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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-02-15
(45)【発行日】2023-02-24
(54)【発明の名称】高周波アンテナの断熱部
(51)【国際特許分類】
   H05H 1/46 20060101AFI20230216BHJP
【FI】
H05H1/46 B
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2021562091
(86)(22)【出願日】2020-04-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-06-27
(86)【国際出願番号】 US2020026223
(87)【国際公開番号】W WO2020219249
(87)【国際公開日】2020-10-29
【審査請求日】2021-12-15
(31)【優先権主張番号】62/837,922
(32)【優先日】2019-04-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】16/828,602
(32)【優先日】2020-03-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】390040660
【氏名又は名称】アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】APPLIED MATERIALS,INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】3050 Bowers Avenue Santa Clara CA 95054 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】チョア, タイ チョン
(72)【発明者】
【氏名】グエン, ハン
(72)【発明者】
【氏名】クラウス, フィリップ アレン
【審査官】大門 清
(56)【参考文献】
【文献】特表2010-539669(JP,A)
【文献】特開2008-059839(JP,A)
【文献】特開2007-227297(JP,A)
【文献】特開2007-299720(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0053634(US,A1)
【文献】国際公開第2016/136669(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0200075(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2016/0242313(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05H 1/00-1/54
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
高周波放出モジュールであって、
固体高周波電源と、
前記固体高周波電源からの高周波電磁放射を伝搬させるためのアプリケータと、
前記固体高周波電源と前記アプリケータとの間に接続された断熱部であって、
基板、
前記基板上のトレース
接地面であって、前記基板は前記トレースと前記接地面とに挟まれている、接地面、及び
前記接地面の下にあるサーマルブロックであって、前記接地面は前記基板と前記サーマルブロックとに挟まれ、前記接地面から離れる方向に向いている複数のフィンを有する、サーマルブロック、
を含む断熱部と、
を備える、高周波放出モジュール。
【請求項2】
前記サーマルブロックが、前記接地面に直接的に取り付けられる、請求項に記載の高周波放出モジュール。
【請求項3】
前記トレースが、前記基板の第1の端部から前記基板の第2の端部まで延在する、請求項1に記載の高周波放出モジュール。
【請求項4】
前記基板の前記第1の端部上の前記トレースの一部が、同軸ケーブルによって前記電源に接続される、請求項に記載の高周波放出モジュール。
【請求項5】
前記トレースが、前記基板の前記第1の端部で第1の幅と、前記基板の前記第2の端部で第2の幅を有する、請求項3に記載の高周波放出モジュール。
【請求項6】
前記断熱部が、前記電源と前記アプリケータの間にインピーダンス整合を備えるように構成されている、請求項1に記載の高周波放出モジュール。
【請求項7】
処理ツールであって、
処理チャンバと、
モジュール高周波放出源であって、複数の高周波放出モジュールを含み、
各高周波放出モジュールが、
発振モジュール、
前記発振モジュールに接続された増幅モジュール、
前記増幅モジュールに接続された断熱部であって、基板と、基板を横切るトレースと、接地面と、サーマルブロックとを有し、前記接地面は前記基板と前記サーマルブロックとに挟まれており、前記サーマルブロックは前記接地面から離れる方向に向いている複数のフィンを有する、断熱部、及び
前記断熱部によって前記増幅モジュールに接続されたアプリケータであって、1つ以上の基板が処理される前記処理チャンバ内のチャックに対向して配置されたアプリケータ
を含む、モジュール高周波放出源と、
を備える、処理ツール。
【請求項8】
前記サーマルブロックが、前記接地面に直接的に取り付けられる、請求項7に記載の処理ツール。
【請求項9】
高周波プラズマ源のための断熱部であって、
第1の表面と前記第1の表面とは反対側の第2の表面を有する基板であって、1以上の誘電体層を有する、基板と、
前記基板に接続されており同軸ケーブルを受け入れるよう構成されたコネクタと、
前記コネクタと接続する導電性トレースであって、前記コネクタから、前記コネクタとは反対側の前記基板の端面に向かって延在する導電性トレースと、
前記基板に埋め込まれた接地面であって、前記導電性トレースと電気的に接続されておらず、前記基板は前記導電性トレースと前記接地面とに挟まれている、接地面と、
前記基板に熱的に結合されたサーマルブロックであって、前記サーマルブロックは前記接地面の下にあり、前記接地面は前記基板と前記サーマルブロックとに挟まれており、前記サーマルブロックは前記接地面から離れる方向に向いている複数のフィンを有する、サーマルブロックと、
を備える、断熱部。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本出願は、2020年3月24日に出願された米国非仮出願第16/828,602号の優先権を主張し、2019年4月24日に出願された米国仮出願第62/837,922号の利益を主張し、その全内容が、参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
実施形態は、半導体製造分野に関し、特に、高周波プラズマ源のためのサーマルソルーションに関する。
【背景技術】
【0003】
高周波プラズマシステムの電気部品は、熱の影響を受けやすい。例えば、高周波プラズマ源及びケーブル(例えば、同軸ケーブル等)は、システムにより生成される熱によって損傷又は劣化することがある。特に、プラズマによって生成された熱又は加熱されたチャンバからの熱が、アンテナから、プラズマを駆動する電気部品に向かって戻って伝達されうる。幾つかの例では、システムによって生成される熱が、高周波電源とアンテナとの間の接続部を溶融させるのに十分である。
【発明の概要】
【0004】
本明細書に記載の実施形態は、高周波放出モジュールを含む。一実施形態において、高周波放出モジュールが、固体高周波電源と、電源からの高周波電磁放射を伝搬させるためのアプリケータと、電源とアプリケータとの間に接続された断熱部と、を備える。一実施形態において、断熱部が、基板と、基板上のトレースと、接地面とを含む。
【0005】
本明細書に記載の実施形態は、処理ツールも含む。一実施形態において、処理ツールが、処理チャンバと、モジュール高周波放出源と、を備える。一実施形態において、モジュール高周波放出源が、複数の高周波放出モジュールを含む。一実施形態において、各高周波放出モジュールが、発振モジュールと、発振モジュールに接続された増幅モジュールと、増幅モジュールに接続された断熱部と、アプリケータとを含む。一実施形態において、アプリケータが、断熱部によって増幅モジュールに接続されており、アプリケータが、1つ以上の基板が処理される処理チャンバ内のチャックに対向して配置されている。
【0006】
実施形態は、高周波プラズマ源のための断熱部も含みうる。一実施形態において、断熱部が、第1の表面と、第1の表面の反対側の第2の表面とを有する基板を含み、基板は、1つ以上の誘電体層を含む。一実施形態において、断熱部は、基板に接続されており同軸ケーブルを受け入れるよう構成されたコネクタと、コネクタと接続する導電性トレースであって、コネクタから、当該コネクタとは反対側の基板の端面に向かって延在する導電性トレースと、をさらに含む。一実施形態において、断熱部が、基板に埋め込まれた接地面であって、導電性トレースと電気的に接続されていない接地面と、基板に熱的に結合されたサーマルソルーションと、をさらに含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】一実施形態に係る、電源とアプリケータとの間の断熱部を含む高周波放出モジュールの断面図である。
図2A】一実施形態に係る、熱消散をもたらすための熱ブロックを貫通する流体チャネルを含む断熱部の斜視図である。
図2B】一実施形態に係る、熱消散のための複数のフィンを含む断熱部の斜視図である。
図2C】一実施形態に係る、熱消散をもたらすための熱電冷却ブロックを含む断熱部の斜視図である。
図3A】一実施形態に係る、断熱部を横切って延在する均一な幅の導電性トレースの平面図である。
図3B】一実施形態に係る、配線の主長さから離れる方向に延在する複数のスタブを含む導電性トレースを含む断熱部の平面図である。
図3C】一実施形態に係る、トレースと、1つ以上の機械的スイッチによってトレースに選択的に取り付けられる複数のスタブと、を含む断熱部の平面図である。
図4】一実施形態に係る、処理ツールであって、断熱部をそれぞれが含む複数の高周波放出モジュールを含むモジュール高周波放出源を備えた処理ツールの断面図である。
図5】一実施形態に係る、モジュール式高周波放出モジュールのブロック図である。
図6A】一実施形態に係る、高周波放射を処理チャンバに結合するために使用されうるアプリケータのアレイの平面図である。
図6B】更なる一実施形態に係る、高周波放射を処理チャンバに結合するために使用されうるアプリケータのアレイの平面図である。
図6C】一実施形態に掛かる、アプリケータのアレイ、及び、放射場及び/又はプラズマの状態を検出するための複数のセンサの平面図である。
図6D】一実施形態に係る、マルチゾーン処理ツールの2つのゾーン内に形成されたアプリケータのアレイの平面図である。
図7】一実施形態に係る、高周波プラズマツールと併用されうる例示的なコンピュータシステムのブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書に記載されるシステム及び方法は、高周波プラズマ源のためのサーマルソルーションを含む。以下の説明においては、実施形態の網羅的な理解を提供するために多数の具体的な詳細事項が記載される。当業者には、これらの具体的な詳細がなくとも実施形態が実施されうることが明らかであろう。他の例では、実施形態が不必要に不明瞭とならないように、周知の観点については詳細に説明していない。
【0009】
さらに、添付の図に示す様々な実施形態が例示的な表現であり、必ずしも縮尺どおりには描かれないことを了解されたい。
【0010】
上述のように、高周波プラズマ源を利用するプラズマ処理ツールは、プラズマ及び/又はチャンバから、電源、及び電源とアンテナとの間のケーブル配線への熱伝達から生じる劣化又は損傷との影響を受けやすい。幾つかの例では、熱負荷によってケーブル配線が溶融することさえ観察されている。したがって、本明細書に開示された実施形態は、プラズマ及び/又はチャンバによって与えられる熱負荷から電源のケーブル配線及び固体エレクトロニクスを熱的に絶縁させる断熱部を含む。
【0011】
幾つかの実施形態において、断熱部が、処理ツールのアプリケータ(例えば、アンテナ)と固体エレクトロニクスとの間に位置する。例えば、固体エレクトロニクスは、同軸ケーブルによって断熱部に電気的に接続され得、断熱部が、アンテナに直接的に接続されうる。処理ツールの構成要素間に熱的絶縁をもたらすことに加えて、断熱部は、同軸ケーブルからアンテナへの電気的接続も提供する。幾つかの実施形態において、断熱部が、インピーダンス整合要素としても機能することができ、プラズマへの電力の効率的な伝達が可能となる。従って、インピーダンス整合及び熱調整が、単一の構成要素(すなわち、断熱部)内で実現されうる。これにより、複雑さが低減され、コンパクトな構造がもたらされる。
【0012】
ここで図1を参照すると、一実施形態に係る高周波放出モジュール103の断面図が示されている。一実施形態において、高周波放出モジュール103は、固体電源105と、断熱部150と、アプリケータ142とを含みうる。
【0013】
固体電源105は、発振器、増幅器、及び他の回路ブロックといった複数のサブコンポーネントを含みうる。固体電源105のより詳細な説明は、以下で図5に関して提供される。一実施形態において、電源105は、アプリケータ142に高周波電磁放射を提供する。本明細書では、「高周波(high-frequency)」電磁放射は、高周波(radio frequency)放射、超高周波放射、極超高周波放射、及びマイクロ波放射を含む。「高周波」は、0.1MHzと300GHzとの間の周波数を指しうる。
【0014】
一実施形態において、アプリケータ142が、誘電体144を含むことができ、誘電体144は空隙を有し、当該空隙内へとアンテナ143が配置される。例えば、アンテナ143は、誘電体144内を延在する導電線(例えば、単極子)を含みうる。幾つかの実施形態において、アンテナ143が、誘電体144と直接的に接触している。他の実施形態において、空隙がアンテナ143よりも大きく、アンテナ143が、誘電体144の表面から離して配置される。
【0015】
一実施形態において、アプリケータ142が、断熱部150に電気的に接続されうる。断熱部150は、基板152及び導電性トレース151を含みうる。一実施形態において、基板152は、プリント基板(PCB:printed circuit board)等でありうる。即ち、基板152が1つ以上の誘電体層を含みうる。図示している実施形態では、トレース151が、基板152の上にあるものとして示されている。特定の実施形態において、導電性トレース151はマイクロチップでありうる。しかしながら、幾つかの実施形態においてトレース151が基板152内に埋め込められうると理解されたい。特定の実施形態において、導電性トレース151がストリップラインでありうる。すなわち、接地面(図1には図示せず)は、導電性トレース151の上、導電性トレース151の下、又は導電性トレースの上及び下にありうる。幾つかの実施形態において、接地面が基板152に埋め込まれている。他の実施形態において、接地面が、基板152の下又は上にありうる。さらに別の実施形態において、基板152が、互いに接合された2つの別個の基板(すなわち、第1の基板及び第2の基板)を含みうる。このような実施形態では、導電性トレース151が、第1の基板と第2の基板との間にありうる。
【0016】
一実施形態において、断熱部150は、サーマルソリューションも含みうる。サーマルソルーションは、高周波放出モジュール103に熱調整を提供しうる。断熱部150が、アプリケータ142と固体電源105との間に位置するため、(例えば、プラズマ又は加熱されたチャンバからの)熱エネルギーが、固体電源105に到達する前に消散させられる。
【0017】
さらに、断熱部150と固体電源105との間のケーブル配線及びコネクタ(例えば、同軸ケーブル155及びコネクタ153)が、システムによって消散させられた熱エネルギーから保護される。一実施形態において、同軸ケーブル155が、当該技術分野で知られるように、固体電源105と断熱部150との間に、コネクタ153によって電気的に接続されうる。例えば、コネクタ153は、同軸ケーブル155を導電性トレース151に電気的に接続することができる。
【0018】
ここで図2A図2Cを参照すると、様々な実施形態に係る、様々なサーマルソルーションを備えた断熱部250の一連の斜視図が示されている。図2A図2Cに示されるサーマルソルーションは、本来例示的なものであり、任意の適切なサーマルソルーションが、或る実施形態に従って、断熱部と併用されうる理解されたい。さらに、様々なサーマルソルーションが単独で示されているが、熱エネルギーのさらに効率のよい消散をもたらすためにサーマルソルーションが組み合わせられると理解されたい。
【0019】
ここで図2Aを参照すると、一実施形態に係る、液体冷却のサーマルソルーションが設けられた断熱部250の斜視図が示されている。一実施形態において、トレース251が、基板252の上面上に示され、接地面254が基板252の下に存在する。一実施形態において、熱ブロック256が、接地面254に取り付けられうる。熱ブロック256は、高い熱伝導率を有する材料を含みうる。例えば、熱ブロック256は、金属材料を含みうる。
【0020】
一実施形態において、1つ以上のチャネル257が熱ブロック256内に埋め込まれうる。チャネル256は、システムから熱を除去するために冷媒を熱ブロック256中に流すために適しうる。図示のように、単一の入口(IN)、及び単一の出口(OUT)が示されている。しかしながら、熱ブロック256が任意の数の入口及び出口を含みうると理解されたい。
【0021】
一実施形態において、冷媒が任意の適切な冷却流体を含みうる。例えば、冷却流体は、液体(例えば、水-グリコール混合物)又は気体(例えば、空気、ヘリウム等)を含みうる。冷却流体は、リザーバ内に貯蔵されうる。リザーバは、断熱部250からの抽熱を改善するために積極的に冷却されうる。
【0022】
ここで図2Bを参照すると、一実施形態に係る、空気冷却のサーマルソルーションが設けられた断熱部250の斜視図が示されている。図示のように、サーマルブロック256はまた、断熱部250から離れる方向に延在する複数のフィン258を含みうる。一実施形態において、フィン258が、熱ブロック256の表面積を増大させて、対流による熱の除去を助ける。例えば、(矢印で示すように)空気がフィン258を通って流れることができ、断熱部250の熱消散を増大させることができる。一実施形態において、気流が、ファン等によって生成されうる。他の実施形態において、積極的な冷却がなくてよく、フィン258が、熱エネルギーを周囲の空気へと消散させてよい。
【0023】
ここで図2Cを参照すると、一実施形態に係る、熱電冷却のサーマルソルーションが設けられた断熱部250の斜視図が示されている。このような実施形態では、熱ブロックが、熱電クーラ(TEC:thermoelectric cooler)259といった能動冷却素子と置換されうる。のような実施形態において、TEC259に印加された電圧が、断熱部250からの熱の除去を推進しうる。
【0024】
システムからの熱消散をもたらすことに加えて、実施形態は、二重の機能を有する断熱部を含むこともできる。特に、断熱部は、システムにインピーダンス整合を提供することもできる。導電性トレースの形状を制御することによって、システムのインピーダンス整合が調節されうる。インピーダンス整合を提供するために使用されうる様々な形状のトレース351の例が、図3A図3Cに示される。
【0025】
ここで図3Aを参照すると、一実施形態に係る断熱部350の平面図が示される。一実施形態において、断熱部350が、基板352と、基板352上のトレース351とを含みうる。トレース351は、基板352の第1の端面361から基板352の第2の端面362まで延在しうる。基板352の端面361/362まで完全に延在するものとして示されているが、コネクタ(図3Aに図示せず)を含めることにより、トレース351が基板352の端面まで完全には延在しないことになりうると理解されたい。
【0026】
一実施形態において、トレース351が実質的に均一な幅Wを有し、基板352を横切って直線的に延在することができる。即ち、トレース351は、実質的に矩形の形状を有しうる。他の実施形態において、トラック351が、基板352を横切る非線形的な経路を有しうる。例えば、トレース351は、トレース351の長さを増すために蛇行パターンを含みうる。他の実施形態において、トレース351は、第1の端面361では第1の幅を、第2の端面362では第2の幅を有しうる。一実施形態において、トレース351の幅Wは、実質的に均一であってよく(例えば、第1の幅と第2の幅とが実質的に同じである)、又はトレース351の幅は、トレースの長さにわたって実質的に不均一な幅Wであってよい(例えば、第1の端面361の近傍のトレース351の幅は、第2の端面362の近傍のトレース351の幅とは異なりうる)。一実施形態において、トレース351は、矩形の断面を有しうる(すなわち、X-Z平面における断面が矩形でありうる)。他の実施態様において、トレース351は、X-Z平面において矩形ではない断面を有しうる。例えば、X-Z平面におけるトレース351の断面が台形でありうる。他の実施形態において、トレース351は、第1のトレースと、当該第1のトレースの真上の第2のトレースと、を含みうる。第1のトレースと第2のトレースとは、異なる幅を有しうる。例えば、第1のトレースは、第2のトレースの幅より大きい幅を有していよく、又は第1のトレースは、第2のトレースの幅より小さい幅を有してよい。
【0027】
ここで図3Bを参照すると、一実施形態に係る、1つ以上のスタブ363を含むトレース351を有する断熱部350の平面図が示されている。一実施形態において、スタブ363は、トレース351の本体から外に延在する導電性延長部でありうる。幾つかの実施形態において、スタブ363は、トレース351と一体でありうる。すなわち、トレース351とスタブ363とが同時に作成されうる。そのような実施形態において、スタブ363は、トレース351と実質的に同じ材料を含むことができ、(図3Bの平面からZ方向に)トレース351の厚さと実質的に等しい厚さを有することができる。他の実施形態において、スタブ363は、トレースが形成された後にトレース351に取り付けられうる。例えば、断熱部350のインピーダンスを調節するために、はんだがトレース351の端面に施されうる。そのような実施形態において、スタブ363は、トレース351とは異なる材料を含むことができ、(Z方向に)トレース351とは異なる厚さを有しうる。一実施形態において、1つ以上のスタブ363が、オープンスタブでありうる(すなわち、接地面に接続されていない)追加の実施形態において、1つ以上のスタブ363が、ショートスタブでありうる(すなわち、スタブ363が接地面に短絡されうる)。
【0028】
ここで図3Cを参照すると、更なる一実施形態に係る、断熱部350の平面図が示されている。一実施形態において、断熱部350が、スイッチ368によってトレース351に選択的に取り付け可能な複数のスタブ367を含みうる。一実施形態において、スイッチが閉じられているときには(例えば、スイッチ368)、スタブ367がトレース351に電気的に接続されており、スイッチが開いているときには(例えば、スイッチ368)、スタブ367はトレース351に電気的に接続されていない。一実施形態において、スイッチ368が手動で操作されうる。他の実施形態において、スイッチ368は、コンピュータシステムによって制御されてよく、処理条件が変わるにつれてインピーダンスを動的に変えるために使用されうる。一実施形態において、スイッチ368が機械的なスイッチでありうる。他の実施形態において、スイッチ368が固体スイッチでありうる。
【0029】
ここで図4を参照すると、一実施形態に係るモジュール高周波放出源404を含む処理システム400の概略図が示されている。一実施形態において、モジュール高周波放出源404が、複数の高周波放出モジュール403を含みうる。高周波放出モジュール403は、上述した高周波放出モジュール103と実質的に同様でありうる。例えば、高周波放出モジュール403はそれぞれ、固体電源405、断熱部450、及びアプリケータ442を含みうる。一実施形態において、高周波電磁放射を、固体電源405によって生成して、ケーブル445及び断熱部450上のトレース451に沿ってアプリケータのアンテナ443に送られうる。一実施形態において、断熱部450が、上述したような1つ以上の冷却ソルーションを含みうる。
【0030】
一実施形態において、モジュール高周波放出源404は、誘電体窓475を介して高周波電磁放射をチャンバ478内に注入することができる。高周波電磁放射は、チャンバ478内でプラズマ490を誘起しうる。プラズマ490は、支持体476(例えば、静電チャック(ESC)等)に載置された基板474を処理するために使用されうる。
【0031】
ここで図5を参照すると、一実施形態に係る固体電源505の概略図が示されている。一実施形態において、固体電源505は、発振モジュール506を含む。発振モジュール506は、望ましい周波数の高周波電磁放射を生成するために、入力電圧を、電圧制御された発振器520に提供する電圧制御回路510を含みうる。実施形態は、およそ1V DCと10V DCとの間の入力電圧を含みうる。電圧制御された発振器520は発振回路であり、その発振周波数が入力電圧によって制御される。一実施形態によれば、電圧制御回路510からの入力電圧によって、電圧制御された発振器520が望ましい周波数で発振するようになる。一実施形態において、高周波電磁放射が、およそ0.1MHzと30MHzとの間の周波数を有しうる。一実施形態において、高周波電磁放射が、およそ30MHzと300MHzとの間の周波数を有しうる。一実施形態において、高周波電磁放射が、およそ300MHzと1GHzとの間の周波数を有しうる。一実施形態において、高周波電磁放射が、およそ1GHzと300GHzとの間の周波数を有しうる。
【0032】
一実施形態によれば、電磁放射が、電圧制御された発振器520から増幅モジュール530へと送られる。増幅モジュール530は、ドライバ/前置増幅器534と、主電力増幅器536とを含み、ドライバ/前置増幅器534と主電力増幅器536のそれぞれが、電力供給源539に接続されている。一実施形態によれば、増幅モジュール530はパルスモードで動作しうる。例えば、増幅モジュール530は、1%と99%との間のデューティサイクルを有しうる。さらに特定の施形態において、増幅モジュール530は、およそ15%と50%との間のデューティサイクルを有しうる。
【0033】
一実施形態において、電磁放射が、増幅モジュール530によって処理された後に、アプリケータ542に送られうる。しかしながら、出力インピーダンスの不整合に因り、アプリケータ550に送られた電力の一部が反射されうる。これに対応して、幾つかの実施形態は、順方向電力583及び反射された電力582のレベルが感知され制御回路モジュール521にフィードバックされることを可能にする検出モジュール581を含む。検出モジュール581は、システム内の1つ以上の様々な位置に位置しうると理解されたい。一実施形態において、制御回路モジュール521が、順方向電力583及び反射された電力582を分析し、発振モジュール506と通信可能に結合される制御信号585のレベル、及び、増幅モジュール530と通信可能に結合される制御信号586のレベルを決定する。一実施形態において、制御信号585が、増幅モジュール530に結合される高周波放射を最適化するよう、発振モジュール506を調整する。一実施形態において、制御信号586が、断熱部550を介してアプリケータ542に結合される出力電力を最適化するよう、増幅モジュール530を調整する。一実施形態において、断熱部550内のインピーダンス整合の調整に加えて、発振モジュール506及び増幅モジュール530のフィードバック制御によって、反射された電力のレベルを、順方向電力のおよそ5%より低くすることが可能となりうる。幾つかの実施形態において、発振モジュール506及び増幅モジュール530のフィードバック制御によって、反射された電力のレベルを、順方向電力のおよそ2%より低くすることが可能となりうる。
【0034】
したがって、実施形態によって、処理チャンバ578内に結合される順方向電力の割合を増し、プラズマに結合される使用可能電力を増大させることが可能となる。さらに、フィードバック制御を使用するインピーダンスのチューニングは、典型的なスロットプレートアンテナにおけるインピーダンスチューニングよりも優れている。スロットプレートアンテナでは、インピーダンスチューニングに、アプリケータ内に形成された2つの誘電体スラグを移動させることが含まれる。このことには、アプリケータ内の2つの別個の構成要素の機械的運動が含まれ、アプリケータの複雑さが増す。さらに、機械的運動は、電圧制御された発振器520が提供しうる周波数の変化ほど正確ではないこともある。
【0035】
ここで図6Aを参照すると、円形基板674に合致するパターンにおいて配置されたアプリケータ642のアレイ640の平面図が示されている。基板674の形状にほぼ一致するパターンにおいて複数のアプリケータ642を形成することによって、放射場及び/又はプラズマが、基板674の表面全体でチューニング可能となる。例えば、アプリケータ642のそれぞれは、基板674の表面全体にわたってプラズマ密度が均一なプラズマが形成され及び/又は基板674の表面全体にわたって均一な放射場が形成されるように、制御されうる。
【0036】
代替的に、基板674の表面全体にわたって可変的なプラズマ密度を提供するよう、1つ以上のアプリケータ642が個別に制御されうる。このようにして、基板上にもたらされる不均一性が補正されうる。例えば、基板674の外周の近傍のアプリケータ642は、基板674の中心の近傍のアプリケータとは異なる電力密度を有するよう、制御されうる。さらに、高周波放出モジュール505を使用することによって、周波数が様々な電磁放射であって、制御された位相関係を有さない電磁放射が可能となり、これにより、定在波及び/又は望ましくない干渉縞の存在が解消されると理解されたい。
【0037】
図6Aにおいて、アレイ640内のアプリケータ642は、基板674の中心から外側に延在する一連の同心リングにおいて、一緒に収められている。しかしながら、実施形態はかかる構成に限定されず、処理ツールのニーズに従って任意の適切な間隔及び/又はパターンが使用されうる。さらに、実施形態は、任意の対称的な断面を有するアプリケータ642を可能にする。したがって、アプリケータのために選ばれる断面形状は、収束効果を高めるよう選択されうる。
【0038】
ここで図6Bを参照すると、一実施形態に係る、非円形断面を有するアプリケータ642のアレイ640の平面図が示されている。図示している実施形態は、六角形の断面を有するアプリケータ642を含む。このようなアプリケータを使用することで、収束効果の向上が可能となりうる。ならならば、各アプリケータ642の外周が、隣り合うアプリケータ642にほぼ完全にフィットしうるからである。従って、各アプリケータ642間の間隔が最小化されうるため、プラズマの均一性がなお一層向上しうる。図6Bは、側壁表面を共有する隣り合うアプリケータ642を示しているが、実施形態は、非円形の対称形状をしたアプリケータであって、隣り合うアプリケータ642間に間隔が設けられたアプリケータも含みうると理解されたい。
【0039】
ここで図6Cを参照すると、一実施形態に係る、アプリケータ642のアレイ640の更なる平面図が示されている。図6Cのアレイ640は、複数のセンサ690も含まれていることを除けば、図6Aに関して上述したアレイ640と実質的に同様である。複数のセンサによって、各モジュール高周波源505の更なるフィードバック制御を提供するために使用しうるプロセス監視能力が向上する。一実施形態において、センサ690が、一種以上の様々なセンサ種690を含むことができ、例えば、プラズマ密度センサ、プラズマ放出センサ、放射場密度センサ、放射放出センサ等を含むことができる。センサを基板674の表面全体にわたって配置することで、処理チャンバの所与の位置での放射場及び/又はプラズマ特性を監視することが可能になる。
【0040】
一実施形態によれば、全アプリケータ642が、別個のセンサ690と対にされうる。このような実施形態において、各センサ690からの出力は、そのセンサ690と対になった対応するアプリケータ642にフィードバック制御を提供するために使用されうる。更なる実施形態は、各センサ690と複数のアプリケータ642とを対にすることを含みうる。例えば、各センサ690は、そのセンサ690の直近に位置する複数のアプリケータ642に、フィードバック制御を提供しうる。さらに別の実施形態において、複数のセンサ690からのフィードバックが、MIMO(multi-input multi-output)制御システムの一部として使用されうる。このような実施形態において、各アプリケータ642は、複数のセンサ690からのフィードバックに基づいて調整されうる。例えば、第1のアプリケータ642の直近にある第1のセンサ690は、当該第1のセンサ690より第1のアプリケータ642から遠くに位置する第2のセンサ690が第1のアプリケータ642に及ぼす制御作用力(control effort)よりも大きな制御作用力を、第1のアプリケータ642に提供するよう重み付けされうる。
【0041】
ここで図6Dを参照すると、一実施形態に係る、マルチゾーン処理ツール600内に配置されたアプリケータ642のアレイ640の更なる平面図が示されている。一実施形態において、マルチゾーン処理ツール600は、任意の数のゾーンを含みうる。例えば、図示している実施形態はゾーン6751~675を含む。各ゾーン675は、様々なゾーン675を通って回転する基板674に、様々な処理工程を実施するよう構成されうる。図示するように、第1のアレイ640がゾーン675内に配置され、第2のアレイ640がゾーン675内に配置されている。しかしながら、実施形態はデバイスのニーズに従って、1つ以上の様々なゾーン675内にアプリケータ642のアレイ640が設けられたマルチゾーン処理ツール600を含みうる。実施形態によってもたらされる、プラズマ及び/又は放射場の空間的にチューニング可能な密度によって、回転する基板674が様々なゾーン675を通過する間基板674の不均一な径方向速度を調節することが可能となる。
【0042】
ここで図7を参照すると、処理ツールの例示的なコンピュータシステム760を示すブロック図が、一実施形態に従って示されている。一実施形態において、コンピュータシステム760が処理ツールに接続されており、処理ツール内での処理を制御する。コンピュータシステム760は、ローカルエリアネットワーク(LAN:Local Area Network)、イントラネット、エクストラネット、又はインターネットにおいて、他のマシンに接続され(例えばネットワーク化され)うる。コンピュータシステム760は、クライアント-サーバネットワーク環境においてはサーバ若しくはクライアントマシンとして、又は、ピアツーピア(又は分散)ネットワーク環境においてはピアマシンとして動作しうる。コンピュータシステム760は、パーソナルコンピュータ(PC:personal computer)、タブレットPC、セットトップボックス(STB:set-top box)、パーソナルデジタルアシスタント(PDA:Personal Digital Assistant)、携帯電話、ウェブアプライアンス、サーバ、ネットワークルータ、スイッチ若しくはブリッジ、又は、そのマシンによって行われる動作を特定する(連続した又は別様の)命令のセットを実行可能な任意のマシンでありうる。さらに、コンピュータシステム760として単一のマシンのみを示しているが、「マシン(machine)」という用語は、本明細書に記載の方法のうちの任意の1つ以上を実施するために、命令のセット(又は複数のセット)を個々に、又は連携的に実行するマシン(例えば、コンピュータ)の任意の集合体を含むとも解釈される。
【0043】
コンピュータシステム760は、命令が格納された非一過性のマシン可読媒体を有するコンピュータプログラム製品、又はソフトウェア722を含んでよく、これらの命令は、実施形態に係る処理を実施するコンピュータシステム760(又は、他の電子機器)をプログラムするために使用されうる。マシン可読な媒体は、マシン(例えばコンピュータ)によって読み出し可能な形態により情報を格納又は伝送するための任意のしくみを含む。例えば、マシン可読(例えばコンピュータ可読)な媒体は、マシン(例えばコンピュータ)可読な記憶媒体(例えば、読み出し専用メモリ(ROM:read only memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:random access memory)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイス等)、マシン(例えばコンピュータ)可読な伝送媒体(電気的形態、光学的形態、音響的形態、又はその他の形態による伝播信号(例えば赤外線信号、デジタル信号等))等を含む。
【0044】
一実施形態において、コンピュータシステム760は、バス730を介して互いに通信し合う、システムプロセッサ702、メインメモリ704(例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、フラッシュメモリ、シンクロナスDRAM(SDRAM:synchronous DRAM)又はランバスDRAM(RDRAM:Rambus DRAM)といったダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:dynamic random access memory))、スタティックメモリ706(例えば、フラッシュメモリ、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM:static random access memory)など)、及び二次メモリ718(例えば、データ記憶装置)を含む。
【0045】
システムプロセッサ702は、マイクロシステムプロセッサ、中央処理装置といった1つ以上の汎用処理装置のことである。より詳細には、システムプロセッサは、複合命令セット演算(CISC:complex instruction set computing)マイクロシステムプロセッサ、縮小命令セット演算(RISC:reduced instruction set computing)マイクロシステムプロセッサ、超長命令語(VLIW:very long instruction word)マイクロシステムプロセッサ、他の命令セットを実行するシステムプロセッサ、又は、命令セットの組み合わせを実行するシステムプロセッサでありうる。システムプロセッサ702は、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA:field programmable gate array)、デジタル信号システムプロセッサ(DSP:digital signal system processor)、ネットワークシステムプロセッサ等といった、1つ以上の特殊用途処理装置でもありうる。システムプロセッサ702は、本明細書に記載の工程を実行するための処理ロジック726を実行するよう構成される。
【0046】
コンピュータシステム760は、他の装置又はマシンと通信するためのシステムネットワークインタフェースデバイス708をさらに含みうる。コンピュータシステム760は、映像プレイユニット710(例えば、液晶ディスプレイ(LCD:liquid crystal display)、発光ダイオードディスプレイ(LED:light emitting diode)、又は陰極線管(CRT:cathode ray tube))、英数字入力装置712(例えば、キーボード)、カーソル制御装置714(マウスなど)、及び信号生成装置716(例えば、スピーカ)も含みうる。
【0047】
二次メモリ718は、本明細書に記載の方法又は機能の任意の1つ以上を具現化する1つ以上の命令セット(例えば、ソフトウェア722)が格納されたマシンアクセス可能な記憶媒体731(又は、より具体的には、コンピュータ可読記憶媒体)を含みうる。このソフトウェア722は、コンピュータシステム760によって実行されている間、完全に又は少なくとも部分的に、メインメモリ704及び/又はシステムプロセッサ702の中にも常駐していてよく、メインメモリ704及びシステムプロセッサ702は、マシン可読な記憶媒体も構成しうる。ソフトウェア722はさらに、システムネットワークインタフェースデバイス708を介してネットワーク720上で送信又は受信されうる。一実施形態において、ネットワークインタフェースデバイス708は、RF結合、光結合、音響結合、又は誘導結合を用いて動作しうる。
【0048】
例示的な一実施形態において、マシンアクセス可能な記憶媒体731を単一の媒体として示しているが、「マシン可読な記憶媒体(machine-readable storage medium)」という用語は、1つ以上の命令セットが格納された単一の媒体又は複数の媒体(例えば、集中データベース若しくは分散データベース、及び/又は、関連するキャッシュ及びサーバ)を含むものと解釈すべきである。「マシン可読な記憶媒体」という用語はまた、マシンによって実施される命令のセットを格納又は符号化することが可能であり、かつ、方法のうちの任意の1つ以上をマシンに実施させる任意の媒体を含むとも解釈すべきである。従って、「マシン可読な記憶媒体」という用語は、固体メモリ、光媒体、及び磁気媒体を含むがこれらに限定されないと解釈すべきである。
【0049】
前述の明細書において、特定の例示的な実施形態について記載してきた。以下の特許請求の範囲を逸脱することなく、例示の実施形態に様々な変更を加えられることが明らかとなろう。従って、本明細書及び図面を限定的と捉えるのではなく、例として見なすべきである。
図1
図2A
図2B
図2C
図3A
図3B
図3C
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図6D
図7