(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-08-30
(45)【発行日】2022-09-07
(54)【発明の名称】ポンプケーシングおよびポンプ装置
(51)【国際特許分類】
F04D 29/42 20060101AFI20220831BHJP
F04D 13/06 20060101ALI20220831BHJP
【FI】
F04D29/42 C
F04D13/06 Z
(21)【出願番号】P 2018209055
(22)【出願日】2018-11-06
【審査請求日】2021-08-19
(73)【特許権者】
【識別番号】000000239
【氏名又は名称】株式会社荏原製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100118500
【氏名又は名称】廣澤 哲也
(74)【代理人】
【識別番号】100091498
【氏名又は名称】渡邉 勇
(72)【発明者】
【氏名】小川 宗一郎
【審査官】大瀬 円
(56)【参考文献】
【文献】特開平07-208383(JP,A)
【文献】特開昭63-162997(JP,A)
【文献】特開2014-206140(JP,A)
【文献】特開2017-031965(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F04D 29/42
F04D 13/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
液体を移送するためのポンプ装置に使用されるポンプケーシングであって、
吸込み口を有する吸込みボリュートと、
吐出し口およびボリュート室を有する吐出しボリュートと、
前記ボリュート室の渦巻き始点を構成する舌部を囲むように前記吐出しボリュートの外面上に設けられた第1リブと、
前記吐出しボリュートから前記吸込みボリュートまで延びる複数の第2リブを備え、
前記第1リブは、前記ポンプケーシングの軸方向から見たときに前記舌部を横切って延びて
おり、
前記吸込み口と前記吐出し口は一直線上に並んでおり、
前記吸込み口の中心と前記吐出し口の中心を通る中心線に対する前記第1リブの角度は、15度から75度の範囲内にある、ポンプケーシング。
【請求項2】
前記複数の第2リブは、前記中心線の両側に配置されている、請求項
1に記載のポンプケーシング。
【請求項3】
前記複数の第2リブは、前記中心線に関して対称に配置されている、請求項
2に記載のポンプケーシング。
【請求項4】
前記複数の第2リブは、放射状に延びている、請求項1乃至
3のいずれか一項に記載のポンプケーシング。
【請求項5】
電動機と、
前記電動機に連結された回転軸と、
前記回転軸に固定された羽根車と、
前記羽根車を収容する請求項1乃至
4のいずれか一項に記載のポンプケーシングを備えたポンプ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポンプケーシングに関し、特に羽根車を収容するポンプケーシングの補強構造に関するものである。また、本発明は、そのようなポンプケーシングを備えたポンプ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
渦巻ポンプは、羽根車をポンプケーシング内で回転させることにより液体をポンプケーシング内で昇圧し、該昇圧された液体を吐出し口から外部に吐き出す。液体の圧力がポンプケーシングに作用すると、ポンプケーシングの一部に高い応力が発生し、ポンプケーシングが変形する。ポンプケーシングが変形すると、羽根車の流体入口の周りに配置されたライナーリングと羽根車が接触する場合がある。そのため、ポンプケーシングの変形を一定以下にするための剛性がポンプケーシングには要求される。
【0003】
渦巻室を持つポンプケーシングの形状は複雑であるため、ポンプケーシングは、一般的に、鋳造で製作される。ポンプケーシングの剛性を高めるために、ポンプケーシング全体の肉厚を厚くすると、ポンプケーシングの重量が増加してしまい、結果的に、渦巻ポンプ全体の重量が増加してしまう。
【0004】
一方、ポンプケーシングを薄くすると、ポンプケーシングの機械的強度が低下し、渦巻ポンプは耐水圧試験に合格することができないことがある。この耐水圧試験は、渦巻ポンプからの水漏れを検査する目的で行われる。具体的には、ポンプケーシングから羽根車や回転軸を取り外した状態で、ポンプケーシングの吸込み口、吐出し口を含むすべての開口部を閉じて密閉空間をポンプケーシング内に形成し、この密閉空間を、ポンプの最高吐出し圧力の1.5倍の圧力の水で満たし、そのままの状態で3分間以上放置し、水漏れおよびポンプケーシングの変形を検査する。
【0005】
渦巻ポンプの通常運転時は、液体の動圧が上昇し、液体の高い圧力がポンプケーシングにその内側から加わる。ポンプケーシングの吸込み口では液体の圧力は低く、吐出し口付近で液体の圧力は最大となる。このため、ポンプケーシングの吸込み側と吐出し側との間で差圧が生じる。この差圧は、ポンプケーシングに高い応力が生じさせ、ポンプケーシングを変形させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】実開昭54-35402号公報
【文献】実開昭54-35403号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述した耐水圧試験では、ポンプケーシングのボリュート室の渦巻き始点を構成する舌部において最も高い応力が発生する。一方、通常運転時には、ポンプケーシングの吸込み側と吐出し側との境界において最も高い応力が発生する。特許文献1および特許文献2には、舌部を補強するための補強構造が提案されている。しかしながら、これらの補強構造は、耐水圧試験および通常運転の両方においてポンプケーシングの変形を防ぐには十分ではない。特に、脚部を持たず、配管のみによって支持されるインラインポンプ装置は、その自重のみならず、配管荷重や配管モーメントも受けるために、ポンプケーシングに変形が生じやすい。
【0008】
そこで、本発明は、耐水圧試験および通常運転の両方において液体の高い圧力を受けたときに、変形を最小にすることができるポンプケーシングを提供する。また、本発明は、そのようなポンプケーシングを備えたポンプ装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
一態様では、液体を移送するためのポンプ装置に使用されるポンプケーシングであって、吸込み口を有する吸込みボリュートと、吐出し口およびボリュート室を有する吐出しボリュートと、前記ボリュート室の渦巻き始点を構成する舌部を囲むように前記吐出しボリュートの外面上に設けられた第1リブと、前記吐出しボリュートから前記吸込みボリュートまで延びる複数の第2リブを備え、前記第1リブは、前記ポンプケーシングの軸方向から見たときに前記舌部を横切って延びており、前記吸込み口と前記吐出し口は一直線上に並んでおり、前記吸込み口の中心と前記吐出し口の中心を通る中心線に対する前記第1リブの角度は、15度から75度の範囲内にある、ポンプケーシングが提供される。
【0010】
一態様では、前記複数の第2リブは、前記中心線の両側に配置されている。
一態様では、前記複数の第2リブは、前記中心線に関して対称に配置されている。
一態様では、前記複数の第2リブは、放射状に延びている。
【0011】
一態様では、電動機と、前記電動機に連結された回転軸と、前記回転軸に固定された羽根車と、前記羽根車を収容する上記ポンプケーシングを備えたポンプ装置が提供される。
【発明の効果】
【0012】
第1リブは、ポンプケーシングの軸方向から見たときに、舌部を横切って延びている。このように配置された第1リブは、舌部に発生する応力を低くできることが応力解析により判明している。よって、第1リブは、耐水圧試験時での舌部のひび割れを防止することができる。
【0013】
複数の第2リブは、吐出しボリュートから吸込みボリュートまで延びている。ポンプ装置の運転時には、吐出しボリュートに加わる液体の圧力は、複数の第2リブを通じて吸込みボリュートに伝わる。つまり、通常運転時に発生する液体の圧力は、吐出しボリュート、第2リブ、および吸込みボリュートに分散され、応力が局所的に高い箇所(応力集中している箇所)の発生を防止することができる。結果として、ポンプケーシングの変形を防止することができる。さらに、複数の第2リブは、ポンプケーシングの剛性を高め、運転中のポンプケーシングの振動を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】ポンプ装置の一実施形態を示す断面図である。
【
図2】
図1に示すポンプケーシングを軸方向から見た図である。
【
図3】
図2に示すポンプケーシングを裏側から見た図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、ポンプ装置の一実施形態を示す断面図である。本実施形態のポンプ装置は、脚部を持たず、吸込み口および吐出し口が一直線上に並ぶインラインポンプ装置である。
【0016】
ポンプ装置は、電動機1と、電動機1に連結された回転軸2と、回転軸2に固定された羽根車5と、羽根車5を収容するポンプケーシング8を備えている。羽根車5は、遠心羽根車である。回転軸2は、軸受(図示せず)に回転可能に支持されている。回転軸2と羽根車5は一体に回転可能となっている。回転軸2および羽根車5は、電動機1によって回転される。羽根車5の流体入口5aの周囲にはライナーリング10が配置されている。このライナーリング10は、ポンプケーシング8に固定されている。
【0017】
電動機1とポンプケーシング8との間にはケーシングカバー12が配置されている。ポンプケーシング8の開口は、ケーシングカバー12によって塞がれている。電動機1は、ケーシングカバー12に固定されている。ポンプケーシング8およびケーシングカバー12は、鋳物である。羽根車5の裏側には、回転軸2とケーシングカバー12との間の隙間を封止する軸封装置15が配置されている。軸封装置15はケーシングカバー12に保持されている。軸封装置15の例としては、メカニカルシールが挙げられる。
【0018】
ポンプケーシング8は、吸込み口20aを有する吸込みボリュート20と、吐出し口22aおよびボリュート室22bを有する吐出しボリュート22を備えている。羽根車5は、ボリュート室22b内に配置されている。吸込み口20aおよび吐出し口22aは、一直線上に並んでいる。ポンプケーシング8は脚部を持たず、ポンプ装置の全体は、吸込み口20aおよび吐出し口22aに接続された配管(図示せず)によって支持される。吸込み口20aおよび吐出し口22aが一直線上に並んだポンプ装置は、インラインポンプ装置と呼ばれる。
【0019】
電動機1が羽根車5を回転させると、液体は、吸込み口20aからポンプケーシング8内に流れ込む。より具体的には、液体は、吸込み口20aから吸込みボリュート20に流入し、吸込みボリュート20を通じて羽根車5の流体入口5aに流入する。回転する羽根車5は液体に速度エネルギーを付与し、ボリュート室22bを流れる液体の速度エネルギーは圧力に変換される。昇圧された液体は、吐出しボリュート22の吐出し口22aを通ってポンプケーシング8から吐き出される。
【0020】
図2は、
図1に示すポンプケーシング8を軸方向から見た図であり、
図3は、
図2に示すポンプケーシング8を裏側からみた図である。ポンプケーシング8の軸方向とは、ポンプケーシング8内に配置される羽根車5に固定された回転軸2の長手方向である。ポンプケーシング8は、吸込み口20aを有する吸込みボリュート20と、吐出し口22aおよびボリュート室22bを有する吐出しボリュート22と、吸込ボリュート20と吐出しボリュート22との間を延びる側壁23と、吐出しボリュート22に接続された周壁24を有している。側壁23は環状であり、側壁23の内周部は吸込ボリュート20の出口端部20bに接続され、側壁23の外周部は吐出しボリュート22に接続されている。
【0021】
吸込みボリュート20は側壁23上を延び、吸込みボリュート20の出口端部20bは、側壁23の中央に接続されている。
図3に示すように、吸込みボリュート20の出口端部20bは、羽根車5の流体入口5a(
図1参照)に対向する流体出口20cを有している。ポンプケーシング8は、周壁24に沿って等間隔に配列された複数のねじ孔33を有している。図示しないねじは、ケーシングカバー12(
図1参照)を通ってねじ孔33に螺合される。ケーシングカバー12は、ねじ孔33に螺合されたねじによってポンプケーシング8に固定される。
【0022】
ポンプケーシング8は、ボリュート室22bの渦巻き始点を構成する舌部25を囲むように設けられた第1リブ31と、吐出しボリュート22から吸込みボリュート20まで延びる複数の第2リブ32をさらに備えている。第1リブ31は、少なくとも吐出しボリュート22上に設けられる。本実施形態では、第1リブ31は、吐出しボリュート22および側壁23上に設けられている。
【0023】
複数の第2リブ32は、放射状に延びている。複数の第2リブ32は、少なくとも吐出しボリュート22、吸込みボリュート20、および側壁23上に設けられる。本実施形態では、第2リブ32の一端は、吸込みボリュート20の出口端部20bに接続され、第2リブ32の他端は周壁24に接続されている。すなわち、複数の第2リブ32は、吐出しボリュート22を横切って延びており、かつ吸込みボリュート20に接続されている。各第2リブ32には、複数のねじ孔33のうちの1つが形成されている。
【0024】
第1リブ31は、ポンプケーシング8の軸方向から見たときに舌部25を横切って延びている。より具体的には、第1リブ31は、舌部25の外側面25aに対して垂直である。吸込み口20aの中心と吐出し口22aの中心を通る中心線Lに対する第1リブ31の角度θは、15度から75度の範囲内である。本実施形態では、中心線Lに対する第1リブ31の角度θは、45度である。
【0025】
ポンプケーシング8の耐水圧試験では、液体の高い静圧がポンプケーシング8の内側に加わる。舌部25には高い応力がポンプケーシング8の軸方向に生じる。第1リブ31は、耐水圧試験時に舌部25に発生する応力を低くするために設けられている。第1リブ31は、舌部25が突出する方向に対して斜めに延びている。このように配置された第1リブ31は、舌部25に発生する応力を低くできることが応力解析により判明している。よって、第1リブ31は、耐水圧試験時での舌部25のひび割れを防止することができる。
【0026】
一方、第2リブ32は、ポンプ装置の通常運転中に液体の圧力およびポンプ装置の自重がポンプケーシング8に加わったときにポンプケーシング8の変形を最小にすることができる強度をポンプケーシング8に付与するために設けられている。複数の第2リブ32は、中心線Lの両側に配置されている。中心線Lの一方側に位置する第2リブ32の数と、中心線Lの反対側に位置する第2リブ32の数は、同じである。隣接する2つの第2リブ32間の間隔も同じである。
【0027】
本実施形態では、4組の第2リブ32が中心線Lの両側に配置されているが、本発明はこの実施形態に限定されない。第2リブ32の数は、ポンプケーシング8に必要とされる強度に基づいて決定される。一実施形態では、1組の第2リブ32が中心線Lの両側に配置されてもよく、あるいは5組以上の第2リブ32が中心線Lの両側に配置されてもよい。
【0028】
本実施形態のポンプケーシング8は、鋳物からなる一体構造物である。各第2リブ32は台形の断面を有している。一実施形態では、各第2リブ32は、半円形などの他の形状であってもよい。各第2リブ32の高さはポンプケーシング8に必要とされる強度に基づいて適宜決定される。
【0029】
各第2リブ32は、吸込みボリュート20と吐出しボリュート22の両方に接続されている。したがって、ポンプ装置の運転時には、吐出しボリュート22に加わる液体の圧力は、複数の第2リブ32を通じて吸込みボリュート20に伝わる。つまり、通常運転時に発生する液体の圧力は、吐出しボリュート22、第2リブ32、および吸込みボリュート20に分散され、応力が局所的に高い箇所(応力集中している箇所)の発生を防止することができる。結果として、ポンプケーシング8の変形を防止することができる。
【0030】
複数の第2リブ32は、吐出しボリュート22を包み込むように設けられており、吐出しボリュート22の全体の強度を向上させている。したがって、吐出しボリュート22の肉厚を小さくすることができ、ポンプケーシング8の軽量化が達成される。
【0031】
さらに、複数の第2リブ32は、ポンプケーシング8の剛性を高め、運転中のポンプケーシング8の振動を防止することができる。つまり、ポンプケーシング8の剛性が上がると、ポンプケーシング8の固有振動数が高くなり、結果としてポンプケーシング8が振動しにくくなる。一般に、ポンプケーシング8の固有振動数は、ポンプケーシング8のばね定数が大きくなるにつれて、および/またはポンプケーシング8の質量が小さくなるにつれて、高くなる。第2リブ32は、ポンプケーシング8を補強できるので、ポンプケーシング8の肉厚を小さくできる。よって、ポンプケーシング8の質量を小さくできる。
【0032】
ポンプケーシング8のばね定数kは、次の式で表される。
k=F/x
Fはポンプケーシング8に加わる外力を表し、xはポンプケーシング8の変形量を表す。Fの値は、ポンプ装置の運転条件が変わらない限り、一定である。第2リブ32は、ポンプケーシング8の変形xを小さくすることができる。よって、ポンプケーシング8のばね定数kは大きくなる。第2リブ32は、ポンプケーシング8のばね定数を大きくし、かつポンプケーシング8の質量を小さくすることができるので、ポンプケーシング8の固有振動数が高くなり、結果として、ポンプ装置の運転中にポンプケーシング8が振動しにくくなる。
【0033】
図1に示すポンプ装置は脚部がないので、ポンプ装置の全体はポンプケーシング8に接続された配管のみによって支持される。ポンプ装置の設置角度は、ポンプ装置が使用される場所によって変わりうる。例えば、ポンプ装置は水平に延びる配管に接続される場合もあれば、ポンプ装置は、鉛直に延びる配管に接続される場合もある。さらに、電動機1の位置によって、ポンプケーシング8にねじりモーメントが加わることもある。
【0034】
そこで、本実施形態では、ポンプ装置がどのような角度で設置された場合でも第2リブ32がポンプケーシング8を補強できるように、複数の第2リブ32は、吐出しボリュート22の中心線Lに関して対称に配置されている。ポンプ装置自体の重量、および/またはポンプ装置に接続された配管の重量がポンプケーシング8にどの方向に掛かっても、対称に配置された第2リブ32はポンプケーシング8の変形を防ぐことができる。
【0035】
上述した実施形態は、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者が本発明を実施できることを目的として記載されたものである。上記実施形態の種々の変形例は、当業者であれば当然になしうることであり、本発明の技術的思想は他の実施形態にも適用しうる。したがって、本発明は、記載された実施形態に限定されることはなく、特許請求の範囲によって定義される技術的思想に従った最も広い範囲に解釈されるものである。
【符号の説明】
【0036】
1 電動機
2 回転軸
5 羽根車
5a 流体入口
8 ポンプケーシング
10 ライナーリング
12 ケーシングカバー
15 軸封装置
20 吸込みボリュート
20a 吸込み口
20b 出口端部
20c 流体出口
22 吐出しボリュート
22a 吐出し口
22b ボリュート室
23 側壁
24 周壁
25 舌部
31 第1リブ
32 第2リブ
33 ねじ孔
L 中心線