(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-15
(45)【発行日】2022-02-24
(54)【発明の名称】接続モジュール、検査治具、及び基板検査装置
(51)【国際特許分類】
G01R 1/073 20060101AFI20220216BHJP
G01R 31/28 20060101ALI20220216BHJP
【FI】
G01R1/073 E
G01R31/28 K
(21)【出願番号】P 2017143208
(22)【出願日】2017-07-25
【審査請求日】2020-06-30
(73)【特許権者】
【識別番号】392019709
【氏名又は名称】日本電産リード株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100074561
【氏名又は名称】柳野 隆生
(74)【代理人】
【識別番号】100137545
【氏名又は名称】荒川 聡志
(74)【代理人】
【識別番号】100138689
【氏名又は名称】梶原 慶
(74)【代理人】
【識別番号】100124925
【氏名又は名称】森岡 則夫
(74)【代理人】
【識別番号】100141874
【氏名又は名称】関口 久由
(74)【代理人】
【識別番号】100143373
【氏名又は名称】大西 裕人
(72)【発明者】
【氏名】裴 子容
(72)【発明者】
【氏名】山下 宗寛
【審査官】島田 保
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-257856(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2008-0111985(KR,A)
【文献】特開2002-014137(JP,A)
【文献】特開2005-241483(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0299174(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01R 1/06-1/073
G01R 31/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プローブ、又は当該プローブの後端部と導通する導通部材である第一端子と、
検査装置本体と電気的に接続するための第二端子とを導通させるための接続モジュールであって、
前記第一端子と接触するための第一電極が設けられた第一面と、
前記第一面と対向し、前記第二端子と接触するための第二電極が設けられた第二面と、
前記第一電極と前記第二電極とを電気的に接続する導電部とを備え、
前記第二電極は、前記導電部に対する接続位置から実質的に同じ角度間隔で放射状に延びる複数本の接続枝を有している接続モジュール。
【請求項2】
前記第二面には、複数の前記第二電極が正格子状に予め設定された標準配置で配設され、
前記各第二電極が有する接続枝と、当該各第二電極に隣接した前記第二電極が有する接続枝とが互いに離間した状態で配設されている請求項1記載の接続モジュール。
【請求項3】
前記複数の第二電極は、それぞれ三本の前記接続枝を有し、
前記標準配置の第一列上に配設された前記各第二電極は、当該各第二電極が有する前記接続枝の一つがそれぞれ実質的に同一方向を向くように配設され、
前記第一列に隣接する第二列上に配設された前記各第二電極は、当該各第二電極が有する接続枝の一つが、それぞれ前記第一列の前記接続枝が向く方向と実質的に逆方向を向くように配設されている請求項2記載の接続モジュール。
【請求項4】
前記複数の第二電極は、それぞれ四本の前記接続枝を有し、
前記各第二電極が有する前記接続枝が向く方向と、当該各第二電極に隣接する前記第二電極が有する前記接続枝が向く方向とがなす角度が実質的に45°である請求項2記載の接続モジュール。
【請求項5】
請求項2~4のいずれか1項に記載の接続モジュールを備え、検査対象物に設けられた複数の検査点と前記検査対象物を電気的に検査する
前記検査装置本体とを導通させるための検査治具であっ
て、
先端部が前記複数の検査点にそれぞれ接触可能なように配設された複数の
前記プローブと、
当該複数のプローブを支持する支持部材と、
前記標準配置で配置され、前記検査装置本体と電気的に接続するための複数の標準配置電極が配設されたベースプレートとを備え
、
前記標準配置電極が前記第二端子である検査治具。
【請求項6】
前記標準配置電極が、窪み部と、その先端に形成されたリング状の当接部とを有し、
当該当接部が前記接続枝に接触可能に配設されている請求項5記載の検査治具。
【請求項7】
請求項5又は6に記載の検査治具と、
前記検査装置本体とを備えている基板検査装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プローブと検査装置本体とを導通させるための接続モジュール、その接続モジュールを備えた検査治具及び基板検査装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、プリント配線基板や半導体基板等の検査対象物の複数の検査点に多針状に配置された複数のプローブを接触させて、検査対象物の検査を行う検査装置が知られている。また、このような多針状のプローブを保持する治具ヘッドを備え、このプローブと検査装置本体とを電気的に接続する検査治具が知られている。
【0003】
ところで、近年、検査点のピッチは非常に微細になっており、また検査点の数も多く、上述のような検査装置では例えば数千本程度のプローブが用いられる。また、検査装置本体側の接続端子(電極)は、製造の容易性、接続信頼性、及び耐久性の観点から、ある程度大きな形状にせざるを得ず、検査点の配置間隔よりも広い間隔で配置されている。そのため、これらのプローブと検査装置本体とを直接接続することができない。そこで、これらのプローブと検査装置本体とをワイヤーケーブルで接続することが行われている。
【0004】
しかしながら、検査対象物が変われば検査点の配置も変わるため、これに応じてプローブを保持する治具ヘッドを作り替える必要がある。治具ヘッドを作り替えると、ワイヤーケーブルの接続をやり直す必要があり、数千本のケーブル接続作業が発生する。そのため、そのケーブル接続工数が大きな負担になっていた。
【0005】
そこで、検査点の配置間隔を、検査装置側の電極の配置間隔に変換するピッチ変換ブロックを備えた基板検査装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、ピッチ変換ブロックの上面電極部と、下面電極部とを正格子状に配列しておき、プローブの先端側を検査点の配置に合わせるとともに、プローブの基端部を正格子状に配置をすることで、ピッチ変換ブロックを標準化する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、特許文献1に記載の技術によれば、ピッチ変換ブロックに設けられた第二電極(特許文献1の下面電極部37)に、スキャナーの上面に設けられた電極部を接触させることにより、検査治具と検査装置と電気的に接続するように構成されている。しかし、第二電極の表面に絶縁性の酸化被膜が形成されると、第二電極と電極部との接触不良が生じ易くなるので、第二電極に接触導電性の高いピンを設置してはんだ付けすることが考えられる。
【0008】
しかしながら、この場合、プローブの個数に対応して、例えば数千個所に配設された第二電極に手作業でピンを設置してはんだ付けする必要があり、作業が極めて煩雑で製造コストが高くなるという問題がある。また、第二電極の表面に酸化防止用に金メッキ等を施すことも行われているが、この場合も製造コストが高くなることが避けられない。
【0009】
本発明の目的は、接触不良の発生を低減することが容易で、かつ安価に製造することが可能な接続モジュール、検査治具、及び基板検査装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る接続モジュールは、接続対象となる第一端子と、接続対象となる第二端子とを導通させるために使用されるものであって、前記第一端子と接触するための第一電極が設けられた第一面と、前記第一面と対向し、前記第二端子と接触するための第二電極が設けられた第二面と、前記第一電極と前記第二電極とを電気的に接続する導電部とを備え、前記第二電極は、前記導電部に対する接続位置から実質的に同じ角度間隔で放射状に延びる複数本の接続枝を有している。
【0011】
この構成によれば、第二電極を円盤状に形成した場合に比べ、第二電極と第二端子との接触面積を大幅に低減して、両者の接触圧力を十分に高めることができるため、第二電極の表面に薄い酸化膜が形成されている場合においても、この酸化膜を突き破って第二電極と標準配置電極とを導通接続することができる。したがって、第二電極の表面に酸化防止用に金メッキを施したり、第二電極に接触導電性の高いピンを設置してはんだ付けしたりすることなく、簡単な構成で第二電極と第二端子との接触安定性を効果的に向上させることができ検査治具を安価に製造することが容易となる。
【0012】
また、前記第二面には、複数の前記第二電極が予め設定された標準配置で配設され、前記各第二電極が有する接続枝と、当該各第二電極に隣接した前記第二電極が有する接続枝とが互いに離間した状態で配設されていることが好ましい。
【0013】
この構成によれば、各第二電極の絶縁性を確保しつつ、多数の第二電極を効率よく配設することが可能となる。
【0014】
また、前記複数の第二電極は、それぞれ三本の前記接続枝を有し、前記標準配置の第一列上に配設された前記各第二電極は、当該各第二電極が有する前記接続枝の一つがそれぞれ実質的に同一方向を向くように配設され、前記第一列に隣接する第二列上に配設された前記各第二電極は、当該各第二電極が有する接続枝の一つが、それぞれ前記第一列の前記接続枝が向く方向と実質的に逆方向を向くように配設されていることが好ましい。
【0015】
この構成によれば、相隣接する第二電極の絶縁性を確保しつつ、第一列の各第二電極と第二列の各第二電極とを相接近させて、これらを高密度に配設することができる。また、変換ブロックの第二面と第二端子の一側辺部と間にゴミがかみ込んだとしても、接続枝の少なくとも一つに第二端子を接触させることが可能であり、接触不良のおそれを低減できる。
【0016】
また、前記複数の第二電極は、それぞれ四本の前記接続枝を有し、前記各第二電極が有する前記接続枝が向く方向と、当該各第二電極に隣接する前記第二電極が有する前記接続枝が向く方向とがなす角度が実質的に45°である構成としてもよい。
【0017】
この構成によれば、第二電極を円盤状に形成した場合に比べ、各第二電極と第二端子との接触面積を大幅に低減して、両者の接触圧力を十分に高めることができる。しかも、相隣接する第二電極の接続枝が相接触するのを防止して、各第二電極の絶縁性を確保しつつ、多数の第二電極を高密度に配設して装置の小型化を図ることができる。
【0018】
また、本発明に係る検査治具は、検査対象物に設けられた複数の検査点と前記検査対象物を電気的に検査する検査装置本体とを導通させるために使用されるものであり、上述の接続モジュールと、先端部が前記複数の検査点にそれぞれ接触可能なように配設された複数のプローブと、当該複数のプローブを支持する支持部材と、前記標準配置で配置され、前記検査装置本体と電気的に接続するための複数の標準配置電極が配設されたベースプレートとを備え、前記プローブ、又は当該プローブの後端部と導通する導通部材が前記第一端子であり、前記標準配置電極が前記第二端子である。
【0019】
この構成によれば、第二電極と標準配置電極からなる第二端子との接触面積を大幅に低減して、両者の接触圧力を十分に高めることができるため、接触不良の発生を低減することが容易で、かつ安価に製造することが可能な検査治具が得られる。
【0020】
また、前記標準配置電極が、窪み部と、その先端に形成されたリング状の当接部とを有し、当該当接部が前記接続枝に接触可能に配設されていることが好ましい。
【0021】
この構成によれば、標準配置電極の当接部を中実の円形に形成した場合に比べ、第二電極と標準配置電極との接触圧力を、さらに高めることができるため、第二電極の表面に形成された酸化膜を、より効果的に突き破ることができる。
【0022】
また、本発明に係る基板検査装置は、上述の検査治具と、前記検査装置本体とを備えている。
【0023】
この構成によれば、第二電極と第二端子(標準配置電極)との接触面積を低減して、両者の接触圧力を十分に高めることができるため、接触不良の発生を低減することが容易で、かつ安価に製造することが可能な基板検査装置が得られる。
【発明の効果】
【0024】
このような構成の接続モジュール、検査治具、及び基板検査装置は、接触不良の発生を低減することが容易で、かつ安価に製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1】本発明の一実施形態に係る接続モジュールを備えた基板検査装置の構成を概略的に示す正面図である。
【
図2】
図1に示す基板検査装置に設けられた検査治具の一例を示す斜視図である。
【
図3】
図2に示す検査治具のIII-III線断面図である。
【
図4】
図3に示す治具ヘッド、接続モジュール、及びベースプレートの構成を、分解、拡大して示す説明図である。
【
図5】ベースプレートに設けられた標準配列電極の配列を示す平面図である。
【
図6】接続モジュールに設けられた第二電極の構成を示す
図4のVI-VI線矢視図である。
【
図7】第二電極及び標準配列電極の構成を示す断面図である。
【
図11】本発明の第二実施形態に係る接続モジュールに設けられた第二電極の構成を示す
図6相当図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。
(第一実施形態)
【0027】
図1は、本発明の一実施形態に係る接続モジュールを備えた基板検査装置の構成を概略的に示す正面図、
図2は、
図1に示す基板検査装置に設けられた検査治具の一例を示す斜視図、
図3は、
図2に示す検査治具のIII-III線断面図、
図4は、
図3に示す治具ヘッド、接続モジュール、及びベースプレートの構成を、分解、拡大して示す説明図、
図5は、ベースプレートに設けられた標準配列電極の配列を示す平面図、
図6は、接続モジュールに設けられた第二電極の構成を示す
図4のVI-VI線矢視図、
図7は、第二電極及び標準配列電極の構成を示す断面図、
図8は、
図7のVIII-VIII線断面図である。
【0028】
図1に示す基板検査装置1は、検査対象物である基板100に形成された回路パターンを検査するための装置である。
【0029】
基板100は、例えば半導体基板、プリント配線基板、フレキシブル基板、セラミック多層配線基板、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイまたはEL(Electro-Luminescence)ディスプレイ用の電極板、及び半導体パッケージ用のパッケージ基板やフィルムキャリアなど種々の基板であってもよい。プローブを接触させる検査点は、例えば基板100に形成されたパッド、電極、端子、あるいは配線パターンなどに適宜複数設定されている。検査点の配置は、基板100に形成された配線パターン等に応じて決定されるので、基板100を異なる種類(異なる型式)のものに変更すると、検査点の配置も変化することになる。
【0030】
図1に示す基板検査装置1は、検査装置本体2と、検査治具3U,3Dとを備えている。検査装置本体2は、検査部4U,4D、検査部移動機構5U,5D、基板固定装置6、及びこれらの各部を収容する筐体7を主に備えている。基板固定装置6は、検査対象の基板100を所定の位置に固定するように構成されている。検査部移動機構5U,5Dは、検査部4U,4Dを筐体7内で適宜移動させる。
【0031】
検査部4Uは、基板固定装置6に固定された基板100の上方に位置する。検査部4Dは、基板固定装置6に固定された基板100の下方に位置する。検査部4U,4Dは、基板100に形成された回路パターンを検査するための検査治具3U,3Dを着脱可能に構成されている。以下、検査部4U,4Dを総称して検査部4と称する。
【0032】
図2に示すように、検査治具3Uは、上下方向が異なる点を除いて検査治具3Dと同様に構成されているので、その説明を省略する。以下、検査治具3U,3Dを総称して検査治具3と称する。検査治具3は、
図3に示すように、治具ヘッド30、接続モジュール31、支持ベース32、基台33、及び複数のワイヤーケーブル34を備えている。
【0033】
基台33は、検査装置本体2に取り付けられる略板状の部材である。基台33には、検査装置本体2と電気的に接続される複数の装置側接続端子36が取り付けられている。各装置側接続端子36には、ワイヤーケーブル34の一端が接続されている。支持ベース32は、略板状形状を有するベースプレート321と、ベースプレート321を基台33から離間した状態で連結する複数の連結棒322とを備えている。例えばベースプレート321の四隅に四つの連結棒322が取り付けられている。
【0034】
ベースプレート321は、
図4に示すように、表面321aと、裏面321bとを有している。ベースプレート321には、その厚み方向に貫通するように複数の接続部材333が設置されている。接続部材333は、筒状体によりスライド可能に支持されたプランジャと、プランジャの先端部を筒状体から突出させる方向に付勢する圧縮コイルばね等からなる付勢部材とを有している。
【0035】
ベースプレート321の表面321aには、後述のように接続部材333に設けられたプランジャの先端部からなる標準配置電極332が配設されている。この標準配置電極332は第二端子に相当し、予め設定された一定ピッチで正格子状(マトリックス状)の標準配置で配設されている(
図5参照)。また、接続部材333の基端部にはワイヤーケーブル34の他端が導通接続されている(
図4参照)。標準配置電極332の配設ピッチは、同様に、基板100に設けられた各検査点の配設ピッチよりも広く設定されている。
【0036】
接続モジュール31は、第一面311と第二面312とを有する扁平な略直方体状の基材の表面及び裏面に、第一電極E1及び第二電極E2が設けられて形成されている。例えば第一面311と直交する方向に延びるビアと、ビアに接続されて第一面311と平行に延びる配線パターンとが形成されたプリント配線基板等の接続基板を複数枚積層することにより、接続モジュール31が形成される。
【0037】
この場合、第一電極E1と第二電極E2とを電気的に接続する導電部Eが、各接続基板のビアと配線パターンとで構成される。接続基板の素材としては、有機又は無機の種々の材料を用いることができ、例えば樹脂、セラミック、ガラスエポキシ、ガラス等、絶縁性の材料を用いることができる。
【0038】
なお、接続モジュール31を、例えば三次元プリンタ(3Dプリンタ)によって作製することも可能である。三次元プリンタの方式としては、種々の方式を採用することができ、例えば、特許文献1に記載されているように、光造形装置を用いる「光造形方式」、加熱して溶かした樹脂を細いノズルの先から少しずつ出し、その樹脂を積み重ねながら形状を形成する「熱熔解積層方式」、粉末状の樹脂などを原料にして高出力のレーザ光で加熱して固める「粉体造形方式」、シート状の材料をレーザ光やカッターで切り抜いて積み重ねることで形状を形成する「シート積層方式」、あるいはその他の種々の三次元造形方法を用いることができる。
【0039】
そして、接続モジュール31は、第二面312がベースプレート321側に向けられた状態で、例えばボルト等の取付手段により、ベースプレート321に対して脱着可能に取り付けられる。
【0040】
図4に示すように、接続モジュール31の第一面311には、電極パッドやランド等の導体パターンからなる複数の第一電極E1が形成されている。例えば接続モジュール31の第一面311に無電界銅メッキを施すことにより形成された導体に対し、フォトレジストによるラミネート処理、露光処理、現像処理、及びエッチング処理を用いたいわゆる写真製版処理を施した後、第一電極部に対応した部分以外の導体層を除去する等により第一電極E1が形成される。
【0041】
第一電極E1は、後述するように支持部材300に支持された複数のプローブPrの後端部Prbと対向するように配置されている。プローブPrは第一端子の一例に相当し、プローブPrの後端部Prbが第一電極E1と導通接続される。なお、プローブPrの後端部Prbと第一電極E1との間に、例えばポゴピン等の導電部材を介在させてもよい。この場合、導電部材は第一端子の一例に相当し、導電部材の端部が第一電極E1に導電接触する。
【0042】
また、接続モジュール31の第二面312には、第一電極E1と同様の手段で形成された電極パッドやランド等の導体パターンからなる複数の第二電極E2が形成されている。この第二電極E2は、接続モジュール31の第二面312側(
図4の下面側)に位置する標準配置電極332と対向するように配置されている。なお、第一電極E1と第二電極E2とを電気的に接続する導電部Eを、例えば接続モジュール31に形成された貫通孔に、導電性ペーストを充填して硬化させ、あるいは導電性ワイヤを挿通させる等により形成してもよい。
【0043】
図6及び
図7に示すように、複数の第二電極E2は、例えば1.5mm程度の外径と、35μm程度の厚みとを有し、標準配置電極332の配置と対応するように、第二面312において一定ピッチで正格子状の標準配置で配列されている。また、各第二電極E2は、導電部Eとの接続位置(以下、中心位置Eaという)から、実質的に同じ角度間隔で放射状に延びる複数本の接続枝Sを有している。図例では、各第二電極E2が、120°の角度間隔をもってY字形に延びる三本の接続枝Sをそれぞれ有している。なお、「実質的に」とは、正確に同一であることが要求されるものではなく、例えば±10%程度の誤差を含む概念である(以下、同じ)。
【0044】
そして、
図6の上下方向に延びる正格子の第一列D1上に配設された各第二電極E211、第二電極E212、及び第二電極E213等は、その接続枝Sの一つS1aがそれぞれ実質的に同一方向、図例では
図6の上方を向くように配設されている。第一列D1に隣接する第二列D2上に配設された第二電極E221、第二電極E222、及び第二電極E223等は、その接続枝Sの一つS2aが、それぞれ第一列D1の接続枝S1aが向く方向と実質的に逆方向、つまり図例では
図6の下方を向くように配設されている。
【0045】
また、第二列D2に隣接する第三列D3上に配設された第二電極E231及び第二電極E232等が有する接続枝Sの一つS3aは、それぞれ第二列D2を構成する第二電極E2の接続枝S2aが向く方向と実質的に逆方向、つまり第一列D1の接続枝S1aと同様に
図6の上方を向くように配設されている。
【0046】
さらに、図示は省略しているが、第三列D3に隣接する第四列上に配設された第二電極が有する接続枝Sの一つは、それぞれ第三列D3を構成する第二電極E2の接続枝S3aが向く方向と実質的に逆方向、つまり第二列D2の接続枝S2aと同様に
図6の下方を向くように配設されている。
【0047】
これにより、第二電極E2の相隣接する一対の接続枝Sの間に、当該第二電極E2に隣接する第二電極E2有する接続枝Sの一つが位置するように、各第二電極E2がそれぞれ配設されている。例えば、第一列D1の最上段に位置する第二電極E211の中心位置Eaから、それぞれ
図6の斜め下方に延びる接続枝S1bと接続枝S1cとの間に、第一列D1の上から二段目に位置する第二電極E212の中心位置Eaから上方に延びる接続枝S1aが位置するように配列されている。
【0048】
また、第二列D2の最上段に位置する第二電極E221の中心位置Eaから下方に延びる接続枝S2aが、第二列D2の上から二段目に位置する第二電極E212の中心位置Eaから、それぞれ
図6の斜め上方に延びる接続枝S2bと接続枝S2cとの間に位置するように配列されている。
【0049】
さらに第一列D1の最上部に位置する第二電極E211の中心位置Eaから上方に延びる接続枝S1aと、右斜め下方に伸びる接続枝S1cとの間に、第二列D2の最上段に位置する第二電極E221の中心位置Eaから左斜め上方に延びる接続枝S2cが位置するように配設されている。同様にして、第三列D3の第二電極E231が有する接続枝の一つS3bは、第二列D2に位置する第二電極E221が有する一対の接続枝S2bと接続枝S2aとの間に位置するように配設されている。
【0050】
接続モジュール31がベースプレート321に取り付けられると、複数の第二電極E2が、これに対応する標準配置電極332とそれぞれ接触して導通する。標準配置電極332は、接続部材333を構成するプランジャの先端部に設けられた例えば0.9mm程度の外径を有するカップ状ピン等からなり、その先端面が
図7に示すように、ベースプレート321の表面321aから突出した状態で設置されている。
【0051】
標準配置電極332は、円錐台状の窪み部334と、その先端に形成された当接部335とを有している。当接部335は、幅寸法tが例えば50μm以下に設定された円形のリング状に形成されている。そして、当接部335が、第二電極E2の各接続枝Sにそれぞれ接触することにより、第二電極E2と標準配置電極332とが電気的に接続されるように構成されている。
【0052】
治具ヘッド30は、複数のプローブPrと、複数のプローブPrを支持する支持部材300とを備えている。プローブPrは、先端部Praと後端部Prbとを除いてその外周が絶縁被覆されており、先端部Praと後端部Prbとは絶縁被覆されずに露出している。支持部材300は、基板100に対向配置される板状のヘッドプレート301と、ヘッドプレート301に対向配置される板状の支持プレート302と、ヘッドプレート301と支持プレート302とを、略平行に互いに離間させて支持する複数の支柱303とを備えている。例えば、ヘッドプレート301の四隅に4つの支柱303が取り付けられている。
【0053】
ヘッドプレート301には、基板100に設けられた検査点の配置と対応するように、複数の貫通孔が形成されている。支持プレート302には、ヘッドプレート301に形成された複数の貫通孔と対応するように、複数の貫通孔が形成されている。そして、各プローブPrの先端部Praがヘッドプレート301の表面から僅かに突出した状態で、各プローブPrが支持部材300により支持されるようになっている。
【0054】
治具ヘッド30は、例えばボルト等の取付手段によって、接続モジュール31に対して脱着可能に取り付けられている。治具ヘッド30が接続モジュール31に取り付けられると、プローブPrの後端部Prbの配置に対応して第一電極E1が配置されているので、複数のプローブPrの後端部Prbが複数の第一電極E1にそれぞれ接触する。
【0055】
基板100の検査点の配置に対応してヘッドプレート301に形成された貫通孔によって先端部Praが位置決めされるので、基板100の検査点の配置に対応して先端部Praが配置される。その結果、治具ヘッド30が基板100に当接されると、各プローブPrの先端部Praが基板100の各検査点に当接するとともにその押圧力で各プローブPrが撓んで突出している先端部Praがヘッドプレート301内に押し込まれる。そして、各プローブPrの撓みにより生じる弾性復帰力に応じて、各先端部Praが弾性的に各検査点に当接され、各検査点と各プローブPrとの接触安定性が向上する。
【0056】
このような構成によれば、基板100の各検査点は、先端部Praが複数の検査点にそれぞれ接触するように配設された複数のプローブPrと、接続モジュール31に設けられた第一電極E1、導電部E、及び第二電極E2と、ベースプレート321に設けられた標準配置電極332、接続部材333、及びワイヤーケーブル34とを介して装置側接続端子36及び検査装置本体2と導通接続される。その結果、検査装置本体2は、基板100を電気的に検査することが可能となる。
【0057】
そして、第二電極E2を、標準配置電極332と対向するように配設するとともに、第二電極E2に、導電部Eとの接続位置である中心位置Eaから実質的に同じ角度間隔で放射状に延びる複数本の接続枝Sを設けた構成としたため、第二電極E2と標準配置電極332との接触安定性を簡単な構成で効果的に向上させることができる。
【0058】
すなわち、第一実施形態では、第二電極E2を、三本の接続枝Sを有するY字形に形成したため、第二電極を円盤状に形成した場合に比べ、第二電極E2を
図7の上方側(VIII-VIII線方向)から見た
図8に示すように、第二電極E2と標準配置電極332との接触部分Mの面積を大幅に低減して、両者の接触圧力、つまり単位面積当たりの押付け力を十分に高めることができる。この結果、第二電極E2の表面に薄い酸化膜が形成されている場合においても、この酸化膜を突き破って第二電極E2と標準配置電極332とを導通接続させることができる。
【0059】
また、接続モジュール31の第二面312に第二電極E2を正格子状の標準配置で配列するとともに、第二電極E2が有する接続枝Sと、この第二電極E2に隣接する第二電極E2が有する接続枝Sとを互いに離間させた状態で配設したため、相隣接する第二電極E2の接続枝S同士が接触するのを防止して、各第二電極E2の絶縁性を確保しつつ、多数の第二電極E2を効率よく配置することができる。
【0060】
第一実施形態では、三本の接続枝Sを有する複数個の第二電極E2を正格子状に配列するとともに、正格子の第一列D1上に配設された各第二電極E2の接続枝S1aをそれぞれ実質的に同一方向(
図6の上方)に向けるように配設している。この結果、第一列D1の最上段に位置する第二電極E211の中心位置Eaから
図6の斜め下方に延びる接続枝S1bと接続枝S1cとの間に、第一列D1の上から二段目に位置する第二電極E212の中心位置Eaから上方に延びる接続枝S1aを位置させることができる。これにより、
図6の上下方向に隣接する第二電極E211と第二電極E212との絶縁距離を確保することが容易になる。この結果、第一列D1に配列された各第二電極E2の絶縁性を確保しつつ、これらを高密度に配設することが可能となる。
【0061】
また、第一列D1に隣接する第二列D2上に配設された各第二電極E2が有する接続枝Sの一つS2aを、それぞれ第一列D1の接続枝S1aと実質的に逆方向に向けるように配設している。この結果、第一列D1の最上部に位置する第二電極E211が有する一対の接続枝S1aと接続枝S1cとの間に、第二列D2の最上段に位置する第二電極E221の中心位置Eaから左斜め上方に延びる接続枝S2cを位置させることができる。これにより、
図6の左右方向に相隣接する第二電極E211と第二電極E221との絶縁性を確保しつつ、第一列D1と、第二列D2とを相接近させて、各第二電極E2を高密度に配設することが可能となる。
【0062】
なお、第二電極E2が有する接続枝Sの本数は、三本に限られず、後述の第二実施形態に示すように四本であってもよく、あるいは5本以上であってもよい。
【0063】
図9は、第二電極E2の変形例である第二電極E2’を示す
図8相当図であり、
図10は、
図9のX-X線断面図である。
図9に示す第二電極E2’では、第二電極E2’の中心位置Eaから直線状に延びる二本の接続枝S’を設けている。この場合には、
図10に示すように、接続モジュール31の第二面312と、標準配置電極332の一側辺部と間にゴミGがかみ込むと、第二電極E2と標準配置電極332との間に隙間が形成されて接触不良が生じるおそれがある。
【0064】
これに対して、第二電極E2に三本以上の接続枝Sを設けた場合には、仮に第二面312と標準配置電極332の一側辺部と間にゴミGがかみ込んだとしても、複数本の接続枝Sの少なくとも一つに標準配置電極332を接触させることが可能であり、接触不良のおそれを低減できる。
【0065】
特に、第一実施形態に示すように、第二電極E2に三本の接続枝Sを設けた構成とした場合には、三本の脚部を有する椅子を床に立設する場合と同様の原理で、第二電極E2と標準配置電極332とを電気的に接続する際に、各接続枝Sに標準配置電極332をそれぞれ接触させることができ、第二電極E2と標準配置電極332とが片当たり状態となることによる接触不良の発生を効果的に低減できる。
【0066】
また、上述のように接続モジュール31と、先端部Praが複数の検査点にそれぞれ接触可能なように配設されたプローブPrからなる第一端子と、このプローブPrを支持する支持部材300と、標準配置電極332からなる第二端子が配設されたベースプレート321とを備えた検査治具3及び基板検査装置1によれば、第二電極E2と標準配置電極332との接触面積を大幅に低減して、両者の接触圧力を十分に高めることができるため、接触不良の発生を低減することが容易な検査治具3及び基板検査装置1を安価に製造することが可能である。
【0067】
さらに、第一電極E1をプローブPrの後端部Prbと対向するように配設し、第二電極E2を標準配置電極332と対向するように配設した場合には、接続モジュール31を異なる規格のものに交換する際に、ベースプレート321を交換することなく、新たな接続モジュール31とベースプレート321とを導通接続することができる。このため、ベースプレート321に対してワイヤーケーブル34を新たに配線し直す作業が不要となり、検査対象物を変更する際の作業工数を低減することができる。
【0068】
すなわち、支持部材300は、基板100の検査点の配置に合わせてプローブPrの先端部Praを配置する必要があるので、基板100が変われば支持部材300を作り直す必要がある。このとき、プローブPrの基端部を正格子状に配置して接続モジュール31の電極と接触させる方式では、基板100の検査点の密度が高いと、プローブ先端の配置のみを変更してプローブ後端を正格子状に配置することができず、そのような基板100を検査装置本体により検査できない。
【0069】
しかしながら、接続モジュール31の第一電極E1をプローブPrの後端部Prbの配置と対向するように配置した検査治具3によれば、基板100の検査点に対応させて支持部材300を変更する場合に、これに合わせて接続モジュール31を作製できるので、検査対象とすることができる検査対象物を増加させることが容易である。
【0070】
そして、ベースプレート321の表面321aに形成された標準配置電極332は、予め設定された標準配置で配置されており、接続モジュール31の第二電極E2はその標準配置に対応して形成されるので、新たに作製された接続モジュール31を、以前の接続モジュール31と取り替えれば、ベースプレート321を交換することなく、接続モジュール31とベースプレート321とを導通接続することができる。このため、ワイヤーケーブル34を新たに配線する作業も不要であり、検査対象物を変更する際のプローブと検査装置本体とのケーブル接続工数を低減することができる。
【0071】
さらに、接続モジュール31は、略棒状のプローブPrによって導通を図る治具ヘッド30とは異なり、導電部Eを介して第一電極E1と第二電極E2とを自由に配線することができる。このため、プローブPrの後端部Prbと対向するように配置された第一電極E1と、標準配置に対応するように配置された第二電極E2とを容易に導通させることができる。
【0072】
また、接続モジュール31は、その厚さを変更することで、第一電極E1と第二電極E2との離間距離を自由に設定できるので、既存の基板検査装置に取り付けられている接続モジュールと交換することが容易である。例えば、第二電極にピンがはんだ付けされた既存の接続モジュールを有する検査治具では、接続モジュールの第二面から突出するように設置されたピンと接続されるように標準配置電極332が配設されている。このような既存の検査治具に対しても前記ピンの突出量だけ厚みを厚くした接続モジュール31を用いることで、前記既存の接続モジュールと互換性を持たせることができる。
【0073】
さらに、上述のように標準配置電極332が円錐台状の窪み部334と、その先端に形成された円形のリング状の当接部335とを有し、この当接部335を第二電極E2の接続枝Sに接触可能に配設した構成によれば、標準配置電極332の当接面を中実の円形に形成した場合に比べ、各第二電極E2と標準配置電極332との接触面積を、より大幅に低減して、両者の接触圧力をさらに高めることができる。
【0074】
なお、窪み部334は、円錐台状に限られず角錐台状、半球状等の種々の形状に変更可能である。また、当接部335も、円形のリング状に限られず、多角形のリング状等、種々の形状に変更可能である。
【0075】
また、
図3及び
図4に示すように、支持ベース32とワイヤーケーブル34とにより、装置側接続端子36と第二電極E2とを接続した上述の第一実施形態に代え、プリント配線基板を用いて装置側接続端子36と第二電極E2とを電気的に接続するように構成してもよい。
【0076】
また、接続モジュールは、必ずしも検査治具に組み込まれて用いられるものに限られず、第一端子はプローブの後端部及び当該後端部と導通する導電部材でなくてもよく、第二端子は標準配置電極でなくてもよい。接続モジュールは、接続対象となる第一端子と、接続対象となる第二端子とを導通させるものであればよい。また、第一電極及び第二電極は、複数設けられる例に限られず、一つずつであってもよい。
(第二実施形態)
【0077】
次に、本発明の第二実施形態に係る検査治具について説明する。
図11は、本発明の第二実施形態に係る検査治具に設けられた第二電極E2の構成を示す
図6相当図である。
【0078】
図11に示す第二実施形態では、導電部Eとの接続位置である中心位置Eaから、それぞれ実質的に90°の角度間隔をもって十字形に延びる四本の接続枝Sa~Sdを有する複数の第二電極E2a及び第二電極E2bを、接続モジュール31の第二面312に、正格子状に配列している。
【0079】
そして、正格子の行列方向を向くように接続枝S41~S44が配設された第二電極E2aと、正格子の行列方向に対し、実質的に45°の角度αをもって延びる接続枝Sa~Sdを有する第二電極E2bとを交互に配設することにより、第二電極E2aが有する一対の接続枝Sa~Sdの間に、この第二電極E2aに隣接する第二電極E2bが有する接続枝Sa~Sdの一つが位置するように、各第二電極E2a,E2bがそれぞれ配設されている。
【0080】
このように構成した場合においても、第二電極を円盤状に形成した場合に比べ、各第二電極E2a及び各第二電極E2bと標準配置電極332との接触面積を大幅に低減して、両者の接触圧力を十分に高めることができる。この結果、第二電極E2a及び第二電極E2bの表面に薄い酸化膜が形成されていても、この酸化膜を突き破って各第二電極E2a及び各第二電極E2bと標準配置電極332とを導通接続させることができる。
【0081】
また、正格子の行列方向を向くように配設された第二電極E2aが有する一対の接続枝Sa~Sd間に、この第二電極E2aに隣接する第二電極E2bが有する接続枝Sa~Sdの一つ、つまり正格子の行列方向に対して実質的に45°の角度αをもって延びる接続枝Sa~Sdの一つが位置するように、各第二電極E2a及び各第二電極E2bをそれぞれ配設することにより、相隣接する第二電極E2aの接続枝Sa~Sdと、第二電極E2bの接続枝Sa~Sdとが接触するのを防止して、各第二電極E2a及び各第二電極E2bの絶縁性を確保しつつ、多数の第二電極E2a及び第二電極E2bを高密度に配設して装置の小型化を図ることができる。
【符号の説明】
【0082】
2 検査装置本体
3,3D,3U 検査治具
4,4D,4U 検査部
5U,5D 検査部移動機構
6 基板固定装置
7 筐体
30 治具ヘッド
31 接続モジュール
32 支持ベース
33 基台
34 ワイヤーケーブル
36 装置側接続端子
100 基板
300 支持部材
301 ヘッドプレート
302 支持プレート
303 支柱
311 第一面
312 第二面
321 ベースプレート
321a 表面
321b 裏面
322 連結棒
332 標準配置電極(第二端子)
333 接続部材
334 窪み部
335 当接部
D1 第一列
D2 第二列
D3 第三列
E 導電部
E1 第一電極
E2 第二電極
Ea 接続位置(中心位置)
G ゴミ
Pr プローブ(第一端子)
S 接続枝