(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-05-26
(45)【発行日】2023-06-05
(54)【発明の名称】ダブルスペーサ液浸リソグラフィトリプルパターニングのフロー及び方法
(51)【国際特許分類】
H01L 21/8238 20060101AFI20230529BHJP
H01L 27/092 20060101ALI20230529BHJP
G03F 7/20 20060101ALI20230529BHJP
H01L 21/82 20060101ALI20230529BHJP
【FI】
H01L27/092 F
G03F7/20 521
H01L21/82 W
(21)【出願番号】P 2022161423
(22)【出願日】2022-10-06
(62)【分割の表示】P 2019559728の分割
【原出願日】2018-04-27
【審査請求日】2022-10-12
(32)【優先日】2017-05-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2017-05-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】591016172
【氏名又は名称】アドバンスト・マイクロ・ディバイシズ・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】ADVANCED MICRO DEVICES INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】100108833
【氏名又は名称】早川 裕司
(74)【代理人】
【識別番号】100111615
【氏名又は名称】佐野 良太
(74)【代理人】
【識別番号】100162156
【氏名又は名称】村雨 圭介
(72)【発明者】
【氏名】リチャード ティー. シュルツ
【審査官】植木 隆和
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-091893(JP,A)
【文献】特開2010-206057(JP,A)
【文献】国際公開第2017/053316(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/027
G03F 7/20
H01L 21/3065
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体構造であって、
シリコン基板上の1つ以上の非平面垂直導電構造と、
前記1つ以上の非平面垂直導電構造の一部に設けられたゲート金属と、
第1セルの機能を提供するためのコンタクト及び対応する相互接続層と、
p型又はn型アクティブ領域上の第1の複数の金属0層であって、各々が、p型又はn型アクティブ領域上の対応するコンタクトを介して、トランジスタのソース領域、ドレイン領域又はゲート領域の何れかに接続されている、第1の複数の金属0層と、を備える、
半導体構造。
【請求項2】
他のp型又はn型アクティブ領域上の第2の複数の金属0層であって、各々が、前記他のp型又はn型アクティブ領域上の対応するコンタクトを介して、トランジスタのソース領域、ドレイン領域又はゲート領域の何れかに接続されている、第2の複数の金属0層をさらに備える、
請求項1の半導体構造。
【請求項3】
前記第1の複数の金属0層と前記第2の複数の金属0層との間のスペースに存在する第3の複数の金属0層であって、各々が追加の信号ルーティングに使用される、第3の複数の金属0層をさらに備える、
請求項2の半導体構造。
【請求項4】
信号ルーティングに使用される各層は、水平方向及び垂直方向のうち何れかにルーティングされており、
金属0層と平行な方向の信号ルーティングに使用される最も高い金属層は、金属0層である、
請求項2の半導体構造。
【請求項5】
電源及び接地接続は、エンドツーエンドレールではなくコンタクトを使用する、
請求項1の半導体構造。
【請求項6】
前記p型又はn型アクティブ領域上の前記第1の複数の金属0層の各々は、層間に所定のピッチを有する、
請求項
1の半導体構造。
【請求項7】
前記第1の複数の金属0層及び前記第2の複数の金属0層の各々において、金属0層の最小数は3である、
請求項2の半導体構造。
【請求項8】
前記第1の複数の金属0層の幅及びピッチの各々の分解能は、液浸リソグラフィ技術によって設定されている、
請求項1の半導体構造。
【請求項9】
半導体デバイスの製造方法であって、
シリコン基板上に1つ以上の非平面垂直導電構造を形成することと、
1つ以上の非平面垂直導電構造の一部にゲート金属を堆積させることと、
第1セルの機能を提供するためのコンタクト及び対応する相互接続層を配置することと、を含み、
前記相互接続層は、
p型又はn型アクティブ領域上の第1の複数の金属0層であって、各々が、p型又はn型アクティブ領域上の対応するコンタクトを介して、トランジスタのソース領域、ドレイン領域又はゲート領域の何れかに接続されている、第1の複数の金属0層を備える、
半導体デバイスの製造方法。
【請求項10】
他のp型又はn型アクティブ領域上の第2の複数の金属0層であって、各々が、前記他のp型又はn型アクティブ領域上の対応するコンタクトを介して、トランジスタのソース領域、ドレイン領域又はゲート領域の何れかに接続されている、第2の複数の金属0層を形成することをさらに含む、
請求項9の半導体デバイスの製造方法。
【請求項11】
前記第1の複数の金属0層と前記第2の複数の金属0層との間のスペースに存在する第3の複数の金属0層であって、各々が追加の信号ルーティングに使用される、第3の複数の金属0層を形成することをさらに含む、
請求項10の半導体デバイスの製造方法。
【請求項12】
水平方向及び垂直方向のうち何れかの信号ルーティング使用される各層のルートを形成することをさらに含み、
金属0層と平行な方向の信号ルーティングに使用される最も高い金属層は、金属0層である、
請求項10の半導体デバイスの製造方法。
【請求項13】
エンドツーエンドレールではなくコンタクトを使用して電源及び接地接続を形成することをさらに含む、
請求項9の半導体デバイスの製造方法。
【請求項14】
前記p型又はn型アクティブ領域上に、層間に所定のピッチを有する第1の複数の金属0層を形成することをさらに含む、
請求項
9の半導体デバイスの製造方法。
【請求項15】
前記第1の複数の金属0層及び前記第2の複数の金属0層の各々において、少なくとも3つの金属0層を形成することをさらに含む、
請求項10の半導体デバイスの製造方法。
【請求項16】
前記第1の複数の金属0層の幅及びピッチの各々の分解能は、液浸リソグラフィ技術によって設定されている、
請求項9の半導体デバイスの製造方法。
【請求項17】
半導体デバイスの製造方法であって、
標準セルのシリコン基板上に1つ以上の非平面ゲート構造を形成することと、
前記1つ以上の非平面ゲート構造の上部に第1酸化物層を絶縁層として堆積させることと、
前記第1酸化物層にエッチングパターンを形
成することと、
p型又はn型アクティブ領域上の第1の複数の金属0層を少なくとも備える金属0を前記エッチングパターンに堆積させることと、を含む、
半導体デバイスの製造方法。
【請求項18】
前記標準セルにおいて、エンドツーエンドレールではなくコンタクトを使用して電源及び接地接続を形成することをさらに含む、
請求項17の半導体デバイスの製造方法。
【請求項19】
ダブルスペーサ液浸リソグラフィ技術を用いて前記第1酸化物層にエッチングパターンを形成することによって、前記p型又はn型アクティブ領域上の前記第1の複数の金属0層間に少なくとも所定のピッチを設定することをさらに含む、
請求項17の半導体デバイスの製造方法。
【請求項20】
エッチングパターンの
前記所定のピッチを設定する幅を有するダブルスペーサにスペーサ窒化物を使用することをさらに含む、
請求項
19の半導体デバイスの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【背景技術】
【0001】
半導体製造プロセスが進歩し、オンダイの幾何学的寸法が減少するにつれて、半導体チップは、より少ないスペースでより多くの機能性及び性能を提供する。多くの進歩がなされてきたが、潜在的な利益を制限し得る処理及び集積回路設計における現代の技術では、設計上の問題が依然として生じている。例えば、設計で使用される信号ルートの数及びサイズが増加すると、対応する金属ワイヤが消費する領域が拡大する。金属ワイヤの幅及びピッチの縮小を達成するために、比較的高価な処理技術が使用されている。さらに、これらの比較的高価な処理技術も比較的新しく、したがって比較的高い欠陥率を有する。
【0002】
上記を鑑みて、半導体処理の歩留まりを管理し、信号の輻輳を低減しながら金属ワイヤを製造する効率的な方法及びシステムが望まれている。
【0003】
本明細書に記載される方法及びメカニズムの利点は、添付の図面と併せて以下の説明を参照することによって、より良く理解することができる。
【図面の簡単な説明】
【0004】
【
図1】標準セルレイアウトの平面図の一般化された図である。
【
図2】信号トラックのグループの使用を強調した標準セルレイアウトの別の平面図の一般化された図である。
【
図3】製造される半導体金属パターンの断面図の一般化された図である。
【
図4】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図5】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図6】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図7】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図8】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図9】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図10】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図11】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図12】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図13】金属トラックに使用される金属パターンを製造する方法の一般化された図である。
【
図14】金属トラックに使用される金属パターンを製造する別の方法の一般化された図である。
【
図15】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図16】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図17】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図18】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図19】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図20】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図21】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図22】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図23】製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図24】金属トラックに使用される金属パターンを製造する別の方法の一般化された図である。
【
図25】代替ステップを使用して製造される半導体金属パターンの断面図の一般化された図である。
【
図26】代替ステップを使用して製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図27】代替ステップを使用して製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図28】代替ステップを使用して製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図29】代替ステップを使用して製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図30】代替ステップを使用して製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図31】代替ステップを使用して製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図32】代替ステップを使用して製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図33】代替ステップを使用して製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化された図である。
【
図34】金属トラックに使用される金属パターンを製造する別の方法の一般化された図である。
【発明を実施するための形態】
【0005】
本発明は、様々な変更及び代替形態を受け入れることができるが、特定の実施形態を例として図面に示し、本明細書で詳細に説明する。しかしながら、図面及びその詳細な説明は、本発明を開示された特定の形態に限定することを意図するものではなく、逆に、本発明は、本発明は、添付の特許請求の範囲によって定義される本発明の範囲内にある全ての変更、均等物及び代替物を包含するものであることを理解されたい。
【0006】
以下の説明では、本明細書に提示される方法及びメカニズムの十分な理解を提供するために、多くの具体的な詳細が示されている。しかしながら、当業者は、様々な実施形態がこれらの具体的な詳細無しに実施され得ることを認識すべきである。いくつかの例では、周知の構造、コンポーネント、信号、コンピュータプログラム命令及び技術は、本明細書に記載されたアプローチを不明瞭にすることを避けるために、詳細に示されていない。説明を簡単且つ明確にするために、図に示される要素が必ずしも縮尺通りに描かれていないことが理解されるであろう。例えば、いくつかの要素の寸法は、他の要素と比較して誇張されている場合がある。
【0007】
様々な実施形態では、標準セルは、信号ルーティングのために信号ワイヤの1つ以上のグループを使用する。いくつかの実施形態では、標準セルは、水平信号ルートのために、セルの上部にある第1グループを使用し、水平信号ルートのために、セルの下部にある第2グループを使用する。各グループは、2つ以上の金属トラックを信号ワイヤに使用する。いくつかの実施形態では、これらの金属トラックは、例えば金属0等のローカル相互接続金属層を使用する。金属の幅及び金属間の間隔は非常に小さく、比較的高分解能を有する半導体製造プロセスによって生成される。高分解能により、複数のコンタクトをトレンチシリサイドコンタクト及び金属ゲート上に配置し、ローカル相互接続を使用して、金属トラックの上部グループ及び下部グループのうち何れかと相互接続することができる。
【0008】
複数の位置は、標準セル内で効率的な信号及び電力のルーティングを提供するため、ローカル相互接続以外の別の金属層を使用する機会が大幅に削減される。例えば、標準セルの上部にあるPMOS FETS(p型金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ、すなわちpfets)は、ローカル相互接続を使用して、金属トラックの上部グループ内のコンタクトの複数の可能な位置(potential locations)にアクセスすることができる。同様に、標準セルの下部のNMOS FETS(n型金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ、すなわちnfets)も、ローカル相互接続を使用して、金属トラックの下部グループ内のコンタクトの複数の可能な位置にアクセスすることができる。これらのグループ内のコンタクト用の複数の可能な位置によって提供される柔軟性は、例えば金属1又は金属2等の他の金属相互接続、並びに、信号及び電力をルーティングするための対応するコンタクトの使用を排除する。
【0009】
ローカル相互接続を使用して金属トラックのグループを生成するために、半導体構造は、第1酸化物層の上部の第1ポリシリコン層を使用して製造される。複数のマンドレルが第1ポリシリコン層の上部にあり、各マンドレルは、第1窒化物の上部に第2ポリシリコンを含む。半導体構造は、複数のマンドレルの各々の第1の対の側壁を含み、各側壁は、スペーサ酸化物を使用する。第2の対の側壁は、第1の対の側壁の各々にあり、これらの側壁の各々は、スペーサ窒化物を使用する。したがって、各マンドレルの両側には、スペーサ酸化物及びスペーサ窒化物の組み合わせを使用したダブルスペーサがある。
【0010】
第2酸化物層は、ダブルスペーサと、第1ポリシリコン層の露出領域とに堆積される。複数のマンドレルのうち少なくとも1つのマンドレルは、形成される金属パターンの2つのグループ間の間隔に使用される幅を有する。ダブルスペーサの残りのスペーサ窒化物は、形成される金属パターンのグループの金属パターン間の間隔に使用される幅を有する。ダブルスペーサの残りのスペーサ酸化物は、形成される金属パターンのグループの金属パターンの幅に使用される幅を有する。半導体構造の特定の領域を特定の順序でエッチングして金属パターンのグループを形成する一連の製造プロセスのステップが続く。以下の説明では、
図1~
図2は、金属トラックのグループを使用する標準セルに使用されるレイアウトを示している。
図3~
図12は、製造される半導体構造の断面図を示している。
図13~
図14は、半導体構造の製造方法のステップを提供する。
図15~
図23は、金属パターンのグループを生成するためにさらに製造される半導体構造の断面図を示している。
図24は、金属パターンのグループを生成するために、半導体構造をさらに製造する方法のステップを提供する。
図25~
図33は、金属パターンのグループを生成するために、代替処理ステップを用いてさらに製造される半導体構造の断面図を示している。
図34は、金属パターンのグループを生成するために、代替処理ステップを用いて半導体構造をさらに製造する方法のステップを提供する。
【0011】
図1を参照すると、標準セルレイアウト100の平面図の一般化されたブロック図が示されている。ここでは、説明を容易にするために、アクティブ領域が標準セルレイアウト100に示されていない。図示した実施形態では、標準セルレイアウト100は、6デバイスマルチプレクサ(six device multiplexer)用である。しかしながら、
図3~
図23及び
図24~
図33に示す製造技術は、他の複合ゲート及び機能ユニットに使用される様々な他の標準セルに使用することができる。本明細書で使用されるように、デバイスは、トランジスタとも呼ばれる。6デバイスマルチプレクサの場合、PMOS FETS(p型金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ、すなわちpfets)は、標準セルレイアウト100の上部にある。NMOS FETS(n型金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ、すなわちnfets)は、標準セルレイアウト100の下部にある。
【0012】
様々な実施形態では、標準セルレイアウト100のトランジスタは、非平面トランジスタである。非平面トランジスタは、短チャネル効果を低減するための半導体処理において比較的最近開発されたものである。トライゲートトランジスタ、フィン電界効果トランジスタ(FET)及びゲートオールアラウンド(GAA)トランジスタは、非平面トランジスタの例である。次に、レイアウト100で使用される材料について説明する。
【0013】
図示するように、標準セルレイアウト100は、垂直方向の金属ゲート110と、ソース領域及びドレイン領域用の垂直方向のトレンチシリサイドコンタクト120と、ローカル相互接続用の水平方向の金属0(M0又は金属0)130と、を使用する。一実施形態では、ゲートオープンコンタクトプロセス(gate open contact process)に加えて、自己整合ゲート及びローカル相互接続プロセスを使用して、フルトレンチシリサイドストラップを生成する。図示するように、コンタクト140は、金属ゲート110を金属0 130に接続するために使用され、コンタクト142は、トレンチシリサイドコンタクト120を金属0 130に接続するために使用される。標準セルレイアウト100は、ローカル相互接続用の垂直方向の金属1(M1又は金属1)150と、水平相互接続金属0 130を垂直相互接続金属1 150に接続するためのビア152と、をさらに使用する。
【0014】
レイアウト100は、上部で電源ピンを使用し、下部で接地ピンを使用する。図示するように、レイアウト100は電源レールを何処にも使用していない。上部の垂直金属1 150のルーティングは、電源接続を生じさせるために、水平金属2(M2又は金属2)170への柔軟な接続を提供する。下部の垂直金属1 150のルーティングは、接地接続を生じさせるために、金属2 170トラックへの柔軟な接続を提供する。ビア160は、垂直金属1 150トラックを水平金属2 170トラックに接続するために使用される。図示するように、ビア160を使用する接続は、レイアウト100の四隅の各々で行われる。
【0015】
図示した実施形態では、レイアウト100は、水平金属0 130ローカル相互接続を用いて3つの水平信号ルートをルーティングするために、上部のグループ102を使用する。さらに、レイアウト100は、水平金属0 130ローカル相互接続を用いて3つの水平信号ルートをルーティングするために、下部のグループ104を使用する。グループ102,104の各々は、所定の幅及びピッチを有する3つの水平信号ワイヤをルーティングするために、3つの水平トラックを使用する。また、グループ102,104は、「トリプレット」グループとも呼ばれる。グループ102,グループ104の各々は、3つの水平トラックを使用するように示されているが、他の実施形態では、任意の他の数の複数の水平トラックが使用される。2つのグループ102,104間には、グループ102,104で使用される複数の水平トラック以外の追加の信号ルーティングトラックに使用可能な間隔(spacing)が存在する。
【0016】
いくつかの実施形態では、標準セルレイアウト100のデバイスは、多くの製造技術のうち1つの技術によって製造される。製造技術の例は、多くの液浸リソグラフィ技術、ダブルパターニング技術、極端紫外線リソグラフィ(EUV)技術、及び、指向性自己組織化(DSA)リソグラフィ技術のうち1つである。いくつかの実施形態では、EUV技術は、他の技術と比較して、ビア及び接点モジュールに対して多くの柔軟性を提供する。
【0017】
製造技術には様々な問題がある。1番目の問題は、例えば毎時又は毎日等の単位時間当たりに生産されるウェハ又はダイの数の割合であるスループットである。2番目の問題は、製造されたダイの総数に対する、製品に使用可能な生産的なダイの数である歩留まりである。3番目の問題は、製造プロセスで製造可能な最小のフィーチャ(feature)である分解能である。例えば、フィーチャの例は、トランジスタ(デバイス)の長さである。製造プロセスでは、2つの別々ではあるが隣接する領域であるソース領域及びドレイン領域を、その2つの領域が依然として互いに区別される最小距離で隣接して配置することができる。距離は、フィーチャ(及び、分解能)である、製造されるトランジスタの長さである。
【0018】
フィーチャの別の例は、2つの金属ワイヤ間の距離である。特定の金属層の第1金属ワイヤの中間点と、同じ特定の金属層の第2金属ワイヤの中間点との間の最小距離がピッチである。また、別の例は、特定の金属層に対する金属ワイヤの最小幅である。製造プロセスは、製造プロセスを特徴付けるために使用される複数の距離を有する。複数の距離の各々は、目標歩留まりを提供するためにダイ上の多くの異なる材料のうち特定の材料に使用される最小距離である。これらの距離の全ての最小距離は、製造プロセスの分解能を定義するために使用される。他の距離は、目標歩留まりに基づいて確実な回路製造を保証するために、設計ルールに使用される。
【0019】
図示した実施形態では、選択された製造技術によって提供される比較的高い分解能によって、グループ102又はグループ104と相互接続するコンタクト用の3つの位置を、トレンチシリサイドコンタクト120及び金属ゲート110に配置することが可能になる。3つの位置は、水平金属0 130ローカル相互接続以外の別の金属層を使用する可能性が低くなるように、標準セル内で効率的な信号ルーティング及び電力ルーティングを提供する。例えば、レイアウト100の上部のpfetsは、グループ102内のコンタクト用の3つの可能な位置にアクセスすることができる。
【0020】
pfetsがグループ102内のコンタクト用の3つの可能な位置にアクセスすることができるのと同様に、レイアウト100の下部のnfetsは、グループ104内のコンタクト用の3つの可能な位置にアクセスすることができる。グループ102,104内のコンタクト用の3つの可能な位置によって提供される柔軟性は、例えば垂直金属1又は水平金属2等の他の金属相互接続、並びに、信号及び電力をルーティングするための対応するコンタクトの使用を排除する。ここでも、グループ102,グループ104の各々は、3つの水平トラックを使用するように示されているが、他の実施形態では、任意の他の数の複数の水平トラックが使用される。したがって、トレンチシリサイドコンタクト120及び金属ゲート110のためにグループ102,104のコンタクトを使用するための別の数の可能な位置も可能であり、考えられる。
【0021】
図2を参照すると、標準セルレイアウト200の別の平面図の一般化されたブロック図が示されている。上述したレイアウト要素には、同じ符号が付されている。ここで、レイアウト200は、レイアウト100と同じであるが、説明を容易にするために、金属ゲート110と、トレンチシリサイドコンタクト120と、金属0 130と、金属ゲート110を金属0 130に接続するためのコンタクト140と、トレンチシリサイドコンタクト120を金属0 130に接続するためのコンタクト142と、のみを示している。
【0022】
金属0 130の水平グループ102,104が再度示されている。レイアウト200は、水平金属0 130ローカル相互接続を用いて3つの水平信号ルートをルーティングするために、上部のグループ102を使用する。さらに、レイアウト200は、水平金属0 130ローカル相互接続を用いて3つの水平信号ルートをルーティングするために、下部のグループ104を使用する。2つのグループ102,104の間には、追加の信号ルーティングトラックに使用可能な間隔230が存在する。
【0023】
選択された製造技術によって提供される比較的高い分解能は、トレンチシリサイドコンタクト120及び金属ゲート110に配置されるコンタクト用の多くの位置を可能にする。ここで、位置の数は、グループ102,104の各々の3つの水平トラック用の3つの位置として示されている。しかしながら、任意の他の数の複数のトラック、したがってコンタクト用の可能な位置が可能であり、考えられる。コンタクト用の位置は、水平金属0 130ローカル相互接続以外の別の金属層を使用する可能性が低くなるように、標準セル内で効率的な信号ルーティング及び電源ルーティングを提供する。
【0024】
いくつかの実施形態では、極端紫外線リソグラフィ(EUV)技術を使用して、グループ102,104の水平金属0 130ルートの幅及びピッチの各々の分解能を提供する。EUV技術は、極端紫外線波長を使用して、40ナノメートル未満の分解能に達する。極端紫外線波長は、約13.5ナノメートルである。EUVビームを得るために比較的高温で高密度のプラズマが使用される。
【0025】
他の実施形態では、グループ102,104の水平金属0 130ルートの幅及びピッチの各々の分解能は、液浸リソグラフィ技術によって設定される。液浸リソグラフィでは、撮像装置のレンズとウェハ表面との間に純水等の液状媒体が使用される。以前は、ギャップスペースは空気のみであった。この技術によって達成される分解能は、液状媒体の屈折率によって増加する撮像装置の分解能である。いくつかの例では、増加した分解能は、80ナノメートルを超える。
【0026】
他の実施形態では、ダブルパターニング技術を使用して、トリプレットグループ102,104の水平金属0 130ルートの幅及びピッチの各々の分解能を得る。ダブルパターニング技術は、液浸リソグラフィシステムを使用して、40ナノメートル~80ナノメートルの分解能を有するフィーチャを定義する。自己整合ダブルパターニング(SADP)技術又はリソエッチリソエッチ(LELE)技術の何れかが使用される。ダブルパターニング技術は、ウェハ上のフィーチャの最小寸法が照明光源の193ナノメートル波長未満である場合に生じる光リソグラフィの回折の効果を弱める。光リソグラフィにおける回折の効果を弱めるために使用される技術の他の例は、位相シフトマスク、光近接効果補正(OPC)技術、光学装置の改良、及び、コンピュータリソグラフィである。
【0027】
液浸リソグラフィ、ダブルパターニング、EUV技術及びDSA技術、並びに、他の技術を選択する場合、コストは、液浸リソグラフィからEUVに増加するものとして考えられる。しかしながら、時間の経過と共に、これらの技術のコストが調整され、グループ102,104の水平金属0 130ルートの幅及びピッチに対して比較的高い分解能を提供するために追加の新たな技術が開発されている。したがって、様々なリソグラフィ技術のうち1つが、比較的高い分解能を幅及びピッチに提供するために使用される。
図3~
図23の以下の説明では、グループ102,104の水平金属0 130ルートの幅及びピッチの各々の分解能を提供するダブルスペーサ液浸リソグラフィトリプルパターニング技術の製造ステップを説明する。
【0028】
図3を参照すると、製造される半導体金属パターンの断面図の一般化されたブロック図が示されている。ここで、層のスタックは、制御された厚さの酸化物層310に堆積されている。様々な実施形態では、酸化物層310は、層間誘電体(ILD)である。ILDは、相互接続に使用される金属層を絶縁するために使用される。いくつかの実施形態では、ILDは、二酸化ケイ素である。他の実施形態では、ILDは、炭素又はフッ素を含む様々な低k誘電体のうち1つである。低k誘電体は、金属層間の低いキャパシタンスを提供し、これにより、性能損失、消費電力、及び、相互接続ルート間のクロストークを低減する。
【0029】
図示した実施形態では、層のスタックは、酸化物層310の上部のポリシリコン層320と、ポリシリコン層320の上部の窒化物層330と、窒化物層330の上部の別のポリシリコン層322と、を使用する。様々な実施形態では、窒化物層330は、窒化ケイ素(SiN)である。
【0030】
図4を参照すると、製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化されたブロック図が示されている。
図4~
図23に関して、上述したプロセス材料には、同じ符号が付されている。ここで、
図4では、フォトレジスト層410が、最上部のポリシリコン層322の上部に形成され、繰り返し且つ比較的同じサイズの間隔でエッチングされる。様々な実施形態では、この繰り返し間隔によるエッチングによって、フォトレジスト410内にほぼ等間隔のトレンチ420,422が形成される。様々なリソグラフィ技術のうち1つは、フォトレジスト410内のトレンチ420,422のピッチを低減する(周波数を上げる)ために使用される。
【0031】
フォトレジスト410のこれらのトレンチ420,422内のポリシリコン層322上の領域は、半導体金属パターンを製造することによって金属ワイヤを生成するために使用される領域である。例えば、再び
図2を簡単に参照すると、グループ102,104の各々は、水平金属0 130ローカル相互接続を有する3つの水平信号トラックを用いて示されている。様々な実施形態では、これらの3つの水平信号トラックは、トレンチ420,422内に製造され、これについては、製造プロセスの後のステップで示される。再び、グループ102,104の各々は、3つの水平トラックを使用するように示されているが、他の実施形態では、任意の他の数の複数の水平トラックが使用される。上述したように、
図2に示す2つのグループ102,104間の間隔230は、グループ102,104で使用される複数の水平トラック以外の追加の信号ルーティングトラックを提供する。
図4において、ポリシリコン層322上の残りのフォトレジスト410の幅は、グループ102,104間の間隔230を決定する。したがって、グループ102,104間の間隔230を拡大するために、ポリシリコン層322上の残りのフォトレジスト410の幅は、より広くされる。
【0032】
図5を参照すると、製造される半導体金属パターンの別の断面図の一般化されたブロック図が示されている。図示するように、半導体デバイス製造プロセスは、フォトレジスト層410によって保護されていない最上部のポリシリコン層322の領域にトレンチをエッチングする。続いて、このプロセスは、フォトレジスト層410によって保護されていない窒化物層330の領域にトレンチをエッチングして、図示した断面図が得られる。
【0033】
図6~
図8を参照すると、製造される半導体金属パターンの他の断面図の一般化されたブロック図が示されている。
図6において、フォトレジスト層410が剥離される。
図7において、半導体デバイス製造プロセスは、最上部のポリシリコン層322、窒化物層330及び下部ポリシリコン層320上にコンフォーマルスペーサ(conformal spacer)酸化物層710を堆積させる。
図8において、製造プロセスとも呼ばれる半導体デバイス製造プロセスは、スペーサ酸化物層710をエッチングして、スペーサ酸化物710の側壁を、最上部のポリシリコン層322及び窒化物層330の両側に残す。
【0034】
図9~
図10を参照すると、製造される半導体金属パターンの他の断面図の一般化されたブロック図が示されている。
図9に示すように、コンフォーマル窒化物層(conformal nitride layer)910が、スペーサ酸化物層710及びポリシリコン層322上に堆積される。続いて、スペーサ窒化物層910は、
図10に示すようにエッチングされる。スペーサ酸化物層710及びスペーサ窒化物層910の各々は、ポリシリコン322及び窒化物330を含むマンドレルの周りにダブルスペーサを形成する。
【0035】
図11~
図12を参照すると、製造される半導体金属パターンの他の断面図の一般化されたブロック図が示されている。
図11において、酸化物層1110は、スペーサ窒化物層910及びマンドレル上に堆積される。酸化物層710及び酸化物層1110がポリシリコン層320と接触する位置は、金属ワイヤ用に金属が堆積される領域を画定する後の製造ステップで示される。さらに、後の製造ステップで示すように、窒化物層330,910がポリシリコン層320と接触する位置は、堆積される金属ワイヤ間の間隔に使用される領域を画定する。図は縮尺通りに描かれていないが、ポリシリコン層320と接触する酸化物層710,1110の幅に加えて、窒化物層330,910の幅を調整することによって、次の金属パターンに使用される幅及び間隔を画定することが分かる。
図11に示すこの半導体構造は、金属パターンのグループ、及び、金属パターンのグループ間の間隔における任意の余分な金属トラックを生成するために、複数のさらなる製造ステップのうち1つによって使用される。
【0036】
図12において、製造プロセスは、化学機械平坦化(CMP)ステップを使用して、窒化物層330に到達するまで、
図11において上述した複数の層を除去する。複数の層とは、酸化物層1110、スペーサ窒化物層910、ポリシリコン322及びスペーサ酸化物層710である。図示した実施形態では、ポリシリコン層322が完全に除去されている。CMPステップは、層322,710,910,1110に対応する残りの材料を研磨する。CMPステップは、ほぼ完全に平坦で滑らかな表面を達成し、その上にさらなる層が形成される。平坦で滑らかな表面は、ポリシリコン層320の上部に交互に現れる酸化物領域及び窒化物領域を含む。
【0037】
図13を参照すると、金属トラックに使用される金属パターンを製造する方法1300の一実施形態が示されている。説明のために、本実施形態のステップは、(
図14、
図24及び
図34と同様に)順番に示されている。しかしながら、他の実施形態では、いくつかのステップが図示された順序とは異なる順序で行われてもよいし、いくつかのステップが同時に行われてもよいし、いくつかのステップが他のステップと組み合わされてもよいし、いくつかのステップが存在しなくてもよい。
【0038】
様々な実施形態では、酸化物層が基板の上部に形成される。いくつかの実施形態では、プラズマ励起化学気相堆積法(PECVD)プロセスを使用して、酸化物層を基板上に配置する。第1ポリシリコン層が酸化物層の上部に堆積される(ブロック1302)。その後、窒化物層が第1ポリシリコン層の上部に形成される(ブロック1304)。様々な実施形態では、窒化物層は窒化ケイ素(SiN)である。続いて、第2ポリシリコン層が窒化物層に形成される(ブロック1306)。いくつかの実施形態では、第2ポリシリコン層は、第1ポリシリコン層の厚さよりも大きい厚さを有する。
【0039】
フォトレジスト層が第2ポリシリコン層の上部に形成される(ブロック1308)。形成される金属パターンのグループ間の間隔用の距離が決定される(ブロック1310)。決定された距離は、後に形成される金属パターンのグループ間の間隔を設定する。再び
図2を簡単に参照すると、間隔230は、グループ102,104の間の追加の信号ルーティングトラックに使用することができる。決定された距離は、エッチング製造ステップの後に、第2ポリシリコン層上の残りのフォトレジストの幅を設定する(ブロック1312)。
【0040】
エッチングは、残りのフォトレジスト間に特定の間隔を生成し、決定された距離に基づいて残りのフォトレジストの幅を設定するために行われる。残りのフォトレジスト間の間隔は、後に形成される金属パターンのグループの領域を設定する。したがって、後の金属パターンのグループ間の間隔を拡大するために、決定された距離が拡大され、ポリシリコン層上の残りのフォトレジストの幅がより広くなる。同様に、後の金属パターンのグループ間の間隔を縮小するために、決定された距離が縮小され、ポリシリコン層上の残りのフォトレジストの幅が狭くなる。
【0041】
トレンチは、フォトレジスト層によって保護されていない第2ポリシリコン層の領域にエッチングされる(ブロック1314)。続いて、フォトレジスト層によって保護されていない窒化物層の領域にトレンチがエッチングされる(ブロック1316)。その後、フォトレジスト層が剥離される(ブロック1318)。第1ポリシリコン層上に得られる柱状部(マンドレル)は、窒化物層の上部に第2ポリシリコン層を含む。
【0042】
図14を参照すると、金属トラックに使用される金属パターンを製造する方法1400の一実施形態が示されている。コンフォーマルスペーサ酸化物層が第1ポリシリコン層及び第1ポリシリコン層の上部のマンドレル(柱状部)上に堆積される(ブロック1402)。様々な実施形態では、柱状部は、窒化物層の上部に第2ポリシリコン層を含む。コンフォーマルスペーサ酸化物層がエッチングされ(ブロック1404)、マンドレルの両側にスペーサ酸化物の側壁が残る。マンドレルの側壁上の残りのスペーサ酸化物層の厚さは、後に形成される金属パターンの幅を設定する。
【0043】
コンフォーマルスペーサ窒化物層が、第1ポリシリコン層の露出領域上、及び、第1ポリシリコン層の上部のマンドレル(柱状部)上に堆積される(ブロック1406)。コンフォーマルスペーサ窒化物層がエッチングされ(ブロック1408)、マンドレルの両側にスペーサ窒化物の側壁が残る。マンドレルの側壁上の残りのスペーサ窒化物層の厚さは、後に形成される金属パターン間の間隔の幅を設定する。したがって、この幅は、後に形成される金属パターン間のピッチを設定するために使用される。残りの側壁スペーサ酸化物層及びスペーサ窒化物層の各々は、マンドレルの周りにダブルスペーサを形成する。
【0044】
酸化物層が、第1ポリシリコン層の露出領域及びダブルスペーサ上に堆積される(ブロック1410)。堆積された最上部の酸化物層、ダブルスペーサ及びマンドレルの各々が、窒化物層330に到達するまで除去される(ブロック1412)。除去される複数の層は、最上部に堆積された酸化物層、ダブルスペーサ内のスペーサ窒化物層の一部、ダブルスペーサ内のスペーサ酸化物層の一部、及び、マンドレル内の第2ポリシリコン層全体である。様々な実施形態では、化学機械平坦化(CMP)ステップを使用して、これらの複数の層を除去し、残りの材料を研磨する。CMPステップは、ほぼ完全に平坦で滑らかな表面を達成し、その上にさらなる層が形成される。
【0045】
図15~
図16を参照すると、製造される半導体金属パターンの他の断面図の一般化されたブロック図が示されている。
図15において、ポリシリコン層320に加えて酸化被膜710,1110の各々が、酸化物層310に到達するまでエッチングされる。後のメタライゼーションのための領域がさらに生成される。
図16において、窒化物層330及びスペーサ窒化物層910が剥離され、ポリシリコン層320を露出させる。
【0046】
図17~
図19を参照すると、製造される半導体金属パターンの他の断面図の一般化されたブロック図が示されている。これらの図では、メタライゼーションに加えて、追加のエッチングが実行される。
図17において、製造プロセスは、ポリシリコン層320によって保護されていない酸化物層310の領域にトレンチをエッチングする。
図18において、ポリシリコン層320がエッチング除去され、続いて、
図19に示すメタライゼーションステップが行われる。メタライゼーションステップは、エッチングされたトレンチに金属層1910を堆積させる。再び
図10を簡単に参照すると、金属ワイヤの幅が、ポリシリコン層320に接触するダブルスペーサの酸化物層710の幅と、ポリシリコン層320に接触する酸化物層1110の幅と、によって設定されることが分かる。金属ワイヤ間の間隔は、
図10に示す窒化物層330の幅によって設定される。また、金属ワイヤ間の間隔は、ダブルスペーサの窒化物層910の幅によって設定される。
【0047】
一実施形態では、金属層1910は銅である。別の実施形態では、金属層1910は、アルミニウム、又は、銅及びアルミニウムの混合物である。いくつかの実施形態では、金属層1910は、デュアルダマシンプロセスによって形成される。他の実施形態では、金属層1910は、シングルダマシンプロセスによって形成される。金属層1910を形成するための他の技術も可能であり、考えられる。金属層1910として銅が使用される実施形態では、金属層1910が形成される前に、タンタル(Ta)ベースのバリア材を使用するライナが、酸化物層310である層間誘電体(ILD)に堆積される。ライナは、銅が酸化物層310内に拡散するのを抑制し、銅の接着層として作用する。次に、薄い銅シード層を物理蒸着法(PVD)によって堆積し、銅の電気めっきが後に続く。他の実施形態では、コバルト、タングステン、他の金属、又は、カーボンナノチューブが、銅の代わりに使用される。
【0048】
図20~
図23を参照すると、製造される半導体金属パターンの他の断面図の一般化されたブロック図が示されている。
図20~
図23は、
図15~
図19について上述したステップと比較して、製造プロセスで使用するための代替ステップを示している。ここで、
図20は、上記の
図15と同様に、ポリシリコン層320に加えて酸化物層710,1110の各々が酸化物層310に到達するまでエッチングされ、これにより、後のメタライゼーションのための領域が生成される。
図20は、ポリシリコン層320に加えて酸化物層710,1110の各々が、酸化物層310に到達するまでエッチングされることを示している。
図20は、上記の
図11に示した複数の層を窒化物層330に到達するまで除去するCMPステップ後のエッチングステップを示している。
図21において、製造プロセスは、ポリシリコン層320だけでなく窒化物層330,910によって保護されていない酸化物層310の領域にトレンチをエッチングする。
図22において、ポリシリコン層320だけでなく窒化物層330,910の各々もエッチング除去され、
図23に示すメタライゼーションステップが後に続く。
【0049】
図24を参照すると、金属トラックに使用される金属パターンを製造する方法2400の一実施形態が示されている。平坦で滑らかな表面は、ポリシリコン層の上部に交互に現れる酸化物領域及び窒化物領域を含む。酸化物層は、ポリシリコン層の下方にある。したがって、複数の層は、下部に酸化物層を含み、酸化物層の上部にポリシリコン層を含む。ポリシリコン層の上部には、研磨された酸化物領域及び窒化物領域の交互領域がある。いくつかの実施形態では、研磨された酸化物領域及び窒化物領域の交互領域の幅は、相対的に同じである。酸化物領域及び窒化物領域の交互領域のうち酸化物領域がエッチングされ、ポリシリコン層の上部から除去される(ブロック2402)。
【0050】
先に除去された酸化物と同じ領域のポリシリコン層の露出部分は、ポリシリコン層の下方の酸化物層に到達するまで除去される(エッチングされる)(ブロック2404)。いくつかの実施形態では、このとき、ポリシリコン層の下方の酸化物層にトレンチがエッチングされる。他の実施形態では、トレンチが後に生成される。トレンチが後にエッチングされる場合(条件ブロック2406:No)、上部の交互に現れる窒化物領域が除去され、交互に現れるポリシリコン領域が露出する(ブロック2408)。続いて、交互に現れるポリシリコン領域によって下方の酸化物層が保護されていない、交互に現れるポリシリコン領域の下方の酸化物層にトレンチがエッチングされる(ブロック2410)。次に、交互に現れるポリシリコン領域が除去される(ブロック2412)。その後、メタライゼーションステップによって、エッチングされたトレンチに金属が堆積される(ブロック2418)。一実施形態では、金属は銅である。別の実施形態では、金属は、アルミニウム、又は、銅及びアルミニウムの混合物である。他の実施形態では、コバルト、タングステン、他の金属、又は、カーボンナノチューブが使用される。
【0051】
しかしながら、ポリシリコン層の露出部分が除去された後にトレンチがエッチングされる場合(条件ブロック2406:Yes)、交互に現れる窒化物及びポリシリコンのマンドレルによって下方の酸化物層が保護されていない、交互に現れるマンドレルの下方の酸化物層においてトレンチがエッチングされる(ブロック2414)。続いて、マンドレル内の上部の交互に現れる窒化物が除去され、交互に現れるポリシリコン領域が露出する(ブロック2416)。その後、方法2400の制御フローは、交互に現れるポリシリコン領域が除去されるブロック2412に進む。
【0052】
図25~
図33を参照すると、製造される半導体金属パターンの他の断面図の一般化されたブロック図が示されている。
図25~
図33は、
図15~
図23に関して上述したステップと比較して、製造プロセスで使用するための代替ステップを示している。ここで、
図25は、上記の
図12と同じであり、製造プロセスは、化学機械平坦化(CMP)ステップを使用して、上記の
図11に示す複数の層を窒化物層330に到達するまで除去する。
【0053】
上述したように、窒化物層330は、上記の
図10~
図11で示したように構成されたダブルスペーサ内では使用されない。代わりに、ダブルスペーサを構成するために、スペーサ窒化物層910が使用される。
図25に示すように、ポリシリコン層320上の特定の領域(例えば、左端部、右端部、及び中央部の領域等)内の窒化物層330の幅は、他の領域で使用される窒化物層330の幅よりも広い。
図4に関して上述したように、窒化物層330の幅は、金属ワイヤに使用される金属パターン間の間隔の幅を画定するために使用される。
図25の窒化物層330に使用される広い幅は、製造される金属パターン間の間隔を画定するために使用される。
【0054】
図26を参照すると、ポリシリコン層320に加えて酸化物層710,1110の各々が、酸化物層310に到達するまでエッチングされる。このエッチングによって、後のメタライゼーションのための領域が生成される。図示するように、金属パターン間の間隔の幅は、比較的狭いものと比較的広いものとの間で交互になる。例えば、図示するように、左端、右端及び中央の柱状部(マンドレル)は、他の柱状部よりも幅が広い。柱状部は、下部のポリシリコン層320と、上部の窒化物層330,910と、を使用する。
図27において、窒化物層330,スペーサ窒化物層910は、ポリシリコン層320を露出させたまま、柱状部の上部から剥離される。
【0055】
図28~
図29を参照すると、製造される半導体金属パターンの他の断面図の一般化されたブロック図が示されている。これらの図では、製造プロセスは、追加のエッチングを実行する。
図28において、フォトレジスト層410が、ポリシリコン層320の上部に形成される。上述したように、及び、再び
図2を簡単に参照すると、2つのグループ102,104間の
図2に示す間隔230は、グループ102,104で使用される複数の水平トラック以外の追加の信号ルーティングトラックを提供する。上記の
図25~
図27及び
図28の各図では、酸化物層310上の残りの左端、右端及び中央部のポリシリコン320の幅が、金属パターンのグループ間の間隔を決定する。
【0056】
図28で強調表示されているように、領域2810は、酸化物層310上の中央のポリシリコン320の幅である。領域2810の幅は、グループ102,104間の後の間隔230の幅を決定し、グループ102,104間に1つ以上の追加の金属トラックを後に形成するための領域を提供する。したがって、グループ102,104間の後の間隔230を拡大するために、領域2810内の酸化物層310上の残りのポリシリコン320の幅は、上記の
図25~
図27及び
図28の各図に示されているように、より広くされる。
【0057】
図28に示す例示的な実施形態では、1つの余分な金属トラックが、形成される後の間隔230に配置されている。したがって、領域2810内で、ポリシリコン層320に到達するまでフォトレジスト410がエッチングされる。単一の余分な金属トラックのエッチングが示されているが、他の実施形態では、別の数の余分な金属トラックのために、フォトレジスト層410において別の数のエッチングが実行される。領域2810内のエッチングの幅は、領域2810内で後に形成される余分な金属パターンの幅と等しい。さらに、
図28で強調表示されているのは、比較的広い残りのポリシリコン層320間にある領域2802である。領域2802は、金属パターン(例えば、グループ102等)を後に形成するための領域を提供する。同様に、領域2804は、金属パターン(例えば、グループ104等)を後に形成するための領域を提供する。
【0058】
図28では、酸化物層310上の他の残りのポリシリコン320の幅が、グループ102,104内に後に形成される金属パターン間の間隔を決定する。したがって、他の残りのポリシリコン320の幅が、グループ102,104内に後に形成される金属パターンのピッチを決定する。酸化物層310と接触するフォトレジスト410の幅が、後に形成される金属パターンの幅を決定する。
図29において、領域2810内で、ポリシリコン層320が、酸化物層310に到達するまでエッチング除去される。このエッチングが、後の余分な単一の金属パターンが形成される領域を提供する領域2910を生成する。
【0059】
図30~
図33を参照すると、製造される半導体金属パターンの他の断面図の一般化されたブロック図が示されている。これらの図では、メタライゼーションに加えて、追加のエッチングが実行される。
図30において、製造プロセスは、フォトレジスト層410を剥離する。
図31において、製造プロセスは、ポリシリコン層320によって保護されていない酸化物層310の領域にトレンチをエッチングする。
図32において、ポリシリコン層320がエッチング除去され、
図33に示すメタライゼーションステップが後に続く。メタライゼーションステップは、エッチングされたトレンチに金属層1910を堆積させる。上述したように、いくつかの実施形態では、金属層1910は銅である。他の実施形態では、金属層1910は、アルミニウム、又は、銅及びアルミニウムの混合物である。他の実施形態では、コバルト、タングステン、他の金属、又は、カーボンナノチューブが使用される。
【0060】
図示するように、パターングループ3302,3304の各々は、3つの金属トラックに対して3つの金属パターンを使用する。グループ3302,3304の各々は、3つの金属パターンを使用するように示されているが、他の実施形態では、任意の他の数の金属パターンが使用される。図示した実施形態では、余分な金属パターン3310が、グループ3302,3304間に配置されている。余分なパターン3310は、グループ3302,3304以外の追加の信号ルーティングトラックを提供する。単一の余分なパターンが示されているが、グループ3302,3304との間に配置された任意の他の数の余分なパターンが可能であり、考えられる。
【0061】
図34を参照すると、金属トラックに使用される金属パターンを製造する方法3400の一実施形態が示されている。平坦で滑らかな表面は、ポリシリコン層の上部に交互に現れる酸化物領域及び窒化物領域を含む。酸化物層は、ポリシリコン層の下方にある。したがって、複数の層は、下部に酸化物層を含み、酸化物層の上部にポリシリコン層を含む。ポリシリコン層の上部には、研磨された酸化物領域及び窒化物領域の交互に現れる領域がある。いくつかの実施形態では、研磨された窒化物領域の一部の幅は、他の窒化物領域及び研磨された酸化物領域の幅よりもかなり広い。上記の
図4及び
図25に関して上述したように、窒化物層330の幅は、金属ワイヤに使用される金属パターン間の間隔の幅を画定するために使用される。窒化物層330に使用される広い幅は、製造される金属パターン間の間隔を画定するために使用される。
【0062】
交互に現れる酸化物領域及び窒化物領域のうち酸化物領域がエッチングされ、ポリシリコン層の上部から除去される(ブロック3402)。先に除去された酸化物と同じ領域のポリシリコン層の露出部分が、ポリシリコン層の下方の酸化物層に到達するまで除去される(ブロック3404)。上部の交互に現れる窒化物領域が除去され、交互に現れるポリシリコン領域が露出する(ブロック3406)。
【0063】
いくつかの実施形態では、グループ間の1つ以上の余分な金属トラックは、標準セル内の上部及び下部の金属トラックである。しかしながら、余分な金属トラックが標準セルのために生成されていない場合(条件ブロック3408:No)、交互に現れるポリシリコン領域によって下方の酸化物層が保護されていない、交互に現れるポリシリコン領域の下方の酸化物層にトレンチがエッチングされる(ブロック3410)。次に、交互に現れるポリシリコン領域が除去される(ブロック3412)。その後、メタライゼーションステップが、エッチングされたトレンチに金属を堆積させる(ブロック3414)。一実施形態では、金属は銅である。別の実施形態では、金属は、アルミニウム、又は、銅及びアルミニウムの混合物である。
【0064】
余分な金属トラックが標準セルのために生成されている場合(条件ブロック3408:Yes)、フォトレジスト層が、交互に現れるポリシリコン領域の上部に形成される(ブロック3416)。余分な金属トラックのための領域では、フォトレジスト層及び比較的広いポリシリコン領域の各々が、ポリシリコン領域の下方の酸化物層に到達するまでエッチングされる(ブロック3418)。フォトレジスト層が除去される(ブロック3420)。その後、方法3400の制御フローは、トレンチがエッチングされるブロック3410に移行し、金属トラックのメタライゼーションを完了するためのブロック3412~3414のステップが行われる。
【0065】
図3~
図22において上記に示した処理ステップは、部分的な液浸リソグラフィソリューションと、サブEUV分解能を有する特定の限定された層の完全なEUVプリントに代わるコスト削減された代替手段とを提供し、5nm及び3nmの技術ノードにおいて、費用効果のより高いムーアの法則のスケーリングを可能にする。他の処理技術は、側壁画像転写を伴うダブルパターニングEUVを使用するが、これらのタイプの処理技術は、2つの液浸マスク及び1つのEUVマスクと比較して、3つのEUV、又は、2つのEUVマスク+1つの液浸マスクを使用する。コストの観点では、1つのEUVマスクは、3~4つの液浸マスクに等しい。本発明は、EUVのみの方法で、9~12個の液浸コスト同等物と比較して5~6個の液浸マスクコスト同等物を有する。また、EUV金属マスクの欠陥率には依然として大きなリスクがある。
図3~
図22で上述した処理ステップは、金属マスクのみに液浸を使用し、CUTマスクにはEUVを使用するが、これはリスクが著しく低く、今日では実施されている。
図3~
図22で上述した処理ステップを使用して、標準セルは、nチャネルデバイス及びpチャネルデバイス毎にトリプレットパスグループ、又は、ゲート接続及びソース/ドレイン接続をルーティングするための合計6つのトラックを有する場合、効果的にルーティングされる。上記の処理ステップを使用してこれらのトラックをオーバースケーリング(over scaling)すると、EUVと比較してより少ないコストで可能なものをマスクし、CPPスリップを介して膨張した追加領域又は複雑なセルを完成させるための追加領域を、削減又は排除する。これは、最終的に、5nm及び3nmにおける領域及び電力を削減する。
【0066】
サブEUVのパターニング能力を達成可能なEUVの代替策として、新たな液浸リソグラフィプロセスについて説明した。サブEUVパターニングは、可能であるが、本開示のアプローチと比較して非常に高価でなる。EUVマスクブランクの欠陥性は依然として非常に高く、金属層マスクを、コンタクト、ビア及びカットマスクと比較して、欠陥のないプリントを行うのを困難にしている。マスクブランクの欠陥は最終的に解決されるであろうが、それはいつ及びスケジュールの問題である。一次的な動機は、サブEUVの金属マスクパターニングのコスト削減である。二次的な動機は、可能なパターンの柔軟性、及び、ライン幅の粗さ制御の改善、ばらつきの低減である。
【0067】
上記の実施形態のうち1つ以上がソフトウェアを含むことに留意されたい。このような実施形態では、方法及び/又はメカニズムを実施するプログラム命令は、コンピュータ可読媒体に伝達又は記憶される。プログラム命令を記憶するように構成された多くのタイプの媒体が利用可能であり、これらには、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、CD-ROM、DVD、フラッシュメモリ、プログラム可能ROM(PROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び他の様々な形態の揮発性又は不揮発性記憶装置が含まれる。一般的に言えば、コンピュータアクセス可能な記憶媒体は、命令及び/又はデータをコンピュータに提供するために使用中にコンピュータがアクセス可能な記憶媒体を含む。例えば、コンピュータアクセス可能な記憶媒体は、例えば磁気又は光学媒体(例えば、ディスク(固定若しくは取り外し可能)、テープ、CD-ROM、DVD-ROM、CD-R、CD-RW、DVD-R、DVD-RW、Blu-Ray(登録商標))等の記憶媒体を含む。記憶媒体は、RAM(例えば、同期型ダイナミックRAM(SDRAM)、ダブルデータレート(DDR、DDR2、DDR3等)SDRAM、低電力DDR(LPDDR2等)SDRAM、ラムバスDRAM(RDRAM)、スタティックRAM(SRAM)等)、ROM、フラッシュメモリ、USBインタフェース等の周辺インタフェースを介してアクセス可能な不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ)等の揮発性又は不揮発性記憶媒体をさらに含む。記憶媒体は、微小電気機械システム(MEMS)、並びに、ネットワーク及び/又は無線リンク等の通信媒体を介してアクセス可能な記憶媒体を含む。
【0068】
また、様々な実施形態では、プログラム命令は、C等の高水準プログラミング言語、Verilog、VHDL等の設計言語(HDL)、又は、GDS IIストリームフォーマット(GDSII)等のデータベースフォーマットにおけるハードウェア機能の動作レベル記述又はレジスタ転送レベル(RTL)記述を含む。場合によっては、記述は合成ツールによって読み取られ、合成ツールは、記述を合成して、ゲートのリストを含むネットリストを合成ライブラリから生成する。ネットリストは、システムを含むハードウェアの機能を表すゲートのセットを含む。次に、ネットリストを配置してルーティングし、マスクに適用される幾何学的形状を記述するデータセットを生成する。次いで、マスクを様々な半導体製造工程で使用して、システムに対応する1つ以上の半導体回路を製造する。或いは、コンピュータアクセス可能な記憶媒体上の命令は、必要に応じて、ネットリスト(合成ライブラリを伴う若しくは伴わない)又はデータセットである。さらに、命令は、Cadence(登録商標)、EVE(登録商標)及びMentor Graphics(登録商標)等のベンダからのハードウェアベースタイプのエミュレータによるエミュレーションの目的で利用される。
【0069】
上記の実施形態をかなり詳細に説明したが、上記の開示が十分に理解されれば、当業者には多くの変形及び修正が明らかになるであろう。添付の特許請求の範囲は、このような全ての変形及び修正を包含するように解釈されることを意図している。