特許7167438IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

ポリエステルフィルムが本来有する高い透明性を維持したまま優れた難燃性を付与したポリエステルフィルムに関するものである。

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

特許文献1~3に記載の難燃性ポリエステルフィルムは、難燃性を有する代わりに外観上の問題を抱えていた。即ち、特許文献1のポリエステルフィルムは両面に積層されたポリイミド化合物により黄色く着色しており、ホスフィン酸またはジホスフィン酸の金属塩を含有する特許文献2のポリエステルフィルムは不透明の銀白色であった。また、特許文献3のポリエステルフィルムは無着色だが、ヘーズが高いため透明とは言い難い。このようなことから、いずれのフィルムも高い透明性が要求される用途には適さなかった。また、特許文献3のポリエステルフィルムは難燃剤中に含有される水によって、溶融工程においてポリエステル樹脂が加水分解し、固有粘度が低下するといった不具合もあり、生産性が悪いものであった。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者は、課題に鑑み鋭意検討した結果、特定の有機リン系化合物を用いることで、高い難燃性とポリエステル本来の透明性を両立させたポリエステルフィルムを安定して提供することが可能であることを見出し、本発明を完成させるに至った。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明によれば、ポリエステルフィルムが本来有する高い透明性と難燃性を同時に達成でき、さらに生産性が良好なポリエステルフィルムを提供することができる。本発明のポリエステルフィルムは、その高い透明性と難燃性から、調光フィルムのようなクリアな外観が求められる製品に高い難燃性を付与することができ、本発明の産業的価値は非常に高い。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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