(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-09-15
(45)【発行日】2022-09-27
(54)【発明の名称】カリフラワーサラダ
(51)【国際特許分類】
A23L 35/00 20160101AFI20220916BHJP
A23L 7/10 20160101ALI20220916BHJP
A23L 5/00 20160101ALI20220916BHJP
A23L 27/10 20160101ALI20220916BHJP
【FI】
A23L35/00
A23L7/10 Z
A23L5/00 K
A23L27/10 C
(21)【出願番号】P 2018218637
(22)【出願日】2018-11-21
【審査請求日】2021-04-22
(73)【特許権者】
【識別番号】000001421
【氏名又は名称】キユーピー株式会社
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 千尋
【審査官】山本 英一
(56)【参考文献】
【文献】特表2016-536992(JP,A)
【文献】カリフラワーと人参のサラダ | とりわけ離乳食レシピサイト RIPPY,Wayback Machine Archive [online],2018年09月04日,https://web.archive.org/web/20180904091102/https://rippy.club/product/menu023/,[検索日2022年2月27日]
【文献】調理の下処理[調理の下処理41]淡白な味の「カリフラワー」下茹で、白く仕上げるコツ,家電 Watch [online],2017年10月24日,https://kaden.watch.impress.co.jp/docs/column/precooking/1162931.html,[検索日2022年2月27日]
【文献】カリフラワーのラグーソース☆ベジボロネーゼ,うーらオフィシャルブログ「うーらのオーガニックレシピ手帖」Powered by Ameba [online],2008年11月22日,https://ameblo.jp/oola/entry-10572839715.html,[検索日2022年2月27日]
【文献】なないろ日和!:テレビ東京,2017年08月24日,https://www.tv-tokyo.co.jp/7stlive/2017/08/post-1365.html,[検索日2022年2月27日]
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A23L
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カリフラワーを10質量%以上95質量%以下含有し、
カリフラワー全体の60%以上が目開き9.5mmパス1.4mmオンの大きさであって、
加工澱粉を含有することを特徴とする、
カリフラワーサラダ。
【請求項2】
前記カリフラワー1質量部に対する、前記
加工澱粉の含有量が0.001質量部以上0.15質量部以下であることを特徴とする、
請求項1記載のカリフラワーサラダ。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のカリフラワーサラダを米飯代替食品として用いた米飯加工品。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のカリフラワーサラダを用いたトッピング用食品。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のカリフラワーサラダを用いた調味料。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カリフラワー特有の白さを保持し、かつカリフラワー本来の食感を保持したカリフラワーサラダに関する。
【背景技術】
【0002】
カリフラワーは低脂肪、低糖質であり、食物繊維やビタミン類を多く含み、食べ応えのある食感を有することから、近年の健康志向やダイエットブームの中で、注目されている野菜の一つである。
【0003】
一方で、カリフラワーは長期保管に向いておらず、特にカットしたカリフラワーは変色等を伴いやすく、品質が劣化しやすいという問題があった。
【0004】
上記のようなカリフラワーの課題に関連して、カットしたカリフラワー等の野菜を軟化させるステップおよび活性酸素種と接触させるステップを含むことによって品質の劣化を抑制する野菜の処理方法(特許文献1)が提案されている。
【0005】
しかしながら、この方法では、活性酸素種と接触させるステップを行うために専用の製造設備が必要であったり、活性酸素種として一般的に用いられる次亜塩素酸ナトリウム溶液を用いる場合には洗浄工程の必要性や塩素の残留の問題などへの様々な煩雑な対策が追加で必要になったりすることから、より簡便にカリフラワーらしい白さと食感を保持したカリフラワーサラダを製造する方法が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明の目的は、カリフラワー特有の白さを保持し、かつカリフラワー本来の食感を保持したカリフラワーサラダを提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた。その結果、カリフラワーを10質量%以上95質量%以下含有し、カリフラワー全体の60%以上が目開き9.5mmパス1.4mmオンの大きさであって、澱粉を含有することによって、意外にも、カリフラワー特有の白さを保持し、かつカリフラワー本来の食感を保持したカリフラワーサラダが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、本発明は、
(1)カリフラワーを10質量%以上95質量%以下含有し、カリフラワー全体の80%以上が目開き9.5mmパス1.4mmオンの大きさであって、澱粉を含有することを特徴とする、カリフラワーサラダ、
(2)前記カリフラワー1質量部に対する、前記澱粉の含有量が0.001質量部以上0.15質量部以下であることを特徴とする、(1)記載のカリフラワーサラダ、
(3)(1)又は(2)に記載のカリフラワーサラダを米飯代替食品として用いた米飯加工品、
(4)(1)又は(2)に記載のカリフラワーサラダを用いたトッピング用食品、
(5)(1)又は(2)に記載のカリフラワーサラダを用いた調味料、
である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、カリフラワー特有の白さを保持し、かつカリフラワー本来の食感を保持したカリフラワーサラダを提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下本発明を詳細に説明する。なお、本発明において特に規定しない限り、「%」は「質量%」を、「部」は「質量部」を意味する。
【0012】
<本発明の特徴>
本発明は、カリフラワーを10%以上95%以下含有し、カリフラワー全体の60%以上が目開き9.5mmパス1.4mmオンの大きさであって、澱粉を含有させることによって、カリフラワー特有の白さを保持し、かつカリフラワー本来の食感を保持したカリフラワーサラダを提供することに特徴を有する。本発明のカリフラワーサラダはカリフラワー全体の60%以上が目開き9.5mmパス1.4mmオンの大きさにカットされた形状であり、サラダとして食べやすく、他の食材と和えやすく、また調味原料を含有させ調味料としやすい大きさである。一方、このように細かくカットしたカリフラワーは白さを損ないやすく、カリフラワー特有の白さを保持する課題を有しやすいため、澱粉を含有させることによってカリフラワー特有の白さを保持し、かつカリフラワー本来の食感を保持するという本発明の効果を奏しやすい特徴がある。本発明において、カリフラワーとは花蕾と茎の両方を指し、本発明のカリフラワーサラダには花蕾と茎の両方を含むことができる。
【0013】
<カリフラワーサラダ>
本発明のカリフラワーサラダは、カリフラワーを10%以上95%以下含有しており、原材料として比較的多くカリフラワーを含有するものである。また本発明のカリフラワーサラダは、白からクリーム色のホワイト種のカリフラワーを含有するものを指す。ホワイト種のカリフラワーは変色が目立ちやすくカリフラワー特有の白さを保持するという本発明の効果を奏しやすい。
【0014】
<澱粉>
本発明のカリフラワーサラダは澱粉を含有する。澱粉を含有することにより、カリフラワー特有の白さを保持し、かつカリフラワー本来の食感を保持することができる。澱粉を含有しない場合には変色が多く見られるカリフラワーサラダとなってしまう。本発明のカリフラワーサラダに用いる澱粉としては、例えば、馬鈴薯澱粉、トウモロコシ澱粉コーンスターチ(例えば、スイートコーン由来、デントコーン由来、ワキシーコーン由来のコーンスターチ)、タピオカ澱粉、サゴ澱粉、甘藷澱粉、小麦澱粉、及びうるち米澱粉等が挙げられる。さらに、本発明のカリフラワーサラダに用いる澱粉は、前記澱粉に、架橋処理、酸処理、アルカリ処理、酸化処理、エステル化処理、エーテル化処理といった化学修飾処理や、α化処理、造粒処理、湿熱処理、ボールミル処理、微粉砕処理、加熱処理、温水処理、漂白処理、殺菌処理、酵素処理といった加工処理、あるいはそれらの2種以上の加工処理を施した加工澱粉であることが好ましい。カリフラワー特有の白さを保持しやすい観点から、架橋処理を施した架橋澱粉又はオクテニルコハク酸デンプンナトリウム等のアルケニルコハク酸処理澱粉を用いることが好ましい。また、澱粉の含有量は下限値を好ましくは0.001%以上、0.003%以上、上限値を好ましくは20%以下、15%以下、12%以下、10%以下、1%以下、0.8%以下とすることができる。
【0015】
<カリフラワーに対する澱粉の含有比>
本発明のカリフラワーサラダにおけるカリフラワー1部に対する前記澱粉の含有量は、0.001部以上0.15部以下であることが好ましい。カリフラワーに対する澱粉の含有比が前記範囲内であることによって、カリフラワー特有の白さを保持し、かつカリフラワー本来の食感を変えることなく保持したカリフラワーサラダを提供することができる。また、カリフラワーに対する澱粉の含有比は下限値を好ましくは0.002部以上、0.004部以上、上限値を好ましくは0.14部以下、0.13部以下、0.9部以下とすることができる。
【0016】
<ガム類>
本発明のカリフラワーサラダはガム類を含有することができる。例えば、キサンタンガム、グアーガム、ローカストビーンガム、タマリンドシードガム、タラガム、カラギーナン等が挙げられる。ガム類を含有することによってカリフラワー特有の白さを保持しつつもカリフラワー本来の食感に近い物性に調整しやすくなる。ガム類の中でも特にキサンタンガムを用いることが好ましい。本発明のカリフラワーサラダにおけるガム類の含有量は下限値を好ましくは0.01%以上、0.05%以上、上限値を好ましくは1%以下、0.8%以下、0.5%以下、0.4%以下とすることができる。
【0017】
<調味液>
本発明のカリフラワーサラダは、カリフラワーを10%以上95%以下含有する他に、調味液を含有することができる。調味液を含有することによりカリフラワーと澱粉が絡みやすくなりカリフラワー特有の白さを保持する本願発明の効果を奏しやすく、また、カリフラワーサラダを他の食材と和えて調味料とする際にも和えやすい。本発明のカリフラワーサラダの調味液としては、食塩、糖類、アミノ酸、香辛料等を水や食酢と混合したものを用いることができる。特にカリフラワー特有の白さを保持しやすい観点から、食酢を調味液中に含有することが好ましい。また、食用油を調味液に含有することができる。
【0018】
本発明のカリフラワーサラダの調味液の25℃における粘度は、カリフラワー本来の食感を保持しやすい観点から、下限値を好ましくは50mPa・s以上、100mPa・s以上、500mPa・s以上、上限値を好ましくは20000mPa・s以下、10000mPa・s以下、5000mPa・s以下、2000mPa・s以下、1500mPa・s以下とすることができる。なお、本発明のカリフラワーサラダの調味液の上記粘度の測定方法は、BH形粘度計を使用し、品温25℃、回転数4rpmの条件で、50mPa・s以上1875mPa・s未満の場合はローターNo.1、1875mPa・s以上7000mPa・s未満の場合はローターNo.2を使用し、7000mPa・s以上20000mPa・s以下の場合はローターNo.3を使用し、測定開始後ローターが2回転した時の示度により算出した値である。
【0019】
本発明のカリフラワーサラダの調味液のpHは、カリフラワー本来の食感を保持しやすい観点から、下限値を好ましくは3以上、3.5以上、4以上、4.5以上、上限値を好ましくは6.5以下、6以下とすることができる。
【0020】
<他の原料>
本発明のカリフラワーサラダには、本発明の効果を損なわない範囲で種々の原料を適宜選択し、配合することができる。具体的には、例えば、タマネギ、ニンジン、大根、キャベツ等の野菜、豆類、核酸系旨味調味料、柑橘果汁、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸等の有機酸又はその塩、アスコルビン酸、ビタミンE等の酸化防止剤、各種ペプチド、香料などが挙げられる。
【0021】
<カリフラワーサラダを用いた米飯加工品、トッピング用食品、調味料>
本発明のカリフラワーサラダは、そのまま食すだけではなく、炒める、蒸す、茹でる等の調理を施して食すことができる。また、チャーハンやリゾット等の米飯加工品を調製する際に用いる米飯代替食品として用いることができる。また、野菜、肉料理、魚料理、パン、ピザ、米飯や麺等にトッピングするトッピング用食品、調味原料と混合して調味料とすることができる。
【0022】
<カリフラワーサラダの製造方法>
次に、本発明のカリフラワーサラダの代表的な製造方法について下記に記載するが、これらは本発明を特に限定するものではない。
まず、茹でたカリフラワーを5mmダイスにカットする。ミキサーにて水、澱粉、調味液等を混合溶解し、さらにカットしたカリフラワーを投入し均一に混合する。次いで、耐熱性パウチに充填密封した後、加熱処理を施し、本発明の容器詰めカリフラワーサラダを得ることができる。
【0023】
<目開き9.5mmパス1.4mmオンのカリフラワーの割合の測定方法>
本発明のカリフラワーサラダに含有するカリフラワーは、カリフラワー全体の60%以上が目開き9.5mmパス1.4mmオンの大きさである。このようなカリフラワーは、あらかじめカリフラワーをカットする際に一辺が1.4~9.5mmダイス、立方体状にカットしたカリフラワーを準備することで得ることができるが、大きさが不明の場合はカリフラワーサラダ中のカリフラワーについて目開き9.5mmと目開き1.4mm金属製網篩を用いて篩分けすることによりその割合を求めることができる。篩分けを行う場合には、カリフラワー同士が接着しない程度にほぐして篩へ投入し、篩上に均等に広げて篩分けを行う。
【0024】
以下、本発明について、実施例、比較例、及び試験例に基づき具体的に説明する。なお、本発明は、これらに限定するものではない。
【実施例】
【0025】
[実施例1~5、比較例1]
表1に記載の配合に基づき、実施例1~5、比較例1のカリフラワーサラダを調製した。
具体体には、まず、茹でたカリフラワー(花蕾と茎の両方を含む)をカットした。ミキサーにて水、食酢(酸度4%)、澱粉(リン酸架橋澱粉)、食塩、食用油、キサンタンガムを混合し、続いてカットしたカリフラワーを投入し均一に混合した。次いで、耐熱性パウチに200gずつを充填密封した後、中心品温80℃以上が20分確保されるように加熱処理を施し、本発明の容器詰めカリフラワーサラダを調製した。
各カリフラワーサラダの目開き9.5mmパス1.4mmオンのカリフラワーの割合、カリフラワー1部に対する前記澱粉の含有量、調味液のpHも表1に示した。実施例1~5の調味液の粘度(25℃)は50mPa・s以上20000mPa・s以下であり、実施例1は700mPa・s、実施例2は1150mPa・s、実施例5の調味液の粘度は75mPa・sで合った。なお、目開き9.5mmパス1.4mmオンのカリフラワーの割合は、目開き9.5mm及び目開き1.4mmの金属製網篩を用いて測定した。
【0026】
【0027】
[実施例6]
澱粉をオクテニルコハク酸デンプンナトリウムに変更し、加熱処理を行わなかった以外は実施例1と同様にして実施例6のカリフラワーサラダを調製した。実施例6の目開き9.5mmパス1.4mmオンのカリフラワーの割合は86%、調味液のpHは5.5、粘度(25℃)は250mPa・sであった。
【0028】
[試験例1]
実施例1~6及び比較例1のカリフラワーサラダについて外観の評価を行った。以下の評価方法にしたがって行った。結果を表2に示す。
【0029】
<評価方法>
◎:カリフラワー特有の白さが十分に保持されている、〇:カリフラワー特有の白さが保持されている、●:変色が気にならない程度にカリフラワー特有の白さが保持されている、×:黄色がかっていてカリフラワー特有の白さが損なわれている、の基準で比較評価した。
【0030】
【0031】
表2の結果より、カリフラワーを10%以上95%以下含有し、カリフラワー全体の60%以上が目開き9.5mmパス1.4mmオンの大きさであって、澱粉を含有する実施例1~6のカリフラワーサラダは、カリフラワー特有の白さが保持されており好ましいものであった。一方、澱粉を含有しない比較例1のカリフラワーサラダは、黄色がかっていてカリフラワー特有の白さが損なわれており好ましいものではなかった。
【0032】
[試験例2]
実施例1~6のカリフラワーサラダは全てカリフラワーとして好ましい食感を保持していたが、実施例1~6の中でより好ましい食感についてカリフラワーの食感の評価を行った。以下の評価方法にしたがって行った。結果を表3に示す。
【0033】
<評価方法>
A:カリフラワー本来の食感が保持されていて食べ応えが十分にある、B:カリフラワー本来の食感が保持されている、C:カリフラワー本来の食感が保持されているがやや柔らかさが気になる、の基準で比較評価した。
【0034】
【0035】
表3の結果より、カリフラワー1部に対する前記澱粉の含有量が0.004部以上0.9部以下である実施例1、5、6は食感において特に好ましいものであった。
【0036】
[実施例7]
5mm角にカットしたタマネギをカリフラワーサラダの全体の10%配合し、その分カリフラワーの配合量を65%から55%に減らした以外は実施例1と同様にして実施例7のカリフラワーサラダを調製した。実施例7の目開き9.5mmパス1.4mmオンのカリフラワーの割合は79%、調味液のpHは5.4、粘度(25℃)は700mPa・s、カリフラワー1部に対する前記澱粉の含有量は0.009であった。
実施例7のカリフラワーサラダは実施例1と同様に、カリフラワー特有の白さを保持し、かつカリフラワー本来の食感を保持していた。
【0037】
[実施例8](カリフラワーサラダを用いた米飯代替品を使用したリゾット)
ベーコン30g、タマネギ50g(みじん切り)をフライパンで炒め、そこに実施例1のカリフラワーサラダ300gを加えさらに炒めた。塩、胡椒と水100g、牛乳30gを加え軽く煮込んだ。容器に盛り付けて粉チーズと刻んだパセリをかけて実施例8のリゾットを製した。
実施例8のリゾットにおけるカリフラワーサラダを用いた米飯代替品はカリフラワー特有の白さを保持し、かつカリフラワー本来の食感を保持していた。
【0038】
[実施例9](カリフラワーサラダを用いたトッピング用食品を使用したピザパン)
ピザ生地をめん棒で丸く伸ばし天板に載せ30℃で50分程度発酵させた。その表面にマヨネーズを塗り、実施例6のカリフラワーサラダ、5mm角にカットした蒸し鶏、シュレッドチーズをトッピングした。オーブンで200℃15分焼成し、実施例9のピザパンを製した。
実施例9のピザパンにおけるカリフラワーサラダを用いたトッピング用食品はカリフラワー特有の白さを保持し、かつカリフラワー本来の食感を保持していた。
【0039】
[実施例10](カリフラワーサラダを用いた調味料を使用したアクアパッツァ)
実施例1のカリフラワーサラダ20g、5mm角にカットしたパプリカ10gとオリーブ10g、ローストニンニクみじん切り3g、レモン汁5g、オリーブオイル2gを混合し、調味料を準備した。
オリーブオイルで焼いた白身魚200gを、白ワイン20g、ミニトマト5個と共に煮込み、準備しておいた前記調味料50gを和えて実施例10のアクアパッツァを製した。
実施例10のアクアパッツァにおけるカリフラワーサラダを用いた調味料はカリフラワー特有の白さを保持し、かつカリフラワー本来の食感を保持していた。