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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-06-14
(45)【発行日】2023-06-22
(54)【発明の名称】成膜装置およびプレート
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/205 20060101AFI20230615BHJP
   C23C 16/455 20060101ALI20230615BHJP
【FI】
H01L21/205
C23C16/455
【請求項の数】 17
(21)【出願番号】P 2022519909
(86)(22)【出願日】2021-03-29
(86)【国際出願番号】 JP2021013327
(87)【国際公開番号】W WO2021225047
(87)【国際公開日】2021-11-11
【審査請求日】2022-11-07
(31)【優先権主張番号】P 2020082627
(32)【優先日】2020-05-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】504162958
【氏名又は名称】株式会社ニューフレアテクノロジー
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(74)【代理人】
【識別番号】100118843
【弁理士】
【氏名又は名称】赤岡 明
(72)【発明者】
【氏名】醍醐 佳明
(72)【発明者】
【氏名】梅津 拓人
(72)【発明者】
【氏名】石黒 暁夫
【審査官】長谷川 直也
(56)【参考文献】
【文献】特開2018-082063(JP,A)
【文献】特開2012-069904(JP,A)
【文献】特開2013-201317(JP,A)
【文献】特開2012-169409(JP,A)
【文献】韓国公開特許第10-2009-0071729(KR,A)
【文献】特開平10-195661(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/205
C23C 16/455
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基板を収容可能な成膜室と、
前記成膜室の上部に設けられ前記基板の成膜面上にプロセスガスを供給する複数のノズルと、前記プロセスガスの温度上昇を抑制する冷却部と、を有するガス供給部と、
前記基板を1500℃以上に加熱するヒータと、
前記成膜室内において前記複数のノズルの第1開口部が形成された前記ガス供給部の下面に対向し、該下面と離間して配置されたプレートを備え、
前記プレートは、
前記第1開口部よりも小さな径を有し、該プレート面内に略均等に配置された複数の第2開口部と、
前記ガス供給部との対向面に突出し、前記プレートの面内を複数領域に仕切る仕切部と、を含む、成膜装置。
【請求項2】
前記プレートは、前記仕切部で囲まれた第1プレート領域と、前記仕切部の外周側にある第2プレート領域とを有し、
前記第1プレート領域と前記第2プレート領域に、互いに異なる濃度または互いに異なる流量で前記ガス供給部から前記プロセスガスを供給する、請求項1に記載の成膜装置。
【請求項3】
複数の前記仕切部が、前記対向面において同心円状に設けられる、請求項1に記載の成膜装置。
【請求項4】
前記ガス供給部は、前記成膜室の内部温度を測定するための第3開口部を有し、
前記プレートは、前記第3開口部に対向する位置に、前記第3開口部と同じかよりも大きな第4開口部を有し、前記仕切部は、さらに前記第4開口部の周囲に設けられる、請求項1に記載の成膜装置。
【請求項5】
前記仕切部は、前記第4開口部の周囲に設けられている、請求項4に記載の成膜装置。
【請求項6】
前記ノズルが対向する前記プレートの対向位置にも、前記第2開口部が設けられている、請求項1に記載の成膜装置。
【請求項7】
前記ガス供給部と前記プレートとの間の間隙は、1.0mm~8.0mmであり、
前記ガス供給部と前記仕切部との間の間隙は、0.5mm~2mmである、請求項1に記載の成膜装置。
【請求項8】
前記第2開口部の径は、0.5mm~5mmである、請求項1に記載の成膜装置。
【請求項9】
前記仕切部は、前記プレートに着脱可能に取り付けられている、請求項1に記載の成膜装置。
【請求項10】
前記仕切部は、前記第2開口部に嵌め込まれる突起部を有する、請求項9に記載の成膜装置。
【請求項11】
成膜室内の基板の成膜面上にガスを供給するガス供給部と対向し、該ガス供給部から離間して配置されたプレートであって、
前記ガス供給部に設けられ前記ガスを供給するノズルの第1開口部よりも小さな径を有し、該プレート面内に略均等に配置された複数の第2開口部と、
前記ガス供給部に対する対向面において突出する仕切部と、を備えるプレート。
【請求項12】
前記仕切部で囲まれた第1プレート領域と、前記仕切部の外周側にある第2プレート領域とを有する、請求項11に記載のプレート。
【請求項13】
複数の前記仕切部が、前記対向面において同心円状に設けられる、請求項11に記載のプレート。
【請求項14】
前記ガス供給部は、前記成膜室の内部温度を測定するための第3開口部を有し、
前記第3開口部に対向する位置に、前記第3開口部と同じかよりも大きな第4開口部を有し、前記仕切部は、さらに前記第4開口部の周囲に設けられる、請求項11に記載のプレート。
【請求項15】
前記ノズルが対向する前記プレートの対向位置にも、前記第2開口部が設けられている、請求項11に記載のプレート。
【請求項16】
前記仕切部は、当該プレートに着脱可能に取り付けられている、請求項11に記載のプレート。
【請求項17】
前記仕切部は、前記第2開口部に嵌め込まれる突起部を有する、請求項16に記載のプレート。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本実施形態は、成膜装置およびプレートに関する。
【背景技術】
【0002】
SiC膜等のエピタキシャル成長法に用いられる成膜装置は、基板を1500℃~1700℃という高温で加熱する必要がある。このため、例えば、成膜チャンバの上部に設けられたガス供給部も、基板を加熱するためのヒータなどからの輻射によって高温に晒されることになる。しかし、ガス供給部の近傍において原料ガスやドーピングガスが対流して加熱されると、原料およびドーパントを含む堆積物がガス供給部の表面に付着してしまう。このようなガス供給部に付着した堆積物はパーティクルとなって基板上に落下し、デバイス不良の原因となる。また、ガス供給部に付着した堆積物からドーパントガスが放出されることによって、SiC膜のドーピング濃度が経時的に変化してしまうという問題もある(メモリ効果)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2018-082063号公報
【文献】特開2018-082064号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
基板面内に供給されるプロセスガスの濃度や流量を径方向に制御することが可能な成膜装置およびプレートを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本実施形態による成膜装置は、基板を収容可能な成膜室と、成膜室の上部に設けられ基板の成膜面上にプロセスガスを供給する複数のノズルとプロセスガスの温度上昇を抑制する冷却部とを有するガス供給部と、基板を1500℃以上に加熱するヒータと、成膜室内において複数のノズルの第1開口部が形成されたガス供給部の下面に対向し、該下面と離間して配置されたプレートを備え、プレートは、第1開口部よりも小さな径を有し、該プレート面内に略均等に配置された複数の第2開口部と、ガス供給部との対向面に突出し、プレートの面内を複数領域に仕切る仕切部とを含む。
【0006】
本実施形態によるプレートは、成膜室内の基板の成膜面上にガスを供給するガス供給部と対向し、該ガス供給部から離間して配置されるプレートであって、ガス供給部に設けられガスを供給するノズルの第1開口部よりも小さな径を有し、該プレート面内に略均等に配置された複数の第2開口部と、ガス供給部との対向面において突出する仕切部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】第1実施形態による成膜装置の構成例を示す断面図。
図2】チャンバの頭部の構成例を示す断面図。
図3】プレートおよび第1開口部との配置関係を示す図。
図4図3の4-4線に沿った断面図。
図5】プレートの側面図。
図6】ノズルに測温マドを取り付けたガス供給部の構成例を示す断面図。
図7】ガス供給部とプレートとの間の間隙を示す拡大図。
図8A】基板の面内における膜のドーピング濃度のばらつきを示すグラフ。
図8B】基板の面内における膜のドーピング濃度のばらつきを示すグラフ。
図9A】基板の面内における膜厚のばらつきを示すグラフ。
図9B】基板の面内における膜厚のばらつきを示すグラフ。
図10】第2実施形態によるプレートおよび第1開口部との配置関係を示す図。
図11】第3実施形態によるプレートの構成例を示す図。
図12図11の12-12線に沿った断面図。
図13】仕切部の構成例を示す斜視図。
図14】治具の構成例を示す斜視図。
図15】治具の構成例を示す斜視図。
図16】第3実施形態の変形例によるプレートの構成例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本発明に係る実施形態を説明する。本実施形態は、本発明を限定するものではない。図面は模式的または概念的なものであり、各部分の比率などは、必ずしも現実のものと同一とは限らない。明細書と図面において、既出の図面に関して前述したものと同様の要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
【0009】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態による成膜装置1の構成例を示す断面図である。成膜装置1は、チャンバ10と、ライナ20と、冷却部31、35と、ガス供給部40と、排気部50と、サセプタ60と、支持部70と、回転機構80と、下部ヒータ90と、上部ヒータ95と、リフレクタ100と、ライナ110と、プレート120、断熱材96とを備えている。
【0010】
成膜室としてのチャンバ10は、基板Wを収容可能であり、例えば、ステンレス製である。チャンバ10の内部は、図示しない真空ポンプによって減圧されている。チャンバ10は、頭部12と、胴部13とを有する。頭部12には、ガス供給部40および冷却部31が設けられている。ガス供給部40から供給された原料ガス、キャリアガス、アシストガス、ドーピングガスを含むプロセスガスは、チャンバ10の頭部12の内部で冷却部31によって温度上昇が抑制される。従って、チャンバ10の頭部12の内部を、以下、温度上昇抑制領域Rcと呼ぶ。なお、アシストガスとは、原料ガスの過剰な反応を抑制するなどの役割を果たすガスである。例えば、SiC膜の形成において、原料ガスとしてSi系ガスを用いた場合に、アシストガスとしてHClを添加することで、気相中でのSiのクラスター化を抑制するなどの効果がある。
【0011】
胴部13におけるチャンバ10の内部には、サセプタ60、回転機構80、下部ヒータ90および上部ヒータ95等が設けられている。ガス供給部40から供給されたガスは、胴部13の内部において加熱され、基板Wの表面において反応する。これにより、基板W上に膜がエピタキシャル成長される。膜は、例えば、SiC膜等である。
【0012】
チャンバ10の頭部12に備えられたライナ110の内径は、胴部13に備えられたライナ20の内径と同等か、それよりも小さい。ライナ110は、チャンバ10の頭部12の内壁を被覆して、堆積物が頭部12の内壁に生成するのを抑制する中空円筒の部材である。ライナ110の材料としては赤外線の透過率が高い材料、例えば、石英が用いられる。こうすることで、ライナ20やサセプタ60、基板Wを介した上部ヒータ95と下部ヒータ90からの輻射によって、ライナ110が高温に加熱されることを抑制する。また、ライナ110は、熱変形しても、胴部13の内壁と擦れることがないように配置される。このため、ライナ110の外壁面と、胴部13の内壁面とは、ライナ110を支持する頭部12の内壁側に設けられた不図示の支持部(図2の支持部140)を除いて、離間して配置されている。
【0013】
ライナ20は、チャンバ10の内壁を被覆して、堆積物が上部ヒータ95や、断熱材96、胴部13の内壁に生成することを抑制する中空筒状の部材である。ライナ20は、上部ヒータ95からの輻射により高温に加熱され、基板Wを輻射により加熱するためのホットウォールとしての役割を果たす。ライナ20の材料としては、耐熱性の高い材料が選択され、例えば、カーボンや、SiCでコートされたカーボンなどが用いられる。
【0014】
冷却部31は、チャンバ10の頭部12に設けられており、例えば、冷媒(例えば、水)の流路となっている。流路を冷媒が流れることによって、冷却部31は、温度上昇抑制領域Rc内のガスの温度上昇を抑制する。また、後述する図2に示すように、ガス供給部40の各ノズルNの周囲にも冷却部32が設けられている。これにより、温度上昇抑制領域Rcへ供給されるガスの温度上昇を抑制することができる。それとともに、冷却部31は、上部ヒータ95や下部ヒータ90からの輻射によってチャンバ10の頭部12を加熱しないようにする。
【0015】
冷却部35は、チャンバ10の胴部13に設けられており、冷却部31と同様に、例えば、冷媒(例えば、水)の流路となっている。しかし、冷却部35は、胴部13内の空間を冷却するために設けられているのではなく、上部ヒータ95や下部ヒータ90からの熱がチャンバ10の胴部13を加熱しないように設けられている。
【0016】
ガス供給部40は、基板Wの表面に対向するチャンバ10の上面に設けられており、複数のノズルを有する。ガス供給部40は、下部ヒータ90および上部ヒータ95よりも上方に設けられており、温度上昇抑制領域Rcの上部に設けられている。ガス供給部40は、ノズルを介して、原料ガス(Si系ガス、C系ガス等)、ドーピングガス(窒素ガス、アルミニウム含有ガス等)、アシストガス(HClガス等)およびキャリアガス(水素ガス、アルゴンガス等)をチャンバ10の内部の温度上昇抑制領域Rcへ供給する。
【0017】
排気部50は、チャンバ10の底部に設けられており、成膜処理に用いられた後のガスをチャンバ10の外部へ排気する。
【0018】
サセプタ60は、基板Wを載置可能な円環状の部材であり、例えば、カーボン製である。支持部70は、サセプタ60を支持可能な円筒形の部材であり、例えば、サセプタ60と同様にカーボン製である。支持部70は、回転機構80に接続されており、回転機構80によって回転可能に構成されている。支持部70は、サセプタ60とともに基板Wを回転させることができる。サセプタ60および支持部70は、カーボンの他、例えば、SiC(炭化珪素)、TaC(炭化タンタル)、W(タングステン)、Mo(モリブデン)などの1500℃以上の耐熱性がある材料で形成されてもよい。また、サセプタ60および支持部70には、カーボンにSiCやTaCなどをコートしたものを用いることもできる。
【0019】
下部ヒータ90は、サセプタ60および基板Wの下方、かつ、支持部70の内部に設けられている。下部ヒータ90は、サセプタ60を介して、基板Wをその下方から加熱する。上部ヒータ95は、チャンバ10の胴部13の内周に設けられた断熱材96の側面に沿って設けられており、ライナ20を介して、基板Wをその上方から加熱する。回転機構80が基板Wを、例えば、300rpm以上の回転速度で回転させながら、下部ヒータ90および上部ヒータ95が、その基板Wを1500℃以上の高温に加熱する。これにより、基板Wが均一に加熱され得る。
【0020】
リフレクタ100は、チャンバ10の頭部12と胴部13との間に設けられており、例えば、カーボン製である。リフレクタ100は、下部ヒータ90、上部ヒータ95からの熱を下方へ反射する。これにより、頭部12の温度が下部ヒータ90、上部ヒータ95からの輻射によって過剰に上昇しないようにする。リフレクタ100と冷却部31とは、温度上昇抑制領域Rcの温度を原料ガスの反応温度未満にするように機能する。リフレクタ100は、カーボンの他、例えば、SiC(炭化珪素)、TaC(炭化タンタル)、W(タングステン)、Mo(モリブデン)などの1500℃以上の耐熱性がある材料で形成されてもよい。リフレクタ100は、1枚の薄板でもよいが、熱を効率良く反射するために複数の薄板を適当な間隔で離間させた構造とすることが好ましい。
【0021】
ライナ110およびプレート120の構成については、図2を参照して説明する。
【0022】
図2は、チャンバ10の頭部12の構成例を示す断面図である。ガス供給部40には、複数のノズルNが設けられている。ノズルNは、チャンバ10内のサセプタ60上に載置された基板Wの表面に向かって原料ガス、ドーピングガス、アシストガスおよびキャリアガスを噴出するように設けられている。ガス供給部40は、基板Wの表面に対して略垂直方向(即ち、略鉛直方向)D1へ原料ガス、ドーピングガス、アシストガス、キャリアガス等のガスを噴出する。ノズルNは、原料ガス、ドーピングガス、アシストガス、キャリアガス等のガスを、ノズルNに接続された不図示のガス配管から、温度上昇抑制領域Rcへ導入する。ノズルNの第1開口部OP1は、チャンバ10の内側にあり、ガスを噴出するノズルNの開口である。ガス供給部40には、ノズルNの周囲に冷却部32を設けており、ガス供給部40と頭部12の温度が過剰に上昇することを抑制する。
【0023】
ライナ110は、チャンバ10内の頭部12の内壁を被覆して、堆積物が頭部12の内壁に生成するのを抑制する中空円筒の部材である。ライナ110は、頭部12の内壁側に設けられた支持部140によって支持される。ライナ110の材料としては赤外線の透過率が高い材料、例えば、石英が用いられる。こうすることで、ライナ20やサセプタ60、基板W等を介した上部ヒータ95と下部ヒータ90からの輻射によって、ライナ110が高温に加熱されることを抑制する。また、ライナ110は、熱変形しても、頭部12の内壁と接触することがないように配置される。このため、ライナ110の外壁面は、支持部140を除いて、頭部12の内壁面から離間して配置されている。
【0024】
プレート120は、ガス供給部40の下部に設けられ、且つ、ライナ110の内縁に沿って設けられている。プレート120は、略円形の平面形状を有し、石英等の赤外線の透過率が高い材料料で構成されている。こうすることで、プレート120が高温に加熱されることを抑制する。プレート120は、プレート120の支持部121dにより、ライナ110の上に部分的に載置される。また、支持部121dとライナ110との接触部を除き、プレート120とライナ110との間には、隙間GP2が設けられている。隙間GP2は、後述する開口部OP10からのパージガスを、ライナ110の内周側面に沿って流すことができる。こうすることで、後述する第2開口部OP2から温度上昇抑制領域Rcへ導入された原料ガスを、ライナ110に到達させ難くすることができ、ライナ110表面での反応副生成物の生成を抑制する。
【0025】
プレート120は、チャンバ10内においてガス供給部40の複数のノズルNの第1開口部OP1に対向する位置に設けられており、ガス供給部40の下面から離間して配置されている。プレート120は、第1開口部OP1のあるガス供給部40の下面を被覆するように設けられている。一方、ガス供給部40のガス供給部40とプレート120との間には、間隙GPがあり、プレート120は、ガス供給部40には直接接触していない。これにより、プレート120が温度上昇によって熱変形しても、プレート120がガス供給部40の下面に干渉することを抑制する。
【0026】
プレート120は、プレート面内に略均等に配置された複数の第2開口部OP2を有する。第2開口部OP2は、第1開口部OP1よりも小さな径を有する。従って、第1開口部OP1からのガスは、一旦、間隙GPに滞留し、その後、第2開口部OP2を介して温度上昇抑制領域Rcへ略均等に導入される。このように、プレート120は、第2開口部OP2によって、ガスの整流効果を有する。
【0027】
また、プレート120は、ガス供給部40との対向面F120において突出する仕切部121a、121b、121cを含む。後述するように、複数の仕切部121a、121b、121cが、プレート120の対向面F120内において略円形に同心円状に設けられている。
【0028】
ガス供給部40に設けられた開口部OP10は、パージガスを供給するために設けられた孔である。上述したように、開口部OP10から供給されたパージガスは、プレート120とライナ110との間の隙間GP2を介して、ライナ110の内周側面に沿って流れる。こうすることで、第2開口部OP2から温度上昇抑制領域Rcへ導入された原料ガスを、ライナ110に到達させ難くすることができ、ライナ110の表面での反応副生成物の生成を抑制する。
【0029】
図3は、プレート120および第1開口部OP1との配置関係を示す図である。図4は、図3の4-4線に沿った断面図である。図5は、プレート120の側面図である。図3図5を参照して、プレート120の構成および第1開口部OP1の配置を説明する。
【0030】
プレート120は、対向面F120上に複数の仕切部121a、121b、121cを有する。仕切部121a、121b、121cのうち最も内周側にある第1仕切部121aで囲まれた中心領域が第1プレート領域R1である。第1仕切部121aの外周側にある第2仕切部121bと第1仕切部121aとの間の中間領域が第2プレート領域R2である。第2仕切部121bの外周側にある第3仕切部121cと第2仕切部121bとの間の外側領域が第3プレート領域R3である。
【0031】
第2開口部OP2は、プレート面内に略均等に配置され、領域R1~R3のそれぞれに供給されたガスを略均等にチャンバ10内へ導入する。第1プレート領域R1に対向する第1開口部OP1をOP1_1とし、第2プレート領域R2に対向する第1開口部OP1をOP1_2とし、第3プレート領域R3に対向する第1開口部OP1をOP1_3する。開口部OP1_1~OP1_3は、仕切部121a~121cによって仕切られた領域R1~R3へそれぞれガスを供給する。開口部OP1_1~OP1_3のノズルNは、互いに異なる濃度のガスまたは互いに異なる種類(組成)のガスを、ガス供給部40とプレート120との間の間隙GPに供給する。よって、間隙GPでは、仕切部121a~121cによって、領域R1~R3に供給されたガスが互いに殆ど混合されないで、第2開口部OP2を介してチャンバ10内へ導入される。
【0032】
ガス供給部40は、原料ガス(例えば、シランガス、プロパンガス等)、ドーピングガス(例えば、窒素ガス、TMA(Trimethylaluminium)ガス、ジボラン等)、アシストガス(HClガス等)、キャリアガス(例えば、水素ガス、アルゴンガス等)をノズルNから供給する。
【0033】
ガス供給部40は、領域R1~R3において、原料ガス、ドーピングガス、アシストガス、キャリアガスの比率または濃度を変更することができる。例えば、ガス供給部40は、原料ガスのシランのシリコン量とプロパンガスのカーボン量との比(C/Si比)を領域R1~R3において変更することができる。また、ガス供給部40は、キャリアガスの水素ガスの流量を領域R1~R3において変更することができる。これにより、基板Wの面内におけるSiC膜の膜厚やドーピング濃度を略均一に調整することができる。
【0034】
このように、ガス供給部40は、領域R1~R3のそれぞれに異なる濃度比のガスを供給することができる。プレート120は、仕切部121a~121cを有するので、R1~R3の間隙GPに供給されたガスの混合を抑制し、第2開口部OP2からそれぞれ略均等にチャンバ10内へ導入する。
【0035】
また、本実施形態によるプレート120は、ガス供給部40の第1開口部OP1_1~OP1_3と対向して第2開口部OP2を有するが、第2開口部OP2より大きい開口部を有していない。従って、第1開口部OP1_1~OP1_3から供給されたガスは、そのままチャンバ10内へ直接導入されずに、領域R1~R3のそれぞれの間隙GPで一旦滞留してから、第2開口部OP2を介してチャンバ10内へ導入される。これにより、プレート120は、領域R1~R3のそれぞれからガスを略均等にチャンバ10内へ導入することができる。
【0036】
ガス供給部40は、図3に示すように第3開口部OP3を有する。第3開口部OP3は、チャンバ10の内部温度を放射温度計( 図示せず)で測定するためのパイロ光路である。放射温度計は、測温マドが取り付けられたノズルを介して基板Wの表面温度を測定する。例えば、図6は、ノズルNに測温マド130を取り付けたガス供給部40の構成例を示す断面図である。ノズルNの第3開口部OP3に配管PL1を介して取り付けられている。放射温度計は、配管PL1を介してチャンバ10内の基板Wの表面温度を測定する。配管PL1は測温マド130とは別に配管PL2と連通しており、矢印Aで示すようにガス(例えば、水素、アルゴン等)を流すことができる。図3に示す例では、測温マドは、領域R1~R3のそれぞれの第3開口部OP3に設けられている。
【0037】
図7は、ガス供給部40とプレート120との間の間隙GPを示す拡大図である。ガス供給部40の下面(ガス供給面)F40とプレート120の上面(対向面)F120との間の第1距離をd1とし、下面F40と仕切部121a~121cとの間の第2距離をd2とする。第2距離d2は、第1距離d1よりも小さい。
【0038】
例えば、第1距離d1は、約1.0mm~8.0mmであり、第2距離d2は、約0.5mm~2mmとすることが望ましい。第1距離d1が1.0mm未満である場合、仕切部121a~121cによるガスの分離効果が得られ難くなる。また、第1距離d1が8.0mmより大きい場合、プレート120からガス供給部40への放熱効果が抑制される。また、第2距離d2が0.5mm未満である場合、温度上昇によりプレート120が変形することによって、仕切部121a~121cの一部がガス供給部40に干渉するおそれがある。一方、第2距離d2が2.0mmより大きいと、仕切部121a~121cが領域R1~R3においてガスを分離することができなくなる。また、d1とd2の比率(d2/d1)は0.5以下であることが望ましい。d2/d1が0.5以上になると、ガスの分離効果が得られ難くなるからである。
【0039】
プレート120の第2開口部OP2の径は、例えば、0.5mm以上、5mm以下である。また、プレート120に設けられた第2開口部OP2の総面積は、プレート120の面F120あるいはその反対側の面の面積に対して5%以上、25%以下である。第2開口部OP2が0.5mm未満である場合、プレート120からチャンバ10の内部へのガスの流れが悪化するため、間隙GPにガスが滞留し易くなる。このため、仕切部121a~121cで仕切られた領域R1~R3におけるガスの分離効果が得られ難くなる。第2開口部OP2が5mmより大きい場合、プレート120が第1開口部OP1の位置に依存して不均一にガスを通過させてしまうので、ガスの整流効果が得られ難くなる。また、第2開口部OP2の総面積がプレート120の面F120あるいはその反対側の面の面積に対して5%未満である場合、ガスの流れが悪化するため、間隙GPにガスが滞留し易くなる。このため、領域R1~R3のガス分離効果が得られ難くなる。一方、第2開口部OP2の総面積がプレート120の面F120あるいはその反対側の面の面積に対して25%より大きい場合、プレート120が第1開口部OP1の位置に依存して不均一にガスを通過させてしまうので、プレート120による整流効果が得られ難くなる。また、第2開口部OP2が熱により変形し易くなる。
【0040】
このような構成とすることにより、本実施形態による成膜装置1は、仕切部121a~121cによって間隙GPにおけるガスの混合を抑制しつつ、領域R1~R3のガス濃度や流量を変動させることができる。その結果、基板W上に形成される膜の膜質(膜厚、ドーピング濃度、混晶組成比、結晶性等)の均一性を高めることができる。
【0041】
図8Aおよび図8Bは、基板W面内の膜中ドーピング濃度分布を示すグラフである。図8Aおよび図8Bは、原料ガスのシランのシリコン量とプロパンガスのカーボン量との比(C/Si比)を領域R1~R3において変更した場合のドーピング濃度のばらつきを示している。縦軸は、成膜された膜(例えば、SiC膜)のドーピング濃度(平均値で規格化したもの)を示す。横軸は、基板Wの中心を0として、その中心0からの距離である。
【0042】
図8Aでは、ガス供給部40は、ガスのC/Si比を第1プレート領域R1において5.7、第2プレート領域R2において1.3、第3プレート領域R3において1.0と、基板Wの中心から端部へ次第に低下させている。これにより、基板W面内の膜中ドーピング濃度分布は、基板Wの中心において比較的低く、端部において比較的高くなっている。即ち、ドーピング濃度は、基板Wの面内において、略U字型になっている。
【0043】
これに対し、図8Bでは、ガス供給部40は、ガスのC/Si比を第1プレート領域R1において1.9、第2プレート領域R2において0.18、第3プレート領域R3において4.3と中心部から端部へ向かって一旦低下させてから上昇させている。これにより、膜中ドーピング濃度分布は、図8Aに示されるよりフラットになっており、ドーピング濃度の面内均一性が向上していることが分かる。
【0044】
このように、本実施形態による成膜装置1は、ガス供給部40の中心から外周方向へのガスのC/Si比を調節することによって、基板W上に成膜される膜のドーピング濃度の分布形状を制御することができる。すなわち、基板W上に成膜される膜のドーピング濃度の面内均一性を向上させることができる。
【0045】
図9Aおよび図9Bは、キャリアガスの水素ガスの流量を領域R1~R3において変更した場合の膜厚のばらつきを示すグラフである。図9Aおよび図9Bにおいて縦軸は、成膜された膜(例えば、SiC膜)の膜厚(平均値で規格化したもの)を示す。横軸は、基板Wの中心を0として、その中心0からの距離である。
【0046】
図9Aでは、ガス供給部40は、水素ガスの流量を第1プレート領域R1において20L、第2プレート領域R2において62L、第3プレート領域R3において70Lと、基板Wの中心から端部へ緩やかに増加させている。これにより、膜厚は、基板Wの中心において比較的薄く、端部において厚くなっている。即ち、ドーピング濃度は、基板Wの面内において、略M字型になっている。
【0047】
これに対し、図9Bでは、ガス供給部40は、水素ガスの流量を第1プレート領域R1において13.5L、第2プレート領域R2において34.5L、第3プレート領域R3において104Lと、基板Wの中心から端部へ急峻に増加させている。これにより、膜厚は、最端部で薄くなっているものの、基板Wの中心から端部にかけて略均一化されている。
【0048】
このように、本実施形態による成膜装置1は、水素ガスの流量を調節することによって、基板W上に成膜される膜の膜厚の分布形状を制御することができる。すなわち、基板W上に成膜される膜の膜厚の面内均一性を向上させることができる。
【0049】
(第2実施形態)
図10は、第2実施形態によるプレート120および第1開口部OP1との配置関係を示す図である。第2実施形態では、プレート120は、図6を参照して説明した第3開口部(パイロ光路)OP3に対応する位置に第4開口部OP4を有する。第4開口部OP4の径は、第3開口部OP3の径と同じかそれよりも大きいことが好ましい。第4開口部OP4は、第3開口部OP3からの水素ガスを、プレート120とガス供給部40との間の間隙GPに供給することなく、チャンバ10へ流すことができる。また、第3開口部OP3がプレート120に遮られない。よって、放射温度計は、第3開口部OP3を介して基板Wの温度を正確に測定が可能になる。
【0050】
また、プレート120は、第4開口部OP4の周囲全体に仕切部121eを有する。仕切部121eは、仕切部121a~121cのいずれかと連続しており、かつ、第4開口部OP4のそれぞれを個別に囲んでいる。従って、第3開口部OP3からの水素ガスが、プレート120とガス供給部40との間の間隙GPに進入することを抑制することができる。これにより、成膜装置1は、領域R1~R3のそれぞれにおける水素ガスの流量を容易に制御することができる。
【0051】
(第3実施形態)
図11は、第3実施形態によるプレート120の構成例を示す図である。図12は、図11の12-12線に沿った断面図である。第3実施形態によれば、仕切部121a、121bが、着脱可能な複数の治具(例えば、図13の150a、150bなど)によって構成されている。仕切部121a、121bは、プレート120へのガスの供給方向から見た平面レイアウトにおいて、略方形、略円形、略楕円形、略多角形のいずれであってもよい。仕切部121a、121bは、複数の治具150a、150bなどを組み合わせることによって、プレート120上において任意の平面形状に構成することができる。このように、第3実施形態では、仕切部121a、121bが、プレート120と別体として設けられており、複数の治具150a、150bなどの組み合わせによって、プレート領域R1~R3を任意に仕切ることができる。仕切部121a、121bを構成する複数の治具150a、150bなどには、プレート120と同じ材料(例えば、石英)を用いてよい。また、仕切部121a、121bは、それぞれ一体形成されていてもよい。一方、仕切部121a、121bは、図12に示すように、下部と上部とに分かれていてもよい。この場合、仕切部121a、121bは、それぞれ下部と上部とを接続することによって構成される。
【0052】
図13は、仕切部121aの構成例を示す斜視図である。図14は、治具150aの構成例を示す斜視図である。図15は、治具150bの構成例を示す斜視図である。仕切部121aは、互いに異なる形状を有する複数の治具150a、150bによって構成されている。仕切部121aは、4つの治具150aと4つの治具150bとを組み合わせることによって、4つの角が丸まった略四角形の形状を有する。
【0053】
治具150aは、図14に示すように、角柱の部材を湾曲して形成されており、突起部151aを有する。突起部151aは、図12に示す開口部OP2に嵌合するように開口部OP2と略相似の平面形状を有し、該平面形状において開口部OP2より若干小さく成形されている。治具150aの水平延伸方向の長さと垂直延伸方向の長さは、任意に設定可能である。また、図14では、治具150aが、4つの角が丸まった略四角形を形成するために90度に湾曲されているが、任意の形状を形成するために、角は任意の角度で湾曲されて形成されてもよい。
【0054】
治具150bは、図15に示すように、角柱の部材によって形成されており、突起部151bを有する。突起部151bは、突起部151aと同様に開口部OP2に嵌合するように開口部OP2と略相似の平面形状を有し、該平面形状において開口部OP2より若干小さく成形されている。治具150bの水平延伸方向の長さと垂直延伸方向の長さは、任意に設定可能である。
【0055】
治具150a、150bの突起部151a、151bを開口部OP2に嵌めることによって、治具150a、150bが、プレート120の表面において固定され、仕切部121aを構成することができる。
【0056】
上記の仕切部121a、121bの説明のように、治具150a、150bは、それぞれ一体形成されていてもよい。一方、治具150aは、突起部151aの下部とその上の上部とに分かれていてもよい。また、治具150bは、突起部151bの下部とその上の上部とに分かれていてもよい。この場合、治具150a、150bは、それぞれ下部と上部とを接続することによって構成される。
【0057】
尚、ここでは、仕切部121aの構成を説明している。仕切部121aは、治具150a、150b、あるいは、治具150a、150bとは形状または大きさの異なる他の治具を組み合わせることによって、プレート120へのガスの供給方向から見た平面レイアウトにおける形状を変えることができる。また、仕切部121bも、治具150a、150b、あるいは、治具150a、150bとは形状または大きさの異なる他の治具を組み合わせることによって、プレート120へのガスの供給方向から見た平面レイアウトにおける形状を任意に構成できる。
【0058】
第3実施形態のその他の構成は、第1実施形態の対応する構成と同様でよい。従って、図11および図12に示すように、仕切部121a、121bは、プレート120の表面から突出しており、プレート120をプレート領域R1~R3に仕切る。また、治具150a、150bの大きさを変えることにより、図7に示すような下面F40と仕切部121a、121bとの間の第2距離d2を調整することができる。これにより、第3実施形態は、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0059】
(変形例)
図16は、第3実施形態の変形例によるプレート120の構成例を示す図である。本変形例によれば、プレート120へのガスの供給方向から見た平面レイアウトにおいて、仕切部121a、121bの平面形状が図11のそれと異なる。本変形例のその他の構成は、第3実施形態の構成と同様でよい。このように、仕切部121a、121bの平面形状は、治具の形状および組み合わせによって任意に変更可能である。また、仕切部の数は、3つ以上であってもよい。仕切部の数を増大させることによって、プレート領域をより細かく区分けすることができる。本変形例は、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0060】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0061】
1 成膜装置、10 チャンバ、20 ライナ、31、35 冷却部、40 ガス供給部、50 排気部、60 サセプタ、70 支持部、80 回転機構、90 下部ヒータ、95 上部ヒータ、100 リフレクタ、110 ライナ、120 プレート、N ノズル、OP1 第1開口部、OP2 第2開口部、OP3 第3開口部、OP4 第4開口部、121a~121c 仕切部、R1~R3 第1~第3プレート領域、W 基板
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8A
図8B
図9A
図9B
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16