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特許7013955情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-01-24
(45)【発行日】2022-02-01
(54)【発明の名称】情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20220125BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20220125BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20220125BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20220125BHJP
   B41J 29/42 20060101ALI20220125BHJP
【FI】
G06F3/12 367
H04N1/00 127Z
G03G21/00 396
B41J29/38
B41J29/42 F
G06F3/12 303
G06F3/12 391
H04N1/00 912
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2018043625
(22)【出願日】2018-03-09
(65)【公開番号】P2019159616
(43)【公開日】2019-09-19
【審査請求日】2020-12-10
(73)【特許権者】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】加藤 裕也
【審査官】松浦 かおり
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-231060(JP,A)
【文献】特開2017-007271(JP,A)
【文献】特開平11-134273(JP,A)
【文献】特開2011-108102(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/09 - 3/12
B41J 29/00 -29/70
G03G 13/34
G03G 15/00
G03G 15/36
G03G 21/00 -21/02
G03G 21/14
G06F 3/01
G06F 3/048- 3/0489
G06F 13/00
H04N 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の機器とネットワークを介して接続された情報処理装置であって、
前記複数の機器に対して動作状態を確認する通信を行う送信部と、
前記複数の機器から動作状態を示す情報を受信する受信部と、
前記複数の機器を、動作状態を示す情報を受信した機器のグループと、動作状態を示す情報を受信しなかった機器のグループとに分類する制御部と、
前記動作状態を示す情報を受信した機器のグループに分類された前記複数の機器からユーザのジョブリストを取得する優先度を決定する決定部と、
決定された前記ユーザのジョブリストを取得する優先度に基づいて、前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する取得部と
取得された前記ユーザのジョブリストに基づいてジョブを表示する表示部とを有し、
前記制御部は、前記動作状態を示す情報を受信した機器のグループを、前記ユーザのジョブが機器に存在するグループと、前記ユーザのジョブが機器に存在しないグループとに分類し、
前記ユーザのジョブが機器に存在するグループにおいて、第1の機器が有する前記ユーザのジョブが前記表示部から消えた場合に、前記第1の機器の前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する優先度を下げ、
前記ユーザのジョブが機器に存在するグループにおいて、第2の機器が有する前記ユーザのジョブが前記表示部に現れた場合に、前記第2の機器の前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する優先度を上げ、
前記ユーザのジョブが機器に存在するグループにおいて、第3の機器が有する前記ユーザのジョブが実行された場合、前記第3の機器の前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する優先度を上げる情報処理装置。
【請求項2】
前記複数の機器からユーザのジョブリストを取得する優先度は、動作状態を示す情報を受信した機器のグループを動作状態を示す情報を受信しなかった機器のグループよりも優先する請求項1記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記複数の機器からユーザのジョブリストを取得する優先度は、前記ユーザのジョブが機器に存在するグループを前記ユーザのジョブが機器に存在しないグループよりも優先する請求項1記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記ユーザが過去にログインした時点で分類されていた、動作状態を示す情報を受信した機器であって前記ユーザのジョブが機器に存在するグループ、動作状態を示す情報を受信した機器であって前記ユーザのジョブが機器に存在しないグループ及び動作状態を示す情報を受信しなかった機器のグループと、
前記ログインした時点以降に分類された、動作状態を示す情報を受信した機器のグループ及び動作状態を示す情報を受信しなかった機器のグループとを統合して、
前記ログインした時点以降に分類された、動作状態を示す情報を受信した機器のグループ及び動作状態を示す情報を受信しなかった機器のグループを優先して、動作状態を示す情報を受信した機器であって前記ユーザのジョブが機器に存在するグループ、動作状態を示す情報を受信した機器であって前記ユーザのジョブが機器に存在しないグループ及び動作状態を示す情報を受信しなかった機器のグループの分類を更新する請求項1記載の情報処理装置。
【請求項5】
複数の機器とネットワークを介して接続された情報処理装置が実行する情報処理方法であって、
前記複数の機器に対して動作状態を確認する通信を行う送信手順と、
前記複数の機器から動作状態を示す情報を受信する受信手順と、
前記複数の機器を、動作状態を示す情報を受信した機器のグループと、動作状態を示す情報を受信しなかった機器のグループとに分類する制御手順と、
前記動作状態を示す情報を受信した機器のグループに分類された前記複数の機器からユーザのジョブリストを取得する優先度を決定する決定手順と、
決定された前記ユーザのジョブリストを取得する優先度に基づいて、前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する取得手順と
取得された前記ユーザのジョブリストに基づいてジョブを表示する表示手順と、
前記動作状態を示す情報を受信した機器のグループを、前記ユーザのジョブが機器に存在するグループと、前記ユーザのジョブが機器に存在しないグループとに分類する手順と、
前記ユーザのジョブが機器に存在するグループにおいて、第1の機器が有する前記ユーザのジョブが前記表示手順による表示から消えた場合に、前記第1の機器の前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する優先度を下げる手順と、
前記ユーザのジョブが機器に存在するグループにおいて、第2の機器が有する前記ユーザのジョブが前記表示手順による表示に現れた場合に、前記第2の機器の前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する優先度を上げる手順と、
前記ユーザのジョブが機器に存在するグループにおいて、第3の機器が有する前記ユーザのジョブが実行された場合、前記第3の機器の前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する優先度を上げる手順とを実行する情報処理方法。
【請求項6】
複数の機器とネットワークを介して接続された情報処理装置を有する情報処理システムであって、
前記複数の機器に対して動作状態を確認する通信を行う送信部と、
前記複数の機器から動作状態を示す情報を受信する受信部と、
前記複数の機器を、動作状態を示す情報を受信した機器のグループと、動作状態を示す情報を受信しなかった機器のグループとに分類する制御部と、
前記動作状態を示す情報を受信した機器のグループから、前記複数の機器からユーザのジョブリストを取得する優先度を決定する決定部と、
決定された前記ユーザのジョブリストを取得する優先度に基づいて、前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する取得部と
取得された前記ユーザのジョブリストに基づいてジョブを表示する表示部とを有し、
前記制御部は、前記動作状態を示す情報を受信した機器のグループを、前記ユーザのジョブが機器に存在するグループと、前記ユーザのジョブが機器に存在しないグループとに分類し、
前記ユーザのジョブが機器に存在するグループにおいて、第1の機器が有する前記ユーザのジョブが前記表示部から消えた場合に、前記第1の機器の前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する優先度を下げ、
前記ユーザのジョブが機器に存在するグループにおいて、第2の機器が有する前記ユーザのジョブが前記表示部に現れた場合に、前記第2の機器の前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する優先度を上げ、
前記ユーザのジョブが機器に存在するグループにおいて、第3の機器が有する前記ユーザのジョブが実行された場合、前記第3の機器の前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する優先度を上げる情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
ロケーションフリー印刷には、サーバレスの環境でMFP(Multifunction Peripheral)又はプリンタをネットワークを介して接続し、ユーザがいずれの機器に対して印刷スプールを行っても、いずれの機器からでも印刷することができるサーバレスのロケーションフリー印刷がある。そして、複合機又はプリンタを多数接続する技術が既に知られている(例えば特許文献1)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来のロケーションフリー印刷システムにおいては、ユーザがログインすると当該ユーザの印刷ジョブをすべての接続された機器が並行して取得を試みる。しかしながら、並行して印刷ジョブを取得するためのリソースには限りがあるため、機器の数が多い場合、他の機器の取得が完了するのを待って取得することになる。ここで、機器の電源が入っていない場合又はネットワークに接続できていない場合、印刷ジョブの取得に時間を要するため、印刷ジョブを取得するためのリソースに無駄が生じる。さらに、ユーザが印刷を指示する機器の印刷ジョブの取得に要する時間が増大する可能性が高くなる。そのため、機器の数が多くなると、ユーザビリティの低下を招く恐れがあった。
【0004】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであって、ロケーションフリー印刷において、ユーザが必要とする印刷ジョブを機器に早く表示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
そこで上記課題を解決するため、情報処理装置は、複数の機器とネットワークを介して接続され、前記複数の機器に対して動作状態を確認する通信を行う送信部と、前記複数の機器から動作状態を示す情報を受信する受信部と、前記複数の機器を、動作状態を示す情報を受信した機器のグループと、動作状態を示す情報を受信しなかった機器のグループとに分類する制御部と、前記動作状態を示す情報を受信した機器のグループに分類された前記複数の機器からユーザのジョブリストを取得する優先度を決定する決定部と、決定された前記ユーザのジョブリストを取得する優先度に基づいて、前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する取得部と、取得された前記ユーザのジョブリストに基づいてジョブを表示する表示部とを有し、前記制御部は、前記動作状態を示す情報を受信した機器のグループを、前記ユーザのジョブが機器に存在するグループと、前記ユーザのジョブが機器に存在しないグループとに分類し、前記ユーザのジョブが機器に存在するグループにおいて、第1の機器が有する前記ユーザのジョブが前記表示部から消えた場合に、前記第1の機器の前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する優先度を下げ、前記ユーザのジョブが機器に存在するグループにおいて、第2の機器が有する前記ユーザのジョブが前記表示部に現れた場合に、前記第2の機器の前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する優先度を上げ、前記ユーザのジョブが機器に存在するグループにおいて、第3の機器が有する前記ユーザのジョブが実行された場合、前記第3の機器の前記複数の機器から前記ユーザのジョブリストを取得する優先度を上げる
【発明の効果】
【0006】
ロケーションフリー印刷において、ユーザが必要とする印刷ジョブを機器に早く表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の実施の形態における情報処理システムの構成例(1)を示す図である。
図2】本発明の実施の形態における情報処理システムの構成例(2)を示す図である。
図3】本発明の実施の形態における画像形成装置1のハードウェア構成例を示す図である。
図4】本発明の実施の形態における画像形成装置1の機能構成例を示す図である。
図5】本発明の実施の形態における接続先リストの例を示す図である。
図6】本発明の実施の形態における接続先記憶部104で保持される情報の例を示す図である。
図7】本発明の実施の形態における接続先のグルーピングについて説明するための図である。
図8】本発明の実施の形態における接続先のグルーピングの例(1)を示す図である。
図9】本発明の実施の形態における接続先のグルーピングの手順(1)を説明するためのフローチャートである。
図10】本発明の実施の形態における接続先のグルーピングの手順(2)を説明するためのフローチャートである。
図11】本発明の実施の形態における接続先のグルーピングの例(2)を示す図である。
図12】本発明の実施の形態におけるジョブリスト取得の手順を説明するためのフローチャートである。
図13】本発明の実施の形態における接続先のグループ内優先度の更新手順を説明するためのフローチャートである。
図14】本発明の実施の形態における接続先のグループ内優先度が更新される例(1)を示す図である。
図15】本発明の実施の形態における接続先のグループ内優先度が更新される例(2)を示す図である。
図16】本発明の実施の形態における接続先のグループ内優先度が更新される例(3)を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
【0009】
図1は、本発明の実施の形態における情報処理システムの構成例(1)を示す図である。図1に示されるように、本発明の実施の形態における情報処理システムは、複数の画像形成装置1、1又は複数のユーザ端末2を有し、ネットワーク3を介して互いに接続されている。
【0010】
画像形成装置1は、ネットワーク3を介して印刷ジョブを取得し印刷を実行する装置である。印刷ジョブは、ユーザ端末2又は他の画像形成装置1から取得される。画像形成装置1は、情報処理装置として動作してもよい。
【0011】
ユーザ端末2は、ユーザが使用する一般的なPC(Personal Computer)、サーバ又はスマートフォン等である。ユーザ端末2は、いずれの画像形成装置1に印刷ジョブを送信してもよく、当該印刷ジョブはいずれの画像形成装置1により印刷が実行されてもよい。
【0012】
ネットワーク3は、画像形成装置1及びユーザ端末2を相互に接続するネットワークである。ネットワーク3は、例えば、無線LAN(Local Area Network)でもよいし、有線LANでもよい。
【0013】
図2は、本発明の実施の形態における情報処理システムの構成例(2)を示す図である。図2に示されるように、本発明の実施の形態における情報処理システムは、複数の画像形成装置1を有し、ネットワーク3を介して互いに接続されている。図2は、サーバレスである環境において、ロケーションフリー印刷が実行される情報処理システムの例である。ユーザが利用する画像形成装置1が親機となり、親機に接続された接続先を子機とする。複数の画像形成装置1それぞれが、親機としても子機としても動作可能である。親機に接続される子機の数に制限はなくてもよい。親機は子機に動作状態を確認する通信を行い、子機は親機に自機の動作状態を応答する。なお、動作状態を確認する通信とは、親機が子機に対して子機の動作状態を確認するための情報を送信することを意味し、動作状態の応答とは、子機が親機に対して自機の動作状態を示す情報を送信することを意味する。
【0014】
図3は、本発明の実施の形態における画像形成装置1のハードウェア構成例を示す図である。図3に示されるように、画像形成装置1は、CPU11(Central Processing Unit)、ROM12(Read Only Memory)、RAM13(Random Access Memory)、HDD14(Hard Disk Drive)、表示装置15及びネットワークインタフェース16を有する。
【0015】
CPU11は、プロセッサ及び周辺回路から構成され、画像形成装置1全体を制御する。ROM12は、CPU101で実行されるプログラム及び使用されるデータを格納する不揮発性の記憶装置である。RAM13は、CPU11で実行されるプログラムが制御を行うときのワークエリアとして使用される記憶装置である。HDD14は、CPU11で実行されるプログラム及び使用されるデータを格納する補助記憶装置である。HDD14は、例えば、ハードディスクドライブであってもよいし、フラッシュメモリで構成される記憶装置であってもよい。
【0016】
表示装置15は、例えば、タッチパネルのような表示装置と入力装置とが一体化された装置である。入力装置は、ユーザ又は管理者等が各種入力操作を行うための装置である。入力装置は、タッチパネル以外の表示装置15から分離されたマウス、キーボード等であってもよい。表示装置15は、ユーザに対して、各種情報の表示を行う。ネットワークインタフェース16は、ネットワーク3を介したデータの送受信を行う通信装置である。ネットワークインタフェース16は、例えば、無線LANインタフェースであってもよいし、有線LANインタフェースであってもよいし、その他の方式を使用する通信ネットワークとのインタフェースであってもよい。
【0017】
なお、ユーザ端末2が、図3に示される画像形成装置1と同様のハードウェア構成を有していてもよい。
【0018】
図4は、本発明の実施の形態における画像形成装置1の機能構成例を示す図である。図4に示されるように、画像形成装置1は、操作受付部101、接続先制御部102、接続先通信部103、接続先記憶部104、ジョブリスト取得部105及び印刷機能部106を有する。これら各部は、画像形成装置1において、CPU11がプログラムを実行することによって実現されてもよい。また、これら各部の全部又は一部が、他の装置、例えば、ネットワーク3に接続された他の画像形成装置1又はユーザ端末2等において実現されてもよい。
【0019】
操作受付部101は、ユーザの操作を受け付ける。ユーザの操作に基づいて、複数の接続可能な画像形成装置1の間で定義される優先度が、接続先となる画像形成装置1に設定される。優先度とは、子機である画像形成装置1が有するジョブリストが、親機である画像形成装置1に取得される場合の優先度の高さを示す。また、優先度は、ユーザに関連付けられる。すなわち、ユーザごとに、同一の画像形成装置1に対する優先度は異なってもよい。接続先とは、ネットワーク3を介して接続される画像形成装置1であり、画像形成装置1に接続するためのIPアドレス又はホスト名を有する。
【0020】
接続先制御部102は、接続先リストの接続先の優先度に係る並び替え及びグルーピングを制御する。また、ユーザの操作に係る情報は、接続先制御部102は、操作受付部101からユーザ装置に係る情報を取得する。
【0021】
接続先通信部103は、接続先のグルーピングを行うための通信を行う。画像形成装置1が親機である場合、接続先である子機の画像形成装置1に動作状態を確認する通信を行う。画像形成装置1が子機である場合、親機からの通信に対して自機の動作状態を応答する。
【0022】
接続先記憶部104は、接続先の優先度、接続先のグルーピング情報及び接続先リストを含む接続先に係る情報を記憶する。当該情報は、ユーザに関連付けられる。接続先記憶部104に記憶される接続先のグルーピング情報は、接続先のグルーピングを更新する場合に参照される。
【0023】
ジョブリスト取得部105は、接続先記憶部104に記憶される接続先のグルーピング情報に基づいて、ユーザに関連付けられたジョブリストを他の子機である他の画像形成装置1から取得する。
【0024】
印刷機能部106は、ジョブリスト取得部105が取得したジョブリストからユーザが選択したジョブの印刷を実行する。
【0025】
なお、印刷機能部106以外の機能部、すなわち操作受付部101、接続先制御部102、接続先通信部103、接続先記憶部104及びジョブリスト取得部105は、画像形成装置1以外の情報処理装置、例えば、スマートフォン、PC等が有していてもよい。当該情報処理装置において本発明の実施の形態で説明する接続先及び印刷ジョブに係る処理を実行したのち、当該情報処理装置は、画像形成装置1が有する印刷機能部106に印刷を実行させてもよい。
【0026】
図5は、本発明の実施の形態における接続先リストの例を示す図である。図5に示されるように、1ユーザに対応する接続先リストは、複数の「接続先No」と関連付けられた画像形成装置1の「IPアドレス又はホスト名」で構成される。接続先のグルーピングに応じて、「接続先No」及び「IPアドレス又はホスト名」のリスト内の位置が変更され、対応するグループが示されるグルーピング情報となる。グルーピングについての詳細は後述する。
【0027】
図6は、本発明の実施の形態における接続先記憶部104で保持される情報の例を示す図である。図6に示されるように、接続先記憶部104に記憶される接続先リストは、図5に示される「接続先No」に優先度を示す数値が関連付けられて、ユーザごとに記憶される。図6において2ユーザの接続先リストを示しているが、接続先リストが記憶されるユーザはさらに多数であってもよい。
【0028】
優先度を示す数値「-1」は、応答がない接続先を示す。優先度を示す数値「0」は、応答があったもののユーザのジョブ存在しなかった接続先を示す。優先度を示す数値「1」以上は、ジョブリストを取得する優先度の高さを示しており、「1」が最も高い優先度を有する。優先度を示す数値「1」以上は、後述するユーザの操作によって変更される。接続先操作部104に接続先リストを記憶しておくことで、ユーザに必要となる接続先のジョブを表示することができる。
【0029】
図7は、本発明の実施の形態における接続先のグルーピングについて説明するための図である。図7に示されるように、接続先制御部102は、全接続先を「応答あり」又は「応答なし」の2つのグループに分類する。ジョブリスト取得部105は、ジョブリストを早く取得するために「応答あり」グループに分類される接続先から優先してジョブリストを取得する。「応答あり」又は「応答なし」のグループ分けは、ユーザの操作によらず、画像形成装置1が定期的に更新してもよい。
【0030】
次に、接続先制御部102は、「応答あり」グループに分類される接続先を、「ジョブあり」又は「ジョブなし」の2つのグループに分類する。ここで、「ジョブ」とは、ジョブリストを確認しようとする認証に成功したユーザが画像形成装置1に蓄積した印刷ジョブである。「応答あり」グループを「ジョブあり」又は「ジョブなし」の2つのグループに分類することで、さらにジョブリストの表示を早く行うことができる。「ジョブなし」グループ又は「応答なし」グループについては、含まれる接続先の画像形成装置1に対してジョブリストの取得を試みてもよいし、取得しなくてもよい。
【0031】
以降、「応答あり」又は「応答なし」によるグルーピングを「第1処理」、「ジョブあり」又は「ジョブなし」によるグルーピングを「第2処理」、「ジョブあり」の接続先の中で図6で示した優先度付を行うことを「第3処理」という。
【0032】
図8は、本発明の実施の形態における接続先のグルーピングの例(1)を示す図である。図8A図8B又は図8Cは、1ユーザに対応する接続先リストを模式的に表した例であり、1マスは1接続先に対応する。図8Aは、グルーピングされていない初期状態を示す。図8Bは、接続先リストが「第1処理」によって左側の「応答あり」グループ又は右側の「応答なし」グループに分類された状態を示す。図8Cは、接続先リストが「第2処理」によって左側の「ジョブあり」グループ、中央の「ジョブなし」グループ又は右側の「応答なし」グループに分類された状態を示す。すなわち、図8Cに示される接続リストの状態が、あるユーザのグルーピング接続情報に対応する。
【0033】
なお、分類される状態に応じて、接続先リストの接続先の順をグループごとに並べ替え、例えばグループ左端の接続先Noを記憶することで、グループの情報が保持されてもよい。
【0034】
図9は、本発明の実施の形態における接続先のグルーピングの手順(1)を説明するためのフローチャートである。図9において、「第1処理」による接続先グルーピング情報を生成するフローチャートを示す。「第1処理」は、ユーザがログインしていないときに実行されるのが好ましく、ユーザ操作がない待機状態又はユーザがログアウトしたときに実行されてもよい。図6で説明した接続先リストに対して、図9に示される手順が実行され、「第1処理」による接続先グルーピング情報が生成される。
【0035】
ステップS101からステップS106までのループにおいて、全接続先である接続先0から接続先Nまでの応答確認を行う。
【0036】
ステップS102において、接続先通信部103は、接続先X(0≦X≦N)に通信開始する。続いて、接続先制御部102は、接続先Xから応答があるかを確認する。通信タイムアウトを判定する閾値に関して、ロケーションフリー拠点構成又はネットワーク速度に応じて閾値を変更することができる。通信タイムアウトした場合、接続先の電源が入っていない等が原因である。また、応答確認は、画像形成装置1のリソースが許容する限り並列に実行されてもよい。接続先Xから応答があった場合(S103のYES)、ステップS104に進み、接続先Xから応答がなかった場合(S103のNO)、ステップS105に進む。
【0037】
ステップS104において、接続先制御部102は、接続先Xを「応答あり」グループへ分類する。応答の早さの順に基づいて、応答が早いほど優先度が高くなるように「応答あり」グループ内の接続先に図6で説明した優先度を設定してもよい。
【0038】
ステップS106における、接続先リストに対して全接続先の確認が完了した状態が、「第1処理」による接続先グルーピング情報に対応する。
【0039】
図10は、本発明の実施の形態における接続先のグルーピングの手順(2)を説明するためのフローチャートである。図10において、「第2処理」のフローチャートを示す。「第2処理」は、ユーザがログインしたときに実行されてもよい。
【0040】
ステップS201において、ユーザAは認証に成功してログインする。また、「第1処理」は、ユーザAの接続先グルーピング情報が生成された以降に実行されており対応するグルーピング情報が存在するものとする。
【0041】
ステップS202において、接続先制御部102は、ユーザAの接続先グルーピング情報が存在するか否か判定する。ユーザAの接続先グルーピング情報が存在する場合(S202のYES)、ステップS203に進み、ユーザAの接続先グルーピング情報が存在しない場合(S202のNO)、第1処理のステップS204に進む。なお、ユーザAの接続先グルーピング情報は、ユーザAが直近にログインしていた時点、ユーザAがログアウトした時点又はユーザAが操作完了した時点の情報であってもよい。
【0042】
ステップS203において、接続先制御部102は、ユーザAの接続先グルーピング情報と、「第1処理」によるグルーピング情報とを統合する。
【0043】
図11は、本発明の実施の形態における接続先のグルーピングの例(2)を示す図である。図11において、図10に示される「第2処理」のステップS203における、ユーザAの接続先グルーピング情報と、「第1処理」によるグルーピング情報とを統合する手順を説明する。
【0044】
図11Aは、グルーピングが行われていない状態を示す。図11Aに「第1処理」を実行した結果が、図11Bである。図11Bにおいて、接続先「白い星」は「応答あり」グループ、接続先「黒い星」は「応答なし」グループに分類されている。
【0045】
一方、図11Cは、接続先記憶部104に記憶されている、あるユーザの接続先グルーピング情報を示しており、接続先「黒い星」は「ジョブあり」グループ、接続先「白い星」は「応答なし」グループに分類されている。
【0046】
図11Bに示される「第1処理」による接続先グルーピング情報と、図11Cに示されるあるユーザの接続先グルーピング情報とを統合した結果が、図11Dに示される。図11Dにおいて、接続先「白い星」は、「応答あり」グループに移動させ、「応答あり」グループのうち最低の優先度を設定する。また、接続先「黒い星」は、「応答なし」グループに移動させ、「応答なし」グループのうち最高の優先度を設定する。
【0047】
さらに、図11Dの「応答あり」グループに対して「第2処理」を行い、「ジョブあり」グループ又は「ジョブなし」グループに分類した結果が図11Eに示される。
【0048】
図10に戻る。ステップS204からステップS211のループにおいて、「応答あり」グループに分類される各接続先を、さらに「ジョブあり」グループ又は「ジョブなし」グループに分類する。ループ中で確認する接続先を接続先Xとする。
【0049】
ステップS205において、接続先通信部103は、接続先Xに通信を開始する。続いて、接続先制御部102は、接続先XにユーザAのジョブがあるか否か判定する。ユーザAのジョブがある場合(S206のYES)、ステップS207に進み、ユーザAのジョブがない場合(S206のNO)、ステップS210に進む。
【0050】
ステップS207において、接続先制御部102は、接続先Xが新たに応答ありになった接続先であるか確認する。接続先Xが、ステップS203において、接続先グルーピング情報統合前のユーザAの接続先グルーピング情報において「応答なし」グループであり、接続先グルーピング情報統合後の接続先グルーピング情報において「応答あり」グループである場合(ステップS207のYES)、ステップS209に進み、接続先Xが、接続先グルーピング情報統合前のユーザAの接続先グルーピング情報において「応答あり」グループであり、接続先グルーピング情報統合後の接続先グルーピング情報において「応答あり」グループである場合(ステップS207のNO)、ステップS208に進む。
【0051】
ステップS208において、接続先制御部102は、接続先Xの優先度を変更しない。一方、ステップS209において、接続先制御部102は、接続先Xに「ジョブあり」グループのうち最低の優先度を設定する。ステップS210において、接続先制御部102は、接続先Xを「ジョブなし」グループに追加する。
【0052】
ステップS211において、「応答あり」グループに分類される各接続先が、さらに「ジョブあり」グループ又は「ジョブなし」グループに分類されると「第2処理」は完了して、ステップS212に進む。ステップS212において、ジョブリスト取得部105は、更新された接続先リストに基づいて、ジョブリスト取得処理を実行する。
【0053】
図12は、本発明の実施の形態におけるジョブリスト取得の手順を説明するためのフローチャートである。図12において、接続先グルーピング情報を含む接続リストに基づいて、ジョブリスト取得部105が、ジョブリストを取得する手順を説明する。「ジョブなし」グループ又は「応答なし」グループに分類される接続先は、ジョブリスト取得を実行しても、ジョブリストが取得できる可能性は高くないため、「ジョブなし」グループ又は「応答なし」グループに分類される接続先に対するジョブリスト取得要求は、必ずしも実行されなくてもよい。ジョブリスト取得部105が当該ジョブリスト取得要求を実行した結果、ジョブリストが取得できた場合、接続先を「ジョブあり」グループに追加する。
【0054】
ステップS301からステップS303のループにおいて、「ジョブあり」グループの各接続先から、ジョブリスト取得部105は、ジョブリストを取得する(S302)。
【0055】
ステップS304において、ジョブリスト取得部105は、「ジョブなし」グループから取得するか否かを所定の設定に基づいて判定する。「ジョブなし」グループから取得する場合、ステップS305に進み、「ジョブなし」グループから取得しない場合、フローを終了する。
【0056】
ステップS305からステップS308のループにおいて、「ジョブなし」グループの各接続先からジョブリスト取得を試みる。ステップS306において、接続先Xからジョブリストを取得を試みる。続いて、ジョブリスト取得が成功した場合、接続先Xを「ジョブあり」グループに追加し、「ジョブあり」グループのうち最低の優先度を設定する。「ジョブなし」グループの各接続先の確認が完了すると、ステップS309に進む。
【0057】
ステップS309において、ジョブリスト取得部105は、「応答なし」グループから取得するか否かを所定の設定に基づいて判定する。「応答なし」グループから取得する場合、ステップS310に進み、「ジョブなし」グループから取得しない場合、フローを終了する。
【0058】
ステップS310からステップS313のループにおいて、「応答なし」グループの各接続先からジョブリスト取得を試みる。ステップS311において、接続先Xからジョブリストを取得を試みる。続いて、ジョブリスト取得が成功した場合、接続先Xを「ジョブあり」グループに追加し、「ジョブあり」グループのうち最低の優先度を設定する。「応答なし」グループの各接続先の確認が完了すると、フローを終了する。
【0059】
上記のように、ジョブリスト取得部105は、ジョブリストを取得する順を、「ジョブあり」グループ、「ジョブなし」グループ、「応答なし」グループの順で優先することができる。
【0060】
図13は、本発明の実施の形態における接続先のグループ内優先度の更新手順を説明するためのフローチャートである。図13において、「ジョブあり」グループの各接続先に対する優先度を、ユーザ操作に基づいて変更する場合の手順を示す。
【0061】
ステップS401からステップS403のループで、ユーザの操作に応じて接続先に対する優先度を変更する。当該ループは、ユーザの操作完了又はログアウト等で終了する。
【0062】
ステップS402において、ユーザ操作に基づいて、「ジョブあり」グループにおける接続先の優先度を変更する。図14図15又は図16において、ユーザ操作に基づく「ジョブあり」グループにおける接続先の優先度の変更例を説明する。
【0063】
図14は、本発明の実施の形態における接続先のグループ内優先度が更新される例(1)を示す図である。図14Aは、左端の「ジョブあり」グループにおいて、接続先「星」、接続先「三角形」、接続先「四角形」、接続先「円」、接続先「ひし形」の順で優先度が設定されている状態の接続リストを示している。すなわち、より左側の接続先のほうが高い優先度を有する接続先である。なお、中央は「ジョブなし」グループ、右端は「応答なし」グループを示している。
【0064】
図14に示される操作パネルは、接続先「星」及び接続先「三角形」のジョブが、ユーザ操作によるジョブリストのスクロールにより、操作パネルのユーザに見えている部分からスクロールアウトした状態を示す。接続先制御部102は、ユーザに表示されるジョブリストからジョブがスクロールアウトした接続先の優先度を下げる処理を行う。
【0065】
図14Bは、接続先「星」及び接続先「三角形」の優先度が、「ジョブあり」グループにおいて下げるよう変更されて、接続先「四角形」、接続先「円」、接続先「ひし形」、接続先「星」、接続先「三角形」の順で優先度が設定されている状態の接続リストを示している。
【0066】
図15は、本発明の実施の形態における接続先のグループ内優先度が更新される例(2)を示す図である。図15Aは、左端の「ジョブあり」グループにおいて、接続先「四角形」、接続先「円」、接続先「ひし形」、接続先「星」、接続先「三角形」の順で優先度が設定されている状態の接続リストを示している。すなわち図14Aと同様に、より左側の接続先のほうが高い優先度を有する接続先である。
【0067】
図15に示される操作パネルは、接続先「三角形」のジョブが、ユーザ操作によるジョブリストのスクロールにより、操作パネルのユーザに見えている部分に新たに出現した状態を示す。接続先制御部102は、ユーザに表示されるジョブリストにスクロールにより新たに表示されたジョブに対応する接続先の優先度を上げる処理を行う。
【0068】
図15Bは、接続先「三角形」の優先度が、「ジョブあり」グループにおいて上げるよう変更されて、接続先「三角形」、接続先「四角形」、接続先「円」、接続先「ひし形」、接続先「星」の順で優先度が設定されている状態の接続リストを示している。
【0069】
図16は、本発明の実施の形態における接続先のグループ内優先度が更新される例(3)を示す図である。図16Aは、左端の「ジョブあり」グループにおいて、接続先「三角形」、接続先「四角形」、接続先「円」、接続先「ひし形」、接続先「星」の順で優先度が設定されている状態の接続リストを示している。すなわち図14Aと同様に、より左側の接続先のほうが高い優先度を有する接続先である。
【0070】
図16に示される操作パネルは、接続先「ひし形」のジョブが、ユーザ操作により印刷が指示された状態を示す。接続先制御部102は、印刷が指示されたジョブに対応する接続先の優先度を上げる処理を行う。
【0071】
図16Bは、接続先「ひし形」の優先度が、「ジョブあり」グループにおいて上げるよう変更されて、接続先「ひし形」、接続先「三角形」、接続先「四角形」、接続先「円」、接続先「星」の順で優先度が設定されている状態の接続リストを示している。
【0072】
上述のように、本発明の実施の形態によれば、画像形成装置1は、ジョブリストを取得する候補である接続先を、応答あり又は応答なし、ジョブあり又はジョブなしである状態に応じてグルーピングすることで、ユーザの利用傾向及び画像形成装置1の状態に基づいてジョブリストを取得する接続先の順を制御することができる。
【0073】
すなわち、ロケーションフリー印刷において、ユーザが必要とする印刷ジョブを機器に早く表示することができる。
【0074】
なお、本発明の実施の形態において、接続先制御部102は、制御部の一例である。画像形成装置1又は接続先は、機器の一例である。
【0075】
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は斯かる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【符号の説明】
【0076】
1 画像形成装置
2 ユーザ端末
3 ネットワーク
11 CPU
12 ROM
13 RAM
14 HDD
15 表示装置
16 ネットワークインタフェース
101 操作受付部
102 接続先制御部
103 接続先通信部
104 接続先記憶部
105 ジョブリスト取得部
106 印刷機能部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0077】
【文献】特開2016-111461号公報
図1
図2
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図10
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