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特許7212701デジタルリソグラフィシステムでのマルチ基板処理
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-01-17
(45)【発行日】2023-01-25
(54)【発明の名称】デジタルリソグラフィシステムでのマルチ基板処理
(51)【国際特許分類】
   G03F 7/20 20060101AFI20230118BHJP
   H01L 21/673 20060101ALI20230118BHJP
【FI】
G03F7/20 501
H01L21/68 U
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2020565780
(86)(22)【出願日】2019-03-18
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-09-30
(86)【国際出願番号】 US2019022806
(87)【国際公開番号】W WO2019231518
(87)【国際公開日】2019-12-05
【審査請求日】2021-02-02
(31)【優先権主張番号】62/678,361
(32)【優先日】2018-05-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】390040660
【氏名又は名称】アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】APPLIED MATERIALS,INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】M/S 1269,3050 Bowers Avenue Santa Clara CA 95054 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ライ, チェン-ホア
(72)【発明者】
【氏名】カオ, ジア-ハン
(72)【発明者】
【氏名】ワン, シウ-ジェン
(72)【発明者】
【氏名】クオ, シー-ハオ
(72)【発明者】
【氏名】リウ, イー-シェン
(72)【発明者】
【氏名】リー, シー-シェン
(72)【発明者】
【氏名】チェン, チン-チャン
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, ツー-ヒュー
【審査官】今井 彰
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-056450(JP,A)
【文献】特開2016-143706(JP,A)
【文献】特表2004-528590(JP,A)
【文献】国際公開第2007/094470(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2013/0050468(US,A1)
【文献】特表2017-512386(JP,A)
【文献】特開2006-234921(JP,A)
【文献】中国実用新案第202384308(CN,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G03F 7/20-7/24、9/00-9/02
H01L 21/68
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のキャリアモジュールであって、各キャリアモジュールが、リソグラフィプロセス中に複数の基板を同時に処理するために配置され、各キャリアモジュールが、
ベースプレートと、
前記ベースプレート上に配置された複数のZアクチュエータと、
前記複数の基板の各々を支持するためのキャリアプレートであって、前記複数のZアクチュエータ上に配置されたキャリアプレートと
前記複数のキャリアモジュール上に配置されたパネルアダプタプレートと、を備える、複数のキャリアモジュールを備え、
前記複数のキャリアモジュールの各々の前記キャリアプレートが、前記複数のキャリアモジュールのうち隣接するキャリアモジュールの前記キャリアプレートから離れて独立しており、前記複数のZアクチュエータの各々は、前記複数のキャリアモジュールのうち隣接するキャリアモジュールの前記キャリアプレートの高さ及び水平度から独立して、前記キャリアプレートの高さ及び水平度を調整するように動作する、
基板キャリア。
【請求項2】
前記複数のキャリアモジュールの各々が、前記キャリアプレートを貫通して可動に配置された複数のリフトピンを更に備える、請求項1に記載の基板キャリア。
【請求項3】
各キャリアプレートが、表側面と基板受容面とを備え、前記基板受容面は、基板が前記基板受容面上に配置されると前記表側面が前記基板を取り囲むように、前記表側面から凹んでおり、かつ前記表側面より内部に配置されている、請求項2に記載の基板キャリア。
【請求項4】
複数のキャリアモジュールであって、各キャリアモジュールが、
ベースプレートと、
前記ベースプレート上に配置された複数のZアクチュエータと、
前記複数のZアクチュエータ上に配置されたキャリアプレートと、
前記複数のキャリアモジュール上に配置されたパネルアダプタプレートと、
を備える、複数のキャリアモジュール
を備える基板キャリア。
【請求項5】
前記パネルアダプタプレートが、
第1の面であって、前記第1の面の周縁部を形成する第1フレーム表面と、前記第1フレーム表面から凹んでおり、かつ前記第1フレーム表面より内部に配置されたパネル受容面とを有する、第1の面と、
前記第1の面の反対側の第2の面であって、複数の嵌合面と、前記第2の面の周縁部を形成する第2フレーム表面とを有し、前記複数の嵌合面が、前記キャリアプレートの表側面と嵌合するようサイズ決定され、位置決定された一又は複数の凹面と、前記キャリアプレートの基板受容面と嵌合するようサイズ決定され、位置決定された一又は複数の突出面とを含む、第2の面とを備える、請求項4に記載の基板キャリア。
【請求項6】
パネルアダプタプレートを貫通して形成された複数のリフトピン開口が、前記キャリアプレートの各々を貫通して形成された複数のリフトピンのそれぞれと整列される、請求項5に記載の基板キャリア。
【請求項7】
ベースと、
前記ベース上に配置された可動ステージと、
前記ベースの表面の上方に前記ベースから離れて配置されたブリッジと、
前記ブリッジ上に配置された、基板キャリア上に位置付けられた複数の基板の各々をパターニングするための複数の光モジュールと、
前記可動ステージ上に配置された基板キャリアであって、前記複数の光モジュールを利用して複数の基板を同時に処理するために配置された複数のキャリアモジュールを備え、前記キャリアモジュールの各々が、
ベースプレートと、
前記ベースプレート上に配置された複数のZアクチュエータと、
前記複数の基板の各々を支持するために、前記複数のZアクチュエータ上に配置されたキャリアプレートと、
前記複数のキャリアモジュール上に配置されたパネルアダプタプレートと、
を備える、基板キャリアと、
を備え、
前記複数のキャリアモジュールの各々の前記キャリアプレートが、前記複数のキャリアモジュールのうち隣接するキャリアモジュールの前記キャリアプレートから離れて独立しており、前記複数のZアクチュエータの各々は、前記複数のキャリアモジュールのうち隣接するキャリアモジュールの前記キャリアプレートの高さ及び水平度から独立して、前記キャリアプレートの高さ及び水平度を調整するように動作する、
処理システム。
【請求項8】
ベースと、
前記ベース上に配置された可動ステージと、
前記可動ステージ上に配置された基板キャリアであって、複数のキャリアモジュールを備える基板キャリアと、
前記ベースの表面の上方に前記ベースから離れて配置されたブリッジと、
前記ブリッジ上に配置された、前記基板キャリア上に位置付けられた複数の基板の各々をパターニングするための複数の光モジュールと、
前記複数のキャリアモジュール上に配置されたパネルアダプタプレートと、
を備える処理システム。
【請求項9】
前記キャリアモジュールの各々が、
ベースプレートと、
前記ベースプレート上に配置された複数のZアクチュエータと、
前記複数のZアクチュエータ上に配置されたキャリアプレートとを備える、請求項7又は8に記載の処理システム。
【請求項10】
前記複数のキャリアモジュールの各々が、前記キャリアプレートを貫通して可動に配置された複数のリフトピンを更に備える、請求項9に記載の処理システム。
【請求項11】
各キャリアプレートが、表側面と基板受容面とを備え、前記基板受容面は、基板が前記基板受容面上に配置されると前記表側面が前記基板を取り囲むように、前記表側面から凹んでおり、かつ前記表側面より内部に配置されている、請求項10に記載の処理システム。
【請求項12】
前記パネルアダプタプレートが、
第1の面であって、前記第1の面の周縁部を形成する第1フレーム表面と、前記第1フレーム表面から凹んでおり、かつ前記第1フレーム表面より内部に配置されたパネル受容面とを有する、第1の面と、
前記第1の面の反対側の第2の面であって、複数の嵌合面と、前記第2の面の周縁部を形成する第2フレーム表面とを有し、前記複数の嵌合面が、前記キャリアプレートの表側面と嵌合するようサイズ決定され、位置決定された一又は複数の凹面と、前記キャリアプレートの基板受容面と嵌合するようサイズ決定され、位置決定された一又は複数の突出面とを含む、第2の面と、
を備える、請求項8を引用する請求項9に記載の処理システム。
【請求項13】
複数の基板をパターニングする方法であって、
処理システムの基板キャリア上に複数の基板を位置付けることであって、前記処理システムが、
ベースと、
前記ベース上に配置された可動ステージと、
前記可動ステージ上に配置された前記基板キャリアと、
前記ベースの表面の上方に前記ベースから離れて配置されたブリッジと、
前記ブリッジ上に配置された複数の光モジュールとを備える、複数の基板を位置付けることと、
前記複数の光モジュールの下に前記基板キャリアを位置付けることと、
前記複数の基板の各々を個別に水平化することと、
前記複数の基板の各々についてのオフセット情報を特定することと、
前記複数の基板の各々についての前記オフセット情報に基づいて、パターニング命令を生成することと、
前記複数の光モジュールを使用して前記複数の基板の各々をパターニングすることとを含み、
前記基板キャリアは、複数のキャリアモジュールであって、各々が、
ベースプレートと、
前記ベースプレート上に配置された複数のZアクチュエータと、
前記複数のZアクチュエータ上に配置されたキャリアプレートと、
前記複数のキャリアモジュール上に配置されたパネルアダプタプレートと、を備える、
複数のキャリアモジュールを備える、
方法。
【請求項14】
前記複数の光モジュールは各々、フォーカスセンサ、レベルセンサ、画像センサ、リソグラフィ露光源、又はこれらの組み合わせを備える、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記オフセット情報が、前記基板の表面上に形成された第1パターンについてのX-Y並進オフセット情報及び回転オフセット情報を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記複数の基板のうちの2つ以上が同時にパターニングされる、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記基板キャリアが、前記キャリアプレートを貫通して可動に配置された複数のリフトピンを更に備える、請求項13に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
技術分野
[0001]本書に記載の実施形態は、概して電子デバイス製造の分野に関し、より詳細には、マスクレスリソグラフィシステムにおいて複数の基板を同時に処理するか、又は単一の基板を処理するために使用される装置、及びそれに関連する方法に関する。
【0002】
関連技術の説明
[0002]マスクレスリソグラフィ(直接書込みデジタルリソグラフィなど)は、薄膜トランジスタ(TFT)を使用して動作するフラットパネルディスプレイ(FPDS)の製造においてよく使用される。多くの場合、単一のガラスの大面積薄型長方形シートの上に複数の表示デバイスが製造され(これを本書ではパネルと言う)、パネルは次いで分割されて、表面上に形成された個別の表示デバイス(コンピュータのモニタスクリーン、タッチパネルデバイスのスクリーン、携帯電話のスクリーン、及びテレビのスクリーンなど)となる。典型的な直接書込みデジタルリソグラフィプロセスでは、パネルの表面上に堆積された感光性レジスト層の表面に、表面上に、又は表面の下に、放射を導きかつ/又は集束させるために、一又は複数のリソグラフィ露光源(例えばUV光源)が使用される。典型的には、パネルは可動ステージ上に配置され、かつ可動ステージに固定される。この可動ステージは、リソグラフィ露光源の下でパネルを動かし、パネルのレジスト層に望ましいパターンが形成されることを可能にする。大面積パネルの場合、直接書込みデジタルリソグラフィ処理システムは、複数のリソグラフィ露光源であって、各々が、パネルを支持しているステージがリソグラフィ露光源の下で動くにつれてパネルの一部分上のパターンを露光するよう構成された、複数のリソグラフィ露光源を含む。典型的には、スケールメリット(economies of scale)により、比較的大面積のパネルを取り扱い、処理するよう設計された処理システム(すなわち大型の処理システム)の方が、小型の処理システムよりも望ましい。
【0003】
[0003]残念なことに、フラットパネルディスプレイの製造で大型の処理システムを望ましいものにするスケールメリットのせいで、より小型の基板(例えば、ウエハレベル半導体デバイスパッケージスキームで使用される基板)の処理では、この同じ処理システムが望ましくないものとなる。これは、かかる処理システムが、典型的には一度に1つの基板だけを処理するよう構成されており、小型の基板を処理するには、この処理システムのサイズ及びコストが大きすぎるものになるからである。
【0004】
[0004]したがって、当該技術分野では、直接書込みデジタルリソグラフィ処理システムにおいて複数の基板を同時に処理するための装置及び方法が必要とされている。
【発明の概要】
【0005】
[0005]本書に記載の実施形態は、概して電子デバイス製造の分野に関し、より詳細には、マスクレスリソグラフィシステム(デジタル直接書込みリソグラフィシステムなど)において複数の基板を同時に処理する方法、及びそれに関連する装置に関する。
【0006】
[0006]一実施形態では、複数の基板を処理する方法は、処理システムの基板キャリア上に複数の基板を位置付けることを含む。本書では、処理システムは、ベースと、ベース上に配置された可動ステージと、可動ステージ上に配置された基板キャリアと、ベースの表面の上方にベースから離れて配置されたブリッジと、ブリッジ上に配置された複数の光モジュールとを備える。方法は、複数の光モジュールの下に基板キャリアを位置付けることと、複数の基板の各々を個別に水平化すること(leveling)と、複数の基板の各々についてのオフセット情報を特定することと、複数の基板の各々についてのオフセット情報に基づいて、パターニング命令を生成することと、複数の光モジュールを使用して複数の基板の各々をパターニングすることとを、更に含む。
【0007】
[0007]別の実施形態では、基板キャリアは複数のキャリアモジュールを含む。キャリアモジュールの各々は、ベースプレートと、ベースプレート上に配置された複数のZ方向アクチュエータと、複数のZ方向アクチュエータ上に配置されたキャリアプレートとを含む。
【0008】
[0008]別の実施形態では、処理システムは、ベースと、ベース上に配置された可動ステージと、可動ステージ上に配置された基板キャリアであって、複数のキャリアモジュールを備える基板キャリアと、ベースの表面の上方にベースから離れて配置されたブリッジと、ブリッジ上に配置された複数の光モジュールとを含む。
【0009】
[0009]上述した本開示の特徴を詳しく理解しうるように、上記で簡単に要約した本開示のより詳細な説明が実施形態を参照することによって得られ、一部の実施形態は付随する図面に示されている。しかし、本開示は他の等しく有効な実施形態も許容しうることから、付随する図面はこの開示の典型的な実施形態のみを示しており、したがって、本開示の範囲を限定すると見なすべきではないことに、留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1A】[0010]一実施形態による、マルチ基板キャリア上に配置された複数の基板を同時に処理するよう構成された処理システムの概略等角図である。
図1B】[0011]一実施形態による、基板の上方に配置された光モジュールに対する基板の位置を示す。
図2A】[0012]一実施形態による、図1Aに示している基板キャリアの概略等角図である。
図2B】[0013]一実施形態による、図2Aの線2B-2Bに沿って切ったキャリアモジュールの概略断面図であり、キャリアモジュールの基板受容面上に配置された基板を更に含んでいる。
図2C】[0014]一実施形態による、複数の基板を同時に処理する方法を明示しているフロー図である。
図3A】[0015]一実施形態による、図2Aに示している基板キャリアと共に使用されるパネルアダプタプレートの概略等角図である。
図3B】[0016]図3Aの線3B-3Bに沿って切った基板キャリアの等角断面図であり、基板キャリア上に配置されたアダプタプレートと、アダプタプレート上に配置されたパネルとを更に含んでいる。
図3C】[0017]図3Bの一部分の拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[0018]理解を容易にするために、可能な場合には、複数の図に共通する同一の要素を指し示すのに同一の参照番号を使用した。一実施形態の要素及び特徴は、更なる記載がなくとも、その他の実施形態に有益に組み込まれうると想定される。
【0012】
[0019]本書に記載の実施形態は、概して電子デバイス製造の分野に関し、より詳細には、マスクレスリソグラフィシステム(デジタル直接書込みリソグラフィシステムなど)において複数の基板を同時に処理する方法、及びそれに関連する装置に関する。複数の基板を同時に処理することで、基板処理スループット(処理システムごとに単位時間あたりに処理される基板)の増大がもたらされ、これにより、基板処理サイクル時間及び基板処理コストが所望通りに低下する。本書に記載の更なる実施形態は、大面積パネルを処理するよう構成可能な基板キャリアであって、処理システムのマルチ基板処理構成と単一パネル処理構成との間の変換に必要な時間が比較的少ない、基板キャリアを提供する。
【0013】
[0020]図1Aは、一実施形態による、マルチ基板キャリア上に配置された複数の基板を同時に処理するよう構成された処理システム(本書では直接書込みリソグラフィシステムである)の概略等角図である。図1Bは光モジュール107の下に位置付けられた基板210を示しており、基板210の実際の平面Aは、光モジュールによる露光のために望ましい平面Bからずれている。
【0014】
[0021]処理システム100は、フレーム101と、フレーム101上に配置されたベース102であって、フレーム101とベース102との間に介在する複数の振動アイソレータ103によってフレーム101から振動的に隔離されているベース102と、平らなベース表面105上に配置された可動ステージ104と、可動ステージ104上に配置された基板キャリア200Aとを、有することを特徴とする。処理システム100はベース102に連結されたブリッジ106を更に含み、ブリッジ106は、ベース表面105を横切っており、かつ、可動ステージ104と一又は複数の基板210が配置されている基板キャリア200Aとが間を通過することを可能にするのに十分な高さだけ、ベース表面105から離れている。他の実施形態では、ブリッジ106の支持部はベース表面105上に配置され、ブリッジ106は、ベース表面105の支持部の間に配置された部分を横切っている。
【0015】
[0022]本書では、可動ステージ104は、ベース表面105上に配置され、かつベース表面105に対してX方向に可動な第1プラットフォーム104aと、第1プラットフォーム104a上に配置され、かつ第1プラットフォーム104aに対してY方向に可動な第2プラットフォーム104bとを有する、X-Y線形並進可動ステージである。本書では、X方向はブリッジ106の横断方向に対して実質的に直角であり、Y方向は、ブリッジ106の横断方向と実質的に平行であるので、X方向に対して実質的に直角である。一部の実施形態では、第1プラットフォーム104aと第2プラットフォーム104bの一方又は両方は、空気軸受ステージである。可動ステージ104は、X方向に延在する、ベース表面105に配置された一又は複数の平行チャネル108、又はベース表面105に連結されているか若しくは別様に配置された平行なレール若しくは軌道(図示せず)といった、一又は複数のリニアガイドを更に含む。第1リニアモータ(図示せず)が、可動ステージ104をリニアガイドに沿ってX方向に動かし、第2リニアモータ(図示せず)が、第2プラットフォーム104bを一又は複数の第2リニアガイド(例えば、第1プラットフォーム104aに連結されているか、第1プラットフォーム104a上に配置されているか、又は第1プラットフォーム104a内に配置されている、リニアトラック109、レール、又はチャネル)に沿って、Y方向に動かす。典型的には、第1と第2のプラットフォーム104a~bの、ひいてはその上に配置された基板キャリア200Aの横方向位置(すなわちX-Y位置)は、光エンコーダ(図示せず)と干渉計(図示せず)のシステムを使用して特定される。
【0016】
[0023]ブリッジ106は複数の光モジュール107を支持し、複数の光モジュール107は、ブリッジ106内の開口110を通って配置される。複数の光モジュール107は、ベース表面105に面するよう、ひいては、可動ステージ104がブリッジ106とベース表面105との間を通る際に基板キャリア200A上に配置された複数の基板210に面するよう、位置付けられる。典型的には、第2プラットフォーム104bと基板キャリア200Aとの間に配置された複数のZ方向調整器(図示せず)により、ブリッジ106及びブリッジ106により支持されている複数の光モジュール107に対する基板キャリア200Aの水平化が容易になる。
【0017】
[0024]一部の実施形態では、各光モジュール107は、フォーカスセンサ、レベルセンサ、画像センサ、及びリソグラフィ露光源のうちの一又は複数を有することを特徴とする。典型的には、フォーカスセンサは、基板のZ位置(すなわち、図1Bに示している、基板210が光モジュール107の下に位置付けられている時の基板210の表面と光モジュール107との間の垂直距離D)を特定するために使用される。レベルセンサは、基板平面Aのチルト角度θ及びチップ角度αを測定することによって基板平面Aの望ましいX-Y平面Bからのずれを特定するために使用される。チルト角度θは、望ましいX-Y平面Bと比較した、Y軸を中心とする基板210の回転位置の差異であり、チップ角度αは、望ましいX-Y平面Bと比較した、X軸を中心とする基板210の回転位置である。
【0018】
[0025]一部の実施形態では、レベルセンサは、干渉計といった光学センサ(図示せず)を含む。この光学センサは、第1の軸(例えばX軸)、及び第1の軸と直交する第2の軸(例えばY軸)に沿って、対応する基板の表面及び/又は層の厚さのプロファイルをマッピングするために使用される。典型的には、光学センサは、基板210上に配置された透過(部分反射)層(例えばレジスト層)の表面までの距離と、その下に配置された基板210の層の反射面又は部分反射面までの距離とを測定する。可動ステージ104、ひいてはその上に配置された複数の基板210は、それぞれの軸に沿った複数の測定箇所から測定値を捕捉してX軸及びY軸の表面プロファイル情報を生成するために、各測定の後にX方向及びY方向に動かされる。表面プロファイル情報は、光学センサから、ゆえに光モジュール107から、基板210の表面又は基板210の層の表面までの距離を含む。他の一部の実施形態では、基板キャリア200Aが基板処理のために複数の光モジュール107の下で動かされる前に、基板キャリア200A上に配置された基板210の各々の表面プロファイルを特定するために、プロファイル検査システム(図示せず)が使用される。
【0019】
[0026]垂直距離D、チルト角度θとチップ角度α、及び/又はプロファイル情報(本書では集合的に位置情報とされている)は、システムコントローラ190に通信される。システムコントローラ190は、基板210の更なる処理の前に各基板210のZ位置(すなわち垂直距離D)及び水平度(θ、α)を調整するために、位置情報を使用する。基板キャリア200A上に配置された複数の基板210各々のZ位置及び水平度を調整するために使用される装置及び方法について、図2A図2Cに更に記載している。
【0020】
[0027]画像センサ(例えばカメラ)が、基板210のパターニングされた表面に又は表面上に形成された、位置合わせマークなどの一又は複数の基準(fiducial)フィーチャ(図示せず)を検出するために使用される。この基準フィーチャは、X-Y並進オフセットと回転オフセット(例えば、基板の中心を通っているZ軸を中心として望ましい回転位置と比較した、基板の表面上に形成されたパターンの回転位置、すなわち回転角度φ)の一方又は両方といった、パターンオフセット情報を特定するために、システムコントローラ190によって使用される。
【0021】
[0028]リソグラフィ露光源は、基板上に堆積されたレジスト層の表面に、表面上に、又は表面の下に、電磁放射(例えば一又は複数のUVレーザビーム)を導きかつ/又は集束させて、そこにパターンを形成する。
【0022】
[0029]システムコントローラ190は、メモリ192(例えば不揮発性メモリ)及びサポート回路193と共に動作可能な、プログラマブル中央処理装置(CPU)191を含む。サポート回路193は、付加製造プロセスの制御を容易にするために、従来的には、CPU191に連結されており、かつ、処理システム100の様々な構成要素に連結されたキャッシュ、クロック回路、入出力サブシステム、電力供給源等、及びこれらの組合せを備える。CPU191は、処理システム100の様々な構成要素及びサブプロセッサを制御するための、工業設定で使用される任意の形態の汎用コンピュータプロセッサの1つ(プログラマブルロジックコントローラ(PLC)など)である。CPU191に連結されたメモリ192は、非一過性であり、典型的には、ローカル又はリモートの、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、フロッピーディスクドライブ、ハードディスク、又は他の任意の形態のデジタルストレージといった、容易に入手可能なメモリのうちの一又は複数である。
【0023】
[0030]典型的には、メモリ192は、CPU191によって実行されると処理システム100の動作を促進する命令を包含する、コンピュータ可読記憶媒体の形態のもの(例えば不揮発性メモリ)である。メモリ192内の命令は、プログラム製品(本開示の方法を実装するプログラムなど)の形態のものである。プログラムコードは、いくつかの異なるプログラミング言語のうちのいずれか1つに適合しうる。一例では、本開示は、コンピュータシステムと共に使用される、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されたプログラム製品として実装されうる。プログラム製品のプログラム(複数可)が、(本書に記載の方法を含む)実施形態の機能を規定する。
【0024】
[0031]例示的なコンピュータ可読記憶媒体は、(i)情報を恒久的に記憶する、書き込み不能記憶媒体(例えば、CD-ROMドライブによって可読なCD-ROMディスク、フラッシュメモリ、ROMチップ、又は、任意の種類の固体状態不揮発性半導体メモリといった、コンピュータ内の読取り専用メモリデバイス)、及び(ii)可変情報を記憶する、書込み可能記憶媒体(例えば、ディスケットドライブ若しくはハードディスクドライブの中のフロッピーディスク、又は任意の種類の固体状態ランダムアクセス半導体メモリ)、
を含むが、これらに限定されるわけではない。かかるコンピュータ可読記憶媒体は、本書に記載の方法の機能を指示するコンピュータ可読命令を保持していれば、本開示の実施形態となる。
【0025】
[0032]図2Aは、一実施形態によるマルチ基板キャリアの概略等角図であり、図1Aに示している基板キャリア200Aは、複数のキャリアモジュール200Bを備える。図2Bは、図2Aの線2B-2Bに沿って切ったキャリアモジュール200Bの概略断面図であり、キャリアモジュール200Bの基板受容面207上に配置された基板210を更に含んでいる。典型的には、各キャリアモジュール200Bは、複数の基板の同時処理(例えば、直接書込みリソグラフィプロセスにおける複数の基板の同時パターニング)を容易にするために、可動ステージ(例えば、図1Aに記載の可動ステージ104の第2プラットフォーム104b)の上に配置され、かつ可動ステージに固定的に連結される。
【0026】
[0033]本書では、基板キャリア200Aは複数のキャリアモジュール200Bを含み、キャリアモジュール200Bの各々は、ベースプレート201と、ベースプレート201上に配置された複数のZ方向アクチュエータ205と、複数のZ方向アクチュエータ205上に配置されたキャリアプレート202とを有することを特徴とする。本書では、複数のZ方向アクチュエータによって一又は複数のキャリアプレート202に付与される運動が、隣接するキャリアプレート202にも運動を付与することがないように、キャリアプレート202の各々は互いから独立している。本書では、キャリアモジュール200Bの各々は、別個の独立したベースプレート201を有することを特徴とする。他の実施形態では、複数のキャリアモジュール200Bは、共通のベースプレート(図示せず)を共有する。複数のリフトピン203であって、キャリアプレート202の対応する複数の第1リフトピン開口213を貫通するように可動に配置された複数のリフトピン203が、キャリアプレート202の上方での基板の位置付けを可能にして、リフトピン203がキャリアプレート202の上方に延在している時に、ロボットハンドラがリフトピン203上に基板210を位置付けること、又はリフトピン203から基板210を取り除くことが可能になることにより、基板210をキャリアプレート202の基板受容面207に出し入れする基板ハンドリング及び基板移送が容易になる。
【0027】
[0034]本書では、複数のリフトピン203は、図2Bに示しているように、ベースプレート201を貫通して延在するシャフト215上に配置されているリフトピンプレート209上に配置される。シャフト215に連結されたリフトアクチュエータ214が、シャフト215を、ひいては複数のリフトピン203を昇降させる。シャフト215が上昇位置(図示せず)にある時、リフトピン203は、キャリアプレート202の基板受容面207の上方に延在して、基板210を基板受容面207から上昇させる。これにより、ロボットハンドラ(図示せず)が基板210にアクセスすることが可能になる。シャフト215が下降位置にある時、リフトピン203は、基板受容面207及びその直上に置かれている基板210と同一平面になるか、又はそれらの下にある。本書では、基板が基板受容面207上に配置されている時にキャリアプレート202の表側面208が基板210を取り囲むように、基板受容面207は、表側面208から凹んでおり、表側面208より内部に配置されている。基板210は、真空源212(専用の真空ポンプなど)を使用して、基板受容面207に固定される。真空源212は、キャリアプレート202内に配置された一又は複数の真空導管206を通じて、基板受容面207内に配置された複数の第1真空開口211と流体連結している。
【0028】
[0035]図2Cは、一実施形態による、複数の基板を同時に処理する方法を明示しているフロー図である。工程231において、方法230は、基板処理システムのマルチ基板キャリア上に複数の基板を位置付けることを含む。本書では、基板処理システムは、ベースと、ベース上に配置された可動ステージと、可動ステージ上に配置された基板キャリアと、ベース表面の上方にベースから離れて配置されたブリッジと、ブリッジ上に配置された複数の光モジュールとを含む。一部の実施形態では、基板処理システムは図1Aに記載の処理システムであり、かつ/又は、マルチ基板キャリアは図2A~2Bに記載の基板キャリア200Aである。一部の実施形態では、基板はウエハ(例えば、半導体デバイス製造プロセス又は半導体デバイスパッケージプロセスで使用されるシリコンウエハ)であり、このウエハの各々は、直径が150mm、200mm、300mm、450mmの、又は他の任意の好適なサイズの円形表面を有する。他の実施形態では、複数の基板は、長方形若しくは円形のパネル(例えばガラス若しくはプラスチックのパネル)であるか、又は、ファンアウトウエハレベルパッケージ(FOWLP)スキームの一部として複数の個片化デバイスが埋め込まれた再構築(reconstituted)基板である。一部の実施形態では、方法230は、各基板を、基板支持体上に位置付ける前に望ましい配向に予備整列させること(pre-aligning)を含む。一部の実施形態では、各基板は、処理システムに連結された予備整列ステーションにおいて予備整列される。本書では、各基板は、マルチ基板キャリアの対応するキャリアプレート上に位置付けられる。
【0029】
[0036]方法230は、工程232及び233においてそれぞれ、複数の基板の各々のチルト及びチップを測定することと、チルト及びチップの測定に基づいて、基板に対応するキャリアプレートの下に配置された一又は複数のZ方向アクチュエータを使用して、各基板を個別に水平化することとを含む。一部の実施形態では、方法230は、基板とその上に位置付けられた光モジュールとの間の垂直距離を特定することと、一又は複数のZ方向アクチュエータを使用して、キャリアプレートの、ひいてはその上に配置された基板の高さを調整することとを、更に含む。本書では、3つのZ方向アクチュエータ205がキャリアプレート上の基板の中心点から等間隔にあり、Z方向アクチュエータ205の各々は、中心点の周囲に、他の2つから120度のところに配置される。ゆえに、Z方向アクチュエータ205の相対的なZ方向運動によって、その上に支持された基板の上面の、チルト角度θ及びチップ角度αに沿った望ましい配向が実現されうる。一部の実施形態では、基板と光モジュールとの間の垂直距離を特定するために、フォーカスセンサが使用される。
【0030】
[0037]工程234において、方法230は、複数の基板の各々についてのオフセット情報を特定することを含む。典型的には、オフセット情報は、基板の表面内又は表面上に形成された第1パターンのX-Y並進オフセットと回転オフセットの一方又は両方を含む。一部の実施形態では、方法230は、オフセット情報を所定の値(例えば管理限界)と比較することと、オフセット情報が所定の値を超過している場合に基板を再整列させることとを、更に含む。本書では、基板を再整列させることは、処理システムに連結された予備整列ステーションに基板を戻すことと、基板を望ましい配向に回転させることと、再整列された基板を、キャリアプレートの元の又は異なる基板受容面に再配置することとを含む。
【0031】
[0038]工程235において、方法は、複数の基板の各々についてのオフセット情報に基づいて、パターニング命令を生成することを含む。一部の実施形態では、パターニング命令は、複数の基板の各々のX-Y並進オフセットと回転オフセットの一方又は両方を補償して、互いに異なるX-Y並進オフセット及び回転オフセットを有する複数の基板の同時パターニングを可能にする。
【0032】
[0039]工程236において、方法は、基板上に露光パターンを形成するために複数の基板の各々をパターニングすることを含む。典型的には、露光パターンを形成するために複数の基板の各々をパターニングすることは、複数の光モジュールの下で可動ステージを動かすことであって、この光モジュールは、基板上に配置されたレジスト層内に露光パターンを形成するために、レジスト層の表面に、表面上に、又は表面の下に、電磁放射を導き、かつ/又は集束させる、可動ステージを動かすことを含む。一部の実施形態では、電磁放射はUV光であり、レジスト層はUV感受性レジスト層である。一部の実施形態では、複数の基板をパターニングすることは、基板上に露光パターンを形成するために、複数の光モジュールからの電磁放射に2つ以上の基板を同時に露光させることを含む。
【0033】
[0040]図3Aは、一実施形態による、基板キャリア200Aと共に使用されるアダプタプレート300の概略等角図である。図3Bは、図3Aの線3B-3Bに沿って切った基板キャリア200Aの等角断面図であり、基板キャリア200A上に配置されたアダプタプレート300と、アダプタプレート300上に配置されたパネル310とを更に含んでいる。図3Cは、図3Bの一部分の拡大図である。
【0034】
[0041]本書では、アダプタプレート300は、第1の面301と、第1の面301の反対側の第2の面302とを有することを特徴とする。第1の面301は、パネル処理中に単一のパネル310基板を支持し、第1の面301の周縁部を形成する第1フレーム表面308と、第1フレーム表面308から凹んでおり、かつ第1フレーム表面308より内部に配置された、パネル受容面307(本書では長方形の表面である)とを含む。第2の面302は、基板キャリア200Aに適合するものであり、基板キャリア200Aの突出面と凹面のそれぞれに対応する複数の嵌合面を含み、更に、第2の面302の周縁部を形成する第2フレーム表面316を含む。複数の嵌合面は、基板キャリア200Aの表側面208と嵌合するようサイズ決定され、位置決定された一又は複数の凹面315と、基板キャリア200Aの複数の基板受容面207と嵌合するようサイズ決定され、位置決定された複数の突出面317とを含む。本書では、一又は複数の凹面315は、アダプタプレート300が基板キャリア200A上に位置付けられると第2フレーム表面316が基板キャリア200Aの周縁部を取り囲むように、複数の突出面317と第2フレーム表面316の両方から凹んでいる。
【0035】
[0042]アダプタプレート300を貫通して形成された複数の第2リフトピン開口313は、アダプタプレート300が基板キャリア200A上に位置付けられると、キャリアプレート202の各々を貫通して形成された複数の第1リフトピン開口213と整列されるよう、位置決定される。キャリアモジュール200Bの各々の複数のリフトピン203は、対応する第1リフトピン開口213を貫通し、更に対応する複数の第2リフトピン開口313を貫通するように、可動に配置される。リフトピン203は、上昇位置にある時に、パネル310をパネル受容面307から上昇させてロボットハンドラ(図示せず)がパネル310にアクセスすることを可能にすると共に、これにより、処理されるべき別のパネルをロボットハンドラから受け取るよう位置付けられる。リフトピン203は、下降位置にある時には、その上端部がパネル受容面307と同一平面になるか又はパネル受容面307の下にあり、パネル310はパネル受容面307上にじかに載置される。典型的には、パネル310は、真空源212を使用してパネル受容面307に固定される。真空源212は、アダプタプレート300を貫通して配置された複数の第2真空開口311と流体連結しており、第2真空開口311の各々は、アダプタプレート300が基板キャリア200A上に位置付けられると、対応する第1真空開口と整列され(位置が合い)、流体連結する。
【0036】
[0043]一部の実施形態では、複数のZ方向アクチュエータ205は、その上にアダプタプレート300が位置付けられる前又は後には、ゼロ位置(作動位置ではない)に配置される。このような実施形態の一部では、基板キャリア200Aと第2プラットフォーム104b(図1A参照)との間に配置された複数のZ方向調整器(図示せず)が、基板キャリア200Aの、ひいてはアダプタプレート300及びその上に配置されたパネル310の、水平度(すなわちチップとチルト)及びZ位置を調整するために使用される。
【0037】
[0044]他の実施形態では、アダプタプレート300の、ひいてはその上に配置されたパネル310の水平度(すなわちチップとチルト)及びZ位置は、キャリアプレート202の下に配置されたZ方向アクチュエータ205を使用してキャリアプレート202の各々の水平度及びZ位置を調整することによって、所望通りに調整される。
【0038】
[0045]本書に記載のアダプタプレート300は、相対的に最小限の処理システムダウンタイムで、処理システム(図1Aに記載の処理システム100など)をマルチ基板処理構成から大面積パネル処理構成に変換することを、所望通りに可能にする。
【0039】
[0046]上記の説明は本開示の実施形態を対象としているが、本開示の基本的な範囲を逸脱しなければ、本開示の他の実施形態及び更なる実施形態が考案されてよく、本開示の範囲は以下の特許請求の範囲によって決定される。
図1A
図1B
図2A
図2B
図2C
図3A
図3B
図3C