IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 日亜化学工業株式会社の特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-03-15
(45)【発行日】2022-03-24
(54)【発明の名称】発光装置
(51)【国際特許分類】
   H01L 33/58 20100101AFI20220316BHJP
   H01L 33/50 20100101ALI20220316BHJP
   H01L 33/54 20100101ALI20220316BHJP
   H01L 33/62 20100101ALI20220316BHJP
   F21S 2/00 20160101ALI20220316BHJP
   F21V 9/32 20180101ALI20220316BHJP
   G02B 5/02 20060101ALI20220316BHJP
   G02B 5/04 20060101ALI20220316BHJP
【FI】
H01L33/58
H01L33/50
H01L33/54
H01L33/62
F21S2/00 482
F21V9/32
G02B5/02 B
G02B5/04 A
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2019143126
(22)【出願日】2019-08-02
(65)【公開番号】P2021027129
(43)【公開日】2021-02-22
【審査請求日】2020-08-04
(73)【特許権者】
【識別番号】000226057
【氏名又は名称】日亜化学工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101683
【弁理士】
【氏名又は名称】奥田 誠司
(74)【代理人】
【識別番号】100155000
【弁理士】
【氏名又は名称】喜多 修市
(74)【代理人】
【識別番号】100180529
【弁理士】
【氏名又は名称】梶谷 美道
(74)【代理人】
【識別番号】100125922
【弁理士】
【氏名又は名称】三宅 章子
(74)【代理人】
【識別番号】100184985
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 悠
(74)【代理人】
【識別番号】100202197
【弁理士】
【氏名又は名称】村瀬 成康
(74)【代理人】
【識別番号】100218981
【弁理士】
【氏名又は名称】武田 寛之
(72)【発明者】
【氏名】平出 紀明
【審査官】高椋 健司
(56)【参考文献】
【文献】特開2007-227286(JP,A)
【文献】特開2008-112711(JP,A)
【文献】特開2012-064344(JP,A)
【文献】特表2013-527605(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0261161(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第102597605(CN,A)
【文献】国際公開第2011/055795(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 33/00-33/64
F21S 2/00
F21V 8/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
配線基板と、
前記配線基板上に配置され、かつ、前記配線基板の配線層に電気的に接続された複数の発光素子と、
前記配線基板上に配置された、複数の貫通孔を有し、光拡散材を含有する第1光拡散部材であって、前記複数の発光素子のそれぞれは、前記複数の貫通孔のうちの対応する貫通孔内に配置されている第1光拡散部材と、
前記複数の発光素子を覆い、前記複数の貫通孔内に配置された複数の第2光拡散部材であって、それぞれが光拡散材および波長変換物質を含有し、かつ、前記それぞれが含有する前記光拡散材の含有率は、前記第1光拡散部材が含有する前記光拡散材の含有率よりも高い、複数の第2光拡散部材と、
を備え
前記複数の第2光拡散部材のそれぞれは、前記複数の貫通孔のうちの対応する貫通孔の内面に接する、発光装置。
【請求項2】
前記第1光拡散部材は波長変換物質を含有する、請求項1に記載の発光装置。
【請求項3】
前記第1光拡散部材が含有する波長変換物質の含有率は、前記複数の第2光拡散部材のそれぞれが含有する波長変換物質の含有率よりも低い、請求項2に記載の発光装置。
【請求項4】
前記配線基板と前記第1光拡散部材との間に位置する第1光反射層をさらに備える、請求項1から3のいずれかに記載の発光装置。
【請求項5】
前記配線基板と前記複数の第2光拡散部材との間に位置する第2光反射層をさらに備える、請求項1から4のいずれかに記載の発光装置。
【請求項6】
前記第1光拡散部材の上方に位置するプリズムシートをさらに備える、請求項1から5のいずれかに記載の発光装置。
【請求項7】
前記第1光拡散部材と前記プリズムシートとの間に位置する光拡散層をさらに備える、請求項6に記載の発光装置。
【請求項8】
前記複数の第2光拡散部材と前記プリズムシートとの間に位置する第3光反射層をさらに備える、請求項6または7に記載の発光装置。
【請求項9】
前記複数の貫通孔のそれぞれの内面は、前記複数の発光素子のうちの対応する発光素子の上面よりも高い位置において、上方に向かって広がる傾斜面を含む、請求項1から8のいずれかに記載の発光装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は発光装置に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、複数の発光素子が2次元に配列された薄型の発光装置が開発されている。薄型の発光装置は、液晶表示装置等の表示装置に用いられる直下型のバックライトとして利用される。特許文献1および2は、貫通孔を有する導光板と、実装基板上にフリップチップ接続によって実装された複数の発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)素子と、を備える発光装置を開示している。複数の発光ダイオード素子のそれぞれは、封止材で覆われ、かつ、対応する貫通孔内に配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2011-204566号公報
【文献】特開2011-210674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
発光装置の薄型化・小型化が一層求められている。本開示の例示的な実施形態は、光源から出射する光の輝度ムラを抑制し、かつ、薄型化・小型化することが可能な発光装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の発光装置は、非限定的で例示的な実施形態において、配線基板と、前記配線基板上に配置され、かつ、前記配線基板の配線層に電気的に接続された複数の発光素子と、前記配線基板上に配置された、複数の貫通孔を有し、光拡散材を含有する第1光拡散部材であって、前記複数の発光素子のそれぞれは、前記複数の貫通孔のうちの対応する貫通孔内に配置されている第1光拡散部材と、前記複数の発光素子を覆い、前記複数の貫通孔内に配置された複数の第2光拡散部材であって、それぞれが光拡散材および波長変換物質を含有し、かつ、前記それぞれが含有する前記光拡散材の含有率は、前記第1光拡散部材が含有する前記光拡散材の含有率よりも高い、複数の第2光拡散部材と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示の例示的な実施形態によれば、光源から出射する光の輝度ムラを抑制し、かつ、薄型化・小型化することが可能な新規な発光装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1A】実施形態に係る発光装置100の構造の一例を示す模式的な断面図である。
図1B】本実施形態に係る発光装置100のバリエーションによる構造の一例を示す模式的な断面図である。
図2A】実施形態に係る発光装置100の構造の一例を示す模式的な上面図である。
図2B】実施形態に係る発光装置100の構造の他の一例を示す模式的な上面図である。
図3】本実施形態に係る発光装置100のバリエーションによる構造の他の一例を示す模式的な断面図である。
図4】本実施形態に係る発光装置100のバリエーションによる構造の他の一例を示す模式的な断面図である。
図5】本実施形態に係る発光装置100のバリエーションによる構造の他の一例を示す模式的な断面図である。
図6A】発光装置100の製造方法に含まれる各製造工程を説明するための工程断面図である。
図6B】発光装置100の製造方法に含まれる各製造工程を説明するための工程断面図である。
図6C】発光装置100の製造方法に含まれる各製造工程を説明するための工程断面図である。
図6D】発光装置100の製造方法に含まれる各製造工程を説明するための工程断面図である。
図6E】発光装置100の製造方法に含まれる各製造工程を説明するための工程断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を詳細に説明する。以下の実施形態は、例示であり、本開示による発光装置は、以下の実施形態に限られない。例えば、以下の実施形態で示される数値、形状、材料、ステップ、そのステップの順序等は、あくまでも一例であり、技術的に矛盾が生じない限りにおいて種々の改変が可能である。以下に説明する各実施形態は、あくまでも例示であり、技術的に矛盾が生じない限りにおいて種々の組み合わせが可能である。
【0009】
図面が示す構成要素の寸法、形状等は、わかり易さのために誇張されている場合があり、実際の発光装置における寸法、形状および構成要素間の大小関係を反映していない場合がある。また、図面が過度に複雑になることを避けるために、一部の要素の図示を省略することがある。
【0010】
以下の説明において、実質的に同じ機能を有する構成要素は共通の参照符号で示し、説明を省略することがある。以下の説明では、特定の方向または位置を示す用語(例えば、「上」、「下」、「右」、「左」およびそれらの用語を含む別の用語)を用いる場合がある。しかしながら、それらの用語は、参照した図面における相対的な方向または位置をわかり易さのために用いているに過ぎない。参照した図面における「上」、「下」等の用語による相対的な方向または位置の関係が同一であれば、本開示以外の図面、実際の製品、製造装置等において、参照した図面と同一の配置でなくてもよい。本開示において「平行」とは、特に他の言及がない限り、2つの直線、辺、面等が0°から±5°程度の範囲にある場合を含む。また、本開示において「垂直」または「直交」とは、特に他の言及がない限り、2つの直線、辺、面等が90°から±5°程度の範囲にある場合を含む。
【0011】
[1.発光装置100の構造]
図1Aは、本実施形態に係る発光装置100の構造の一例を示す断面図である。図には、互いに直交するx軸、y軸、およびz軸の3軸によって張られる三次元座標系が記載されている。他の添付図面でも、同様の三次元座標系が記載され、x軸、y軸、およびz軸は、それぞれ、全ての図面で共通の方位を指す。
【0012】
発光装置100は、配線基板10、複数の発光素子20、第1光拡散部材30、第1光反射層40、第2光拡散部材50および第3光反射層51を備える。発光装置100の形状の典型例は、平面視において概ね矩形である。例えば、発光装置100の厚さ(z方向の高さ)は、0.5mm以上0.8mm以下であり得る。以下、各構成要素を詳細に説明する。
【0013】
(配線基板10)
配線基板10は上面10aおよび下面10bを有する。配線基板10の上面10a側に複数の発光素子20が配置され、支持される。配線基板10は、第1導体配線層12a、第2導体配線層12bおよび絶縁層11を有しており、複数の発光素子20は第1導体配線層12aに電気的に接続されている。第1導体配線層12aおよび第2導体配線層12bは、絶縁層11によって絶縁されており、ビア13を介して電気的に接続されている。配線基板10の上面10aのうちの、発光素子20を実装する領域以外の部分は、絶縁層11で覆われている。
【0014】
配線基板10の例は、ロール・ツー・ロール方式で製造可能なフレキシブルプリント基板(FPC)である。FPCは、フィルム状の絶縁体(樹脂)および例えば銅から形成された導体配線層を有する。樹脂材料として、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、BTレジン、ポリフタルアミド(PPA)、ポリエチレンテレフタレート(PET)等を挙げることができる。配線基板10の厚さは適宜選択することができる。その厚さh1(図中のz方向の高さ)は、例えば0.195mm程度である。FPCを採用することにより、配線基板10を軽量化・薄型化することができる。
【0015】
耐熱性および耐光性に優れるという観点から、配線基板10の材料として、セラミックスを選択してもよい。その場合において、配線基板10はリジット基板である。リジット基板は湾曲可能な薄型リジット基板であることが好ましい。セラミックスとしては、例えば、アルミナ、ムライト、フォルステライト、ガラスセラミックス、窒化物系(例えば、AlN)、炭化物系(例えば、SiC)、LTCC等が挙げられる。
【0016】
また、配線基板10は複合材料によって形成されていてもよい。具体的には、上述した樹脂に、ガラス繊維、SiO、TiO、Al等の無機フィラーを混合してもよい。例えば、ガラス繊維強化樹脂(ガラスエポキシ樹脂)等が挙げられる。これにより、配線基板10の機械的強度を向上させることができ、かつ、熱膨張率を低減させ、光反射率を向上させることができる。さらに、配線基板10は、少なくとも上面10aが電気的絶縁性を有していればよく、積層構造を有していてもよい。
【0017】
導体配線層11は、配線基板10の上面10a側に設けられている。導体配線層11は、外部の制御回路(不図示)から複数の発光素子20に電力を供給するため配線パターンを有している。導体配線層11の材料は、導体配線層11として用いられる材料、製造方法等によって適宜選択され得る。例えば、配線基板10の材料としてエポキシ樹脂を用いる場合は、導体配線層11の材料には、加工し易い材料を選択することが好ましい。例えば、メッキ、スパッタリング、蒸着、プレスによる貼り付けによって形成された銅、ニッケル等の金属層を用いることができる。金属層は、印刷、フォトリソグラフィー等によってマスキングし、エッチングすることによって、所定の配線パターンに加工することができる。配線パターン上にソルダレジストをコーティングすることにより、基板表面の酸化が抑制される。
【0018】
配線基板10の材料としてセラミックスを用いる場合は、導体配線層11の材料は、例えば、配線基板10のセラミックスと同時焼成が可能な高融点金属によって形成される。例えば、導体配線層11は、タングステン、モリブデン等の高融点金属によって形成される。導体配線層11は多層構造を有していてもよい。例えば導体配線層11は、上述した方法で形成される高融点金属のパターンと、このパターン上にメッキ、スパッタリング、蒸着等により形成されたニッケル、金、銀等の他の金属を含む金属層と、を備えていてもよい。
【0019】
(発光素子20)
複数の発光素子20は、配線基板10の上面10a側に配置され、導体配線層11に電気的に接続されている。図2Aは、発光装置100の上面図である。図2Aにおいて、3×3個の発光素子20に着目し、それらを拡大して図示している。
【0020】
複数の発光素子20は配線基板10の上面10aにおいて、1次元または2次元に配列され得る。本実施形態では、複数の発光素子20は直交する2方向、つまり、x方向およびy方向に沿って2次元に配列されており、x方向の配列ピッチpxとy方向の配列ピッチpyは等しい。ここで、発光素子の配列ピッチは、隣接する2つの発光素子の光軸間の距離を意味する。
【0021】
配列ピッチのサイズが大き過ぎると輝度効率が大幅に低下する可能性がある。本発明者の検討によれば、例えば、配列ピッチpx、pyのそれぞれは、0.5mm以上10.0mm以下にすることが好ましい。輝度効率の向上の観点から、配列ピッチpx、pyのそれぞれは、0.5mm以上2.0mm以下であることがさらに好ましい。しかし、配列方向はこれに限られない。x方向とy方向の配列ピッチは異なっていてもよいし、配列の2方向は直交していなくてもよい。また、配列ピッチも等間隔に限られず、不等間隔であってもよい。例えば、配線基板10の中央から周辺に向かって間隔が広くなるように複数の発光素子20が配列されていてもよい。
【0022】
発光素子20は、半導体発光素子であり、半導体レーザ、発光ダイオード等、公知の発光素子を利用することができる。本実施形態においては、発光素子20として発光ダイオードを例示する。発光素子20に、任意の波長の光を出射する素子を選択することができる。例えば、青色、緑色の波長を有する光を発する発光素子としては、ZnSe、窒化物系半導体(InAlGa1-x-yN、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)、GaPを用いた素子を用いることができる。また、赤色の波長を有する光を発する発光素子としては、GaAlAs、AlInGaP等の半導体を含む半導体発光素子を用いることができる。さらに、これら以外の材料から形成される半導体発光素子を用いることもできる。用いる発光素子の組成、発光色、大きさ、個数等は目的、設計仕様に応じて適宜選択することができる。
【0023】
発光素子20は、短波長の光を出射することが可能な窒化物半導体(InAlGa1-x-yN、0≦X、0≦Y、X+Y≦1)を含むことが好ましい。これにより、後述する第2光拡散部材50を効率良く励起することができる。半導体層の材料および/またはその混晶度によって発光波長を種々選択することができる。同一面側に正負の電極を有するものであってもよいし、異なる面に正負の電極を有するものであってもよい。
【0024】
発光素子20は、例えば、透光性の基板と、基板の上に積層された半導体積層構造を有する。半導体積層構造は、活性層と活性層を挟むn型半導体層およびp型半導体層とを含み、n型半導体層およびp型半導体層にn側電極およびp側電極がそれぞれ電気的に接続されている。発光素子20は、光を出射する上面(または出射面)20aおよび上面20aとは反対側に位置する下面20bを有する。本実施形態では、n側電極およびp側電極は下面20bに位置している。
【0025】
発光素子20のn側電極およびp側電極は、配線基板10の上面10aに設けられた導体配線層11に電気的に接続され、かつ、固定されている。本実施形態では、配線基板10はFPCであり、発光素子20は、FPCに直接実装されている。
【0026】
発光素子20は、上面20aから出射する光の出射角度を広くするためのレンズ等を備えていてもよい。配線基板10の上面10aから発光素子20の上面20aまでのz方向の高さは、例えば0.155mm程度であり得る。または、配線基板10の第1導体配線層12aの上面から発光素子20の上面20aまでのz方向の高さh5は、例えば0.205mm程度であり得る。
【0027】
(第1光拡散部材30)
第1光拡散部材30は、配線基板10上に配置されている。第1光拡散部材30は、複数の貫通孔30hを有し、光拡散材を含有する。複数の発光素子20のそれぞれは、複数の貫通孔30hのうちの対応する貫通孔内に配置されている。第1光拡散部材30の厚さh3は、例えば0.30mm程度であり得る。第1光拡散部材30は波長変換物質を含有し得る。波長変換物質についての詳細は後で説明する。
【0028】
第1光拡散部材30は、入射する光を拡散させて透過する部材である。第1光拡散部材30は、例えば、ポリカーボネイト樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂等、可視光に対して光吸収の少ない材料によって形成されている。第1光拡散部材30の表面に凹凸を設けたり、第1光拡散部材30の中に屈折率の異なる光拡散材を分散させたり、光拡散材の粒子径を変えることによって、光の拡散の程度を制御することが可能となる。光拡散材として、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化チタン等、高屈折率材料を用いることができる。光拡散部材として、光拡散シート、ディフューザーフィルム等の名称で市販されている部材を利用することができる。
【0029】
図2Aに示されるように、平面視において、貫通孔30hの形状の例は円形である。ただし、貫通孔30hの形状はこれに限定されず、図2Bに示される矩形、または楕円形、長円形を含むオーバル形状であってもよい。例えば、貫通孔30hの形状が円形である場合には、その径の長さrは、0.50mm程度であり得る。図2Bに、貫通孔30hの形状が正方形である第1光拡散部材30の構造例を示している。例えば、x方向の配列ピッチpxとy方向の配列ピッチpyは等しく、それぞれの配列ピッチは、0.5mm以上10.0mm以下であり得る。また、貫通孔30hの一辺の長さrは、1.0mm程度であり得る。しかし、配列方向はこれに限られない。複数の貫通孔30hは、複数の発光素子20の配置に合わせて第1光拡散部材30に適宜設けられる。上述したように、配列の2方向は直交していなくてもよい。また、隣接する2つの貫通孔30hの中心間の距離を示す配列ピッチも等間隔に限られず、不等間隔であり得る。
【0030】
(第1光反射層40)
第1光反射層40は、配線基板10と第1光拡散部材30との間に位置する。光反射層として、例えばポリエステル系樹脂から形成された多層膜構造を有する高反射フィルムが用いられる。光反射層として高反射フィルムを用いる場合は、第1光拡散部材30の貫通孔30hに対応する貫通孔を有することが好ましい。高反射フィルムは、可視光領域に属する波長範囲(例えば400nmから800nm)において高い反射率を有する。高反射フィルムは、その波長範囲において、例えば98%以上の高い反射率を有していることが好ましい。高反射フィルムに、例えば3M社製の反射フィルム(ESR 80v2)を好適に利用することができる。ただし、第1光反射層40は、高反射フィルムに限られず、金属膜であってもよく、誘電体多層膜であってもよい。第1光反射層40の厚さh2は、例えば0.065mm程度であり得る。
【0031】
第1光反射層40は、入射した光を第1光拡散部材30に向けて反射する。配線基板10の上面10aと第1光拡散部材30の下面30bとの間に第1光反射層40を設けることにより、第1光拡散部材30の下面30bに向かう光を第1光反射層40よって反射させることができる。その結果、発光素子20から発せられる光の利用効率を向上させることができる。特に、光反射層として高反射フィルムを用いて、反射時における光エネルギーの損失を最小限に抑えることにより、発光装置100の輝度を向上させることが可能となる。
【0032】
(第2光拡散部材50)
複数の第2光拡散部材50は、複数の発光素子20を覆い、第1光拡散部材30が有する複数の貫通孔30h内に配置されている。それぞれの第2光拡散部材50は、貫通孔30h内において、貫通孔30hの内面30s、第1光反射層40の側面40c、配線基板10の上面10aの一部、発光素子20の、上面20a、下面20bおよび側面20cに接している。換言すると、第2光拡散部材50は、複数の発光素子20を覆い、かつ、貫通孔30hの内面30s、第1光反射層40の側面40c、および配線基板10の上面10aの一部に接するよう、貫通孔30hを充填している。ただし、貫通孔30hの内面30sおよび/または第1光反射層40の側面40cと、第2光拡散部材50との境界に沿って部分的または局所的な空隙が形成されていてもよい。このような空隙は、例えば製造に起因して生じ得る。後で詳しく説明するように、配線基板10の上面10aと複数の第2光拡散部材50との間に、第1光反射層40とは異なる他の光反射層が位置し得る。
【0033】
第2光拡散部材50は、第1光拡散部材30と同様に、例えば、ポリカーボネイト樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂等、可視光に対して光吸収の少ない材料によって形成されている。第2光拡散部材50は光拡散材を含有する。光拡散材として、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化チタン等、高屈折率材料(または高屈折率微粒子)を用いることができる。例えばアクリル樹脂の材料に高屈折率材料を配合することにより、第2光拡散部材50に用いる材料が得られる。ここで、第2光拡散部材50が含有する光拡散材の含有率aは、第1光拡散部材30が含有する光拡散材の含有率bよりも高い。含有率aは、含有率bの1.5倍以上3.0倍以下であることが好ましい。この含有率の大小関係により、発光素子20から発せられる光を第2光拡散部材50において乱反射させ、第1光拡散部材30に反射光を導光することができる。
【0034】
第2光拡散部材50は、さらに、波長変換物質を含有する。第1光拡散部材30が波長変換物質を含有する場合において、第1光拡散部材30が含有する波長変換物質の含有率は、複数の第2光拡散部材50のそれぞれが含有する波長変換物質の含有率よりも低く設定される。
【0035】
波長変換物質は、典型的には、蛍光体の粒子である。すなわち、第2光拡散部材50は、樹脂中に高屈折率材料および蛍光体の粒子が分散(または配合)された部材である。第2光拡散部材50は、発光素子20から出射された光の少なくとも一部を吸収し、発光素子20から発せられる光の波長とは異なる波長の光を発する。例えば、第2光拡散部材50は、発光素子20からの青色光の一部を波長変換して黄色光を発する。このような構成によれば、第2光拡散部材50を通過した青色光と、第2光拡散部材50から発せられた黄色光との混色によって、白色光が得られる。第1光拡散部材30に光を効率的に導入する観点から、第2光拡散部材50の材料が第1光拡散部材30の材料よりも低い屈折率を有すると有益である。
【0036】
蛍光体には、公知の材料を適用することができる。蛍光体の例は、KSF系蛍光体等のフッ化物系蛍光体、CASN等の窒化物系蛍光体、YAG系蛍光体、βサイアロン蛍光体等である。YAG系蛍光体は、青色光を黄色光に変換する波長変換物質の例であり、KSF系蛍光体およびCASNは、青色光を赤色光に変換する波長変換物質の例であり、βサイアロン蛍光体は、青色光を緑色光に変換する波長変換物質の例である。蛍光体は、量子ドット蛍光体であってもよい。
【0037】
第2光拡散部材50は、例えば青色光を、赤色光および緑色光にそれぞれ変換する波長変換物質を含有し得る。その場合において、発光装置100は、発光素子20から発せられる青色光を第2光拡散部材50に透過させることにより、赤、青、緑の光を混合して白色光を出射してもよい。または、複数の発光素子20は、2種類以上の発光素子20を含んでいてもよい。複数の発光素子20は、例えば、青色の波長を有する光を発する発光素子、緑色の波長を有する光を発する発光素子および赤色の波長を有する光を発する発光素子を含み得る。その場合において、発光装置100は、赤、青、緑の光を混合して第2光拡散部材50を透過させることにより白色光を出射してもよい。さらに、発光装置100から出射される光の演色性を高める観点から、発光装置100に用いる発光素子の種類を決定してもよい。
【0038】
(第2光反射層55)
図6Eに示すように、発光装置100は、配線基板10と複数の第2光拡散部材50との間に位置する第2光反射層55をさらに備え得る。第2光反射層55は、第3光反射層51と同じ材料から形成され得る。このように、発光素子20の裏面側に光反射層を設けることで、配線基板10の上面10aに向かう光を光反射層で反射して第2光拡散部材50に導光することができる。その結果、発光素子20から発せられる光の利用効率をさらに向上させることができる。
【0039】
(第3光反射層51)
第3光反射層51は、複数の第2光拡散部材50と後述する透光積層体60との間に位置する。第3光反射層51は、第1光拡散部材30が有する複数の貫通孔30h内に配置された複数の第2光拡散部材50を覆い、複数の貫通孔30hのそれぞれの開口30fを埋める。発光素子20の上面20aから貫通孔30hの開口30fまでのz方向の高さh6は、例えば0.210mm程度であり得る。
【0040】
第3光反射層51は、樹脂と、樹脂に分散した反射材の粒子である、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ケイ素等の酸化物の粒子とを含む材料から形成される。酸化物の粒子の平均粒子径は、例えば30nm以上250nm以下程度である。第3光反射層51は、顔料、光吸収材、蛍光体等をさらに含んでいてもよい。樹脂材料に、アクリレート、エポキシ、シリコーン等を主成分とした光硬化性樹脂を用いることができる。第3光反射層51における光を散乱させる反射材の粒子は、均一に分布していてもよいし、発光素子20の配光角の絶対値が小さい領域において、配光角の絶対値が大きい領域よりも高密度で分布していてもよい。
【0041】
第3光反射層51を発光素子20の直上の位置に設けることにより、発光素子20の直上に向かう光を第3光反射層51によって第2光拡散部材50の面内に効果的に拡散して、発光素子20の直上以外の領域における輝度を向上させることができる。換言すれば、発光装置100の上面における輝度ムラを効果的に抑制して、より均一な光を得ることができる。
【0042】
(透光積層体60)
図1Bに示すように、発光装置100は、プリズムシート61を含む透光積層体60をさらに備えていてもよい。透光積層体60は、平面視において概ね板状の形状を有する。
【0043】
プリズムシート61は、2枚のプリズムアレイ層を積層した構造を有する。本明細書では、2枚のプリズムアレイ層を積層した構造を「プリズムシート」と呼ぶこととする。2枚のプリズムアレイ層のそれぞれは所定の方向に延びる複数のプリズムが配列された構造を有する。例えば、一方のプリズムアレイ層は、図1において、y方向に延びる複数のプリズムを有し、他方のプリズムアレイ層はx方向に延びる複数のプリズムを有する。
【0044】
プリズムシート61は、種々の方向から入射する光を発光装置100に対向する表示パネル(不図示)に向かう方向(z方向)に屈折させる。これにより、発光装置100の発光面である透光積層体60の上面60aから出射する光は主として上面60aに垂直(z軸に平行)な成分が多くなり、発光装置100を正面(z方向)から見た場合の輝度を高めることができる。プリズムシート61として、例えば3M社の高度構造光学複合体(ASOC)を用いることができる。プリズムシート61の厚さh4は、0.08mm程度である得る。
【0045】
プリズムシート61を採用することにより、発光装置100を一層薄型化することが可能となる。そのような薄型の発光装置100はスマートフォン等の用途に特に有用である。
【0046】
発光装置100は、プリズムシート61の上方に位置する反射型偏光層(不図示)をさらに備え得る。反射型偏光層は、表示パネル、例えば液晶表示パネルのバックライト側に配置された偏光板の偏光方向に一致する偏光方向の光を選択的に透過し、その偏光方向に垂直な方向の偏光をプリズムシート61側へ反射させる。反射型偏光層から戻ってきた偏光の一部はプリズムシート61および第1光拡散部材30で再度反射する際に偏光方向が変化し、液晶表示パネルの偏光板の偏光方向を有する偏光に変換され、再び反射型偏光層に入射し、表示パネルへ出射する。これにより、発光装置100から出射する光の偏光方向を揃え、表示パネルの輝度向上に有効な偏光方向の光を高効率で得られる。
【0047】
本実施形態に係る発光装置100によれば、第1光拡散部材30が、導光板および光拡散部材の両方の機能を備えるために、第1光拡散部材30の上方に位置していた従来の光拡散部材は不要となる。また、第2光拡散部材50が、光拡散部材および波長変換部材の両方の機能を備えるために、第1光拡散部材30の上方に位置していた従来の波長変換部材は不要となる。さらに、透光積層体60としてプリズムシート61を採用することにより、発光装置100の厚さを0.5mm以下とすることが可能となり、発光装置をより薄型化することが可能となる。
【0048】
近年、スマートフォン等の市場において要求される高さのスペックは、1.5mm未満であり、例えば0.5mm以上1.0mm以下という非常に厳しいスペックが要求されることがある。本実施形態による発光装置100は、その要求を十分に満足する。さらに、発光素子20から発せられた光を、発光素子20を覆う第2光拡散部材50によって周囲の第1光拡散部材30へと導光することで、発光装置100から出射される光の輝度ムラを適切に抑制することが可能となる。
【0049】
図3から図5は、本実施形態に係る発光装置100のバリエーションによる構造の一例を示す断面図である。
【0050】
図3に示されるように、発光装置100は、第1光拡散部材30とプリズムシート61との間に位置する光拡散層52をさらに備え得る。例えば、第1光拡散部材30の上面30aを、シボ加工またはビーズコート等の表面処理によって表面に微細な凹凸構造を施すことにより、光拡散層52を第1光拡散部材30の上面30aに形成することができる。光拡散層52を設けることにより、発光素子20から発せられる光の拡散効果をより向上させることができる。
【0051】
(プリズムアレイ層62、63)
図4に示されるように、発光装置100は、プリズムシート61の代わりに、プリズムアレイ層62および63を有する透光積層体60を備え得る。例えば、プリズムアレイ層62は、図1において、y方向に延びる複数のプリズムを有し、プリズムアレイ層63はx方向に延びる複数のプリズムを有する。プリズムアレイ層62、63として、市販されているバックライト用の光学部材を広く利用できる。プリズムアレイ層62、63のトータルの厚さ7は、例えば0.16mm程度であり得る。ただし、プリズムシート61の厚さh4は、プリズムアレイ層62、63を単純に積層したプリズムシートの厚さh7の半分程度に抑えることが可能となるため、発光装置100をより薄型化する観点からは、透光積層体60としてプリズムシート61を採用することが好ましい。
【0052】
図5に示されるように、複数の貫通孔30hのそれぞれの内面30sは、複数の発光素子20のうちの対応する発光素子の上面20aよりも高い位置において、上方に向かって広がる傾斜面(または傾斜部)30cを含む。傾斜面30cは、発光素子20の上面20aに垂直な方向に延びる光軸Lに対し、所定の角度αで傾斜している。第2光拡散部材50の一部および第3光反射層51は、傾斜面30cに接しており、第3光反射層51は、複数の貫通孔30h内に配置された複数の第2光拡散部材50を覆う。角度αを調整することによって、第1光拡散部材30において光が拡散する拡散度合を制御することが可能となる。角度αは、例えば5°以上45°以下の範囲において設定され得る。傾斜部30cのz方向の厚さは、例えば、0.210mm程度である。
【0053】
[2.発光装置100の製造方法]
図6Aから図6Eを参照して、発光装置100の製造方法の例を説明する。図6Aから図6Eは、発光装置100の製造方法に含まれる各製造工程を説明するための工程断面図である。
【0054】
図6Aに示されるように、FPCである配線基板10に発光素子20を実装する。発光素子をFPCに直接実装することにより、LED実装の信頼性を確保し、配線抵抗のばらつきを低減できる。その結果、これらに起因して生じ得る発光装置100の輝度ムラを低減することが可能となる。
【0055】
図6Bに示される、複数の貫通孔30hを有する第1光拡散部材30を製造する。厚さが0.5mm程度の薄型の発光装置は、厚さが0.3mm程度の光拡散部材を必要とする。本製造方法の例では、光拡散部材の表面に、蒸着によって例えばAlを付着させて光反射層を形成する。光反射層は、シート状の光反射層を貼り付けたり、反射材を分散した樹脂を塗布する方法等によっても形成することができる。その後、形成した光反射層に両面テープを貼付することにより、接着層を形成する。その後、プレス加工により、光拡散部材に複数の貫通孔を打ち抜く。最後に、所定の外形サイズに光拡散部材をカットすることにより、下面30bに第1光反射層40が形成され、かつ、複数の貫通孔30hを有する第1光拡散部材30(以降、「拡散シート」と表記する。)が得られる。このように、第1光拡散部材30および第1光反射層40を一体的に形成することにより、製造工程が簡素化され、その結果、製造コストを抑えることができる。
【0056】
図6Cに示すように、真空ラミネータを用いて、配線基板10に接着層を介して拡散シートを圧着する。複数の発光素子20のそれぞれが、複数の貫通孔30hのうちの対応する貫通孔内に位置するように拡散シートの位置合わせを行い、配線基板10上に拡散シートを配置する。このとき、拡散シートの配置に位置ずれが生じても、その位置ずれは複数の貫通孔30hによって吸収される。光学的な影響は、拡散シートの拡散率(光散乱)を調整することによって低減することが可能である。
【0057】
図6Cに示されるように、配線基板10の上面10aと発光素子20の下面20bの間の空隙を埋めるように第2光反射層55を形成してもよい。第2光反射層55は、樹脂と、樹脂に分散した反射材の粒子である、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ケイ素等の酸化物の粒子とを含む材料から形成される。例えば、複数の貫通孔30h内において、発光素子20の裏面側に位置する配線基板10の上面10aを覆うように上記材料を塗布することにより、第2光反射層55が形成される。または、第1光反射層40および第2光反射層55は、共通の層として同じ材料を用いて形成され得る。
【0058】
図6Cに示される発光装置の中間体を製造する方法は、上述した方法に限定されない。先に、配線基板10に拡散シートを圧着してもよい。その後、配線基板10の導体配線層11に半田ペーストを印刷し、複数の貫通孔30h内に複数の発光素子20を配置して、複数の発光素子20のそれぞれのn側電極およびp側電極を導体配線層11にマウントする。その後、リフロー処理によって複数の発光素子20を半田ペーストを介して導体配線層11に電気的に接合することで、発光装置の中間体を製造してもよい。
【0059】
図6Dに示されるように、例えば、ポリカーボネイト樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、シリコーン樹脂等、可視光に対して光吸収の少ない材料に、酸化ケイ素、酸化ジルコニウム、酸化チタン等の高屈折率材料および蛍光体の粒子等の波長変換物質を配合した拡散樹脂を複数の貫通孔30hに充填し、第2光反射層55および発光素子20を覆う。その後、拡散樹脂を紫外線照射または加熱することにより硬化させる。
【0060】
図6Eに示されるように、複数の第2光拡散部材50の上面50aに、樹脂と、樹脂に分散した反射材の粒子である、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化ケイ素等の酸化物の粒子とを含む材料を塗布して第3光反射層51を形成し、これにより、複数の貫通孔30hを完全に埋める。
【0061】
上記の工程を経て、発光装置100が得られる。
【産業上の利用可能性】
【0062】
本開示の発光装置は、液晶ディスプレイのバックライト光源、各種照明器具等に利用することができる。
【符号の説明】
【0063】
10 :配線基板
10a、20a、30a、50a、60a :上面
10b、20b、30b :下面
11 :絶縁層
12a :第1導体配線層
12b :第2導体配線層
13 :ビア
20 :発光素子
20c、40c :側面
30 :第1光拡散部材
30c :傾斜面
30f :開口
30h :貫通孔
30s :内面
40 :第1光反射層
50 :第2光拡散部材
51 :第3光反射層
52 :光拡散層
55 :第2光反射層
60 :透光積層体
61 :プリズムシート
62、63 :プリズムアレイ層
100 :発光装置
図1A
図1B
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E