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特許7130489減圧療法を施すためのシステムおよび方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-26
(45)【発行日】2022-09-05
(54)【発明の名称】減圧療法を施すためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   A61M 27/00 20060101AFI20220829BHJP
【FI】
A61M27/00
【請求項の数】 19
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2018146637
(22)【出願日】2018-08-03
(62)【分割の表示】P 2016502217の分割
【原出願日】2014-03-13
(65)【公開番号】P2019000663
(43)【公開日】2019-01-10
【審査請求日】2018-08-31
【審判番号】
【審判請求日】2020-09-28
(31)【優先権主張番号】61/860,809
(32)【優先日】2013-07-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】61/785,384
(32)【優先日】2013-03-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】502032219
【氏名又は名称】スミス アンド ネフュー インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】マイルズ・ビギン
(72)【発明者】
【氏名】ブライアン・ピー・ブジェロブク
(72)【発明者】
【氏名】イーサン・アール・ブリス
(72)【発明者】
【氏名】ジャコモ・エフ・シミネロ
(72)【発明者】
【氏名】ケアロハ・ドイチュ
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアム・ダブリュー・グレゴリー
(72)【発明者】
【氏名】コリー・エー・ガナーソン
(72)【発明者】
【氏名】ウィリアム・ジョセフ・ジャクライン
(72)【発明者】
【氏名】キャスリン・アン・リー
(72)【発明者】
【氏名】ケ・リー
(72)【発明者】
【氏名】チェルシア・エフ・マクルモア
(72)【発明者】
【氏名】ベンジャミン・エス・ミラー
(72)【発明者】
【氏名】アンドリュー・ピー・マサー
(72)【発明者】
【氏名】ジェラッド・シー・レインズ
(72)【発明者】
【氏名】ビリー・ジェイ・ラットリフ
(72)【発明者】
【氏名】マイケル・ティ・ローラー
(72)【発明者】
【氏名】ロバート・エイチ・ロス
(72)【発明者】
【氏名】ヴェラ・エヌ・ソパー
(72)【発明者】
【氏名】カール・ダブリュー・ヴァンダービーク
(72)【発明者】
【氏名】ローレン・ダブリュー・ウッドリック
(72)【発明者】
【氏名】マイカー・シー・ゼンダー
【合議体】
【審判長】内藤 真徳
【審判官】平瀬 知明
【審判官】松田 長親
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2009/151645(WO,A2)
【文献】米国特許出願公開第2010/0036333(US,A1)
【文献】特表2011-528958(JP,A)
【文献】特表2010-504816(JP,A)
【文献】特表2005-531340(JP,A)
【文献】特表2008-535634(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2011/0071483(US,A1)
【文献】特表2012-500086(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 27/00
A61M 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
陰圧療法を創傷に施すための装置であって、
創傷の上に留置されるように構成された被覆材に流体的に接続されるように構成された陰圧源であって、複数の陰圧療法パラメータに従って前記創傷に陰圧創傷療法を遂行するように構成された、陰圧源と、
コントローラと、
を備え、
前記コントローラは、
前記複数の陰圧療法パラメータのうちの少なくともいくつかの調整を可能にするように構成されたグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を提供することと、
前記GUIを介して、第1の陰圧療法パラメータの第1の調整を受信することと、
前記第1の陰圧療法パラメータの前記第1の調整に少なくとも一部は基づき前記陰圧源の動作を調整することと、
前記複数の陰圧療法パラメータに関連付けられている複数の履歴データパラメータを記録することであって、少なくとも1つの履歴データパラメータは、陰圧療法パラメータの第1および第2の設定に関連付けられ、前記第1および第2の設定は異なる時間に前記陰圧療法パラメータに割り当てられる、記録することと、
を行うように構成され、
前記複数の履歴データパラメータのうちの前記少なくともいくつかは、装置配置データを含み、
前記コントローラは、通信インターフェース上で、前記装置配置データをリモートコンピュータに定期的に伝送するように構成され、
前記コントローラは、前記陰圧源および前記被覆材を含む流体流路内の流量を決定するように構成され、
前記流体流路の少なくとも一部の中の圧力を測定するように構成された圧力センサーをさらに備え、
前記コントローラは、
前記流量が高流量閾値を満たすと決定したことに応答して前記陰圧源を非アクティブ化し、
前記GUIを介して、高流量指示を提示し、
前記高流量指示は、高流量状態を解決するための情報を含む
装置。
【請求項2】
前記複数の履歴データパラメータのうちの前記少なくともいくつかは、装置識別データ、療法履歴データ、およびアラームデータのうちの1つまたは複数を含む請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記装置の地理的配置に対応する装置配置データを記録するようにさらに構成される請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記コントローラは、全地球測位データ(GPS)およびセルラーネットワークデータのうちの少なくとも一方に基づき装置配置データを記録するように構成される請求項3に記載の装置。
【請求項5】
前記コントローラは、前記通信インターフェース上で、前記複数の履歴データパラメータのうちの前記少なくともいくつかを前記リモートコンピュータに定期的に伝送するようにさらに構成される請求項2から4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記コントローラは、
前記GUIを介して、前記複数の履歴データパラメータのうちの前記少なくともいくつかを前記リモートコンピュータに伝送する要求を受信し、
複数の履歴データパラメータのうちの前記少なくともいくつかを前記リモートコンピュータに伝送するようにさらに構成される請求項1から5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記コントローラは、
前記GUIを介して、前記決定された流量の指示を提示するようにさらに構成される請求項1から6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記流量の前記指示は、ゲージを含む請求項7に記載の装置。
【請求項9】
前記コントローラは、前記圧力センサーによって測定された圧力に少なくとも一部は基づき前記流体流路内の前記流量を決定するようにさらに構成される請求項7または8に記載の装置。
【請求項10】
前記陰圧源は、真空ポンプを備え、前記コントローラは、前記真空ポンプの測定された速度に少なくとも一部は基づき前記流体流路内の前記流量を決定するか、または決定を行わせるようにさらに構成される請求項7から9のいずれか一項に記載の装置。
【請求項11】
前記提供される高流量指示は、高流量状態を解決するための情報をさらに含む請求項1に記載の装置。
【請求項12】
前記コントローラは、前記GUIを介して、前記複数の陰圧療法パラメータに関連付けられている前記履歴データパラメータのうちの少なくともいくつかを時間順に表示するように構成される請求項1から11のいずれか一項に記載の装置。
【請求項13】
前記履歴データパラメータの前記少なくともいくつかは、陰圧創傷療法の遂行に関連付けられている1つまたは複数のエラーを含む請求項1から12のいずれか一項に記載の装置。
【請求項14】
前記コントローラは、前記GUIを介して、複数の期間にわたって遂行される陰圧創傷療法の全時間を含むログを提供するようにさらに構成され、前記1つまたは複数のエラーは、前記ログに含まれる請求項13に記載の装置。
【請求項15】
前記コントローラは、
前記複数の履歴データパラメータのうちの前記少なくともいくつかを伝送することに応答して、前記リモートコンピュータから第2の陰圧療法パラメータの第2の調整を受信し、
前記第2の陰圧療法パラメータの前記受信された第2の調整に少なくとも一部は基づき前記陰圧源の動作を調整するようにさらに構成される請求項1から14のいずれか一項に記載の装置。
【請求項16】
前記コントローラは、前記GUIを介して、前記第2の陰圧療法パラメータの調整を可能にするようにさらに構成される請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記GUIを表示し、前記複数の陰圧療法パラメータのうちの少なくともいくつかの調整を可能にするように構成されたタッチスクリーンディスプレイをさらに備える請求項1から16のいずれか一項に記載の装置。
【請求項18】
前記装置は、陰圧創傷療法で2つの創傷を治療するように構成され、プロセッサは、前記GUIを介して、2つの創傷の治療のアクティブ化を可能にするようにさらに構成される請求項1から17のいずれか一項に記載の装置。
【請求項19】
前記GUIは、複数の画面、およびメニューにまとめられている複数のアイコンを備えるように構成され、前記メニューは、各画面の同じ部分に表示されるように構成される請求項1から18のいずれか一項に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、その開示全体が参照により本明細書に組み込まれている、2013年3月14日に出願した米国仮出願第61/785,384号および2013年7月31日に出願した米国仮出願第61/860,809号の利益を主張するものである。
【0002】
本開示の実施形態は、創傷に被覆材をあてがい、減圧療法または局所陰圧(TNP)療法で創傷を治療するための方法および装置に関する。特に、ただし限定はしないが、本明細書で開示されている実施形態は、陰圧療法デバイス、TNPシステムの動作を制御するための方法、およびTNPシステムを使用する方法に関する。それに加えて、本明細書で開示されている実施形態は、陰圧療法デバイス用のアタッチメント機構またはシステムに関する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】米国特許出願第2012/0116334号明細書
【文献】米国特許出願第2011/0213287号明細書
【文献】米国特許出願第2011/0282309号明細書
【文献】米国特許出願第2012/0136325号明細書
【文献】米国特許出願第2013/0110058号明細書
【文献】米国特許公開第2010/0185165号明細書
【文献】米国特許第8,294,586号明細書
【文献】米国特許第8,240,470号明細書
【文献】米国特許出願第13/589,021号明細書
【文献】米国特許公開第2011/0071483号明細書
【文献】米国特許第8,308,714号明細書
【文献】米国特許公開第2012/0078539号明細書
【非特許文献】
【0004】
【文献】http://www.roymech.co.uk/Useful_Tables/Cams_Springs/Power_Screws.htmlにて入手可能な文献「Power Screws」
【文献】http://www.roymech.co.uk/Useful_Tables/Cams_Springs/Power_Screws_1.htmlにて入手可能な文献「Power Screw Equations」
【文献】http://www.roymech.co.uk/Useful_Tables/Cams_Springs/Power_Screws_2.htmlにて入手可能な文献「Strength Considerations for Power Screws」
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
いくつかの実施形態では、陰圧療法を創傷に施すための装置は、被覆材に結合されるように構成された陰圧源と、タスクの第1のセットを実行するように構成された第1のコントローラと、第1のコントローラと通信する第2のコントローラであって、タスクの第2のセットを実行するように構成された第2のコントローラとを備える。タスクの第1のセットは、第1のリスクレベルに関連付けられ、タスクの第2のセットは、第1のリスクレベルと異なる第2のリスクレベルに関連付けられ得る。第1のコントローラによって実行されるタスクの第1のセットは、ユーザから受け取った入力を処理することと、ユーザに出力されるべきデータを提供することとを含むことができ、ユーザから受け取った入力は、陰圧療法パラメータを含むことができる。第2のコントローラによって実行されるタスクの第2のセ
ットは、陰圧療法パラメータに従って陰圧源を操作することを含むことができる。ユーザから受け取った入力を処理することは、反応性の第1のレベルに関連付けられ、陰圧源を操作することは、反応性の第2のレベルに関連付けられるものとしてよく、反応性の第2のレベルは反応性の第1のレベルを超える。
【0006】
前の段落の装置は、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せも含み得る。装置は、第1のコントローラと通信する第3のコントローラを備えることができ、第3のコントローラは第1および第2のリスクレベルと異なる第3のリスクレベルに関連付けられているタスクの第3のセットを実行するように構成される。第3のコントローラによって実行されるタスクの第3のセットは、データをリモートコンピューティングデバイスに伝達することを含むことができ、データをリモートコンピューティングデバイスに伝達することは、反応性の第3のレベルに関連付けられるものとしてよく、反応性の第3のレベルは反応性の第1および第2のレベルと異なる。装置は、創傷の上に留置され、実質的に流体不浸透性を有するシールを創傷の上に形成するように構成された被覆材を含み得る。
【0007】
いくつかの実施形態において、陰圧療法を創傷に施すための装置は、被覆材に結合されるように構成された陰圧源であって、創傷から流体を吸引するように構成された陰圧源と、創傷から吸引された流体を回収するように構成されたキャニスターと、被覆材、キャニスター、および陰圧源を流体的に接続するように構成された流体流路と、流体流路内に留置されるように構成された流動制限器(flow restrictor)とを備える。装置は、また、流動制限器の下流の圧力を測定するように構成された第1および第2の圧力センサーであって、第2の圧力センサーは第1の圧力センサーへのバックアップ圧力センサーとして動作するように構成されている、第1および第2の圧力センサーと、流動制限器の上流の圧力を測定するように構成された第3の圧力センサーと、第1、第2、および第3の圧力センサーから受信された圧力測定結果に少なくとも一部は基づき、流体流路内の漏出、閉塞、および過圧のうちの少なくとも1つを指示するように構成されたコントローラとを備えることができる。
【0008】
さまざまな実施形態において、陰圧療法を創傷に施すための装置は、創傷の上に留置されるように構成された被覆材に流体的に接続されるように構成された陰圧源であって、複数の陰圧療法パラメータに従って創傷に陰圧創傷療法を遂行するように構成された陰圧源を備える。装置は、また、複数の陰圧療法パラメータのうちの少なくともいくつかの調整を可能にするように構成されたグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を提供することと、GUIを介して、第1の陰圧療法パラメータの第1の調整を受信することと、第1の陰圧療法パラメータの第1の調整に少なくとも一部は基づき陰圧源の動作を調整するか、または調整を行わせることと、複数の陰圧療法パラメータに関連付けられている複数の履歴データパラメータを記録することであって、少なくとも1つの履歴データパラメータは、陰圧療法圧力療法パラメータの第1および第2の設定に関連付けられ、第1および第2の設定は異なる時間に陰圧療法パラメータに割り当てられる、記録することと、通信インターフェース上で、複数の履歴データパラメータのうちの少なくともいくつかをリモートコンピュータに伝送するか、または伝送を行わせることとを行うように構成されたコントローラも備えることができ、
【0009】
前の段落のうちのどの装置も、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せを含み得る。リモートコンピュータに伝送される複数の履歴データパラメータのうちの少なくともいくつかは、装置識別データ、装置配置データ、療法履歴データ、およびアラームデータのうちの1つまたは複数を含み得る。コントローラは、装置の地理的配置に対応する装置配置データを記録するか、または記録を行わせるようにも構成され得る。コントローラは、全世界測位データ(GPS)およびセルラーネットワークデータのうちの少なくとも一方に基づき装置配置データを記録するか、または記録を行わせるようにも構成され得る。コントローラは、通信インターフェース上で、複数の履歴データパラメータのうちの少なくともいくつかをリモートコンピュータに定期的に伝送するか、または定期的伝送を行わせるようにも構成され得る。コントローラは、GUIを介して、複数の履歴データパラメータのうちの少なくともいくつかをリモートコンピュータに伝送する要求を受信し、複数の履歴データパラメータのうちの少なくともいくつかをリモートコンピュータに伝送するか、または伝送を行わせるようにも構成され得る。コントローラは、陰圧源および被覆材を含む流体流路内の流量を決定するか、または決定を行わせ、GUIを介して、決定された流量の指示を提示するようにも構成され得る。流量の指示は、ゲージを含み得る。
【0010】
前の段落のうちのどの装置も、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せを含み得る。装置は、流体流路の少なくとも一部の中の圧力を測定するように構成された圧力センサーを備えることができ、コントローラは、圧力センサーによって測定された圧力に少なくとも一部は基づき流体流路内の流量を決定するか、または決定を行わせるようにも構成され得る。陰圧源は、真空ポンプであってもよく、コントローラは、真空ポンプの測定された速度に少なくとも一部は基づき流体流路内の流量を決定するか、または決定を行わせるようにも構成され得る。コントローラは、流量が高流量閾値を満たし、GUIを介して、決定することに応答して陰圧源を非アクティブ化するか、または非アクティブ化を行わせ、高流量指示を提示するようにも構成され得る。提供される高流量指示は、高流量状態を解決するための情報も含み得る。
【0011】
前の段落のうちのどの装置も、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せを含み得る。コントローラは、GUIを介して、複数の陰圧療法パラメータに関連付けられている履歴データパラメータのうちの少なくともいくつかを時間順に表示するようにも構成され得る。履歴データパラメータの少なくともいくつかは、陰圧創傷療法の遂行に関連付けられている1つまたは複数のエラーを含み得る。コントローラは、GUIを介して、複数の期間にわたって遂行される陰圧創傷療法の全時間を含むログを提供するようにも構成され、1つまたは複数のエラーは、このログに含まれ得る。コントローラは、複数の履歴データパラメータのうちの少なくともいくつかを伝送するか、または伝送を行わせることに応答して、リモートコンピュータから第2の陰圧療法パラメータの第2の調整を受信するか、または受信することを行わせ、第2の陰圧療法パラメータの受信された第2の調整に少なくとも一部は基づき陰圧源の動作を調整するか、または調整を行わせるようにも構成され得る。コントローラは、GUIを介して、第2の陰圧療法パラメータの調整を可能にするようにも構成され得る。
【0012】
前の段落のうちのどの装置も、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せを含み得る。装置は、GUIを表示し、複数の陰圧療法パラメータのうちの少なくともいくつかの調整を可能にするように構成されたタッチスクリーンディスプレイを備えることができる。装置は、陰圧創傷療法で2つの創傷を治療するように構成され、プロセッサは、GUIを介して、2つの創傷の治療のアクティブ化を可能にするようにも構成され得る。GUIは、複数の画面、およびメニューにまとめられている複数のアイコンを備えるように構成され、メニューは、各画面の同じ部分に表示されるように構成され得る。
【0013】
いくつかの実施形態では、陰圧創傷療法装置は、創傷の上に留置されるように構成された被覆材に流体的に接続されるように構成された陰圧源とコントローラとを備える。コントローラは、流体流路内の少なくとも1つの一時的閉塞の存在を検出するか、または検出を行わせるように構成されるものとしてよく、この流体流路は陰圧源と創傷から吸引された流体を貯蔵するように構成されたキャニスターと、および被覆材とを備え、創傷から吸引された流体がキャニスター内に吸引されることによって少なくとも1つの一時的閉塞が引き起こされる。コントローラは、陰圧源によってもたらされる陰圧のレベルを増加させることによって少なくとも1つの一時的閉塞を除去するか、または除去を行わせるようにも構成され得る。
【0014】
前の段落のうちのどの装置も、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せを含み得る。コントローラは、流体流路内の少なくとも1つの一時的閉塞の存在を、陰圧源を非アクティブ化するか、または非アクティブ化を行わせることと、陰圧源が非アクティブ化されている間に流体流路内の陰圧の実質的に不連続な減少を検出するか、または検出を行わせることとによって検出するか、または検出を行わせるようにも構成され得る。装置は、キャニスター入口における圧力を測定するように構成された圧力センサーも備えることができ、コントローラは、少なくとも1つの一時的閉塞の存在を、圧力センサーによって測定された圧力の増加を検出することによって検出するか、または検出することを行わせるようにも構成されるものとしてよく、ただし圧力の増加は少なくとも1つの一時的閉塞によって引き起こされる。
【0015】
いくつかの実施形態において、コンピュータシステムは、通信インターフェース上で、複数の陰圧創傷療法デバイスから複数の動作パラメータを受信することであって、各陰圧創傷療法デバイスは陰圧創傷療法を行うように構成される、受信することと、複数の陰圧創傷療法デバイスのうちの少なくともいくつかを1つのフリートにグループ化することと、共通所有または共通リースステータスに基づきフリート内のデバイスのうちの少なくともいくつかに対する複数の受信された動作パラメータのうちの少なくともいくつかを提供することとを行うように構成された少なくとも1つのプロセッサを備える。
【0016】
前の段落のコンピュータシステムは、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せも含み得る。プロセッサは、フリート内のデバイスの少なくともいくつかに対する地理的配置データ、電池充電データ、および電池寿命データのうちの少なくとも1つを提供するようにも構成され得る。プロセッサは、フリート内の少なくとも1つのデバイスに関連付けられている少なくとも1つの動作パラメータの調整を受信し、受信された調整を伝送し、それによって、少なくとも1つのデバイスに調整に従って陰圧創傷療法の遂行を修正させるようにも構成され得る。
【0017】
さまざまな実施形態において、装置を装着するためのアタッチメントシステムは、装置に取り外し可能に取り付けられるように構成されたクレードルと、クレードルに取り付けられた第1のアームと、第2のアームとを備え、第2のアームは締付位置と締付解除位置との間で移動されるように構成され、第1および第2のアームは、締付位置で構造体に実質的に固定されて取り付けられるように構成され、第1および第2のアームは、締付解除位置で構造体に実質的に固定されて取り付けられないように構成される。アタッチメントシステムは、また、第1のネジと、第2のアームに取り付けられる第2のネジであって、第1のネジが第2のネジと係合している、第2のネジと、第2のネジに取り付けられ、締付位置と締付解除位置との間で第2のアームを移動するように構成されたつまみとを備える。
【0018】
前の段落のアタッチメントシステムは、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せも含み得る。第1および第2のネジは、パワースクリューであってよい。第1のネジは第1のネジ山を備え、第2ネジは第2のネジ山を備えることができ、第1および第2のネジ山はアクメネジであってよい。第1のネジは、実質的に中空の部分を備え、第2のネジの少なくとも一部は、締付位置で第1のネジの内側部分内に位置決めされるように構成される。第1のネジの内側部分は、第2のネジの第2のネジ山と係合するように構成された雌ネジを備えることができる。第1のネジは、第1の方向に配向された第1のネジ山を備え、第2のネジは、第1の方向とは反対の第2の方向に配向された第2のネジ山を備え得る。ハンドルを回転して、第2のアームを第1のネジの第1のリードと第2のネジの第2のリードとの総和に比例する距離だけ移動させることができる。第2のアームは、完全開放位置と完全閉鎖位置との間で移動されるようにも構成されるものとしてよく、第1および第2のアームは完全閉鎖位置で接触し、第1および第2のアームは完全開放位置である距離だけ隔てられ、それによって、つまみを約4回転すると、第2のアームは完全閉鎖位置と完全開放位置との間で移動する。
【0019】
前の段落のうちのどのアタッチメントシステムも、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せを含み得る。この構造体は、支柱およびベッドレールの少なくとも一方であってよい。陰圧源は、創傷の上に留置され、実質的に流体不浸透性を有するシールを創傷の上に形成するように構成された被覆材に流体的に接続されるように構成され得る。装置は、ポンプを備えることができる。ポンプは、陰圧創傷療法(NPWT)装置であるものとしてよい。いくつかの実施形態において、前の段落のうちのどのアタッチメントシステムも、陰圧創傷療法(NPWT)装置を構造体に取り付ける方法において使用され得る。
【0020】
いくつかの実施形態では、装置を装着するためのアタッチメントシステムは、装置に取り外し可能に取り付けられるように構成されたクレードルと、クレードルに取り付けられた第1のクランプアームと、第2のクランプアームとを備え、第2のクランプアームは締付位置と締付解除位置との間で移動されるように構成され、第1および第2のクランプアームは、締付位置で構造体に実質的に固定されて取り付けられるように構成され、第1のネジは第2のネジと係合し、第1のネジは第2のネジの第2のネジ山から反対の方向に配向された第1のネジ山を備え、第2のネジは締付位置と締付解除位置との間で第2のアームを移動するように構成される。
【0021】
前の段落のうちのどのアタッチメントシステムも、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せを含み得る。装置は、ポンプであってよい。ポンプは、陰圧創傷療法(NPWT)装置であるものとしてよい。いくつかの実施形態において、前の段落のうちのどのアタッチメントシステムも、陰圧創傷療法(NPWT)装置を構造体に取り付ける方法において使用され得る。
【0022】
いくつかの実施形態において、装置を装着するためのアタッチメントシステムは、第1のアームを有するクレードルと、ハウジングと、装置に取り外し可能に取り付けられるように構成された複数のラッチとを備える。アタッチメントシステムは、締付位置と締付解除位置との間で移動されるように構成された第2のアームも備え、第1および第2のアームは、締付位置で構造体に実質的に固定されて取り付けられるように構成され、第1および第2のアームは、締付解除位置で構造体に実質的に固定されて取り付けられないように構成される。アタッチメントシステムは、また、クレードルのハウジング内に少なくとも部分的に位置決めされた第1のネジであって、第1の方向に配向された第1のネジ山を備える、第1のネジと、第2の方向に配向された第2のネジ山を備える第2のネジであって、クレードルのハウジング内に少なくとも部分的に位置決めされ、第2のアームの開口部を介して第2のアームに取り付けられ、開口部は第2のネジの第2のネジ山と係合するように構成された第1の雌ネジを備える、第2のネジとを具備する。第2のネジは、第1のネジの少なくとも一部が締付位置で第2のネジの内側に位置決めされるように構成されるように第1のネジの第1のネジ山と係合するように構成された第2の雌ネジを有する実質的に中空の内側部分を備える。アタッチメントシステムは、また、第2のネジに取り付けられたつまみを備え、つまみは締付位置と締付解除位置との間で第2のアームを移動するように構成される。
【0023】
前の段落のうちのどのアタッチメントシステムも、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せを含み得る。装置は、ポンプであってよい。ポンプは、陰圧創傷療法(NPWT)装置であるものとしてよい。いくつかの実施形態において、前の段落のうちのどのアタッチメントシステムも、陰圧創傷療法(NPWT)装置を構造体に取り付ける方法において使用され得る。
【0024】
さまざまな実施形態において、陰圧創傷療法装置を操作する方法は、創傷の上に留置されるように構成された被覆材に流体的に接続されるように構成された陰圧源を操作するステップを含み、陰圧源は複数の陰圧療法パラメータに従って創傷に陰圧創傷療法を遂行するように構成される。この方法は、また、複数の陰圧療法パラメータのうちの少なくともいくつかの調整を可能にするように構成されたグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を操作するステップと、GUIを介して、第1の陰圧療法パラメータの第1の調整を行い、それによって、第1の陰圧療法パラメータの第1の調整に少なくとも一部は基づき陰圧源の動作の調整を行わせるステップとを含む。装置は、複数の陰圧療法パラメータに関連付けられている複数の履歴データパラメータを記録するように構成され、通信インターフェース上で、複数の履歴データパラメータのうちの少なくともいくつかをリモートコンピュータに伝送するようにさらに構成される。少なくとも1つの履歴データパラメータは、陰圧療法圧力療法パラメータの第1および第2の設定に関連付けられ、第1および第2の設定は異なる時間に陰圧療法パラメータに割り当てられる。
【0025】
前の段落の方法は、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せも含み得る。リモートコンピュータに伝送される複数の履歴データパラメータのうちの少なくともいくつかは、装置識別データ、装置配置データ、療法履歴データ、およびアラームデータのうちの1つまたは複数を含み得る。装置は、装置の地理的配置に対応する装置配置データを記録するようにも構成され得る。装置は、全世界測位データ(GPS)およびセルラーネットワークデータのうちの少なくとも一方に基づき装置配置データを記録するようにも構成され得る。装置は、通信インターフェース上で、複数の履歴データパラメータのうちの少なくともいくつかをリモートコンピュータに定期的に伝送するようにも構成され得る。この方法は、また、GUIを介して、複数の履歴データパラメータのうちの少なくともいくつかをリモートコンピュータに伝送する要求を提供し、それによって、複数の履歴データパラメータのうちの少なくともいくつかのリモートコンピュータへの伝送を行わせるステップも含み得る。装置は、流体流路内の流量を決定し、流体流路は陰圧源および被覆材を備え、GUIを介して、決定された流量の指示を提示するようにも構成され得る。流量の指示は、ゲージを含み得る。装置は、流体流路の少なくとも一部の中の圧力を測定するように構成された圧力センサーを備えることもでき、装置は、圧力センサーによって測定された圧力に少なくとも一部は基づき流体流路内の流量を決定するようにも構成され得る。
【0026】
前の段落のうちのどの段落の方法も、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せを含み得る。陰圧源は、真空ポンプを備えることができ、装置は、真空ポンプの測定された速度に少なくとも一部は基づき流体流路内の流量を決定するようにも構成され得る。装置は、流量が高流量閾値を満たすことを決定することに応答して陰圧源を非アクティブ化し、GUIを介して、高流量指示を提示するようにも構成され得る。提供される高流量指示は、高流量状態を解決するための情報を含み得る。GUIは、複数の陰圧療法パラメータに関連付けられている履歴データパラメータのうちの少なくともいくつかを時間順に表示するように構成され得る。履歴データパラメータの少なくともいくつかは、陰圧創傷療法の遂行に関連付けられている1つまたは複数のエラーを含み得る。GUIは、複数の期間にわたって遂行される陰圧創傷療法の全時間を含むログを表示するように構成され、1つまたは複数のエラーは、このログに含まれ得る。
【0027】
前の段落のうちのどの段落の方法も、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せを含み得る。装置は、複数の履歴データパラメータのうちの少なくともいくつかを伝送することに応答して、リモートコンピュータから第2の陰圧療法パラメータの第2の調整を受信し、第2の陰圧療法パラメータの受信された第2の調整に少なくとも一部は基づき陰圧源の動作を調整するようにも構成され得る。GUIは、第2の陰圧療法パラメータの調整を可能にするように構成され得る。装置は、GUIを表示するように構成されたタッチスクリーンディスプレイを備えることができる。装置は、陰圧創傷療法で2つの創傷を治療するように構成され、GUIは、2つの創傷の治療のアクティブ化を可能にするように構成され得る。GUIは、複数の画面、およびメニューにまとめられている複数のアイコンを備えるように構成され、メニューは、各画面の同じ部分に表示されるように構成され得る。
【0028】
いくつかの実施形態において、陰圧創傷療法装置を操作する方法は、創傷の上に留置されるように構成された被覆材に流体的に接続されるように構成された陰圧源を操作するステップを含み、陰圧源は創傷に陰圧創傷療法を遂行するように構成される。装置は、陰圧源、創傷から吸引された流体を貯蔵するように構成されたキャニスター、および被覆材を備える流体流路内の少なくとも1つの一時的閉塞の存在を検出することであって、少なくとも1つの一時的閉塞は創傷から吸引された流体がキャニスター内に吸引されることによって引き起こされる、検出することと、陰圧源によってもたらされる陰圧のレベルを増加させることによって少なくとも1つの一時的閉塞を除去することとを行うように構成される。
【0029】
前の段落のうちのどの段落の方法も、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せを含み得る。装置は、流体流路内の少なくとも1つの一時的閉塞の存在を、陰圧源を非アクティブ化するステップと、陰圧源が非アクティブ化されている間に流体流路内の陰圧の実質的に不連続な減少を検出するステップとによって、検出するようにも構成され得る。装置は、キャニスター入口における圧力を測定するように構成された圧力センサーも備えることができ、装置は、少なくとも1つの一時的閉塞の存在を、圧力センサーによって測定された圧力の増加を検出することによって、検出するようにも構成されるものとしてよく、ただし圧力の増加は少なくとも1つの一時的閉塞によって引き起こされる。
【0030】
いくつかの実施形態では、複数の陰圧創傷療法デバイスを管理する方法は、通信インターフェース上で、複数の陰圧創傷療法デバイスから複数の動作パラメータを受信するステップであって、各陰圧創傷療法デバイスは陰圧創傷療法を行うように構成される、ステップと、複数の陰圧創傷療法デバイスのうちの少なくともいくつかを1つのフリートにグループ化するステップと、共通所有または共通リースステータスに基づきフリート内のデバイスのうちの少なくともいくつかに対する複数の受信された動作パラメータのうちの少なくともいくつかを提供するステップとを含む。この方法は、プロセッサによって実行され得る。
【0031】
前の段落のうちのどの段落の方法も、本明細書で説明されている中でもとりわけ、この段落で説明されている以下の特徴の組合せを含み得る。方法は、フリート内のデバイスの少なくともいくつかに対する地理的配置データ、電池充電データ、および電池寿命データのうちの少なくとも1つを提供するステップも含み得る。この方法は、また、フリート内の少なくとも1つのデバイスに関連付けられている少なくとも1つの動作パラメータの調整を受信するステップと、受信された調整を伝送し、それによって、少なくとも1つのデバイスに調整に従って陰圧創傷療法の遂行を修正させるステップとを含み得る。
【0032】
さまざまな実施形態において、陰圧創傷療法デバイスは、突起部がハウジングの外側に形成されているハウジングと、第1の部分および第2の部分を備える、突起部に取り付けられるように構成された装着具とを備える。第1の部分は、突起部の直径より大きい直径を有する、第1の円形開口部と、第1の開口部から延在する第2の細長い開口部とを備え、第2の開口部は突起部の直径と実質的に同じである幅を有する。第2の部分は、キャリーストラップの取り付けを可能にするように構成されたロッドを備える。装着具は、第2の細長い開口部の領域内の突起部に装着具を結合することによってデバイスに取り付けられるように構成される。
【0033】
本発明の実施形態は、付属の図面を参照しつつ、例としてのみ、以下で説明される。
【図面の簡単な説明】
【0034】
図1】いくつかの実施形態による減圧創傷療法システムを示す図である。
図2A】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリおよびキャニスターを示す図である。
図2B】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリおよびキャニスターを示す図である。
図2C】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリおよびキャニスターを示す図である。
図2D】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリおよびキャニスターを示す図である。
図2E】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリおよびキャニスターを示す図である。
図2F】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリおよびキャニスターを示す図である。
図3A】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリを示す図である。
図3B】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリを示す図である。
図3C】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリを示す図である。
図3D】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリを示す図である。
図3E】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリを示す図である。
図3F】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリを示す図である。
図3G】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリを示す図である。
図4A】いくつかの実施形態によるキャニスターを示す図である。
図4B】いくつかの実施形態によるキャニスターを示す図である。
図4C】いくつかの実施形態によるキャニスターを示す図である。
図4D】いくつかの実施形態によるキャニスターを示す図である。
図4E】いくつかの実施形態によるキャニスターを示す図である。
図4F】いくつかの実施形態によるキャニスターを示す図である。
図4G】いくつかの実施形態によるキャニスターを示す図である。
図5A】いくつかの実施形態による動作中のキックスタンドを示す図である。
図5B】いくつかの実施形態による動作中のキックスタンドを示す図である。
図5C】いくつかの実施形態による動作中のキックスタンドを示す図である。
図6A】いくつかの実施形態によるキャニスターを示す図である。
図6B】いくつかの実施形態によるキャニスターを示す図である。
図6C】いくつかの実施形態によるキャニスターを示す図である。
図6D】いくつかの実施形態によるキャニスターを示す図である。
図6E】いくつかの実施形態によるキャニスターを示す図である。
図6F】いくつかの実施形態によるキャニスターを示す図である。
図7A】さまざまな実施形態によるキャニスターを示す図である。
図7B】さまざまな実施形態によるキャニスターを示す図である。
図7C】さまざまな実施形態によるキャニスターを示す図である。
図7D】さまざまな実施形態によるキャニスターを示す図である。
図7E】さまざまな実施形態によるキャニスターを示す図である。
図8A】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリおよびキャニスターを示す図である。
図8B】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリおよびキャニスターを示す図である。
図8C】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリおよびキャニスターを示す図である。
図8D】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリおよびキャニスターを示す図である。
図8E】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリおよびキャニスターを示す図である。
図8F】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリおよびキャニスターを示す図である。
図8G】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリおよびキャニスターを示す図である。
図9A】いくつかの実施形態によるキャニスター隔壁を示す図である。
図9B】いくつかの実施形態によるキャニスター隔壁を示す図である。
図9C】いくつかの実施形態によるキャニスター隔壁を示す図である。
図10】いくつかの実施形態によるキャニスターフィルタースタックを示す図である。
図11】いくつかの実施形態によるキャニスターとポンプアセンブリとの間の接続部を示す図である。
図12】いくつかの実施形態によるストラップ装着アタッチメントを示す図である。
図13A】いくつかの実施形態によるアタッチメントを示す図である。
図13B】いくつかの実施形態によるアタッチメントを示す図である。
図13C】いくつかの実施形態によるアタッチメントシステムを示す図である。
図13D】いくつかの実施形態によるアタッチメントシステムを示す図である。
図13E】いくつかの実施形態によるアタッチメントシステムを示す図である。
図13F】いくつかの実施形態によるアタッチメントシステムを示す図である。
図13G】いくつかの実施形態によるアタッチメントシステムを示す図である。
図13H】いくつかの実施形態によるアタッチメントシステムを示す図である。
図13I】いくつかの実施形態によるアタッチメントシステムを示す図である。
図13J】いくつかの実施形態によるアタッチメントシステムを示す図である。
図13K】いくつかの実施形態による動作中のアタッチメントシステムを示す図である。
図14】いくつかの実施形態によるポンプアセンブリの電気部品概略図である。
図15】いくつかの実施形態によるファームウェアおよび/またはソフトウェアの線図である。
図16A】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16B】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16C】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16D】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16E】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16F】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16G】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16H】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16I】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16J】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16K】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16L】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16M】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16N】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16O】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16P】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16Q】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16R】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図16S】いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面を示す図である。
図17A】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17B】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17C】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17D】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17E】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17F】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17G】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17H】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17I】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17J】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17K】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17L】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17M】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17N】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17O】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17P】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17Q】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17R】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17S】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17T】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17U】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図17V】いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース画面を示す図である。
図18】いくつかの実施形態によるデバイスを操作するプロセスを示す図である。
図19A】いくつかの実施形態による圧力パルスのグラフを示す図である。
図19B】いくつかの実施形態による圧力パルスのグラフを示す図である。
図20】いくつかの実施形態による真空レベルのグラフを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0035】
概要
本明細書で開示されている実施形態は、減圧で創傷を治療するシステムおよび方法に関係する。本明細書で使用されているように、-XmmHgなどの減圧または陰圧レベルは、760mmHg(または1atm、29.93inHg、101.325kPa、14.696psiなど)に対応し得る、通常の環境大気圧に相対的な圧力レベルを表す。したがって、-XmmHgの陰圧値は、760mmHgよりXmmHg低い絶対圧力、言い換えると、(760-X)mmHgの絶対圧力を反映する。それに加えて、XmmHgより「少ない」または「小さい」陰圧は、大気圧に近い圧力に対応する(たとえば、-40mmHgは-60mmHgより少ない)。それに加えて、-XmmHgより「多い」または「大きい」陰圧は、大気圧から遠い圧力に対応する(たとえば、-80mmHgは-60mmHgより多い)。いくつかの実施形態では、局所環境大気圧は、基準点として使用され、そのような局所大気圧は、必ずしも、たとえば、760mmHgでなくてもよい。
【0036】
本発明の実施形態は、局所陰圧(「TNP」)または減圧または陰圧療法システムにおける使用に一般的に適用可能である。簡単に言うと、陰圧創傷療法は、組織浮腫を低減し、血流および肉芽組織の形成を促し、および/または過剰な浸出液を取り除くことによって「治癒しにくい」創傷の多くの形態の閉鎖および治癒を補助し、細菌量(したがって感染症のリスク)を減らすことができる。それに加えて、この療法は、創傷の障害を少なくしてより速やかな治癒をもたらすことを可能にする。TNP療法システムは、流体を取り除くことによって手術で縫合された創傷の治癒をも助けることができる。いくつかの実施形態では、TNP療法は、閉鎖部の併置位置にある組織を安定化するのを助ける。TNP療法のさらに有益な使用はグラフトおよびフラップに見ることができ、そこでは、過剰な流体を取り除くことが重要であり、組織の生存を確実にするためにグラフトから組織への近接近が必要である。
【0037】
いくつかの実施形態では、ポンプアセンブリは、ユーザ(たとえば、患者、医師、看護婦など)とインターフェースすること、陰圧ポンプを制御すること、ネットワーク接続を提供することなど、反応性のさまざまなレベルに関連付けられているさまざまなシステム機能に関与する1つまたは複数のプロセッサまたはコントローラを備えることができる。いくつかの実施形態では、反応性のレベルは、リスクのレベルに対応するか、または関連付けられ得る。たとえば、陰圧源を制御するステップは、高リスク活動として分類されるものとしてよいが、それは、療法の遂行が、患者の安全、治癒などに重要だからである。したがって、陰圧源を制御するステップは、反応性の高いレベルに関連付けられ得る。ポンプアセンブリは、また、データを受信し、提供するための1つまたは複数の入力/出力デバイスも備えることができる。これらのデバイスは、画面、タッチスクリーン、ボタン、つまみ、ポート、および同様のものを含み得る。ポンプアセンブリは、TNPシステムの動作を制御し、監視するためのグラフィカルユーザインターフェース(GUI)画面を提示するように構成され得る。
【0038】
いくつかの実施形態では、TNPシステムは、システム内の流体の流れを決定し、監視するように構成され得る。これは、流体流路内の圧力を測定し、フィードバックをコントローラに送る1つまたは複数の圧力トランスデューサまたはセンサーを使用することによって実行され得る。さまざまな実施形態において、流体流の決定は、ポンプモーターの速度を監視する技術、較正された流体流制限器を留置することによって流体流路の一部の中の流体の流れを監視する技術、検出された圧力パルスの振幅、周波数、または勾配などの1つまたは複数の特性を監視する技術のうちの1つまたは複数を利用することによって実行され得る。算出された流量は、所望の療法が患者に対して遂行されるかどうか、システム内に1つまたは複数の漏出が存在するかどうか、および同様のことを決定するために使用され得る。
【0039】
いくつかの実施形態では、システムは、動作状態をユーザに対して反映する、指示、アラームなどを提供するように構成され得る。システムは、さまざまな動作状態を信号としてユーザに送るように構成された視覚的、聴覚的、およびタイプのインジケータおよびまたはアラームを含み得る。そのような状態は、システムのオンオフ、スタンバイ、一時停止、通常動作、被覆材問題、漏出、エラー、および同様のものを含む。インジケータおよび/またはアラームは、スピーカー、ディスプレイ、光源など、および/またはこれらの組合せを含み得る。さまざまな実施形態において、指示、アラームなどは、1つまたは複数の適用可能な標準によって誘導される。
【0040】
いくつかの実施形態において、ポンプアセンブリは、外部接続を提供するために1つまたは複数の通信プロセッサを備えることができる。そのような接続は、ポンプアセンブリの配置追跡、順守監視、動作パラメータの追跡、療法設定のリモート選択および調整、および同様のものなどのさまざまな活動に使用され得る。接続は、全世界測位システム(GPS)技術、セルラー接続(たとえば、2G、3G、LTE、4G)、WiFi接続、インターネット接続、および同様のものを含み得る。いくつかの実施形態では、有線接続が利用され得る。さまざまな実施形態において、ポンプアセンブリは、データをクラウドに送り、クラウドからデータを受信することができる。データは、配置データ、順守監視データ、動作パラメータ、療法設定のリモート選択および調整のためのデータ、および同様のものを含み得る。
【0041】
本発明の実施形態は、限定はしないが、陰圧創傷療法(「NPWT」)装置を含む、装置またはデバイスを監視するためのアタッチメントシステムに関する。いくつかの実施形態では、アタッチメントシステムは、装置に取り外し可能に取り付けられるように構成されたクレードルを備える。アタッチメントシステムは、クレードルに取り付けられた第1のクランプアームと、第2のクランプアームとを備える。第2のクランプアームは、締付解除位置と締付位置との間で移動されるように構成されるものとしてよく、第1および第2のクランプアームは、構造体に実質的に確実に取り付けられるように構成される。締付解除位置では、第1および第2のアームは、構造体に取り付けられないように構成され得る。構造体は、IVポール、ベッドレール、および同様なものなどの、装置(たとえば、医療装置)を装着するのに適した構造体を含み得る。アタッチメントシステムは、締付位置と締付解除位置との間で第2のアームを移動するように構成され得る第2のネジと係合された第1のネジも備える。第2のネジは、ハンドルに取り付けられ得る。第1および第2のネジのネジ山は、単一のハンドル回転が1つのネジを使用するのと比較して2倍または実質的に2倍の直線運動をもたらすように対向するピッチとすることができる。たとえば、一実施形態では、第2のクランプを第1および第2のクランプアームが分離されないか、または実質的に分離されない(たとえば、接触している)完全閉鎖位置と第1および第2のクランプアームが互いに最大距離だけ分離されている完全開放位置との間で移動するためにハンドルを約4回転させる必要がある。その結果、アタッチメントシステムは、装置をさまざまな厚さの構造体に効率的に、固定して取り付けるために使用され得る。
【0042】
陰圧システム
図1は、創傷被覆120によって封止される創腔110内に留置された創傷充填材130を備える陰圧または減圧創傷治療(またはTNPもしくはNPWT)システム100の一実施形態を示している。創傷充填材130は、創傷被覆120と組み合わせて、創傷被覆材と称され得る。単一または多重内腔管または導管140は、減圧を供給するように構成されたポンプアセンブリまたはNPWT装置150で創傷被覆120に接続される。創傷被覆120は、創腔110と流体的に連通することができる。本明細書で開示されているシステム実施形態のいずれにおいて、図1に示されている実施形態と同様に、ポンプアセンブリは、キャニスターレスポンプアセンブリであってよい(つまり、浸出液が創傷被覆材内に回収されるか、または別の場所に回収のため管140を介して移送される)。しかし、本明細書で開示されているポンプアセンブリ実施形態はどれも、キャニスターを備えるか、または支持するように構成され得る。それに加えて、本明細書で開示されているシステム実施形態のいずれにおいても、ポンプアセンブリ実施形態はどれも、被覆材によって、または被覆材に隣接して装着されるか、または支持され得る。創傷充填材130は、親水性または疎水性発泡体、ガーゼ、膨張袋、などの好適なタイプのものであってよい。創傷充填材130は、実質的に空洞を充填するように創腔110に形状適合可能であるものとしてよい。創傷被覆120は、創腔110の上に実質的に流体不浸透性のシールを設けることができる。いくつかの実施形態では、創傷被覆120は、頂部側と底部側とを有し、底部側は創腔110と接着剤で(または他の好適な手段で)シールを形成する。導管140または本明細書で開示されている他の導管は、ポリウレタン、PVC、ナイロン、ポリエチレン、シリコーン、または他の好適な材料から形成され得る。
【0043】
創傷被覆120のいくつかの実施形態は、導管140の端部を受け入れるように構成されたポート(図示せず)を有することができる。いくつかの実施形態では、導管140は、他の何らかの方法で、創傷被覆120を通過し、および/または下を通り、減圧を創腔110に供給して、創腔内の減圧の所望のレベルを維持することができる。導管140は、ポンプアセンブリ150と創傷被覆120との間に少なくとも実質的に封止された流体流路を形成するように構成された好適な物品であってよく、これによりポンプアセンブリ150によってもたらされる減圧を創腔110に供給することができる。
【0044】
創傷被覆120および創傷充填材130は、単一の物品または一体化された単一ユニットとして提供され得る。いくつかの実施形態では、創傷充填材は提供されず、創傷被覆だけが、創傷被覆材としてみなされ得る。次いで、創傷被覆材は、導管140を介して、ポンプアセンブリ150などの、陰圧源に接続され得る。いくつかの実施形態では、必要ではないが、ポンプアセンブリ150は、小型化された携帯型のものであってよいが、より大きい従来型のポンプもそのように使用され得る。
【0045】
創傷被覆120は、治療されるべき創傷部位の上に配置され得る。創傷被覆120は、創傷部位の上に実質的に封止された空洞またはエンクロージャを形成することができる。いくつかの実施形態では、創傷被覆120は、高い透湿度を有するフィルムを有し余剰流体の蒸発を可能にするように構成されるものとしてよく、その中に超吸収材料が含まれており、それにより創傷浸出液を完全に吸収することができる。本明細書全体を通して創傷が言及されていることは理解されるであろう。この意味で、創傷という用語は、広い意味で解釈されるべきであり、皮膚が破れているか、切れているか、もしくは穴が空いているか、または外傷が患者の皮膚に打撲傷、または他の表面もしくは他の状態もしくは欠陥を引き起こすか、そうでなければ減圧治療から恩恵を受ける、開放創および閉鎖創を包含することが理解されるべきである。したがって、創傷は、流体が産生される場合も産生されない場合もある組織の損傷領域として広い意味で定義される。このような創傷の例として、限定はしないが、急性創傷、慢性創傷、外科的切開および他の切開、亜急性および裂開創傷、外傷、皮弁および植皮、裂傷、表皮剥離、打撲傷、火傷、糖尿病性潰瘍、褥瘡、瘻孔、外科創傷、外傷性および静脈性潰瘍、または同様のものが挙げられる。いくつかの実施形態では、本明細書で説明されているTNPシステムのコンポーネントは、少量の創傷浸出液を滲み出す切開創傷に特に適しているものとしてよい。
【0046】
システムのいくつかの実施形態は、浸出液キャニスターを使用せずに動作するように設計される。いくつかの実施形態は、浸出液キャニスターを支持するように構成され得る。いくつかの実施形態では、配管140がポンプアセンブリ150から素早く容易に取り外せるようにポンプアセンブリ150および配管140を構成することで、必要ならば、被覆材およびポンプの交換のプロセスを円滑にするか、または改善することができる。本明細書で開示されているポンプ実施形態は、配管とポンプとの間に好適な接続を有するように構成され得る。
【0047】
いくつかの実施形態では、ポンプアセンブリ150は、約-80mmHg、または約-20mmHgと-200mmHgとの間の陰圧を送達するように構成され得る。これらの圧力は、通常の環境大気圧に相対的なものであり、したがって、-200mmHgは、実際面では、約560mmHgとなる。いくつかの実施形態において、圧力範囲は、約-40mmHgから-150mmHgまでの範囲とすることができる。代替的に、最大-75mmHgまで、最大-80mmHgまで、または-80mmHgを超える圧力範囲が使用され得る。また、他の実施形態では、-75mmHgより低い圧力範囲が使用され得る。代替的に、約-100mmHgを超える、さらには-150mmHgを超える圧力範囲が、ポンプアセンブリ150によって供給され得る。
【0048】
いくつかの実施形態では、ポンプアセンブリ150は、連続的または間欠的陰圧療法を行うように構成される。連続的療法は、-25mmHgより高い、-25mmHg、-40mmHg、-50mmHg、-60mmHg、-70mmHg、-80mmHg、-90mmHg、-100mmHg、-120mmHg、-140mmHg、-160mmHg、-180mmHg、-200mmHg、または-200mmHgより低い圧力で遂行され得る。間欠的療法は、低陰圧設定点と高陰圧設定点との間で遂行され得る。低設定点は、0mmHgより高い、0mmHg、-25mmHg、-40mmHg、-50mmHg、-60mmHg、-70mmHg、-80mmHg、-90mmHg、-100mmHg、-120mmHg、-140mmHg、-160mmHg、-180mmHg、または-180mmHgより低い圧力に設定され得る。高設定点は、-25mmHgより高い、-40mmHg、-50mmHg、-60mmHg、-70mmHg、-80mmHg、-90mmHg、-100mmHg、-120mmHg、-140mmHg、-160mmHg、-180mmHg、-200mmHg、または-200mmHgより低い圧力に設定され得る。間欠的療法では、低設定点の陰圧は、第1の持続時間の間に送達され、第1の持続時間の終了後に、高設定点の陰圧は、第2の持続時間の間に送達され得る。第2の持続時間の終了後、低設定点の陰圧が送達され得る。第1および第2の持続時間は、同じ値であるか、または異なる値であってもよい。第1および第2の持続時間は、2分未満、2分、3分、4分、6分、8分、10分、または10分超の範囲から選択され得る。いくつかの実施形態では、低設定点から高設定点へ、またその逆の切り替えは、ステップ波の波形、方形波の波形、正弦波の波形、および同様の波形に従って実行され得る。
【0049】
動作時に、創傷充填材130は、創腔110内に挿入され、創傷被覆120は、創腔110を封止するように留置される。ポンプアセンブリ150は、創傷充填材130を介して創腔110に伝達される、創傷被覆120への陰圧の供給源となる。流体(たとえば、創傷浸出液)は、導管140を通して引き出され、キャニスター内に貯蔵され得る。いくつかの実施形態では、流体は、創傷充填材130または1つまたは複数の吸収層(図示せず)によって吸収される。
【0050】
本出願のポンプアセンブリおよび他の実施形態とともに利用され得る創傷被覆材は、Smith & Nephewから入手可能なRenasys-F、Renasys-G、Renasys AB、およびPico Dressingsを含む。本出願のポンプアセンブリおよび他の実施形態とともに使用され得る陰圧創傷療法システムのそのような創傷被覆材および他のコンポーネントのさらなる説明については、参照により本明細書に組み込まれている米国特許出願第2012/0116334号、米国特許出願第2011/0213287号、米国特許出願第2011/0282309号、米国特許出願第2012/0136325号、および米国特許出願第2013/0110058号を参照されたい。他の実施態様では、他の好適な創傷被覆材が利用され得る。
【0051】
ポンプアセンブリおよびキャニスター
図2Aは、いくつかの実施形態によるポンプアセンブリ230およびキャニスター220の正面図200Aを示す。図示されているように、ポンプアセンブリ230とキャニスターとは接続されて、それにより、デバイス(またはNPWT装置)を形成する。ポンプアセンブリ230は、アラームを指示するように構成された視覚的インジケータ202およびTNPシステムのステータスを指示するように構成された視覚的インジケータ204などの、1つまたは複数のインジケータを備える。インジケータ202および204は、システムのさまざまな動作および/または故障状態をユーザに警告するように構成されるものとしてよく、これは通常または適切な動作状態、ポンプ故障、ポンプに供給される電力、または停電をユーザに警告すること、創傷被覆または流路内の漏出、吸引閉塞、または他の類似のもしくは適当な状態もしくはこれらの組合せを含む。いくつかの実施形態では、ポンプアセンブリ230は、追加のインジケータを備えることができる。いくつかの実施形態では、単一のインジケータが使用される。他の実施形態では、複数のインジケータが使用される。視覚的、聴覚的、触覚的なインジケータなどの好適なインジケータが使用され得る。インジケータ202は、キャニスター満杯、電力低下、導管140の切断、創傷シール120内でシールが破れていることなどのアラーム状態を信号で伝達するように構成され得る。インジケータ202は、赤色の点滅光を表示してユーザの注意を引くように構成され得る。インジケータ204は、療法遂行がokである、漏出が検出されたなどのTNPシステムのステータスを信号で伝達するように構成され得る。インジケータ204は、緑色、黄色などの1つまたは複数の異なる色の光を表示するように構成され得る。たとえば、緑色の光は、TNPシステムが適切に動作しているときに発光し、黄色の光は、警告を指示するために発光するものとしてよい。
【0052】
ポンプアセンブリ230は、ポンプアセンブリのケース内に形成される陥凹部208に装着されるディスプレイまたは画面206を備える。いくつかの実施形態では、ディスプレイ206は、タッチスクリーンディスプレイであってよい。いくつかの実施形態では、ディスプレイ206は、教育ビデオなどの、オーディオビジュアル(AV)コンテンツの再生をサポートすることができる。以下で説明されているように、ディスプレイ206は、TNPシステムの動作を構成し、制御し、監視するための多数の画面またはグラフィカルユーザインターフェース(GUI)を描画するように構成され得る。ポンプアセンブリ230は、ポンプアセンブリのケース内に形成された把持部分210を備える。把持部分210は、キャニスター220の取り外し時などにおいて、ポンプアセンブリ230をユーザが保持するのを補助するように構成され得る。いくつかの実施形態では、キャニスター220は、キャニスター220が流体を充填されたときなどにおいて、別のキャニスターと交換され得る。
【0053】
ポンプアセンブリ230は、TNPシステムの動作をユーザが操作し監視することを可能にするように構成された1つまたは複数のキーもしくはボタン212を備える。図示されているように、いくつかの実施形態では、3つのボタン212a、212b、および212cが備えられている。ボタン212aは、ポンプアセンブリ230のオン/オフを行う電源ボタンとして構成され得る。ボタン212bは、陰圧療法の遂行のための実行/一時停止ボタンとして構成され得る。たとえば、ボタン212bを押すと、療法が開始し、その後ボタン212bを押すと、療法は一時停止するか、または終了し得る。ボタン212cは、ディスプレイ206および/またはボタン212をロックするように構成され得る。たとえば、ボタン212cは、ユーザがうっかり療法の遂行を変えてしまわないようにするため、押され得る。ボタン212cを押下することで、これらのコントロールのロックを解除することができる。他の実施形態では、追加のボタンが使用され得るか、または図示されているボタン212a、212b、または212cの1つまたは複数が省かれ得る。いくつかの実施形態では、ポンプアセンブリ230を操作するために、複数回のキー押下および/またはキー押下のシーケンスが使用され得る。
【0054】
ポンプアセンブリ230は、被覆内に形成された1つまたは複数のラッチ陥凹部222を備える。図示されている実施形態では、2つのラッチ陥凹部222は、ポンプアセンブリ230の側部に形成され得る。ラッチ陥凹部222は、1つまたは複数のキャニスターラッチ221を使用してキャニスター220の着脱を可能にするように構成され得る。ポンプアセンブリ230は、創腔110から取り出された空気を逃がすための空気出口224を備える。ポンプアセンブリ内に入った空気は、抗菌フィルターなどの、1つまたは複数の好適なフィルター(図10などのように、以下で説明されている)を通過するものとしてよい。これは、ポンプアセンブリの再利用性を維持することができる。ポンプアセンブリ230は、キャリーストラップをポンプアセンブリ230に接続するため、またはクレードルを取り付けるための1つまたは複数の装着具226を備える。図示されている実施形態では、2つの装着具226は、ポンプアセンブリ230の側部に形成され得る。いくつかの実施形態では、これらの特徴のうちのさまざまなものが省かれ、および/またはさまざまな追加の特徴がポンプアセンブリ230に加えられる。
【0055】
キャニスター220は、創腔110から取り出された流体(たとえば、浸出液)を保持するように構成される。キャニスター220は、キャニスターをポンプアセンブリ230に取り付けるための1つまたは複数のラッチ221を備える。図示されている実施形態では、キャニスター220は、キャニスターの側部に2つのラッチ221を備える。キャニスター220の外装は、キャニスターが実質的に不透明であるように曇りプラスチックから形成することができ、キャニスターの内容物が平面図から実質的に隠されている。キャニスター220は、キャニスターのケース内に形成された把持部分214を備える。把持部分214は、キャニスター220を装置230から取り外すときなどにおいて、ポンプアセンブリ220をユーザが保持するのを可能にするように構成され得る。キャニスター220は、実質的に透明な窓216を備え、これは体積の目盛りも備えることができる。たとえば、図示されている300mLキャニスター220は50mL、100mL、150mL、200mL、250mL、および300mLの目盛りを備える。キャニスターの他の実施形態は、異なる体積の流体を保持することができ、また異なる目盛りスケールを備えることができる。キャニスター220は、導管140に接続するための配管流路218を備える。いくつかの実施形態では、把持部分214などの、これらの特徴のうちのさまざまなものが省かれ、および/またはさまざまな追加の特徴がキャニスター220に加えられる。
【0056】
図2Bは、いくつかの実施形態によるポンプアセンブリ230およびキャニスター220の後面図200Bを示す。ポンプアセンブリ230は、音を発生し、および/または放射するためのスピーカーポート232を備える。ポンプアセンブリ230は、臭気フィルター、抗菌フィルターなどの、1つまたは複数のフィルターにアクセスして、交換するためのフィルターアクセスドア234を備える。一実施形態において、アクセスドア234は、騒音抑制または吸音材料が留置されているチャンバー(プレナムチャンバーなど)にアクセスするために使用され得る。チャンバーおよび吸音材料は、陰圧源によって発生する騒音を抑制するか、または吸収するために使用される消音システムの一部とすることができる。吸音材料は、チャンバーを通過する(反響する)ときに音波を減衰させる働きをし得る。吸音材料は、臭気抑制剤としてさらに機能し得る。一実施形態において、たとえば、吸音材料は、臭気抑制のために活性炭を含浸させることができる。アクセスドア234は、チャンバーがぴったり閉じるようにシール(封止ガスケットなど)をさらに備え得る。消音システムの追加の詳細は、参照により本明細書に組み込まれている米国特許公開第2010/0185165号で説明されている。
【0057】
ポンプアセンブリ230は、ポンプアセンブリのケース内に形成された把持部分236を備える。図示されているように、把持部分236は、ポンプアセンブリ230の外側ケーシング内に形成された陥凹部である。いくつかの実施形態では、把持部分236は、ゴム、シリコーンなどのコーティングを含み得る。把持部分236は、キャニスター220の取り外し時などにおいて、ポンプアセンブリ230をユーザがしっかりと保持できるように構成され(たとえば、位置決めされ、寸法を決められ)得る。ポンプアセンブリ230は、ポンプアセンブリ230を表面上に留置するようにネジ被覆および/または足部またはプロテクタとして構成された1つまたは複数の被覆238を備える。被覆230は、ゴム、シリコーン、または他の好適な材料から形成され得る。ポンプアセンブリ230は、ポンプアセンブリの内蔵電池を充電および再充電するための電源ジャック239を備える。いくつかの実施形態では、電源ジャック239は、直流(DC)ジャックである。いくつかの実施形態では、ポンプアセンブリは、電源ジャックが必要ないように、電池などの使い捨て型電源を備えることができる。
【0058】
キャニスター220は、キャニスターを表面上に留置するための1つまたは複数の足部244を備える。足部244は、ゴム、シリコーン、または他の好適な材料から形成されるものとしてよく、また表面上に留置されたときにキャニスター220が安定を維持するように好適な角度を付けることができる。キャニスター220は、1つまたは複数の管がデバイスの前部から出ることができるように構成されたチューブマウントリリーフ(tube mount relief)246を備える。キャニスター220は、表面上に留置されたときにキャニスターを支持するためのスタンドまたはキックスタンド248を備える。以下で説明されているように、キックスタンド248は、開放位置と閉鎖位置との間で枢動し得る。閉鎖位置では、キックスタンド248は、キャニスター220にラッチされ得る。いくつかの実施形態では、キックスタンド248は、プラスチックなどの不透明材料から作られ得る。他の実施形態では、キックスタンド248は、透明材料から作られ得る。キックスタンド248は、キックスタンド内に形成された把持部分242を備える。把持部分242は、ユーザがキックスタンド248を閉鎖位置に留置することを可能にするように構成され得る。キックスタンド248は、ユーザがキックスタンドを開放位置に留置することを可能にするための穴249を備える。穴249は、ユーザが指を使ってキックスタンドを拡張することを可能にするサイズであるものとしてよい。
【0059】
図2Cは、いくつかの実施形態によるキャニスター220から分離されたポンプアセンブリ230の図200Cを示す。ポンプアセンブリ230は、真空ポンプが陰圧をキャニスター220に伝える際に介する真空アタッチメントまたはコネクタ252を備える。ポンプアセンブリ230は、1つまたは複数のUSBポートへのアクセスを可能にするように構成されたUSBアクセスドア256を備える。いくつかの実施形態では、USBアクセスドアは、省かれ、USBポートが、ドア234を通じてアクセスされる。ポンプアセンブリ230は、SD、コンパクトディスク(CD)、DVD、FireWire、Thunderbolt、PCI Express、および同様のものなどの、追加のシリアル、パラレル、および/またはハイブリッドデータ転送インターフェースへのアクセスを可能にするように構成された追加のアクセスドアを備えることができる。他の実施形態では、これらの追加のポートのうちの1つまたは複数は、ドア234を通じてアクセスされる。
【0060】
図2Dは、いくつかの実施形態によるポンプアセンブリ200Dの概略正面図200Dおよび後面図230D'を示す。
【0061】
図2Eは、いくつかの実施形態によるポンプアセンブリ230の内部コンポーネントの図200Eを示す。ポンプアセンブリ230は、封止リング253を備えるキャニスターコネクタ252、制御プリント基板(PCB)260、周辺機器PCB262(たとえば、USB接続用)、電源PCB264、真空ポンプ266、電源268(たとえば、充電式電池)、スピーカー270、および光導波路もしくはパイプ272(たとえば、1つまたは複数のLEDによって放射される誘導光を使用するステータス指示用)などの、さまざまなコンポーネントを備えることができる。ステータス指示のさらなる詳細については、本出願の譲受人に譲渡された、参照により本明細書に組み込まれている米国特許第8,294,586号に記載されている。他のコンポーネント、たとえば、電気ケーブル、コネクタ、配管、弁、フィルター、留め具、ネジ、ホルダーなども備えられ得る。いくつかの実施形態では、ポンプアセンブリ230は、代替的な、または追加のコンポーネントを備えることができる。
【0062】
図2Fは、いくつかの実施形態によるポンプアセンブリ230の内部コンポーネントの別の図200Fを示す。以下で説明されているように、ポンプアセンブリ230は、アンテナ276を備える。真空ポンプ266とキャニスター220との間のコネクタ252は、流動制限器278を備える。以下で説明されているように、流動制限器278は、流体流路内の流れを測定し、漏出、閉塞、高圧(超過真空)、または同様のものなどの、さまざまな動作状態を決定するために使用される較正済み流動制限器であるものとしてよい。いくつかの実施形態では、制限器278を横切る流れは、流動制限器にかかる差圧(または圧力低下)を測定することによって決定され得る。さまざまな実施形態において、制限器278を横切る流れは、高流(たとえば、漏出による)、低流(たとえば、閉塞またはキャニスター満杯であることによる)、通常流などとして特徴付けられ得る。図示されているように、圧力センサー284は、流動制限器278の上流の(またはキャニスター側の)圧力を測定する。圧力センサー284は、制御PCB264上に装着された電子圧力センサーであってよい。導管または内腔286は、流動制限器278の上流側を圧力センサー284と接続することができる。圧力センサー280および282は、流動制限器278の下流の(または真空ポンプ側の)圧力を測定する。圧力センサー280および282は、制御PCB264上に装着された電子圧力センサーであってよい。導管または内腔288は、Y字形コネクタ289を介して流動制限器278の下流側を圧力センサー280および284と接続することができる。
【0063】
いくつかの実施形態では、圧力センサー280および282のうちの一方は、一次圧力センサーとして指定され、他方は、一次圧力センサーが故障するか、または動作不能に陥ったときのバックアップ圧力センサーとして指定され得る。たとえば、圧力センサー280は、一次圧力センサーであり、圧力センサー282は、バックアップ圧力センサーであるものとしてよい。流動制限器278上の圧力低下は、センサー280およびセンサー284によって測定された圧力を差し引くことによって決定され得る。圧力センサー280が故障した場合、流動制限器上の圧力低下は、センサー282およびセンサー284によって測定された圧力を差し引くことによって決定され得る。いくつかの実施形態において、バックアップ圧力センサーは、高圧状態、すなわち、流路内の圧力が最大圧力閾値をいつ超えるかを監視し、指示するために使用され得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の差圧センサーが使用され得る。たとえば、流動制限器278の上流側および下流側に接続されている差圧センサーは、流動制限器にかかる圧力低下を測定することができる。いくつかの実施形態では、流動制限器278などの、これらのコンポーネントのうちの1つまたは複数は、省かれ、および/または、1つまたは複数の流量計などの、追加のコンポーネントが使用される。
【0064】
図3A図3Gは、いくつかの実施形態によるポンプアセンブリを示す図である。図3A-1は、ポンプアセンブリの斜視図301Aを示している。図3A-2は、ポンプアセンブリの別の斜視図302Aを示している。図3Bは、ポンプアセンブリの正面図300Bを示している。図3Cは、ポンプアセンブリの右側面図300Cを示している。図3Dは、ポンプアセンブリの後面図300Dを示している。図示されているように、ポンプアセンブリは、1つまたは複数のフィルター(図10に示され、以下で説明されているような)にアクセスするための取り外し可能な被覆を備えることができる、フィルターエンクロージャ302を備える。図3Eは、ポンプアセンブリの上面図300Eを示している。図3Fは、ポンプアセンブリの左側面図300Fを示している。図3Gは、ポンプアセンブリの底面図300Gを示している。
【0065】
図4A図4Gは、いくつかの実施形態による、300mLキャニスターなどの、キャニスターを示す。図4A-1は、キャニスターの斜視図400Aを示している。図4A-2は、キャニスターの別の斜視図401Aを示している。図4Bは、キャニスターの正面図400Bを示している。図4Cは、キャニスターの右側面図400Cを示している。図4Dは、キャニスターの後面図400Dを示している。図4Eは、キャニスターの上面図400Eを示している。図4Fは、キャニスターの左側面図400Fを示している。図4Gは、キャニスターの底面図400Gを示している。
【0066】
図5A図5Cは、いくつかの実施形態による動作中のキックスタンドを示す。図5Aは、キックスタンド248が、拡張(または開放)位置にあることを示している。図示されているように、ポンプアセンブリ230とキャニスター220とは、ラッチ221を使用することなどによって、接続されるか、または一緒に組み立てられる。デバイス500Aは、キックスタンド248および足部244によって表面上で支持される。図示されている実施形態では、キックスタンド248は、1つまたは複数の枢軸502を操作することによって拡張される。図5Bは、デバイスを表面上に位置決めすることを示している。500Bに図示されているように、キックスタンド248は拡張され、デバイスは表面上に実質的に垂直に留置され、および/または画面206の視認性を改善する(たとえば、グレアを低減することによって)。501Bにおいて、デバイスは、表面上に安定した形で静止するように傾けられる。501Aに関する501Bにおけるデバイスの傾きは、インジケータ512によって示される。いくつかの実施形態では、傾きは、30度未満、約30度、または30度超であるものとしてよい。図5Cは、穴249および2つのほぞ穴504を備えるキックスタンド248を示している。いくつかの実施形態では、デバイスの傾きは、ユーザに要求条件に適合するように調整可能である。たとえば、キックスタンド248は、ラチェット機構を利用することができる。
【0067】
図6A図6Fは、いくつかの実施形態による、300mLキャニスターなどの、キャニスターを示す。図6Aは、キャニスターの斜視図600Aを示している。キャニスターは、キャニスターを創傷被覆120に接続するように構成された管140を備える。図6Bは、キャニスターの正面図600Bを示している。図6Cは、キャニスターの側面図600Cを示している。図6Dは、キャニスターの別の側面図600Dを示している。図示されているように、キックスタンド248は、傾けられたキャニスターを表面上に支持する開放位置にある。図6Eは、キャニスターの上面図600Eを示している。図6Fは、キャニスターの後面図600Fを示している。
【0068】
図7A図7Eは、さまざまな実施形態による、800mLキャニスターなどの、キャニスターを示す。図7Aは、キャニスターの斜視図700Aを示している。キャニスターは、キャニスターを創傷被覆120に接続するように構成された管140を備える。キャニスターは、キャニスターがポンプアセンブリ230によって伝達される真空を受ける際に介する真空アタッチメントまたはコネクタ702を備える。いくつかの実施形態では、コネクタ702は、ポンプアセンブリ230のコネクタ252と接続されるか、または嵌合するように構成される。図7Bは、キャニスターの正面図700Bを示している。図7Cは、キャニスターの側面図700Cを示している。図7Dは、キャニスターの上面図700Dを示している。図7Eは、キャニスターの後面図700Eを示している。キャニスターは、管140を保持するためのクリップ712を備える。
【0069】
図8A図8Gは、いくつかの実施形態によるデバイスを示している。図8Aは、ポンプアセンブリ230およびキャニスター220を備える、デバイスの斜視図800Aを示している。キャニスター220は、キャニスター220の側面上の2つのラッチ221などの、1つまたは複数のラッチ221を使用してポンプアセンブリ230に接続され得る。図8Bは、デバイスの正面図800Bを示している。図8Cは、デバイスの右側面図800Cを示している。デバイスは、1つまたは複数の枢軸502を介して開閉されるように構成されているキックスタンド248を備える。図8Dは、デバイスの後面図800Dを示している。図8Eは、デバイスの上面図800Eを示している。図8Fは、デバイスの左側面図800Fを示している。ラッチ221は、キャニスター220をポンプアセンブリ230に接続するためにポンプアセンブリ230上に形成された陥凹部702に接続するように構成され得る。図8Gは、デバイスの底面図800Gを示している。キャニスター220は、足部244を備える。
【0070】
図9A図9Cは、いくつかの実施形態によるキャニスター隔壁910を示す。図9Aは、キャニスター隔壁910の上面図900Aを示している。図9Bは、キャニスター隔壁910の斜視図900Bを示している。図9Cは、キャニスター隔壁910の底面図900Cを示している。キャニスター隔壁は、ポンプアセンブリ隔壁などを介して、キャニスター220をポンプアセンブリ230の陰圧源に接続するように構成され得る。この機能を円滑にするために、キャニスター隔壁910は、ポンプアセンブリ230の真空コネクタ252に取り付けるコネクタまたはポート902を備える。キャニスター隔壁910は、キャニスター220をポンプアセンブリ230に接続することを円滑にするためのゲートマークまたはゲート906も備える。キャニスター隔壁910は、デバイス(およびキャニスター)が垂直、水平に配向され、および/または垂直に傾けられる(たとえば、キックスタンド248が拡張されたと)ように満タンになるにつれ、または満杯になったときにキャニスター220の容量を制限するように構成された1つまたは複数の領域もしくは突起部904を備える。図9Bおよび9Cに示されているように、キャニスター220によって保持される流体の量は、1つまたは複数の突起部904によって低減されるか、または制限される。いくつかの実施形態では、デバイス隔壁は平坦である。他の実施形態では、デバイス隔壁は、キャニスター隔壁910の特徴部と嵌合することができる。
【0071】
図10は、いくつかの実施形態によるフィルタースタック1000を示す。キャニスターフィルタースタック1000は、フィルターキャリア1002、遮断部1004、臭気フィルター1006、および抗菌フィルター1008を備える。遮断部1004は、キャニスターの過剰充填が防止されるようにキャニスター220が満杯になったときに吸引を停止するように動作する。遮断部は、親水性材料から形成され得る。臭気フィルター1006は、臭気を吸収するか、低減するか、または排除する材料を含むものとしてよい。たとえば、そのような材料は、活性炭素、活性炭、または同様のものとすることができる。材料は、疎水性であってもよい。抗菌フィルター1008は、微生物の増殖を抑制するか、または排除することができる。いくつかの実施形態では、フィルタースタック1000のコンポーネントは、好適な順序で配置構成され得る。たとえば、臭気フィルター1006は、遮断部1004の材料への添加剤として、または遮断部1004の材料上に形成された層として、遮断部1004内に組み込まれ得る。いくつかの実施形態では、フィルタースタック1000は、キャニスター内に留置される。いくつかの実施形態では、フィルタースタック1000は、ポンプアセンブリ内のキャニスターの間のコネクタ内に留置される。いくつかの実施形態では、フィルタースタック1000は、ポンプアセンブリ内に留置される。
【0072】
図11は、いくつかの実施形態によるキャニスター220とポンプアセンブリ230との間の接続部1104を示す。図示されているように、接続部1104は、ポンプアセンブリ230の真空アタッチメント1106とキャニスター220のアタッチメントまたはポート1102との間に留置される。接続部1104は、キャニスター220とポンプアセンブリ230との間の実質的に漏出のない封止を確実にするワッシャ、リング、または同様のものとすることができる。
【0073】
ストラップ
いくつかの実施形態では、ストラップは、肩、腰などでデバイスを携帯するためポンプアセンブリ230にストラップが取り付けられ得る。ストラップは、長さ調整可能であるものとしてよい。図12は、いくつかの実施形態によるストラップ装着アタッチメント1200を示す。アタッチメント1200は、ポンプアセンブリ230の装着具226(図2B)上に取り外し可能にクリップ留めされ得る。動作時に、アタッチメント1200の穴1202は、装着具226と位置合わせされ、一部分1204が、装着具226に取り付けられ得る。一部分1204の内径は、装着具226との実質的にぴったり嵌るように選択され得る。ストラップ(図示せず)は、ロッド1210に取り付けられ得る。いくつかの実施形態では、2つのアタッチメント1200は、ポンプアセンブリ230の対向する側部上に配置されている2つの装着具226上にクリップ留めされる。
【0074】
いくつかの実施形態では、デバイスは、キャリングケースまたはキャリングバッグ内に留置され得る。キャリングケースは、キャニスター220に接続されているポンプアセンブリ230を収容するように構成され得る。キャリングケースは、デバイスを取り囲むように構成されたポーチを備えることができ、ポーチは上側部分および下側部分を備える。ポーチの下側部分内の下側開口部は、デバイスの挿入を可能にするように構成され得る。下側開口部は、下側開口部を閉鎖し、装置がポーチからずれるのを防ぐように構成された閉鎖部を備えることができる。下側開口部は、閉鎖部が下側開口部を閉鎖した後にポーチの内側と外側との間で開いたままになる開口(たとえば、管140に対する)も備え得る。下側開口部は、キャニスター220を見ることを可能にするように持ち上げられ得るフラップを備えることができる。上側部分は、ディスプレイ206および/またはボタン212へのアクセスを可能にするように持ち上げられ得るフラップも備えることができる。キャリングバッグの追加の詳細については、本出願の譲受人に譲渡された、参照により本明細書に組み込まれている米国特許第8,240,470号に記載されている。いくつかの実施形態では、ポンプアセンブリ230および/またはキャニスター220は、ポンプアセンブリを患者のベルト、ポケットなどに取り付けるためのクリップを備える。
【0075】
アタッチメントシステム
図13A図13Bは、いくつかの実施形態によるアタッチメントシステム1300を示す。動作時に、アタッチメントシステム1300は、IVポール(たとえば、直径が0.75インチから2.0インチであるIVポール)、ベッドレール(たとえば、幅が0.75インチから3インチのベッドレール)、および同様のものなどの、好適な構造体にデバイスまたは装置を装着するために使用される。アタッチメントシステム1300は、構造体に、限定はしないが、NPWT装置またはデバイスを含む、医療用デバイスなどの、好適なデバイスを装着するために使用され得る。アタッチメントシステム1300は、確実な接続が効率よく行われ得るように調節可能なように構成され得る。図13Aに示されているように、アタッチメントシステム1300は、デバイスに取り付けるクレードル1310と、クランプ1330とを備える。クランプ1330は、さまざまな構造体に確実に取り付けられるように調整可能である。図示されている実施形態では、クランプ1330の幅は、つまみ1334を回すことによって調整される。いくつかの実施形態では、クレードル1310は、装置具226(図2A図2Bを参照)を陥凹部1302内に留置し、閉鎖部1318をアクティブ化することによってデバイスに取り付けられる。閉鎖部1318は、ラッチ、ロック、またはデバイスをクレードル1310に取り付けるのに適している他の機構とすることができる。クレードル1310は、クレードルの各側部上の2つ閉鎖部などの、1つまたは複数の閉鎖部1318を備えることができる。
【0076】
アタッチメントシステム1300は、ポール、レール、または同様のものに、構造体の一部が以下で説明されているように第1のクランプアームと第2のクランプアームとの間の空間内に固定されるようにつまみ1334を回すことによって取り付ける。デバイスは、1つまたは複数の閉鎖部1318を非アクティブ化することによってクレードル1310から取り外され得る。たとえば、1つまたは複数の閉鎖部1318は、クレードル1310からデバイスを取り外せるように解放されるか、またはロック解除され得る(たとえば、押下することによって)。アタッチメントシステム1300は、さまざまな厚さの構造体に取り付けられるように構成される。たとえば、アタッチメントシステム1300は、細いポールまたは管だけでなく、太いベッドレールにも取り付けられ得る。
【0077】
図13Bは、いくつかの実施形態によるアタッチメントシステム1300の分解図を示している。図13Bに示されているように、クレードル1310は、クレードルハウジング1312および第1の送りネジ1314を備える。ネジ1314は、クレードルハウジング1312の内側に位置決めされ、ハウジング1312の内側で自由に回転させることができる。クレードル1310は、クレードルをデバイス(たとえば、NPWT装置230)に取り付けるための左閉鎖部1316および右閉鎖部1318も備える。クレードル1310は、ゴムから作られ得る、バンパー1320をデバイスに面する側にさらに備える。クレードル1310は、また、コイルバネであってもよい、ピン1322と、ネジ1324と、ワッシャ1326とを備え、これにより閉鎖部1316および1318をクレードルに取り付ける。クランプ1330は、第1のクランプアーム1331と、第2のクランプアーム1332と、ハンドル1334が取り付けられる第2のネジ1335と、ハンドル1334に取り付けられるように構成されたキャップ1336とを備える。ゴムパッドなどの、パッド1338は、第1のクランプアーム1331および第2のクランプアーム1332に取り付けられるように構成される。第2のクランプアーム1332は、第2のネジ1335を留置するための開口部1333を備える。開口部1333は、第2のネジ1335のネジ山と係合するように構成された雌ネジを備えることができる。第2のネジ1335は、第1のネジ1314と係合するための中空の内側トンネル部分を備えることができる。第2のネジ1335の内側部分は、第1のネジ1314のネジ山と係合するように構成されたネジ山を備え得る。他の実施形態では、第2のネジ1335は、他の好適なアタッチメントを使用して第2のクランプアーム1332に取り付けられる。
【0078】
いくつかの実施形態では、動作時に、クレードル1310は、デバイス(たとえば、装置230)に取り付けられる。デバイス230の後部は、クレードル1310が取り付けられるときにバンパー1320に当接し得る。いくつかの実施形態では、陥凹部1302および/または閉鎖部1318は、デバイスの後部がバンパー1320に当接する構成でのみクレードル1310がデバイスに取り付けられるように構成され得る。デバイスの前部がバンパー1320に当接するように逆方向など、不正にデバイスを取り付けることは、許されない。アタッチメントシステム1300は、ポール、レール、または同様のものに、構造体の一部が第1のクランプアーム1331と第2のクランプアーム1332との間の空間内に留置されるようにつまみ1334を回すことによって取り付ける。これは、第1のネジ1314および第2のネジ1335が第2のクランプアーム133
2を第1のクランプアーム1331(静止している)から所望の距離のところへ移動するアクションによって達成される。次いで、つまみ1334を回して、デバイスを構造体上に固定して装着する。取り外しは、つまみ1334を回してデバイスを構造体から取り外すことによって実行される。クレードルは、閉鎖部1318のラッチまたはロックを解除することによってデバイスから切断され得る。
【0079】
図13Cは、いくつかの実施形態によるアタッチメントシステム2100を示す。アタッチメントシステム2100は、構造体に、限定はしないが、NPWT装置またはデバイス230を含む、医療用デバイスなどの、好適なデバイスを装着するために使用され得る。アタッチメントシステム2100は、クレードル2110と、第1のクランプアーム2140と、第2のクランプアーム2150とを備える。第1のクランプアーム2140は、クレードル2110に固定されるか、または接続され、それによって、アタッチメントが動作しているときに静止状態を保つ。第2のクランプアーム2150は、第1のクランプアーム2140に関して移動し、これは第1のクレードルアームと第2のクレードルアームとの間の間隙を変化させる。構造体は、第1のクレードルアーム2140と第2のクレードルアーム2150との間に固定される。構造体は、ポール2190'などの細いもの、またはポールもしくはレール2190などの太いものであってよい。
【0080】
アタッチメントシステム2100は、第1のネジ2160と第2のネジ2170とを備える。第2のネジ2170は、つまみ2134に接続される。動作時に、つまみ2170を回すことで、第1のネジ2160および第2のネジ2170は、第2のクランプアーム2150が第1のクランプアーム2140に関して直線的に滑らかで均一な様式で移動することを行わせる。第2のクランプアーム2150は、デバイスが構造体に装着されている締付位置およびデバイスが構造体に装着されていない締付解除位置から移動する。第2のクランプアーム2150は、第1のクランプアーム2140および第2のクランプアーム2150が分離されていないか、または実質的に分離されていない(たとえば、互いに接触している)完全閉鎖位置と第1のクランプアーム2140および第2のクランプアーム2150が互いから最大距離だけ分離されている完全開放位置との間でも移動する。この最大距離は、デバイスがアタッチメントシステム2100を使用して取り付けられ得る構造体の最大厚さに対する上限を課す。第2のクランプアーム2150の移動は、図2100A図2100B、および図2100Cに示されている。図2100Aでは、第1のクランプアーム2140および第2のクランプアーム2150は、互いの近くに配置されている。図2100Bおよび図2100Cでは、第1のクランプアーム2140と第2のクランプアーム2150との間の間隙は広がっている。すなわち、第2のクランプアーム2150は、つまみ2134を回すことなどによって、第1のクランプアーム2140から遠ざかる方向に移動される。
【0081】
第1のネジ2160は、クレードルのハウジング内に、または実質的にクレードルのハウジング内に配置され、第1のネジ2160は、ハウジングの内側で自由に回転させることができる。第1のネジ2160は、リード(ネジの完全な1回転によって覆われるネジの軸に沿った距離)およびピッチ(あるネジ山から次のネジ山への頂点からの距離)を持つネジ山を有する。一実施形態において、第1のネジのリードおよびピッチは同じである。第2のネジ2170は、一実施形態において同じであってよい、リードおよびピッチを持つネジ山を有する。第1のネジ2160および第2のネジ2170のネジ山は、正方形、アクメ、バットレス、および同様のものであってよい。いくつかの実施形態では、第1のネジ2160および第2のネジ2170は、アクメネジなどの同じタイプのネジ山を有する。いくつかの実施形態では、第1のネジ2160および第2のネジ2170は、異なるタイプのネジ山を有する。第2のネジ2170は、図13Bに示
されている開口部1333などを介して、第2のクランプアーム2150に接続されるか、または取り付けられ得る。
【0082】
いくつかの実施形態では、第1のネジ2160のネジ山および第2のネジ2170のネジ山は、反対方向に(または反対のピッチで)配向され得る。たとえば、第1のネジ2160のネジ山は右回りであり、第2のネジ2170のネジ山は左回りとすることができ、またその逆であり得る。反対方向に配向されたネジ山を持つ第1のネジ2160および第2のネジ2170が、互いに係合したときに、ハンドル2134の1回転は、単一のネジを使用するのとは反対に2倍の、または実質的に2倍の直線的移動をもたらす。第1のネジ2160および第2のネジ2170は、第1のネジ2160の少なくとも一部を受け入れるように構成された中空開口部を有する第2のネジ2170によって係合され得る。図13Bに示されているように、中空開口部は、第1のネジ2160のネジ山と係合するように構成された雌ネジを有するものとしてよい。いくつかの実施形態では、第1のネジ2160は、第2のネジ2170の少なくとも一部を受け入れるように構成された中空開口部を備えることができる。他の実施形態では、第1のネジ2160および第2のネジ2170は、ナットを使用することなどの、好適な方法で係合される。
【0083】
いくつかの実施形態では、そのような二重ネジ配置構成は、さまざまな厚さの構造体に素早く装着することを可能にし、その一方で、構造体にぴったり(または固定する形で)取り付けることに対して適切な制御を維持する。たとえば、第1のクランプアーム2140および第2のクランプアーム2150の構成を完全閉鎖位置から完全開放位置に、またはその逆に変更するために、ハンドルを約4回転から10回転させることが必要になる。いくつかの実施形態では、構造体に取り付ける公称締付力は、約20~30ポンドフォース(lbf)であり、これが達成される。部品の故障に至る前の最大締付力は、約100lbfであるものとしてよい。公称締付を達成するために必要なトルクは、約20インチポンドフォース(inlb)未満であるものとしてよい。他の実施形態では、他の好適な締付力、最大締付力、および公称締付トルクが使用され得る。二重ネジ配置構成は、急角度のピッチのネジ山を持つ単一のネジを使用すること、単一の多条ネジを使用すること、および同様の方法などで、代替的配置個構成よりも耐久性があり、安価であり得る。
【0084】
いくつかの実施形態では、第1のネジ2160および第2のネジ2170は、回転運動を直線運動に変換するように構成されたパワースクリューである。パワースクリューは、http://www.roymech.co.uk/Useful_Tables/Cams_Springs/Power_Screws.htmlにて入手可能な文献「Power Screws」において説明されている。パワースクリューの効率については、http://www.roymech.co.uk/Useful_Tables/Cams_Springs/Power_Screws_1.htmlにて入手可能な文献「Power Screw Equations」において説明されている。パワースクリュー強度解析は、http://www.roymech.co.uk/Useful_Tables/Cams_Springs/Power_Screws_2.htmlにて入手可能な文献「Strength Considerations for Power Screws」において説明されている。これらの文書の各々は、参照により本明細書に含まれる。
【0085】
いくつかの実施形態では、クレードル2110、第1のクランプアーム2140、第2のクランプアーム2150、およびつまみ2134は、プラスチック材料から作られ、それによって、アタッチメントシステム2100を軽量化している。いくつかの実施形態では、本明細書で説明されている他のアタッチメント部品の1つまたは複数も、プラスチック材料から作られる。いくつかの実施形態では、第1のクランプアームは、静止するように構成されず、第2のクランプアームは、静止するように構成される。いくつかの実施形態では、第1および第2のクランプアームは、静止しない。いくつかの実施形態では、ハンドルは使用されない。
【0086】
図13Dから図13Jは、いくつかの実施形態によるアタッチメントシステムを示す。アタッチメントシステム2200は、構造体に、限定はしないが、NPWT装置またはデバイスを含む、医療用デバイスなどの、好適なデバイスを装着するために使用され得る。図13Dは、閉鎖位置またはほとんど閉鎖された位置にあるアタッチメントシステムの斜視図を示している。図13Eは、図13Dに示されているアタッチメントシステムの正面図を示している。図13Fは、図13Dに示されているアタッチメントシステムの後面図を示している。図13Gは、図13Dに示されているアタッチメントシステムの右側面図を示している。図13Hは、図13Dに示されているアタッチメントシステムの左側面図を示している。図13Iは、図13Dに示されているアタッチメントシステムの上面図を示している。図13Jは、図13Dに示されているアタッチメントシステムの底面図を示している。図示されているように、アタッチメントシステム2200は、キャリーストラップ、キャリングケース、またはキャリングバッグなどの、1つまたは複数の品物を固定するために使用され得る1つまたは複数の突起部もしくは突出部2210を備える。
【0087】
図13Kは、いくつかの実施形態による動作中のアタッチメントシステムを示す。2300Aに示されているように、装置(たとえば、NPWT装置230)は、いくつかの実施形態によるアタッチメントシステムを使用してIVポールに装着される。2300Bに示されているように、装置は、いくつかの実施形態によるアタッチメントシステムを使用してベッドレールに装着される。図13Kに示されているアタッチメントシステムは、アタッチメントシステム1300、2100、または2200のうちのいずれか1つから選択され得る。
【0088】
電子機器およびソフトウェア
図14は、いくつかの実施形態によるポンプアセンブリの電気部品概略図1400である。電気部品は、ユーザ入力を受け入れ、出力をユーザに送り、ポンプアセンブリおよびTNPシステムを操作し、ネットワーク接続を提供するなどを行うように動作し得る。電気部品は、制御PCB260、周辺機器PCB262、および/または電源PCB264などの、1つまたは複数のPCB上に装着され得る。図示されているように、ポンプアセンブリ230は、複数のプロセッサを備え得る。複数のプロセッサを利用してさまざまなタスクを異なるプロセッサに割り振るか、または割り当てると都合がよい場合がある。いくつかの実施形態では、第1のプロセッサは、ユーザ活動に関与し、第2のプロセッサは、ポンプを制御することに関与し得る。このようにして、より高いレベルの反応性(より高いリスクレベルに対応する)を必要とし得る、ポンプを制御する活動は、専用プロセッサにオフロードされ、それによって、ユーザとのインタラクティブなやり取りがあることで完了に時間がかかる可能性のある、ユーザインターフェースタスクによって中断されなくなる。
【0089】
ポンプアセンブリ230は、ユーザ入力を受け入れ、出力をユーザに提供するための、ディスプレイ206、ボタン212などの、1つまたは複数のコンポーネントを操作するように構成されたユーザインターフェースプロセッサまたはコントローラ1410を備えることができる。ポンプアセンブリ230への入力およびポンプアセンブリからの出力は、入出力(I/O)モジュール1420によって制御され得る。たとえば、I/Oモジュールは、シリアルポート、パラレルポート、ハイブリッドポート、および同様のポートなどの、1つまたは複数のポートからデータを受信することができる。プロセッサ1410は、1つまたは複数のUSBポート、SDポート、コンパクトディスク(CD)ドライブ、DVDドライブ、FireWireポート、Thunderboltポート、PCI Expressポート、および同様のものなどの、1つまたは複数の拡張モジュール1460との間で、データの受信およびデータの送信も行う。プロセッサ1410は、他のコントローラまたはプロセッサとともに、プロセッサ1410の内部および/または外部にあるものとしてよい、1つまたは複数のメモリモジュール1450にデータを記憶することができる。RAM、ROM、磁気メモリ、ソリッドステートメモリ、磁気抵抗ランダムアクセスメモリ(MRAM)、および同様のものなどの、揮発性および/または不揮発性メモリを含む、好適などのようなタイプのメモリをも使用することができる。
【0090】
いくつかの実施形態では、プロセッサ1410は、低電力プロセッサなどの、汎用コントローラとすることができる。他の実施形態では、プロセッサ1410は、特定用途向けプロセッサであってもよい。いくつかの実施形態では、プロセッサ1410は、ポンプアセンブリ230の電子アーキテクチャにおける「中央」プロセッサとして構成され、プロセッサ1410は、ポンプ制御プロセッサ1470、通信プロセッサ1430、および1つまたは複数の追加のプロセッサ1480などの、他のプロセッサの活動を協調させることができる。プロセッサ1410は、Linux(登録商標)、Windows(登録商標)CE、VxWorksなどの、好適なオペレーティングシステムを実行することができる。
【0091】
ポンプ制御プロセッサ1470は、陰圧ポンプ1490の動作を制御するように構成され得る。ポンプ1490は、隔膜ポンプ、蠕動ポンプ、回転ポンプ、回転ベーンポンプ、スクロールポンプ、ネジポンプ、液封式ポンプ、圧電変換器によって作動される隔膜ポンプ、ボイスコイルポンプ、および同様のものなどの、好適なポンプであってよい。いくつかの実施形態では、ポンプ制御プロセッサ1470は、1つまたは複数の圧力センサーから受信されたデータを使用して流体流路内の圧力を測定し、流体流の速度を算出し、ポンプを制御することができる。いくつかの実施形態では、ポンプ制御プロセッサ1470は、所望のレベルの陰圧が創腔110内で得られるようにポンプモーターを制御する。所望のレベルの陰圧は、ユーザによって設定されるか、または選択された圧力であってよい。さまざまな実施形態において、ポンプ制御プロセッサ1470は、パルス幅変調(PWM)を使用してポンプ(たとえば、ポンプモーター)を制御する。ポンプを駆動するための制御信号は、0~100%デューティサイクルのPWM信号とすることができる。ポンプ制御プロセッサ1470は、流量算出を実行し、アラームを検出することができる。ポンプ制御プロセッサ1470は、情報をプロセッサ1410に伝達することができる。ポンプ制御プロセッサ1470は、内部メモリを備え、および/またはメモリ1450を利用することができる。ポンプ制御プロセッサ1470は、低電力プロセッサであってよい。
【0092】
通信プロセッサ1430は、有線および/またはワイヤレス接続を行うように構成され得る。通信プロセッサ1430は、データの送受信に1つまたは複数のアンテナ1440(アンテナ276など)を利用することができる。いくつかの実施形態では、通信プロセッサ1430は、全世界測位システム(GPS)技術、セルラー接続(たとえば、2G、3G、LTE、4G)、WiFi接続、インターネット接続、および同様の接続タイプのうちの1つまたは複数を提供することができる。接続は、ポンプアセンブリの配置追跡、資産追跡、順守監視、リモート選択、ログ、アラーム、および他の動作データのアップロード、ならびに療法設定の調整、ソフトウェアおよび/またはファームウェアのアップグレード、および同様のものなどのさまざまな活動に使用され得る。いくつかの実施形態では、通信プロセッサ1430は、GPS/セルラーのデュアル機能を提供することができる。セルラー機能は、たとえば、3G機能であってよい。そのような場合、GPSモジュールが、大気状態、ビルもしくは地形の干渉、衛星ジオメトリなどを含む、さまざまな要因により衛星接続を確立できない場合、デバイス配置は、セル識別、三角測量、フォワードリンクタイミング、および同様のものを使用することなどによって、3Gネットワーク接続を使用して決定され得る。いくつかの実施形態では、ポンプアセンブリ230は、SIMカードを備えることができ、SIMベースの位置情報が取得され得る。
【0093】
通信プロセッサ1430は、情報をプロセッサ1410に伝達することができる。通信プロセッサ1430は、内部メモリを備え、および/またはメモリ1450を利用することができる。通信プロセッサ1430は、低電力プロセッサであってよい。
【0094】
いくつかの実施形態では、ポンプアセンブリ230は、Table 1(表1)に示されているデータを記憶することができる。このデータは、たとえば、メモリ1450に記憶され得る。さまざまな実施形態において、異なる、または追加のデータが、ポンプアセンブリ230によって記憶され得る。いくつかの実施形態では、配置情報は、GPS、またはセルラー三角測量、セル識別フォワードリンクタイミング、および同様のものなどの、他の好適な方法によって取得され得る。
【0095】
【表1】
【0096】
いくつかの実施形態において、ポンプアセンブリ230は、療法および他の動作データを追跡し、ログに記録することができる。そのようなデータは、たとえば、メモリ1450に記憶され得る。いくつかの実施形態では、ポンプアセンブリ230は、Table 2(表2A, B)に示されているログデータを記憶することができる。Table 3(表3)は、いくつかの実施形態による例示的なイベントログを示している。1つまたは複数のそのようなイベントログが、ポンプアセンブリ230によって記憶され得る。示されているように、イベントログは、発生した時間を示すタイムスタンプを含み得る。いくつかの実施形態では、追加の、および/または代替的なデータがログに記録され得る。
【0097】
【表2A】
【0098】
【表2B】
【0099】
【表3】
【0100】
いくつかの実施形態では、デバイスは、通信プロセッサ1430によって提供される接続を使用することで、ポンプアセンブリ230によって記憶され、維持され、および/または追跡されるデータをアップロードすることができる。いくつかの実施形態では、リモートコンピュータまたはサーバにアップロードできる情報は、療法持続時間など、療法遂行情報を含む、活動ログ、アラームタイプおよび発生時刻を含む、アラームログ、内部エラー情報、伝送エラー、および同様のものを含む、エラーログ、毎時間、毎日、および同様の間隔で計算され得る、療法持続時間情報、最初に特定の1つまたは複数の療法プログラムを適用することからの療法持続時間を含む、総療法時間、生涯療法時間、シリアル番号、ソフトウェアバージョン、電池レベルなどの、デバイス情報、デバイス配置情報、患者情報などである。デバイスは、療法選択およびパラメータ、ファームウェアおよびソフトウェアパッチおよびアップグレード、ならびに同様のものなどの、さまざまな動作データをダウンロードすることもできる。いくつかの実施形態において、デバイスは、1つまたは複数のブラウザプログラム、メールプログラム、アプリケーションソフトウェア(たとえば、アプリ)などを使用してインターネット閲覧機能を提供することができる。さまざまな実施形態において、ディスプレイ206を制御するためのプロセッサなどの、追加のプロセッサ1480が利用され得る。
【0101】
図15は、いくつかの実施形態によるファームウェアおよび/またはソフトウェアの線図1500である。ポンプアセンブリ1520は、ユーザインターフェースプロセッサ1410によって実行され得る、ユーザインターフェースプロセッサファームウェアおよび/またはソフトウェア1522と、ポンプ制御プロセッサ1470によって実行され得る、ポンプ制御プロセッサファームウェアおよび/またはソフトウェアと、通信プロセッサ1430によって実行され得る、通信プロセッサファームウェアおよび/またはソフトウェア1526と、1つまたは複数の追加のプロセッサ1480によって実行され得る、追加のプロセッサファームウェアおよび/またはソフトウェアとを備える。ポンプアセンブリ1520は、ラップトップ、デスクトップ、タブレット、スマートフォン、および同様のものであってよい、コンピュータ1510に接続され得る。コンピュータ1510をポンプアセンブリ1520に接続するために有線またはワイヤレス接続が利用され得る。いくつかの実施態様では、USB接続が使用される。コンピュータ1510とポンプアセンブリ1520との間の接続は、ポンプアセンブリの配置追跡、資産追跡、順守監視、選択、ログ、アラーム、および他の動作データのアップロード、ならびに療法設定の調整、ソフトウェアおよび/またはファームウェアのアップグレード、および同様のものなどのさまざまな活動に使用され得る。ポンプアセンブリ1520およびコンピュータ1510は、クラウド1530を介してリモートコンピュータまたはサーバ1540と通信することができる。リモートコンピュータ1540は、データ記憶装置モジュール1542とリモートコンピュータにアクセスするためのウェブインターフェース1544とを備えることができる。
【0102】
コンピュータ1510とポンプアセンブリ1520との間の接続は、ポンプアセンブリ1520の初期化およびプログラミング、ファームウェアおよび/またはソフトウェアアップグレード、メンテナンスおよびトラブルシューティング、療法パラメータの選択および調整、ならびに同様のものうちの1つまたは複数を実行するために利用され得る。いくつかの実施形態では、コンピュータ1510は、ポンプアセンブリ1520と通信するためのアプリケーションプログラムを実行することができる。
【0103】
ポンプアセンブリ1520は、クラウド1530を介してさまざまなデータをリモートコンピュータ1540にアップロードすることができる。いくつかの実施形態では、コンパアセンブリ1520は、データを1つまたは複数のリモートコンピュータ1540にアップロードすることができる。上で説明されているように、アップロードデータは、活動ログ、アラームログ、療法持続時間情報、総療法時間、生涯療法情報、デバイス情報、デバイス配置情報、患者情報などを含み得る。それに加えて、ポンプアセンブリ1520は、クラウド1530からコマンドを受信し、クラウド1530から受信されたコマンドを処理することができる。
【0104】
リモートインターフェース
図16A図16Sは、いくつかの実施形態によるリモートインターフェース画面またはページを示す。これらの画面は、リモートコンピュータ1540のウェブインターフェース1544において生成され得る。リモートコンピュータ1540は、クラウドプラットフォームと称され得る。図16Aは、1つまたは複数のデバイスによってアップロードされたデータにアクセスするためのログイン画面1600Aを示している。ログイン画面1600Aは、メニュー1610を備え、メニュー1610はホームページにアクセスするためのメニュー項目1612、デバイス記録にアクセスするためのメニュー項目1614、フリートステータスにアクセスするためのメニュー項目1616、および連絡先ページにアクセスするためのメニュー項目1618を備える。ログイン画面1600Aは、デバイス情報を探すための検索ボックス1632、ログアウトボタン1634、およびアクセシビリティ情報、使用規約、特許、商標および著作権表示、ならびに免責条項を表示するための追加の情報メニュー1636も備える。メニュー項目1612から1618および検索ボックス1632は、クラウドプラットフォーム1540がユーザの資格証明書を検証することに成功するまで非アクティブ化され得る。
【0105】
ログイン画面1600Aは、ユーザが検証のため資格証明書を入力するログインウィンドウ1602を備える。ユーザが自分のパスワードを忘れてしまった場合、ユーザがパスワードをリセットできるようにユーザの電子メールアカウントにリンクが送信され得る。クラウドプラットフォーム1540がサブミットされたログイン資格証明書を検証した後、アプリケーションは、図16Bに示されているホームページ1600Bを表示する。ホームページ1600Bは、デバイスの画像、ウェルカムメッセージ、メニュー項目がアクティブ化されているメニュー1610、アクティブ化されている検索ボックス1632、およびログアウトボタン1634を表示する。ホーム画面1600Bから、ユーザは、ユーザが1つのデバイスを表示するか、複数のデバイスを表示することを望んでいるかに応じて、デバイス記録のメニュー項目1614またはフリートステータスのメニュー項目1616を選択することができる。いくつかの実施形態では、さまざまな特権を有するユーザのさまざまなグループがサポートされ得る。たとえば、複数のデバイスを所有するか、またはレンタルしている施設に対する治療設備ユーザグループは、一人または複数のユーザがデバイスを追加し、および/または取り除くことを許す管理者特権を有することができる。これを実行するために、メニュー1610は、管理者項目などの、追加の、および/または代替的なメニュー項目を有することができる。
【0106】
ユーザは、図16Cに示されているデバイス記録画面1600Cを立ち上げることができるデバイス記録のメニュー項目1614を選択することができる。デバイス記録画面1600Cは、デバイス1621を検索するためのメニュー項目、デバイスサマリー情報1622、デバイス療法情報1623、デバイスアラーム情報1624、デバイスソフトウェアおよび/またはファームウェア更新1625、デバイスエラーログ情報1626、ならびにデバイス配置追跡1627を備えるメニューを具備する。デバイス記録画面1600Cは、ユーザに利用可能なすべてのデバイスのリストまたはテーブル1604を提示する。結果は、ページアップロード時間を短縮するために独立したページに分割され得る。テーブル1604は、検索メニューによってフィルタリングされ、昇順または降順で並べ替えられ得る。ユーザは、1ページごとにエントリがいくつ表示されるかを選択することもできる。
【0107】
テーブル1604内のデバイスを選択した後のデバイスサマリー画面1600Dは図15Dに示されている図である。いくつかの実施形態では、ユーザのログイン特権は、ページにどのデータ項目が示されるか、および現在のデバイス配置が報告されるかどうかを決定する。Table 4(表4)は、いくつかの実施形態により、ユーザのユーザグループに従って、デバイスサマリー画面1600D上に表示できる。テーブルに示されているように、ユーザグループとして、管理者、医者、課金、販売者/購入者ロジスティック、販売店/購入者カスタマーサービス/技術サポート、メンテナンス、カスタマーサービス、ポットライン、ロジスティックがサポートされ得る。Table 4(表4)において、図2-5は図16Dに対応し、図2-6は、図16Eに対応し、図2-7は、図16Fに対応し、図2-8は、図16Gに対応し、図2-9は、図16Hに対応し、図2-10は、図16Iに対応し、図2-11は、図16Jに対応する。
【0108】
デバイス特性は、テーブル1605に示されるものとしてよく、マップ1606aを含む、配置情報は、テーブル1606に示され得る。テーブル1605および1606に示されているすべての値は、デバイスからアップロードされた最新のデータセットを反映し得る。いくつかの実施形態では、適切な場合に、ツールチップ機能をテーブル1605および1606に追加し、ユーザが特定のテーブル項目上でポインティングデバイスをホバリングしたときにさらなる詳細(たとえば、「デバイス留置」の定義)を提示することができる。テーブル1606に示されているように、マップ1606aは、最新の報告されたアドレスを表示するために使用される。配置座標、この配置がGPSによって(またはセルラーネットワークデータを介して)取得された時間、および最も近い住所が、マップに平行して表示される。最も近い住所は、逆ジオコーディングを介して決定され得る。
【0109】
いくつかの実施形態によれば、デバイスサマリー画面1600Dは、管理者(「Admin」)特権を有するユーザによって閲覧されるようなサマリー画面に対応する。Table 4(表4)に示されているように、「Admin」ユーザグループのメンバーは、すべてのデータ項目およびナビゲーション選択に対するアクセス権を有する。他のすべてのユーザグループは、Table 4(表4)で説明されているように、この画面のさまざまなサブセットへのアクセス権を有する。たとえば、図16Eは、「Clinician」ユーザグループに割り当てられたユーザによって閲覧されるようなサマリー画面1600Eを表示する。そのようなユーザは、テーブル1607にリストされている情報を閲覧することができる。
【0110】
【表4】
【0111】
図16Fは、デバイス療法情報画面1600Fを示している。画面1600Fは、メニュー項目1623を介して選択され得る。いくつかの実施形態では、療法ログ1652にリストされているイベントは、すべての療法オンおよびオフイベント、さらには療法モードおよび圧力に対する調整を含む。過去のアップロードされたすべてのデータが、タイムスタンプで、またはユーザによって選択された順序で並べ替えられた各イベントとともに表示され得る。デバイス特性エディタ1642およびレポートジェネレータ1644は、以下で説明されている機能実行するためにユーザによって選択され得る。
【0112】
図16Gは、デバイスアラーム情報画面1600Gを示している。画面1600Gは、メニュー項目1624を介して選択され得る。いくつかの実施形態では、テーブル1654にリストされているアラームログは、各アラームイベントの順次リスティングを提示する。各イベントは、アラームタイプおよび関連するデータ(たとえば、超過真空高圧)によって記述される。異なる順序付けオプションが、ユーザによって選択され得る。図16Hは、デバイスソフトウェア情報画面1600Hを示している。画面1600Hは、メニュー項目1625を介して選択され得る。いくつかの実施形態では、テーブル1656は、過去の成功したすべての(および、適宜、不成功の)ソフトウェア更新を、タイムスタンプで、またはユーザによって選択された他の順序でリストする。
【0113】
図16Iは、デバイスエラー情報画面1600Iを示している。画面1600Iは、メニュー項目1626を介して選択され得る。いくつかの実施形態では、テーブル1658は、ログに記録された各エラーイベントを、ユーザによって選択された順序で順次リストする。エラー障害または警告コードが、各エラーイベントについて提示される。図16Jは、デバイス配置情報画面1600Jを示している。画面1600Jは、メニュー項目1627を介して選択され得る。いくつかの実施形態では、テーブル1660は、デバイスの過去の報告されたすべての配置をリストする。マップ1600aは、一番最近報告された最大N個までの配置のマーカーを示している。Nは、適当な任意の整数であってよい。テーブル1600の行1660bが選択された場合、マップ1600a上の対応するマーカーがハイライト表示される。
【0114】
図16Kは、デバイス特性エディタ画面1600Kを示している。画面1600Kは、ボタン1642を介して選択され得る。いくつかの実施形態では、デバイス特性エディタ1662は、ユーザが、たとえば、製造日1664、販売店情報1666、および設備情報1668などの、デバイスによってアップロードされていないデバイスデータを更新することを可能にする。販売店フィールド1666および設備フィールド1668は、クラウドシステム1540上に記憶されているすべての販売店デバイスグループおよび選択された販売店の下に記憶されているすべての設備デバイスグループを示すドロップダウンメニューであってよい。更新された情報は、更新ボタン1669を押すことによって、データ記憶装置モジュール1542など、クラウドシステム1540内に保存され得る。
【0115】
図16Lは、レポートジェネレータ画面1600Lを示している。画面1600Lは、ボタン1644を介して選択され得る。いくつかの実施形態では、レポートジェネレータ1670は、過去および現在のデバイス記録のレポートをCVS、PDF、または他の好適なフォーマットでダウンロードするために使用され得る。レポートのフォーマットは、1672で選択され、レポート日付は、1676で選択され、レポートに入れるための特性は、1676で選択され、レポートは、ボタン1678を押すことによって生成され、ダウンロードされ得る。
【0116】
いくつかの実施形態では、設備ユーザなどのユーザは、所有されている、および/またはリースされている複数のデバイスを閲覧することができる。これらのデバイスは、フリートと称され得る。フリート管理は、メニュー項目1616を介して選択されるものとしてよく、これはユーザの現在のフリート内の複数のデバイスから最新データを表示するメニューのセットを立ち上げる。
【0117】
いくつかの実施形態において、フリート記録にアクセスするために、ユーザは、最初に、図16Mに示されているフリート検索画面1600Mから1つまたは複数のデバイスの選択すべきである。画面1600Mは、メニュー項目1616および1621を介して選択され得る。画面1600Mは、検索メニュー1682および結果テーブル1684を含む。フリートからの1つまたは複数のデバイスに関連付けられているデータは、ボタン1686を押すことによって表示され得る。図16Nに示されているフリートデバイス特性画面1600Nは、フリート検索画面1600Mで選択されたデバイスのセットに対するサマリーデータのリストを示す。デバイス特性は、テーブル1690にリストされる。特性画面1600Nは、メニュー項目1622を介してアクセスされ得る。選択されたデバイスに対する療法データは、選択項目1623を選択して図16Oに示されているフリートデバイス療法情報画面1600Oを立ち上げることによって閲覧され得る。いくつかの実施形態では、選択されたすべてのデバイスに対する最新の療法情報は、テーブル1692で閲覧することができる。
【0118】
さまざまな実施形態において、図16Pに示されているフリートデバイス電池情報画面1600Pは、選択されたすべてのデバイスに対する最新の報告された電池寿命および電池充電状態を示す電池情報は、テーブル1694に表示され得る。フリート電池情報画面1600Pは、メニュー項目1628を介して選択され得る。図16Qに示されているフリートデバイスソフトウェア情報画面1600Qは、選択されたすべてのデバイスに対する、テーブル1685内の、現在のソフトウェアバージョンを示すフリートデバイスソフトウェア情報画面1600Qは、メニュー項目1629を介して選択され得る。図16Rに示されているフリートデバイス配置情報画面1600Rは、選択されたすべてのデバイスに対する最新の報告されたアドレスを示すフリート配置情報画面1600Rは、メニュー項目1629を介して選択され得る。デバイス配置情報は、マップ1696aを含むテーブル1696に示され得る。いくつかの実施形態では、マップ1696aは、Nを好適な整数として、各選択されたデバイスのN個の過去の配置に対するマーカーを含む。
【0119】
図16Sに示されている連絡先ページ1600Sは、メニュー項目16518を介して選択され得る。管理および技術連絡先情報などの連絡先情報は、ウィンドウ1698内に提示され得る。
【0120】
グラフィカルユーザインターフェース
図17A図17Vは、いくつかの実施形態によるグラフィカルユーザインターフェース(GUI)画面を示す。GUI画面は、タッチスクリーンインターフェースとして構成され得る、画面206上に表示され得る。画面に表示される情報は、プロセッサ1410によって生成され、ユーザから受け取った入力は、プロセッサ1410によって処理され得る。GUI画面は、デバイスを初期化するステップ、療法設定を選択し、調整するステップ、デバイス動作を監視するステップ、データをクラウドにアップロードするステップ、および同様のステップのために利用され得る。画面1700A~1700Dのうちのいくつかは、Adobe Flash Player 10の外部ウィンドウを含むが、画面1700A~1700Dは、Flash Playerなしで実行され得る。いくつかの実施形態では、画面1700A~1700Dは、プロセッサ1410上で実行しているオペレーティングシステムによって直接的に、および/またはオペレーティングシステムの上で実行しているグラフィカルユーザインターフェース層によって生成され得る。たとえば、画面は、Digiaから入手可能なQtフレームワークを使用して開発され得る。
【0121】
図17A図17Dは、さまざまな実施形態実によるデバイスを初期化するためのGUI画面1700A~1700Dを示している。いくつかの実施形態では、画面1700A~1700Dは、デバイスが、最初に、デバイスリセット後に、などのタイミングで、電源投入されたときに表示され得る。図17Aの画面1700Aは、ユーザが、デバイスがユーザに対して情報を表示し、および/またはアナウンスする際の言語を選択することを可能にする。スクロールバー1702は、ユーザが利用可能な言語をスクロールして表示することを可能にする。ユーザは、メニュー項目1701を押すか、またはタップすることによって所望の言語を選択することができる。言語を選択した後、図17Bの画面1700Bが表示され、これにより、ユーザは時間帯を選択することができる。ユーザは、メニュー項目1704を押すことによって所望の時間帯を選択することができる。ユーザは、矢印1703を押すことによって前の画面に戻ることができる。図17Cの画面1700Cにおいて、ユーザは、ボタン1705を介して受け入れるか、またはボタン1706を介して拒絶することによって時間帯選択を確認することができる。図17Dの画面1700Dにおいて、ユーザは、ボタン1707を押すことによって初期化を完了することができる。
【0122】
図17Eは、いくつかの実施形態によるホーム画面1700Eを示している。ホーム画面1700Eは、ユーザがデバイスを初期化した後に表示され得る。ホーム画面1700Eは、デバイスの動作パラメータを指示するアイコンを含むステータスバー1712を備えている。アニメーション表示されるアイコン1713は、療法遂行インジケータである。いくつかの実施形態では、療法が遂行されていないときに、アイコン1713は静止し、灰色である。療法が遂行されているときに、アイコン1713はオレンジ色になり回転している(たとえば、時計回りに)。他のステータスバーアイコンは、ボリュームインジケータ、ならびにGPSおよび3G接続インジケータを含む。ホーム画面は、電池充電レベルおよび日時情報1718を指示するための電池インジケータ1716を備える。ホーム画面1700Eは、デバイス設定にアクセスするためのメニュー項目1722、ログにアクセスするためのメニュー項目1724、ヘルプにアクセスするためのメニュー項目1726、および他の画面からホーム画面に戻るためのメニュー項目1728(図17Gを参照)を備えるメニュー1720を具備する。いくつかの実施形態では、デバイスは、ユーザから入力を受信しないなどの非活動期間の後、ホーム画面1700Eが表示されるように構成され得る。
【0123】
ホーム画面1700Eは、陰圧アップコントロール1732、陰圧ダウンコントロール1734、および陰圧のレベルを調整するためのスクロールバー1736を備える療法設定1730を具備する。いくつかの実施形態では、アップコントロール1732およびダウンコントロール1734は、±5mmHgなどの、好適なステップサイズで減圧を調整する。ラベル1738で示されているように、現在の療法選択は、-80mmHgである。ホーム画面1700Eは、連続的/間欠的療法選択1740を含む。連続的療法選択画面は、コントロール1742を介してアクセスされ、間欠的療法選択画面は、コントロール1744を介してアクセスされ得る。いくつかの実施形態において、ホーム画面1700Eは、連続的療法選択画面を示している。ホーム画面1700Eは、複数の創傷を治療するためのYコネクタ選択1745を備える。コントロール1746は、単一の創傷の治療を選択し、コントロール1748は、デバイスによる複数の創傷の治療を選択する。
【0124】
図17Fは、いくつかの実施形態による間欠的療法を選択するためのホーム画面1700Fを示している。画面1700Fは、コントロール1744を介してアクセスされ得る。ホーム画面1700Fは、間欠的療法設定1750および1755を備える。コントロール1752、1754、1756、および1758によって示されているように、現在の療法選択は、5分間、-80mmHgを印加し、その後、2分間、大気圧を印加している(または、真空ポンプをオフにしている)。陰圧レベルおよび持続時間は、コントロール1752、1754、1756、または1758のうちの1つを選択し、アップコントロール1732およびダウンコントロール1736またはスクロールバー1736を操作することによって調整され得る。
【0125】
図17Gは、いくつかの実施形態による設定画面1700Gを示している。画面1700Gは、メニュー項目1722を介して選択され得る。図示されているように、創傷ボリューム1760が調整され(小さい創傷に対応する現在低い創傷ボリュームが選択される)、療法強度1764が調整され(現在低い強度が選択される)、創傷ウィザード1768がアクティブ化され得る(現在の選択は低/小である)。図17Hは、創傷ボリューム選択画面1700Hを示しており、そこでは低ボリューム(小さい創傷)1761、中ボリューム(中程度の創傷)1762、または高ボリューム(大きい創傷)1763が選択され得る。図17Iは、療法強度選択画面1700Iを示しており、そこでは低強度1765、中強度1766、または高強度1767が選択され得る。いくつかの実施形態では、療法強度は、創傷浸出液の体積に対応するものとしてよく、既定の陰圧レベルは、療法強度のさまざまなレベルに関連付けられ得る。図17Jは、創傷ウィザード画面1700Jを示しており、そこでは、小さい、低浸出創傷1769が選択され得るか、中程度の、中浸出創傷1770が選択され得るか、または大きい、高浸出創傷1771が選択され得る。療法設定は、創傷タイプのユーザの選択に従って調整され得る。
【0126】
図17Kは、いくつかの実施形態による流量計ゲージ画面1700Kを示している。画面1700Kは、システム内の現在の漏出速度をグラフィックで示している。画面1700Kは、マーキング1777、1778、および1779、ならびにゲージ1776を有するダイアル1775を備えている。低漏出レベルは、ゲージ1776の位置によって示される。漏出速度が高くなるとアラームをトリガーし得る。
【0127】
図17Lは、療法ログデータ、アラームログデータ、および同様のものにアクセスするためのログ画面1700Lを示している。ログ画面1700Lは、メニュー項目1724を介して選択され得る。ログ画面1700Lは、療法カウンター1783(たとえば、最後のデバイスリセットに関する)、ログビュー選択コントロール1781および1782、ならびにログデータビューア1784を備える。コントロール1781は、詳細ビューを選択し、コントロール1782は、ログデータの概要表示を選択する。いくつかの実施形態では、画面1700Lは、ログデータの詳細ビューを示している。ログデータビューア1784は、暦日1785および1787によって隔てられたイベントを示している。暦日1785は、2012年1月1日に、午前12時30分から開始する-120mmHgの陰圧療法が遂行されていることを示している。暦日1787は、2012年12月31日、午後7時33分に閉塞/キャニスター完全アラームがデバイスに発生し(1788)、午後7時45分に-80mmHgから大気圧(0mmHg)までの間欠的療法が遂行され(1789)、療法のその遂行が、午後11時45分に停止した(1790)を示している。
【0128】
図17Kは、いくつかの実施形態によるログデータ概要画面1700Mを示している。画面1700Mは、コントロール1782を介して選択され得る。概要画面1700Mは、暦日に対応するログデータを表示するグラフ1792を含む。所望の月は、コントロール1793を使用して選択され得る。1798などの、バーは、暦日1794に対応する療法遂行時間をグラフで示す。たとえば、12月21日に(1794)、15時間の療法(1798)が遂行された。それに加えて、アラームイベントは、線1795および1796などの、バー上の線によって指示される。いくつかの実施形態では、バー1798などの、特定のバーを押すか、またはタップすることで、対応する日に対するログに記録されたイベントの詳細ビュー(図示せず)を立ち上げることができる。
【0129】
図17Nは、いくつかの実施形態によるヘルプ画面1700Nを示している。メインヘルプ画面1700Nは、コントロール1726を介してアクセスされ得る。ヘルプ画面1726は、アラーム/トラブルシューティング用のヘルプ項目1802、レファレンスガイド1804、ビデオガイド1806、ユーザガイド1808、および顧客補助1810のメニューを備える。これらの項目の各々は、対応するコントロールを押すことによって選択され得る。図17Oは、コントロール1806を介してアクセスされ得る、ビデオガイド画面1700Oを示している。画面1700Oは、デバイスおよび/またはシステムを操作するための教育ビデオなどの、ビデオのリストを含む。ビデオ、レファレンスガイド、ユーザガイド、および同様のものは、デバイスメモリ(たとえば、メモリ1450)に記憶され、有線もしくはワイヤレス接続を使用してネットワークからダウンロードされ、および/またはストリーミングされ得る。いくつかの実施形態では、利用可能なビデオ、レファレンスガイド、ユーザガイドなどのリストは、リモートサーバからダウンロードされ、ユーザが閲覧する特定のビデオまたはガイドを選択したことに応答して、選択された資料が、ネットワークからダウンロードされ、ネットワーク上でストリーミングされる。所望のビデオは、図17Pの画面1700Pに示されているように、選択され、閲覧され得る。選択されたビデオは、コントロール1814を操作することによって閲覧、一時停止、停止などを行うことができる。図17Qは、コントロール1808を介してアクセスされ得る、ユーザガイド画面1700Qを示している。ユーザは、画面1700Qに表示されている情報をスクロールさせることができる。
【0130】
図17Rは、いくつかの実施形態によるアラーム画面1700Rを示している。たとえば、療法遂行時に、デバイスは、高真空状態を検出することができる(たとえば、高レベルの真空が創腔110に印加されている)。デバイスは、図17Rの左画面に示されているような、療法を遂行している間に高真空が検出されたことを示す高真空アラームを表示することができる(情報バー1822)。いくつかの実施形態では、そのようなアラームは消音できないので、療法は一時停止され、これは図17Rの右画面に示されている情報バー1822によって指示されているとおりである。この画面は、図17Rの左側の画面によるプロンプトでユーザが療法一時停止ボタン212bを押した後に表示される。ユーザは、コントロール1820を選択することによってシステムのトラブルシューティングを行うことができる。トラブルシューティングが正常に実行された場合(たとえば、漏出が軽減されるか、排除される)、デバイスは、図17Tの画面1700Tを表示することができ、ユーザは、療法の遂行を再開することができる。
【0131】
図17Sは、いくつかの実施形態によるアラーム画面1700Sを示している。電池電力低下アラームが示されている。いくつかの実施形態では、このアラームは、療法の遂行が継続している期間中、消音することができる。ユーザは、コントロール1823を選択することによってアラームを消音するができる。次いで、ユーザに電池充電を行うことを警告するメッセージ1824が表示され得る。
【0132】
図17U図17Vは、いくつかの実施形態によるデータアップロード画面を示す。画面1700Uに示されているように、ユーザは、データアップロードウィンドウ1830にアクセスすることができ、このウィンドウはデータアップロードコントロール1832(アップロードを起動する)および1834(取り消す)を備える。ユーザがコントロール1832を選択した場合、データがリモートコンピュータに送信されていることを指示するメッセージ1835がユーザに対して表示される。アップロードが成功した場合、確認画面(図示せず)が表示され得る。そのような確認画面は、一定期間経過した後、自動的に次第に消えて行くことができる。しかし、アップロードが成功しなかった場合、図17Vの画面1700Vが表示され得る。ユーザは、コントロール1838を選択することによってアップロードを再試行するか、またはコントロール1836を選択することによってアップロードトラブルシューティング情報にアクセスすることができる。
【0133】
図18は、いくつかの実施形態によるデバイスを操作するプロセス1850を示す。プロセス1850は、プロセッサ1410によって実行され得る。ブロック1852において、プロセス1850はユーザに対してGUI画面を提示する。ブロック1854において、プロセス1850はユーザから入力を受け取る。ブロック1856において、プロセス1856はユーザから入力を受け取った入力に従って1つまたは複数のオペレーションを実行する。
【0134】
流量監視
システムのいくつかの実施形態は、システム内の流体の流量を監視し、および/または決定する。いくつかの実施形態において、流量監視は、ポンプ制御プロセッサ1470単独で、またはプロセッサ1410と組み合わせて実行され得る。流量を監視することは、とりわけ、創傷に対して療法が適切に遂行されることを確実にし、閉塞、キャニスター満杯状態、および/または流体流路内の漏出、高圧を検出し、流量が、安全でない量(たとえば、危険なほど高い)ではないことを確実にするなどのために使用され得る。
【0135】
いくつかの実施形態では、システムは、回転速度計を使用することなどによって、真空ポンプモーターの速度を測定し、および/または監視することによって流量監視を実行する。ポンプ制御プロセッサ1470は、ポンプからの回転速度計のフィードバックを使用してポンプを駆動している電圧および/または電流を連続的に監視することができる。回転速度計のフィードバックは、ポンプ速度を決定するために使用され得る。ポンプ速度が、2分間などの特定の期間にわたって閾値を下回った場合、流路内に閉塞が存在していると判定され得る。閉塞は、管または内腔内の閉塞、キャニスターが満杯であることなどによる可能性がある。アラームがトリガーされ、システムは、ユーザが閉塞を解決するため1つまたは複数の処置を行うまで待つことができる。
【0136】
さまざまな実施形態において、回転速度計は、100ミリ秒などの、定期的間隔で読み取ることができ、32秒などの、持続時間にわたって行われる定期的読み取りは、組み合わされ(たとえば、平均化され)得る。組み合わされた回転速度計読み取りは、漏出検出、閉塞検出、最大流量の制限などに使用され得る。組み合わされた回転速度計読み取り(たとえば、カウント数)は、1つまたは複数の変換式および/またはテーブルを使用して現在の流量を決定することで流量(たとえば、mL/分)に変換され得る。いくつかの実施形態では、流量は、以下の式に従って決定される。
【0137】
FR =C1 *F*P + C2
【0138】
ただし、FRは流量であり、Fはポンプ回転速度計信号の周波数であり、Pはポンプが発生する圧力であり、C1およびC2は、好適な定数である。決定された流量は、閉塞閾値、漏出閾値、および最大流量閾値などのさまざまな流量閾値と比較され、それにより、閉塞、漏出、超過真空などの、特定の状態の存在を判定することができる。
【0139】
いくつかの実施形態では、閉塞状態は、決定された流量が、閉塞閾値を下回るときに検出される。閉塞アラームは、閉塞状態が30秒間などの一定期間存在している場合に有効化され得る。閉塞アラームは、決定された流量が閉塞閾値を超えるときに無効化され得る。いくつかの実施形態では、システムは、管または内腔内の閉塞とキャニスター満杯状態とを区別することができる。いくつかの実施形態では、漏出状態は、決定された流量が、漏出閾値を超えるときに検出される。漏出アラームは、漏出状態が30秒間などの一定期間存在している場合に有効化され得る。漏出アラームは、検出された流量が漏出閾値を超えるときに無効化され得る。いくつかの実施形態では、超過真空状態を防ぐために、1.6リットル/分などの、最大流量が課される。電圧または電流信号などのポンプ駆動信号は、この流量閾値を超えないように制限され得る。
【0140】
いくつかの実施形態において、1つまたは複数の圧力センサーが、流体流路内に好適な配置で留置され得る。1つまたは複数のセンサーによって測定された圧力は、所望の陰圧レベルを達成するようにポンプ駆動信号を決定し調整できるようにシステム(たとえば、ポンプ制御プロセッサ1470)に送られる。ポンプ駆動信号は、PWMを使用して生成され得る。流量検出およびポンプ制御の詳細については、本出願の譲受人に譲渡された、参照により本明細書に組み込まれている米国特許出願第13/589,021号に記載されている。
【0141】
いくつかの実施形態では、流量監視は、流体流路の一部に留置された流動制限器を通る流れを測定することによって実行される。いくつかの実施形態において、図2Fに示されている流動制限器278が使用され得る。流動制限器は、異なるタイプの創傷、被覆材、および動作状態に対する流量を確実に監視するために使用できるように較正され得る。たとえば、高精度シリコン流動制限器が使用され得る。流動制限器は、陰圧源とキャニスターとの間など、陰圧源の上流、キャニスターの下流など、流路内の好適な任意の位置に配置され得る。差圧センサーまたは2つの圧力センサーを使用して、流動制限器にかかる圧力低下を測定することができる。たとえば、図2Fに関連して上で説明されているように、流動制限器278にかかる圧力低下は、センサー282および284を使用して測定され得る。いくつかの実施形態において、圧力低下が差圧閾値を下回った場合、これは低流量を示しており、測定された流量は流量閾値と比較される。測定された流量が流量閾値を下回った場合、閉塞状態が検出される。閉塞検出の追加の詳細については、本出願の譲受人に譲渡された、参照により本明細書に組み込まれている米国特許公開第2011/0071483号に記載されている。いくつかの実施形態では、測定された流量は、漏出閾値と比較される。測定された流量が漏出閾値を超える場合、漏出が検出される。漏出検出の追加の詳細については、本出願の譲受人に譲渡された、参照により本明細書に組み込まれている米国特許第8,308,714号に記載されている。
【0142】
いくつかの実施形態では、1つまたは複数の管または内腔内の流体の閉塞および存在は、センサー280、282、および284などの、1つまたは複数圧力センサーからのデータを処理することによって検出される。この検出は、ポンプによって送達される真空レベルを増加させるステップ、真空レベルを減少させるステップ、ポンプを停止するステップ、ポンプ速度を変更するステップ、ポンプのリズムを変更するステップ、および同様のステップなどの、真空ポンプの1つまたは複数の設定を変更するステップによって高められ得る。いくつかの実施形態では、ポンプが動作すると、これは、流体流路を通して伝搬される圧力パルスを発生する。圧力パルスは、いくつかの実施形態よる図19Aの圧力曲線1902に示されている。領域1904は、システムの通常動作の間に検出される圧力パルスを示し、領域1906は、キャニスターが満杯になったときに検出される圧力パルスを示す。図示されているように、キャニスターの閉塞があると、キャニスターの上流に量の低減が見られ、圧力パルスの振幅が増加する。いくつかの実施形態において、圧力パルス信号のこの変化または「跳ね返り」は、ポンプ速度を変化させるステップ、ポンプのリズムを変化させるステップ、PWMパラメータを調整するステップ、および同様のステップなどによって拡大されるか、または増強され得る。ポンプ動作のそのような調整は、短時間のうちに実行され、変化は、システムの動作が比較的影響を受けないままとなるような小ささとすることができる。
【0143】
いくつかの実施形態では、圧力パルスの振幅の増加(領域1906)が検出され、閉塞状態が存在するかどうかを判定するために閉塞閾値と比較され得る。いくつかの実施形態において、圧力パルス信号の周波数、振幅の変化率(または勾配)、周波数の変化率などは、振幅を監視する代わりに、またはそれに加えて、監視され得る。たとえば、図19Bの曲線1910は、キャニスターフィルターの下流にある圧力センサーによって感知される圧力を示している。図示されているように、キャニスターフィルターが閉塞したときには、小さい圧力パルスが検出されるか、または全く検出されない。検出された圧力信号の大きな負の変化は、勾配1912によって示されているように、観察される。いくつかの実施形態では、たとえば、高速フーリエ変換(FFT)を使用することによる、検出された圧力パルス信号を周波数領域に変換するステップ、および周波数領域内の圧力パルス信号を分析するステップなど、信号処理技術が利用され得る。流量検出の追加の詳細については、本出願の譲受人に譲渡された、参照により本明細書に組み込まれている米国特許公開第2012/0078539号に記載されている。
【0144】
いくつかの実施形態では、管または内腔内の流体のスラグによって引き起こされる一時的閉塞は、ポンプをオフにし、流体流路内の圧力変化を監視することによって検出される。ポンプは、システムの動作に影響を与えないように短時間でオフにすることができる。流体のスラグによるシステム内の一時的閉塞の存在は、図20の曲線2002によって示されているような、不連続の「階段の段と階段の蹴上げ」パターンで真空レベルが減衰することを引き起こし得る。この不連続の減衰パターンは、流体流路を通って移動し、キャニスター入口に到達する流体のスラグによるものであり、これは圧力センサー(およびポンプ)において見られる体積を急に変化させ得る。流体のスラグが存在していないときに、曲線20
04に示されているような、より連続的な減衰パターンが観察される。いくつかの実施形態において、曲線2002に示されているパターンが検出されたときに、システムは、ポンプによって生じる真空のレベルを増加させて、スラグを除去することができる。
【0145】
いくつかの実施形態では、流体流を直接測定するために、1つまたは複数の流量センサーおよび/または流量計が使用され得る。いくつかの実施形態では、システムは、上記の流量監視技術のうちの1つまたは複数を利用することができる。システムは、1つまたは複数のそのような技術が並列実行される場合に複数の流量監視技術を使用して決定される流量のアービトレーションを適切に行うように構成され得る。いくつかの実施形態において、システムは、ポンプ速度に基づき流量決定などの技術のうちの1つを実行し、必要に応じて1つまたは複数の他の技術を利用する。さまざまな実施形態において、システムは、決定された流量が不正確または信頼できないと認められた場合に1つまたは複数の他の技術を利用することができる。
【0146】
他の変更形態
本明細書で提示されている閾値、制限、持続時間などの値は、絶対的であることを意図されておらず、したがって、近似的であってよい。それに加えて、本明細書で提示されている閾値、制限、持続時間などは、自動的に、またはユーザによって、のいずれかで、固定されるか、または可変であるものとしてよい。さらに、本明細書で使用されているように、基準値に関して、超える、より大きい、より小さいなどの相対的な用語は、基準値に等しいことも包含することを意図されている。たとえば、正である基準値を超えることは、基準値以上であることを包含し得る。それに加えて、本明細書で使用されているように、基準値に関して、超える、より大きい、より小さいなどの相対的な用語は、基準値に関して、より下、より小さい、より大きいなどの、開示されている関係の逆も包含することを意図されている。
【0147】
特定の態様、実施形態、または例に関して説明されている特徴部、材料、特性、グループは、不適合でない限り、本明細書で説明されている他の態様、実施形態、または例に適用可能であるものと理解されるべきである。本明細書(付属の請求項、要約、および図面を含む)で開示されている特徴部のすべて、および/またはこうして開示されている方法もしくはプロセスのステップのすべては、そのような特徴部および/またはステップの少なくともいくつかが相互排他的である組合せを除く、任意の組合せに組み合わせることができる。保護は、前記の実施形態の詳細に制限されない。保護は、本明細書(付属の請求項、要約、および図面)で開示されている特徴のうちの新規性のある特徴、もしくは新規性のある組合せに、またはこうして開示されている方法もしくはプロセスのステップのうちの新規性のあるもの、または新規性のある組合せに拡大適用される。
【0148】
いくつかの実施形態が説明されているが、これらの実施形態は、ほんの一例であり、保護の範囲を制限することは意図されていない。実際、本明細書で説明されている新規性のある方法およびシステムは、さまざまな他の形態で具現化することができる。さらに、本明細書で説明されている方法およびシステムの形態のさまざまな省略、置換、および変更も行うことができる。当業者であれば、いくつかの実施形態において、例示され、および/または開示されているプロセスで実行される実際のステップは、図に示されているものと異なり得ることを理解するであろう。実施形態に応じて、上で説明されているステップのいくつかを取り除くことができ、また他のステップを追加することもできる。たとえば、開示されているプロセスにおいて実行される実際のステップおよび/またはステップの順序は、図に示されているのと異なることがある。実施形態に応じて、上で説明されているステップのいくつかを取り除くことができ、また他のステップを追加することもできる。たとえば、図に示されているさまざまなコンポーネントは、プロセッサ、コントローラ、ASIC、FPGA、および/または専用ハードウェア上のソフトウェアおよび/またはファームウェアとして実装され得る。開示されているハードウェアコンポーネントまたはモジュールは、論理回路を含み得る。さらに、上で開示されている特定の実施形態の特徴部および属性を異なる仕方で組み合わせて追加の実施形態を形成することができるが、すべて本開示の範囲内に収まる。
【0149】
図示され、本明細書で説明されているユーザインターフェース画面は、追加の、および/または代替的なコンポーネントを備えることができる。これらのコンポーネントは、メニュー、リスト、ボタン、テキストボックス、ラベル、ラジオボタン、スクロールバー、スライダー、チェックボックス、コンボボックス、ステータスバー、ダイアログボックス、ウィンドウ、および同様のものを含み得る。ユーザインターフェース画面は、追加の、および/または代替的な情報を含み得る。コンポーネントは、好適な順序で配置構成され、グループ化され、表示され得る。
【0150】
本開示は特定の実施形態、例、および応用を含んでいるけれども、当業者であれば、本発明は、具体的に開示された実施形態を超えて、他の代替的実施形態および/または用途、ならびにその明らかな修正形態および等価物にも、本明細書で述べられていない特徴および利点のすべてをもたらさない実施形態を含めて、拡大適用されることを理解するであろう。したがって、本開示の範囲は、本明細書の好ましい実施形態の特定の開示によって制限されることを意図されておらず、また本明細書に提示されていような、または将来提示されるような請求項によって定義され得る。
【符号の説明】
【0151】
100 陰圧または減圧創傷治療(またはTNPもしくはNPWT)システム
110 創腔
120 創傷被覆
130 創傷充填材
140 単一または多重内腔管または導管
150 ポンプアセンブリまたはNPWT装置
202 視覚的インジケータ
204 視覚的インジケータ
206 ディスプレイまたは画面
208 陥凹部
210 把持部分
212 キーもしくはボタン
212a、212b、212c ボタン
214 把持部分
218 配管流路
220 キャニスター
221 ラッチ
222 ラッチ陥凹部
224 空気出口
226 装着具
230 ポンプアセンブリ
232 スピーカーポート
234 フィルターアクセスドア
236 把持部分
238 被覆
239 電源ジャック
242 把持部分
244 足部
246 チューブマウントリリーフ
248 スタンドまたはキックスタンド
249 穴
252 真空アタッチメントまたはコネクタ
252 キャニスターコネクタ
253 封止リング
256 USBアクセスドア
260 制御プリント基板(PCB)
262 周辺機器PCB
264 電源PCB
266 真空ポンプ
268 電源
270 スピーカー
272 光導波路もしくはパイプ
276 アンテナ
278 流動制限器
280、282 圧力センサー
284 圧力センサー
286 導管または内腔
288 導管または内腔
289 Y字形コネクタ
302 フィルターエンクロージャ
502 枢軸
504 ほぞ穴
512 インジケータ
702 真空アタッチメントまたはコネクタ
712 クリップ
902 コネクタまたはポート
904 領域もしくは突起部
906 ゲートマークまたはゲート
910 キャニスター隔壁
1000 フィルタースタック
1002 フィルターキャリア
1004 遮断部
1006 臭気フィルター
1008 抗菌フィルター
1102 アタッチメントまたはポート
1104 接続部
1106 真空アタッチメント
1200 ストラップ装着アタッチメント
1202 穴
1204 一部分
1210 ロッド
1300 アタッチメントシステム
1302 陥凹部
1310 クレードル
1312 クレードルハウジング
1314 第1の送りネジ
1316 左閉鎖部
1318 右閉鎖部
1318 閉鎖部
1320 バンパー
1322 ピン
1324 ネジ
1326 ワッシャ
1330 クランプ
1331 第1のクランプアーム
1332 第2のクランプアーム
1333 開口部
1334 つまみ
1335 第2のネジ
1336 キャップ
1338 パッド
1410 ユーザインターフェースプロセッサまたはコントローラ
1420 入出力(I/O)モジュール
1430 通信プロセッサ
1450 メモリ
1470 ポンプ制御プロセッサ
1480 追加のプロセッサ
1490 ポンプ
1510 コンピュータ
1520 ポンプアセンブリ
1522 ユーザインターフェースプロセッサファームウェアおよび/またはソフトウェア
1526 通信プロセッサファームウェアおよび/またはソフトウェア
1530 クラウド
1540 リモートコンピュータまたはサーバ
1542 データ記憶装置モジュール
1544 リモートコンピュータにアクセスするためのウェブインターフェース
1600 テーブル
1600a マップ
1660b 行
1600A ログイン画面
1600B ホームページ
1600C デバイス記録画面
1600D デバイスサマリー画面
1600E サマリー画面
1600F デバイス療法情報画面
1600G デバイスアラーム情報画面
1600H デバイスソフトウェア情報画面
1600I デバイスエラー情報画面
1600J デバイス配置情報画面
1600K デバイス特性エディタ画面
1600L レポートジェネレータ画面
1600M フリート検索画面
1600N フリートデバイス特性画面
1600O フリートデバイス療法情報画面
1600P フリートデバイス電池情報画面
1600Q フリートデバイスソフトウェア情報画面
1600R フリートデバイス配置情報画面
1600S 連絡先ページ
1602 ログインウィンドウ
1604 リストまたはテーブル
1605、1606 テーブル
1606a マップ
1607 テーブル
1610 メニュー
1612 メニュー項目
1614 メニュー項目
1616 メニュー項目
1618 メニュー項目
1621 デバイス
1622 デバイスサマリー情報
1623 デバイス療法情報
1624 デバイスアラーム情報
1625 デバイスソフトウェアおよび/またはファームウェア更新
1626 デバイスエラーログ情報
1627 デバイス配置追跡
1628 メニュー項目
1629 メニュー項目
1632 検索ボックス
1634 ログアウトボタン
1636 情報メニュー
1642 デバイス特性エディタ
1642 ボタン
1644 レポートジェネレータ
1644 ボタン
1654 テーブル
1656 テーブル
1658 テーブル
1660 テーブル
1662 デバイス特性エディタ
1664 製造日
1666 販売店情報
1668 設備情報
1669 更新ボタン
1670 レポートジェネレータ
1678 ボタン
1682 検索メニュー
1684 結果テーブル
1685 テーブル
1686 ボタン
1690 テーブル
1692 テーブル
1694 テーブル
1696 テーブル
1696a マップ
1698 ウィンドウ
1700A~1700D 画面
1700E ホーム画面
1700F ホーム画面
1700G 設定画面
1700H 創傷ボリューム選択画面
1700I 療法強度選択画面
1700J 創傷ウィザード画面
1700K 流量計ゲージ画面
1700L ログ画面
1700M ログデータ概要画面
1700N ヘルプ画面
1700O ビデオガイド画面
1700P 画面
1700Q ユーザガイド画面
1700R アラーム画面
1700T 画面
1700S アラーム画面
1700U 画面
1700V 画面
1701 メニュー項目
1702 スクロールバー
1703 矢印
1704 メニュー項目
1705、1706 ボタン
1707 ボタン
1712 ステータスバー
1713 アニメーション表示されるアイコン
1716 電池インジケータ
1718 電池充電レベルおよび日時情報
1720 メニュー
1722 メニュー項目
1724 メニュー項目
1726 メニュー項目
1726 コントロール
1728 メニュー項目
1730 療法設定
1732 陰圧アップコントロール
1734 陰圧ダウンコントロール
1736 スクロールバー
1740 連続的/間欠的療法選択
1742、1744 コントロール
1745 Yコネクタ選択
1746、1748 コントロール
1750、1755 間欠的療法設定
1752、1754、1756、1758 コントロール
1760 創傷ボリューム
1761 低ボリューム(小さい創傷)
1762 中ボリューム(中程度の創傷)
1763 高ボリューム(大きい創傷)
1764 療法強度
1765 低強度
1766 中強度
1767 高強度
1768 創傷ウィザード
1769 低浸出創傷
1770 中浸出創傷
1771 高浸出創傷
1775 ダイアル
1776 ゲージ
1777、1778、1779 マーキング
1781、1782 ログビュー選択コントロール
1783 療法カウンター
1784 ログデータビューア
1785、1787 暦日
1792 グラフ
1793 コントロール
1795、1796 線
1802 アラーム/トラブルシューティング用のヘルプ項目
1804 レファレンスガイド
1806 ビデオガイド
1808 ユーザガイド
1810 顧客補助
1814 コントロール
1820 コントロール
1822 情報バー
1823 コントロール
1824 メッセージ
1830 データアップロードウィンドウ
1832、1834 データアップロードコントロール
1835 メッセージ
1836、1838 コントロール
1850 プロセス
1856 プロセス
1902 圧力曲線
1904 領域
1906 領域
1910 曲線
1912 勾配
2002 曲線
2004 曲線
2100 アタッチメントシステム
2110 クレードル
2140 第1のクランプアーム
2140 第1のクレードルアーム
2150 第2のクランプアーム
2150 第2のクレードルアーム
2160 第1のネジ
2170 第2のネジ
2190 ポールもしくはレール
2190' ポール
2200 アタッチメントシステム
2210 突起部もしくは突出部
16518 メニュー項目
図1
図2A
図2B
図2C
図2D
図2E
図2F
図3A-1】
図3A-2】
図3B
図3C
図3D
図3E
図3F
図3G
図4A-1】
図4A-2】
図4B
図4C
図4D
図4E
図4F
図4G
図5A
図5B
図5C
図6A
図6B
図6C
図6D
図6E
図6F
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図8A
図8B
図8C
図8D
図8E
図8F
図8G
図9A
図9B
図9C
図10
図11
図12
図13A
図13B
図13C
図13D
図13E
図13F
図13G
図13H
図13I
図13J
図13K
図14
図15
図16A
図16B
図16C
図16D
図16E
図16F
図16G
図16H
図16I
図16J
図16K
図16L
図16M
図16N
図16O
図16P
図16Q
図16R
図16S
図17A
図17B
図17C
図17D
図17E
図17F
図17G
図17H
図17I
図17J
図17K
図17L
図17M
図17N
図17O
図17P
図17Q
図17R
図17S
図17T
図17U
図17V
図18
図19A
図19B
図20