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  • 特開-潜熱蓄熱体 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025020642
(43)【公開日】2025-02-13
(54)【発明の名称】潜熱蓄熱体
(51)【国際特許分類】
   C09K 5/06 20060101AFI20250205BHJP
   C04B 35/58 20060101ALI20250205BHJP
   C04B 35/583 20060101ALI20250205BHJP
   C04B 35/563 20060101ALI20250205BHJP
   C04B 35/581 20060101ALI20250205BHJP
【FI】
C09K5/06 Z
C04B35/58 064
C04B35/583
C04B35/563
C04B35/581
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023124144
(22)【出願日】2023-07-31
(71)【出願人】
【識別番号】000190688
【氏名又は名称】新光電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】堀内 道夫
(57)【要約】
【課題】より大きな潜熱を蓄熱することができる潜熱蓄熱体を提供する。
【解決手段】潜熱蓄熱体は、閉空間が形成された多結晶体からなるセラミック部と、前記閉空間内に設けられ、ホウ素を含有する金属部と、を有し、前記金属部の融点は、1100℃以上である。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
閉空間が形成された多結晶体からなるセラミック部と、
前記閉空間内に設けられ、ホウ素を含有する金属部と、
を有し、
前記金属部の融点は、1100℃以上である潜熱蓄熱体。
【請求項2】
前記金属部は、99質量%以上の割合でホウ素を含有する請求項1に記載の潜熱蓄熱体。
【請求項3】
前記閉空間の容積は、前記金属部の体積よりも大きい請求項1又は2に記載の潜熱蓄熱体。
【請求項4】
前記セラミック部は、窒化ホウ素、炭化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化アルミニウムと窒化ホウ素との複合材料、窒化ケイ素若しくは炭化ケイ素又はこれらの任意の組み合わせを含有する請求項1又は2に記載の潜熱蓄熱体。
【請求項5】
前記セラミック部は、ホウ化物を含有する請求項1又は2に記載の潜熱蓄熱体。
【請求項6】
前記ホウ化物は、ホウ化チタン、ホウ化ジルコニウム、ホウ化ハフニウム、ホウ化バナジウム、ホウ化ニオブ、ホウ化タンタル若しくはホウ化ランタン又はこれらの任意の組み合わせである請求項5に記載の潜熱蓄熱体。
【請求項7】
前記セラミック部は、通電されて発熱する材料を含有する請求項1又は2に記載の潜熱蓄熱体。
【請求項8】
前記金属部を加熱することができるヒータを有する請求項1又は2に記載の潜熱蓄熱体。
【請求項9】
前記ヒータは、前記セラミック部内に設けられている請求項8に記載の潜熱蓄熱体。
【請求項10】
前記ヒータは、タングステン若しくはモリブデン又はこれらの両方を含有する請求項8に記載の潜熱蓄熱体。
【請求項11】
前記ヒータは、グラファイトを含有する請求項8に記載の潜熱蓄熱体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、潜熱蓄熱体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、相変化物質(phase change material:PCM)としてAl-Si合金等が用いられ、PCMが保護層で包囲された潜熱蓄熱体が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-031507号公報
【特許文献2】特開2015-048393号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、より大きな潜熱の蓄熱が望まれるようになってきている。
【0005】
本開示は、より大きな潜熱を蓄熱することができる潜熱蓄熱体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態によれば、閉空間が形成された多結晶体からなるセラミック部と、前記閉空間内に設けられ、ホウ素を含有する金属部と、を有し、前記金属部の融点は、1100℃以上である潜熱蓄熱体が提供される。
【発明の効果】
【0007】
開示の技術によれば、より大きな潜熱を蓄熱することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1実施形態に係る潜熱蓄熱体を例示する図である。
図2】第2実施形態に係る潜熱蓄熱体を例示する図である。
図3】第3実施形態に係る潜熱蓄熱体を例示する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省くことがある。
【0010】
(第1実施形態)
第1実施形態について説明する。第1実施形態は潜熱蓄熱体に関する。図1は、第1実施形態に係る潜熱蓄熱体を例示する図である。図1(a)は斜視図であり、図1(b)は断面図である。
【0011】
第1実施形態に係る潜熱蓄熱体1は、図1(a)及び図1(b)に示すように、多結晶体からなるセラミック部110と、金属部120とを有する。
【0012】
セラミック部110には、閉空間113が形成されている。セラミック部110及び閉空間113の形状は円柱状である。セラミック部110は、例えば容器111と、蓋112とを有する。容器111は、一方の端部(上端部)が開口し、他方の端部(下端部)が閉口した円筒状の形状を有する。容器111の上端部において内壁面に雌ねじ111Aが形成されている。蓋112は、容器111の開口を塞ぐ。蓋112には、雌ねじ111Aに螺合する雄ねじ112Aが形成されている。
【0013】
セラミック部110は、窒化ホウ素(BN)、炭化ホウ素(BC)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化アルミニウムと窒化ホウ素との複合材料、窒化ケイ素(Si)若しくは炭化ケイ素(SiC)又はこれらの任意の組み合わせを含有してもよい。セラミック部110が、窒化ホウ素、炭化ホウ素、窒化アルミニウム、窒化アルミニウムと窒化ホウ素との複合材料(複合セラミック)、窒化ケイ素若しくは炭化ケイ素又はこれらの任意の組み合わせから構成されてもよい。
【0014】
セラミック部110は、ホウ化物を含有してもよい。セラミック部110がホウ化物から構成されていてもよい。ホウ化物は、例えば、ホウ化チタン(TiB)、ホウ化ジルコニウム(ZrB)、ホウ化ハフニウム(HfB)、ホウ化バナジウム(VB)、ホウ化ニオブ(NbB)、ホウ化タンタル(TaB)若しくはホウ化ランタン(LaB)又はこれらの任意の組み合わせである。
【0015】
金属部120は閉空間113内に設けられている。言い換えれば、金属部120はセラミック部110に封止されている。金属部120がセラミック部110により気密に覆われているということもできる。セラミック部110内に複数の金属部120が設けられていてもよい。金属部120はホウ素(B)を含有する。例えば、金属部120の主成分はホウ素である。金属部120は、例えば50質量%以上の割合でホウ素を含有する。金属部120は、純度が50質量%以上のホウ素から構成されていてもよい。より好ましくは、金属部120は、80質量%以上のホウ素を含有し、80質量%以上のホウ素から構成される。より好ましくは、金属部120は、99質量%以上のホウ素を含有し、99質量%以上のホウ素から構成される。金属部120が、ケイ素(Si)、アルミニウム(Al)、鉄(Fe)、銅(Cu)若しくはコバルト(Co)又はこれらの任意の組み合わせを合計で20質量%未満の割合で含んでいてもよい。
【0016】
例えば、金属部120が80質量%B-20質量%Siから構成される場合、金属部120の相変化温度は1900℃以下である。金属部120が80質量%B-20質量%Feから構成される場合、金属部120の相変化温度は1900℃以下である。金属部120が80質量%B-20質量%Cuから構成される場合、金属部120の相変化温度は1100℃以下である。金属部120が80質量%B-20質量%Coから構成される場合、金属部120の相変化温度は1800℃以下である。
【0017】
ホウ素にはいくつかの同素体(α-菱面体、β-菱面体、β-正方晶等)があるが、金属部120に用いられるホウ素は、例えば、標準状態において最も安定なβ-菱面体のホウ素である。
【0018】
閉空間113の容積は、金属部120の体積よりも大きいことが好ましい。これは、後述のように、潜熱蓄熱体1の使用時に金属部120が固体から液体へと相変化し、この相変化の際に金属部120が膨張するからである。
【0019】
β-菱面体のホウ素の融点は2180℃である。金属部120の主成分がβ-菱面体のホウ素である場合、2180℃程度で固体と液体との間の相変化が生じる。この程度の温度であれば、多結晶体からなるセラミック部110は化学的に安定である。従って、金属部120が固体であっても液体であっても、セラミック部110は金属部120を閉空間113内に金属部120を閉じ込めておくことができる。また、高温で使用されても、セラミック部110に酸化等の化学変化が生じにくい。金属部120の融点は、例えば1100℃以上である。金属部120の融点は、好ましくは1400℃以上であり、より好ましくは1700℃以上であり、更に好ましくは2000℃以上である。金属部120がホウ素の他にケイ素等を含有している場合、金属部120の融点が2180℃より低くてもよい。金属部120の融点は、例えば示差熱分析(differential thermal analysis :DTA)又は示差走査熱量測定(differential scanning calorimetry:DSC)により測定することができる。
【0020】
潜熱蓄熱体1では、金属部120が相変化物質(PCM)として機能し、金属部120がホウ素を含有するため、金属部120の固液の相変化温度が高く、より大きな潜熱を蓄熱することができる。潜熱蓄熱体1に蓄熱した潜熱は、例えば、熱光起電力(thermophotovoltaic:TPV)による直接的な発電に用いることができる。潜熱蓄熱体1は、例えば、熱光起電力による発電において、2100℃~2400℃程度の範囲の熱光源として用いることができる。
【0021】
また、ホウ素の単位質量当たりの融解熱はアルミニウムのそれの10倍以上であり、熱エネルギ密度を大幅に向上できる。
【0022】
ここで、セラミック部110の材料について詳細に説明する。
【0023】
高温での金属部120に含まれるホウ素との反応性の観点から、セラミック部110の材料としては、窒化ホウ素、炭化ホウ素、窒化アルミニウム及び窒化アルミニウムと窒化ホウ素との複合材料がより好ましい。
【0024】
窒化ホウ素としては、ヘキサゴナル相窒化ホウ素が好適である。窒化ホウ素は加工性に優れている。
【0025】
窒化ホウ素と窒化アルミニウムとの複合材料(複合セラミック)は、焼結体としての安定性及び高熱伝導性を有する。窒化ホウ素と窒化アルミニウムとの複合材料は、ヘキサゴナル相窒化ホウ素よりも、硬度及び機械的強度が高い。また、窒化ホウ素と窒化アルミニウムとの複合材料の焼結体は加工性に優れている。窒化ホウ素と窒化アルミニウムとの複合材料における窒化ホウ素と窒化アルミニウムとの比率は限定されない。この比率に応じて複合材料の硬度及び機械的強度が変化する。複合材料の微構造は、窒化アルミニウム多面体(テトラカイデカヘドロン)粒と平板状の窒化ホウ素粒とが混合したものとなっており、平板状の窒化ホウ素粒の割合が高いほど加工性が向上する。
【0026】
セラミック部110の材料の一例としてホウ化物が挙げられる。ホウ化物としては、ホウ化チタン、ホウ化ジルコニウム、ホウ化ハフニウム、ホウ化バナジウム、ホウ化ニオブ及びホウ化タンタルが好ましい。これらは、比抵抗が10-7Ω・m~10-8Ω・m程度の導電性を有し、通電されて発熱する材料であり、ヒータとして用いることができる。セラミック部110がホウ化チタン、ホウ化ジルコニウム、ホウ化ハフニウム、ホウ化バナジウム、ホウ化ニオブ又はホウ化タンタルを含む場合、セラミック部110は金属部120の保護機能及び加熱機能を有し、より高い蓄熱密度を実現しやすい。また、ホウ化チタン、ホウ化ジルコニウム、ホウ化ハフニウム、ホウ化バナジウム、ホウ化ニオブ又はホウ化タンタルを含むセラミック部110は、余剰電力を直接利用して蓄熱する方式(electric thermal energy:ETES)において、設備を小型化することができる。
【0027】
なお、セラミック部110が一体的に構成されていてもよい。例えば、セラミック部110には、閉空間113に繋がる接合部が存在しなくてもよい。また、容器111の雌ねじ111A及び蓋112の雄ねじ112Aが形成されている必要はなく、蓋112が容器111に嵌るように構成されていてもよい。
【0028】
(第2実施形態)
第2実施形態について説明する。第2実施形態は潜熱蓄熱体に関する。図2は、第2実施形態に係る潜熱蓄熱体を例示する図である。図2(a)は斜視図であり、図2(b)は断面図であり、図2(c)は上面図である。
【0029】
第2実施形態に係る潜熱蓄熱体2では、図2に示すように、セラミック部110の外周面に2つの溝115が形成されている。2つの溝115は全体として略円筒形状を構成するように形成されている。溝115の各々は、柱状の金属部120の長軸に平行な方向から見たときに、例えば、時計回りと反時計回りとを交互に繰り返しながら螺旋を構成している。溝115の各々内に電熱体230が設けられている。潜熱蓄熱体2は2つの電熱体230を有する。2つの電熱体230は全体として略円筒形状を有する。電熱体230は、例えば、グラファイトを含有する。電熱体230がグラファイトから構成されていてもよい。電熱体230はヒータの一例である。
【0030】
第2実施形態の他の構成は第1実施形態と同様である。
【0031】
第2実施形態によっても第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、電熱体230が金属部120を加熱することができるため、外部から付与した電気エネルギを熱に変換して潜熱蓄熱体2に蓄積することができる。例えば、余剰電力により電熱体230から熱を発生することで、余剰電力を熱として蓄積することができる。そして、潜熱蓄熱体2に蓄積したエネルギは、熱、蒸気(圧力)又は電力(蒸気圧力によるタービン発電等)のエネルギとして、工場、オフィス又は商業ビル等に供給することができる。
【0032】
また、潜熱蓄熱体2が電熱体230を含んでいるため、エネルギの損失を低減できる。例えば、電熱体と潜熱蓄熱体とが分離されている場合には、電熱体から発生した熱を熱風等として潜熱蓄熱体まで伝達させることになり、エネルギが損失しやすいが、本実施形態では、このようなエネルギの損失を抑制することができる。
【0033】
(第3実施形態)
第3実施形態について説明する。第3実施形態は潜熱蓄熱体に関する。図3は、第3実施形態に係る潜熱蓄熱体を例示する斜視図である。
【0034】
第3実施形態に係る潜熱蓄熱体3は、図3に示すように、多結晶体からなるセラミック部110と、金属部120と、金属部120を加熱することができる電熱体330とを有する。電熱体330はセラミック部110内に設けられている。電熱体330は、セラミック部110の表面と金属部120の表面との間に設けられている。電熱体330は全体として略円筒形状を有する。電熱体330は、柱状の金属部120の長軸に平行な方向から見たときに、例えば、時計回りと反時計回りとを交互に繰り返しながら螺旋を構成している。電熱体330はヒータの一例である。
【0035】
例えば、セラミック部110の主成分が窒化アルミニウムである場合、電熱体330はタングステンを含む。電熱体330がタングステン及び窒化アルミニウムを含んでもよい。この場合、潜熱蓄熱体3の製造に際しては、例えば、タングステンの粉末に窒化アルミニウムの粉末を混合し、溶剤やバインダー等の有機成分を加えて抵抗体ペーストを調合する。そして、電熱体330の金属部120の長軸に垂直な部分(円周部分)は、例えば、セラミックグリーンシートの表面に印刷した抵抗体ペーストにより形成することができる。電熱体330の金属部120の長軸に平行に延びる部分は、例えば、セラミックグリーンシートに形成した貫通孔に充填した抵抗体ペーストにより形成することができる。窒化アルミニウムの割合に応じて電熱体330の抵抗率を調整することができる。抵抗体ペーストに、更に、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム等を1種又は2種以上添加してもよい。これらの無機成分は、焼成中に液相又は複合酸化物相を形成し、電熱体330のセラミック部110との密着強度を向上したり、抵抗率の安定性を向上したりできる。
【0036】
例えば、セラミック部110の主成分が窒化ホウ素である場合、電熱体330はホウ化ランタンを含む。電熱体330がホウ化ランタン及び窒化ホウ素を含んでもよい。この場合、潜熱蓄熱体3の製造に際しては、例えば、ホウ化ランタンの粉末に窒化ホウ素の粉末を混合し、溶剤やバインダー等の有機成分を加えて抵抗体ペーストを調合する。そして、電熱体330の金属部120の長軸に垂直な部分(円周部分)は、例えば、セラミックグリーンシートの表面に印刷した抵抗体ペーストにより形成することができる。電熱体330の金属部120の長軸に平行に延びる部分は、例えば、セラミックグリーンシートに形成した貫通孔に充填した抵抗体ペーストにより形成することができる。窒化ホウ素の割合に応じて電熱体330の抵抗率を調整することができる。抵抗体ペーストに、更に、酸化ケイ素、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム等を1種又は2種以上添加してもよい。これらの無機成分は、焼成中に液相又は複合酸化物相を形成し、電熱体330のセラミック部110との密着強度を向上したり、抵抗率の安定性を向上したりできる。
【0037】
第3実施形態によっても第2実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0038】
以上、好ましい実施形態等について詳説したが、本開示は上述した実施形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
【符号の説明】
【0039】
1、2、3 潜熱蓄熱体
110 セラミック部
113 閉空間
120 金属部
230、330 電熱体
図1
図2
図3