特許7124645IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

酸化ルテニウム粉の製造方法及び酸化ルテニウム粉、並びに酸化ルテニウム粉を有する厚膜抵抗ペーストに関し、更に詳しくは、水酸化ルテニウム粉を焙焼して酸化ルテニウム粉を製造する方法及び酸化ルテニウム粉、並びに酸化ルテニウム粉を有する厚膜抵抗ペースト

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1に記載の製造方法を用いた場合、酸化ルテニウム水和物を解砕し、焼成開始前の酸化ルテニウム水和物の粒子の凝集のばらつきを低減することで、生成される酸化ルテニウム粉末の粒径のばらつきをある程度低減できるが、解砕時間に40時間程度要し、その分、全体の製造時間が長時間化し、生産性に大きな影響を与える。焼成開始前の酸化ルテニウム水和物の粒子のばらつきが、近年の粒径がより微細で粒径のばらつきの小さな酸化ルテニウム粉末への要求に対応しうる、ばらつきとなるように、酸化ルテニウム水和物をより細かく解砕するためには、精度の高い解砕工程が必要となり、その分、酸化ルテニウム粉末の製造工程がより一層煩雑化し、全体の製造時間がより一層長時間化して生産性が著しく低下する虞がある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

まず、本発明者は、特許文献1の記載にしたがって、不定形酸化ルテニウム水和物を水や有機溶剤中に分散させつつ凝集を解砕する処理を40時間程度行い、その後、乾燥し、一度の焙焼処理を行って酸化ルテニウム粉を得た。そして、この特許文献1に記載の製造方法を用いて得た酸化ルテニウム粉中に含有する、粒径が1μmを超える粗大粒子の有無を確認した。 詳しくは、特許文献1に記載の方法に従って得た酸化ルテニウム・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、解砕工程によって全体の製造時間が長時間化し、解砕工程を長時間行わないと、粒度分布が広く、微細粒子や粒径が1μmを超える粗大粒子が生成し易かった従来の酸化ルテニウム粉の製造方法とは異なり、解砕工程によらずに、生成する酸化ルテニウム粉の粒径を近年の電子素子の小型化に伴い要求される、より微細でばらつきの小さな大きさに制御し、特に電気特性悪化の要因となる粒径が1μmを超える粗大粒子の生成を抑制し、粒径の揃った酸化ルテニウム粉を簡便に製造することができ、全体の製造時間の長時間化を抑えて、生産性を向上可能な酸化ルテニウム粉の製造方法及び酸化ルテニウム粉、並びに酸化ルテニウム粉を有する厚膜抵抗ペーストが得られる。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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