(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-04
(45)【発行日】2022-10-13
(54)【発明の名称】シーン共有システム
(51)【国際特許分類】
H04N 21/258 20110101AFI20221005BHJP
H04N 21/232 20110101ALI20221005BHJP
G06F 16/48 20190101ALI20221005BHJP
H04H 60/27 20080101ALI20221005BHJP
H04H 60/37 20080101ALI20221005BHJP
H04H 60/40 20080101ALI20221005BHJP
H04H 60/43 20080101ALI20221005BHJP
H04H 60/45 20080101ALI20221005BHJP
【FI】
H04N21/258
H04N21/232
G06F16/48
H04H60/27
H04H60/37
H04H60/40
H04H60/43
H04H60/45
(21)【出願番号】P 2021139190
(22)【出願日】2021-08-27
(62)【分割の表示】P 2017134977の分割
【原出願日】2017-07-10
【審査請求日】2021-09-09
(31)【優先権主張番号】P 2016239532
(32)【優先日】2016-12-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000004352
【氏名又は名称】日本放送協会
(74)【代理人】
【識別番号】100106002
【氏名又は名称】正林 真之
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【氏名又は名称】林 一好
(72)【発明者】
【氏名】竹内 真也
(72)【発明者】
【氏名】平松 和茂
(72)【発明者】
【氏名】松村 欣司
(72)【発明者】
【氏名】加井 謙二郎
(72)【発明者】
【氏名】藤澤 和也
【審査官】鈴木 隆夫
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2010/100937(WO,A1)
【文献】特開2014-049884(JP,A)
【文献】特開2012-155695(JP,A)
【文献】特開2002-259720(JP,A)
【文献】特開2009-169795(JP,A)
【文献】特開2004-274287(JP,A)
【文献】特開2010-226630(JP,A)
【文献】特開2013-102284(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00-21/858
G06F 16/00-16/958
H04H 60/00-60/98
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
視聴者のクライアント装置と、ブックマーク装置と、ブックマーク解析装置と、を備えるシーン共有システムであって、
前記ブックマーク装置は、
前記クライアント装置から、番組コンテンツの放送チャンネル、及び番組内の少なくとも一部の期間が指定されたブックマークの入力を受け付ける受付部と、
受け付けた前記ブックマークを、前記視聴者の識別子に対応付けて記憶するデータベースと、
前記視聴者の識別子をキーに前記データベースから前記ブックマークを読み出す読出部と、を備え、
前記ブックマーク解析装置は、
前記番組コンテンツ内の、前記ブックマークの数が閾値以上であるシーンを特定するシーン特定部を備えるシーン共有システム。
【請求項2】
前記シーン特定部は、指定された条件を満たす前記ブックマークの数に基づいて、前記シーンを特定し、
前記ブックマーク解析装置は、
前記シーン特定部により特定された複数のシーンそれぞれの時刻情報を含む、ダイジェストクリップリストを生成するリスト生成部を備える請求項1に記載のシーン共有システム。
【請求項3】
前記ブックマーク解析装置は、
前記ダイジェストクリップリストに基づいて、前記番組コンテンツ内の複数のシーンを結合したダイジェスト番組のファイルを生成するダイジェスト生成部を備える請求項2に記載のシーン共有システム。
【請求項4】
前記クライアント装置は、
前記ブックマークを一意に示す識別子を含むURIを生成し、所定のネットワークサービスを介してユーザ間で共有させるブックマーク共有部と、
前記URIに基づいて、前記ブックマーク装置から前記ブックマークを取得するブックマーク取得部と、を備える請求項1から請求項3のいずれかに記載のシーン共有システム。
【請求項5】
前記クライアント装置は、
前記ブックマークを一意に示す識別子を、装置間で送受信するブックマーク送受信部と、
前記識別子に基づいて、前記ブックマーク装置から前記ブックマークを取得するブックマーク取得部と、を備える請求項1から請求項3のいずれかに記載のシーン共有システム。
【請求項6】
前記クライアント装置は、
装置間の距離が所定以内であることを確認する距離確認部を備え、
前記ブックマーク送受信部は、前記距離が所定以内であることが確認された装置間で、前記識別子を送受信する請求項5に記載のシーン共有システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、番組配信サービスにおいて、放送番組にブックマークを付与するための装置、方法及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、インターネット及びストレージ技術の発展により、大量のファイルを蓄積し、これらを配信することが可能となった。放送した番組ファイルを蓄積し、過去の放送番組を視聴する技術として、例えば特許文献1は、時刻方向に番組コンテンツをジャンプしながら過去の放送番組を探すことが可能なビデオオンデマンドサービスを開示している。特許文献2は、放送番組のシーンにタグと呼ばれるキーワードを付与し、これらをデータベースで管理することによって、興味対象を絞って高速に時間方向に番組コンテンツをジャンプしながら過去の放送番組を探すことが可能なビデオオンデマンドサービスを開示している。また、特許文献3は、放送番組のシーンにタグを付与するデータベース装置を開示している。
特許文献4は、放送中の番組シーンで表示されているオブジェクトを指定することで、このオブジェクトに関連する情報を収集し、番組シーン情報と共に記録するシステムを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許5789450号広報
【文献】特開2014-178749号広報
【文献】特開2015-154105号広報
【文献】特許5871564号広報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のオンデマンドサービスでは、番組コンテンツ内の好みのシーンを、不特定の端末で視聴者が後から再度視聴するため、あるいは他者と共有するための機能がなかった。
【0005】
本発明は、放送した番組ファイルを蓄積し、過去の放送番組を視聴できるオンデマンドサービス、又は同時配信サービス等の番組配信サービスにおいて、視聴者が好きなシーンに期間情報を含んだブックマークを作成し共有できるシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係るブックマーク装置は、番組コンテンツの放送チャンネル、及び番組内の少なくとも一部の期間が指定されたブックマークの入力を受け付ける受付部と、受け付けた前記ブックマークを、視聴者の識別子に対応付けて記憶するデータベースと、前記視聴者の識別子をキーに前記データベースから前記ブックマークを読み出す読出部と、を備える。
【0007】
本発明に係るタグ解析システムは、前記ブックマーク装置と、タグ解析装置と、を備えるシステムであって、前記タグ解析装置は、前記ブックマーク装置から、前記視聴者に対応付けられた前記ブックマークを受信する受信部と、前記ブックマークで指定された前記期間に含まれる番組内のシーンに予め付与されているタグを集計し、当該集計の結果に基づいて前記ブックマークの関連タグを抽出するタグ抽出部と、を備える。
【0008】
前記タグ抽出部は、同一のタグを集計した個数が閾値を超えた場合、当該タグを前記関連タグとして抽出してもよい。
【0009】
前記タグ解析装置は、前記関連タグが付与されている番組コンテンツのうち、既に放送時刻を過ぎた番組の情報を、推薦番組情報として出力する推薦番組出力部を備えてもよい。
【0010】
前記タグ解析装置は、前記関連タグが付与されている番組コンテンツのうち、まだ放送時刻に達していない番組の情報を、予約番組情報として出力する予約番組出力部を備えてもよい。
【0011】
本発明に係るブックマーク解析システムは、前記ブックマーク装置と、ブックマーク解析装置と、を備えるシステムであって、前記ブックマーク解析装置は、前記番組コンテンツ内の、前記ブックマークの数が閾値以上であるシーンを特定するシーン特定部を備える。
【0012】
前記シーン特定部は、指定された条件を満たす前記ブックマークの数に基づいて、前記シーンを特定し、前記ブックマーク解析装置は、前記シーン特定部により特定された複数のシーンそれぞれの時刻情報を含む、ダイジェストクリップリストを生成するリスト生成部を備えてもよい。
【0013】
前記ブックマーク解析装置は、前記ダイジェストクリップリストに基づいて、前記番組コンテンツ内の複数のシーンを結合したダイジェスト番組のファイルを生成するダイジェスト生成部を備えてもよい。
【0014】
本発明に係るシーン共有システムは、前記ブックマーク装置と、クライアント装置と、を備えるシステムであって、前記クライアント装置は、前記ブックマークを一意に示す識別子を含むURIを生成し、所定のネットワークサービスを介してユーザ間で共有させるブックマーク共有部と、前記URIに基づいて、前記ブックマーク装置から前記ブックマークを取得するブックマーク取得部と、を備える。
【0015】
本発明に係るシーン共有システムは、前記ブックマーク装置と、クライアント装置と、を備えるシステムであって、前記クライアント装置は、前記ブックマークを一意に示す識別子を、装置間で送受信するブックマーク送受信部と、前記識別子に基づいて、前記ブックマーク装置から前記ブックマークを取得するブックマーク取得部と、を備える。
【0016】
前記クライアント装置は、装置間の距離が所定以内であることを確認する距離確認部を備え、前記ブックマーク送受信部は、前記距離が所定以内であることが確認された装置間で、前記識別子を送受信してもよい。
【0017】
本発明に係るブックマーク方法は、番組コンテンツの放送チャンネル、及び番組内の少なくとも一部の期間が指定されたブックマークの入力を受け付ける受付ステップと、受け付けた前記ブックマークを、視聴者の識別子に対応付けてデータベースに記憶する記憶ステップと、前記視聴者の識別子をキーに前記データベースから前記ブックマークを読み出す読出ステップと、をコンピュータが実行する。
【0018】
本発明に係るブックマークプログラムは、番組コンテンツの放送チャンネル、及び番組内の少なくとも一部の期間が指定されたブックマークの入力を受け付ける受付ステップと、受け付けた前記ブックマークを、視聴者の識別子に対応付けてデータベースに記憶する記憶ステップと、前記視聴者の識別子をキーに前記データベースから前記ブックマークを読み出す読出ステップと、をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、番組配信サービスにおいて、視聴者は、番組コンテンツの好きなシーンに期間情報を含んだブックマークを作成し共有できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】第1実施形態に係る番組推薦システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】第1実施形態に係る視聴クライアントの機能構成を示すブロック図である。
【
図3】第1実施形態に係るコンテンツ配信サーバの機能構成を示すブロック図である。
【
図4】第1実施形態に係るタグ管理サーバの機能構成を示すブロック図である。
【
図5】第1実施形態に係るブックマーク管理サーバの機能構成を示すブロック図である。
【
図6】第1実施形態に係るブックマーク及びアノテーションのデータを例示する図である。
【
図7】第1実施形態に係る関連タグ解析サーバの機能構成を示すブロック図である。
【
図8】第1実施形態に係るブックマークの期間とタグとの関係を例示する図である。
【
図9】第1実施形態に係るコンテンツ配信サーバが視聴クライアントに番組コンテンツを配信する処理を示すシーケンス図である。
【
図10】第1実施形態に係る視聴クライアントがコンテンツ配信サーバの番組コンテンツのシーンに対してブックマークを登録する処理を示すシーケンス図である。
【
図11】第1実施形態に係る視聴クライアントが、登録されたブックマークの情報から、該当する番組コンテンツのシーンを再生する処理を示すシーケンス図である。
【
図12】第1実施形態に係る関連タグ解析サーバが、登録されているブックマークに基づいて、視聴クライアントに番組視聴予約情報又は推薦番組情報を送信する処理を示すフローチャートである。
【
図13】第2実施形態に係るダイジェスト作成システムの構成を示すブロック図である。
【
図14】第2実施形態に係るダイジェスト生成サーバの機能構成を示すブロック図である。
【
図15】第2実施形態に係るダイジェストクリップに含めるシーンの特定手法を例示する図である。
【
図16】第2実施形態に係るダイジェストクリップリストを例示する図である。
【
図17】第2実施形態に係るダイジェスト生成サーバが、登録されているブックマークに基づいて、視聴者の興味があるシーンを解析し、ダイジェクトクリップを自動作成する処理を示すフローチャートである。
【
図18】第3実施形態に係るシーン共有システムの構成を示すブロック図である。
【
図19】第3実施形態に係るブックマークデータを例示する図である。
【
図20】第3実施形態に係る視聴クライアントの機能構成を示すブロック図である。
【
図21】第3実施形態に係る視聴クライアントが、番組コンテンツのシーンに付与したブックマークを、他のネットサービスに、テキストとして書き込む処理を示すフローチャートである。
【
図22】第3実施形態に係る視聴クライアントが、ネットワークサービスのアプリケーションに記述されているURIから、番組コンテンツのシーンに付与されたブックマークを読み出して再生する処理を示すフローチャートである。
【
図23】第3実施形態に係る視聴クライアントが、登録したブックマークを、別の視聴クライアントに渡し再生させる処理を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について説明する。
本実施形態に係る番組推薦システム1(タグ解析システム)は、ストリーム又はオンデマンドで配信する番組コンテンツに対して、視聴者からシーン単位で指定されたブックマークをデータベースに登録する。
また、番組推薦システム1は、登録されたブックマークに基づいて、番組コンテンツのそれぞれに付与されているタグを集計して視聴者が関心のある人物又はことがら等を解析し、この関心があるタグが付与されている番組を視聴者に推薦する。
【0022】
なお、本実施形態では、番組コンテンツは、映像であるものとして説明するが、音声、データ放送のデータ、音声を字幕化した文字データ等、放送時刻に伴って送出又は放送されたコンテンツであればよく、番組コンテンツの種類及び組み合わせは限定されない。
【0023】
図1は、本実施形態に係る番組推薦システム1の構成を示すブロック図である。
番組推薦システム1は、複数の視聴クライアント100(100a~100x)、コンテンツ配信サーバ200、タグ管理サーバ300、ブックマーク管理サーバ400(ブックマーク装置)、及び関連タグ解析サーバ500(タグ解析装置)の各装置と、通信ネットワークNWとを備える。
通信ネットワークNWは、例えばインターネット又は企業内LAN等の通信回線網である。各装置は通信ネットワークNWに接続され、互いに情報を送受信する。
【0024】
視聴クライアント100は、番組の編成情報に従って、コンテンツ配信サーバ200から、ブロック化された番組コンテンツのデータを受信し、再生する装置であり、テレビ受信機、ビデオ装置、PC、スマートフォン、タブレット端末等であってよい。視聴クライアント100は、視聴者より入力されたブックマークを、アノテーションと共に、ブックマーク管理サーバ400に登録する。
さらに、視聴クライアント100は、関連タグ解析サーバ500から番組視聴予約のデータを受け付け、予約された時間になると、予約された番組を再生する。また、視聴クライアント100は、関連タグ解析サーバ500から受信した推薦番組を提示し、視聴者が選択した推薦番組を再生する。
【0025】
コンテンツ配信サーバ200は、番組コンテンツファイルを保存し、視聴クライアント100からの要求に応じて、番組の編成情報に従って番組コンテンツのデータをブロック化し送信する。
【0026】
タグ管理サーバ300は、番組コンテンツのシーンに付与されているタグを管理し、関連タグ解析サーバ500からの要求に応じて、番組コンテンツに付与されているタグを通知する。
【0027】
ブックマーク管理サーバ400は、視聴者が視聴した番組コンテンツのシーンへ付与したブックマーク及びアノテーションを管理する。
【0028】
関連タグ解析サーバ500は、視聴者毎に、この視聴者がブックマーク管理サーバに登録したブックマークを読み出し、それぞれのブックマークの期間に含まれているシーンに付与されているタグを、タグ管理サーバ300から読み出して集計する。そして、関連タグ解析サーバ500は、集計した個数が閾値を超えたタグを視聴者の関心が高いタグと判断し、このタグが付与されている過去に放送された又は将来放送される番組コンテンツを、タグ管理サーバ300から検索して視聴クライアント100に通知する。
【0029】
図2は、本実施形態に係る視聴クライアント100の機能構成を示すブロック図である。
視聴クライアント100は、動画要求部101と、動画再生部102と、ブックマーク入力部103と、アノテーション入力部104と、ブックマーク再生部105と、ブックマーク送信部106と、ブックマーク要求部107と、ブックマーク受信部108と、番組視聴予約受付部109と、推薦番組受信部110とを備える。
【0030】
動画要求部101は、視聴クライアント100の利用者である視聴者が指定した番組コンテンツを、コンテンツ配信サーバ200へ要求する。要求の方法としては、例えば、現在放送されている番組コンテンツとチャンネルを指定することで、放送が再送信されたものを要求する方法、放送された日時とチャンネルとを指定することで、過去に放送された番組のオンデマンド視聴を要求する方法、ブックマークを指定することで、過去に視聴した番組コンテンツのシーンのオンデマンド視聴を要求する方法等がある。
【0031】
動画再生部102は、コンテンツ配信サーバ200から配信された番組コンテンツを再生し表示する。コンテンツ配信サーバ200から配信される番組コンテンツは、現在放送されている番組と同じ内容のコンテンツ、及び過去に放送された番組コンテンツを含んでよい。
【0032】
ブックマーク入力部103は、視聴者が視聴している番組コンテンツを再度見るための印として、番組内の少なくとも一部の期間が指定されたブックマークを付与し、このブックマークのデータをブックマーク送信部106に渡してブックマーク管理サーバ400に記録させる。具体的には、ブックマーク入力部103は、視聴者がブックマークの開始点及び終了点を指定した際に、番組コンテンツを放送した放送局のIDと、放送地域のIDと、放送された年月日及び時分秒と、ブックマークとして指定したシーンの長さとを、ブックマークデータとして生成し、ブックマーク送信部106に渡す。
【0033】
アノテーション入力部104は、ブックマーク入力部103で記録したブックマークデータに対して付加情報としてアノテーションを付与し、アノテーションデータをブックマーク送信部106に渡してブックマーク管理サーバ400に記録させる。アノテーションデータは、視聴者がブックマークを選択して再度、番組コンテンツを視聴する際に、選択しやすいように視聴者自身が付与するテキスト等のデータであり、内容は限定されない。アノテーションの入力手段は、例えば、キーボード、リモコン、又はソフトウェアキーボード等であってよい。
【0034】
ブックマーク再生部105は、ブックマーク入力部103を介して、ブックマーク管理サーバ400に記録したブックマークを、ブックマーク要求部107を介してブックマーク管理サーバ400に要求し、ブックマーク、及びアノテーション入力部104で記録したアノテーションから検索し、ブックマーク受信部108を介して取得する。続いて、ブックマーク再生部105は、取得したブックマークデータを、動画要求部101に渡す。
なお、ブックマークの要求方法は限定されず、視聴者は、例えば、リスト表示されたブックマークから選んでもよいし、サムネイル表示されているブックマークから選んでもよい。
【0035】
ブックマーク送信部106は、ブックマーク入力部103から渡されたブックマークデータを、視聴者の識別子に対応付けてブックマーク管理サーバ400に送信する。
ブックマーク要求部107は、記録されているブックマークデータを、ブックマーク再生部105からの指示に従って、ブックマーク管理サーバ400に要求する。
ブックマーク受信部108は、ブックマーク管理サーバ400から送信されたブックマークデータを受信し、ブックマーク再生部105に渡す。
【0036】
番組視聴予約受付部109は、関連タグ解析サーバ500から、未来に放送される番組コンテンツの情報を受信し、この番組が再送信され再生できる時間になると、視聴者に通知する。そして、視聴者から視聴要求を受けると、番組視聴予約受付部109は、動画再生部102を介して、再送信された番組コンテンツを再生する。関連タグ解析サーバ500から受信する情報は、例えば、番組コンテンツの放送局のID、放送地域のID、番組コンテンツが放送される年月日及び時刻である。
【0037】
推薦番組受信部110は、関連タグ解析サーバ500から、視聴者が関心のある番組コンテンツの情報を受信し、この番組をオンデマンド視聴できることを視聴者に通知する。そして、視聴者から視聴要求を受けると、推薦番組受信部110は、動画再生部102を介して、番組コンテンツを再生する。関連タグ解析サーバ500から受信する情報は、例えば、番組コンテンツの放送局のID、放送地域のID、番組コンテンツが放送された年月日及び時刻である。
【0038】
図3は、本実施形態に係るコンテンツ配信サーバ200の機能構成を示すブロック図である。
コンテンツ配信サーバ200は、データ送信部201と、コンテンツ要求受付部202と、要求データ読出部203と、コンテンツファイル蓄積部204とを備える。
【0039】
データ送信部201は、要求データ読出部203から渡されたブロック化されたコンテンツデータを、視聴クライアント100に送信する。
【0040】
コンテンツ要求受付部202は、視聴クライアント100から送信された番組コンテンツの要求を受け付け、要求データ読出部203に、要求を受け付けた番組コンテンツを識別する情報を渡す。
【0041】
要求データ読出部203は、コンテンツ要求受付部202から受け取った番組コンテンツを識別する情報、例えば放送局の情報と、放送地域の情報と、放送された時刻とから、該当する番組コンテンツのデータを、コンテンツファイル蓄積部204から読み出す。続いて、要求データ読出部203は、読み出したコンテンツデータをブロック化し、ブロック化されたコンテンツデータに、放送局の情報と、放送地域の情報と、編成上の放送日時とをIDとして付与する。そして、要求データ読出部203は、ブロック化されたコンテンツデータを、データ送信部201に渡す。
【0042】
コンテンツファイル蓄積部204は、データの読み書きができる記憶装置であり、過去に放送された番組コンテンツと、これから放送する例えば数時間分の番組コンテンツのデータを保存する。コンテンツファイル蓄積部204からは、放送局の情報、放送地域の情報、及び編成上の放送日時を指定することにより、保存されている過去の番組コンテンツのデータを、又は現在放送されている番組コンテンツのデータを一意に読み出せる。
【0043】
図4は、本実施形態に係るタグ管理サーバ300の機能構成を示すブロック図である。
タグ管理サーバ300は、タグデータ要求受付部301と、タグデータ読出部302と、タグデータ送信部303と、タグデータ蓄積部304とを備える。
【0044】
タグデータ要求受付部301は、関連タグ解析サーバ500から、タグデータの要求を受け付ける。関連タグ解析サーバ500からの要求には、番組コンテンツの放送局のIDと、放送地域のIDと、番組コンテンツが放送された日時(年月日、及び時分秒)とが指定されている。タグデータ要求受付部301は、要求があった番組コンテンツの指定部分に付与されているタグデータを読み出すよう、これらの指定情報をタグデータ読出部302に通知する。
【0045】
タグデータ読出部302は、タグデータ要求受付部301から通知された番組コンテンツの放送局のIDと、放送地域のIDと、番組コンテンツが放送された日時とに基づいて、該当する番組コンテンツの指定部分に付与されているタグを、タグデータ蓄積部304に記録されているタグデータの中から検索し読み出す。タグデータ読出部302は、タグデータ蓄積部304から読み出したタグデータを、タグデータ送信部303に通知する。
【0046】
タグデータ送信部303は、タグデータ読出部302から通知されたタグデータを、関連タグ解析サーバ500に送信する。
【0047】
タグデータ蓄積部304は、データの読み書きができる記憶装置であり、過去に放送された番組コンテンツ、及び未来に放送される番組コンテンツそれぞれのシーン毎に、放送局の情報、放送地域の情報、シーンの始まりの編成上の放送日時、及び終わりの編成上の放送日時の他、このシーンに付与されているタグを保存する。
【0048】
図5は、本実施形態に係るブックマーク管理サーバ400の機能構成を示すブロック図である。
ブックマーク管理サーバ400は、アノテーション書込受付部401(受付部)と、アノテーション書込部402と、アノテーション要求受付部403と、アノテーション読出部404(読出部)と、アノテーション送信部405と、視聴者データ要求受付部406と、視聴者データ送信部407と、アノテーション蓄積部408(データベース)とを備える。
【0049】
アノテーション書込受付部401は、視聴クライアント100から、ブックマークの登録、及びブックマークの登録と合わせてアノテーションの登録の要求を受け付ける。アノテーション書込受付部401は、視聴クライアント100から送信されたブックマークデータ、及びアノテーションデータを、アノテーション書込部402に渡す。
【0050】
アノテーション書込部402は、アノテーション書込受付部401から渡されたブックマークデータ、及びアノテーションデータを、アノテーション蓄積部408に書き込む。
【0051】
アノテーション要求受付部403は、視聴クライアント100又は関連タグ解析サーバ500から、ブックマークデータ、又はブックマーク及びアノテーションデータの読み出しの要求を受け付け、アノテーション読出部404に通知する。
【0052】
アノテーション読出部404は、アノテーション要求受付部403から要求を受け付けると、アノテーション蓄積部408から該当のブックマークデータと、必要に応じてアノテーションデータとを読み出し、アノテーション送信部405に渡す。
アノテーション読出部404は、関連タグ解析サーバ500から、視聴者の識別子をキーにブックマークの要求を受けた場合、アノテーション蓄積部408から、指定された視聴者に対応付けられたブックマークデータを読み出す。
【0053】
アノテーション送信部405は、アノテーション読出部404から受け取ったブックマークデータ及びアノテーションデータを視聴クライアント100に、あるいは、ブックマークデータを関連タグ解析サーバ500に送信する。
【0054】
視聴者データ要求受付部406は、関連タグ解析サーバ500から要求を受け付け、アノテーション蓄積部408にブックマークデータが保存されている視聴者を一意に特定できるデータ(識別子)を、アノテーション蓄積部408から読みだし、視聴者データ送信部407に渡す。
【0055】
視聴者データ送信部407は、視聴者データ要求受付部406から渡された視聴者のリストデータを、関連タグ解析サーバ500に送信する。
【0056】
アノテーション蓄積部408は、ブックマークデータ及びアノテーションデータを、視聴者の識別子に対応付けて記録し、管理保存する。
【0057】
図6は、本実施形態に係るアノテーション蓄積部408に書き込まれるブックマーク及びアノテーションのデータを例示する図である。
各ブックマークデータには、視聴者のユーザID(識別子)、放送チャンネルを示すメディア名、ブックマークの期間を示す開始点の放送日時及び長さ(時間)に加えて、視聴者が入力したアノテーションデータが付加されている。
この例では、メディア名及びブックマーク開始点の放送日時により番組コンテンツが特定され、ブックマーク開始点の放送日時及び長さにより、ブックマークの期間が特定される。
【0058】
図7は、本実施形態に係る関連タグ解析サーバ500の機能構成を示すブロック図である。
関連タグ解析サーバ500は、タグ集計期間設定部501と、閾値設定部502と、タグ解析部503(タグ抽出部)と、視聴者データ要求部504と、視聴者データ受信部505と、視聴者データ管理部506と、ブックマーク要求部507と、ブックマーク受信部508(受信部)と、タグデータ要求部509と、タグデータ受信部510と、関連番組要求部511と、関連番組受信部512と、視聴予約送信部513(予約番組出力部)と、推薦番組送信部514(推薦番組出力部)とを備える。
【0059】
タグ集計期間設定部501は、番組推薦システム1を管理する人、又は番組推薦システム1を用いてサービスを提供する人から入力を受け付け、関連タグ解析サーバ500が解析の対象とするブックマークの保存された期間を設定する。例えば、1週間前から現在までに記録されたブックマーク、あるいは、3日前から昨日までに記録されたブックマークを解析する、といった設定が行われる。タグ集計期間設定部501は、設定された期間の情報を、ブックマーク要求部507に渡す。
【0060】
閾値設定部502は、番組推薦システム1を管理する人、又は番組推薦システム1を用いてサービスを提供する人から入力を受け付け、関連タグ解析サーバ500が解析するブックマークの期間に付与されているタグの個数に基づいて、このタグを視聴者が関心のある事柄だと判断するための、タグの個数の閾値を設定する。閾値設定部502は、設定された閾値を、タグ解析部503に渡す。
【0061】
タグ解析部503は、ある視聴者がブックマークにより指定した番組コンテンツ内のシーン(期間)に予め付与されているタグを取得し、タグ毎に個数を数え、個数が閾値を超えて多かったタグを、この視聴者の関心が高い事柄(例えば、人や物)であると解析する。
具体的には、タグ解析部503は、視聴者データ管理部506が管理している視聴者それぞれを対象に、ブックマーク受信部508が受信したブックマークの期間に対して付与されているタグを、タグデータ要求部509を介してタグ管理サーバ300から読み出し、タグ毎に個数を集計する。タグ解析部503は、集計結果に基づいて、閾値設定部502で設定された閾値よりも多い個数のタグを、視聴者に対する番組推薦用の関連タグとして抽出し、関連番組要求部511に渡す。
【0062】
図8は、本実施形態に係るブックマークの期間とタグとの関係を例示する図である。
視聴者がある番組コンテンツにブックマークαを登録した場合、このブックマークの期間t1からt2には、タグA~Dが含まれている。ブックマークとタグとは、それぞれの期間が一部でも重なっていれば、このブックマークの期間に含まれるタグとしてカウントされる。
タグ解析部503は、同一の視聴者が登録した複数のブックマークからタグを収集し、タグ毎に個数を集計する。
【0063】
視聴者データ要求部504は、ブックマーク管理サーバ400に記録されているブックマークデータを登録した視聴者の識別子(ユーザID)を要求する。
視聴者データ受信部505は、ブックマーク管理サーバ400から送信された、ユーザIDのデータを受信し、視聴者データ管理部506に渡す。
視聴者データ管理部506は、視聴者データ受信部505から渡されたユーザIDを管理し、タグ解析部503から視聴クライアント100の視聴者情報を要求された場合、該当するユーザIDを通知する。
【0064】
ブックマーク要求部507は、ユーザIDに基づいて、タグ集計期間設定部501から渡された期間に同一の視聴者が登録したブックマークを、ブックマーク管理サーバ400に要求する。
ブックマーク受信部508は、ブックマーク要求部507が要求した同一の視聴者に対応付けられたブックマークデータを、ブックマーク管理サーバ400から受信し、タグ解析部503に渡す。
【0065】
タグデータ要求部509は、ブックマーク受信部508が受信したブックマークの期間に付与されているタグを、タグ管理サーバ300に要求する。
タグデータ受信部510は、タグデータ要求部509が要求したタグを、タグ管理サーバ300から受信する。タグデータ受信部510は、受信したタグデータを、ブックマークの情報と共に、タグ解析部503に渡す。
【0066】
関連番組要求部511は、タグ解析部503から渡された番組推薦用タグから、該当のタグが付与された番組のシーンを、タグ管理サーバ300に要求する。
関連番組受信部512は、関連番組要求部511が要求した番組シーンのデータを、タグ管理サーバ300から受信する。また、関連番組受信部512は、タグ管理サーバ300から受信したデータの番組シーンが、まだ放送時刻に達しておらず、放送されていない未来の番組コンテンツのシーンである場合には、この番組シーンの情報を視聴予約送信部513に渡す。また、関連番組受信部512は、タグ管理サーバ300から受信したデータの番組シーンが、既に放送時刻を過ぎた過去の番組コンテンツのシーンである場合は、この番組シーンの情報を推薦番組送信部514に渡す。
【0067】
視聴予約送信部513は、視聴クライアント100に、これから放送する番組の中で、視聴者に推薦する番組に関する予約番組情報を送信する。この予約番組情報は、放送メディア(チャンネル)、番組開始日時及び番組終了日時を含み、視聴クライアント100は、この情報に基づいて、コンテンツ配信サーバ200から配信される番組コンテンツの視聴予約を行う。
【0068】
推薦番組送信部514は、視聴クライアント100に、過去に放送された番組の中で、視聴者に推薦する番組に関する推薦番組情報を送信する。この推薦番組情報は、放送メディア(チャンネル)、番組開始日時及び番組終了日時を含み、視聴クライアント100は、この情報に基づいて、コンテンツ配信サーバ200に保存されている番組コンテンツを取得する。
【0069】
図9は、本実施形態に係るコンテンツ配信サーバ200が視聴クライアント100に番組コンテンツを配信する処理を示すシーケンス図である。
本処理により、視聴者は、視聴クライアント100を用いて、コンテンツ配信サーバ200から配信される番組コンテンツを視聴する。
【0070】
ステップS1において、視聴者は、視聴したい番組コンテンツを指定し、動画要求部101は、視聴者から指定された番組コンテンツをコンテンツ配信サーバ200に要求する。なお、番組コンテンツの指定方法は、例えば、単語を文字で入力し、関連する番組コンテンツを検索した後、検索結果から選択する方法、あるいは、サムネイルから選択する方法等、様々な方法が適宜採用可能である。
【0071】
ステップS2において、コンテンツ配信サーバ200は、コンテンツ要求受付部202により番組コンテンツの要求を受信し、要求データ読出部203により、要求された番組コンテンツ(映像データ)を、コンテンツファイル蓄積部204から読み出す。
【0072】
ステップS3において、コンテンツ配信サーバ200は、読み出した番組コンテンツを、データ送信部201により、視聴クライアント100に送信する。
なお、コンテンツファイル蓄積部204から一度に読み出されるデータは、番組コンテンツ全体ではない。視聴者が視聴クライアント100を用いて、番組コンテンツを視聴している間、要求データ読出部203が映像データを読み出してデータ送信部201に渡し、データ送信部201が渡された映像データを視聴クライアント100に送信する動作は、繰り返し行われる。
【0073】
ステップS4において、視聴クライアント100は、コンテンツ配信サーバ200から送信された番組コンテンツの映像データを、動画再生部102により受信して再生する。
【0074】
図10は、本実施形態に係る視聴クライアント100がコンテンツ配信サーバ200の番組コンテンツのシーンに対してブックマークを登録する処理を示すシーケンス図である。
視聴者は、視聴クライアント100を用いて、コンテンツ配信サーバ200から配信される番組コンテンツを視聴している際に、視聴したシーンをブックマークとして保存する。
【0075】
ステップS11において、視聴者は、番組コンテンツを視聴している際に、ブックマークとして保存したいと思うシーンの開始点及び終了点を、ブックマーク入力部103に指定する。開始点と終了点の指定方法は、視聴デバイスや入力デバイスにより、適宜設計可能である。ブックマークの開始点及び終了点の情報は、放送された日時と、放送メディアとを含む。
【0076】
ステップS12において、視聴者は、開始点と終了点とを指定したブックマークに対して、このブックマークを説明するアノテーションを、アノテーション入力部104に入力する。
【0077】
ステップS13において、視聴クライアント100は、ブックマーク送信部106により、ブックマークの期間の開始点及び終了点の情報とアノテーションとを含むブックマークデータを、ブックマーク管理サーバ400に送信する。
【0078】
ステップS14において、ブックマーク管理サーバ400は、視聴クライアント100から送信されたブックマークの期間の開始点及び終了点の情報とアノテーションとを含むブックマークデータを、アノテーション書込受付部401により受信し、アノテーション書込部402によりアノテーション蓄積部408に記録する。
【0079】
図11は、本実施形態に係る視聴クライアント100が、登録されたブックマークの情報から、該当する番組コンテンツのシーンを再生する処理を示すシーケンス図である。
視聴者は、視聴クライアント100を用いて、ブックマーク管理サーバ400に保存されているブックマークを読み出し、該当の番組シーンを視聴する。
【0080】
ステップS21において、視聴クライアント100は、ブックマーク再生部105により、視聴者からブックマークを読み出す要求操作を受け付ける。このとき、要求するブックマークの条件が指定されてもよい。また、アノテーションをキーとして、ブックマークの要求が行われてもよい。
【0081】
ステップS22において、視聴クライアント100は、ブックマーク要求部107により、ブックマーク管理サーバ400にブックマークを要求する。
【0082】
ステップS23において、ブックマーク管理サーバ400は、ブックマークの要求をアノテーション要求受付部403により受け付け、アノテーション読出部404により、ブックマークの期間の開始点及び終了点の情報と、付与されていればアノテーションとを、アノテーション蓄積部408から読み出す。読み出されるブックマークデータは、複数あってもよい。
【0083】
ステップS24において、ブックマーク管理サーバ400は、アノテーション送信部405により、ブックマークの期間の開始点及び終了点の情報とアノテーションとを含むブックマークデータを、視聴クライアント100に送信する。
【0084】
ステップS25において、視聴クライアント100は、ブックマーク管理サーバ400から送信されたブックマークデータを、ブックマーク受信部108により受信する。視聴クライアント100は、ブックマーク再生部105により、ブックマークされたシーンの情報を表示し、視聴者から、表示されたシーンの情報とアノテーションとに基づいて、一つのブックマークの選択を受け付ける。
【0085】
ステップS26において、視聴クライアント100は、動画要求部101により、選択されたブックマークの開始点及び終了点の情報に基づき、番組コンテンツのシーンを、コンテンツ配信サーバ200に要求する。
【0086】
ステップS27において、コンテンツ配信サーバ200は、コンテンツ要求受付部202により、番組コンテンツの要求を受信し、要求データ読出部203により、要求された番組コンテンツの映像データを、コンテンツファイル蓄積部204から読み出す。
【0087】
ステップS28において、コンテンツ配信サーバ200は、読み出した番組コンテンツの映像データを、データ送信部201により視聴クライアント100に送信する。
【0088】
ステップS29において、視聴クライアント100は、コンテンツ配信サーバ200から送信された番組コンテンツの映像データを、動画再生部102により受信して再生する。要求されたブックマークのシーンの再生が終了した場合、再生は停止されてもよいし、ブックマークのシーンの頭に戻って再度再生されてもよい。これらの他、再生の処理は、適宜設計可能であり限定されない。
【0089】
図12は、本実施形態に係る関連タグ解析サーバ500が、登録されているブックマークに基づいて、視聴クライアント100に番組視聴予約情報又は推薦番組情報を送信する処理を示すフローチャートである。
【0090】
ステップS31において、関連タグ解析サーバ500は、タグ集計期間設定部501により、管理者からの入力に基づいて、番組推薦や番組視聴予約をするために、解析の対象とするブックマークが登録された期間を設定する。この期間は、固定されたものではなく、例えば現在日から1ヶ月前まで等、現在時刻から遡る期間が設定されることが望ましい。
また、関連タグ解析サーバ500は、閾値設定部502により、管理者からの入力に基づいて、関連タグを判定するためのタグの個数の閾値を決定する。
【0091】
ステップS32において、タグ解析部503は、視聴者データ要求部504により、ブックマーク管理サーバ400に、ブックマークを保存している視聴者の情報、例えば視聴者毎に一意に付与されているアカウント名又はID等を要求する。
ブックマーク管理サーバ400は、視聴者データ要求受付部406を介して、視聴者データの要求を受け付けると、アノテーション蓄積部408に記録されているブックマークデータから、番組推薦システム1を利用している視聴者の情報を抜き出す。ブックマーク管理サーバ400は、視聴者データ送信部407により、リスト化した視聴者データを関連タグ解析サーバ500に送信する。
【0092】
ステップS33において、関連タグ解析サーバ500は、視聴者データ受信部505により、ブックマーク管理サーバ400から送信された視聴者情報のリストを受信し、視聴者データ管理部506によりリストを管理する。
関連タグ解析サーバ500は、視聴者データ管理部506で管理されている視聴者全てに対して、ブックマークの解析を行う。ここでは、視聴者データのリストに含まれる、AというIDを持つ視聴者のブックマークの解析を行う例を説明する。
【0093】
ステップS34において、関連タグ解析サーバ500は、視聴者データのリストに含まれる、AというIDを持つ視聴者が作成して保存したブックマークを、ブックマーク要求部507を介してブックマーク管理サーバ400に要求する。このとき、ブックマーク要求部507は、タグ集計期間設定部501で設定された期間の情報を、合わせて送信する。
ブックマーク管理サーバ400は、アノテーション要求受付部403により関連タグ解析サーバ500からの要求を受けると、アノテーション読出部404により、AというIDを持つ視聴者が保存したブックマークであり、かつ、指定された期間に保存されたブックマークを、アノテーション蓄積部408から読み出す。ブックマーク管理サーバ400は、アノテーション送信部405により、読み出したブックマークデータを関連タグ解析サーバ500に送信する。
【0094】
ステップS35において、関連タグ解析サーバ500は、ブックマーク管理サーバ400から送信されたブックマークデータを、ブックマーク受信部508により受信する。
【0095】
ステップS36において、関連タグ解析サーバ500は、受信したブックマークの期間に付与されているタグを、タグデータ要求部509によりタグ管理サーバ300に要求する。
タグ管理サーバ300は、タグデータ要求受付部301により関連タグ解析サーバ500から送信されたタグの要求を受信すると、要求に含まれるブックマークの期間に付与されているタグを、タグデータ読出部302によりタグデータ蓄積部304から読み出す。タグ管理サーバ300は、読み出したタグデータを関連タグ解析サーバ500に送信する。
【0096】
ステップS37において、関連タグ解析サーバ500は、タグ管理サーバ300から送信されたタグを、タグデータ受信部510により受信し、タグ解析部503に渡す。
【0097】
ステップS38において、関連タグ解析サーバ500は、タグ解析部503により、ブックマークの期間に付与されているタグの、タグ毎の個数を数える。
【0098】
ステップS39において、関連タグ解析サーバ500は、タグ解析部503により、カウントした個数が閾値設定部502により設定された閾値を超えるタグを、視聴者Aが興味のある事柄と判断し、関連タグとして選択する。
【0099】
ステップS40において、関連タグ解析サーバ500は、関連番組要求部511により、関連タグが付与されている番組コンテンツを、タグ管理サーバ300に要求する。
タグ管理サーバ300は、関連タグ解析サーバ500から送信された要求を、タグデータ要求受付部301により受信すると、送信されたタグのデータから、それぞれのタグが付与されている番組シーンを、タグデータ読出部302により、タグデータ蓄積部304から読み出す。タグ管理サーバ300は、読み出した番組シーンのデータを、タグデータ送信部303により関連タグ解析サーバ500に送信する。
【0100】
ステップS41において、関連タグ解析サーバ500は、タグ管理サーバ300から送信された番組シーンのデータを、関連番組受信部512により受信する。また、関連タグ解析サーバ500は、タグ解析部503により、受信した番組シーンのデータから、ブックマーク受信部508により受信した、既にブックマークとして登録されている番組シーンを除き、残りの番組シーンを、視聴者に推薦する番組シーンとする。
【0101】
ステップS42において、関連タグ解析サーバ500は、タグ解析部503により、視聴者に推薦する番組シーンが既に放送されており、オンデマンドで視聴できるか否かを判定する。この判定がYESの場合、処理はステップS43に移り、判定がNOの場合、処理はステップS44に移る。
【0102】
ステップS43において、関連タグ解析サーバ500は、視聴者に推薦する番組シーンに関する視聴予約情報を、視聴予約送信部513により視聴クライアント100に送信する。
【0103】
ステップS44において、関連タグ解析サーバ500は、視聴者に推薦する番組シーンに関する推薦番組情報を、推薦番組送信部514により視聴クライアント100に送信する。
【0104】
なお、視聴予約又は番組推薦を行う際の推薦の単位は、番組単位でもよいし、シーン単位でもよい。また、視聴予約又は番組推薦を行う番組又はシーンの数についても限定されず、設定された所定数が選択されてよい。
【0105】
視聴クライアント100は、関連タグ解析サーバ500から番組視聴予約受付部109により視聴予約情報を受信し、視聴者から番組視聴予約の確認が入力された場合、視聴予約情報に記載されている放送時刻になった時、動画要求部101により番組コンテンツの配信を要求する。
また、視聴クライアント100は、関連タグ解析サーバ500から、推薦番組受信部110により推薦番組情報を受信し、視聴者から番組の選択を受け付けると、動画要求部101により番組コンテンツの配信を要求する。
【0106】
本実施形態によれば、番組推薦システム1は、視聴者が指定したブックマークを保存するネットワーク上のサーバに設けられたデータベースに、視聴者のユーザIDと、ブックマークされた番組の放送メディアと、ブックマークされた期間を示す放送時刻情報とを記録する。
これにより、番組推薦システム1は、番組コンテンツの配信サービスにおいて、視聴者が好きなシーンに対して、期間情報を含んだブックマークを作成し、ユーザIDをキーに読み出すことができる。
【0107】
さらに、番組推薦システム1は、番組コンテンツに予め付与されているシーン毎のタグから、視聴者にブックマークされている期間のタグを抽出し、タグ毎に集計した結果に基づいて関連タグを選択する。
これにより、番組推薦システム1は、ブックマークされた期間に付与されたタグに基づいて、視聴者が興味のある事柄を解析できる。
このとき、番組推薦システム1は、同一のタグをカウントした個数が閾値を超えた場合に、このタグを関連タグとして選択するので、個数に基づいて容易に関連タグを抽出できる。
【0108】
番組推薦システム1は、関連タグが付与されている番組コンテンツのうち、既に放送時刻を過ぎた番組の情報を、推薦番組情報として出力するので、番組配信サービスにおいて、視聴者自身がブックマークしたシーンに関連した他の番組を推薦できる。
また、番組推薦システム1は、関連タグが付与されている番組コンテンツのうち、まだ放送時刻に達していない番組の情報を、予約番組情報として出力するので、視聴者自身がブックマークしたシーンに関連した、今後放送される番組を通知して視聴させることができる。
【0109】
本実施形態では、タグの個数を閾値と比較して関連タグを抽出したが、集計結果に基づく関連タグの抽出方法はこれに限られない。例えば閾値によらず、個数の上位から所定数のタグが関連タグとして抽出されてもよい。
【0110】
本実施形態では、単一のコンテンツ配信サーバ200によりオンデマンドサービスが提供される構成を説明したが、番組コンテンツの配信形態はこれに限られない。例えば、視聴クライアント100は、放送を受信してもよいし、コンテンツ配信サーバ200は、放送局毎に複数設けられてもよい。この場合、視聴クライアントは、関連タグ解析サーバ500から提供された推薦番組情報又は予約番組情報に基づいて、対応する放送チャンネル又はコンテンツ配信サーバ200を指定し、番組コンテンツを受信する。
【0111】
番組推薦システム1を構成する各サーバ(コンテンツ配信サーバ200、タグ管理サーバ300、ブックマーク管理サーバ400、関連タグ解析サーバ500)は、それぞれ別の装置として説明したが、これには限られない。いずれか複数のサーバが単一の装置として構成されてもよい。あるいは、各機能部がさらに複数の装置に分散されてもよい。
【0112】
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態について説明するが、第1実施形態と同様の構成に対しては同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
【0113】
本実施形態に係るダイジェスト作成システム1A(ブックマーク解析システム)は、番組コンテンツの視聴者からシーン単位で指定されたブックマークに基づいて、複数の視聴者の関心が高いシーンを特定する。また、ダイジェスト作成システム1は、特定したシーンの中で、同じ番組内又は放送日等の条件を満たすものを自動的につなげることで、ダイジェスト番組を作成する。
【0114】
なお、本実施形態では、番組コンテンツは、映像であるものとして説明するが、音声、データ放送のデータ、音声を字幕化した文字データ等、放送時刻に伴って送出又は放送されたコンテンツであればよく、番組コンテンツの種類及び組み合わせは限定されない。
【0115】
図13は、本実施形態に係るダイジェスト作成システム1Aの構成を示すブロック図である。
ダイジェスト作成システム1Aは、複数の視聴クライアント100(100a~100x)、コンテンツ配信サーバ200、ブックマーク管理サーバ400(ブックマーク装置)、及びダイジェスト生成サーバ600(ブックマーク解析装置)の各装置と、通信ネットワークNWとを備える。なお、本実施形態では、第1実施形態のタグ管理サーバ300及び関連タグ解析サーバ500は、省略される。
通信ネットワークNWは、例えばインターネット又は企業内LAN等の通信回線網である。各装置は通信ネットワークNWに接続され、互いに情報を送受信する。
【0116】
ダイジェスト生成サーバ600は、視聴者がブックマーク管理サーバ400に記録したブックマークを読み出し、複数の視聴者により閾値以上の個数のブックマークが作成されているシーンを、視聴者の関心の高いシーンとして特定する。また、ダイジェスト生成サーバ600は、特定したシーンの中から、条件に合うシーンを結合し、ダイジェスト番組を作成する。
【0117】
ブックマーク管理サーバ400は、第1実施形態(
図5)と同様に、アノテーション書込受付部401と、アノテーション書込部402と、アノテーション要求受付部403と、アノテーション読出部404と、アノテーション送信部405と、視聴者データ要求受付部406と、視聴者データ送信部407と、アノテーション蓄積部408とを備えるが、次のように、ダイジェスト生成サーバ600とのインタフェースが異なる。
【0118】
アノテーション要求受付部403は、視聴クライアント100又はダイジェスト生成サーバ600から、ブックマークデータ、又はブックマーク及びアノテーションデータの読み出しの要求を受け付け、アノテーション読出部404に通知する。
【0119】
アノテーション送信部405は、アノテーション読出部404から受け取ったブックマークデータ及びアノテーションデータを視聴クライアント100に、あるいは、ブックマークデータをダイジェスト生成サーバ600に送信する。
【0120】
図14は、本実施形態に係るダイジェスト生成サーバ600の機能構成を示すブロック図である。
ダイジェスト生成サーバ600は、生成条件設定部601と、閾値設定部602と、ブックマーク要求部603と、ブックマーク受信部604と、ブックマーク解析部605(シーン特定部)と、ダイジェストクリップリスト生成部606(リスト生成部)と、ダイジェストクリップ生成部607(ダイジェスト生成部)と、コンテンツ要求部608と、コンテンツ受信部609と、コンテンツ送信部610と、を備える。
【0121】
生成条件設定部601は、ダイジェスト生成サーバ600が解析する対象となるブックマークの条件を設定する。生成条件設定部601は、ダイジェストクリップを生成するユーザから、解析対象のブックマークの条件として、ブックマークが生成された期間、ブックマークされたシーンの放送日時の期間、番組名等の入力を受け付ける。例えば、現在から1週間前までの期間に記録されたブックマークを解析する、2017年1月17日に放送された番組のブックマークを解析する、○○というタイトルの番組を解析する、といった条件が設定される。
生成条件設定部601は、設定された情報を、ブックマーク解析部605に渡す。
【0122】
閾値設定部602は、ダイジェスト生成サーバ600が解析するブックマークについて、視聴者が関心のあるシーンだと判断するための、ブックマークの個数の閾値を設定する。閾値設定部602は、ダイジェストクリップを生成するユーザから閾値の入力を受け付ける。
閾値設定部602は、設定された閾値の情報を、ブックマーク解析部605に渡す。
【0123】
ブックマーク要求部603は、生成条件設定部601から渡された条件を満たすブックマークを、ブックマーク管理サーバ400に要求する。
【0124】
ブックマーク受信部604は、ブックマーク要求部603が要求したブックマークを、ブックマーク管理サーバ400から受信し、ブックマーク解析部605に渡す。
【0125】
ブックマーク解析部605は、ブックマーク受信部604が受信したブックマークのシーンを解析し、生成条件設定部601から渡された生成条件と、閾値設定部602から渡された閾値とに基づいて、ダイジェスト番組に用いるシーンを特定する。
ブックマーク解析部605は、特定したシーンの情報をダイジェストクリップリスト生成部606に渡す。
【0126】
図15は、本実施形態に係るダイジェストクリップに含めるシーンの特定手法を例示する図である。
ブックマーク1~4は、4人の視聴者それぞれが付与したブックマークを示している。また、左から右に向けて放送時刻が進んでおり、矢印の期間にブックマークが付与されている。
【0127】
閾値設定部602が設定した閾値が3の場合、3個以上ブックマークが付与されているシーンは、放送時刻A~放送時刻B、放送時刻B~放送時刻C、放送時刻D~放送時刻E、放送時刻F~放送時刻Gであり、ブックマーク解析部605は、これらシーン1,2,3を、視聴者が興味のある事柄に関するシーンだと判断し、ダイジェストクリップに含めるシーンとして特定する。
【0128】
ダイジェストクリップリスト生成部606は、ブックマーク解析部605から渡されたシーンの情報から、ダイジェストクリップリストを生成する。
図16は、本実施形態に係るダイジェストクリップリストを例示する図である。
ダイジェストクリップリストは、番組編集情報であり、特定されたシーンのメディア名(例えば、XXXX)、シーンのイン点の放送年月日(例えば、2016年10月25日)及び放送時刻(例えば、12時00分08秒)、シーンの長さ(例えば、42秒間)を含む。
ダイジェストクリップリスト生成部606は、ダイジェストクリップ生成部607にダイジェストクリップリストを渡す。
【0129】
ダイジェストクリップ生成部607は、コンテンツ要求部608、コンテンツ受信部609及びコンテンツ送信部610を制御し、ダイジェストクリップリスト生成部606から渡されたダイジェストクリップリストと、コンテンツ配信サーバ200に保存されているコンテンツとから、ダイジェストクリップの映像を作成し、作成したダイジェストクリップをコンテンツ配信サーバ200に保存する。
【0130】
コンテンツ要求部608は、ダイジェストクリップ生成部607から渡されたダイジェストクリップリストのシーン情報に基づいて、番組コンテンツのシーンをコンテンツ配信サーバ200へ要求する。
コンテンツ受信部609は、ダイジェストクリップ生成部607が要求した番組コンテンツのシーンを受信する。
コンテンツ送信部610は、ダイジェストクリップ生成部607が生成したダイジェストクリップをコンテンツ配信サーバ200へ送信する。
【0131】
図17は、本実施形態に係るダイジェスト生成サーバ600が、登録されているブックマークに基づいて、視聴者の興味があるシーンを解析し、ダイジェクトクリップを自動作成する処理を示すフローチャートである。
【0132】
ステップS51において、ダイジェスト生成サーバ600は、生成条件設定部601により、管理者からの入力に基づいて、ダイジェストクリップの生成条件を設定する。生成条件設定部601は、設定された条件の情報をブックマーク解析部605に渡す。
【0133】
ステップS52において、ダイジェスト生成サーバ600は、閾値設定部602により、管理者からの入力に基づいて、ブックマークの個数の閾値を設定する。閾値設定部602は、設定された閾値をブックマーク解析部605に渡す。
【0134】
ステップS53において、ブックマーク解析部605は、ブックマーク要求部603を介して、生成条件設定部601で設定された条件に合うブックマーク全てをブックマーク管理サーバ400に要求する。
ブックマーク管理サーバ400は、アノテーション要求受付部403により、ダイジェスト生成サーバ600からの要求を受け付けると、要求された条件に合うブックマークをアノテーション読出部404により読み出し、読み出したブックマークの情報を、アノテーション送信部405により、ダイジェスト生成サーバ600に送信する。
【0135】
ステップS54において、ダイジェスト生成サーバ600は、ブックマーク受信部604により、ブックマーク管理サーバ400から送信されたブックマークデータを受信し、受信したブックマークデータを、ブックマーク解析部605に渡す。
【0136】
ステップS55において、ダイジェスト生成サーバ600は、ブックマーク解析部605により、ブックマーク受信部604から渡されたブックマークデータ、及び閾値設定部602から渡された閾値に基づいて、ダイジェストクリップに含めるシーンを特定する。
【0137】
ステップS56において、ダイジェスト生成サーバ600は、ダイジェストクリップリスト生成部606により、ブックマーク解析部605から渡されたシーンの情報から、ダイジェストクリップリストを生成する。ダイジェストクリップリスト生成部606は、生成したダイジェストクリップリストを、ダイジェストクリップ生成部607に渡す。
【0138】
ステップS57において、ダイジェスト生成サーバ600は、ダイジェストクリップ生成部607により、ダイジェストクリップリスト生成部606から渡されたダイジェストクリップリストに記述されているシーンの情報に基づいて、各シーンの動画ファイルデータをコンテンツ配信サーバ200に要求する。具体的には、ダイジェストクリップ生成部607は、ダイジェストクリップリスト生成部606から渡されたダイジェストクリップリストのシーンの情報を、コンテンツ要求部608に渡す。コンテンツ要求部608は、渡されたシーンの情報をコンテンツ配信サーバ200に要求する。
コンテンツ配信サーバ200は、コンテンツ要求部608からの要求を、コンテンツ要求受付部202により受け付け、要求データ読出部203により、該当のシーンの動画ファイルデータをコンテンツファイル蓄積部204から読み出し、データ送信部201により、動画ファイルデータをダイジェスト生成サーバ600に送信する。
【0139】
ステップS58において、ダイジェスト生成サーバ600は、コンテンツ受信部609により、コンテンツ配信サーバ200から送信された動画ファイルデータを受信し、ダイジェストクリップ生成部607に渡す。
【0140】
ステップS59において、ダイジェスト生成サーバ600は、ダイジェストクリップ生成部607により、ダイジェストクリップリストに記述されている全てのシーンについて、動画ファイルデータを取得したか否かを判定する。この判定がYESの場合、処理はステップS60に移る。一方、判定がNOの場合、処理はステップS57に移り、ダイジェストクリップ生成部607は、未処理のシーンについての動画ファイルデータを要求する。
【0141】
ステップS60において、ダイジェスト生成サーバ600は、ダイジェストクリップ生成部607により、取得した全ての動画ファイルデータを接続し、ダイジェストクリップとして、一つの動画ファイルを生成する。
【0142】
ステップS61において、ダイジェスト生成サーバ600は、生成したダイジェストクリップを、コンテンツ送信部610により、コンテンツ配信サーバ200に送信する。
【0143】
本実施形態によれば、ダイジェスト生成システム1Aは、ブックマークの数が閾値以上付与されているシーンを特定することにより、複数の視聴者が興味のある事柄に関するシーンを容易に抽出できる。
【0144】
また、ダイジェスト生成システム1Aは、特定したシーンそれぞれの時刻情報を含むダイジェストクリップリストを生成することにより、オリジナル番組コンテンツから、視聴者の関心が高いシーンを抽出するための編集情報を提供できる。
【0145】
さらに、ダイジェスト生成システム1Aは、ダイジェストクリップリストに基づいて、複数のシーンを結合した単一のダイジェスト番組のファイルを生成するので、視聴者の関心が高いシーンを集めたダイジェストクリップを、自動で効率的に提供できる。
【0146】
ダイジェスト生成システム1Aを構成する各サーバ(コンテンツ配信サーバ200、ブックマーク管理サーバ400、ダイジェスト生成サーバ600)は、それぞれ別の装置として説明したが、これには限られない。いずれか複数のサーバが単一の装置として構成されてもよい。あるいは、各機能部がさらに複数の装置に分散されてもよい。
【0147】
また、ダイジェスト生成システム1Aにより生成されるダイジェストクリップは、長さ又は容量等の制約がある場合、これらの制約に従ってシーンが削減されてもよい。
例えば、ブックマーク解析部605は、特定したシーンのうち、ブックマークの数が多いシーンをより優先し、制約を満たすようにシーンを選別してもよい。あるいは、ダイジェストクリップリスト生成部606は、それぞれが制約を満たす複数のダイジェストクリップリストを生成してもよい。
【0148】
[第3実施形態]
以下、本発明の第3実施形態について説明するが、第1実施形態と同様の構成に対しては同一の符号を付し、説明を省略又は簡略化する。
【0149】
本実施形態に係るシーン共有システム1Bは、番組コンテンツの視聴者からシーン単位で指定されたブックマークに基づいて、このブックマークを識別するIDを、SNS等のメッセージに書き込んで、あるいは、近距離通信により送信することで、複数の視聴クライアント100間で共有させる。
【0150】
なお、本実施形態では、番組コンテンツは、映像であるものとして説明するが、音声、データ放送のデータ、音声を字幕化した文字データ等、放送時刻に伴って送出又は放送されたコンテンツであればよく、番組コンテンツの種類及び組み合わせは限定されない。
【0151】
図18は、本実施形態に係るシーン共有システム1Bの構成を示すブロック図である。
シーン共有システム1Bは、複数の視聴クライアント100(100a~100x)、コンテンツ配信サーバ200、及びブックマーク管理サーバ400(ブックマーク装置)の各装置と、通信ネットワークNWとを備える。なお、本実施形態では、第1実施形態のタグ管理サーバ300及び関連タグ解析サーバ500は、省略される。
通信ネットワークNWは、例えばインターネット又は企業内LAN等の通信回線網である。各装置は通信ネットワークNWに接続され、互いに情報を送受信する。
【0152】
本実施形態のブックマーク管理サーバ400は、視聴者が視聴した番組コンテンツのシーンへ付与したブックマークを管理する。
図19は、本実施形態に係るブックマーク管理サーバ400で管理されるブックマークデータを例示する図である。
各ブックマークデータには、ブックマークを一意に識別するためのブックマークID(識別子)、視聴者のユーザID、放送チャンネルを示すメディア名、地域、マルチチャンネル情報、ブックマークの期間を示す開始点の放送日時及び長さ(時間)が含まれる。
【0153】
ここで、「メディア名」は、放送チャンネルを示し、「地域」は、同一チャンネルであっても地域毎で異なる番組を識別するための全国放送又は関西ローカル放送等を示す情報である。
また、「マルチチャンネル情報」は、同一チャンネルでマルチ編成が生じた場合、例えばメインがニュース番組になり、サブ1で野球中継が継続されるような場合に、いずれの番組であるかを識別するための情報である。
【0154】
図20は、本実施形態に係る視聴クライアント100の機能構成を示すブロック図である。
視聴クライアント100は、動画要求部101と、動画再生部102と、ブックマーク入力部103と、ブックマーク再生部105と、ブックマーク送信部106と、ブックマーク要求部107と、ブックマーク受信部108と、ブックマーク書出部111(ブックマーク共有部)と、ブックマーク送受信部としてのブックマーク端末間送信部112及びブックマーク端末間受信部113と、位置情報取得部114と、位置情報確認部115(距離確認部)とを備える。なお、本実施形態では、第1実施形態のアノテーション入力部104と、番組視聴予約受付部109と、推薦番組受信部110とは省略される。
【0155】
ブックマーク書出部111は、ブックマーク受信部108から渡された情報(ブックマークID)に基づいて、ブックマークされたシーンの情報をURIとしてテキストに変換する。
【0156】
ブックマーク端末間送信部112は、近距離通信により、他の視聴クライアント100に対して、ブックマークIDを含む情報を送信する。
ブックマーク端末間受信部113は、近距離通信により、他の視聴クライアント100から、ブックマークIDを含む情報を受信する。
【0157】
位置情報取得部114は、GPS等の測位手段を用いて、視聴クライアント100の位置情報を取得する。
位置情報確認部115は、他の視聴クライアント100の位置情報を取得し、装置間の距離が所定以内であることを確認する。
【0158】
図21は、本実施形態に係る視聴クライアント100が、番組コンテンツのシーンに付与したブックマークを、他のネットサービスに、テキストとして書き込む処理を示すフローチャートである。
なお、ここでは、視聴クライアント100aにより付与されたブックマークが視聴クライアント100bと共有される場合を説明する。
【0159】
ステップS71において、視聴クライアント100aは、視聴者の入力に基づいて、ブックマークをブックマーク管理サーバ400に保存する。
【0160】
ステップS72において、視聴クライアント100aは、ブックマーク入力部103により、ネットサービスにブックマークの情報を書き込む要求を受け付ける。なお、この要求に応じて、ブックマークの情報を書き込むSNSサービス又はメッセージサービス等の所定のアプリケーションが起動される。
【0161】
ステップS73において、視聴クライアント100aは、ブックマーク要求部107により、保存したブックマークの情報を、ブックマーク管理サーバ400に要求する。
ブックマーク管理サーバ400は、ブックマーク情報の要求をアノテーション要求受付部403により受け付けると、アノテーション読出部404により、要求があったブックマークのブックマークIDを読み出し、アノテーション送信部405により、視聴クライアント100aに送信する。
【0162】
ステップS74において、視聴クライアント100aは、ブックマーク受信部108により、ブックマーク管理サーバ400からブックマークIDを受信する。
【0163】
ステップS75において、視聴クライアント100aは、ブックマーク書出部111により、ブックマーク管理サーバ400のアドレス及びブックマークIDから、URIを生成し、ステップS72で起動されたアプリケーションに渡す。
なお、生成されるURIには、例えば「http://contents.******/ondemand?cid=123456」のように、ブックマークID「123456」が含まれる。アプリケーションは、このURIをテキストとして記述し、視聴者が書き込んだ他のテキスト(投稿文)と共に、ネットワークサービスの管理サーバに送信する。
【0164】
図22は、本実施形態に係る視聴クライアント100が、ネットワークサービスのアプリケーションに記述されているURIから、番組コンテンツのシーンに付与されたブックマークを読み出して再生する処理を示すフローチャートである。
【0165】
ステップS81において、視聴クライアント100bは、視聴者がネットワークサービスに書き込まれたURIをクリックしたことを検出すると、このURIを、ブックマーク再生部105に渡す。
【0166】
ステップS82において、視聴クライアント100bは、ブックマーク再生部105により、URIからブックマークIDを読みだし、ブックマーク要求部107を介して、ブックマーク管理サーバ400にブックマークを要求する。
ブックマーク管理サーバ400は、アノテーション要求受付部403により要求を受け付けると、アノテーション読出部404により、ブックマークIDで識別されるブックマークのシーンの開始点及び終了点の情報を読み出し、これらの情報を、アノテーション送信部405により視聴クライアント100bに送信する。
【0167】
ステップS83において、視聴クライアント100bは、ブックマーク管理サーバ400から、ブックマークのシーンの開始点及び終了点情報を、ブックマーク受信部108により受信する。ブックマーク受信部108は、受信した情報を動画要求部101に渡す。
【0168】
ステップS84において、視聴クライアント100bは、動画要求部101により、ブックマークのシーンの開始点及び終了点の情報に基づいて、番組コンテンツのシーンをコンテンツ配信サーバ200に要求する。
コンテンツ配信サーバ200は、コンテンツ要求受付部202により要求を受信すると、要求データ読出部203により、要求された番組コンテンツの映像データをコンテンツファイル蓄積部204から読み出し、データ送信部201により視聴クライアント100bに送信する。
【0169】
ステップS85において、視聴クライアント100bは、コンテンツ配信サーバ200から、番組コンテンツの映像データを、動画再生部102により受信し再生する。要求されたブックマークのシーンの再生が終了した場合、再生は停止されてもよいし、ブックマークのシーンの頭に戻って再度再生されてもよい。これらの他、再生の処理は、適宜設計可能であり限定されない。
【0170】
図23は、本実施形態に係る視聴クライアント100が、登録したブックマークを、別の視聴クライアントに渡し再生させる処理を示すシーケンス図である。
なお、ここでは、視聴クライアント100aにより付与されたブックマークが視聴クライアント100bと共有される場合を説明する。
【0171】
ステップS91において、視聴クライアント100aは、視聴者の入力に基づいて、シーンに付与されたブックマークをブックマーク管理サーバ400に保存する。
【0172】
ステップS92において、視聴クライアント100aと視聴クライアント100bとが近付けられ、ブックマークの情報を渡すための動作が行われる。例えば、視聴クライアント100aと視聴クライアント100bとを数回振るといった、ジャイロセンサで検知できる動作であってもよいし、視聴クライアント100aと視聴クライアント100bとに表示された情報共有のためのボタンを押す動作であってもよい。
【0173】
ステップS93において、視聴クライアント100a及び視聴クライアント100bは、それぞれ位置情報取得部114により自装置の位置情報を取得する。位置情報を取得するためには、例えばGPSが用いられてよい。
【0174】
ステップS94において、視聴クライアント100aは、位置情報取得部114により取得した位置情報に加えて、視聴クライアント100bの位置情報を、位置情報確認部115により取得する。
【0175】
ステップS95において、視聴クライアント100aは、位置情報確認部115により、位置情報に基づいて、視聴クライアント100aと視聴クライアント100bが、ほぼ同じ位置にある、すなわち所定以内の距離にあることを確認する。
【0176】
ステップS96において、視聴クライアント100aは、ブックマーク要求部107により、保存したブックマークの情報を、ブックマーク管理サーバ400に要求する。
ブックマーク管理サーバ400は、ブックマーク情報の要求をアノテーション要求受付部403により受け付けると、アノテーション読出部404により、要求があったブックマークのブックマークIDを読み出し、アノテーション送信部405により、視聴クライアント100aに送信する。
【0177】
ステップS97において、視聴クライアント100aは、ブックマーク受信部108により、ブックマーク管理サーバ400からブックマークIDを受信する。
【0178】
ステップS98において、視聴クライアント100aは、受信したブックマークIDを、ブックマーク端末間送信部112により、視聴クライアント100bに送信する。
視聴クライアント100bは、視聴クライアント100aから送信されたブックマークIDを、ブックマーク端末間受信部113により受信する。
【0179】
ステップS99において、視聴クライアント100bは、ブックマーク再生部105により、ブックマークIDに基づいて、ブックマーク要求部107を介して、ブックマーク管理サーバ400にブックマークを要求する。
ブックマーク管理サーバ400は、アノテーション要求受付部403により要求を受け付けると、アノテーション読出部404により、ブックマークIDで識別されるブックマークのシーンの開始点及び終了点の情報を読み出し、これらの情報を、アノテーション送信部405により視聴クライアント100bに送信する。
【0180】
ステップS100において、視聴クライアント100bは、ブックマーク管理サーバ400から、ブックマークのシーンの開始点及び終了点情報を、ブックマーク受信部108により受信する。ブックマーク受信部108は、受信した情報を動画要求部101に渡す。
【0181】
ステップS101において、視聴クライアント100bは、動画要求部101により、ブックマークのシーンの開始点及び終了点の情報に基づいて、番組コンテンツのシーンをコンテンツ配信サーバ200に要求する。
コンテンツ配信サーバ200は、コンテンツ要求受付部202により要求を受信すると、要求データ読出部203により、要求された番組コンテンツの映像データをコンテンツファイル蓄積部204から読み出し、データ送信部201により視聴クライアント100bに送信する。
【0182】
ステップS102において、視聴クライアント100bは、コンテンツ配信サーバ200から、番組コンテンツの映像データを、動画再生部102により受信し再生する。要求されたブックマークのシーンの再生が終了した場合、再生は停止されてもよいし、ブックマークのシーンの頭に戻って再度再生されてもよい。これらの他、再生の処理は、適宜設計可能であり限定されない。
【0183】
本実施形態によれば、シーン共有システム1Bは、視聴クライアント100において、ブックマークIDに基づくURIを生成し、ネットワークサービスにテキストとして書き込む。視聴クライアント100は、このURIに基づいてブックマーク管理サーバ400からブックマークを取得できるので、SNS又はメッセージサービス等の既存サービスを利用して、テキストにより他の視聴者と番組シーンを共有できる。
【0184】
また、視聴クライアント100が互いに直接通信によってブックマークIDを送受信し、このブックマークIDに基づいてブックマーク管理サーバ400からブックマークを取得する。これにより、視聴者は、近くのユーザと容易に番組シーンを共有できる。
さらに、視聴クライアント100は、装置間の距離を確認することにより、近接する通信相手を確実に識別して番組シーンを共有できる。
【0185】
シーン共有システム1Bを構成する各サーバ(コンテンツ配信サーバ200、ブックマーク管理サーバ400)は、それぞれ別の装置として説明したが、これには限られない。これらのサーバが単一の装置として構成されてもよい。あるいは、各機能部がさらに複数の装置に分散されてもよい。
【0186】
本実施形態では、視聴クライアント100は、装置間の距離を確認するために、GPS等による位置情報を利用したが、これには限られない。例えば、視聴クライアント100は、Bluetooth(登録商標)等の近距離通信が可能な距離にあること、又は電波強度により所定の距離以内にあることを確認してもよい。あるいは、その他の近接状態を検知可能なセンサが用いられてもよい。
【0187】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に限るものではない。また、実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、実施形態に記載されたものに限定されるものではない。
【0188】
本実施形態では、主に番組推薦システム1、ダイジェスト生成システム1A及びシーン共有システム1Bの構成と動作について説明したが、本発明はこれに限られず、方法又はプログラムとして構成されてもよい。
【0189】
さらに、各システムの機能を実現するためのプログラムをコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
【0190】
ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータで読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
【0191】
さらに「コンピュータで読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時刻の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時刻プログラムを保持しているものも含んでもよい。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
【符号の説明】
【0192】
1 番組推薦システム(タグ解析システム)
1A ダイジェスト生成システム(ブックマーク解析システム)
1B シーン共有システム
100 視聴クライアント(クライアント装置)
101 動画要求部
102 動画再生部
103 ブックマーク入力部
104 アノテーション入力部
105 ブックマーク再生部(ブックマーク取得部)
106 ブックマーク送信部
107 ブックマーク要求部
108 ブックマーク受信部
109 番組視聴予約受付部
110 推薦番組受信部
111 ブックマーク書出部(ブックマーク共有部)
112 ブックマーク端末間送信部(ブックマーク送受信部)
113 ブックマーク端末間受信部(ブックマーク送受信部)
114 位置情報取得部
115 位置情報確認部(距離確認部)
200 コンテンツ配信サーバ
201 データ送信部
202 コンテンツ要求受付部
203 要求データ読出部
204 コンテンツファイル蓄積部
300 タグ管理サーバ
301 タグデータ要求受付部
302 タグデータ読出部
303 タグデータ送信部
304 タグデータ蓄積部
400 ブックマーク管理サーバ(ブックマーク装置)
401 アノテーション書込受付部(受付部)
402 アノテーション書込部
403 アノテーション要求受付部
404 アノテーション読出部(読出部)
405 アノテーション送信部
406 視聴者データ要求受付部
407 視聴者データ送信部
408 アノテーション蓄積部(データベース)
500 関連タグ解析サーバ(タグ解析装置)
501 タグ集計期間設定部
502 閾値設定部
503 タグ解析部(タグ抽出部)
504 視聴者データ要求部
505 視聴者データ受信部
506 視聴者データ管理部
507 ブックマーク要求部
508 ブックマーク受信部(受信部)
509 タグデータ要求部
510 タグデータ受信部
511 関連番組要求部
512 関連番組受信部
513 視聴予約送信部(予約番組出力部)
514 推薦番組送信部(推薦番組出力部)
600 ダイジェスト生成サーバ(ブックマーク解析装置)
601 生成条件設定部
602 閾値設定部
603 ブックマーク要求部
604 ブックマーク受信部
605 ブックマーク解析部(シーン特定部)
606 ダイジェストクリップリスト生成部(リスト生成部)
607 ダイジェストクリップ生成部(ダイジェスト生成部)
608 コンテンツ要求部
609 コンテンツ受信部
610 コンテンツ送信部