(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-29
(45)【発行日】2022-09-06
(54)【発明の名称】廃液回収装置、液体を吐出する装置
(51)【国際特許分類】
B41J 2/01 20060101AFI20220830BHJP
B41J 2/17 20060101ALI20220830BHJP
【FI】
B41J2/01 301
B41J2/17 203
(21)【出願番号】P 2018182297
(22)【出願日】2018-09-27
【審査請求日】2021-07-12
(73)【特許権者】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】230100631
【氏名又は名称】稲元 富保
(72)【発明者】
【氏名】徳永 裕介
(72)【発明者】
【氏名】中村 大輔
【審査官】小宮山 文男
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-067123(JP,A)
【文献】特開2009-202524(JP,A)
【文献】特開2014-166684(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41J 2/01-2/215
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
廃液を回収する廃液タンクを出し入れ可能な廃液回収装置であって、
前記廃液タンクの出し入れに伴って回動する回動部材と、
前記廃液タンクの廃液取り入れ口部に当接し、前記廃液取り入れ口を覆う覆い部材と、を備え、
前記覆い部材は、前記回動部材に対してスライド可能に設けられ
、
前記覆い部材は、前記廃液取り入れ口を覆うとき、前記廃液取り入れ口部に接触した状態で、前記回動部材の面内方向を前記廃液タンクの挿入方向に向かってスライドする
ことを特徴とする廃液回収装置。
【請求項2】
前記覆い部材は、前記回動部材に対してスライド可能に保持されたスライダ部材に保持されている
ことを特徴とする請求項1に記載の廃液回収装置。
【請求項3】
前記スライダ部材は、前記廃液タンクの前記廃液取り入れ口部で押されて移動する
ことを特徴とする請求項2に記載の廃液回収装置。
【請求項4】
前記スライダ部材は前記回動部材に対して進退可能に保持され、
前記スライダ部材と前記回動部材との間には、前記覆い部材を前記廃液タンクの廃液取り入れ口部に向けて付勢する付勢手段を備えている
ことを特徴とする請求項2又は3に記載の廃液回収装置。
【請求項5】
前記スライダ部材は、前記回動部材に保持されたガイド軸が相対移動可能なガイド溝を有し、
前記ガイド溝と前記付勢手段との間に、前記付勢手段を支持する付勢手段支持部材が配置されている
ことを特徴とする請求項4に記載の廃液回収装置。
【請求項6】
前記覆い部材を貫通して前記廃液タンクに前記廃液を排出する廃液排出口部が配置されている
ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の廃液回収装置。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれかに記載の廃液回収装置を備えている
ことを特徴とする液体を吐出する装置。
【請求項8】
印刷に寄与しないインクの廃液を前記廃液タンクに回収する
ことを特徴とする請求項7に記載の液体を吐出する装置。
【請求項9】
処理液の廃液を前記廃液タンクに回収する
ことを特徴とする請求項7又は8に記載の液体を吐出する装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は廃液回収装置、液体を吐出する装置に関する。
【背景技術】
【0002】
液体を吐出する装置としての例えば印刷装置においては、液体吐出ヘッドのメンテナンスとして印刷に寄与しない液体を吐出する空吐出(フラッシング、パージなどを含む)を行うことで、廃液が生じる。
【0003】
従来、装置本体に対して出し入れ可能な廃液タンクを備え、廃液タンクの廃液排出口との接続部分にシール部材を設けたものがある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に開示の構成にあっては、廃液タンクの出し入れに伴ってシール部材が廃液排出口と擦れて経時的に損傷するという課題がある。
【0006】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、廃液タンクの出し入れに伴う覆い部材の損傷を低減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するため、本発明に係る排液回収装置は、
廃液を回収する廃液タンクを出し入れ可能な廃液回収装置であって、
前記廃液タンクの出し入れに伴って回動する回動部材と、
前記廃液タンクの廃液取り入れ口部に当接し、前記廃液取り入れ口を覆う覆い部材と、を備え、
前記覆い部材は、前記回動部材に対してスライド可能に設けられ、
前記覆い部材は、前記廃液取り入れ口を覆うとき、前記廃液取り入れ口部に接触した状態で、前記回動部材の面内方向を前記廃液タンクの挿入方向に向かってスライドする
構成とした。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、廃液タンクの出し入れに伴う覆い部材の損傷を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】本発明の第1実施形態に係る廃液回収装置の側面説明図である。
【
図2】同廃液回収装置の回動部材が待機位置にあるときの要部拡大側面説明図である。
【
図3】同回動部材が連結位置にあるときの要部拡大側面説明図である。
【
図4】同回動部材の部分を上から見た斜視説明図である。
【
図5】同じく回動部材の部分を下から見た斜視説明図である。
【
図6】同実施形態の作用説明に供する廃液タンクの挿入過程における回動レバーの部分の側面説明図である。
【
図7】同じく同実施形態の作用説明に供する廃液タンクの挿入過程における回動レバーの部分の側面説明図である。
【
図8】比較例1に係る廃液回収装置の説明に供する側面説明図である。
【
図9】比較例2に係る廃液回収装置の回転部材の部分の側面説明図である。
【
図10】同比較例2の作用説明に供する回転部材の部分の側面説明図である。
【
図11】本発明に係る液体を吐出する装置の一例の概略説明図である。
【
図12】同装置のヘッドユニットの一例の平面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態について
図1ないし
図5を参照して説明する。
図1は同実施形態に係る廃液回収装置の側面説明図、
図2は同廃液回収装置の回動部材が待機位置にあるときの要部拡大側面説明図、
図3は同回動部材が連結位置にあるときの要部拡大側面説明図である。
図4は同回動部材の部分を上から見た斜視説明図、
図5は同じく回動部材の部分を下から見た斜視説明図である。
【0011】
廃液回収装置1は、廃液を収容する廃液収容容器である廃液タンク2を出し入れ可能なタンク収容部3を有している。
【0012】
廃液タンク2は、廃液を収容するタンク本体21と、タンク本体21から突き出し、タンク本体21内に通じる廃液取り入れ口22aを形成する廃液取り入れ口部22とを有している。
【0013】
廃液タンク2は、タンク収容部3に対して矢印A方向に出し入れ可能であり、挿入方向を矢印A1方向、抜去方向を矢印A2方向とする。
【0014】
タンク収容部3には、廃液タンク2の出し入れ方向(矢印A方向)の奥側(挿入方向終端側)に、回動部材である回動レバー4を回動自在に配置している。回動レバー4は、軸41によってタンク収容部3の支持部3aに回動自在に支持され、
図1及び
図2に示す待機位置と
図3に示す連結位置との間で回動可能である。なお、連結位置は、後述する廃液排出口部7aが廃液タンク2の廃液取り入れ口22aに対向して廃液を排出可能な状態になる位置である。
【0015】
回動レバー4は、平板状部材を折り曲げて形成した部材であり、廃液タンク2の正面部2aで押される係合部4aと、係合部4aと略直角に交差する保持部4bとを有している。回動レバー4は、軸41と反対側の端部とタンク収容部3との間に設けたコイルばねなどの付勢部材42によって、
図2に示す待機位置に付勢されている。
【0016】
回動レバー4の保持部4bには、廃液タンク2の廃液取り入れ口部22を封止するキャッピング手段10が、保持部4bの面内方向に沿って移動(スライド)可能で、保持部4bに対して進退可能に保持されている。
【0017】
キャッピング手段10は、廃液タンク2の廃液取り入れ口部22に当接して廃液取り入れ口22aを覆う覆い部材6と、回動レバー4の保持部4bの面内方向にスライド可能で、保持部4bに対して進退可能に覆い部材6を保持するスライダ部材5とを備えている。
【0018】
ここで、回動レバー4の保持部4bに設けた4つのガイド軸43と、スライダ部材5に設けたガイド溝51とが移動可能に嵌まり合うことで、スライダ部材5が覆い部材6を伴って回動レバー4の保持部4bに対してスライド可能及び進退可能としている。
【0019】
スライダ部材5は、回動レバー4の先端部側との間に設けた引っ張りコイルばねなどの付勢手段52によって
図2の初期位置に付勢されている。付勢手段52は、廃液タンク2がタンク収容部3から装置外へ抜かれた状態で、覆い部材6を図中左上方向へ付勢し、
図2の初期位置に保持する。これにより、廃液タンク2がタンク収容部3へ挿入されるときに廃液取り入れ口部22に当接する部材の順序は、スライダ部材5の当接部55、覆い部材6の順にすることができる。廃液取り入れ口部22の移動の際に廃液取り入れ口部22と覆い部材6とが擦れることを確実に防止できる。
【0020】
また、スライダ部材5には、廃液タンク2が挿入方向(矢印A1方向)に挿入されるときに、廃液タンク2の廃液取り入れ口部22に当接して押される当接部55を有している。
【0021】
スライダ部材5と回動レバー4の保持部4bとの間には、ガイド軸43に嵌め込んだ圧縮コイルばねなどからなる付勢手段53を配置し、スライダ部材5は覆い部材6を伴って保持部4bに進退可能としている。付勢手段53は、
図3に示すように、廃液タンク2の廃液取り入れ口部22に覆い部材6が当接したときに、付勢力(復元力)によって廃液取り入れ口部22側に覆い部材6を押し付ける。
【0022】
この覆い部材6を廃液取り入れ口部22側に押し付ける(付勢する)付勢手段53は、スライダ部材5側では付勢手段支持部材である保持部材54で受けている。これにより、付勢手段53はスライダ部材5側の端部はスライダ部材5に対して相対移動可能となり、付勢手段53の捩じれなどが防止される。
【0023】
スライダ部材5には、覆い部材6の貫通穴8を貫通して廃液を排出する廃液排出口部7aを有する廃液排出部材7が保持されている。
【0024】
廃液排出口部材7はスライダ部材5の移動に伴って移動可能なように回動レバー4を貫通している。
【0025】
なお、覆い部材6には空気穴9が設けられている。
【0026】
また、覆い部材6としては、マイラなどの平滑性が高く、摩擦係数の低い部材が好ましいが、これに限定されるものではない。さらに、覆い部材6は、廃液取り入れ口部22の上端の部位の全域に当接して廃液取り入れ口22aを封止するものでもよいし、当該部位との間に所定の隙間を有しつつ当該部位に当接し廃液取り入れ口22aを覆うものであってもよい。
【0027】
また、
廃液回収装置1は、図1に示すように、廃液タンク2の挿入方向(矢印A1方向)手前側に開閉扉31を有する。開閉扉31は、回転軸32を中心に回転可能であって、開閉扉31の内側に設けられた突起部33により廃液タンク2を挿入方向奥側へ向けて押圧する。突起部33は、廃液タンク2の廃液回収装置1への挿入が完了した後、回動レバー4の付勢部材42及び52の付勢力によって廃液タンク2が挿入方向手前側に押し戻されることを規制する。
【0028】
次に、本実施形態の作用について
図6及び
図7も参照して説明する。
図6及び
図7は同作用説明に供する廃液タンクの挿入過程における回動レバーの部分の側面説明図である。
【0029】
廃液タンク2をタンク収容部3に収容するときには、
図1の矢印A1方向に廃液タンク2を挿入することで、
図1及び
図2に示すように、廃液タンク2の正面部2aが回動レバー4の係合部4aに当接する。
【0030】
この状態から廃液タンク2を更に矢印A1方向に押し込むことで、
図6に示すように、回動レバー4の係合部4aが廃液タンク2で押されて、付勢手段42の復元力に抗して、矢印B1方向に回動する。
【0031】
そして、廃液タンク2を更に矢印A1方向に押し込むことで、
図7に示すように、廃液タンク2の廃液取り入れ口部22がキャッピング手段10のスライダ部材5の当接部55に当接する。
【0032】
この状態から更に廃液タンク2を更に矢印A1方向に押し込むことで、回動レバー4が更に矢印B1方向に回動する。それとともに、廃液取り入れ口部22でスライダ部材5が押されるので、スライダ部材5は覆い部材6を伴って矢印C1方向に移動(スライド)する。
【0033】
このとき、覆い部材6は廃液タンク2の廃液取り入れ口部22に接触するが、スライダ部材5が回動レバー2に対してスライドする。したがって、廃液タンク2が矢印A1方向に押し込まれるとき、覆い部材6と廃液タンク2の廃液取り入れ口部22との相対位置がほぼ維持されたまま、回動レバー2が矢印B1方向に回動できる。
【0034】
そして、廃液タンク2を更に矢印A1方向に押し込むことで、
図3に示すように、回動レバー4が更に矢印B1方向に回動し、覆い部材6が廃液タンク2の廃液取り入れ口部22に押し付けられて、廃液取り入れ口部22が覆い部材6で封止(キャッピング)される。
【0035】
このように、覆い部材6で廃液タンク2の廃液取り入れ口部22を封止するときに、覆い部材6が回動部材である回動レバー4に対してスライド可能である構成としているので、覆い部材6が廃液取り入れ口部22とが擦れることを低減することができる。これにより、覆い部材6の経時的な損傷が低減される。
【0036】
そして、廃液タンク2の廃液取り入れ口部22を覆い部材6で封止した状態で廃液排出口部7aが廃液タンク2内に臨むことで、廃液排出口部7aは外部環境に晒されなくなる。
【0037】
これにより、高粘度液体などの乾燥し易い液体の廃液を回収するときに、廃液排出口部7aから廃液タンク2内に滴下しないで残留した廃液が生じた場合でも、残留廃液の乾燥が抑制されるので、廃液排出口部7aの目詰まりなどが抑制される。
【0038】
次に、比較例1について
図8を参照して説明する。
図8は比較例1の廃液回収装置の説明に供する側面説明図である。
【0039】
比較例1では、回動レバー4に第1実施形態のキャッピング手段10を備えないで、廃液排出口部材7を保持した構成としている。
【0040】
この比較例1では、廃液タンク2の内部は外部環境に開放された状態にあり、廃液排出口部7aを外部環境に晒されている。そのため、高粘度の液体などの乾燥し易い液体を使用しているときに、廃液排出口部7aに残留した廃液が乾燥固着して、廃液排出口部7aが固化した廃液で目詰まりし、廃液の回収ができなくなるという不都合がある。
【0041】
次に、比較例2について
図9及び
図10を参照して説明する。
図9は比較例2の廃液回収装置の回転部材の部分の側面説明図、
図10は同比較例2の作用説明に供する回転部材の部分の側面説明図である。
【0042】
比較例2では、回動レバー4に対して覆い部材6をスライド不能な状態で保持した構成としている。
【0043】
この比較例2では、
図9に示すように、廃液タンク2を矢印A1方向に押し込むことで、回動レバー4が回動して廃液タンク2の廃液取り入れ口部22に覆い部材6の初期当接位置61が当接する。
【0044】
この状態から更に廃液タンク2を矢印A1方向に押し込むとき、覆い部材6は回動レバー4に対してスライド不能であるため、回動レバー4が更に矢印B1方向に回動するとき、覆い部材6と廃液取り入れ口部22とが擦れながら相対移動する。そして、
図10に示すように、覆い部材6の最終当接位置62が廃液取り入れ口部22に当接した状態で封止が完了する。
【0045】
このように、廃液タンク2の出し入れに伴って、覆い部材6と廃液取り入れ口部22とが擦れることで、覆い部材6が経時的に劣化損傷するという不具合が生じる。
【0046】
次に、本発明に係る液体を吐出する装置の一例について
図11及び
図12を参照して説明する。
図11は同装置の概略説明図、
図12は同装置のヘッドユニットの一例の平面説明図である。
【0047】
この液体を吐出する装置である印刷装置500は、連続体510を搬入する搬入手段501と、搬入手段501から搬入された連続体510を印刷手段505に案内搬送する案内搬送手段503と、連続体510に対して液体を吐出して画像を形成する印刷を行う印刷手段505と、連続体510を乾燥する乾燥手段507と、連続体510を搬出する搬出手段509などを備えている。
【0048】
連続体510は搬入手段501の元巻きローラ511から送り出され、搬入手段501、案内搬送手段503、乾燥手段507、搬出手段509の各ローラによって案内、搬送されて、搬出手段509の巻取りローラ591にて巻き取られる。
【0049】
この連続体510は、印刷手段505において、をヘッドユニット550及びヘッドユニット555に対向して搬送され、ヘッドユニット550から吐出される液体によって画像が形成され、ヘッドユニット555から吐出される処理液で後処理が行われる。
【0050】
ここで、ヘッドユニット550には、例えば、搬送方向上流側から、4色分のフルライン型ヘッドアレイ551A、551B、551C、551D(以下、色の区別しないときは「ヘッドアレイ551」という。)が配置されている。
【0051】
各ヘッドアレイ551は、液体吐出手段であり、それぞれ、搬送される連続体510に対してブラックK,シアンC、マゼンタM、イエローYの液体を吐出する。なお、色の種類及び数はこれに限るものではない。
【0052】
ヘッドアレイ551は、例えば、液体吐出ヘッド(これを、単に「ヘッド」ともいう。)100をベース部材552上に千鳥状に並べて配置したものであるが、これに限らない。
【0053】
そして、印刷手段505内に、本発明に係る廃液回収装置1を備えている。
【0054】
これにより、廃液回収装置1では廃液排出口部7aの目詰まりなどを生じることなく長期にわたって廃液を回収することができる。
【0055】
この場合、廃液回収装置1で回収する廃液としては、例えば、液体吐出ヘッドのメンテナンスとして印刷に寄与しない液体を吐出する空吐出(フラッシング、パージなどを含む)などで生じるインクや処理剤の廃液がある。
【0056】
なお、印刷装置500は、連続体へ印刷を行う装置ではなく、枚葉紙すなわちカット紙へ印刷を行う装置であってもよい。
【0057】
また、本願の用語における、画像形成、記録、印字、印写、印刷、造形等はいずれも同義語とする。
【符号の説明】
【0058】
1 廃液回収装置
2 廃液タンク
3 タンク収容部
4 回動レバー(回動部材)
5 スライダ部材
6 覆い部材
7 廃液排出口部材
10 キャッピング手段
22 廃液取り入れ口部
500 印刷装置(液体を吐出する装置)
550 ヘッドユニット