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特許7194937プラズマ処理装置、及び、プラズマ処理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2022-12-15
(45)【発行日】2022-12-23
(54)【発明の名称】プラズマ処理装置、及び、プラズマ処理方法
(51)【国際特許分類】
   H05H 1/46 20060101AFI20221216BHJP
【FI】
H05H1/46 B
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2018229228
(22)【出願日】2018-12-06
(65)【公開番号】P2020092027
(43)【公開日】2020-06-11
【審査請求日】2021-08-31
(73)【特許権者】
【識別番号】000219967
【氏名又は名称】東京エレクトロン株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】504157024
【氏名又は名称】国立大学法人東北大学
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100122507
【弁理士】
【氏名又は名称】柏岡 潤二
(72)【発明者】
【氏名】平山 昌樹
【審査官】大門 清
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2015/029090(WO,A1)
【文献】特開2014-175664(JP,A)
【文献】特開2011-138908(JP,A)
【文献】特開2014-143101(JP,A)
【文献】国際公開第2015/019765(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2012/0231631(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2006/0137820(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05H 1/46
H01L 21/205
H01L 21/3065
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
処理容器とステージと上部電極とシャワープレートと導波路とを備え、
前記ステージは、前記処理容器内に設けられ、
前記シャワープレートは、前記ステージの上方に前記処理容器内の空間を介して設けられ、
前記上部電極は、前記シャワープレートの上方に設けられ、
前記導波路は、端部を備え、VHF帯又はUHF帯の高周波を導波し、
前記端部は、前記空間に向いて配置されており、該空間に高周波を放射し、
前記シャワープレートは、複数のピラーを備え、誘電体から形成され、
前記シャワープレートの内には、空隙が設けられ、
前記空隙の内には、複数の前記ピラーが配置されており、
複数の前記ピラーの径及び密度の分布は、前記シャワープレートの端部から中央部に向かう方向に複数の該ピラーの径及び/又は密度が低減する分布である
プラズマ処理装置。
【請求項2】
プラズマ処理装置を用いて被処理体にプラズマ処理を行うプラズマ処理方法であって、該プラズマ処理装置は処理容器、ステージ、上部電極、シャワープレート、導波路を備え、該ステージは該処理容器内に設けられ、該シャワープレートは該ステージの上方に該処理容器内の空間を介して設けられ、該上部電極は該シャワープレートの上方に設けられ、該導波路は端部を備えVHF帯又はUHF帯の高周波を導波し、該端部は該空間に向いて配置されており該空間に高周波を放射し、該シャワープレートは複数のピラーを備え誘電体から形成され、複数の該ピラーの径及び密度の分布は、該シャワープレートの端部から中央部に向かう方向に複数の該ピラーの径及び/又は密度が低減する分布であり、該方法は、
前記シャワープレートに設けられた空隙の内に複数の前記ピラーが配置されている状態において、プラズマ処理を行う、
プラズマ処理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の例示的実施形態は、プラズマ処理装置、及び、プラズマ処理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電子デバイスの製造に用いられるプラズマ処理装置は、真空容器、処理室、支持電極、アンテナ、放射口、及び磁場形成手段を備える。処理室は、真空容器内部に設けられ、ガスが供給される。支持電極は、処理室内に設けられ、処理対象物を支持する。アンテナ及び放射口は、超短波(VHF)帯又は極超短波(UHF)帯の高周波を処理室に供給する。磁場形成手段は、処理室に磁場を形成する。プラズマ処理装置は、電界制御空間を備える。電界制御空間は、誘電体と誘電体を囲む金属仕切板又はディスク状金属とによって構成される。VHF帯とは、30~300[MHz]程度の範囲の周波数帯である。UHF帯とは、300[MHz]~3[GHz]程度の範囲の周波数帯である。電子デバイスの製造に用いるプラズマ処理装置についての技術は、特許文献1等に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2005-196994号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、プラズマ処理装置において上部電極とステージとの間の空間でプラズマ生成時に上部電極側に生じる電位の均一性を向上し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一つの例示的実施形態において、プラズマ処理装置が提供される。プラズマ処理装置は、処理容器とステージと上部電極とシャワープレートと導波路とを備える。ステージは、処理容器内に設けられる。シャワープレートは、ステージの上方に処理容器内の空間を介して設けられる。上部電極は、シャワープレートの上方に設けられる。導波路は、端部を備え、VHF帯又はUHF帯の高周波を導波する。端部は、空間に向いて配置されており、空間に高周波を放射する。シャワープレートは、複数のピラーを備え、誘電体から形成される。シャワープレートの内には、空隙が設けられる。空隙の内には、複数のピラーが配置されている。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、プラズマ処理装置において上部電極とステージとの間の空間でプラズマ生成時に上部電極側に生じる電位の均一性を向上し得る技術を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】例示的実施形態に係るプラズマ処理装置の構成を示す図である。
図2】例示的実施形態に係るプラズマ処理装置の別の構成を示す図である。
図3】例示的実施形態に係るプラズマ処理装置の別の構成を示す図である。
図4図1に示すシャワープレートの断面構造の一例を示す図である。
図5図1に示すシャワープレートの外観の一例を示す図である。
図6図2に示すボルトの構成の一例を示す図である。
図7図6に示すボルトと図2に示すシャワープレートとを接続する構成の一例を示す図である。
図8図6に示すボルトと図2に示すシャワープレートとを接続する構成の一例を示す図である。
図9図6に示すボルトと図2に示すシャワープレートとを接続する構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、種々の例示的実施形態について説明する。
例示的実施形態において、プラズマ処理装置が提供される。プラズマ処理装置は、処理容器とステージと上部電極とシャワープレートと導波路とを備える。ステージは、処理容器内に設けられる。シャワープレートは、ステージの上方に処理容器内の空間を介して設けられる。上部電極は、シャワープレートの上方に設けられる。導波路は、端部を備え、VHF帯又はUHF帯の高周波を導波する。端部は、空間に向いて配置されており、空間に高周波を放射する。シャワープレートは、複数のピラーを備え、誘電体から形成される。シャワープレートの内には、空隙が設けられる。空隙の内には、複数のピラーが配置されている。
【0009】
VHF帯又はUHF帯の高周波の場合には、定在波の発生によって、誘電体のシャワープレートの延びる方向におけるプラズマの均一性が低減され得る。しかし、シャワープレートは、空隙と、空隙内に設けられた誘電体の複数のピラーとを備える。このため、定在波の発生が抑制されて空間内における上部電極(より具体的にシャワープレート)の近傍での電界の勾配が低減され得る。よって、プラズマの均一性が向上され得る。
【0010】
例示的実施形態に係るプラズマ処理装置において、シャワープレートは、空隙に露出するシャワープレートの下面の延びる方向において複数のピラーの径及び密度の分布を有する。シャワープレートは、シャワープレートの下面の延びる方向における誘電体の複数のピラーの径及び密度の分布を有する(径及び密度が非一様である。)。即ち、複数のピラーの径及び密度の分布は、定在波の発生が抑制されるように調整され得る。特に、VHF帯又はUHF帯の高周波が空間内に放射される場合において、シャワープレート内の誘電体の複数のピラーの径及び密度の分布の調整が可能となる。この調整によって、プラズマの生成時に上部電極(より具体的にシャワープレート)と空間内で生じるプラズマとの間を伝搬する表面波(電波)の波長が好適に伸長され得る。よって、プラズマの均一性がより向上され得る。
【0011】
例示的実施形態に係るプラズマ処理装置において、複数のピラーの径及び密度の分布は、シャワープレートの端部から中央部に向かう方向に複数のピラーの径及び密度が低減する分布である。
【0012】
例示的実施形態において、プラズマ処理方法が提供される。プラズマ処理方法は、プラズマ処理装置を用いて被処理体にプラズマ処理を行う。プラズマ処理装置は処理容器、ステージ、上部電極、シャワープレート、導波路を備える。ステージは処理容器内に設けられる。シャワープレートはステージの上方に処理容器内の空間を介して設けられる。上部電極はシャワープレートの上方に設けられる。導波路は端部を備えVHF帯又はUHF帯の高周波を導波する。端部は空間に向いて配置されており空間に高周波を放射する。シャワープレートは複数のピラーを備え誘電体から形成される。この方法は、シャワープレートに設けられた空隙の内に複数のピラーが配置されている状態において、プラズマ処理を行う。
【0013】
VHF帯又はUHF帯の高周波の場合には、定在波の発生によって、誘電体のシャワープレートの延びる方向におけるプラズマの均一性が低減され得る。しかし、シャワープレートは、空隙と、空隙内に設けられた誘電体の複数のピラーとを備える。このため、定在波の発生が抑制されて空間内における上部電極(より具体的にシャワープレート)の近傍での電界の勾配が低減され得る。よって、プラズマの均一性が向上され得る。
【0014】
以下、図面を参照して種々の例示的実施形態について詳細に説明する。なお、各図面において同一又は相当の部分に対しては同一の符号を附すこととする。本開示において、「接触」とは、対象となる両者が固定されていない状態を表し、「接続」とは、対象となる両者が固定されていても固定されていなくてもよい状態を表し、「接合」とは、対象となる両者が固定されている状態を表す。
【0015】
複数の例示的実施形態に係るプラズマ処理装置1A,1B、1Cの各々の構成が図1~3の各々に示されている。図1にはプラズマ処理装置1Aの構成が示され、図2にはプラズマ処理装置1Bの構成が示され、図3にはプラズマ処理装置1Cの構成が示されている。
【0016】
図1を参照して、プラズマ処理装置1Aの構成について説明する。プラズマ処理装置1Aは、処理容器CSを備える。
【0017】
プラズマ処理装置1Aは、上部電極UA21、絶縁部材UA4、サポートリングUA51、カバーリングUA52、弾性部材UA81、封止部材UA82、管UA9、ガス配管UC31を備える。
【0018】
プラズマ処理装置1Aは、封止部材DA13、支持部DB11、排気管DB12、ベローズDB21、ベローズDB22、ばねDB3、水冷プレートDB4を備える。
【0019】
プラズマ処理装置1Aは、ステージMA11、導電部MA21、導電板MA22、導電性弾性部材MA23、排気室MA31、壁部MA32、通気孔MA33を備える。プラズマ処理装置1Aは、シャワープレートKA1、空間SPを備える。
【0020】
処理容器CSは、側壁DA11、導波路壁UA1、導波路UA31を備える。側壁DA11は、突起部DA12、入出口DA2を備える。導波路UA31は、端部UA32を備える。
【0021】
シャワープレートKA1は、下部基体KA11、上部基体KA12を備える。シャワープレートKA1は、ピラーKA2、空隙KA3、下面KS1、ガス吐出口KS1a、上面KS2、ガス流入口KS2aを備える。
【0022】
ステージMA11は、周縁部MA12、上面MA13、裏面MA14を備える。上部電極UA21は、空洞UA22、周縁部UA24、下面UAfを備える。ステージMA11の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の導電性の材料であり得る。ステージMA11の表面には、酸化イットリウム、酸フッ化イットリウム、酸化アルミニウム等の保護膜が設けられ得る。
【0023】
導波路壁UA1の天井部は、軸線AXに交差する面に(略水平に)延在している。導波路壁UA1の側部は、軸線AXに沿って導波路壁UA1の天井部に垂直に延びている。導波路壁UA1は、プラズマ処理装置1Aの上部電極UA21を囲んでいる。
【0024】
導波路壁UA1の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の導電性の材料であり得る。導波路壁UA1は、接地されている。
【0025】
導波路UA31は、導波路壁UA1と上部電極UA21との間の空間によって画成される。導波路UA31は、VHF帯又はUHF帯の高周波を導波し、この高周波を空間SPに導入する。導波路UA31は、高周波が放射される端部UA32を備える。
【0026】
端部UA32は、空間SPに向いて配置されている。端部UA32は、絶縁部材UA4を介して空間SPに高周波を放射する。空間SPは、シャワープレートKA1とステージMA11との間の空間である。
【0027】
側壁DA11は、導波路壁UA1の下側において、軸線AXに沿って延びている。側壁DA11の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の導電性の材料であり得る。側壁DA11は、接地されている。
【0028】
側壁DA11は、突起部DA12を備える。突起部DA12は、側壁DA11の端部(導波路壁UA1の側部に接続されている箇所)に設けられており、軸線AXに向けて軸線AXに交差する方向に延びている。突起部DA12には、封止部材DA13を介して絶縁部材UA4に接続されている。
【0029】
封止部材DA13は、真空シール用の部材であり、例えばOリングであり得る。突起部DA12は、導電性弾性部材MA23を介して排気室MA31の壁部MA32に接続されている。導電性弾性部材MA23は、弾性体であり、例えばスパイラルリングであり得る。導電性弾性部材MA23の材料は、例えば、ステンレス、インコネル、ニッケル、タングステン、タンタル、銅合金又はモリブデン等の金属である。導電性弾性部材MA23は、ニッケル、アルミニウム、ステンレス又は金等の保護膜により被覆されていてもよい。
【0030】
絶縁部材UA4は、導波路UA31の端部UA32と空間SPとの間に配置されている。絶縁部材UA4の材料は、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム等の絶縁性の材料であり得る。絶縁部材UA4と上部電極UA21とは、封止部材UA82を介して接続されている。封止部材UA82は、真空シール用の部材であり、例えばOリングであり得る。
【0031】
上部電極UA21は、導波路壁UA1の天井部の下側に配置されており、ステージMA11の上面MA13の上方において、処理容器CS内の空間SPとシャワープレートKA1とを介して設けられている。
【0032】
シャワープレートKA1は、上部電極UA21に接続されている。シャワープレートKA1の上面KS2は、上部電極UA21の下面UAfに密着している。
【0033】
上部電極UA21は、整合器UC2を介して高周波電源UC1に電気的に接続されている。上部電極UA21の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の導電性の材料であり得る。
【0034】
上部電極UA21の表面上には、耐腐食性を有する膜が形成されている。耐腐食性を有する膜は、酸化アルミニウム膜、酸化イットリウム膜、又は酸化アルミニウムや酸化イットリウム等を含むセラミック膜であり得る。
【0035】
高周波電源UC1は、上述した高周波を発生する電源である。整合器UC2は、高周波電源UC1の負荷のインピーダンスを高周波電源UC1の出力インピーダンスに整合させるための整合回路を含んでいる。
【0036】
空洞UA22は、ガス配管UC31を介してガス供給部UC3に連通している。空洞UA22は、シャワープレートKA1の複数のガス流入口KS2aを介して、シャワープレートKA1の空隙KA3に連通している。空隙KA3は、シャワープレートKA1の複数のガス吐出口KS1aを介して、空間SPに連通している。
【0037】
シャワープレートKA1は、ステージMA11の上方に空間SPを介して設けられている。上部電極UA21は、シャワープレートKA1の上方に設けられている。
【0038】
シャワープレートKA1の端部KA1eは、サポートリングUA51によって上部電極UA21の周縁部UA24に密着されている。シャワープレートKA1は、空間SPを介してステージMA11の上面MA13に対面している。
【0039】
シャワープレートKA1は、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化イットリウム、又は窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化イットリウム等を含む誘電体から形成されている。シャワープレートKA1の表面(特に下面KS1)には、耐腐食性を有する膜が形成されていてもよい。耐腐食性を有する膜は、酸化イットリウム膜、酸化フッ化イットリウム膜、フッ化イットリウム膜、又は酸化イットリウム、フッ化イットリウム等を含むセラミック膜であり得る。
【0040】
シャワープレートKA1の厚みは、少なくとも空間SP上に位置する部分において、略均一であり得る。シャワープレートKA1は、略円盤形状を有している。
【0041】
シャワープレートKA1の下面KS1とステージMA11の上面MA13との間の鉛直方向における距離(空間SPの幅)は、例えば5[mm]以上且つ15[mm]以下であり得る。
【0042】
シャワープレートKA1の中心軸線は、軸線AXに略一致している。シャワープレートKA1には、ステージMA11の上面MA13に載置された基板W(被処理体)の全面に均等にガスを供給するために、複数のガス吐出口KS1aが設けられている。
【0043】
シャワープレートKA1は、下部基体KA11と、下部基体KA11上に設けられた上部基体KA12とを備える。下部基体KA11と上部基体KA12とは、略円盤形状を有する。下部基体KA11と上部基体KA12とは、一体に設けられ得る。下部基体KA11と上部基体KA12とは、シャワープレートKA1の材料と同じ材料を有する。
【0044】
シャワープレートKA1の内には空隙KA3が設けられ、空隙KA3の内には複数のピラーKA2が配置されている。空隙KA3は、シャワープレートKA1の外形形状に沿って、シャワープレートKA1の中央部から周縁部に至るまで延在している。ピラーKA2の材料は、シャワープレートKA1と同じ材料である。
【0045】
空隙KA3内には複数のピラーKA2が設けられている。複数のピラーKA2は、下部基体KA11から上部基体KA12まで延びている。複数のピラーKA2は、円柱形状のピラーKA2及び/又は角柱形状のピラーKA2を含む。
【0046】
下部基体KA11は、シャワープレートKA1の下面KS1を含む。上部基体KA12は、シャワープレートKA1の上面KS2を含む。
【0047】
シャワープレートKA1は、シャワープレートKA1の下面KS1(又は上面KS2)の延びる方向(軸線AXに交差する方向)において誘電体の複数のピラーKA2の径及び密度の分布を有する(径及び/又は密度が非一様である。)。
【0048】
図4には、シャワープレートKA1の内部、特に複数のピラーKA2の径及び密度の分布の一例が示されている。図4に示されているシャワープレートKA1の断面構成は、軸線AXに交差する面であって下部基体KA11と上部基体KA12との間に延びる面における断面構成である。
【0049】
複数のピラーKA2の径及び密度の分布は、例えば、シャワープレートKA1の端部KA1eから中央部(軸線AXと交わる部分)に向かう方向DRに共に複数のピラーKA2の径及び密度が低減する分布であり得る。このような複数のピラーKA2の径及び密度の分布の場合、シャワープレートKA1内において空洞の占める領域(空隙KA3に含まれる領域)は、シャワープレートKA1の端部KA1eから中央部に向かう方向DRに、増大する。更に換言すれば、シャワープレートKA1の端部KA1eから中央部に向かうにつれて、シャワープレートKA1内において、ピラーKA2によって構成される誘電体領域は、より疎になる。
【0050】
図1に戻って説明する。サポートリングUA51は、シャワープレートKA1を上部電極UA21に密着する部材である。サポートリングUA51は、弾性部材UA81を介して絶縁部材UA4に保持されている。弾性部材UA81は、例えばステンレス製のばねであり得る。
【0051】
カバーリングUA52は、ステージMA11の側面付近にプラズマが発生することを防止する部材である。サポートリングUA51及びカバーリングUA52のそれぞれの材料は、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム等の絶縁性の材料であり得る。
【0052】
ステージMA11は、処理容器CS内に設けられている。ステージMA11は、ステージMA11の上面MA13の上に載置された基板Wを略水平に支持するように構成されている。ステージMA11は、略円盤形状を有している。
【0053】
ステージMA11の中心軸線は、軸線AXに略一致している。ステージMA11の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の導電性の材料であり得る。
【0054】
導電部MA21は、ステージMA11の周縁部MA12と処理容器CSの側壁DA11との間に延びている。導電部MA21は、ステージMA11と処理容器CSの側壁DA11とに電気的に接続されている。
【0055】
導電部MA21は、導波路UA31の端部UA32から放射される高周波が空間SPに導入されるように周縁部MA12から側壁DA11に向けて延びている。導電部MA21は、導電板MA22を備える。導電部MA21は、壁部MA32の一部を含む。
【0056】
導電板MA22は、周縁部MA12において裏面MA14を介してステージMA11に電気的に接触している。導電板MA22は、可撓性の薄板である。導電板MA22の材料は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス、インコネル、ニッケル、タングステン、タンタル、銅合金又はモリブデン等の導電性の材料である。導電板MA22は、酸化アルミニウム、酸化イットリウム、酸化フッ化イットリウム、フッ化イットリウム、ニッケル、アルミニウム、ステンレス又は金等の保護膜により被覆されていてもよい。導電板MA22は、ネジ(不図示)によって周縁部MA12の裏面(裏面MA14)及び壁部MA32の上面に固定される。
【0057】
排気室MA31は、導電性の壁部MA32を備える。排気室MA31は、周縁部MA12の周囲から側壁DA11に向けて延びている。排気室MA31は、通気孔MA33を介して空間SPに連通している。排気室MA31は、排気管DB12に連通している。
【0058】
排気管DB12は、外部の排気装置に接続されている。排気装置は、圧力制御弁並びにターボ分子ポンプ及び/又はドライポンプ等の真空ポンプを含み得る。
【0059】
壁部MA32の材料は、アルミニウム又はアルミニウム合金等の導電性の材料であり得る。壁部MA32は、通気孔MA33を備える。空間SPは、通気孔MA33を介して排気室MA31に連通している。
【0060】
空間SP内のガスは、通気孔MA33を介して排気室MA31に移動し、排気管DB12を介して外部に排気され得る。
【0061】
基板Wは、入出口DA2を介して、処理容器CS内に搬入及び処理容器CS内から搬出される。側壁DA11によって画成される空間であって入出口DA2を介して外部に連通している空間は、ガス供給器DB5にも連通している。
【0062】
ガス供給器DB5は、側壁DA11によって画成される空間であって入出口DA2を介して外部に連通している空間内に、Arガス等のパージガスを供給し得る。
【0063】
プラズマ処理装置1Aには、ガス供給部UC3が接続されている。ガス供給部UC3は、ガス配管UC31に接続されている。ガス配管UC31は、絶縁性の管UA9によって高周波から保護され、上部電極UA21内の空洞UA22に連通する。
【0064】
ガス供給部UC3からのガスは、空洞UA22、ガス流入口KS2a、空隙KA3、ガス吐出口KS1aを介して、空間SPに供給される。ガス供給部UC3は、基板Wの処理のために用いられる一つ以上のガス源を含む。ガス供給部UC3は、一つ以上のガス源からのガスの流量をそれぞれ制御するための一つ以上の流量制御器を含む。
【0065】
ガス供給部UC3と空洞UA22とを連通するガス配管UC31は、導波路UA31内において絶縁性の管UA9によって覆われており、管UA9によって導波路UA31内の高周波から保護されている。従って、導波路UA31内において、高周波によるガスの励起が抑制される。管UA9の材料は、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム等の絶縁性の材料であり得る。
【0066】
支持部DB11は、ステージMA11に接続されている。ステージMA11は、支持部DB11上に設けられている。支持部DB11を上下移動(上部電極UA21に近付く移動又は上部電極UA21から離れる移動であり、以下同様。)させることによって、ステージMA11が上下移動する。
【0067】
DB11の下部には、水冷プレートDB4が配置されている。支持部DB11は、水冷プレートDB4に接している。ステージMA11の熱は、支持部DB11及び水冷プレートDB4を介して、外部に排出され得る。
【0068】
排気管DB12は、壁部MA32に接続されており、排気室MA31に連通している。壁部MA32は、排気管DB12上に設けられている。排気管DB12を介して、排気室MA31内のガスが外部に排出され得る。
【0069】
ばねDB3を介して排気管DB12を上下移動させることによって、排気室MA31及び壁部MA32が上下移動する。
【0070】
ベローズDB22の材料は、ステンレス等の導電性の材料であり得る。ばねDB3の材料は、ステンレス等の導電性の材料であり得る。
【0071】
壁部MA32は、ばねDB3の弾性によって、上部電極UA21の側(上方)に安定的に配置され得る。
【0072】
更に導電性弾性部材MA23の弾性によって、壁部MA32の外周部と突起部DA12とが安定的に電気的に接触され得る。
【0073】
VHF帯又はUHF帯の高周波の場合には、定在波の発生によって、誘電体のシャワープレートKA1の下面KS1の延びる方向におけるプラズマの均一性が低減され得る。しかし、例示的実施形態に係るシャワープレートKA1は、空隙KA3と、空隙KA3内に設けられた誘電体の複数のピラーKA2とを備える。このため、定在波の発生が抑制されて空間SP内における上部電極UA21(より具体的にシャワープレートKA1)の近傍での電界の勾配が低減され得る。よって、プラズマの均一性が向上され得る。
【0074】
また、シャワープレートKA1は、下面KS1の延びる方向における誘電体の複数のピラーKA2の径及び/又は密度の分布を有する(径及び/又は密度が共に非一様である。)。即ち、複数のピラーKA2の径及び密度の分布は、定在波の発生が抑制されるように調整され得る。
【0075】
特に、VHF帯又はUHF帯の高周波が空間SP内に放射される場合において、シャワープレートKA1内の誘電体の複数のピラーKA2の径及び/又は密度の分布の調整が可能となる。この調整によって、プラズマの生成時に上部電極UA21(シャワープレートKA1)と空間SP内で生じるプラズマとの間を伝搬する表面波(電波)の波長が好適に伸長され得る。よって、プラズマの均一性がより向上され得る。
【0076】
また、プラズマ処理装置1Aでは、高周波は、導波路UA31の端部UA32から絶縁部材UA4を介して、軸線AXに向けて空間SP内に導入される。導電部MA21(特に壁部MA32の一部)は、端部UA32から放射される高周波が空間SPに導入されるように周縁部MA12から側壁DA11に向けて延びている。
【0077】
導電部MA21(特に壁部MA32の一部)によって、導波路UA31の端部UA32と空間SPとの間にあり端部UA32から放射される高周波が伝搬する空間は、端部UA32と空間SPとを結ぶ面の上側及び下側に概ね等分され得る。
【0078】
導電部MA21は、接地されている側壁DA11に電気的に接続されており、電気的な遮蔽機能を有し得る。
【0079】
従って、導電部MA21によって、導波路UA31の端部UA32から放射される高周波は、ステージMA11の下側に広がる領域等に拡散されずに空間SPに良好に導入され得る。このため、空間SPには、十分な強度の高周波が供給され得る。
【0080】
また、高周波が空間SPに導入されると、ガスが空間SP内で励起されて、当該ガスからプラズマが生成される。プラズマは、空間SP内で周方向において均一な密度分布で生成される。ステージMA11上の基板Wは、プラズマからの化学種によって処理される。
【0081】
また、導電部MA21は、可撓性の導電板MA22を介してステージMA11に電気的に接触しているので、導電部MA21の位置の位置が変化する場合にも、導電部MA21とステージMA11との電気的な接触が確実に維持され得る。
【0082】
図2を参照して、プラズマ処理装置1Bの構成を説明する。プラズマ処理装置1Bは、プラズマ処理装置1Aが有していない複数のボルトKB1と複数のナットKB2とを備える。プラズマ処理装置1Bの構成とプラズマ処理装置1Aの構成との相違点は、ボルトKB1及びナットKB2の有無のみである。
【0083】
ボルトKB1は、図5図6に示すように、シャワープレートKA1の上面KS2に設けられ、上面KS2上に突出している。一例として、複数のボルトKB1の数は、複数のガス流入口KS2aの数より少ない。
【0084】
複数のガス流入口KS2a及び複数のボルトKB1の各々は、上面KS2内において、略均一に配置されている。図7~9に示す態様では、ボルトKB1及びナットKB2の各々の材料は、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス又はニッケル等の導電性の材料である。
【0085】
図7~9に示すように、ボルトKB1と上面KS2とは、複数の態様で互いに接続され得る。図7に示す態様では、ボルトKB1は、二つの凸部KA12aと支持部KA12bとによって上面KS2に接続される。
【0086】
凸部KA12aの材料は、シャワープレートKA1の材料と同様であり得る。凸部KA12aは、シャワープレートKA1(特に、上部基体KA12)と一体に形成され得る。
【0087】
二つの凸部KA12aと支持部KA12bとは、上面KS2に設けられている。支持部KA12bは、中央部に孔が設けられており、当該孔にボルトKB1が嵌め込まれる。二つの凸部KA12aは、板形状を有しており、互いに並列して、上面KS2に固定されている。
【0088】
二つの凸部KA12aは互いに離間されており、支持部KA12bは二つの凸部KA12aの間に設けられた空間に嵌め込まれている。
一実施形態において、凸部KA12aと支持部KA12bとは、無機材料の接着剤を介して互いに接続され得る。ボルトKB1と凸部KA12aとは、上部基体KA12に密着されている。
【0089】
図8に示す態様では、複数のボルトKB1とシャワープレートKA1は一体に形成され得る。又は、複数のボルトKB1とシャワープレートKA1を接合してもよい。ボルトKB1の材料は、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム等の絶縁体である。ナットKB2の材料は、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス又はニッケル等の金属である。ボルトKB1は、内部にネジ山を備えた筒状の凸部KA12cによって上面KS2に接続される。
【0090】
凸部KA12cの材料は、シャワープレートKA1の材料と同様であり得る。凸部KA12cは、シャワープレートKA1(特に、上部基体KA12)と一体に形成され得る。
【0091】
凸部KA12cは、上面KS2に設けられている。ボルトKB1は、凸部KA12cによって囲まれる空間内に収容される。ボルトKB1は、ネジを介して、又は、無機材料の接着剤を介して、凸部KA12cに接合され得る。ボルトKB1は、上部基体KA12に密着されている。
【0092】
図9に示す態様では、ボルトKB1は、支持台KB1aを用いて接続される。支持台KB1aは、円柱形状を有しており、上面KS2に配置されている。
【0093】
支持台KB1aは、上部基体KA12に密着され、上部基体KA12に固定されている。ボルトKB1は、上部基体KA12に固定された支持台KB1a上に固定されている。上部基体KA12の上面KS2上に支持台KB1aが設けられ、支持台KB1a上にボルトKB1が設けられている。
【0094】
支持台KB1aの材料は、ボルトKB1と同様であり得る。ボルトKB1と支持台KB1aとは、一体に設けられ得る。支持台KB1aと上部基体KA12とは、無機材料の接着剤を介して互いに接続され得る。
【0095】
図2に戻って説明する。ボルトKB1は、上部電極UA21のうち、上部電極UA21の下面UAfと空洞UA22との間の部分を貫通する。ボルトKB1の端部は、空洞UA22内にあり、矩形のナットKB2が取りつけられている。
【0096】
ナットKB2が締められる程、シャワープレートKA1と上部電極UA21との接続がより強固となる。このように、複数のボルトKB1と複数のナットKB2とによって、シャワープレートKA1は上部電極UA21に固定される。
【0097】
図3を参照して、プラズマ処理装置1Cの構成を説明する。プラズマ処理装置1Cは、処理容器CSを備える。
【0098】
プラズマ処理装置1Cは、上部電極UA21、封止部材UA83、管UA9、ガス配管UC31を備える。プラズマ処理装置1Cは、封止部材DA14、排気口DA11a、ステージMA11を備える。プラズマ処理装置1Cは、シャワープレートKA1a、空間SPを備える。封止部材DA14及び封止部材UA83の各々は、真空シール用の部材であり、例えばOリングであり得る。
【0099】
処理容器CSは、導波路壁UA1、導波路UA31、側壁DA11を備える。側壁DA11は、突起部DA12を備える。導波路UA31は、端部UA32を備える。
【0100】
シャワープレートKA1aは、下部基体KA11、ピラーKA2、空隙KA3、下面KS1、ガス吐出口KS1a、ガス流入口KS2aを備える。
【0101】
上部電極UA21は、空洞UA22、周縁部UA24、下面UAfを備える。ステージMA11は、上面MA13、裏面MA14を備える。
【0102】
シャワープレートKA1aは、プラズマ処理装置1AのシャワープレートKA1の構成から上部基体KA12を除いた構成を有する。下部基体KA11から突出する複数のピラーKA2は、下部基体KA11から上部電極UA21の下面UAfに至るまで延びている。シャワープレートKA1aは、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化イットリウム、又は窒化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化イットリウム等を含む誘電体から形成されている。シャワープレートKA1aの表面(特に下面KS1)には、耐腐食性を有する膜が形成されていてもよい。耐腐食性を有する膜は、酸化イットリウム膜、酸化フッ化イットリウム膜、フッ化イットリウム膜、又は酸化イットリウム、フッ化イットリウム等を含むセラミック膜であり得る。
【0103】
複数のピラーKA2は、上部電極UA21の下面UAfに直接接触する。シャワープレートKA1aは、シャワープレートKA1と同様の効果を奏し得る。
【0104】
シャワープレートFA1の下面KS1とステージMA11の上面MA13との間の鉛直方向における距離(空間SPの幅)は、例えば5[cm]以上且つ30[cm]以下であり得る。
【0105】
バッフル部材MB1は、ステージMA11と側壁DA11との間で延在している。バッフル部材MB1は、略環形状の板材である。バッフル部材13の材料は、例えば、窒化アルミニウム、酸化アルミニウム等の絶縁体であり得る。
【0106】
バッフル部材MB1には、複数の貫通孔が形成される。複数の貫通孔は、バッフル部材MB1をその板厚方向に貫通している。
【0107】
ステージMA11の裏面MA14下の領域は、排気口DA11aに連通する。排気口DA11aは、外部の排気装置に接続される。排気装置は、圧力制御弁並びにターボ分子ポンプ及び/又はドライポンプ等の真空ポンプを含み得る。
【0108】
プラズマ処理装置1A~1Cを用いたプラズマ処理方法について説明する。この方法は、シャワープレートKA1,KA1aに設けられた空隙KA3の内に複数のピラーKA2が配置されている状態において、プラズマ処理を行う。
【0109】
以上、種々の例示的実施形態について説明してきたが、上述した例示的実施形態に限定されることなく、様々な省略、置換、及び変更がなされてもよい。また、異なる例示的実施形態における要素を組み合わせて他の例示的実施形態を形成することが可能である。
【0110】
以上の説明から、本開示の種々の例示的実施形態は、説明の目的で本明細書で説明されており、本開示の範囲及び主旨から逸脱することなく種々の変更をなし得ることが、理解されるであろう。したがって、本明細書に開示した種々の例示的実施形態は限定することを意図しておらず、真の範囲と主旨は、添付の特許請求の範囲によって示される。
【符号の説明】
【0111】
1A…プラズマ処理装置、1B…プラズマ処理装置、1C…プラズマ処理装置、AX…軸線、CS…処理容器、DA11…側壁、DA11a…排気口、DA12…突起部、DA13…封止部材、DA14…封止部材、DA2…入出口、DB11…支持部、DB12…排気管、DB21…ベローズ、DB22…ベローズ、DB3…ばね、DB4…水冷プレート、DB5…ガス供給器、DR…方向、KA1…シャワープレート、KA11…下部基体、KA12…上部基体、KA12a…凸部、KA12b…支持部、KA12c…凸部、KA1a…シャワープレート、KA1e…端部、KA2…ピラー、KA3…空隙、KB1…ボルト、KB1a…支持台、KB2…ナット、KS1…下面、KS1a…ガス吐出口、KS2…上面、KS2a…ガス流入口、MA11…ステージ、MA12…周縁部、MA13…上面、MA14…裏面、MA21…導電部、MA22…導電板、MA23…導電性弾性部材、MA31…排気室、MA32…壁部、MA33…通気孔、MB1…バッフル部材、SP…空間、UA1…導波路壁、UA21…上部電極、UA22…空洞、UA24…周縁部、UA31…導波路、UA32…端部、UA4…絶縁部材、UA51…サポートリング、UA52…カバーリング、UA81…弾性部材、UA82…封止部材、UA83…封止部材、UA9…管、UAf…下面、UC1…高周波電源、UC2…整合器、UC3…ガス供給部、UC31…ガス配管、W…基板。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9