの温度領域が最も応力緩和に効果的であるのか簡便な方法で把握できる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 第2実施形態の試験片を示す外観図である。
【図2】 第2実施形態の試験片の板厚方向の断面を示す図である。
【図3】 実施形態の試験片の作製方法を説明する図である。
【図4】 実施形態の試験片のサンプルを用いたDMA測定の測定結果を示す図である。
【図5】 比較対象の試験片のサンプルを用いたDMA測定の測定結果を示す図である。
【図6】 実施形態の試験片のサンプル及び比較対象のサンプルのDMA測定結果を重ねて示す図である。

選択図 図1出願人が指定した本件の代表的な図

1 試験片 2 板材 3 成形片 5 被覆材 11 透過材 12 界面 12a 周状の領域 13 吸収材 13a 孔 20 吸収材素板 23 吸収材予定領域部 23a 孔 30 板材

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