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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-03-07
(45)【発行日】2023-03-15
(54)【発明の名称】ステム
(51)【国際特許分類】
   H01L 23/12 20060101AFI20230308BHJP
   H01S 5/022 20210101ALI20230308BHJP
【FI】
H01L23/12 301Z
H01S5/022
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2018231675
(22)【出願日】2018-12-11
(65)【公開番号】P2020096039
(43)【公開日】2020-06-18
【審査請求日】2021-10-28
(73)【特許権者】
【識別番号】000190688
【氏名又は名称】新光電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】池田 巧
(72)【発明者】
【氏名】木村 康之
(72)【発明者】
【氏名】金 漢洙
(72)【発明者】
【氏名】安 海龍
【審査官】佐藤 靖史
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2017/090651(WO,A1)
【文献】特開2009-239113(JP,A)
【文献】特開2006-080418(JP,A)
【文献】特開昭56-006494(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 23/12
H01S 5/022
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレキシブル基板に載置される第1の面と前記第1の面とは反対側の第2の面とを有し、前記第1の面と前記第2の面とを貫通する貫通孔が形成されたステム本体と、
前記ステム本体の貫通孔に装着された筒状体と、
前記筒状体に挿通されて固定材で前記筒状体に固定され、一方の端部が前記ステム本体の前記第1の面から突出するリードと、
を有し、
前記筒状体は、前記ステム本体の前記第1の面よりも前記フレキシブル基板側に向かって突出し、前記リードの前記端部の外周面を囲み、前記フレキシブル基板の接地パターンに接合される突出部を有し、
前記突出部の側面には、外側へ突出するフランジ部が形成され、
前記フランジ部が前記フレキシブル基板の接地パターンに接合されることを特徴とするステム。
【請求項2】
前記筒状体は、前記突出部と前記リードの前記端部の外周面との間に前記固定材が充填されていない空気層を有することを特徴とする請求項1に記載のステム。
【請求項3】
前記リードは、高周波信号を伝送するリードであり、
前記固定材は、前記リードとは異なる他のリードを固定するための他の固定材よりも比誘電率が低いことを特徴とする請求項1又は2に記載のステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、光素子等の半導体素子が搭載されるステムは、可撓性を有するフレキシブルプリント回路板(FPC:Flexible Printed Circuits)に載置されてFPCに電気的に接続される。すなわち、ステムの底面から突出するリードをFPCに形成されたスルーホールのランドにはんだ付けすることで、ステムとFPCとが電気的に接続される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2005-286305号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ステムが載置されるFPCは、柔軟性がある材料から形成されているため、FPCの表裏における配線パターンやソルダーレジスト等の張力により、反った形状に変形することがある。このため、ステムのリードとFPCのランドとをはんだ付けすると、ステムとFPCとの間に一様でない隙間が形成されることになる。ステムとFPCとの間に隙間が形成される場合、リードの外周面を伝搬する高周波信号がステムとFPCとの間の隙間に漏れ出る。その結果、ステムとFPCとの間の隙間において、高周波信号の共振が発生する虞がある。ステムとFPCとの間の隙間での共振の発生は、高周波特性を劣化させる要因となり、好ましくない。
【0005】
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、ステムとステムが載置されるフレキシブル基板との間の隙間での共振の発生を抑制することができるステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願の開示するステムは、一つの態様において、フレキシブル基板に載置される第1の面と前記第1の面とは反対側の第2の面とを有し、前記第1の面と前記第2の面とを貫通する貫通孔が形成されたステム本体と、前記ステム本体の貫通孔に装着された筒状体と、前記筒状体に挿通されて固定材で前記筒状体に固定され、一方の端部が前記ステム本体の前記第1の面から突出するリードと、を有し、前記筒状体は、前記ステム本体の前記第1の面よりも前記フレキシブル基板側に向かって突出し、前記リードの前記端部の外周面を囲む突出部を有する。
【発明の効果】
【0007】
本願の開示するステムの一つの態様によれば、ステムとステムが載置されるフレキシブル基板との間の隙間での共振の発生を抑制することができる、という効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施例に係るステムを上面側から見た場合の斜視図である。
図2図2は、実施例に係るステムを下面側から見た場合の斜視図である。
図3図3は、実施例に係るステムをFPCに載置した状態を示す図である。
図4図4は、FPCの接地パターンとは反対側の面の構成を示す平面図である。
図5図5は、ステムとFPCとの接続部の構成を示す側断面図である。
図6図6は、ステムの高周波信号の伝送特性の変化のシミュレーションに用いたシミュレーションモデルの一例を示す図である。
図7図7は、ステムの高周波信号の伝送特性の変化のシミュレーションに用いたシミュレーションモデルの一例を示す図である。
図8図8は、図6に示したシミュレーションモデルを用いて各周波数における高周波信号の透過特性S21の変化を求めた結果を示す図である。
図9図9は、図7に示したシミュレーションモデルを用いて各周波数における高周波信号の透過特性S21の変化を求めた結果を示す図である。
図10図10は、図6に示したシミュレーションモデルを用いて各周波数における高周波信号の反射特性S11の変化を求めた結果を示す図である。
図11図11は、図7に示したシミュレーションモデルを用いて各周波数における高周波信号の反射特性S11の変化を求めた結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に、本願の開示するステムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例により開示技術が限定されるものではない。また、実施例において同一の機能を有する構成には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
【0010】
[ステムの構成]
図1は、実施例に係るステム1を上面側から見た場合の斜視図である。図2は、実施例に係るステム1を下面側から見た場合の斜視図である。図3は、実施例に係るステム1をFPC50に載置した状態を示す図である。なお、図3では、説明の便宜上、ステム1及びFPC50の側断面が示されている。図1図3に示すステム1は、可撓性を有するフレキシブル基板であるFPC50に載置されてFPC50に電気的に接続される。ステム1は、ステム本体10と、筒状体20と、高周波信号用リード30と、各種給電用リード40と、ケースグランド用リード45とを有する。
【0011】
ステム本体10は、例えば、放熱性とコストを考慮して鉄等の金属材料から形成され、ステム1を構成する各種の部品を搭載する基材である。ステム本体10は、円板状に形成され、FPC50に載置される下面10aと、下面10aとは反対側の上面10bとを有している。上面10bは、光素子等の半導体素子(不図示)が搭載される搭載面とされている。ステム本体10には、下面10aと上面10bとを貫通する貫通孔10c及び貫通孔10dが形成されている。また、上面10bにおける貫通孔10c近傍の位置には、立ち上がり部11が形成されている。立ち上がり部11の、貫通孔10c側に位置する側面は、スペーサ12を介して基板13が取り付けられる取付面とされている。基板13は、高周波信号用リード30と電気的に接続され、高周波信号用リード30を伝搬する電気信号を上面10bに搭載された半導体素子へ中継する。
【0012】
筒状体20は、ステム本体10の貫通孔10cに装着されている。筒状体20は、例えば、高周波信号用リード30が挿入される内部空間を有している。筒状体20の材料としては、例えば、コバールが用いられる。
【0013】
高周波信号用リード30は、例えば、円柱状に形成されており、高周波信号である電気信号を伝送する。高周波信号用リード30は、筒状体20に挿入されて固定材25で筒状体20に固定されている。固定材25は、高周波信号用リード30の、筒状体20の内側面に対応する外周面を被覆して封止している。固定材25は、各種給電用リード40をステム本体10に固定するための固定材15よりも比誘電率が低い。比誘電率が低い固定材25が用いられることで、固定材25の外径の増大が抑えられるので、筒状体20の内径の増大が抑えられる。固定材25としては、例えば、硬質ガラスが用いられる。
【0014】
また、高周波信号用リード30は、下端部31がステム本体10の下面10aから突出している。そして、下端部31は、ステム1がFPC50の接地パターン51に載置された状態で、FPC50に形成されたスルーホール50aを貫通する。
【0015】
図4は、FPC50の接地パターン51とは反対側の面の構成を示す平面図である。FPC50の接地パターン51側の面には、図3に示すように、スルーホール50aを囲む受け用ランド50bが形成されている。一方、FPC50の接地パターン51とは反対側の面には、図4に示すように、スルーホール50aを囲む接続用ランド50cが形成されている。また、FPC50の接地パターン51とは反対側の面には、電気信号を伝搬する配線パターン50dが形成されており、配線パターン50dは、スルーホール50aの周囲の接続用ランド50cに接続されている。スルーホール50aを貫通した、高周波信号用リード30の下端部31は、スルーホール50aの接続用ランド50cにはんだ付けされる。これにより、ステム1とFPC50とが電気的に接続される。
【0016】
図1図3の説明に戻る。各種給電用リード40は、例えば、円柱状に形成されており、ステム本体10の上面10bに搭載された半導体素子の状態をモニタもしくは制御するためのリードである。各種給電用リード40は、ステム本体10の貫通孔10dに挿通されて固定材15で貫通孔10dに固定されている。固定材15は、各種給電用リード40の、貫通孔10dに対応する外周面を被覆して封止している。固定材15としては、例えば、鉄との封止に好適な軟質ガラスが用いられる。
【0017】
ケースグランド用リード45は、例えば、円柱状に形成されており、ステム本体10を接地するためのリードである。ケースグランド用リード45は、例えば、ステム本体10の下面10aに溶接により接合される。
【0018】
[ステムとFPCとの接続部]
次に、図5を参照して、ステム1とFPC50との接続部について、詳細に説明する。図5は、ステム1とFPC50との接続部の構成を示す側断面図である。上述の通り、ステム1は、ステム本体10の貫通孔10cに筒状体20が装着されるように構成されている。筒状体20には、高周波信号用リード30が固定材25で固定され、高周波信号用リード30の下端部31は、ステム本体10の下面10aから突出し、FPC50のスルーホール50aの接続用ランド50cにはんだ付けされる。
【0019】
また、筒状体20は、ステム本体10の下面10aよりもFPC50側に向かって所定の長さで突出する突出部21を有する。突出部21は、高周波信号用リード30の下端部31の外周面を囲んでいる。そして、突出部21は、ステム1がFPC50の接地パターン51(図3参照)に載置された状態で、FPC50の接地パターン51に接合される。突出部21の外側側面には、筒状体20の径方向外側へ突出するフランジ部21aが形成されている。突出部21とFPC50の接地パターン51とが接合される際には、突出部21のフランジ部21aがFPC50の接地パターン51にはんだ付けされる。これにより、突出部21とFPC50の接地パターン51とがより強固に接合される。
【0020】
また、筒状体20は、突出部21と高周波信号用リード30の下端部31の外周面との間に固定材25が充填されていない空気層26を有する。すなわち、筒状体20の突出部21には、高周波信号用リード30の下端部31の周囲を空気層26で覆う同軸線路(以下「空気同軸線路」と呼ぶ)が形成されている。高周波信号用リード30の下端部31がはんだ付けされるFPC50の接続用ランド50cは、一般にFPC50の配線パターン50dよりも幅が大きいため、FPC50に関する特性インピーダンスを局所的に低下させる。これに対し、筒状体20の突出部21に空気同軸線路が形成された場合、空気同軸線路によってFPC50の接続用ランド50cの上方の特性インピーダンスを増大させることができる。すなわち、空気層26は、FPC50の接続用ランド50cで発生する特性インピーダンスの低下を補正することができる。
【0021】
ところで、ステム1が載置されるFPC50は、柔軟性がある材料から形成されているため、FPC50の表裏における配線パターンやソルダーレジスト等の張力により、反った形状に変形することがある。このため、ステム1の高周波信号用リード30の下端部31とFPC50のスルーホール50aの接続用ランド50cとをはんだ付けすると、ステム1とFPC50との間に一様でない隙間が形成されることになる。ステム1とFPC50との間に隙間が形成される場合、高周波信号用リード30の外周面を伝搬する高周波信号(つまり、電気信号)がステム1とFPC50との間の隙間に漏れ出る。その結果、ステム1とFPC50との間の隙間において、高周波信号の共振が発生する虞がある。
【0022】
そこで、本実施例のステム1では、図5に示したように、高周波信号用リード30が固定された筒状体20をステム本体10の貫通孔10cに装着するとともに、筒状体20に、高周波信号用リード30の下端部31の外周面を囲む突出部21を形成している。これにより、ステム1がFPC50の接地パターン51に載置された状態で、突出部21をFPC50の接地パターン51に接合することができる。このため、ステム1とFPC50との間の隙間と高周波信号用リード30の下端部31の外周面とが、筒状体20の突出部21によって、遮断され、高周波信号用リード30の外周面を伝搬する高周波信号が、ステム1とFPC50との間の隙間へ漏れ出る事態が回避される。その結果、ステム1とFPC50との間の隙間での共振の発生を抑制することができる。
【0023】
[突出部による高周波信号の伝送特性の変化のシミュレーション]
ここで、筒状体20に突出部21を形成したことによるステム1の高周波信号の伝送特性(透過特性S21及び反射特性S11)の変化を説明する。図6及び図7は、ステム1の高周波信号の伝送特性の変化のシミュレーションに用いたシミュレーションモデルの一例を示す図である。図6及び図7に示すように、ステム1のステム本体10は、貫通孔10cが形成され、貫通孔10cに筒状体20が装着されている。筒状体20には、高周波信号用リード30が固定材25で固定され、高周波信号用リード30の下端部31は、ステム本体10の下面10aから下方へ突出し、はんだSを介してFPC50のスルーホール50aの接続用ランド50cに接続されている。また、ステム1とFPC50との間の隙間の幅gは、変更可能である。図6では、筒状体20に突出部21が無い状態が示されている。図7では、筒状体20に突出部21がある状態が示されている。なお、図7に示したシミュレーションモデルでは、ステム1とFPC50との間の隙間の幅gが変更されると、突出部21の長さも変更される。
【0024】
図8は、図6に示したシミュレーションモデルを用いて各周波数における高周波信号の透過特性S21の変化を求めた結果を示す図である。図9は、図7に示したシミュレーションモデルを用いて各周波数における高周波信号の透過特性S21の変化を求めた結果を示す図である。すなわち、図8は、筒状体20に突出部21が無い場合の透過特性S21の変化を示しており、図9は、筒状体20に突出部21がある場合の透過特性S21の変化を示している。図8及び図9では、ステム1とFPC50との間の隙間の幅gごとに、高周波信号の周波数に対する透過特性S21の変化が示されている。筒状体20に突出部21が無い場合、図8に示すように、透過特性S21は、高周波信号の周波数が高くなるほど、大きく変化する。すなわち、筒状体20に突出部21が無い場合、ステム1とFPC50との間の隙間での共振が発生することが確認される。
【0025】
一方、筒状体20に突出部21がある場合、突出部21によって、高周波信号用リード30の外周面からの高周波信号の漏れが抑制されるため、図9に示すように、透過特性S21において、17GHz付近及び36~50GHz帯で大きな劣化が認められなくなる。すなわち、筒状体20に突出部21がある場合、ステム1とFPC50との間の隙間での共振を抑制することができることが確認される。
【0026】
図10は、図6に示したシミュレーションモデルを用いて各周波数における高周波信号の反射特性S11の変化を求めた結果を示す図である。図11は、図7に示したシミュレーションモデルを用いて各周波数における高周波信号の反射特性S11の変化を求めた結果を示す図である。すなわち、図10は、筒状体20に突出部21が無い場合の反射特性S11の変化を示しており、図11は、筒状体20に突出部21がある場合の反射特性S11の変化を示している。図10及び図11では、ステム1とFPC50との間の隙間の幅gごとに、高周波信号の周波数に対する反射特性S11の変化が示されている。筒状体20に突出部21が無い場合、ステム1とFPC50との間の隙間での共振が発生するため、図10に示すように、反射特性S11は、高周波信号の周波数が高くなるにつれて、増大する。
【0027】
一方、筒状体20に突出部21がある場合、ステム1とFPC50との間の隙間での共振が抑制されるため、図11に示すように、反射特性S11の増大が抑制される。
【0028】
以上のように、本実施例に係るステム1は、ステム本体10と、筒状体20と、高周波信号用リード30とを有する。ステム本体10は、FPC50に載置される下面10aと下面10aとは反対側の上面10bとを有し、下面10aと上面10bとを貫通する貫通孔10cが形成されている。筒状体20は、ステム本体10の貫通孔10cに装着される。高周波信号用リード30は、筒状体20に挿通されて固定材25で筒状体20に固定され、下端部31がステム本体10の下面10aから突出する。筒状体20は、ステム本体10の下面10aよりもFPC50側に向かって突出し、高周波信号用リード30の下端部31の外周面を囲む突出部21を有する。これにより、ステム1とステム1が載置されるFPC50との間の隙間での共振の発生を抑制し、透過特性を改善することができる。
【0029】
また、本実施例に係るステム1において、突出部21は、FPC50の接地パターン51に接合される。このため、接地電位の突出部21によって、高周波信号用リード30の外周面からの高周波信号の漏れが抑制され、結果として、ステム1とFPC50との間の隙間での共振の発生をより安定的に抑制することができる。
【0030】
また、本実施例に係るステム1において、筒状体20は、突出部21と高周波信号用リード30の下端部31の外周面との間に固定材25が充填されていない空気層26を有する。このため、空気層26によって、FPC50の接続用ランド50cで発生する特性インピーダンスの低下を補正することができる。
【符号の説明】
【0031】
1 ステム
10 ステム本体
10a 下面
10b 上面
10c 貫通孔
20 筒状体
21 突出部
25 固定材
26 空気層
30 高周波信号用リード
31 下端部
50 FPC
51 接地パターン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11