(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-10-31
(45)【発行日】2022-11-09
(54)【発明の名称】トロリ線巻取ドラム
(51)【国際特許分類】
B65H 75/30 20060101AFI20221101BHJP
B65H 75/14 20060101ALI20221101BHJP
【FI】
B65H75/30
B65H75/14
(21)【出願番号】P 2019123168
(22)【出願日】2019-07-01
【審査請求日】2021-08-16
(73)【特許権者】
【識別番号】000005083
【氏名又は名称】日立金属株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002583
【氏名又は名称】特許業務法人平田国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】蛭田 浩義
(72)【発明者】
【氏名】田村 和彦
【審査官】後藤 健志
(56)【参考文献】
【文献】特開2000-355464(JP,A)
【文献】実開昭59-040263(JP,U)
【文献】実開昭60-025531(JP,U)
【文献】実開平05-030059(JP,U)
【文献】登録実用新案第3049579(JP,U)
【文献】特開2008-156044(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65H 75/14
B65H 75/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
トロリ線を巻き取る胴部の両端に円板状の鍔板が設けられ、前記胴部と前記鍔板を貫通する複数の第1のボルトと、前記第1のボルトに組み合わされる第1のナットにより前記胴部と前記鍔板が結合されたトロリ線巻取ドラムであって、
前記複数の第1のボルトが、前記鍔板の面上において、前記鍔板の中心を中心とする1つの円周上に等間隔で配置され、
前記鍔板の面上において、隣り合う2つの前記第1のボルトからの距離が等しい位置に前記胴部と前記鍔板を貫通する孔を2つ備え、
前記2つの孔が、前記鍔板の面上において、前記鍔板の中心に対して互いに対称な位置に配置さ
れ、
前記2つの孔のそれぞれを貫通する第2のボルトと、前記第2のボルトに組み合わされる第2のナットを備え、
前記第2のボルトが、前記トロリ線巻取ドラムに廻り止め用器具を固定するためのボルトである、
トロリ線巻取ドラム。
【請求項2】
前記2つの孔が、前記鍔板の面上において、前記円周上に設けられた、
請求項1に記載のトロリ線巻取ドラム。
【請求項3】
前記鍔板が、面方向に並べられた複数の木製の板から構成される円形の板材を複数重ねた積層板からなり、
最も外側の前記円形の板材において、前記2つの孔のそれぞれが、前記複数の木製の板のうちの異なる板に設けられた、
請求項1又は2に記載のトロリ線巻取ドラム。
【請求項4】
前記第1のボルトと前記第2のボルトの色が異なる、
請求項
1に記載のトロリ線巻取ドラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、トロリ線巻取ドラムに関し、特に、延線車両用のトロリ線巻取ドラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、軌道の架空電線路へトロリ線を延線するための延線車両に用いられるトロリ線巻取ドラムが知られている(例えば、特許文献1参照)。延線車両にはトロリ線が巻き取られたトロリ線巻取ドラムが設置され、トロリ線はこのトロリ線巻取ドラムから引き出されて架空電線路へ架線される。
【0003】
一般的には、トロリ線を架空電線路へ延線した後に、トロリ線のひずみや巻き癖の除去などを目的として、トロリ線に強い張力を掛けて伸ばすプレテン(プレストレッチ)と呼ばれる作業が行われる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
摩耗したトロリ線の新しいトロリ線への取り替え作業は、電車の運行がない夜間に実施される。しかしながら、夜間の停電時間は短く、特に、海底トンネル内での作業など、作業場所までの移動に長い時間を要する場合には、短時間でのトロリ線の取り替えが要求される。
【0006】
本発明の目的は、張力を負荷させながらトロリ線を延線するための廻り止め用器具を装着することのできるトロリ線巻取ドラムを提供することにある。張力を負荷させながらトロリ線を延線することにより、プレテン作業を省略し、トロリ線の架線作業時間を短縮することができる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、上記課題を解決することを目的として、トロリ線を巻き取る胴部の両端に円板状の鍔板が設けられ、前記胴部と前記鍔板を貫通する複数の第1のボルトと、前記第1のボルトに組み合わされる第1のナットにより前記胴部と前記鍔板が結合されたトロリ線巻取ドラムであって、前記複数の第1のボルトが、前記鍔板の面上において、前記鍔板の中心を中心とする1つの円周上に等間隔で配置され、前記鍔板の面上において、隣り合う2つの前記第1のボルトからの距離が等しい位置に前記胴部と前記鍔板を貫通する孔を2つ備え、前記2つの孔が、前記鍔板の面上において、前記鍔板の中心に対して互いに対称な位置に配置された、トロリ線巻取ドラムを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、張力を負荷させながらトロリ線を延線するための廻り止め用器具を装着することのできるトロリ線巻取ドラムを提供することができる。張力を負荷させながらトロリ線を延線することにより、プレテン作業を省略し、トロリ線の架線作業時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】
図1は、実施の形態に係るトロリ線巻取ドラムの斜視図である。
【
図2】
図2は、トロリ線巻取ドラムを垂直方向に切断した断面をその正面から視た図である。
【
図3】
図3(a)、(b)は、トロリ線巻取ドラムの側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔実施の形態〕
(トロリ線巻取ドラムの構成)
図1は、実施の形態に係るトロリ線巻取ドラム1の斜視図である。
図2は、トロリ線巻取ドラム1を垂直方向に切断した断面をその正面から視た図である。
図3(a)、(b)は、トロリ線巻取ドラム1の側面図である。
図1、
図2、
図3(a)は、後述する廻り止め用器具2を装着した状態を示し、
図3(b)は、廻り止め用器具2を装着する前の状態を示す。
【0011】
トロリ線巻取ドラム1は、トロリ線を巻き取るための胴部10と、胴部10の両端に設けられた円板状の鍔板11a、11bを備える。鍔板11a、11bの外径は約1350mmである。胴部10と鍔板11a、11bは、胴部10と鍔板11a、11bを貫通するボルト12(12a~12f)と、ボルト12(12a~12f)に組み合わされるナット15により結合されている。
【0012】
トロリ線巻取ドラム1は、例えば、胴部10及び鍔板11a、11bが木材からなる木製のトロリ線巻取ドラムである。ボルト12の本数は4本以上であり、典型的には6本である。また、例えば、ボルト12のネジ部の直径は16mm、首下長さは780mmである。
【0013】
胴部10と鍔板11a、11bに設けられた貫通孔にボルト12を貫通させ、ボルト12の先端のネジ部にナット15を締めることにより、胴部10と鍔板11a、11bが固定されている。また、通常、ボルト12の座面と鍔板11aの間、及びナット15と鍔板11bの間にはワッシャー13が挟まれる。
【0014】
胴部10は、典型的には円柱状の部材であり、円柱の側面を構成する、円筒状に並べられた複数のサン板101と、円柱の端面を構成する、円板状のサン受板102a、102bと、サン受板102aとサン受板102bとの中間にこれらと平行に設置された、サン受板102a、102bと同形の中心板103と、を主な構成部材として有する。
【0015】
また、トロリ線巻取ドラム1は、トロリ線巻取ドラム1に廻り止め用器具2を固定するボルト23を貫通させるための、胴部10と鍔板11a、11bを貫通する複数の孔14を備える。トロリ線巻取ドラム1の回転を防ぐためには、廻り止め用器具2を少なくとも2箇所で固定することが必要であるため、複数の孔14には、少なくとも、
図1~3に示される2本のボルト23(23a、23b)を貫通させるための2つの孔14a、14bが含まれる。ボルト23として、例えば、ボルト12と同じサイズのボルトを用いることができる。
【0016】
廻り止め用器具2は、張力を負荷しながらトロリ線を架線する際のトロリ線巻取ドラム1の回転を防ぐための、延線車両に搭載された器具であり、その端部に設けられた後述する板状部分20においてトロリ線巻取ドラム1に固定される。廻り止め用器具2がトロリ線巻取ドラム1に装着されていない状態では、通常のトロリ線の延線作業には問題がないが、張力を負荷しながらトロリ線を架線する場合には、トロリ線巻取ドラム1が回転してしまうために張力を付加させることができない。
【0017】
廻り止め用器具2は、鍔板11aの表面(トロリ線巻取ドラム1の外側の面)に面接触する板状部分20と、板状部分20から延びる棒状部分21を有する。板状部分20に設けられた孔22とトロリ線巻取ドラム1の孔14a、14bにボルト23a、23bを貫通させ、ボルト23a、23bの先端のネジ部にナット24を締めることにより、トロリ線巻取ドラム1に廻り止め用器具2を固定する。また、通常、ボルト23a、23bの座面と板状部分20の間、及びナット24と板状部分20の間にはワッシャー25が挟まれる。
【0018】
ボルト12(12a~12f)は、鍔板11a、11bの面上において、鍔板11a、11bの中心を中心とする1つの円周C上に等間隔で配置されている。張力を負荷させながらトロリ線を延線する際のトロリ線巻取ドラム1の回転を防ぐために十分な強度で廻り止め用器具2をトロリ線巻取ドラム1に固定するため、ボルト23a、23bを貫通させる孔14a、14bは、鍔板11a、11bの面上において、鍔板11a、11bの中心に対して互いに対称な位置(孔14aと孔14bを結ぶ線分の中点が鍔板11a、11bの中心と一致するような位置)に配置され、典型的には、円周C上の鍔板11a、11bの中心(円周Cの中心)に対して互いに対称な位置に配置される。
【0019】
また、廻り止め用器具2をトロリ線巻取ドラム1に装着する際の板状部分20とボルト12との干渉を避けるために、孔14a、14bのそれぞれが、鍔板11a、11bの面上において、隣り合う2つのボルト12からの距離が等しい位置に配置される。例えば、
図3(b)に示されるように、ボルト12bとボルト12cからの距離が等しい位置に孔14aが配置され、ボルト12eとボルト12fからの距離が等しい位置に孔14bが配置される。
【0020】
このため、孔14a、14bが円周C上に配置される場合は、孔14a、14bのそれぞれが、鍔板11a、11bの面上において、隣り合う2つのボルト12の円周C上の中間点に配置される。例えば、
図3(b)に示されるように、ボルト12bとボルト12cの円周C上の中間点に孔14aが配置され、ボルト12eとボルト12fの円周C上の中間点に孔14bが配置される。
【0021】
鍔板11a、11bは、例えば、円形の板材111を複数重ねた積層板からなる。各々の円形の板材111は、
図3(a)、(b)に示されるように、面方向に並べられた複数の木製の板110から構成される。重ねられた複数の板材111は、内面側(胴部10側)から釘を厚さ方向に貫通させて、釘の先端を折り曲げることにより互いに固定される。例えば、2枚の板材111を用いる場合は、それぞれを構成する板110の長手方向が直交するように、2枚の板材111が重ねられる。また、例えば、3枚の板材111を用いる場合は、それぞれを構成する板110の長手方向が60°ずつずれるように、3枚の板材111が重ねられる。
【0022】
この場合、
図3(b)に示されるように、最も外側(胴部10の反対側)の円形の板材111において、孔14a、14bがそれぞれ複数の木製の板110のうちの異なる板110に設けられていることが好ましい。これによって、
図3(a)に示されるように、廻り止め用器具2を装着したときに、鍔板11aにおいて異なる板110が廻り止め用器具2に固定されるため、外力が加わったときに鍔板11a、11bが分解するおそれを低減することができる。
【0023】
なお、鍔板11a、11bを構成する円形の板材111のうちの、最も外側のもの以外の板材111は、最も外側の板材111と胴部10により、複数の板110を両側から抑えるように固定されているため、廻り止め用器具2との位置関係が鍔板11a、11bの強度に及ぼす影響は小さい。すなわち、最も外側のもの以外の板材111における孔14a、14bの位置が鍔板11a、11bの強度に及ぼす影響は小さい。
【0024】
また、トロリ線巻取ドラム1は、孔14a、14bをそれぞれ貫通するボルト23a、23bや、ボルト23a、23bとともに用いられるナット24、ワッシャー25をその構成部品として備えていてもよい。この場合、廻り止め用器具2がトロリ線巻取ドラム1に装着されていない状態で、ボルト23a、23bが孔14a、14bに貫通しており、その先端にナット24が締められている。そして、廻り止め用器具2を装着する際には、ボルト23a、23bを孔14a、14bから一旦抜き、孔14a、14b及び廻り止め用器具2の孔22に貫通させてから先端のネジ部にナット24を締める。
【0025】
このような場合、ボルト23a、23bの色を胴部10と鍔板11a、11bを結合させるボルト12(12a~12f)の色と異ならせることが好ましい。これによって、ボルト23a、23bとボルト12との識別を容易にし、廻り止め用器具2を装着する際に誤ってボルト12を抜いてしまう事故を防ぐことができる。
【0026】
また、ボルト23a、23bとボルト12との識別を容易にするために、ボルト23a、23bの挿入方向とボルト12の挿入方向を異ならせることも有効である。例えば、
図1、
図2、
図3(a)に示されるように、ボルト12を鍔板11a側から挿入して鍔板11b側でナット15を締め、ボルト23a、23bを鍔板11b側から挿入して鍔板11a側でナット24を締める。
【0027】
なお、ボルト23a、23bを貫通させるための孔14a、14bを有しない従来のトロリ線巻取ドラムを用いる場合、例えば、ボルト12(12a~12f)のうちの2本をボルト23a、23bの代わりとして廻り止め用器具2を装着するために用いることも考えられるが、この場合、トロリ線巻取ドラムにトロリ線が巻き取られた状態でボルト12(12a~12f)のうちの2本を取り外すことになるため、鍔板11a、11bの胴部10への固定強度が1/3以下にまで低下してしまい、トロリ線の架線作業における安全性に問題が生じ得る。
【0028】
(トロリ線の架線)
以下、従来の一般的なトロリ線の架線工程と、本実施の形態に係るトロリ線巻取ドラム1を用いたトロリ線の架線工程の具体例について説明する。トロリ線の架線張力は2tとする。
【0029】
従来の一般的なトロリ線の架線工程においては、まず、500kg程度の張力を負荷させて、トロリ線を架空電線路へ延線する。この延線工程には、30分程度を要する。次に、架線張力よりも大きい3t程度の張力をトロリ線に負荷させて、トロリ線のひずみや巻き癖の除去などを行う。このプレテン作業には、30分程度を有する。
【0030】
実施の形態に係るトロリ線巻取ドラム1を用いたトロリ線の架線工程においては、架線張力と同等の2tの張力をトロリ線に負荷させながら、トロリ線を架空電線路へ延線する。これによって、トロリ線のひずみや巻き癖の除去などを実施しながらトロリ線を延線することができるため、プレテン作業を省略することができる。このため、プレテン作業に要する30分やプレテン作業の準備に要する時間などを含めた1時間近くをトロリ線の架線作業時間から短縮することができる。
【0031】
(実施の形態の効果)
上記実施の形態に係るトロリ線巻取ドラム1には、廻り止め用器具2を装着することができる。このため、トロリ線巻取ドラム1を用いることにより、延線車両によるトロリ線の架線の際に、張力を負荷させながらトロリ線を延線することができる。これによって、プレテン作業を省略し、トロリ線の架線作業時間を短縮することができる。
【0032】
そして、トロリ線の架線作業時間を短縮することにより、作業場所までの移動に長い時間を要する場合の夜間のトロリ線の取り替えなどに対応することができる。また、新規にトロリ線を架線する場合であっても、作業時間短縮の効果は大きい。
【0033】
(実施の形態のまとめ)
次に、以上説明した実施の形態から把握される技術思想について、実施の形態における符号等を援用して記載する。ただし、以下の記載における各符号等は、特許請求の範囲における構成要素を実施の形態に具体的に示した部材等に限定するものではない。
【0034】
[1]トロリ線を巻き取る胴部(10)の両端に鍔板(11a、11b)が設けられ、胴部(10)と鍔板(11a、11b)を貫通する複数の第1のボルト(12)と、第1のボルト(12)に組み合わされる第1のナット(15)により胴部(10)と鍔板(11a、11b)が結合されたトロリ線巻取ドラム(1)であって、複数の第1のボルト(12)が、鍔板(11a、11b)の面上において、鍔板(11a、11b)の中心を中心とする1つの円周(C)上に等間隔で配置され、鍔板(11a、11b)の面上において、隣り合う2つの第1のボルト(12)からの距離が等しい位置に胴部(10)と鍔板(11a、11b)を貫通する2つの孔(14a、14b)を備え、2つの孔(14a、14b)が、鍔板(11a、11b)の面上において、鍔板(11a、11b)の中心に対して互いに対称な位置に配置された、トロリ線巻取ドラム(1)。
【0035】
[2]2つの孔(14)が、鍔板(11a、11b)の面上において、円周(C)上に設けられた、上記[1]に記載のトロリ線巻取ドラム(1)。
【0036】
[3]鍔板(11a、11b)が、面方向に並べられた複数の木製の板(110)から構成される円形の板材を複数重ねた積層板(111)からなり、最も外側の円形の板材(111)において、2つの孔(14a、14b)のそれぞれが、複数の木製の板(110)のうちの異なる板に設けられた、上記[1]又は[2]に記載のトロリ線巻取ドラム(1)。
【0037】
[4]2つの孔(14)のそれぞれを貫通する第2のボルト(23a、23b)を備えた、上記[1]乃至[3]のいずれか1項に記載のトロリ線巻取ドラム(1)。
【0038】
[5]第1のボルト(12)と第2のボルト(23a、23b)の色が異なる、上記[4]に記載のトロリ線巻取ドラム。
【0039】
[6]第2のボルト(23a、23b)が、トロリ線巻取ドラム(1)に廻り止め用器具(2)を固定するためのボルトである、上記[4]又は[5]に記載のトロリ線巻取ドラム。
【0040】
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記実施の形態に限定されず、発明の主旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施が可能である。
【0041】
また、上記に記載した実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。また、実施の形態の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない点に留意すべきである。
【符号の説明】
【0042】
1 トロリ線巻取ドラム
2 廻り止め用器具
10 胴部
11a、11b 鍔板
12(12a~12f) 第1のボルト
14(14a、14b) 孔
23a、23b ボルト
110 板
C 円周