(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-17
(45)【発行日】2022-01-26
(54)【発明の名称】粉体量検出装置、画像形成装置および粉体量検出方法
(51)【国際特許分類】
G03G 15/08 20060101AFI20220119BHJP
G01G 13/20 20060101ALI20220119BHJP
【FI】
G03G15/08 322B
G01G13/20
(21)【出願番号】P 2018109565
(22)【出願日】2018-06-07
【審査請求日】2021-02-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】本多 浩気
(72)【発明者】
【氏名】安達 洋司
(72)【発明者】
【氏名】家入 雄二
(72)【発明者】
【氏名】本美 勝史
(72)【発明者】
【氏名】久保 達哉
(72)【発明者】
【氏名】松本 純一
(72)【発明者】
【氏名】原 徹也
【審査官】小池 俊次
(56)【参考文献】
【文献】特開2004-286793(JP,A)
【文献】特開2013-254170(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03G 15/08
G01G 13/20
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転駆動部により回転される粉体収容部に収容された粉体の残量を、荷重検出センサを用いて検出する粉体量検出装置において、
回転中における前記粉体収容部内の前記粉体の残量に関する値を前記荷重検出センサから取得し続け、
前記回転駆動部の停止信号を受信した場合、当該停止信号を受信する前にN回転(N≧1)する間に検出した前記粉体の残量に関する値を、N回転にかかる時間で平均化した平均値を算出し、
前記平均値を用いて前記粉体の残量を検出する、
ことを特徴とする粉体量検出装置。
【請求項2】
検出した前記粉体の残量について、前記停止信号の受信後に前記粉体収容部が減速する間に減る粉体量を減じることで補正する、
ことを特徴とする請求項1に記載の粉体量検出装置。
【請求項3】
前記粉体収容部の回転速度の変動に合わせて、N回転にかかる時間を最適化する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の粉体量検出装置。
【請求項4】
検出した前記粉体の残量が所定の閾値以下の場合、前記荷重検出センサの出力感度の低下を考慮した補正を行う、
ことを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載の粉体量検出装置。
【請求項5】
粉体である現像剤による現像を含む画像形成を行う画像形成部と、
請求項1ないし4の何れか一項に記載の粉体量検出装置と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
回転駆動部により回転される粉体収容部に収容された粉体の残量を、荷重検出センサを用いて検出する粉体量検出装置における粉体量検出方法であって、
回転中における前記粉体収容部内の前記粉体の残量に関する値を前記荷重検出センサから取得し続ける工程と、
前記回転駆動部の停止信号を受信した場合、当該停止信号を受信する前にN回転(N≧1)する間に検出した前記粉体の残量に関する値を、N回転にかかる時間で平均化した平均値を算出する工程と、
前記平均値を用いて前記粉体の残量を検出する工程と、
を含むことを特徴とする粉体量検出方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体量検出装置、画像形成装置および粉体量検出方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、粉体の供給が必要な装置においては、粉体収容部である容器内にある粉体の残量の検出を荷重検出センサにより行い、検出結果をユーザに通知することによって、十分な量の粉体が充填された容器との交換を促している(例えば、特許文献1参照)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、荷重検出センサでの粉体残量検出においては、略円筒形状の容器の回転を停止させた状態で残量検出を行うため、容器の回転を停止させた角度によって、容器の偏心と容器内部の粉体の偏りにより検出荷重が変わってしまうという問題があった。
【0004】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、粉体収容部に収容された粉体の残量検出の精度を高めることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、回転駆動部により回転される粉体収容部に収容された粉体の残量を、荷重検出センサを用いて検出する粉体量検出装置において、回転中における前記粉体収容部内の前記粉体の残量に関する値を前記荷重検出センサから取得し続け、前記回転駆動部の停止信号を受信した場合、当該停止信号を受信する前にN回転(N≧1)する間に検出した前記粉体の残量に関する値を、N回転にかかる時間で平均化した平均値を算出し、前記平均値を用いて前記粉体の残量を検出する、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、粉体収容部に収容された粉体の残量検出の精度を高めることができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】
図1は、実施の形態にかかる画像形成装置の概要構成を示す断面図である。
【
図2】
図2は、画像形成装置の概要構成を示す斜視図である。
【
図3】
図3は、トナーボトルの構成を示す図である。
【
図4】
図4は、トナーボトルの設置態様を示す図である。
【
図5】
図5は、ひずみセンサを例示的に示す図である。
【
図6】
図6は、画像形成装置のハードウェア構成を示すハードウェアブロック図である。
【
図7】
図7は、コントローラのハードウェア構成を示すハードウェアブロック図である。
【
図8】
図8は、コントローラの機能構成を示す機能ブロック図である。
【
図9】
図9は、トナーボトル内のトナー残量を検出する機能を示す機能ブロック図である。
【
図10】
図10は、トナー残量を検出する機能の構成を示す機能ブロック図である。
【
図11】
図11は、トナーボトル内のトナーの分布態様を示す図である。
【
図12】
図12は、トナーボトル内のトナーの分布態様を示す図である。
【
図13】
図13は、トナーボトル内のトナーの分布態様を示す図である。
【
図14】
図14は、トナー分布におけるひずみ値に基づいてトナー残量を検出する際の誤差について説明する図である。
【
図16】
図16は、トナーボトル内部のトナーの偏りの影響について示す図である。
【
図17】
図17は、従来のトナー補給動作中の残量検出を示す図である。
【
図19】
図19は、平均化時間の算出について説明する図である。
【
図20】
図20は、実際のトナー残量とセンサ検出量との関係を示すグラフである。
【
図22】
図22は、トナーボトル内のトナー残量を検出する処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に添付図面を参照して、粉体量検出装置、画像形成装置および粉体量検出方法の実施の形態を詳細に説明する。
【0009】
本実施の形態においては、電子写真方式で画像形成出力を実行する画像形成装置において、感光体上に形成された静電潜像を現像する現像器に、粉体の現像剤であるトナーを供給するトナーボトル内におけるトナーの残量を検出する粉体量検出装置および粉体残量検出方法について説明する。また、本実施の形態では、画像形成装置1として、モノクロプリンタ機を例に挙げて説明を行うが、本発明は、C(シアン)M(マゼンダ)Y(イエロー)K(クロ)の各色のトナーを用いてカラー印刷を行う画像形成装置についても同様に適用することができる。
【0010】
図1は実施の形態にかかる画像形成装置1の概要構成を示す断面図、
図2は画像形成装置1の概要構成を示す斜視図である。画像形成装置1は、給紙テーブル105、画像形成部であるプリントエンジン106、および、原稿を読み取るスキャナユニット102、ディスプレイパネル104を含む。給紙テーブル105には、紙やOHPフィルム等の印刷媒体Pが収納されている。印刷媒体Pは呼出ローラ62によって給紙された後、プリントエンジン106へ搬送される。
【0011】
プリントエンジン106は、像担持体、潜像担持体としての感光体10、書込装置47、帯電装置11、現像装置12、転写装置13、クリーニング装置14、および、定着装置22を含む画像形成部として機能する。帯電装置11は、回転駆動する感光体10の表面を一様に帯電する。書込装置47は、感光体10にレーザー光を照射して、感光体10の表面に静電潜像を形成する。
【0012】
現像装置12は、現像ローラ81によって感光体10の表面にトナーを付着させ、感光体10の表面に形成された静電潜像を可視像化する。転写装置13は、転写ベルト17を備えており、この転写ベルト17は、転写位置Bで感光体10の周面に押し当てられている。
【0013】
レジストローラ21を通過した印刷媒体Pは、転写位置Bへ送り込まれる。転写装置13によって感光体10上のトナー像が転写位置Bへ送り込まれた印刷媒体Pに転写されて、印刷媒体Pの表面にトナー像が担持される。クリーニング装置14は、転写後の感光体10の表面に残留したトナーを除去し、除電ランプ9によって感光体10上の残留電位を除去する。
【0014】
定着装置22は、加熱ローラ30と加圧ローラ32とを有し、トナー像が担持された印刷媒体Pに熱および圧力を加え、印刷媒体Pにトナー像を定着する。その後、印刷媒体Pは、排紙ローラ35により排紙トレイ107上に排出され、そこにスタックされる。
【0015】
一方、印刷媒体Pの両面に画像を形成する場合、排出分岐爪34によって印刷媒体Pは、反転路43に搬送される。その後、搬送ローラ66を逆回転させることによって、印刷媒体Pは、再搬送路44を介してレジストローラ21に搬送される。そして、印刷媒体Pのトナー像が担持されていない面にも、これまで説明したようにトナー像が転写される。
【0016】
画像形成装置1においては、感光体10、帯電装置11、現像装置12、および、クリーニング装置14は、
図1に示すようにプロセスカートリッジ80として一体に構成されている。現像装置12は、現像ローラ81、トナーを含む現像剤の層の厚みを制御するためのドクターブレード6、現像剤を撹拌搬送するスクリュー82、83を含む。クリーニング装置14は、クリーニングブレード8を含む。除電ランプ9は、クリーニングブレード8で感光体表面を清掃したあとに感光体10上の残留電位を除去する。
【0017】
プロセスカートリッジ80は、画像形成装置1の前後方向に渡されたレール91に従って装置手前側にスライドさせることによって、開口部80aから取り外すことができる。
【0018】
また、画像形成装置1は、プロセスカートリッジ80に供給するためのトナーが充填されたトナーボトル201を含む。トナーボトル201は、開口部20aから引き出すことによって画像形成装置1から取り外すことができ、トナーが充填された交換用のトナーボトルを開口部20aから挿入することによって交換することができる。
【0019】
次に、本実施の形態に係る粉体収容部であるトナーボトル201の構成について説明する。
【0020】
ここで、
図3はトナーボトル201の構成を示す図、
図4はトナーボトル201の設置態様を示す図である。
図3に示すように、略円筒形状のトナーボトル201は、突起部211、供給口212を含む。突起部211は、トナーボトル201の長手方向における螺旋状に設けられている。突起部211の突出方向はトナーボトル201の内壁面、すなわち、トナーが充填されている側である。つまり突起部211は、トナーボトル201の内壁面を長手方向における螺旋状に突出させて形成されている。なお、突起部211が形成されている位置に対応するトナーボトル201の外壁面は突起部211の形状に合わせて内側に凹んでいる。
【0021】
また、
図4に示すように、トナーボトル201の長手方向の一端側の外周には、ギア203が形成されている。トナー供給部202にトナーボトル201を装着すると、トナー供給部202に設けられた駆動モータ250とトナーボトル201が組み合わる状態になる。この状態において、ボトル駆動部121を駆動させると、回転駆動部である駆動モータ250が回転し、駆動モータ205の回転に応じてトナーボトル201が長手方向の軸を中心として回転する。
【0022】
トナーボトル201を回転させると、突起部211によってトナーは撹拌されながら、突起部211に沿ってトナーボトル201の内部を移動する。すでに説明したとおり、突起部211はトナーボトル201の長手方向において螺旋状に形成されているので、トナーもトナーボトル201の内側を螺旋状に移動する。
【0023】
したがって、突起部211は、トナーボトル201の内部空間においてトナーの分布が変化するようにトナーを移動させる粉体移動部として機能する。トナーが供給口212に向かって移動するトナーボトル201の回転方向を供給方向とし、トナーが供給口212から離れるように移動するトナーボトル201の回転方向を逆方向として、以後の説明を行う。
【0024】
トナーボトル201内を供給方向へと移動したトナーは、供給口212の内部を通過するように設けられた搬送ノズル222内の搬送スクリュー225によって現像装置12へ送られる。このようにしてトナーボトル201から現像装置12へとトナーが供給される。
【0025】
図4に示すように、画像形成装置1は、トナーボトル201内のトナー残量を検出するために、荷重検出センサであるひずみセンサ204を備えている。
【0026】
ここで、
図5はひずみセンサ204を例示的に示す図である。
図5に示すように、ひずみセンサ204は、供給口212と対向するトナーボトル201の長手方向の一端において、トナーボトル201を支持する支持部260に設けられている。本実施の形態では、画像形成装置1は、ひずみセンサ204の出力値に基づいてトナーボトル201の重量を計測し、計測したトナーボトル201の重量に基づいてトナーボトル201内におけるトナー残量を検出する。
【0027】
ひずみセンサ204は、例えば、ダイアフラム上にピエゾ抵抗がブリッジ回路を形成して配置されており、ダイアフラムの変形によってピエゾ抵抗に応力を与えることで抵抗値が変化し、その抵抗値変化によるブリッジ回路の中点電位変動を捉えることで、荷重検出を行なうことができる。
【0028】
また、
図5に示すように、ひずみセンサ204が設けられる支持部260は、トナーボトル201の供給口212の反対側を支えることが可能な構造体となっている。これにより、トナーボトル201の供給口212側の一端のみで保持されている構成でトナーボトル201を回した場合に、供給口212の反対側が自由に動いてしまうことを防ぐことができる。
【0029】
次に、本実施の形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成について説明する。
【0030】
図6は、画像形成装置1のハードウェア構成を示すハードウェアブロック図である。
図6に示すように、本実施の形態に係る画像形成装置1は、コントローラ100、駆動モータ250、ひずみセンサ204、ADF(Auto Document Feeder:原稿自動搬送装置)101、スキャナユニット102、排紙トレイ103、ディスプレイパネル104、給紙テーブル105、プリントエンジン106、排紙トレイ107、および、ネットワークI/F108を有する。
図6に示すように、画像形成装置1は、スキャナユニット102、プリントエンジン106を有する複合機として構成されている。なお、
図6においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。
【0031】
ディスプレイパネル104は、画像形成装置1の状態を視覚的に表示する表示部であるとともに、タッチパネルとしてユーザが画像形成装置1を直接操作し、もしくは、画像形成装置1に対して情報を入力する際の入力部でもある。すなわち、ディスプレイパネル104は、ユーザによる操作を受けるための画像を表示する機能を含む。ディスプレイパネル104は、LCD(Liquid Crystal Display)56および操作部57によって実現される。LCD56は、ユーザが画像形成装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部57は、キーボードやマウスなど、ユーザが画像形成装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。したがって、ディスプレイパネル104は操作表示部として機能する。
【0032】
ネットワークI/F108は、画像形成装置1がネットワークを介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。ネットワークI/F108は、TCP/IPプロトコルによる通信が可能である。また、ネットワークI/F108は、画像形成装置1がファクシミリとして機能する際に、ファクシミリ送信を実行するためのインタフェースとしても機能する。そのため、ネットワークI/F108は、電話回線にも接続されている。
【0033】
図7は、コントローラ100のハードウェア構成を示すハードウェアブロック図である。コントローラ100は、画像形成装置1全体を制御する制御部として機能する。コントローラ100は、CPU(Central Processing Unit)51を備えている。CPU51には、RAM(Random Access Memory)52、ROM(Read Only Memory)53、HDD(Hard Disk Drive)54、および、I/F55がバス58を介して接続されている。
【0034】
CPU51は演算手段であり、画像形成装置1全体の動作を制御する。RAM52は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU51が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM53は、読み出し専用の不揮発性の記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD54は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラムなどが格納される。
【0035】
I/F55は、バス58と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。例えば、I/F55には、LCD56や操作部57などが接続されている。
【0036】
このようなハードウェア構成において、ROM53に格納されたプログラムや、HDD54もしくは光学ディスクなどの記憶媒体からRAM52にロードされたプログラムに従ってCPU51が演算を行うことにより、コントローラ100は画像形成装置1全体を制御する制御部として機能する。
【0037】
本実施の形態の画像形成装置1で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD-R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供される。
【0038】
また、本実施の形態の画像形成装置1で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の画像形成装置1で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0039】
また、本実施の形態の画像形成装置1で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
【0040】
次に、コントローラ100のCPU51がHDD54やROM53に記憶されたプログラムを実行することによって発揮する機能について説明する。なお、ここでは従来から知られている機能については説明を省略し、本実施の形態の画像形成装置1が発揮する特徴的な機能について詳述する。
【0041】
図8は、コントローラ100の機能構成を示す機能ブロック図である。
【0042】
図8に示すように、コントローラ100のCPU51は、主制御部110、エンジン制御部120、画像処理部130、操作表示制御部140、入出力制御部150として機能する。
【0043】
なお、本実施の形態においては、コントローラ100が発揮する特徴的な機能をCPU51がプログラムを実行することにより実現するものとしたが、これに限るものではなく、例えば、上述した各部の機能のうちの一部または全部が専用のハードウェア回路で実現されてもよい。
【0044】
主制御部110は、コントローラ100に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ100の各部に命令を与える。また、主制御部110は、ひずみセンサ204からの出力値を受信する。
【0045】
エンジン制御部120は、プリントエンジン106やスキャナユニット102などを制御する、もしくは、駆動する駆動手段としての役割を担う。また、エンジン制御部120は、トナーボトル201を回転駆動させる駆動モータ250を駆動制御する。
【0046】
画像処理部130は、主制御部110の制御に従い、印刷出力すべき画像情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、画像形成部であるプリントエンジン106が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。
【0047】
また、画像処理部130は、スキャナユニット102から入力される撮像データを処理し、画像データを生成する。この画像データとは、スキャナ動作の結果物として画像形成装置1の記憶領域に格納され、もしくは、ネットワークI/F108を介して他の情報処理端末や記憶装置に送信される情報である。
【0048】
操作表示制御部140は、ディスプレイパネル104に情報表示を行い、もしくは、ディスプレイパネル104を介して入力された情報を主制御部110に通知する。入出力制御部150は、ネットワークI/F108を介して入力される情報を主制御部110に入力する。また、主制御部110は、入出力制御部150を制御し、ネットワークI/F108およびネットワークを介してネットワークに接続された他の機器にアクセスする。
【0049】
操作表示制御部140は、ソフトキーをディスプレイパネル104に表示するための情報である配置情報をHDD54から参照し、ディスプレイパネル104を介して入力された情報とともに主制御部110に通知する。
【0050】
画像形成装置1がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部150がネットワークI/F108を介して印刷ジョブを受信する。入出力制御部150は、受信した印刷ジョブを主制御部110に転送する。主制御部110は、印刷ジョブを受信すると、画像処理部130を制御して印刷ジョブに含まれる文書情報もしくは画像情報に基づいて描画情報(描画データ)を生成させる。
【0051】
画像処理部130によって描画情報が生成されると、エンジン制御部120は、プリントエンジン106を制御し、上記生成された描画情報に基づき、給紙テーブル105から搬送される用紙に対して画像形成を実行させる。すなわち、画像処理部130、エンジン制御部120およびプリントエンジン106が画像形成出力部として機能する。プリントエンジン106によって画像形成が施された文書は排紙トレイ107に排紙される。
【0052】
画像形成装置1がスキャナとして動作する場合は、ユーザによるディスプレイパネル104の操作もしくはネットワークI/F108を介して他の端末から入力されるスキャン実行指示に応じて、操作表示制御部140もしくは入出力制御部150が主制御部110にスキャン実行信号を転送する。主制御部110は、受信したスキャン実行信号に基づき、エンジン制御部120を制御する。
【0053】
エンジン制御部120は、ADF101を駆動し、ADF101にセットされた撮像対象原稿をスキャナユニット102に搬送する。また、エンジン制御部120は、スキャナユニット102を駆動し、ADF101から搬送される原稿を撮像する。また、ADF101に原稿がセットされておらず、スキャナユニット102に直接原稿がセットされた場合、スキャナユニット102は、エンジン制御部120の制御に従い、セットされた原稿を撮像する。すなわち、スキャナユニット102が撮像部として動作するとともに、エンジン制御部120が、読取制御部として機能する。
【0054】
撮像動作においては、スキャナユニット102に含まれるCIS(Contact Image Sensor)やCCD(Charge-Coupled Device)などの撮像素子が原稿を光学的に走査し、光学情報に基づいて生成された撮像情報が生成される。エンジン制御部120は、スキャナユニット102が生成した撮像情報を画像処理部130に転送する。画像処理部130は、主制御部110の制御に従い、エンジン制御部120から受信した撮像情報に基づき画像情報を生成する。
【0055】
画像処理部130が生成した画像情報は主制御部110が取得し、主制御部110がHDD54などの画像形成装置1に装着された記憶媒体に保存する。すなわち、スキャナユニット102、エンジン制御部120および画像処理部130が連動して、画像入力部として機能する。画像処理部130によって生成された画像情報は、ユーザの指示に応じてそのままHDD54等に格納されもしくは入出力制御部150およびネットワークI/F108を介して外部の装置に送信される。
【0056】
また、画像形成装置1が複写機として動作する場合は、エンジン制御部120がスキャナユニット102から受信した撮像情報もしくは画像処理部130が生成した画像情報に基づき、画像処理部130が描画情報を生成する。その描画情報に基づいてプリンタ動作の場合と同様に、エンジン制御部120がプリントエンジン106を駆動する。なお、描画情報と撮像情報との情報形式が同一である場合は、撮像情報をそのまま描画情報として用いることも可能である。
【0057】
このような構成において、画像形成装置1は、ひずみセンサ204の出力値に基づいてトナーボトル201内のトナー残量を検出する粉体量検出装置としても機能する。次に、トナーボトル201内のトナー残量を検出する機能について説明する。
【0058】
図9は、トナーボトル201内のトナー残量を検出する機能を示す機能ブロック図である。
図9に示すように、本実施の形態においては、主制御部110およびエンジン制御部120が協働して、トナーボトル201内のトナー残量を検出する。
【0059】
図9に示すように、主制御部110は、時間計測部111、回転制御部112、トナー残量検出部113を含む。また、エンジン制御部120は、ボトル駆動部121を含む。
【0060】
時間計測部111は、画像形成装置1の動作状況に応じて、所定のタイミングからの経過時間を測定する。
【0061】
回転制御部112は、ボトル駆動部121に駆動モータ250を動作させるための命令情報を送信する。ボトル駆動部121は、駆動モータ250を駆動させることによって、トナーボトル201を回転駆動させる。
【0062】
トナー残量検出部113は、主制御部110に入力される画像形成装置1の動作に関する情報に基づいてトナーボトル201内のトナーの残量を検出する粉体残量検出部である。
【0063】
以下、トナー残量検出部113の内部構成について説明する。
【0064】
図10は、トナー残量を検出する機能の構成を示す機能ブロック図である。
図10に示すように、トナー残量検出部113は、ひずみ値検出部1131、トナー残量予測部1132、トナー残量算出部1133を含む。
【0065】
ひずみ値検出部1131は、トナーボトル201を支持する支持部260の位置がトナーボトル201の重量に応じて上下方向に、すなわち、
図4の矢印Vが示す方向に変化することによってひずみセンサ204が出力する値(以後、「ひずみ値」とする)を検出する。したがって、ひずみ値検出部1131は、トナーボトル201の位置変化を示す変化値であるひずみ値を検出する変化値検出部として機能する。
【0066】
トナー残量予測部1132は、画像形成装置1において画像形成出力される描画情報の画素数に基づいてトナーボトル201内のトナー残量の予測値を算出する粉体残量予測部として機能する。
【0067】
トナー残量算出部1133は、ひずみ値とトナー残量との関係を示すデータテーブルもしくは、ひずみ値とトナー残量との関係を表す数式を有し、ひずみ値に基づいてトナーボトル201内のトナー残量を算出する。
【0068】
このような構成において、本実施の形態においては、トナーボトル201を回転駆動させることによってトナーボトル201内のトナー分布を制御し、トナー残量を検出する。
図11から
図13は、トナーボトル201内のトナーの分布態様を示す図である。
図11から
図13においては、トナーボトル201内のトナーを網掛けされた領域で示している。
【0069】
図11に示すトナーボトル201内では、ひずみセンサ204付近に集中してトナーが分布している。
図12に示すトナーボトル201内では、供給口212付近に集中してトナーが分布している。
図13に示すトナーボトル201内では、トナーボトル201の長手方向中央付近にトナーが集中して分布している。
【0070】
トナーボトル201内のトナーは、供給口212を通過して現像装置12に供給される。そのため、トナーボトル201からプロセスカートリッジ80にトナーが供給された直後のトナーボトル201内においては、
図12に示すように供給口212付近に集中してトナーが分布する。これは、トナーボトル201が回転駆動することによって、突起部211に沿ってトナーが供給口212の方向に移動するためである。
【0071】
図14は、
図11および
図12に示したそれぞれのトナー分布におけるひずみ値に基づいてトナー残量を検出する際の誤差について説明する図である。
図14においては、
図11のトナー分布におけるひずみセンサ204の出力特性について曲線Aで示し、
図12のトナー分布におけるひずみセンサ204の出力特性について曲線Bで示している。
【0072】
図14では、トナーボトル201内のトナー残量が少ない場合にひずみセンサ204で検出したひずみ値を領域P1において示している。
図11のトナー分布では、トナーボトル201内のトナー残量に関わらず、トナー残量に応じてひずみ値が検出されるため、曲線Aはリニアな曲線となる。
【0073】
一方で、
図12のトナー分布では、トナー残量が少ない場合には、実際のトナー残量に対応するひずみ値と異なるひずみセンサ204の出力値が検出されるため、曲線Bはリニアな曲線とはならない。このように、
図12のトナー分布の状態のままでは、トナーボトル201内のトナー残量を、精度よく検出することができない。
【0074】
そこで、本実施の形態では、トナーボトル201内のトナー残量を検出する際に、
図11に示すように、ひずみセンサ204付近にトナーが分布するように、トナーを移動させてからトナー残量を検出する。トナーボトル201を逆方向に回転駆動させることによって、供給口212付近に集中して分布しているトナーをひずみセンサ204付近に移動させることができる。
【0075】
ところで、ひずみセンサ204でのトナー残量検出をトナーボトル201の停止中に行う場合、トナーボトル201の回転を停止させた角度、すなわちトナーボトル201の偏心とトナーボトル201内部のトナーの偏りによって、ひずみセンサ204が出力するひずみ値(検出量)が変わってしまうという問題がある。
【0076】
ここで、
図15は偏心の影響について説明する図、
図16はトナーボトル201内部のトナーの偏りの影響について示す図である。
図15に示すように、トナーボトル201を回転させるとどの角度でトナーボトル201が停止したか分からないため、トナーボトル201の偏心による影響がトナー残量の荷重にどの程度重畳しているかわからない。また、
図16に示すように、トナーボトル201が停止した際に、トナーボトル201内部のトナーの偏り方が毎回異なるため、正確な残量の検出が難しい。
【0077】
また、従来においては、ひずみセンサ204でのトナー残量検出をトナーボトル201トナー補給動作中に行うことが考えられていた。
図17は従来のトナー補給動作中の残量検出を示す図である。
図17に示すように、トナー補給動作中のひずみセンサ204が出力するひずみ値(検出量)をトナー補給動作時間tで平均化したとしても、トナー補給動作中にトナー残量は常に減っていくので、トナー補給動作終了時の正確なトナー残量を知ることは難しい、という問題もある。
【0078】
そこで、上記課題を解決するために、本実施の形態の画像形成装置1(トナー残量検出部113)においては、下記に示す処理を行う。
【0079】
ここで、
図18はボトル回転中の残量検出を示す図、
図19は平均化時間Tの算出について説明する図である。
図18に示すように、本実施の形態の画像形成装置1においては、ひずみ値検出部1131が、ボトル回転中のひずみセンサ204が出力するひずみ値(検出量)を取得し続ける。そして、トナー残量算出部1133は、ボトル回転中にトナーボトル201の回転を行う駆動モータ250の停止タイミングを監視し、駆動モータ250の停止信号を受けてからトナーボトル201が減速する直前にN回転(N≧1)する間に検出したトナー残量を、N回転にかかる平均化時間Tで平均化を行う。
【0080】
なお、トナー残量算出部1133は、平均化を行う際、
図19に示すように、トナー残量に応じてトナーボトル201の回転速度が変動するため、回転速度に合わせて平均化時間Tを最適化する。例えば、トナーが満タン時はトナーボトル201が重いため回転速度は遅くなり、N回転にかかる時間が長くなるため、平均化時間Tも長くなる。トナーが満タン時の回転速度は100rpmであり、N回転にかかる時間Tは0.6Nsとなる。一方、トナーが空の時はトナーボトル201が軽いため回転速度は速くなり、N回転にかかる時間が短くなるため、平均化時間Tも短くなる。トナーが空の時の回転速度は120rpmであり、N回転にかかる時間Tは0.5Nsとなる。
【0081】
そして、トナー残量算出部1133は、平均化した値から減速中に減る微小トナー量を減じた値をトナー残量とする。なお、減速中に減る微小トナー量は、予め把握しておくものとする。
【0082】
ここで、
図20は実際のトナー残量とセンサ検出量との関係を示すグラフである。
図20に示すように、トナー残量が少なくなった場合、トナーボトル201内のトナーの在り方がトナー量で異なり重心が変化するため、ひずみセンサ204のセンサ出力感度が落ちてしまうという課題がある。
【0083】
そこで、トナー残量算出部1133は、トナーボトル201内のトナー残量が少ない場合(任意の閾値以下)では、あらかじめ作成しておいた補正テーブルで測定したトナー残量値の補正を行う。
【0084】
図21は、補正テーブル200の一例を示す図である。
図21に示すように、トナー残量が少ない場合(任意の閾値以下)、
図18の方法で得られた値について、補正テーブル200にて補正する。
【0085】
これにより、残量検出を適切なタイミングで行うことで、トナーボトル201の偏心とトナーボトル201内部のトナーの偏りによりひずみセンサ204が出力するひずみ値(検出量)が変動してしまう課題を解消することができ、トナー残量を正確に検出することができる。
【0086】
次に、本実施の形態に係るトナーボトル201内のトナー残量を検出する処理の流れについて説明する。
【0087】
図22は、トナーボトル201内のトナー残量を検出する処理の流れを示すフローチャートである。なお、トナーボトル201から現像装置12へのトナーが供給されたとき、大量の画像形成出力の実行後、ユーザがディスプレイパネル104からトナー残量検出を行うための操作を行ったとき、あらかじめ定められた任意の周期、などをトリガーとして本処理が開始される。
【0088】
回転制御部112は、ボトル駆動部121に対して、トナーボトル201を逆回転させるように駆動モータ250を駆動させる命令情報を送信し、ボトル駆動部121は、命令情報に従って駆動モータ250を駆動させる(ステップS1301)。
【0089】
次に、時間計測部111は、駆動モータ250の駆動が開始されるタイミングから経過した時間の計測を開始する(ステップS1302)。時間計測部111は、駆動モータ250が駆動されることによってトナーボトル201が回転駆動し、トナーが移動する時間を計測する。
【0090】
続いて、回転制御部112は、時間計測部111による計測時間が所定の時間t1を経過する(ステップS1303/Yes)と、ボトル駆動部121に対して駆動モータ250の駆動を停止させる命令情報を送信する。ボトル駆動部121は、回転制御部112からの命令情報に従って駆動モータ250を停止させる(ステップS1304)。
【0091】
なお、時間t1は、トナーがひずみセンサ204付近に移動するために必要な時間であって、トナー残量に応じた値を示すデータテーブルが予め時間計測部111に保持されている。ステップS1302において、時間計測部111は、前回のトナー残量の値に基づいて、トナーボトル201内をトナーが移動する時間に相当する所定の時間t1を決定して時間計測を行う。
【0092】
駆動モータ250が停止すると、ひずみ値検出部1131は、ひずみセンサ204によって検出されたひずみ値Sを取得する(ステップS1305)。なお、ひずみ値検出部1131は、トナー補給動作中において、ひずみセンサ204が出力するひずみ値(検出量)を取得し続ける。
【0093】
トナー残量算出部1133は、ステップS1305で取得したひずみ値Sに基づいてトナーボトル201内のトナー残量を算出する(ステップS1306)。
【0094】
より詳細には、トナー残量算出部1133は、トナーボトル201の回転中に駆動モータ250の停止タイミングを監視し、駆動モータ250の停止信号を受けてからトナーボトル201が減速する直前にN回転する間に検出したトナー残量を、N回転にかかる平均化時間Tで平均化を行う。そして、トナー残量算出部1133は、平均化した値から減速中に減る微小トナー量を減じた値をトナー残量として算出する。なお、減速中に減る微小トナー量は、予め把握しておくものとする。
【0095】
トナー残量算出部1133は、ひずみ値とトナー残量との関係を示すデータテーブルを有している。そのため、ステップS1306の処理において、トナー残量算出部1133は、ステップS1305で取得したひずみ値Sに対応したトナー残量をデータテーブルから抽出する。
【0096】
トナー残量算出部1133によってトナー残量が算出されると、時間計測部111は、時間計測を終了し(ステップS1307)、主制御部110は本処理を終了する。なお、主制御部110は、ステップS1306で算出されたトナーボトル201内のトナー残量が所定の量よりも少なくなっている場合、ディスプレイパネル104を介してユーザに通知するための画面を表示させる処理を実行してもよい。
【0097】
以上説明したように、本実施の形態においてはトナーボトル201内のトナー残量を精度よく検出するために、トナーをひずみセンサ204付近に移動させてからひずみ値を取得し、トナー残量を算出する。また、駆動モータ250を駆動させる時間を短くしてトナーをひずみセンサ204に移動させ、トナー残量を算出することもできる。
【0098】
このように本実施の形態によれば、残量検出を適切なタイミングで行うことで、粉体収容部であるトナーボトル201に収容された粉体であるトナーの残量検出の精度を高めることができる。
【0099】
また、本実施の形態に係る画像形成装置においては、トナーボトル内のトナーの分布を一定の状態に制御してトナー残量を検出する粉体残量検出装置を搭載し、トナー残量を検出する。このようにすることで、トナーボトル内のトナー残量を精度よく検出することができ、さらには、トナー残量を検出するためのセンサに異常が発生しているか否かを検出することも可能である。
【0100】
なお、本実施の形態に係るトナーボトル201は、内壁面に突起部211を有するトナーボトルを例に説明を行ったが、
図23に示すように、突起部211の代わりとして内部にスクリュー機構213を有するトナーボトル201に対しても本発明を適用することができる。
【0101】
スクリュー機構213は、トナー供給部202に装着されると、駆動モータ250と係合し、駆動モータ250の駆動に従って回転駆動する。そして、トナーボトル201の内部空間にあるトナーは、スクリュー機構213の回転駆動によって、トナーの分布が変化する。したがって、スクリュー機構213は、トナーボトル201を回転駆動させることなく、トナーボトル201内のトナーを移動させることによって分布状態を変化させる粉体移動部として機能する。
【0102】
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機を例に挙げて説明したが、これに限るものではなく、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。
【符号の説明】
【0103】
1 粉体量検出装置、画像形成装置
106 画像形成部
201 粉体収容部
204 荷重検出センサ
250 回転駆動部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0104】