(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-07-08
(45)【発行日】2022-07-19
(54)【発明の名称】観察システム、観察システムの制御方法、観察システムの制御プログラム
(51)【国際特許分類】
G03B 17/20 20210101AFI20220711BHJP
G03B 13/06 20210101ALI20220711BHJP
H04N 5/232 20060101ALI20220711BHJP
H04N 5/225 20060101ALI20220711BHJP
G09G 5/00 20060101ALI20220711BHJP
G09G 5/38 20060101ALI20220711BHJP
G09G 5/02 20060101ALI20220711BHJP
【FI】
G03B17/20
G03B13/06
H04N5/232 945
H04N5/225 450
G09G5/00 510D
G09G5/00 550C
G09G5/38 A
G09G5/00 530M
G09G5/02 B
(21)【出願番号】P 2021548319
(86)(22)【出願日】2020-05-01
(86)【国際出願番号】 JP2020018404
(87)【国際公開番号】W WO2021059575
(87)【国際公開日】2021-04-01
【審査請求日】2022-03-11
(31)【優先権主張番号】P 2019175828
(32)【優先日】2019-09-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】306037311
【氏名又は名称】富士フイルム株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002505
【氏名又は名称】特許業務法人航栄特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 宏輔
【審査官】▲うし▼田 真悟
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/087928(WO,A1)
【文献】特開2009-282151(JP,A)
【文献】特開2005-37843(JP,A)
【文献】特開2000-227775(JP,A)
【文献】特開2014-36270(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03B 17/20
G03B 13/06
G09G 5/00-5/40
H04N 5/222-5/257
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
既定の観察位置から観察可能な光学像に表示部の表示像を重ねて、前記光学像と前記表示像を同時に視認可能とする観察システムであって、
前記表示部における前記表示像の表示位置を第一範囲にて順次変化させる制御を行う制御部を備え、
前記第一範囲の前記表示位置の移動方向における長さが最大となる最大部分の幅は、前記第一範囲が前記光学像に重なる状態において前記観察位置から前記第一範囲を観察した場合の観察角度に換算して6分以上、18分以下となっている観察システム。
【請求項2】
請求項1記載の観察システムであって、
前記第一範囲における前記表示位置が1回変化する場合の移動量は、前記観察角度に換算して2分以下となっている観察システム。
【請求項3】
請求項1又は2記載の観察システムであって、
前記光学像の一部を撮像する撮像部を備え、
前記表示像は、前記撮像部の撮像可能範囲を示す画像を含む観察システム。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項記載の観察システムであって、
前記制御部は、前記表示位置を、第一方向と、前記第一方向に直交する第二方向と、前記第一方向の反対方向と、前記第二方向の反対方向と、に移動させる観察システム。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項記載の観察システムであって、
前記表示像は、前記光学像との相関性が閾値以上となる第一表示像と、前記光学像との相関性が前記閾値未満となる第二表示像と、を含み、
前記制御部は、前記第一表示像に対して前記制御を行う観察システム。
【請求項6】
請求項5記載の観察システムであって、
前記制御部は、前記第二表示像に対しては、色を順次変化させる、又は、表示と非表示を順次変化させる制御を行う観察システム。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか1項記載の観察システムであって、
眼部に装着される装着部と、
前記表示部と、を備え、
前記装着部を観察者が装着した状態にて、前記観察者から前記光学像と前記表示像が同時に視認可能となる観察システム。
【請求項8】
請求項1から6のいずれか1項記載の観察システムであって、
接眼部と、
前記表示部と、を備え、
前記接眼部に観察者の眼を接触させた状態にて、前記観察者から前記光学像と前記表示像が同時に視認可能となる観察システム。
【請求項9】
既定の観察位置から観察可能な光学像に表示部の表示像を重ねて、前記光学像と前記表示像を同時に視認可能とする観察システムの制御方法であって、
前記表示部における前記表示像の表示位置を第一範囲にて順次変化させる制御を行う制御ステップを備え、
前記第一範囲の前記表示位置の移動方向における長さが最大となる最大部分の幅は、前記第一範囲が前記光学像に重なる状態において前記観察位置から前記第一範囲を観察した場合の観察角度に換算して6分以上18分以下となっている観察システムの制御方法。
【請求項10】
既定の観察位置から観察可能な光学像に表示部の表示像を重ねて、前記光学像と前記表示像を同時に視認可能とする観察システムの制御プログラムであって、
前記表示部における前記表示像の表示位置を第一範囲にて順次変化させる制御を行う制御ステップをコンピュータに実行させるためのものであり、
前記第一範囲の前記表示位置の移動方向における長さが最大となる最大部分の幅は、前記第一範囲が前記光学像に重なる状態において前記観察位置から前記第一範囲を観察した場合の観察角度に換算して6分以上18分以下となっている観察システムの制御プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、既定の観察位置から観察可能な光学像に表示部の表示像を重ねて、光学像と表示像を同時に視認可能とする観察システムと、その制御方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、光学ファインダで観察される被写体の光学像に、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等の自発光ディスプレイからなる表示部に表示された撮像範囲を示す枠、被写体距離情報等の表示情報をハーフミラーにて重畳して表示できるようにしたファインダ装置が記載されている。このファインダ装置では、表示部に表示させる表示情報を移動させ、その移動量に対応して、イメージセンサによる撮像範囲を逆方向に移動させることで、光学像と表示情報との位置ずれの防止と表示部の焼き付き防止とを両立させている。
【0003】
特許文献2には、ディスプレイの焼き付き防止のためのアイコンの移動制御が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】WO2019/087928号公報
【文献】特開2005-37843号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、光学像と表示像との位置ずれの認識を最小限にしつつ、表示部の焼き付きによる視認性低下を防止することのできる観察システム、観察システムの制御方法、及び観察システムの制御プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の観察システムは、既定の観察位置から観察可能な光学像に表示部の表示像を重ねて、上記光学像と上記表示像を同時に視認可能とする観察システムであって、上記表示部における上記表示像の表示位置を第一範囲にて順次変化させる制御を行う制御部を備え、上記第一範囲の上記表示位置の移動方向における長さが最大となる最大部分の幅は、上記第一範囲が上記光学像に重なる状態において上記観察位置から上記第一範囲を観察した場合の観察角度に換算して6分以上、18分以下となっているものである。
【0007】
本発明の観察システムの制御方法は、既定の観察位置から観察可能な光学像に表示部の表示像を重ねて、上記光学像と上記表示像を同時に視認可能とする観察システムの制御方法であって、上記表示部における上記表示像の表示位置を第一範囲にて順次変化させる制御を行う制御ステップを備え、上記第一範囲の上記表示位置の移動方向における長さが最大となる最大部分の幅は、上記第一範囲が上記光学像に重なる状態において上記観察位置から上記第一範囲を観察した場合の観察角度に換算して6分以上18分以下となっているものである。
【0008】
本発明の観察システムの制御プログラムは、既定の観察位置から観察可能な光学像に表示部の表示像を重ねて、上記光学像と上記表示像を同時に視認可能とする観察システムの制御プログラムであって、上記表示部における上記表示像の表示位置を第一範囲にて順次変化させる制御を行う制御ステップをコンピュータに実行させるためのものであり、上記第一範囲の上記表示位置の移動方向における長さが最大となる最大部分の幅は、上記第一範囲が上記光学像に重なる状態において上記観察位置から上記第一範囲を観察した場合の観察角度に換算して6分以上18分以下となっているものである。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、光学像と表示像との位置ずれの認識を最小限にしつつ、表示部の焼き付きによる視認性低下を防止することのできる観察システム、観察システムの制御方法、及び観察システムの制御プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】実施形態のデジタルカメラ10を斜め前方から見た斜視図である。
【
図2】
図1に示すデジタルカメラ10の背面図である。
【
図3】
図1のデジタルカメラ10のカメラ本体200-1に内蔵されたファインダ装置260-1の概略構成を示す模式図である。
【
図4】
図3のファインダ装置260-1によって観察者から観察される光学像と表示像の一例を示す図である。
【
図5】
図1のデジタルカメラ10の内部構成を示すブロック図である。
【
図6】
図4に示した各種の表示像を表示するOLEDディスプレイ218の表示面218aの構成を示す模式図である。
【
図7】
図6に示す撮像範囲枠218Aの表示位置の移動制御の一例を説明するための模式図である。
【
図8】
図6に示す撮像範囲枠218Aの表示位置の移動制御の変形例を説明するための模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
光学像と表示像とを重畳させて観察するシステムにおいては、表示部の焼き付き防止を図るために表示情報の移動制御を行うと、光学像と表示情報との位置ずれが生じることになる。位置ずれを、イメージセンサを移動させることで相殺する方法もあるが、より簡便な方法で目立たなくすることが求められる。
【0012】
以下、本発明の観察システムの一実施形態であるデジタルカメラについて図面を参照して説明する。
【0013】
図1は、実施形態のデジタルカメラ10を斜め前方から見た斜視図である。
図2は、
図1に示すデジタルカメラ10の背面図である。
【0014】
図1に示すようにデジタルカメラ10は、交換レンズ100-1と、交換レンズ100-1が着脱可能なカメラ本体200-1とから構成されたミラーレスのデジタル一眼カメラである。
【0015】
図1において、カメラ本体200-1の前面には、交換レンズ100-1が装着される本体マウント248と、ファインダ装置の対物窓20、ファインダ切換レバー21等が設けられている。カメラ本体200-1の上面には、シャッタレリーズスイッチ22、シャッタスピードダイヤル23、露出補正ダイヤル24、電源レバー25、内蔵フラッシュ30、及びホットシュー31等が設けられている。
【0016】
図2に示すように、カメラ本体200-1の背面には、液晶モニタ216、ファインダ装置の接眼部を構成する接眼窓26、MENU/OKキー27、十字キー28、再生ボタン29、アイセンサ32、及びビューモードボタン34等が設けられている。
【0017】
液晶モニタ216は、撮影モード時にライブビュー画像を表示したり、再生モード時に撮像した画像を再生表示したりする他、各種のメニュー画面を表示する表示装置として機能する。MENU/OKキー27は、液晶モニタ216の画面上にメニューを表示させる指令を行うためのメニューボタンとしての機能と、選択内容の確定及び実行などを指令するOKボタンとしての機能とを兼備した操作キーである。十字キー28は、上下左右の4方向の指示を入力する操作部であり、メニュー画面から項目を選択したり、各メニューから各種設定項目の選択を指示したりするボタンとして機能する。
【0018】
カメラ本体200-1には、光学ビューファインダ(OVF:Optical View Finder)又は電子ビューファインダ(EVF:Electronic View Finder)として機能するハイブリッドビューファインダであるファインダ装置260-1(
図3)が内蔵される。
図1に示したファインダ切換レバー21は、ファインダ装置260-1を、OVF又はEVFに切り換えるための切換レバーであり、このファインダ切換レバー21の操作によりOVFからEVFに切り換えられ、又はEVFからOVFに切り換えられる。
【0019】
ビューモードボタン34は、ハイブリッドビューファインダと液晶モニタ216とを切り換えるボタンである。ビューモードボタン34が押される毎に、アイセンサ32の検出出力に基づいてハイブリッドビューファインダの表示と液晶モニタ216の表示を切り換えるモードと、ハイブリッドビューファインダを固定表示(液晶モニタ216を非表示)するモードと、液晶モニタ216を固定表示(ハイブリッドビューファインダを非表示)するモードとを順次繰り返す。
【0020】
なお、アイセンサ32の検出出力に基づいてハイブリッドビューファインダの表示と液晶モニタ216の表示を切り換えるモードは、アイセンサ32が接眼窓26に顔が近づいたことを検出すると、ハイブリッドビューファインダの表示に切り換え、接眼窓26から顔が離れたことを検出すると、液晶モニタ216の表示に切り換えるモードである。
【0021】
図3は、
図1のデジタルカメラ10のカメラ本体200-1に内蔵されたファインダ装置260-1の概略構成を示す模式図である。
図4は、
図3のファインダ装置260-1によって観察者から観察される光学像と表示像の一例を示す図である。
【0022】
図3に示すファインダ装置260-1は、前述したようにOVF又はEVFとして機能するハイブリッドビューファインダである。ファインダ装置260-1は、対物レンズ262、ビームスプリッタ264、接眼レンズ266、OLED(Organic Light Emitting Diode)ディスプレイ218、表示用光学系として機能するターゲットレンズ268、及び接眼窓26とから構成されている。このファインダ装置260-1は、一眼レフ型のビューファインダとは異なり、後述の撮像光学系から独立している。
【0023】
凹レンズの対物レンズ262と凸レンズの接眼レンズ266とにより、逆ガリレオ式の光学ビューファインダ(OVF)が構成され、対物レンズ262と接眼レンズ266との間の光路中にビームスプリッタ264が配置されている。
【0024】
ビームスプリッタ264は、2個の直角プリズムが接合されて構成され、OVFで観察される被写体の光学像とOLEDディスプレイ218(表示部)に表示される表示像とを重畳させる光学素子として機能する。即ち、対物レンズ262に入射する光学像は、ビームスプリッタ264を透過して接眼レンズ266により観察することができ、また、OLEDディスプレイ218に表示される表示像は、ビームスプリッタ264により直角に反射され接眼レンズ266により観察することができる。
【0025】
OLEDディスプレイ218は、2次元状に配列された表示素子が自ら発光する自発光表示デバイスの一つである。OLEDディスプレイ218は、
図4に示すように、対物レンズ262に入射する光学像260Aに重ねて、撮像範囲枠218A及びフォーカス枠218Bを表示する。また、OLEDディスプレイ218は、シャッタスピード、絞り値、ISO(International Organization for Standardization)感度等の撮像条件の他、撮像可能枚数、バッテリ残量、及び各種の設定モード等を示す複数のアイコン218Cを、撮像範囲枠218Aの外側の領域に表示する。なお、撮像範囲枠218Aは、光学像260Aが明るい場合でも十分に視認可能なように明るいブライトフレームとして表示される。光学像260Aは、接眼レンズ266を介して観察者から観察される被写体範囲の光学像である。
【0026】
ファインダ装置260-1は、対物レンズ262の前方にシャッタ270を挿入して被写体の光学像の入射を遮断し、かつOLEDディスプレイ218にライブビュー画像を表示させることにより、電子ビューファインダ(EVF)として使用することができる。ファインダ装置260-1は、対物レンズ262の前方からシャッタ270を退避させて、OLEDディスプレイ218に
図4に例示した表示像を表示させることにより、光学ビューファインダ(OVF)として使用することができる。
【0027】
図5は、
図1のデジタルカメラ10の内部構成を示すブロック図である。交換レンズ100-1は、撮像レンズ1、絞り2、レンズ制御部4、レンズ駆動部8、及び絞り駆動部9を有する。カメラ本体200-1は、ファインダ装置260-1、撮像部50、システム制御部41、操作部42、OLEDディスプレイ218と液晶モニタ216を制御する表示制御部62、RAM(Random Accsess Memory)とROM(Read only memory)等を含むメモリ46、メモリ46へのデータの記録と読み出しの制御を行うメモリ制御部45、デジタル信号処理部47、及び、記録媒体61へのデータ記録と読み出しの制御を行う外部メモリ制御部60を備える。
【0028】
交換レンズ100-1は、カメラ本体200-1と一体化されたものであってもよい。撮像レンズ1は、光軸方向に移動可能なフォーカスレンズ又はズームレンズ等を含む。交換レンズ100-1のレンズ制御部4は、カメラ本体200-1のシステム制御部41と有線又は無線によって通信可能に構成される。レンズ制御部4は、システム制御部41からの指令にしたがい、レンズ駆動部8を介して撮像レンズ1に含まれるフォーカスレンズを制御してフォーカスレンズの主点の位置を変更したり、レンズ駆動部8を介して撮像レンズ1に含まれるズームレンズを制御してズームレンズの位置(焦点距離)を変更したり、絞り駆動部9を介して絞り2の絞り値を制御したりする。
【0029】
撮像部50は、撮像レンズ1及び絞り2を含む撮像光学系を通して被写体を撮像する撮像素子52と、撮像素子52を駆動する撮像素子駆動部51と、を備える。
【0030】
撮像素子52は、複数の画素が二次元状に配置された撮像面を有し、撮像光学系によってこの撮像面に結像される被写体像をこの複数の画素によって画素信号に変換して出力する。撮像素子52の各画素から出力される画素信号の集合を以下では撮像画像信号という。
【0031】
デジタルカメラ10の電気制御系全体を統括制御するシステム制御部41は、撮像素子駆動部51を介して撮像素子52を駆動し、交換レンズ100-1の撮像光学系を通して撮像した被写体像を撮像画像信号として出力させる。デジタル信号処理部47は、この撮像画像信号を処理して撮像画像データを生成し記録媒体61に記録する。
【0032】
撮像素子駆動部51は、システム制御部41からの指令に基づいて駆動信号を生成してこの駆動信号を撮像素子52に供給することで、撮像素子52を駆動する。
【0033】
操作部42は、ファインダ切換レバー21、シャッタレリーズスイッチ22、シャッタスピードダイヤル23、露出補正ダイヤル24、電源レバー25、MENU/OKキー27、十字キー28、再生ボタン29、ビューモードボタン34等を含む。
【0034】
システム制御部41は、デジタルカメラ10全体を統括制御するものであり、ハードウェア的な構造は、制御プログラムを含むプログラムを実行して処理を行う各種のプロセッサである。システム制御部41の実行するプログラムは、メモリ46のROMに格納されている。
【0035】
各種のプロセッサとしては、プログラムを実行して各種処理を行う汎用的なプロセッサであるCPU(Central Prosessing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。これら各種のプロセッサの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
【0036】
システム制御部41は、各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。
【0037】
表示制御部62は、システム制御部41の指令にしたがって、OLEDディスプレイ218と液晶モニタ216の表示制御を行う。
【0038】
メモリ制御部45、デジタル信号処理部47、外部メモリ制御部60、及び表示制御部62は、制御バス44及びデータバス43によって相互に接続され、システム制御部41からの指令によって制御される。
【0039】
ファインダ装置260-1をOVFとして使用する場合、表示制御部62は、
図4に示したように撮像範囲枠218A、フォーカス枠218B、及びアイコン218Cを含む表示像を、OLEDディスプレイ218に表示させる。これにより、
図4で説明したように、OVFで観察される被写体の光学像260Aに、OLEDディスプレイ218に表示される表示像(撮像範囲枠218A、フォーカス枠218B、アイコン218C等)を重畳させることができる。
【0040】
また、表示制御部62は、OLEDディスプレイ218の焼き付き(表示像が同じ位置に長時間表示され続けることによって表示特性が低下すること)を防止するために、OLEDディスプレイ218の規定位置に表示される表示像を、OLEDディスプレイ218の表示面上で移動させる表示制御を行う。
【0041】
ハイブリッドビューファインダであるファインダ装置260-1(
図3)を、OVFとして使用する場合、OLEDディスプレイ218には、撮像範囲枠218A、フォーカス枠218B、及びアイコン218C(
図4)が表示される。なお、
図4では、撮像範囲枠218A及びフォーカス枠218Bは、黒い太線で示されているが、実際には明るい白線として表示される。白線に対応するOLED素子は、発光輝度が高くなっており、長時間発光し続けると、焼き付きが発生する。
【0042】
撮像範囲枠218Aは、撮像素子52による撮像範囲を示す指標であり、フォーカス枠218Bは、オートフォーカスの対象を特定する指標である。フォーカス枠218Bは、焦点を合わせたい被写体の位置に応じて、ユーザ設定により任意の位置に移動させることができる。一方、撮像範囲枠218Aは、光学像260Aとの位置関係が重要であることから、一般には移動させず、OLEDディスプレイ218の表示面上の規定位置に表示される。
【0043】
図6は、
図4に示した各種の表示像を表示するOLEDディスプレイ218の表示面218aの構成を示す模式図である。
図6に示すように、表示面218aは、撮像範囲枠218Aのサイズよりも十分に大きなサイズとなっている。表示面218aは、例えば、接眼レンズ266及び接眼窓26を通して観察者から観察可能な被写体範囲(
図4の光学像260A)と同じサイズとなっている。
【0044】
以下では、表示面218aにおける長手方向の一方向を方向X1と記載し、方向X1の反対方向を方向X2と記載する。また、表示面218aにおける短手方向の一方向を方向Y1と記載し、方向Y1の反対方向を方向Y2と記載する。方向X1及び方向X2と、接眼窓26から観察される被写体の水平方向とが対応し、方向Y1及び方向Y2と、接眼窓26から観察される被写体の垂直方向とが対応する。以下では、方向X1及び方向X2を総称して方向Xとも記載し、方向Y1及び方向Y2を総称して方向Yとも記載する。
【0045】
表示面218aには、上記の被写体範囲における撮像素子52によって撮像される範囲と対応する位置に、撮像範囲枠218Aが表示される。また、表示面218aには、この被写体範囲の周辺部に対応する位置に、アイコン218Cが表示される。
【0046】
なお、被写体範囲における撮像範囲枠218Aの内側に対応する範囲(換言すると、
図4における光学像260Aのうちの撮像範囲枠218Aの内側の範囲)と、撮像素子52によって実際に撮像される範囲とがほぼ一致している構成を、ファインダ装置260-1のファインダ視野率が公称値100%の構成という。このファインダ視野率は、
図4における光学像260Aのうちの撮像範囲枠218Aの内側の範囲が撮像素子52によって実際に撮像される範囲よりも狭い場合には、公称値100%よりも小さくなり、その逆の場合には公称値100%よりも大きくなる。
【0047】
このファインダ視野率は、公称値100%に対し公差±1%の範囲であれば、
図4における光学像260Aのうちの撮像範囲枠218Aの内側の範囲と、撮像素子52によって実際に撮像される範囲とのズレが観察者からほとんど認識されなくなり、実用上は問題がない。そのため、ファインダ装置260-1のファインダ視野率は、公称値100%に対し公差±1%の範囲で設計されることが望ましい。
【0048】
図4には、接眼窓26に片眼を接触させた状態の観察者のその片眼の位置を観察位置VPとし、この観察位置VPから撮像範囲枠218Aを観察した時の撮像範囲枠218Aの水平方向の水平視角θxが示されている。この水平視角θxは30度とするのが実用上、望ましい。観察位置VPは、デジタルカメラ10の構成によって決まる既定位置である。
【0049】
ファインダ装置260-1をOVFとして使用する場合には、システム制御部41は、OLEDディスプレイ218の焼き付きを防ぐために、表示面218aにおける撮像範囲枠218Aの表示位置(具体的には撮像範囲枠218Aの方向X及び方向Yの中心位置)を、
図6に例示した第一範囲ARにおいて順次変化させる制御を行う。なお、第一範囲ARは、詳細は後述するように、実際にはもっと小さな範囲であるが、ここでは説明のために大きいサイズにて示している。
【0050】
図7は、
図6に示す撮像範囲枠218Aの表示位置の移動制御の一例を説明するための模式図である。システム制御部41は、表示制御部62に指令を出して、撮像範囲枠218Aの表示位置を渦巻き状に順次変化させる。
【0051】
システム制御部41は、具体的には、表示位置を、初期位置P1から方向X1に単位移動量A1移動させ、その後、方向Y1に単位移動量A1移動させ、その後、方向X2に単位移動量A1ずつ2回移動させ、その後、方向Y2に単位移動量A1ずつ2回移動させ、その後、方向X1に単位移動量A1ずつ3回移動させ、その後、方向Y1に単位移動量A1ずつ3回移動させ、その後、方向X2に単位移動量A1ずつ4回移動させ、その後、方向Y2に単位移動量A1ずつ3回移動させて、末端位置P2まで移動させる。システム制御部41は、表示位置が末端位置P2に達した後は、表示位置を初期位置P1まで逆回りに移動させる。システム制御部41は、このような移動制御を繰り返し行う。システム制御部41は、各表示位置にて撮像範囲枠218Aの表示を継続させる時間を、その表示位置にて焼き付きが発生しない程度に短い時間(例えば数十秒)に設定する。
【0052】
この移動制御における単位移動量A1は、表示位置の1回あたりの移動量を示している。この単位移動量A1は、撮像範囲枠218Aの表示位置が移動した際に、その移動が観察者によって認識できない程度の小さい値が設定される。
【0053】
具体的には、単位移動量A1を接眼窓26(観察位置VP)から観察する観察者の視角θ1に換算した場合に、視角θ1が2分(=2/60度)以下となっていれば、視力が0.5以下の観察者からは、撮像範囲枠218Aの移動を認識不能となる。この視力0.5は、人の一般的な平均視力である。このため、視角θ1を2分以下とすることで、ほとんどの観察者に対し、撮像範囲枠218Aの1回あたりの移動を認識させずにすむようになる。
【0054】
上述した移動制御により、撮像範囲枠218Aは、表示面218aにおいて、
図7に示した枠MVと、
図7の撮像範囲枠218Aとの間の範囲を時間経過とともに移動することになる。したがって、撮像範囲枠218Aの移動中における、この範囲の平均輝度は、焼き付きによって、この範囲外の平均輝度よりも低下することになり、この平均輝度の差が、焼き付き跡(コントラスト)として認識されることになる。
【0055】
したがって、上述した移動制御を行う場合には、このコントラストを観察者に認識させないために、第一範囲ARにおける撮像範囲枠218Aの表示位置の移動方向(方向Xと方向Y)における最大幅(
図7の例では最大幅B1)の大きさを適切に設定する必要がある。
【0056】
非特許文献(Spatial Modulation Transfer in the Human Eye, Floris L. Van Nes and Maarten A. Bouman, Journal of the Optical Society of America Vol.57, Issue3, pp.401-406 (1967))には、一般的な視覚特性として、コントラストと空間周波数に対する弁別閾値の関係が示されている。
【0057】
この視覚特性によれば、低周波数側においては、5cpd(cycle per degree;視角1度あたりの周期)以下の空間周波数であれば、コントラストの弁別ができなくなる。5cpdは、視角60分(=1度)あたりに5回の明暗差が含まれる状態であるため、1回の明暗差は、60分÷5=12分の視角において生じる状態である。12分の視角において1回の明暗差が生じる状態は、
図7に示した撮像範囲枠218Aが最大で視角6分(12分÷2)だけ移動した状態に相当する。したがって、
図7に示した最大幅B1は、第一範囲ARを接眼窓26から観察したときの視角θ2に換算した場合に、6分以上とすることで、撮像範囲枠218Aが移動することによる焼き付き跡(コントラスト)を、観察者に認識させずにすむようになる。
【0058】
ただし、この最大幅B1は、大きくしすぎると、撮像範囲枠218A内の被写体と実際に撮像素子52によって撮像される被写体とのズレが大きくなってしまう。前述したように、
図4に示した撮像範囲枠218Aの水平視角θxは30度とされることが望ましい。そして、ファインダ視野率は公称値100%に対して±1%の公差の範囲で設計されることが望ましい。つまり、水平視角θx=30度のこの公差1%分(=0.3度)は、撮像範囲枠218Aが水平方向に移動したとしても、撮像範囲枠218A内の被写体と実際に撮像される被写体とのズレは実用上問題なくなる。したがって、
図7に示した最大幅B1の上限値を、視角θ2=0.3度(=18分)とすることで、撮像範囲枠218A内の被写体と実際に撮像される被写体とのズレを観察者に認識させずにすむようになる。
【0059】
以上のように、デジタルカメラ10では、撮像範囲枠218Aの表示位置を順次移動させる際の移動幅の最大値(上記の最大幅B1)が、接眼窓26から観察する観察者の視角(観察角度)に換算して6分以上18分以下となっている。この構成により、撮像範囲枠218Aの焼き付き跡が観察者に認識されにくくなると共に、OVFで観察している撮像範囲枠218A内の被写体と、撮像素子52によって撮像される被写体とのズレを許容範囲に収めることができる。この結果、OVF使用時における視認性の向上、意図した被写体の撮像が可能となる。
【0060】
また、デジタルカメラ10では、撮像範囲枠218Aの表示位置を順次移動させる際の1回あたりの移動幅(上記の単位移動量A1)が、接眼窓26から観察する観察者の視角(観察角度)に換算して2分以下となっている。この構成により、撮像範囲枠218Aの移動が観察者に認識されなくなるため、OVFの使用感を向上させることができる。
【0061】
以下、デジタルカメラ10の変形例について説明する。
【0062】
以上の説明では、撮像範囲枠218Aについてのみ表示位置の移動を行うものとしたが、フォーカス枠218Bとアイコン218Cについても同様に、所定の範囲内で順次移動させる制御を行ってもよい。この場合も、この所定の範囲の最大幅は、観察角度に換算して6分以上18分以下とすればよい。また、1回あたりの移動量は、観察角度に換算して2分以下とすればよい。
【0063】
図4に示すように、OLEDディスプレイ218に表示される表示像は、光学像260Aとの相関性が閾値以上となる第一表示像である撮像範囲枠218A及びフォーカス枠218Bと、光学像260Aとの相関性がこの閾値未満となる第二表示像であるアイコン218Cと、を含む。これら表示像のうち、第一表示像についてのみ、前述した移動制御を行う構成としてもよい。この構成によれば、表示制御を簡略化してシステム制御部41の処理負荷を軽減することができる。ここで相関性は、例えば、表示像の領域全体に対する表示像と光学像内の特徴領域が重畳される領域の比率を指す値、或いは、表示像と光学像内の特徴点の距離の逆数を指す値とすることが出来る。光学像内の特徴領域は顔検出等の公知の方法で検出することができる。また、撮像範囲枠218Aそのものを特徴領域としてもよい。なお、この構成において、第二表示像については、その表示位置をランダムに移動させる、表示位置は固定としたまま表示色を順次変化させる、又は、表示位置は固定としたまま表示と非表示を順次変化させる等といった焼き付き防止制御を行ってもよい。
【0064】
図7の例では、撮像範囲枠218Aの表示位置を渦巻き状に移動させるものとしたが、移動方法はこれに限定されるものではない。例えば、
図8に示すように、初期位置P1から末端位置P2まで、表示位置をジグザグ状に変化させるものであってもよい。
【0065】
上記実施形態では、デジタルカメラに搭載されるファインダ装置260-1のOLEDディスプレイ218における表示制御を説明したが、この表示制御は、既定の観察位置から観察可能な光学像に表示部の表示像を重ねて、この光学像と表示像を同時に視認可能とする観察システムであれば同様に適用可能である。このような観察システムとしては、外部を視認可能なシースルータイプのヘッドマウントディスプレイ、又は、眼鏡のガラス部分に透過型の表示部を設けて光学像と表示像を同時に観察できる眼鏡タイプのディスプレイ装置が挙げられる。ヘッドマウントディスプレイと眼鏡タイプのディスプレイ装置は、いずれも観察者の眼部に装着される装着部と表示部と撮像部を有し、この装着部を観察者が装着した状態にて、この観察者から光学像と表示像が同時に視認可能となる。この表示部に、撮像部の撮像範囲を示す枠を表示する場合に、上述した表示制御は特に有効となる。
【0066】
なお、これら観察システムに搭載される表示部は、OLEDディスプレイに限らず、その他のディスプレイ(例えば液晶ディスプレイ)等であってもよい。
【0067】
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する構成要素等を示しているが、これに限定されるものではない。
【0068】
(1)
既定の観察位置(観察位置VP)から観察可能な光学像(光学像260A)に表示部(OLEDディスプレイ218)の表示像(撮像範囲枠218A)を重ねて、上記光学像と上記表示像を同時に視認可能とする観察システム(デジタルカメラ10)であって、
上記表示部における上記表示像の表示位置を第一範囲(第一範囲AR)にて順次変化させる制御を行う制御部(システム制御部41)を備え、
上記第一範囲の上記表示位置の移動方向における長さが最大となる最大部分の幅(最大幅B1)は、上記第一範囲が上記光学像に重なる状態において上記観察位置から上記第一範囲を観察した場合の観察角度(視角θ2)に換算して6分以上、18分以下となっている観察システム。
【0069】
(2)
(1)記載の観察システムであって、
上記第一範囲における上記表示位置が1回変化する場合の移動量(単位移動量A1)は、上記観察角度に換算して2分以下となっている観察システム。
【0070】
(3)
(1)又は(2)記載の観察システムであって、
上記光学像の一部を撮像する撮像部(撮像部50)を備え、
上記表示像は、上記撮像部の撮像可能範囲を示す画像(撮像範囲枠218A)を含む観察システム。
【0071】
(4)
(1)から(3)のいずれか1つに記載の観察システムであって、
上記制御部は、上記表示位置を、第一方向(方向X1)と、上記第一方向に直交する第二方向(方向Y1)と、上記第一方向の反対方向(方向X2)と、上記第二方向の反対方向(方向Y2)と、に移動させる観察システム。
【0072】
(5)
(1)から(4)のいずれか1つに記載の観察システムであって、
上記表示像は、上記光学像との相関性が閾値以上となる第一表示像(撮像範囲枠218A、フォーカス枠218B)と、上記光学像との相関性が上記閾値未満となる第二表示像(アイコン218C)と、を含み、
上記制御部は、上記第一表示像に対して上記制御を行う観察システム。
【0073】
(6)
(5)記載の観察システムであって、
上記制御部は、上記第二表示像に対しては、色を順次変化させる、又は、表示と非表示を順次変化させる制御を行う観察システム。
【0074】
(7)
(1)から(6)のいずれか1つに記載の観察システムであって、
眼部に装着される装着部と、
上記表示部と、を備え、
上記装着部を観察者が装着した状態にて、上記観察者から上記光学像と上記表示像が同時に視認可能となる観察システム。
【0075】
(8)
(1)から(6)のいずれか1つに記載の観察システムであって、
接眼部(接眼窓26)と、
上記表示部と、を備え、
上記接眼部に観察者の眼を接触させた状態にて、上記観察者から上記光学像と上記表示像が同時に視認可能となる観察システム。
【0076】
(9)
既定の観察位置から観察可能な光学像に表示部の表示像を重ねて、上記光学像と上記表示像を同時に視認可能とする観察システムの制御方法であって、
上記表示部における上記表示像の表示位置を第一範囲にて順次変化させる制御を行う制御ステップを備え、
上記第一範囲の上記表示位置の移動方向における長さが最大となる最大部分の幅は、上記第一範囲が上記光学像に重なる状態において上記観察位置から上記第一範囲を観察した場合の観察角度に換算して6分以上18分以下となっている観察システムの制御方法。
【0077】
(10)
既定の観察位置から観察可能な光学像に表示部の表示像を重ねて、上記光学像と上記表示像を同時に視認可能とする観察システムの制御プログラムであって、
上記表示部における上記表示像の表示位置を第一範囲にて順次変化させる制御を行う制御ステップをコンピュータに実行させるためのものであり、
上記第一範囲の上記表示位置の移動方向における長さが最大となる最大部分の幅は、上記第一範囲が上記光学像に重なる状態において上記観察位置から上記第一範囲を観察した場合の観察角度に換算して6分以上18分以下となっている観察システムの制御プログラム。
【符号の説明】
【0078】
100-1 交換レンズ
200-1 カメラ本体
1 撮像レンズ
MV 枠
P1 初期位置
A1 単位移動量
B1 最大幅
P2 末端位置
4 レンズ制御部
8 レンズ駆動部
9 駆動部
10 デジタルカメラ
41 システム制御部
20 対物窓
21 ファインダ切換レバー
22 シャッタレリーズスイッチ
23 シャッタスピードダイヤル
24 露出補正ダイヤル
25 電源レバー
26 接眼窓
27 MENU/OKキー
28 十字キー
29 再生ボタン
30 内蔵フラッシュ
32 アイセンサ
34 ビューモードボタン
42 操作部
43 データバス
44 制御バス
45 メモリ制御部
46 メモリ
47 デジタル信号処理部
50 撮像部
51 撮像素子駆動部
52 撮像素子
60 外部メモリ制御部
61 記録媒体
62 表示制御部
216 液晶モニタ
218A 撮像範囲枠
218B フォーカス枠
218C アイコン
218a 表示面
218 OLEDディスプレイ
248 本体マウント
260-1 ファインダ装置
260A 光学像
262 対物レンズ
264 ビームスプリッタ
266 接眼レンズ
268 ターゲットレンズ
270 シャッタ