特開2025-172615IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

ポリアスパラギン酸誘導体の製造方法

要約特許出願時に添付された[要約書]

【課題】精製に用いる溶媒量が少ない、ポリアスパラギン酸誘導体の製造方法の提供。
【解決手段】溶媒aの存在下で、特定のアミンにより、コハク酸イミド由来の単量体単位を含む重合体を変性させる工程(a)、溶媒bの存在下で、特定のアミンにより、コハク酸イミド由来の単量体単位を含む重合体を変性させる工程(b)、及び溶媒cの存在下で、架橋剤により、コハク酸イミド由来の単量体単位を含む重合体を架橋させる工程(c)からなる群から選択される1以上の工程、並びにその後反応液をドラムドライヤで乾燥させる工程(d)を含み、溶媒a~cがジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、及びN-メチルピロリドンからなる群から選択される一以上を含有する、ポリアスパラギン酸誘導体の製造方法。
【選択図】なし

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

また、再沈殿後に濾別した固体にわずかに反応溶媒が残存し、これにより粘着性を有するため、さらに貧溶媒で洗浄する必要がある。また、この粘着性により、洗浄前の濾別にも手間がかかる。さらに、再沈殿により得られるポリアスパラギン酸誘導体は非常に細かい粒子状であるため、多量の貧溶媒を吸収しており、この貧溶媒を除去するために長時間乾燥させる必要がある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは課題を解決するために鋭意研究を行った結果、ポリアスパラギン酸誘導体の反応液をドラムドライヤで乾燥させることで、精製に使用する溶媒の量を抑えられることを見出し、本開示の発明を完成させた。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本開示の発明によれば、ポリアスパラギン酸誘導体の反応液をドラムドライヤで乾燥させることで、精製に使用する溶媒の量を抑えることができる。

また、本開示の発明によれば、粘着性をほとんど有しない繊維状のポリアスパラギン酸誘導体が得られるため、取り扱いが容易となる。
また、本開示の発明によれば、得られたポリアスパラギン酸誘導体をさらなる精製のために貧溶媒で洗浄する場合、ポリアスパラギン酸誘導体に吸収される貧溶媒の量を抑えられ、ポリアスパラギン酸誘導体スラリーの重量及び体積も小さくなり、取り扱いが容易となる。さらに、その後スラリーを乾燥させる場合に、貧溶媒の除去に必要な乾燥時間も短くなる。
特に、本開示の製造方法が工程(a)及び工程(b)から選択される1以上の工程を含む場合、本開示の発明によれば、該工程後にポリアスパラギン酸誘導体に残存する未反応のアミン(フリーアミン)の量を低減させることができる。これにより、ポリアスパラギン酸誘導体を化粧品等の所望の用途に用いる際に、pH調整に必要となる酸の量を低減できる。また、ポリアスパラギン酸誘導体は酸によりその粘度が低下する傾向にあるところ、pH調整に用いる酸の量を低減できるため、ポリアスパラギン酸誘導体を配合した組成物の粘度を高く維持しやすくなる。

この発明についての権利主張の範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 ジメチルホルムアミド(DMF)、ジメチルスルホキシド(DMSO)、及びN-メチルピロリドン(NMP)の平衡蒸気圧曲線を示す図。

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