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特開2025-3398基材処理チャンバと基材ハンドリングチャンバとの間のサーマルブレイク
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  • 特開-基材処理チャンバと基材ハンドリングチャンバとの間のサーマルブレイク 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2025003398
(43)【公開日】2025-01-09
(54)【発明の名称】基材処理チャンバと基材ハンドリングチャンバとの間のサーマルブレイク
(51)【国際特許分類】
   F16K 3/02 20060101AFI20241226BHJP
【FI】
F16K3/02 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024099720
(22)【出願日】2024-06-20
(31)【優先権主張番号】63/522,907
(32)【優先日】2023-06-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(71)【出願人】
【識別番号】519237203
【氏名又は名称】エーエスエム・アイピー・ホールディング・ベー・フェー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】マンダー・デシュパンデ
(72)【発明者】
【氏名】センティル・アラス・スバス・チャンドラ・ボース
(72)【発明者】
【氏名】サマー・バナ
【テーマコード(参考)】
3H053
【Fターム(参考)】
3H053AA25
3H053AA26
3H053AA35
3H053BA23
3H053BB23
3H053BC03
3H053DA09
(57)【要約】      (修正有)
【課題】クラスタ型半導体真空処理ツール内の2つのチャンバ間の熱伝達を低減するための構造及び方法を提供する。
【解決手段】接合表面(例えば、ゲート弁400の)410Aは、基部表面412Bと、基部表面を越えて外向きに延在する隆起リング表面412R1であって、隆起リング表面がゲート弁アクセス開口部414の周囲に延在する、隆起リング表面と、隆起リング表面の周囲に延在する封止支持表面412S1と、基部表面を越えて外向きに延在する少なくとも1つの隆起ボス表面416Bと、を含む。接合表面は、総接合面積を有する外周を画定する。隆起リング表面及び隆起ボス表面は、基部表面から外向きに離間した接合表面の総接触表面積の、少なくとも一部を画定する。接合表面の総接触表面積は、総接合面積の10%未満、及び/又は基部表面の表面積の10%未満である。
【選択図】図2A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ゲート弁接合表面であって、
接合表面であって、
基部表面と、
前記基部表面を越えて外向きに延在する第一の隆起リング表面であって、前記第一の隆起リング表面がゲート弁アクセス開口部の周囲に延在する、第一の隆起リング表面と、
前記第一の隆起リング表面の周囲に延在する第一の封止支持表面と、
前記基部表面を越えて外向きに延在する第一の隆起ボス表面と、
前記基部表面を越えて外向きに延在する第二の隆起ボス表面と、を備える、接合表面を備え、
前記接合表面が外周を画定し、前記外周が総接合面積を画定し、前記第一の隆起リング表面、前記第一の隆起ボス表面、及び前記第二の隆起ボス表面が、前記ゲート弁接合表面の外部構成要素接触表面の少なくとも一部を画定し、前記外部構成要素接触表面が、前記基部表面から外向きに離間しており、前記外部構成要素接触表面が、前記総接合面積の10%未満の総接触表面積を有する、ゲート弁接合表面。
【請求項2】
前記接合表面が、前記第一の封止支持表面の縁部の周囲に延在し、かつ縁部を画定する、第二の隆起リング表面を更に含み、前記第一の封止支持表面が、前記第一の隆起リング表面と前記第二の隆起リング表面との間に延在する、請求項1に記載のゲート弁接合表面。
【請求項3】
前記接合表面が、前記第二の隆起リング表面の周囲に延在する、第二の封止支持表面を更に含む、請求項2に記載のゲート弁接合表面。
【請求項4】
前記基部表面が、前記第二の封止支持表面の縁部を画定する、請求項3に記載のゲート弁接合表面。
【請求項5】
前記接合表面が、外周縁部を含み、前記第一の隆起ボス表面及び前記第二の隆起ボス表面が、前記外周縁部に位置するか、又は前記外周縁部に近接する、請求項1に記載のゲート弁接合表面。
【請求項6】
前記第一の隆起ボス表面又は前記第二の隆起ボス表面の少なくとも1つが、前記接合表面を外部構成要素と取外し可能に接続するための、コネクタを受容するように構成された、開口部又は陥没部を画定する、請求項1に記載のゲート弁接合表面。
【請求項7】
前記外部構成要素接触表面が、第一の平面を画定し、前記基部表面が、前記第一の平面から離間した第二の平面を画定する、請求項1に記載のゲート弁接合表面。
【請求項8】
ゲート弁であって、
ゲート弁通路を画定するゲート弁本体と、
前記ゲート弁通路を開閉するように移動可能な弁構成要素と、
前記ゲート弁本体の第一の側面に設けられた第一のゲート弁取付面であって、前記第一のゲート弁取付面が、接合表面であって、
基部表面と、
前記基部表面を越えて外向きに延在する第一の隆起リング表面であって、前記第一の隆起リング表面が前記ゲート弁通路の周囲に延在する、第一の隆起リング表面と、
前記第一の隆起リング表面の周囲に延在する第一の封止支持表面と、
前記基部表面を越えて外向きに延在する第一の隆起ボス表面と、
前記基部表面を越えて外向きに延在する第二の隆起ボス表面と、を備える、接合表面と、を含む、第一のゲート弁取付面と、を備え、
前記接合表面が外周を画定し、前記外周が総接合面積を画定し、前記第一の隆起リング表面、前記第一の隆起ボス表面、及び前記第二の隆起ボス表面が、前記接合表面の外部構成要素接触表面の少なくとも一部を画定し、前記外部構成要素接触表面が、前記基部表面から外向きに離間しており、前記外部構成要素接触表面が、前記総接合面積の10%未満の総接触表面積を有する、ゲート弁。
【請求項9】
前記接合表面が、前記第一の封止支持表面の縁部の周囲に延在し、かつ縁部を画定する、第二の隆起リング表面を更に含み、前記第一の封止支持表面が、前記第一の隆起リング表面と前記第二の隆起リング表面との間に延在する、請求項8に記載のゲート弁。
【請求項10】
前記接合表面が、前記第二の隆起リング表面の周囲に延在する、第二の封止支持表面を更に含む、請求項9に記載のゲート弁。
【請求項11】
前記基部表面が、前記第二の封止支持表面の縁部を画定する、請求項10に記載のゲート弁。
【請求項12】
前記第一の封止支持表面と接触する第一の封止と、前記第二の封止支持表面と接触する第二の封止と、を更に備える、請求項10に記載のゲート弁。
【請求項13】
前記第一の封止支持表面と接触する封止を更に備える、請求項8に記載のゲート弁。
【請求項14】
基材処理システムであって、
第一の取付表面を有する第一のチャンバと、
第二の取付表面を有する第二のチャンバと、
前記第一の取付表面と係合する第一のゲート弁接合表面と、前記第二の取付表面と係合する第二のゲート弁接合表面と、を有するゲート弁であって、前記ゲート弁が、前記第一のゲート弁接合表面から前記第二のゲート弁接合表面まで延在するゲート弁開口部を更に含み、基材が、前記ゲート弁を通って、前記第一のチャンバと前記第二のチャンバとの間で移動することを可能にする、ゲート弁であって、前記第一のゲート弁接合表面が、
基部表面と、
前記基部表面を越えて外向きに延在する第一の隆起リング表面であって、前記第一の隆起リング表面が前記ゲート弁開口部の周囲に延在する、第一の隆起リング表面と、
前記第一の隆起リング表面の周囲に延在する第一の封止支持表面と、
前記基部表面を越えて外向きに延在する第一の隆起ボス表面と、
前記基部表面を越えて外向きに延在する第二の隆起ボス表面と、を含み、
前記第一のゲート弁接合表面が外周を画定し、前記外周が総接合面積を画定し、前記第一の隆起リング表面、前記第一の隆起ボス表面、及び前記第二の隆起ボス表面が、前記第一の取付表面と接触し、前記第一のゲート弁接合表面の外部構成要素接触表面の少なくとも一部を画定し、前記基部表面が、前記第一の取付表面から離間しており、前記外部構成要素接触表面が、前記総接合面積の10%未満の総接触表面積を有する、ゲート弁と、
前記第一の封止支持表面と接触し、前記ゲート弁を前記第一のチャンバと密封係合する第一の封止と、を備える、基材処理システム。
【請求項15】
前記第一のゲート弁接合表面が、前記第一の封止支持表面の縁部の周囲に延在し、かつ縁部を画定する、第二の隆起リング表面を更に含み、前記第一の封止支持表面が、前記第一の隆起リング表面と前記第二の隆起リング表面との間に延在する、請求項14に記載の基材処理システム。
【請求項16】
前記第一のゲート弁接合表面が、前記第二の隆起リング表面の周囲に延在する第二の封止支持表面を更に含む、請求項15に記載の基材処理システム。
【請求項17】
前記基部表面が、前記第二の封止支持表面の縁部を画定する、請求項16に記載の基材処理システム。
【請求項18】
前記第二の封止支持表面と接触する第二の封止を更に備える、請求項16に記載の基材処理システム。
【請求項19】
前記第二の隆起リング表面が、前記第一の取付表面から離間している、請求項15に記載の基材処理システム。
【請求項20】
前記第二のチャンバが、前記ゲート弁開口部を通って延在し、前記ゲート弁を通して前記第一のチャンバの内外に基材を移動させる部分を有するロボットアームを含む、請求項14に記載の基材処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、概して、クラスタ型半導体真空処理ツール内の2つのチャンバ、例えば、基材処理チャンバと基材ハンドリングチャンバとの間の熱伝達を低減するための構造及び方法に関する。本技術のいくつかのより具体的な態様は、ゲート弁が基材処理チャンバと接続するゲート弁接合表面、こうしたゲート弁接合表面を含むゲート弁、及びこうしたゲート弁接合表面を使用してゲート弁を介して基材ハンドリングチャンバと接合された基材処理チャンバを有する基材処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
材料層は、概して、集積回路及び電子デバイスの製造中など、半導体デバイスの製造中に、基材上に堆積される。材料層堆積は、概して、基材処理チャンバ配置内で基材を支持し、基材を所望の堆積温度に加熱し、並びに1つ以上の材料層前駆体をチャンバ配置を通じて及び基材を横切って流すことによって、達成される。前駆体が基材を横切って流れると、材料層は、典型的には、基材の温度及びチャンバ配置内の環境条件に従って、基材の面上に漸進的に展開される。
【0003】
クラスタ型半導体真空処理ツールでは、複数の基材処理チャンバは、基材を、基材処理チャンバの内外に、及び基材処理システム全体の内外に、移動させる、単一の基材ハンドリングチャンバと結合されてもよい。複数の基材処理チャンバは、典型的には、ゲート弁を通して、基材ハンドリングチャンバに強固に取付けられる。ゲート弁は、基材処理チャンバを、基材ハンドリングチャンバと密封結合し、基材を基材処理チャンバの内外に輸送することができる窓を提供する。ゲート弁と基材処理チャンバとの間の接続は、典型的には、Oリング封止及びボルト機構を含む、2つの剛性金属プレートを備える。
【0004】
従来の半導体製造システム及び方法は、その意図された目的のために、概して、既に許容可能であるが、改善の余地がある。例えば、相当な製造コスト及び処理時間は、処理(例えば、層堆積)のための基材の加熱、並びに処理後及び処理中の、基材及び/又は装置の冷却に関与する。したがって、これらのコスト及び/又は処理時間枠の低減は、当技術分野で歓迎されるであろう。
【発明の概要】
【0005】
本技術の態様は、2つのチャンバ間(例えば、基材処理チャンバとゲート弁の間、ゲート弁を通した基材処理チャンバと基材ハンドリングチャンバの間など)の熱伝達を低減するための構造に関する。これは、本技術の少なくともいくつかの実施例では、これらのチャンバを接続する接合表面の少なくともいくつかの部分の間に、サーマルブレイク(又はギャップ)を提供することによって達成され得る。
【0006】
本技術の少なくともいくつかの実施例によるゲート弁接合表面は、(a)基部表面と、(b)基部表面を越えて外向きに延在する第一の隆起リング表面であって、第一の隆起リング表面が、ゲート弁アクセス開口部の周囲に延在する、第一の隆起リング表面と、(c)第一の隆起リング表面の周囲に延在する第一の封止支持表面と、(d)基部表面を越えて外向きに延在する第一の隆起ボス表面と、(e)基部表面を越えて外向きに延在する第二の隆起ボス表面と、を有する、接合表面を含んでもよい。接合表面は、外周を画定し、外周は、総接合面積を画定する。第一の隆起リング表面、第一の隆起ボス表面、及び第二の隆起ボス表面は、ゲート弁接合表面の外部構成要素接触表面の少なくとも一部を画定し、外部構成要素接触表面は、基部表面から外向きに離間している。外部構成要素接触表面は、総接合面積の10%未満である総接触表面積、及び/又は基部表面の表面積の10%未満である総接触表面積を有する。
【0007】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術によるゲート弁接合表面の例は、第一の封止支持表面の縁部の周囲に延在し、かつ画定する接合表面に、第二の隆起リング表面を含んでもよく、第一の封止支持表面は、第一の隆起リング表面と第二の隆起リング表面との間に延在する。
【0008】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術によるゲート弁接合表面の例は、第二の隆起リング表面の周囲に延在する接合表面に、第二の封止支持表面を含んでもよい。
【0009】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術によるゲート弁接合表面のいくつかの実施例では、基部表面は、第二の封止支持表面の縁部を画定してもよい。
【0010】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術によるゲート弁接合表面の例は、外周縁部を含んでもよく、第一の隆起ボス表面及び第二の隆起ボス表面は、外周縁部に位置するか、又は外周縁部に近接する。
【0011】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術によるゲート弁接合表面のいくつかの実施例では、第一の隆起ボス表面又は第二の隆起ボス表面の少なくとも1つは、接合表面を外部構成要素と取外し可能に接続するための、コネクタを受容するように構成された、開口部又は陥没部を画定してもよい。
【0012】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術によるゲート弁接合表面のいくつかの実施例では、外部構成要素接触表面は、第一の平面を画定してもよく、基部表面は、第一の平面から離間した第二の平面を画定してもよい。
【0013】
本技術の追加的な態様は、ゲート弁に関する。こうしたゲート弁は、(a)ゲート弁通路を画定するゲート弁本体と、(b)ゲート弁通路を開閉するように移動可能な弁構成要素と、(c)ゲート弁本体の第一の側面に提供された第一のゲート弁取付面と、を含み得る。第一のゲート弁取付面は、(i)基部表面と、(ii)基部表面を越えて外向きに延在する第一の隆起リング表面であって、第一の隆起リング表面がゲート弁通路の周囲に延在する、第一の隆起リング表面と、(iii)第一の隆起リング表面の周囲に延在する第一の封止支持表面と、(iv)基部表面を越えて外向きに延在する第一の隆起ボス表面と、及び(v)基部表面を越えて外向きに延在する第二の隆起ボス表面を有する接合表面と、を含み得る。接合表面は、外周を画定し、外周は、総接合面積を画定する。第一の隆起リング表面、第一の隆起ボス表面、及び第二の隆起ボス表面は、接合表面の外部構成要素接触表面の少なくとも一部を画定し、外部構成要素接触表面は、基部表面から外向きに離間している。外部構成要素接触表面は、総接合面積の10%未満である総接触表面積、及び/又は基部表面の表面積の10%未満である総接触表面積を有する。
【0014】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術によるゲート弁の実施例では、第一の封止支持表面の縁部の周囲に延在し、かつ画定する接合表面に、第二の隆起リング表面を含んでもよく、第一の封止支持表面は、第一の隆起リング表面と第二の隆起リング表面との間に延在する。
【0015】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術によるゲート弁の実施例では、第二の隆起リング表面の周囲に延在する接合表面に、第二の封止支持表面を含み得る。
【0016】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術によるゲート弁のいくつかの実施例では、基部表面は、第二の封止支持表面の縁部を画定し得る。
【0017】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術によるゲート弁の実施例は、第一の封止支持表面と接触する第一の封止、及び/又は第二の封止支持表面と接触する第二の封止(例えば、第二の封止支持表面が存在する場合)を含み得る。
【0018】
本技術の追加的な態様は、(a)第一の取付表面を有する第一のチャンバと、(b)第二の取付表面を有する第二のチャンバと、(c)第一の取付表面と係合する第一のゲート弁接合表面と、第二の取付表面と係合する第二のゲート弁接合表面と、を有するゲート弁と、を備え、ゲート弁は、第一のゲート弁接合表面から第二のゲート弁接合表面へと延在するゲート弁開口部を更に含み、基材が、ゲート弁を通して、第一のチャンバと第二のチャンバとの間で移動することを可能にする、基材処理システムに関する。第一のゲート弁接合表面は、(i)基部表面と、(ii)基部表面を越えて外向きに延在する第一の隆起リング表面であって、第一の隆起リング表面がゲート弁開口部の周囲に延在する、第一の隆起リング表面と、(iii)第一の隆起リング表面の周囲に延在する第一の封止支持表面と、(iv)基部表面を越えて外向きに延在する第一の隆起ボス表面と、(v)基部表面を越えて外向きに延在する第二の隆起ボス表面とを含む。第一のゲート弁接合表面は、外周を画定し、外周は、総接合面積を画定する。第一の隆起リング表面、第一の隆起ボス表面、及び第二の隆起ボス表面は、第一の取付表面と接触し、第一のゲート弁接合表面の外部構成要素接触表面の少なくとも一部を画定し、基部表面は、第一の取付表面から離間している。外部構成要素接触表面は、総接合面積の10%未満である総接触表面積、及び/又は基部表面の表面積の10%未満である総接触表面積を有する。第一の封止は、第一の封止支持表面と接触して提供され、ゲート弁を第一のチャンバと密封係合する(例えば、第一の封止は、第一の封止支持表面と第一の取付表面との間に延在して、ゲート弁を、第一のチャンバと密封接続する)。
【0019】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術による基材処理システムのいくつかの実施例では、第一のゲート弁接合表面は、第一の封止支持表面の縁の周囲に延在し、かつ第一の封止支持表面の縁部を画定する、第二の隆起リング表面を更に含んでもよく、第一の封止支持表面は、第一の隆起リング表面と第二の隆起リング表面との間に延在する。
【0020】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術による基材処理システムのいくつかの実施例では、第一のゲート弁接合表面は、第二の隆起リング表面の周囲に延在する、第二の封止支持表面を更に含み得る。
【0021】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術による基材処理システムのいくつかの実施例では、基部表面は、第二の封止支持表面の縁部を画定し得る。
【0022】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術のいくつかの実施例による基材処理システムは、第二の封止支持表面と接触する第二の封止を更に含んでもよい(例えば、ゲート弁を第一のチャンバと密封係合する(例えば、第二の封止は、第二の封止支持表面と第一の取付表面との間に延在し、ゲート弁を、第一のチャンバと密封接続する))。
【0023】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術による基材処理システムのいくつかの実施例では、第二の隆起リング表面は、第一の取付表面から離間してもよい。
【0024】
上述の特徴の1つ以上に加えて、又は代替として、本技術のいくつかの実施例による基材処理システムは、第二のチャンバ内にロボットアームを更に含んでもよく、ロボットアームは、ゲート弁開口部を通って延在して、ゲート弁を通して、第一のチャンバの内外に基材を移動させる部分を有する。
【0025】
この「発明の概要」は、選択された概念を単純化した形態で導入するために提供されている。これらの概念は、以下の本開示の「発明を実施するための形態」において、更に詳細に記載される。この「発明の概要」は、特許請求される主題の主要な特徴又は本質的な特徴を特定することを意図してはおらず、特許請求される主題の範囲を限定するために使用されることも意図していない。
【0026】
本明細書で開示される本発明の、これら及び他の特徴、態様、及び利点は、本発明を例示することを意図し、また本発明を限定することを意図しない、特定の実施形態の図面を参照しながら以下で記述される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1図1は、本開示の態様による、クラスタ型チャンバ配置を含む、基材処理システムの概略図である。
図2A図2Aは、本開示の態様による、ゲート弁、その構成要素部分、及び他の構成要素とのその係合の図を提供する。
図2B図2Bは、本開示の態様による、ゲート弁、その構成要素部分、及び他の構成要素とのその係合の図を提供する。
図2C図2Cは、本開示の態様による、ゲート弁、その構成要素部分、及び他の構成要素とのその係合の図を提供する。
図2D図2Dは、本開示の態様による、ゲート弁、その構成要素部分、及び他の構成要素とのその係合の図を提供する。
図2E図2Eは、本開示の態様による、ゲート弁、その構成要素部分、及び他の構成要素とのその係合の図を提供する。
図2F図2Fは、本開示の態様による、ゲート弁、その構成要素部分、及び他の構成要素とのその係合の図を提供する。
図3図3は、本開示の態様による、ゲート弁によって結合された、基材処理チャンバ及び基材ハンドリングチャンバを概略的に例示する。
【発明を実施するための形態】
【0028】
当然のことながら、図内の要素は、簡潔かつ明瞭のために図示されており、必ずしも縮尺通りに描かれていない。例えば、図内の要素の一部の相対サイズは、本開示の図示された実施形態の理解の向上を助けるために、他の要素に対して相対的に誇張されている場合がある。
【0029】
ここで、同様の参照番号が本開示対象の類似の構造的特徴又は態様を特定する、図面を参照する。
【0030】
図1は、本技術のいくつかの実施例(例えば、クラスタ型半導体真空処理ツール)による、基材処理システム100の俯瞰図を概略的に示す。この例示的な基材処理システム100は、5つの面付き基材ハンドリングチャンバ200を含む(しかし、本技術の他の実施例では、より多くの又はより少ない面が提供され得る)。これらの4つの面は、1つ以上のゲート弁400を介して、各々の基材処理チャンバ300に接続される。この具体的に図示した実施例では、各基材処理チャンバ300は、2つのゲート弁400によって基材ハンドリングチャンバ200に接続され、各基材処理チャンバ300は、少なくとも4つの基材を受容及び処理するように装備される(基材支持体302に注意)。しかしながら、本技術の他の実施例では、各基材処理チャンバ300は、4つのゲート弁400によって基材ハンドリングチャンバ200に接続されてもよく(例えば、図1に示すゲート弁400の下方に垂直に間隔を置いた、2つ以上のゲート弁400を有する)、及び/又は各基材処理チャンバ300は、少なくとも8つの基材(例えば、図1に示す基材支持体302の下方に垂直に間隔を置いた、4つの基材支持体302を有する)を受容及び処理するように装備されてもよい。個々の基材処理チャンバ300は、より多くの若しくはより少ない基材支持体302、及び/又はより多くの若しくはより少ないゲート弁ポート及び/若しくは接合表面を含み得る。
【0031】
基材ハンドリングチャンバ200は、基材を様々な基材処理チャンバ300の内外に移動させるために使用される、ロボットアーム210を含む。使用時に、ゲート弁400が開かれ、ロボットアーム210のエンドエフェクタ210Aは、開放ゲート弁400を通って延在し、基材処理チャンバの内部チャンバ300A内に基材を挿入するか、又は基材処理チャンバの内部チャンバ300Aから基材を取外す(例えば、基材支持体302の1つ上に基材を配置するか、又は基材を基材支持体302の1つから取外す)。ロボットアーム210が基材処理チャンバ300から引出されると、ゲート弁400は閉じられ、それによって、ゲート弁400から基材処理チャンバ300を封止する。次に、基材処理チャンバ300、及び/又は基材ハンドリングチャンバ200内で、任意の所望の更なる動作を行うことができる。
【0032】
図1は、この基材処理システム100がロードロックモジュール500を含むことを更に示す。ロードロックモジュール500は、1つ以上のゲート弁420(基材ハンドリングチャンバ200を基材処理チャンバ300と接続する、ゲート弁400と、同一の構造又は異なる構造を有し得る)によって、基材ハンドリングチャンバ200の第五の面と接続される。2つのゲート弁420が図1に示されているが、任意の所望の数が提供されてもよい。ロードロックモジュール500は、更なる処理のために基材ハンドリングチャンバ200の中への途中に、及び基材ハンドリングチャンバ200の外への途中(処理が完了した後)に、基材を保持するための、1つ以上の基材保持構成要素510(図1に示す2つ)を含む。ロボットアーム210のエンドエフェクタ210Aは、ゲート弁420を通って移動し(開放された時)、基材を、基材ハンドリングチャンバ200内に(層堆積及び他の処理のために)、又は基材ハンドリングチャンバ200外に(処理が完了した後)移動させる。ロードロックモジュール500(及びゲート弁420)は、基材ハンドリングチャンバ200内の条件(例えば、温度、圧力、大気含有量など)が、基材を挿入する準備ができるまで、基材を、基材ハンドリングチャンバ200の環境から隔離したままにする。
【0033】
ロードロックモジュール500は、1つ以上の追加のゲート弁600を介して、装置フロントエンドモジュール700と更に結合される。ゲート弁600は、上述のゲート弁400及び/又は420と、同一の構造又は異なる構造を有してもよい。本例の機器フロントエンドモジュール700は、ロボットアーム710を含む。そのロボットアーム710のエンドエフェクタ710Aは、ゲート弁600を通って移動し(解放された時)、基材を、ロードロックモジュール500内に(層堆積及びその他の処理のために)、又はロードロックモジュール500外に(処理が完了した後)移動させる。装置フロントエンドモジュール700のロボットアーム710はまた、ロードポート800A~800Dの1つから、処理するための新しい基材をピックアップし、処理された基材を、例えば、更なる処理のために別の位置に輸送されるように、ロードポート800A~800Dの1つに戻す。
【0034】
したがって、図1の基材処理システム100(例えば、クラスタ型半導体真空処理ツール)では、複数の基材処理チャンバ300は、基材を、個々の基材処理チャンバ300の内外に、及び基材処理システム100全体の内外に、移動させる、単一の基材ハンドリングチャンバ200と結合される(ロードロックモジュール500、装置フロントエンドモジュール700、及びロードポート800A~800Dの追加の補助により)。複数の基材処理チャンバ300は、ゲート弁400を通して、基材ハンドリングチャンバ200に強固に取付けられる。ゲート弁400は、基材処理チャンバ300を基材ハンドリングチャンバ200と密封結合し、選択的に開閉(及び封止)することができ、基材を基材処理チャンバ300の内外に輸送することができる窓を提供する。
【0035】
上述のように、従来のゲート弁と、その関連する基材処理チャンバとの間の接続は、典型的には、Oリング封止及びボルト機構を含む、2つの剛性金属プレートを備える。しかしながら、これらの従来の接続には、いくつかの欠点がある。典型的には、所望の堆積を実施するために、基材処理チャンバ(例えば、チャンバ300のような)は、比較的高温(例えば、900C以上)であり得る。一方、基材ハンドリングチャンバ(例えば、チャンバ200など)は、こうした高温に維持される必要はない。実際に、使用時に、典型的な基材ハンドリングチャンバ200は、それが接続される基材処理チャンバ300よりも、200C~300C低温であってもよい。したがって、基材処理チャンバ(300)に直接結合される基材ハンドリングチャンバ200の大きな質量は、熱伝達によるチャンバ内の熱不均一性につながる可能性がある。より具体的には、ゲート弁とのその従来の接合を通した、基材処理チャンバ300からの望ましくない熱損失は、基材処理チャンバ300を更に加熱する必要性に起因して、製造コストを増加させ得る。更に、従来のゲート弁を通した基材ハンドリングチャンバ200への熱伝達は、そのチャンバ200(その中に収容された、基材ハンドリングチャンバ200のロボットアーム210を含む)をヒートシンクとして作用させ得る。したがって、基材ハンドリングチャンバ200内で冷却水を循環させることで(特に、基材ハンドリングチャンバ200のロボットアーム210を冷却する方法で)、基材ハンドリングチャンバ200及びその装置を所望の温度レベルに維持することが、必要であり得る。この追加の冷却の必要性は、装置及び製造コストを増加させ、処理の遅延を引き起こし得る(基材処理システム100全体が、基材ハンドリングチャンバ200が所望の冷却温度に達するのを待つ必要があり得るため)。
【0036】
本技術の態様は、これらのチャンバを接続するゲート弁400を通して、基材処理チャンバ300から基材ハンドリングチャンバ200への熱伝達を低減するための構造を提供することによって、これらの問題の少なくとも一部に対処する。これは、本技術の少なくともいくつかの実施例では、基材処理チャンバ300の接合表面の少なくとも一部の部分と、それに接続されたゲート弁400との間に、サーマルブレイク(又はギャップ)を提供することによって達成される。
【0037】
図2A~3は、本技術のいくつかの実施例及び態様による、ゲート弁400の様々な図を提供する。図2A及び2Bは、ゲート弁400の斜視図及び分解図を提供し、図2Cは、基材処理チャンバ300の取付表面と係合するための、ゲート弁接合表面410Aを示し、図2Dは、基材ハンドリングチャンバ200の取付表面と係合するための、ゲート弁接合表面410Bを示し、図2Eは、ゲート弁接合表面410Aの特徴を示す拡大図を提供し、図2Fは、ゲート弁400の部分断面図を提供する。図3は、基材処理チャンバ300を基材ハンドリングチャンバ200と接続する、ゲート弁400の側面図を概略的に示す。
【0038】
これらの図に示すように、この例示的なゲート弁400は、(a)ゲート弁本体410と、(b)ゲート弁通路(基材を輸送するロボットアーム210エンドエフェクタ210Aが通過することができるゲート弁アクセス開口部414)を開閉するように移動可能な、弁アクチュエータ422(「弁構成要素」とも呼ばれる)と、(c)封止プレート430と、及び(d)封止プレートカバー440と、を含む。封止プレート430は、ゲート弁本体410の内部内に嵌合し、弁アクチュエータ422と係合し、そのスロット430Sが基材搬送中にゲート弁アクセス開口部414内に位置するように位置付けられてもよい。封止プレートカバー440は、ゲート弁本体410(例えば、ボルト又は他の締結具によって)に接続されて、開口部450を閉じる。
【0039】
この実施例のゲート弁本体410は、(i)基材処理チャンバ300のゲート弁取付表面310Aと係合するための、第一のゲート弁接合表面410Aと(本明細書では、「ゲート弁取付面」とも呼ばれる)(図3を参照)、(ii)基材ハンドリングチャンバ200のゲート弁取付表面200Aと係合するための、第二のゲート弁接合表面410Bと(本明細書では、「ゲート弁取付面」とも呼ばれる)(図3参照)、及び(iii)第一のゲート弁接合表面410Aと第二のゲート弁接合表面410Bとの間に位置する(及び接続する)本体部分410Cと、を含む。本体部分410Cは、図2Aに示す様式で、弁アクチュエータ422及び封止プレート430を収容するための、開口部及び陥没部を含む。ゲート弁本体410は、1つ以上の構成要素部品(例えば、第一のゲート弁接合表面410A、第二のゲート弁接合表面410B、及び本体部分410Cは、一緒に接合される(例えば、溶接によって、締結具によってなど)別個の部品から作製されてもよく、又はこれらの部品の任意の2つ以上は、単一の部品として形成されてもよい)から作成されてもよい。ゲート弁接合表面410A及び410Bを含む、このタイプのゲート弁本体410は、アルミニウム、アルミニウム合金、又は他の金属材料から作製されてもよい。
【0040】
本技術のいくつかの実施例による、ゲート弁接合表面410Aについて、ここでより詳細に記載する。ゲート弁接合表面410Aは、ゲート弁400が基材処理チャンバ300と接続される面を構成する(図3も参照)。この例示的なゲート弁接合表面410Aは、(i)基部表面412Bと(ゲート弁接合表面410Aの表面積の少なくとも50%、いくつかの実施例では、ゲート弁接合表面410Aの表面積の少なくとも75%を形成する)(ii)基部表面412Bを越えて外向きに延在する第一の隆起リング表面412R1であって、ゲート弁アクセス開口部414の周囲に延在する(及び画定する)、第一の隆起リング表面412R1と、及び(iii)第一の隆起リング表面412R1の周囲に延在する、第一の封止支持表面412S1と、を備える。第一の封止支持表面412S1は、例えば、図3に示すように(Oリング)、第一の封止900Aの一部を受容する。第一の封止支持表面412S1は、基部表面412Bと比較して陥没してもよく、又は基部表面412Bと同一平面上にあってもよい。
【0041】
この実施例のゲート弁接合表面410Aは、基部表面412Bを越えて外向きに延在する、1つ以上の隆起ボス表面を更に含む。この具体的な例示の例では、ゲート弁接合表面410Aは、ゲート弁接合表面410Aの1つの縁部に沿って離間した(例えば、アクセス開口部414の延伸した縁部に沿って、及び/又は縁部に平行な方向に離間した)、隆起ボス表面416Aの第一のセットと、ゲート弁接合表面410Aの対向する縁部に沿って離間した(例えば、アクセス開口部414の細長い縁部に沿って、及び/又縁部に平行な方向に離間した)、隆起ボス表面416Bの第二のセットと、を含む。隆起ボス表面416A及び/又は416Bは、開始表面(例えば、アルミニウム、又はアルミニウム合金から形成される)を機械加工して、陥没表面(例えば、平面)として基部表面412Bを形成し、基部表面412Bから外向きに延在する、所望の隆起ボス表面416A、416B(平面、及び同一平面であってもよい)を残すことによって、基部表面412Bと一体的に形成され得る。
【0042】
追加的に、又は代替的に、所望に応じて、隆起ボス表面416A及び/又は416Bの1つ以上は、隆起ボス表面416A及び/又は416Bの正味熱伝導率を更に低減するために、より低い熱伝導率金属(例えば、ステンレス鋼、ニッケル合金(Hastelloy(登録商標)、又はlnconel(登録商標)ブランドで利用可能なものなど)などの、異なる材料から形成され得る。
【0043】
隆起ボス表面416A及び/又は416Bの1つ以上は、例えば、ゲート弁接合表面410A(及びそれ故にゲート弁400)を、基材処理チャンバ300のゲート弁取付表面310A(又は別の外部構成要素)と取外し可能に係合するための、ボルト又は他のコネクタを収容するための、開口部又は陥没部を含み得る。具体的に図示した実施例では、(i)隆起ボス表面416Aの各々(例えば、ゲート弁接合表面410Aの1つの外周縁部410Eに沿って)は、略円形の形状であり、それを通って延在する1つのスルーホールを有し、(ii)ボス表面416Bの各々(例えば、ゲート弁接合表面410Aの別の外周縁部410Eに沿って)は、略長方形の形状(丸みのある角で示される)であり、それを通って延在する2つのスルーホールを有する。追加的に、又は代替的に、図2Aに示すように、(i)頂部外周縁部410Eは、6つの隆起ボス表面416A(各々、1つのスルーホールを有する)を有し、(ii)底部外周縁部410Eは、4つの隆起ボス表面416B(各々、2つのスルーホールを有する)を有する。ボス表面のサイズ、形状、位置、及び/又はスルーホールの配置の、他の組合せは、本技術の他の特定の実施例で使用され得る。例えば、いくつかの配置では、4つのボルト受容開口部、並びに/又は4つの隆起ボス表面416A及び/若しくは416Bは、頂部及び/又は底部の周囲縁部410Eに沿って十分であり得る。
【0044】
この図示した実施例では、外周縁部410Eは、ゲート弁接合表面410Aの周囲に完全に延在する。本技術の少なくともいくつかの実施例では、隆起ボス表面416A及び/又は416Bの1つ以上は、外周縁部410Eに位置するか、又は外周縁部410Eに近接する。隆起ボス表面416A、416Bは、隆起ボス表面の少なくとも一部が外周縁部410Eの25mm以内に位置する場合、外周縁部410Eに「近接して」位置するとみなされる。いくつかの実施例では、隆起ボス表面416A及び/又は416Bの少なくとも一部は、ゲート弁接合表面410Aの、20mm以内、16mm以内、12mm以内、8mm以内、又は外周縁部410Eにさえも来る。外周縁部410Eはまた、「総接合面積」S2を封入し、これは以下でより詳細に論じる。
【0045】
図2C、2E、及び3に更に示すように、本技術の少なくともいくつかの実施例では、ゲート弁接合表面410Aは、第一の封止支持表面412S1の外縁部の周囲に延在し、及び外縁部を確定する、第二の隆起リング表面412R2を更に含み得る。したがって、この図示した実施例では、第一の封止支持表面412S1は、第一の隆起リング表面412R1と第二の隆起リング表面412R2との間に延在する。第二の封止支持表面412S2は、例えば、第二の隆起リング表面412R2の周囲に延在するように提供され得る。この例示された実施例の基部表面412Bは、第二の封止支持表面412S2の外縁部を画定する。第二の封止支持表面412S2は、基部表面412Bと第二の隆起リング表面412R2の外縁部との間から陥没し、及び延在する。本技術のいくつかの実施例では、第二の封止支持表面412S2は、例えば、図3に示すように(Oリング)、第二の封止900Bの一部を受容する。第二の封止支持表面412S2は、基部表面412Bと比較して陥没してもよい。
【0046】
あるいは、本技術のいくつかの実施例では、第二の隆起リング表面412R2及び/又は第二の封止支持表面412S2は、省略されてもよい。こうした構造では、基部表面412Bは、第一の封止支持表面412S1の外縁部に延在し、及び画定し得る。
【0047】
本技術の態様は、ゲート弁400の面する面と、基材処理チャンバ300との間の、金属-金属間直接接触表面積を減少させることに関する。金属-金属間直接接触表面積のこの減少は、ゲート弁400を通した、基材処理チャンバ300と、基材ハンドリングチャンバ200との間の、熱伝達を低減する。基材処理チャンバ300とゲート弁400との間の密封接続を維持するためには、十分な直接接触表面積が必要であるが、直接接触表面積が大きすぎると、基材処理チャンバ300からゲート弁400(次いで、基材ハンドリングチャンバ200)への、過剰な熱伝達がもたらされる。したがって、本技術の態様によれば、第一の隆起リング表面412R1及び隆起ボス表面416A及び/又は416Bは、ゲート弁接合表面410Aの外部構成要素接触表面の少なくとも一部を画定する。本明細書で使用される場合、「外部構成要素接触表面」という用語は、別の構成要素に直接接触する面を意味する(例えば、金属-金属間直接接触)。ゲート弁接合表面410Aと、基材処理チャンバ300のゲート弁取付表面310Aとの間の、金属-金属間直接接触表面位置は、破線円910によって、図3で強調される。これらの外部構成要素接触表面位置は、基部表面412Bが基材処理チャンバ300のゲート弁取付表面310Aから離間するように、ゲート弁接合表面410Aの基部表面412Bから外向きに離間している。図3は、この間隔距離を、寸法S(図3では、実寸に比例して示されていない)として図示する。間隔寸法Sは、少なくとも0.05mm(及びいくつかの実施例では、少なくとも0.1mm、又は更に少なくとも0.125mm)、及び10mm未満(及びいくつかの実施例では、8mm未満、6mm未満、4mm未満、又は更に3mm未満)であってもよい。間隔寸法Sは、ゲート弁接合表面410Aの基部表面412Bの全表面積にわたって一定であってもよく、又は変化してもよい。
【0048】
図2A~3では示さないが、本技術のいくつかの実施形態では、第二の隆起リング表面412R2は、基材処理チャンバ300のゲート弁取付表面310Aに直接接触してもよい。しかし、図2A~3の特定の実施例では、第二の隆起リング表面412R2は、基材処理チャンバ300のゲート弁取付表面310Aから(例えば、寸法Sによって、又は別の距離によって)離間している。
【0049】
上述のように、ゲート弁接合表面410Aの一部の部分のみが、基材処理チャンバ300のゲート弁取付表面310Aに直接接触する。これらの直接接触部分(すなわち、この例示の実施例では、第一の隆起リング表面412R1、及び隆起ボス表面416A及び/又は416B)は、第一の平面P1を画定し、その上に、置かれてもよい(図3を参照)。ゲート弁接合表面410Aの基部表面412Bは、その第一の平面P1から(寸法Sによって)陥没している。いくつかの実施例では、基部表面412Bは、例えば、寸法Sによって、第一の平面(図3を参照)から離間した、第二の平面P2上に置かれてもよい。このように、ゲート弁接合表面410A(少なくとも基部表面412B)の少なくとも50%は、基材処理チャンバ300のゲート弁取付表面310Aから離間する(かつ直接接触しない)。第二の隆起リング表面412R2は、存在する場合、第二の平面P2上に置かれてもよく(したがって、基部表面412Bと同一平面上にあってもよい)、又は基部表面412Bの間隔とは異なる間隔を有してもよい。本技術のいくつかの実施例では、ゲート弁接合表面410Aの面の、少なくとも80%(ゲート弁アクセス開口部414などの、任意のスルーホールを除く)は、ゲート弁接合表面410Aの最外部面上に配置された平面の10mm以内(例えば、図3に示す平面P1の10mm以内)に置かれる。ゲート弁接合表面410Aの面の、少なくとも85%、少なくとも90%、少なくとも95%、又は更には100%(ゲート弁アクセス開口部414などの、任意のスルーホールを除く)は、平面P1の10mm内に置かれる。したがって、ゲート弁接合表面410Aは、ゲート弁400が基材処理チャンバ300に接続された時に、ゲート弁取付表面310Aに密接に結合される。
【0050】
ゲート弁接合表面410Aとゲート弁取付表面310Aとの間の直接接触(金属-金属間接触)の程度は、本技術の態様に従って低く保たれる。ゲート弁接合表面410Aとゲート弁取付表面310Aとの間の総接触表面積(金属-金属間直接接触)は、本明細書では総接触表面積S1として定義される。本技術の少なくともいくつかの実施例では、ゲート弁接合表面410Aと、ゲート弁取付表面310Aとの間の、総接触表面積S1は、(a)第一の隆起リング表面412R1と、及び(b)ゲート弁400が基材処理チャンバ300と接続される時にゲート弁取付表面310Aと直接接触する、隆起ボス表面416A及び/又は416Bとの、組合わせ面積である。本技術の少なくともいくつかの実施例では、ゲート弁400の面する面と、基材処理チャンバ300との間の(すなわち、ゲート弁接合表面410Aとゲート弁取付表面310Aとの間の)、全体の金属-金属間直接総接触表面積S1は、(i)第一の隆起リング表面412R1と、及び(ii)隆起ボス表面416A及び/又は416Bとからなる(又は本質的になる)。
【0051】
更に、本技術の少なくともいくつかの実施例では、総接触表面積S1は、基部表面412Bの総面積の10%未満である。こうした構造では、基部表面412Bの表面積は、第一の封止支持表面412S1、並びに、存在する場合、第二の隆起リング表面412R2、及び/又は第二の封止支持表面412S2以外の、基材処理チャンバ300のゲート弁取付表面310Aに直接接触しない、ゲート弁接合表面410Aのすべての表面積を含む。いくつかの構造では、総接触表面積S1は、上述の基部表面412Bの総面積の、8%未満、6%未満、又は更に5%未満である。
【0052】
上述のように、図2Cに示すように、この例示的なゲート弁接合表面410Aは、外周縁部410E(図2Cでは八角形形状であるが、他の所望の形状であってもよい)を含む。この外周縁部410Eは、領域S2(本明細書では「総接合面積」とも呼ばれる)を周囲し、画定する。本技術のいくつかの実施例では、ゲート弁接合表面410A、及びゲート弁取付表面310Aとの間の、総接触表面(金属-金属間接触表面)面積S1は、S2の、10%未満である(及びいくつかの実施例では、S2の、8%未満、6%未満、又は更に5%未満である)。別の言い方をすると、S1及びS2は、以下の特性のいずれか1つ以上を有し得る:S1<0.1×S2、S1<0.08×S2、S1<0.06×S2、及び/又はS1<0.05×S2。
【0053】
図2A~3は、本実施例のゲート弁本体410が、(i)取付フランジ418A(ゲート弁接合表面410Aを、基材処理チャンバ300に取付けるため)、及び(ii)取付フランジ418B(ゲート弁接合表面410Bを、基材ハンドリングチャンバ200に取付けるため)を含むことを、更に例示する。これらの図は、ゲート弁本体410の頂部及び底部領域上の、取付フランジ418A及び418Bを示しているが、他の配置が可能である(例えば、ゲート弁接合表面410A及び/又はゲート弁接合表面410Bの側面上に提供された、1つ以上の取付フランジを有する)。この例示の実施例の取付フランジ418A及び418Bは、ボルト418F、又はゲート弁本体410を、基材処理チャンバ300及び基材ハンドリングチャンバ200に接続するために使用される、他の締結具を、収容するように構成された、スルーホール開口部を含む。ボルト418F又は他の締結具を受容するためのスルーホール開口部の少なくとも一部は、隆起ボス表面416A及び/又は416B(又は別の構成要素と金属-金属間直接接触を有する他の面)を通過するように、配向され得る。フランジ418A及び418Bとの間の陥没部418Rは、例えば、ボルト418Fに、アクセス、取付け、及び/又は取外すことを可能にするために、ゲート弁400の設置及び取外しのための、アクセス領域を提供する。
【0054】
図2A~3に示す構造は、基部表面412B、第一の隆起リング表面412R1、第一の封止支持表面412S1、第一の封止支持表面412R2、第二の隆起リング表面412R2(存在する場合)、第二の封止支持表面412S2(存在する場合)、並びに隆起ボス表面416A及び416Bの、各々を有する、ゲート弁の単一の面(すなわち、ゲート弁接合表面410A)を含む。他の方法も可能である。例えば、ゲート弁400(及びゲート弁本体410)の一部であるのではなく、基部表面412B、第一の隆起リング表面412R1、第一の封止支持表面412S1、第二の隆起リング表面412R2(存在する場合)、第二の封止支持表面412S2(存在する場合)、並びに/又は隆起ボス表面416A及び416Bの、1つ以上が、基材処理チャンバ300のゲート弁取付表面310A上に提供され得る。このようにして、基材処理チャンバ300及びゲート弁400の接合表面に、低減された金属-金属間直接接触表面積を提供する、特徴の少なくとも一部(及び任意選択的に、特徴の全て)は、基材処理チャンバ300の一部として含まれてもよい。
【0055】
図2A~3に併せて上述されるゲート弁400の実施例では、ゲート弁接合表面410Aと、基材処理チャンバ300のゲート弁取付表面310Aとの間に、低減された金属-金属間直接接触表面積を提供するための、構造が記載される。追加的に又は代替的に、望ましい場合、低減された金属-金属間直接接触表面積を提供するための、同一のタイプの構造の少なくとも一部又は全ては、ゲート弁400のゲート弁接合表面410Bと、基材ハンドリングチャンバ200のゲート弁取付表面200Aとの間に、提供され得る。より具体的な例として、本技術のいくつかの実施例では、ゲート弁接合表面410Bは、ゲート弁接合表面410Aと同一に見え得る。他の実施例として、ゲート弁接合表面410Bは、隆起ボス表面416A及び/又は416Bと同一の外観の、1つ以上の隆起ボス表面を含み得る。
【0056】
しかしながら、図2Dは、この特定の例示的なゲート弁接合表面410Bの、斜視図を提供する。図2Dに示すように、本実施例のゲート弁アクセス開口部414は、基材処理チャンバ300側と比較して、基材ハンドリングチャンバ200側で拡大される(図2Dの段付き領域460に注意)。この段付き領域460は、ロボットアーム210が、ゲート弁アクセス開口部414内外に延在する時に、ロボットアーム210を収容するための、追加の空間を提供する。したがって、図2A~3の実施例では、ゲート弁接合表面410Bにおけるゲート弁アクセス開口部414への開口部は、ゲート弁接合表面410Aにおけるゲート弁アクセス開口部414への開口部よりも、少なくとも25%大きくてもよい(開口部の周囲によって画定される面積において)。いくつかの実施例では、ゲート弁接合表面410Bにおけるゲート弁アクセス開口部414への開口部は、ゲート弁接合表面410Aにおけるゲート弁アクセス開口部414への開口部よりも、少なくとも30%大きく、少なくとも35%大きく、少なくとも40%大きく、又は少なくとも50%大きくてもよい(開口部の周囲によって画定される表面積において)。
【0057】
この実施例のゲート弁接合表面410Bは、ゲート弁アクセス開口部414を周囲する隆起リム462を含む。隆起リム462は、例えば、上述のように、ボルト418F又は他の締結具を収容するために、それを通して画定される開口部462Hを更に含む。隆起リム462は、基材ハンドリングチャンバ200のゲート弁取付表面200Aを通って設けられた、対応する開口部200Bの周囲に延在する平坦な平面を提供してもよく、隆起リム462は、ゲート弁取付表面200Aに直接接触してもよい。必要に応じて、ゲート弁400と基材ハンドリングチャンバ200との間の封止状態を維持するために、ゲート弁アクセス開口部414及び/又は開口部200Bの周囲に、適切な封止(例えば、Oリング、ガスケットなど)を設けてもよい。したがって、本実施例の隆起リム462は、ゲート弁400のゲート弁接合表面410Bと、基材ハンドリングチャンバ200のゲート弁取付表面200Aとの間の、金属-金属間直接接触表面積を低減する。ゲート弁400のゲート弁接合表面410Bと、基材ハンドリングチャンバ200のゲート弁取付表面200Aとの間の、金属-金属間直接接触表面積(この例示の例では、隆起リム462の面積)は、ゲート弁接合表面410Bの外周(ゲート弁接合表面410Aの外周縁部410Eと同種)によって画定される面積の、35%未満であってもよく、いくつかの実施例では、ゲート弁接合表面410Bの外周によって画定される面積の、30%未満、25%未満、又は20%未満でさえある。
【0058】
図3は、ゲート弁400の第一のゲート弁接合表面410Aと係合した、そのゲート弁取付表面310Aを有する、第一のチャンバ(例えば、基材処理チャンバ300)を有する、図1に示すタイプの、基材処理システム100の一部を概略的に示す。ゲート弁400は、第二のチャンバ(例えば、基材ハンドリングチャンバ200)のゲート弁取付表面200Aと係合する、その対向する第二のゲート弁接合表面410Bを有する。ゲート弁接合表面410A及び410Bは、上述の特徴のいずれかを有してもよい。
【0059】
図3に更に示すように、この例示的な基材処理システム100では、第一の封止900A(例えば、Oリング)が、第一の封止支持表面412S1上、及び第一の隆起リング表面412R1と第二の隆起リング表面412R2との間に、提供される。このようにして、ゲート弁400は、封止された様式で、基材処理チャンバ300に接続される。
【0060】
しかしながら、本技術のいくつかの実施例では、第二の封止900B(例えば、Oリング)は、第二の封止支持表面412S2上、及び第二の隆起リング表面412R2と第一のゲート弁接合表面410Aの基部表面412Bとの間に、提供され得る。この第二の封止900Bは、存在する場合、ゲート弁400と基材処理チャンバ300との間に、追加の封止セキュリティを提供することができる。第二の封止900Bは、例えば、非常に高い温度、非常に高い圧力、及び/又は非常に低い(真空)圧力で動作する、基材処理チャンバ300及び/又は基材処理方法での使用に特に有用であり得、安全な封止の維持を助ける。
【0061】
上述し、図に図示する実施例では、別個の空間は、(金属-金属間直接接触において、これらの対向する面の比較的小さな割合のみを有する)対向するゲート弁接合表面410Aの少なくとも50%と、ゲート弁取付表面310Aとの間に、ギャップ又はサーマルブレイクを提供する。望ましい場合、ガスケット又はスペーサ材料は、空間の容積の少なくとも一部内に提供されてもよい。ガスケット又はスペーサ材料は、存在する場合、ゲート弁400を横切る、基材処理チャンバ300と基材ハンドリングチャンバ200との間の熱伝達を最小化するために、低熱伝導性材料から作製されるべきである。
【0062】
ゲート弁400にわたる、基材処理チャンバ300から基材ハンドリングチャンバ200への熱伝達の低減は(例えば、サーマルブレイク又は間隔Sによって提供される)、いくつかの潜在的な利点を提供し得る。この接合部にわたる熱伝達の低減は、基材処理チャンバ300が熱を保持するのを助け、結果として、加熱コスト及び/又は処理時間の短縮をもたらし得る。この利点は、例えば、複数の又は全てのゲート弁400及び基材処理チャンバ300の接合が、低減された金属-金属間直接接触表面積及び低減された熱伝達を提供するように構造化される場合に、乗算され得る(図1と併せて上述したように、クラスタ型基材処理システム100は、少なくとも4つ(及び一部の例では、最大16つ)の、ゲート弁400/基材処理チャンバ300の接合を含み得る)。
【0063】
追加的に、又は代替的に、熱伝達の低減は、基材ハンドリングチャンバ200をより低温に維持するのを助け、結果として、ロボットアーム210及び/又は基材ハンドリングチャンバ200内の他の機器が、ヒートシンクとして作用する必要性の低減をもたらし得る。これにより、水を循環させる必要性、並びにロボットアーム210及び/又は基材ハンドリングチャンバ200に水冷却を提供する必要性を、低減又は排除することができる(それによって、コスト、複雑さなどを低減する)。また、基材処理チャンバ300からの熱伝達の低減はまた、ゲート弁400及び/又はゲート弁420上のより、安価な封止の使用を可能にし得る。
【0064】
本開示はある特定の実施形態及び実施例の文脈で提供されてきたが、本開示は、具体的に記述される実施形態を超えて、本実施形態の他の代替的な実施形態、及び/又は使用、及び明白な修正、並びにそれらの均等物にまで拡張されることを、当業者は理解するであろう。加えて、本開示の実施形態のいくつかの変形が示され、かつ詳細に記述されているが、本開示の範囲内にある他の修正は、本開示に基づいて当業者に対して容易に明らかとなるであろう。実施形態の特定の特徴及び態様の、様々な組合せ又は部分組合せが作成されてもよく、また依然として本開示の範囲に含まれてもよいことも、また企図される。当然のことながら、開示された実施形態の様々な特徴及び態様は、本開示の実施形態の様々なモードを形成するために、互いに組合せ又は置換えることができる。それ故に、本開示の範囲は、上述の特定の実施形態によって限定されるべきではないことが意図される。
【0065】
本明細書で提供される見出しがある場合、見出しは便宜上のものにすぎず、必ずしも本明細書で開示される装置及び方法の範囲又は意味に影響を与えない。
【符号の説明】
【0066】
100 基材処理システム
200 基材ハンドリングチャンバ
210 ロボットアーム
210 エンドエフェクタ
300 基材処理チャンバ
302 基材支持体
310 ゲート弁取付表面
400 ゲート弁
410 ゲート弁接合表面
412 基部表面
414 アクセス開口部
416 隆起ボス表面
418 取付フランジ
420 ゲート弁
422 弁アクチュエータ
430 封止プレート
440 封止プレートカバー
450 開口部
462 隆起リム
462 開口部
500 ロードロックモジュール
510 基材保持構成要素
600 ゲート弁
700 装置フロントエンドモジュール
710 ロボットアーム
800 ロードポート
900 封止
910 破線円
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図2E
図2F
図3
【外国語明細書】