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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-02-22
(45)【発行日】2022-03-03
(54)【発明の名称】接着剤を配合および塗布する方法
(51)【国際特許分類】
   B05D 7/24 20060101AFI20220224BHJP
   B05D 1/28 20060101ALI20220224BHJP
   C09J 5/00 20060101ALI20220224BHJP
   C09J 11/00 20060101ALI20220224BHJP
   C09J 201/00 20060101ALI20220224BHJP
【FI】
B05D7/24 301P
B05D1/28
C09J5/00
C09J11/00
C09J201/00
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2018530082
(86)(22)【出願日】2016-12-05
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2019-03-28
(86)【国際出願番号】 EP2016079715
(87)【国際公開番号】W WO2017097693
(87)【国際公開日】2017-06-15
【審査請求日】2019-12-04
(31)【優先権主張番号】102015224997.2
(32)【優先日】2015-12-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】391008825
【氏名又は名称】ヘンケル・アクチェンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト・アウフ・アクチェン
【氏名又は名称原語表記】Henkel AG & Co. KGaA
【住所又は居所原語表記】Henkelstrasse 67,D-40589 Duesseldorf,Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100106518
【弁理士】
【氏名又は名称】松谷 道子
(74)【代理人】
【識別番号】100104592
【弁理士】
【氏名又は名称】森住 憲一
(72)【発明者】
【氏名】クヌート・ホフマン
(72)【発明者】
【氏名】ユルゲン・ロッツ
(72)【発明者】
【氏名】ヨハネス・シュミット
【審査官】鏡 宣宏
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-180525(JP,A)
【文献】特表2009-521304(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第01743777(EP,A1)
【文献】特開昭59-098763(JP,A)
【文献】米国特許第06180172(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B05D 1/00-7/26
B01F 15/00-15/06
C09J 1/00-201/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
(i)配合接着剤を製造するために、接着剤のベース成分を少なくとも1つの添加剤と連続的に混合し;
(ii)このようにして配合された前記接着剤を基板に塗布する、
こと、及び
前記少なくとも1つの添加剤は、少なくとも1つの着色顔料を含み、前記接着剤の色を工程(ii)でそれが塗布された基板の色と一致させるために用いられること
を特徴とする、接着剤組成物を配合および塗布する連続法。
【請求項2】
工程(i)における前記接着剤の前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤を、制御された様式で供給することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記接着剤の前記ベース成分が、
(i)一成分反応性接着剤系;または
(ii)物理的、硬化、熱可塑性接着剤系
のホットメルト組成物であることを特徴とする、請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記接着剤を、前記接着剤の前記ベース成分の融点
より高い温度で、配合および/または塗布することを特徴とする、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つの添加剤が、着色顔料、耐湿性または黴菌形成に対する耐性を改善する薬剤、殺生物剤、エネルギー吸収を改善するための添加剤、接着結合改善のためのプライマー、ホットメルト接着剤の再結晶化に影響を及ぼす薬剤および/または反応促進剤を含むことを特徴とする、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つの添加剤が、
(i)室温で液体であり、室温で液体である少なくとも1つのポリオール、少なくとも1つの着色顔料および任意に少なくとも1つの反応促進剤を含む;または
(ii)室温で固体であり、室温で固体である少なくとも1つのポリオレフィンおよび少なくとも1つの着色顔料を含む
ことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記少なくとも1つの添加剤が、工程(ii)で、接着剤が塗布される基板から製造されるワークピースの再処理ゾーンが改善されるように、前記接着剤の再結晶化に影響を及ぼす少なくとも1つの薬剤を含み、工程(i)で、選択および制御された様式で添加されることを特徴とする、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記方法において、
-供給ユニット、
-配合ユニット、および
-塗布ユニット
を含む装置が使用され、
前記供給ユニットが、前記接着剤の前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤を供給するために使用され、
前記配合ユニットが、前記配合接着剤を形成するために、前記接着剤の前記ベース成分を前記少なくとも1つの供給された添加剤と連続的に混合し、および前記配合接着剤を連続的に搬送し、
このようにして配合された前記接着剤が前記配合ユニットから前記塗布ユニットに搬送され、前記接着剤を前記塗布ユニットから基板上に塗布することが可能である、
ことを特徴とする、請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
(i)前記供給ユニットが、前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤の用量供給のための投与ユニットを有する、または前記配合ユニットが、前記少なくとも1つの添加剤の用量供給のための投与ユニットを有する;および/または
(ii)前記供給ユニットが、前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤の手動供給を可能にする、またはこのような供給を有する;および/または
(iii)前記供給ユニットが、前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤の制御された供給を可能にする、またはこのような供給を有する;および/または
(iv)前記配合ユニットが、前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤の制御された供給を可能にする、またはこのような供給を有する;および/または
(v)前記供給ユニットおよび/または前記配合ユニットが、前記ベース成分を連続的に供給または搬送する少なくとも1つのポンプを含む;および/または
(vi)前記供給ユニットおよび/または前記配合ユニットが、前記少なくとも1つの添加剤を連続的にまたは離散的に供給するポンプを含む;および/または
(vii)前記供給ユニットおよび/または前記配合ユニットが、前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤を溶融させるためのヒーターを有する;および/または
(viii)前記配合ユニットが、前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤を混合するための混合装置を有する;および/または
(ix)前記配合ユニットが、前記混合チャンバへの前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤の分配された進入のための分配装置を有する;および/または
(x)前記塗布ユニットが、前記接着剤を塗布する手段を有する;および/または
(xi)前記塗布ユニットが、規定量の前記接着剤を中間貯蔵するためのリザーバを有し、前記リザーバが任意で前記供給ユニットおよび配合ユニットとして使用され、前記リザーバ内で前記混合が行われる、
ことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、(i)配合接着剤を製造するために、接着剤のベース成分を少なくとも1つの添加剤と連続的に混合し;(ii)このようにして配合された接着剤を基板に塗布する、ことを特徴とする、接着剤を配合および塗布する連続法に関する。
【背景技術】
【0002】
大きな表面積を有するパネルは、家具または家具部品の製造に使用され、パネルは定寸法にされ、その狭い縁部にエッジバンドが設けられる。エッジバンドは、接着剤によってパネルの狭い側面に接着される。接着剤に課される要求は様々であり、家具部品および/または家具および/または用途および/または使用分野に応じて異なる特性が示されるべきであることは明らかである。
【0003】
例えば、家具または家具部品の製造では、全ての用途および全ての家具部品に使用される標準化された接着剤が従来から使用されている。この場合、接着剤はその色のために、ある色の組み合わせでは、ほとんど見えないが、家具または家具部品の他の色の組み合わせでは、その色が家具または家具部品の色と調和しないために、接着剤が目に見えて目立って有害効果を及ぼす。接着剤製造業者から購入する必要がある接着剤の量は、非常に多くの処理すべき部品がある場合にのみ経済的に購入することができるので、対応する着色された接着剤の使用はしばしば失敗する。
【0004】
欧州特許第1743777号明細書は、染料を接着剤と混和させる接着剤塗布ステーションを開示している。しかしながら、開示された接着剤塗布ステーションは、それによって製造することができる接着剤の量が不連続操作でのみ製造することができるという点で不利である。この場合の混合は、染料が接着剤に供給された後に行われ、接着剤が混合された後に混合添加剤が取り出され、接着剤が、ステーションのハウジングの内側に備えられたピストンの移動によって出口スロットから押し出される。このようにして製造された接着剤が枯渇したら、ステーションに新しい接着剤を補充し、混合添加剤を再導入し、新たな接着剤バッチを製造および混合しなければならない。そのため、前記ステーションは、多数の家具または家具部品を製造するための工業規模での連続操作には適していない。
【0005】
その意図した用途または家具の意図した用途に関して接着剤をカスタマイズすることもしばしば目標となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】欧州特許第1743777号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、接着剤の個別化を可能にするが、それにもかかわらず工芸部門で使用することもできる、または工業的に処理可能な量にも適している接着剤を配合および塗布する連続法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的は、本明細書に記載される方法によって達成される。そのため、第1の態様では、本発明は、
(i)配合接着剤を製造するために、接着剤のベース成分を少なくとも1つの添加剤と連続的に混合し;
(ii)このようにして配合された接着剤を基板に塗布する、
ことを特徴とする、接着剤組成物を配合および塗布する連続法に関する。
【0009】
本明細書で使用される「少なくとも1つ」は、1つ以上、例えば1、2、3、4、5、6、7、8、9つ以上を指す。本明細書に記載される組成物の成分と関連して、この情報は、分子の絶対量を指すのではなく、成分の種類を指す。そのため、「少なくとも1つのポリオール」は、例えば、1つ以上の異なるポリオール、すなわち1つ以上の異なる種類のポリオールを意味する。言及される量と共に、言及される量は、上で定義されるように、対応して指定された種類の成分の総量を指す。
【0010】
記載される方法に関連して本明細書で使用される「連続的に」は、方法が連続的に操作されること、すなわち混合および塗布が連続的に行われること、特に塗布が混合/配合の直後に連続法で行われることを意味する。
【0011】
別段の指定がない限り、全てのパーセンテージは、各場合で、対応する組成物の総重量基準での重量%に関する。
【0012】
接着剤は、特に、エッジバンドによってチップボードの狭い側面を仕上げるために使用されるので、この方法は、さらなる工程(iii)、具体的には、ワークピースを得るために、基板を第2の基板に接着結合する工程を含むこともできる。前記第2の基板は、この場合、チップボード(第1の基板)に接着結合されたエッジバンドであることができる。接着剤は、一般的に、基板の表面に、部分的表面積にわたって、すなわち基板の特定の領域に限定して塗布することができる。本発明の好ましい実施形態では、接着剤が、(チップ)ボードの狭い側面に塗布され、接着剤を狭い側面に全表面積にわたってまたは部分的表面積にわたってのみ塗布することも可能であり、後者の場合には、加圧によってエッジバンドに接着結合される場合に狭い側面の表面を完全に濡らすことが可能である。このようにして得られた接着結合された基板、すなわち特に本発明の方法によって製造されたチップボードおよびエッジバンドは、本明細書において「ワークピース」とも呼ばれる。
【0013】
本方法の種々の実施形態では、工程(i)における接着剤のベース成分および/または少なくとも1つの添加剤が、制御された様式で供給される。これにより、接着剤を、添加剤の種類および量によって、所望の意図した用途、または使用される基板に、特に色、硬化速度、接着力等に関して適応させることが可能になる。
【0014】
種々の実施形態では、接着剤のベース成分がホットメルト接着剤組成物である。本明細書で使用される「ベース成分」は、実際のバインダーを意味する。種々の実施形態では、ベース成分が、直接そのまま使用される既に完全な接着剤組成物であり、既にこの形態で、例えば商業的に得ることができる。この場合、添加剤は、接着剤組成物を、所望の意図した用途に、例えば色合わせのためにさらに適合させることができるにすぎない。しかしながら、あるいは、添加剤は、接着剤特性に影響を及ぼす成分を含むこともできる。適切な添加剤を以下に詳細に記載する。
【0015】
種々の実施形態では、接着剤のベース成分が、室温で固体であり、高温で液体であるホットメルト接着剤組成物である。本明細書で使用される「液体」は、言及される温度および常圧(1013mbar)で流動可能な組成物を指す。種々の実施形態では、ホットメルト接着剤組成物が、90~300℃の範囲、特に120~250℃の範囲の溶融温度を有し、溶融温度も使用される接着剤系に依存する。
【0016】
種々の実施形態では、例えば、一成分反応性接着剤系を使用することができる。前記系は、例えば、湿分架橋性であることができる。この種の反応性接着剤は、例えば、ポリウレタンに基づくことができる。適切な接着剤は、商品名Technomelt PUR(Henkel AG&Co. KGaA、DE)で得ることができる。しかしながら、あるいは、他の種類の架橋を使用することができる。また、工程(i)の直前または工程(i)中に、互いに混合される二成分接着剤を使用することも可能である。
【0017】
あるいは、使用される接着剤ベース成分は、非反応性ホットメルト接着剤、すなわち特に物理的、硬化性、熱可塑性接着剤系であることができる。この種の系は先行技術においても知られており、特にポリオレフィンに基づいている。
【0018】
ホットメルト接着剤が好ましく使用されるので、接着剤が高温で、特に接着剤のベース成分の融点より高い温度で、配合および/または塗布されるような方法が種々の実施形態で行われる。適切な温度範囲は、ホットメルト接着剤に関連して既に上に開示される範囲である。反応性接着剤では、100~140℃の範囲の温度が従来から使用されているが、非反応性熱可塑性接着剤系では、150~220℃の範囲の温度が頻繁に使用される。しかしながら、一般に、温度は使用される接着剤および基板に基づいて選択される。この場合、接着剤が配合および塗布に適した形態で存在し、同時に接着剤の分解、基板への有害な影響および不要なエネルギー消費が最小限に抑えられるように温度が選択される。
【0019】
少なくとも1つの添加剤は、特に、接着剤の化学特性、生物特性および/または物理特性に影響を及ぼす物質を含む。化学特性には、それだけに限らないが、例えば、接着および/または硬化速度が含まれる。生物特性には、それだけに限らないが、殺生物特性および黴菌形成に対する耐性が含まれる一方、物理特性には、例えば、粘度、再結晶化挙動および色が含まれる。
【0020】
種々の実施形態では、少なくとも1つの添加剤が、着色顔料、耐湿性または黴菌形成に対する耐性を改善する薬剤、殺生物剤、エネルギー吸収を改善するための添加剤、接着結合改善のためのプライマー、接着剤の再結晶化に影響を及ぼす薬剤および/または反応促進剤、特に好ましくは着色顔料および/または接着剤の再結晶化に影響を及ぼす薬剤を含む。添加剤のこれらの活性成分を、接着剤系に適合する担体と共に配合することができる。例えば、PUベースの接着剤の場合、前記担体は、例えば、1つ以上のポリオールを含むことができる。熱可塑性接着剤の場合、特にポリオレフィンをベースとするものの場合、担体が1つ以上のポリオレフィンであることもできる。次いで、添加剤の有効成分、多くの場合、着色顔料または着色顔料の混合物が前記担体と混和される。
【0021】
そのため、種々の実施形態では、少なくとも1つの添加剤が室温で液体であり、室温で液体である少なくとも1つのポリオール、少なくとも1つの着色顔料および任意に少なくとも1つの反応促進剤を含む。
【0022】
種々の他の実施形態では、少なくとも1つの添加剤が、室温で固体であり、室温で固体である少なくとも1つのポリオレフィンおよび少なくとも1つの着色顔料を含む。
【0023】
種々の実施形態では、添加剤が、接着剤の色をワークピースに適合させるために、例えば接着部(接着ジョイント)の色を木板またはチップボード、およびボードの狭い側面に接着される使用されるエッジバンドに適合させるために使用される。
【0024】
さらに、接着剤の再結晶化挙動に影響を及ぼす添加剤は、使用される装置の再処理ゾーン(reworking zones)、例えばエッジバンティングマシンとして知られているものにおけるリワーク能力(reworking capability)を、前記ゾーンでのスミアリングが回避されるように積極的に変えることができる。
【0025】
したがって、ある方法では、少なくとも1つの添加剤が、工程(ii)で、接着剤が塗布される基板から製造されるワークピースのリワーク能力が改善されるように、工程(i)で、選択および制御された様式で添加される接着剤の再結晶化に影響を及ぼす少なくとも1つの薬剤を含むように選択される。
【0026】
反応促進剤は、反応性接着剤の架橋を促進することができ、その結果、さらなる処理を促進された様式で行うことができるようになる。そのため、前記促進剤を、工程(ii)による接着剤の架橋が促進されるように、工程(i)で、選択および制御された様式で添加することもできる。
【0027】
添加剤は、意図した用途によって調整される量で接着剤のベース成分と混合される。このような調整を、例えば基板の種類および/または色に基づいて連続的に行うこともできる。従来、添加される量は、配合接着剤の総重量基準で0.01~20重量%の範囲、好ましくは0.01~10重量%、さらにより好ましくは0.1~5重量%の範囲にある。このような量により、接着剤の特性に有害な影響を与えることなく、単純で制御された送入が可能になる。対応する配合物の形態の添加剤を、本明細書に記載される反応性接着剤に、例えば、配合接着剤の総重量基準で0~2重量%、好ましくは0.1~2重量%の量で添加することができる。対応する配合物の形態の添加剤を、本明細書に記載される非反応性接着剤に、例えば、配合接着剤の総重量基準で0~5重量%、好ましくは0.1~5重量%の量で添加することができる。
【0028】
この方法の種々の実施形態では、少なくとも1つの着色顔料を含む少なくとも1つの添加剤が、このように配合された接着剤の色が所望のように適合されるように、例えば、工程(ii)でそれが塗布された基板の色と一致するように、選択および制御された様式で、工程(i)で添加される。
【0029】
基板は、例えば、木板またはチップボードであることができ、接着剤は、仕上げワークピースを得るためにエッジバンド結合し、狭い側面を仕上げるために使用される。エッジバンドは、プラスチック材料、例えばABS、PP等、または紙系材料で構成することができる。
【0030】
本発明の一実施形態は、接着剤を配合および塗布するための装置を提供する方法であって、装置が供給ユニット、配合ユニットおよび塗布ユニットを含み、供給ユニットは、接着剤のベース成分および/または少なくとも1つの添加剤を供給するために使用され、配合ユニットは、配合接着剤を形成するために、接着剤のベース成分を供給された添加剤と連続的に混合し、配合接着剤を連続的に搬送し、このようにして配合された接着剤は配合ユニットから塗布ユニットに搬送され、前記接着剤を塗布ユニットから基板上に塗布することが可能である、方法に関する。結果として、処理すべき関連する基板に必要とされる接着剤に応じて、接着剤に、ベース成分から始めて、選択可能な添加剤を提供し、このようにして製造された接着剤を基板に塗布することができるように混合する。有利には、これにより、色を添加剤と一緒に選択することが可能になり、さらにまたは代わりに、接着剤の化学特性および/または生物特性および/または物理特性に影響を及ぼすことができる。例えば、これにより、カビ形成を減少させるために、または耐水性を改善するために、殺生物特性に影響を及ぼすことが可能になる。電気特性にもまた、標的化された様式で影響を及ぼすことができる。
【0031】
本発明によると、供給ユニットが、ベース成分および/または少なくとも1つの添加剤の用量供給のための投与ユニットを有することが有利である。これにより、ベース成分と選択された添加剤または選択された添加剤を、必要量で投与されるように供給することが可能になる。あるいは、ベース成分のみを用量様式で供給することもでき、添加剤を手動で簡便な形で供給することができる。
【0032】
あるいは、配合ユニットが、少なくとも1つの添加剤の用量供給のための投与ユニットを有することも有利である。
【0033】
あるいは、供給ユニットが、ベース成分および/または少なくとも1つの添加剤の手動供給を可能にする、またはこのような供給を有することも有利である。結果として、最も単純な場合には、対応する混合および塗布をその後行うことができるように、供給ユニットによって手動供給を行うことができる。
【0034】
供給ユニットが、ベース成分および/または少なくとも1つの添加剤の制御された供給を可能にする、またはこのような供給を有することも有利である。結果として、代替実施形態では、対応する混合および塗布をその後行うことができるように、供給ユニットによって自動化され、制御された供給を行うことができる。
【0035】
あるいは、配合ユニットが、ベース成分および/または少なくとも1つの添加剤の制御された供給を可能にする、またはこのような供給を有することも有利である。これにより、供給ユニットからの供給に加えて、後の送入が可能になる。
【0036】
この目的のために、供給ユニットおよび/または配合ユニットが、ベース成分を連続的に供給または搬送する少なくとも1つのポンプを含むことも有利である。この目的のために、ベース成分用に単一のポンプを設けることができ、このポンプを混合接着剤を搬送するためにも使用することができる。あるいは、混合接着剤を搬送するためのポンプを設けることもできる。少なくとも1つの添加剤または複数の添加剤または各添加剤がポンプで提供されることも有利となる場合がある。ポンプを、例えば、ギアポンプまたはインジェクタなどとして設計することができる。
【0037】
この場合、供給ユニットおよび/または配合ユニットが、少なくとも1つの添加剤を連続的または離散的に供給するポンプを含むことが特に有利である。これにより、添加剤を所望の混合物に投与することが可能になる。
【0038】
供給ユニットおよび/または配合ユニットが、ベース成分および/または少なくとも1つの添加剤を溶融させるためのヒーターを有することも有利である。よって、接着剤をホットメルト接着剤として処理することができる。
【0039】
配合ユニットが、ベース成分および/または少なくとも1つの添加剤を混合するための混合装置を有することも有利である。これにより、接着剤が、使用されるベース成分と添加剤の混合物として有効に均質化されることが可能になる。
【0040】
配合ユニットが、ベース成分および/または少なくとも1つの添加剤を混合するための混合チャンバを有する混合装置を有することが特に有利である。
【0041】
あるいは、配合ユニットが混合チャンバ内に静的または動的混合手段を有することが有利である。これにより、接着剤を改良された様式で短時間で混合することが可能になる。
【0042】
この目的のために、動的混合手段が、駆動される混合手段、例えば、特に回転可能な混合手段であることが特に有利である。これにより、特に有効な混合を行うことが可能になる。
【0043】
静的混合手段が、混合チャンバ中および/またはチャンバの壁上の静止混合手段であることも特に有利である。結果として、特に費用対効果の高い解決法を見つけることができる。
【0044】
静的混合手段が、その中に形成される螺旋流路を有する中空円筒チャンバによって形成されることも有利である。結果として、流路の長さにわたって有効な混合を達成することができる。
【0045】
螺旋流路が、中空円筒チャンバに挿入された螺旋コイルによって形成されることも有利である。これにより、混合手段を特に単純な様式で形成することが可能になる。コイルが取り外し可能な場合、単純な様式で洗浄することもできる。
【0046】
静的混合手段が、混合チャンバの壁上に配置または形成された螺旋コイルによって形成されることがさらに有利である。前記コイルは、壁から突出することができる、または溝の様式で壁に組み込むことができる。これは螺旋流をもたらし、混合をもたらす。
【0047】
配合ユニットが、混合チャンバへのベース成分の分配された進入および/または少なくとも1つの添加剤の分配された進入のための分配装置を有することも有利である。結果として、ベース成分および/または少なくとも1つの添加剤は、混合前に混合チャンバ内に既に分配されているため、有効な混合のための良好な前提条件は既に達成されている。
【0048】
この目的のために、混合チャンバが、混合された接着剤を塗布ユニット内に排出するための出口開口部を有することも有利である。これにより、塗布ユニットを充填し、理想的には連続塗布工程を達成するために、混合された接着剤が配合ユニットから連続的に排出されることが可能になる。
【0049】
これは、塗布ユニットが接着剤を塗布する手段を有する場合に特に有利である。これにより、処理される基板への接着剤の標的化された塗布が可能になる。
【0050】
接着剤を塗布する手段がノズルおよび/または塗布ローラを有することが特に有利である。これにより、接着剤の標的化された、用量塗布が可能になる。
【0051】
塗布ユニットが、規定量の接着剤を中間貯蔵するためのリザーバを有することが有利である。これは、例えば、配合ユニットが充填されている間、または添加剤の変更が行われている間に、塗布することができる一定の接着剤の予備を提供することによって達成される。
【0052】
特に有利な実施形態では、リザーバが供給ユニットおよび配合ユニットとして使用されることが好都合である。
【0053】
この場合、有利な実施形態では、塗布ローラの回転のためにリザーバ内で混合が行われることが好都合である。このようにして、塗布ローラによってリザーバ内の接着剤の量で流れが生成され、この流れが混合の改善に寄与する。
【0054】
さらなる有利な実施形態は、従属請求項および以下の図面の説明によって説明される。言うまでもなく、本発明による方法に関連して本明細書に記載される実施形態は、前記方法で使用される装置に同様の効果を及ぼすことができ、逆も同様である。例えば、装置の文脈内で上述した混合の種類を本方法に適用することができ、本方法に関連して上述した特定の添加剤を装置の文脈内で使用することもできる。
【0055】
本発明を、実施形態に基づいて、および図面を参照して以下により詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0056】
図1】本発明による方法で使用することができる接着剤を配合および塗布するための装置の第1の実施形態を示す図である。
図2】本発明による方法で使用することができる接着剤を配合および塗布するための装置のさらなる実施形態を示す図である。
図3】本発明による方法で使用することができる接着剤を配合および塗布するための装置のさらなる実施形態を示す図である。
図4】配合装置の一実施形態の断面図である。
図5図4による配合装置の断面図である。
図6】配合装置のさらなる実施形態の断面図である。
図7図6による配合装置の断面図である。
図8】配合装置のさらなる実施形態の断面図である。
図9図8による配合装置の断面図である。
【0057】
図1は、本発明による方法で使用することができる、供給ユニット2、配合ユニット3および塗布ユニット4を含む、接着剤を配合および塗布するための装置1の第1の実施形態を示している。
【0058】
供給ユニット2は、接着剤のベース成分を供給するために使用され、接着剤のベース成分が液体または流体状態で既に提供されることが可能である。
【0059】
接着剤のベース成分を、固体、顆粒、粉末などとして提供することもでき、供給ユニット2に注ぐことができる。この目的のために、供給ユニット2は、ベース成分を溶融するために使用される溶融ユニット5を有することができる。ベース成分は供給ユニット2から配合ユニット3に供給され、今度はここに添加剤を供給することができる。
【0060】
次いで、ベース成分および添加剤が配合ユニット3で混合される。この目的のために、配合ユニット3内に、非駆動回転ミキサー、駆動回転ミキサーまたは静的非回転ミキサーを用意することができ、該ミキサーが配合ユニット3で混合される成分を混合する。次いで、接着剤の混合成分が配合ユニット3から塗布ユニット4に導かれ、このユニットから接着剤を基板上に塗布することができる。この目的のために、塗布ユニット4は、基板に塗布を行う手段、例えば、塗布ローラ6を有する。
【0061】
しかしながら、供給ユニット2を、接着剤のベース成分および少なくとも1つの添加剤を供給するために使用することもできるが、このことは、供給ユニット2にベース成分および少なくとも1つの添加剤が既に供給されており、前記成分および添加剤を配合ユニットに送って、例えば成分を混合することを意味する。
【0062】
供給ユニットおよび/または配合ユニットへのベース成分の供給は、好ましくは制御され、自動化された様式で行われる。本発明のさらなる実施形態では、一方の成分または他方を手動で供給することもできる。
【0063】
配合ユニット3は、配合された接着剤を形成するために、接着剤のベース成分を供給された添加剤と連続的に混合し、また配合された接着剤を連続的に搬送する。この目的のために、配合ユニットは、好ましくは、ベース成分または混合接着剤を搬送するポンプを有する。ベース成分のみがポンプによって搬送される場合、ベース成分が混合接着剤の主要部分を構成するので、混合接着剤も搬送される。
【0064】
図2は、供給ユニット12、配合ユニット13および塗布ユニット14を含む、接着剤を配合および塗布するための本発明による装置11のさらなる実施形態を示している。供給ユニット12はまた、接着剤のベース成分16を供給するために使用され、接着剤のベース成分16が上述のように液体または流体状態で既に提供されることが可能である。接着剤のベース成分16を、固体、顆粒、粉末などとして提供することもでき、供給ユニット12に注ぐことができる。この目的のために、供給ユニット12は、ベース成分16を溶融するために使用される溶融ユニット15を任意に有することができる。ベース成分16は供給ユニット12から配合ユニット13に供給され、任意にここに添加剤17を供給することもできる。あるいは、図2に示されるように、添加剤17を供給ユニット12に供給することもできる。
【0065】
次いで、ベース成分16および添加剤17が配合ユニット13で混合される。この目的のために、配合ユニット13内に、非駆動回転ミキサー、駆動回転ミキサーまたは静的非回転ミキサーを同様に用意することができ、該ミキサーが配合ユニット13で混合される成分16、17を混合する。次いで、接着剤の混合成分16、17が配合ユニット13から塗布ユニット14に導かれ、このユニットによって接着剤を基板上に塗布することができる。この目的のために、塗布ユニット14は、同様に、基板に接着剤を塗布する手段、例えば、塗布ローラ18を有する。
【0066】
図2に示されるように、接着剤のベース成分16の供給に加えて、少なくとも1つの添加剤も供給ユニット12によって供給されるが、このことは、供給ユニット12にベース成分16および少なくとも1つの添加剤17も既に供給されており、前記成分および添加剤を配合ユニット13に送って、例えば成分を混合することを意味する。
【0067】
供給ユニット12および/または配合ユニット13へのベース成分16の供給は、好ましくは制御され、自動化された様式で行われる。あるいは、ベース成分16を手動で供給することもできる。添加剤17は有利には手動で供給される。あるいは、前記添加剤17を自動化された様式で供給することもできる。
【0068】
配合ユニット13は、同様に、配合された接着剤を形成するために、接着剤のベース成分16を供給された添加剤17と連続的に混合し、また配合された接着剤を連続的に搬送する。
【0069】
この目的のために、配合ユニットは、任意におよび好ましくは、ベース成分または混合接着剤を搬送するポンプ(図示せず)を有する。ベース成分のみがポンプによって搬送される場合、ベース成分が混合接着剤の主要部分を構成するので、混合接着剤も搬送される。
【0070】
図3は、接着剤を配合および塗布するための本発明による装置21のさらなる実施形態を示している。この装置は、ハウジング25または容器に全て組み込まれた供給ユニット22、配合ユニット23および塗布ユニット24を含む。
【0071】
供給ユニット22はまた、接着剤のベース成分26を供給するために使用され、接着剤のベース成分26が上述のように液体または流体状態で既に提供されることが可能である。あるいは、接着剤のベース成分26を、固体、顆粒、粉末などとして提供することもでき、供給ユニット22に注ぐことができる。この目的のために、供給ユニット22は、ベース成分26を溶融するために使用される溶融ユニット(但し、図3には図示せず)を任意に有することができる。ベース成分26および少なくとも1つの添加剤27は、供給ユニット22から配合ユニット23に供給される。次いで、ベース成分26および添加剤27が配合ユニット23で混合される。
【0072】
この目的のために、配合ユニット23内に、非駆動回転ミキサー、駆動回転ミキサーまたは静的非回転ミキサーを同様に用意することができ、該ミキサーが配合ユニット23で混合される成分26、27を混合する。
【0073】
塗布ローラ28を、間接的にではあるが、ミキサーとして使用することもでき、該ローラは、配合ユニット内の回転のために、ベース成分および少なくとも1つの添加剤を混合する流れを生じる。
【0074】
次いで、接着剤の混合成分26、27は、塗布ユニット24から排出され、塗布ローラ28によって基板に塗布される。
【0075】
図3に示されるように、接着剤のベース成分26の供給に加えて、少なくとも1つの添加剤も供給ユニット22によって供給される。ベース成分26は、好ましくは、手動で供給ユニット22に供給されるが、これは制御された方法で行うこともできる。添加剤27は有利には手動で供給される。あるいは、前記添加剤27を自動化された様式で供給することもできる。
【0076】
図4図6は、異なるミキサーを有するように設計された配合ユニットの実施形態を示している。
【0077】
図4は、体積52が混合チャンバとして設計されたハウジング51を有する配合ユニット50を示している。ポンプ54は、ハウジング51の上部領域53に設けられ、ベース成分および/または添加剤をハウジング51の混合チャンバ52内に搬送する。この目的のために、ベース成分は、混合チャンバへの入口56を有する供給部55によって混合チャンバ52に入る;図5を参照されたい。供給部55は、螺旋チャネルガイドによって混合チャンバ52内のベース成分を分配する。この実施形態では、この目的のために、ベース成分が混合チャンバに約120°の角度で入ることを可能にする3つのチャネルが形成され、入口56の各々は120°相殺されるよう配置される。ポンプ54は、好ましくは、ギアポンプとすることができる。
【0078】
ポンプ54は、ベース成分の混合空間52への用量供給のための投与ユニットとして使用される。
【0079】
少なくとも1つの添加剤成分の供給をもたらす投与ユニット57がさらに設けられている。この目的のために、投与ユニット57は、バルブ59の作動によって供給を行うことができるように、リザーバ58およびバルブ59を有する。添加剤を混合チャンバ52に搬送するために、ポンプ54をこの目的のために使用することができる。あるいは、投与ユニット57はそれ自体のポンプを有することができる、または少なくとも1つの添加剤を混合チャンバ52に投与することができるインジェクタを有することができる。
【0080】
ハウジング51は有利に加熱することができ、これは、溶融したベース成分および/または溶融した添加剤を溶融状態でさらに処理することができることを意味する。
【0081】
配合ユニット50は、ベース成分および/または少なくとも1つの添加剤を混合するための混合装置60を有する。この目的のために、回転可能な混合要素61が混合チャンバ52に配置され、該要素を、ベース成分および/または少なくとも1つの添加剤を混合するために、シャフト63を用いて、駆動モータ62によって駆動することができる。したがって、混合要素61は、制御された様式で回転させることができる動的混合手段である。この場合、駆動モータ62は、好ましくは電動モータまたは他の手段によって駆動されるモータである。混合要素61を駆動することに加えて、モータ62を使用してポンプ54を駆動することもできる。したがって、1つの駆動装置を2つの目的で同時に使用することができるので、駆動装置が省略される。あるいはまたはさらに、添加剤を搬送するためのポンプを駆動するために、駆動モータ62を設けることもできる。
【0082】
混合チャンバ52は、好ましくはその底面64に開口部65を有し、これによって混合接着剤を配合ユニット50から排出することができる。
【0083】
図6および図7は、図4および図5の配合ユニット50と実質的に類似となるように設計された、本発明による配合ユニット70のさらなる実施形態を示している。
【0084】
図4および図5の例とは対照的に、装置70には、混合チャンバ52に回転可能に取り付けられているが、駆動装置62によって駆動されるよう設計されていない非駆動混合要素71が設けられている。シャフト63は混合要素71を駆動しない。しかしながら、混合チャンバ内の接着剤の流れのために、混合要素71は回転することができ、したがってベース構成要素および/または少なくとも1つの添加剤で構成された接着剤を混合する。
【0085】
図8および図9は、図4および図5の配合ユニット50と実質的に類似となるように設計され、本発明による方法で同様に使用することができる配合ユニット90のさらなる実施形態を示している。
【0086】
図4および図5の例とは対照的に、装置90には静的ミキサー91が設けられている。静的ミキサー91は中空シリンダー92で構成され、その中に、螺旋流路94を形成するためにコイル93が配置されている。流体ベース成分および添加剤は、流路に沿って流れ、そこで混合される。
【0087】
そのため、ミキサー91は、混合チャンバ中または混合チャンバの壁上に静止混合手段として形成された静的混合手段である。この目的のために、混合チャンバは、その中に形成された螺旋流通路を有する中空円筒チャンバによって形成された螺旋流通路を形成するように変更される。
【0088】
参照符号のリスト
1 装置
2 供給ユニット
3 配合ユニット
4 塗布ユニット
5 溶融ユニット
6 塗布ローラ
11 装置
12 供給ユニット
13 配合ユニット
14 塗布ユニット
15 溶融ユニット
16 ベース成分
17 添加剤
18 塗布ローラ
21 装置
22 供給ユニット
23 配合ユニット
24 塗布ユニット
25 ハウジング
26 ベース成分
27 添加剤
28 塗布ローラ
50 配合ユニット
51 ハウジング
52 体積、混合チャンバ
53 上部領域
54 ポンプ
55 供給部
56 進入部
57 投与ユニット
58 リザーバ
59 バルブ
60 混合装置
61 混合要素
62 駆動モータ
63 シャフト
64 底面
65 開口部
70 配合ユニット
71 混合要素
90 配合ユニット
91 ミキサー
92 中空シリンダー
93 コイル
94 流路
【0089】
実施例
【0090】
実施例1:
【0091】
Technomelt PUR 270/7(Henkel AG & Co. KGaA、DE)を接着剤ベース成分として使用し、そこに黄色、マゼンタおよび青色ペーストを、それぞれ接着剤の総重量基準で0.1、0.5または1.0重量%の量で攪拌した。この目的のために、接着剤ベース成分を対流オーブン中で140℃で45分間溶融させた。その200gを反応器(160℃)に移し、着色ペーストを添加し、真空中で10分間撹拌した。
【0092】
このようにして配合した接着剤に基づいて目視検査を行い、粘度を測定し(Brookfield、スピンドル28、150℃、5rpm)、レオメータ振動試験を行い、そこから貯蔵弾性率と損失弾性率(tan δ=1)の交差する温度および貯蔵弾性率G’が106Paの値に達する温度を分析する。結果を表1に示す。

表1:
【0093】
実施例2:
【0094】
Technomelt PUR 270/7(Henkel AG & Co. KGaA、DE)を再び接着剤ベース成分として使用し、そこに黒色ペーストを、接着剤の総重量基準で1、2、3または5重量%の量で攪拌した。この目的のために、接着剤ベース成分を対流オーブン中で140℃で45分間溶融させた。その200gを反応器(160℃)に移し、着色ペーストを添加し、真空中で10分間撹拌した。
【0095】
このようにして配合した接着剤に基づいて、塗布温度での粘度(Brookfield、スピンドル28、150℃、5rpm)、初期強度、強度蓄積および粘度安定性および色安定性を決定し、レオメータ振動試験を行い、そこから貯蔵弾性率と損失弾性率(tan δ=1)の交差する温度および貯蔵弾性率G’が106Paの値に達する温度を分析する。結果を表2に示す。

表2:
表3:
【0096】
実施例3:
【0097】
実施例1および実施例2に記載されるカラーペーストと共に、接着剤ベース成分(Technomelt PUR 270/7 Henkel AG&Co. KGaA、DE)を、チップボード(IKEA、厚さ19.00mm)の直線縁部に、塗布ローラ(Nordson MC Series)および溶融装置(Nordson MC Series)を有するHOMAG POWERLINE KRF 620エッジバンド機械によって塗布した;次いで、厚さ0.9mmのABSエッジバンド(Giplast Sincro、Sitech)を前記チップボードに接着した。条件は以下の通りである:
【0098】
条件A:
- 温度:プレメルター:130℃、チューブ:130℃、ヘッド:140℃;ローラ:144℃
- Nordsonプレメルターポンプ:80rpm
- 添加剤用混合ヘッドのポンプ:3rpm(毎分回転数)
- 80~100枚のボードを難なく約3時間で製造することができる
- ねじ切りなし、スミアリングなし、接着部(接着ジョイント)なし
- 非常に高い初期接着力
【0099】
条件B:
- 温度:プレメルター:130℃、チューブ:140℃、ヘッド:140℃
- Nordsonプレメルターポンプ:80rpm
- 添加剤用混合ヘッドのポンプ:2.8rpm
- サンプルカートリッジ4つを充填した
【0100】
条件C:
- 温度:プレメルター:130℃、チューブ:140℃、ヘッド:140℃
- Nordsonプレメルターポンプ:80rpm
- 添加剤用混合ヘッドのポンプ:2.4rpm
- サンプルカートリッジ4つを充填した
【0101】
添加剤用混合ヘッドのポンプの出力をさらに減少させると、着色されていない接着剤が得られた。着色接着剤を、添加剤なしの接着剤とほぼ同様に有効に処理することができることが観察された。
本発明の好ましい態様は以下を包含する。
〔1〕(i)配合接着剤を製造するために、接着剤のベース成分を少なくとも1つの添加剤と連続的に混合し;
(ii)このようにして配合された前記接着剤を基板に塗布する、
ことを特徴とする、接着剤組成物を配合および塗布する連続法。
〔2〕工程(i)における前記接着剤の前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤を、制御された様式で供給することを特徴とする、〔1〕に記載の方法。
〔3〕前記接着剤の前記ベース成分が、ホットメルト組成物、特に、
(i)一成分反応性接着剤系、好ましくは湿分架橋性;または
(ii)物理的、硬化、熱可塑性接着剤系
であることを特徴とする、〔1〕または〔2〕に記載の方法。
〔4〕前記接着剤を高温で、特に前記接着剤の前記ベース成分の融点より高い温度で、配合および/または塗布することを特徴とする、〔1〕から〔3〕のいずれか一項に記載の方法。
〔5〕前記少なくとも1つの添加剤が、前記接着剤の化学特性、生物特性および/または物理特性に影響を及ぼす物質、好ましくは着色顔料、耐湿性または黴菌形成に対する耐性を改善する薬剤、殺生物剤、エネルギー吸収を改善するための添加剤、接着結合改善のためのプライマー、ホットメルト接着剤の再結晶化に影響を及ぼす薬剤および/または反応促進剤、特に好ましくは着色顔料および/またはホットメルト接着剤の再結晶化に影響を及ぼす薬剤を含むことを特徴とする、〔1〕から〔4〕のいずれか一項に記載の方法。
〔6〕前記少なくとも1つの添加剤が、
(i)室温で液体であり、室温で液体である少なくとも1つのポリオール、少なくとも1つの着色顔料および任意に少なくとも1つの反応促進剤を含む;または
(ii)室温で固体であり、室温で固体である少なくとも1つのポリオレフィンおよび少なくとも1つの着色顔料を含む
ことを特徴とする、〔1〕から〔5〕のいずれか一項に記載の方法。
〔7〕前記少なくとも1つの添加剤が少なくとも1つの着色顔料を含み、このように配合された前記接着剤の色が工程(ii)でそれが塗布された基板の色と一致するように、選択および制御された様式で、工程(i)で添加されることを特徴とする、〔1〕から〔6〕のいずれか一項に記載の方法。
〔8〕前記少なくとも1つの添加剤が、工程(ii)で、接着剤が塗布される基板から製造されるワークピースのリワーク能力が改善されるように、前記接着剤の再結晶化に影響を及ぼす少なくとも1つの薬剤を含み、工程(i)で、選択および制御された様式で添加されることを特徴とする、〔1〕から〔7〕のいずれか一項に記載の方法。
〔9〕前記方法において、
-供給ユニット、
-配合ユニット、および
-塗布ユニット
を含む装置が使用され、
前記供給ユニットが、前記接着剤の前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤を供給するために使用され、
前記配合ユニットが、前記配合接着剤を形成するために、前記接着剤の前記ベース成分を前記少なくとも1つの供給された添加剤と連続的に混合し、および前記配合接着剤を連続的に搬送し、
このようにして配合された前記接着剤が前記配合ユニットから前記塗布ユニットに搬送され、前記接着剤を前記塗布ユニットから基板上に塗布することが可能である、
ことを特徴とする、〔1〕から〔8〕のいずれか一項に記載の方法。
〔10〕(i)前記供給ユニットが、前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤の用量供給のための投与ユニットを有する、または前記配合ユニットが、前記少なくとも1つの添加剤の用量供給のための投与ユニットを有する;および/または
(ii)前記供給ユニットが、前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤の手動供給を可能にする、またはこのような供給を有する;および/または
(iii)前記供給ユニットが、前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤の制御された供給を可能にする、またはこのような供給を有する;および/または
(iv)前記配合ユニットが、前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤の制御された供給を可能にする、またはこのような供給を有する;および/または
(v)前記供給ユニットおよび/または前記配合ユニットが、前記ベース成分を連続的に供給または搬送する少なくとも1つのポンプを含む;および/または
(vi)前記供給ユニットおよび/または前記配合ユニットが、前記少なくとも1つの添加剤を連続的にまたは離散的に供給するポンプを含む;および/または
(vii)前記供給ユニットおよび/または前記配合ユニットが、前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤を溶融させるためのヒーターを有する;および/または
(viii)前記配合ユニットが、前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤を混合するための、好ましくは静的または動的混合手段を有する混合チャンバを有する混合装置を有する;および/または
(ix)前記配合ユニットが、前記混合チャンバへの前記ベース成分および/または前記少なくとも1つの添加剤の分配された進入のための分配装置を有する;および/または
(x)前記塗布ユニットが、前記接着剤を塗布する手段、好ましくはノズルおよび/または塗布ローラを有する;および/または
(xi)前記塗布ユニットが、規定量の前記接着剤を中間貯蔵するためのリザーバを有し、前記リザーバが任意で前記供給ユニットおよび配合ユニットとして使用され、好ましくは前記塗布ローラの回転のために、前記リザーバ内で前記混合が行われる、
ことを特徴とする、〔9〕に記載の方法。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9