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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-09-19
(45)【発行日】2023-09-27
(54)【発明の名称】ウェーハの面取り加工装置
(51)【国際特許分類】
   B24B 9/00 20060101AFI20230920BHJP
   B24B 49/18 20060101ALI20230920BHJP
   B24B 53/06 20060101ALI20230920BHJP
   B24B 53/053 20060101ALI20230920BHJP
   H01L 21/304 20060101ALI20230920BHJP
【FI】
B24B9/00 601H
B24B49/18
B24B53/06 Z
B24B53/053
H01L21/304 621E
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2018209526
(22)【出願日】2018-11-07
(65)【公開番号】P2020075314
(43)【公開日】2020-05-21
【審査請求日】2021-09-21
(73)【特許権者】
【識別番号】000134051
【氏名又は名称】株式会社ディスコ
(74)【代理人】
【識別番号】110001014
【氏名又は名称】弁理士法人東京アルパ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】古本 圭
【審査官】山内 康明
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-023690(JP,A)
【文献】特開2007-061978(JP,A)
【文献】特開2007-165712(JP,A)
【文献】特開2018-167331(JP,A)
【文献】特開2005-153130(JP,A)
【文献】特開2005-153085(JP,A)
【文献】特開2010-194678(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B24B 9/00
B24B 49/18
B24B 53/06
B24B 53/053
H01L 21/304
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウェーハを保持するウェーハ径より小さい直径の保持面を有し該保持面に垂直なZ軸方向に延在する回転軸を軸として回転自在な保持手段と、該保持手段が保持したウェーハのエッジに回転自在な面取り砥石の外側面の凹みを接触させ該エッジを面取り加工する面取り加工手段と、を備えたウェーハの面取り加工装置であって、
該面取り砥石の外側面に凹みを形成させるツルーイング手段と、該面取り加工手段と該ツルーイング手段とを該保持面に平行なX軸方向に相対的に移動させるX軸移動手段とを備え、
該面取り加工手段は、ウェーハの厚みより厚い円板状の該面取り砥石と、該面取り砥石を先端に装着し該保持手段の回転軸と平行な軸を中心として該面取り砥石を回転させる第1のスピンドルと、を備え、
該ツルーイング手段は、該面取り砥石より厚みが薄い又は外周先端が尖った円板状のツルーイング砥石と、該ツルーイング砥石が固定された第2のスピンドルと、を備え、
該第1のスピンドルに対する該第2のスピンドルの傾き角度を変更する角度変更手段を備え、
該角度変更手段によって、該第1のスピンドルに対する該第2のスピンドルの該X軸方向と該Z軸方向とに直交するY軸方向側への傾き角度を変更したのち、該X軸移動手段で該面取り砥石と該ツルーイング砥石とを相対的に接近する方向に移動させ、該面取り砥石の外側面に該凹みを形成する、ウェーハの面取り加工装置。
【請求項2】
前記面取り砥石の前記凹みの形状を測定する凹み形状測定センサと、面取りがなされたウェーハのエッジの断面の凸み形状を記憶する凸み形状記憶部と、前記Z軸方向に前記面取り加工手段と前記ツルーイング手段とを相対的に移動させるZ軸移動手段と、
該凸み形状記憶部が記憶した凸み形状に対し、該凹み形状測定センサが測定した凹みの形状が合体するように、該凹み形成時に前記角度変更手段と前記X軸移動手段と該Z軸移動手段とを制御する制御手段と、を備えた請求項1記載のウェーハの面取り加工装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ウェーハの面取り加工装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体ウェーハの製造工程において平坦面を備えるウェーハを製造する場合には、例えば、シリコン等の原材料からなる円柱状のインゴットをワイヤーソー等で薄くスライスして、円板状のウェーハを得る。そして、スライスしたウェーハのエッジの欠けや割れの発生を防止するために、エッジの面取り加工を行っている。
即ち、例えば、特許文献1、2、又は3に開示されているように、外周側面にV字またはU字の凹みが形成されウェーハの厚みより厚い円板状の面取り砥石を用い、回転する面取り砥石の凹みにウェーハのエッジを接触させて面取り加工を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開平08-090401号公報
【文献】特開平11-347901号公報
【文献】特開2005-153085号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
面取り砥石は、樹脂で砥粒を接着したレジンボンド砥石が用いられ、ウェーハWに面取り砥石が接触した際の砥粒の衝撃をやわらげている。しかし、レジンボンド砥石は、摩耗しやすく外周側面の凹み形状が崩れやすい。そして、面取り砥石の凹み形状が崩れることでウェーハエッジを正常に面取りできなくなるという問題がある。そのため、定期的にツルーイング砥石で面取り砥石の凹み形状を修正する必要がある。なお、面取り砥石をメタルボンド砥石にすると磨耗し難く凹み形状が変形しにくいが、メタルボンドが硬いのでウェーハに接触する砥粒の衝撃により、ウェーハにチッピングが多く発生するため適していない。
【0005】
面取り砥石の外周側面に凹みを形成する、又は外周側面に形成された凹み形状の修正を行うツルーイング砥石は、面取り砥石を研削しても磨耗し難いメタルボンド砥石が用いられ、その外周側面には面取りしたウェーハの断面と相似形の凸み形状が周状に形成されており、凸み形状が面取り砥石に転写されることで面取り砥石に凹みが形成される。
【0006】
しかし、ツルーイング砥石も磨耗するため凸み形状が変形して、面取り砥石の凹みの形成、又は凹みの形状修正ができなくなる。よって、ツルーイング砥石の交換、またはツルーイング砥石の凸み形状の修正を行うために、面取り加工装置を停止させる必要が生じて面取り加工の生産性が下がるという問題がある。
【0007】
よって、ウェーハの面取り加工装置においては、ツルーイング砥石の交換、またはツルーイング砥石の凸み形状の修正を行うことで面取り加工の生産性が下がるという事態を生じさせないようにするという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための本発明は、ウェーハを保持するウェーハ径より小さい直径の保持面を有し該保持面に垂直なZ軸方向に延在する回転軸を軸として回転自在な保持手段と、該保持手段が保持したウェーハのエッジに回転自在な面取り砥石の外側面の凹みを接触させ該エッジを面取り加工する面取り加工手段と、を備えたウェーハの面取り加工装置であって、該面取り砥石の外側面に凹みを形成させるツルーイング手段と、該面取り加工手段と該ツルーイング手段とを該保持面に平行なX軸方向に相対的に移動させるX軸移動手段とを備え、該面取り加工手段は、ウェーハの厚みより厚い円板状の該面取り砥石と、該面取り砥石を先端に装着し該保持手段の回転軸と平行な軸を中心として該面取り砥石を回転させる第1のスピンドルと、を備え、該ツルーイング手段は、該面取り砥石より厚みが薄い又は外周先端が尖った円板状のツルーイング砥石と、該ツルーイング砥石が固定された第2のスピンドルと、を備え、該第1のスピンドルに対する該第2のスピンドルの傾き角度を変更する角度変更手段を備え、該角度変更手段によって、該第1のスピンドルに対する該第2のスピンドルの該X軸方向と該Z軸方向とに直交するY軸方向側への傾き角度を変更したのち、該X軸移動手段で該面取り砥石と該ツルーイング砥石とを相対的に接近する方向に移動させ、該面取り砥石の外側面に該凹みを形成する、ウェーハの面取り加工装置である。
【0009】
本発明に係るウェーハの面取り加工装置は、前記面取り砥石の前記凹みの形状を測定する凹み形状測定センサと、面取りがなされたウェーハのエッジの断面の凸み形状を記憶する凸み形状記憶部と、前記Z軸方向に前記面取り加工手段と前記ツルーイング手段とを相対的に移動させるZ軸移動手段と、該凸み形状記憶部が記憶した凸み形状に対し、該凹み形状測定センサが測定した凹みの形状が合体するように、該凹み形成時に前記角度変更手段と前記X軸移動手段と該Z軸移動手段とを制御する制御手段と、を備えると好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るウェーハの面取り加工装置は、ウェーハを保持するウェーハ径より小さい直径の保持面を有し保持面の中心を軸に回転自在な保持手段と、保持手段が保持したウェーハのエッジに回転自在な面取り砥石の外側面の凹みを接触させエッジを面取り加工する面取り加工手段と、面取り砥石の外側面に凹みを形成させるツルーイング手段と、面取り加工手段とツルーイング手段とを保持面に平行なX軸方向に相対的に移動させるX軸移動手段とを備え、面取り加工手段は、ウェーハの厚みより厚い円板状の面取り砥石と、面取り砥石を先端に装着し回転させ保持面に垂直なZ軸方向に延在する第1のスピンドルと、を備え、ツルーイング手段は、面取り砥石より厚みが薄い又は外周先端が尖った円板状のツルーイング砥石(即ち、従来よりも薄いツルーイング砥石)と、第1のスピンドルに平行に延在する第2のスピンドルと、を備え、第1のスピンドルに対して第2のスピンドルをX軸方向とZ軸方向とに直交するY軸方向側に所定の角度傾け、X軸移動手段で面取り砥石とツルーイング砥石とを相対的に接近する方向に移動させ、面取り砥石の外側面に凹み(略U字状の凹み)を形成することで、ツルーイング砥石が磨耗した場合であってもツルーイング砥石の上記角度を変えることで、面取り砥石の外側面に略U字状の凹みを形成可能となる。したがって、ツルーイング砥石のドレッシングや頻繁な交換が不要となるため、上記作業のために面取り加工装置を停止させる必要が無くなりウェーハの面取り加工の生産性が下がるという事態を生じさせない。
【0011】
本発明に係るウェーハの面取り加工装置は、第1のスピンドルに対する第2のスピンドルの傾き角度を変更する角度変更手段を備えることで、第1のスピンドルに対して第2のスピンドルをX軸方向とZ軸方向とに直交するY軸方向側に所定の角度傾けることがより容易になる。
【0012】
本発明に係るウェーハの面取り加工装置は、面取り砥石の凹みの形状を測定する凹み形状測定センサと、面取りがなされたウェーハのエッジの断面の凸み形状を記憶する凸み形状記憶部と、Z軸方向に面取り加工手段とツルーイング手段とを相対的に移動させるZ軸移動手段と、凸み形状記憶部が記憶したウェーハの凸み形状に対し、凹み形状測定センサが測定した面取り砥石の凹みの形状が合体するように、該凹み形成時に角度変更手段とX軸移動手段とZ軸移動手段とを制御する制御手段と、を備えることで、該凹みの形状を常に所望の形状にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1図1(A)は、ウェーハの面取り加工装置の一例をY軸方向から見た正面図である。図1(B)は、ウェーハの面取り加工装置の一例をX軸方向から見た側面図である。
図2】ツルーイング砥石の寸法の一例を示す断面図である。
図3図3(A)は、ウェーハの面取り加工装置の別例をY軸方向から見た正面図である。図3(B)は、ウェーハの面取り加工装置の別例をX軸方向から見た側面図である。
図4】面取り砥石の凹みに円弧形状部を形成している状態を説明する模式的な断面図である。
図5】面取り砥石の凹みに直線テーパ部を形成している状態を説明する模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
(実施形態1)
図1(A)、(B)に示すウェーハWの面取り加工装置1は、ウェーハWを保持するウェーハ径より小さい直径の保持面30aを有し保持面30aの中心を軸にZ軸方向(鉛直方向)に回転自在な保持手段30と、保持手段30が保持したウェーハWのエッジWdに回転自在な面取り砥石63の外側面の凹み63aを接触させエッジWdを面取り加工する面取り加工手段6と、を備えている。そして、図1(A)、(B)に示すように、面取り加工装置1の上記各構成要素は、例えば面取り加工装置1の直方体状の筐体10内部に収
容されており、筐体10内部が加工室となる。
【0015】
ウェーハWは、例えば、デバイスが形成されていない1枚の大径ウェーハをコアドリルでくり抜いて製造された円形の小径ウェーハであるが、これに限定されるものではない。ウェーハWは、例えば、円柱状のシリコンインゴットからワイヤーソーでスライスして製造された円形のウェーハ等であってもよい。
【0016】
保持手段30は、例えば、円柱状の外形を備えており、例えば、その上端部から中間部が筐体10内に回転可能に収容されており、下端部が筐体10の底板から外部に突出している。保持手段30の内部には、吸引路300がZ軸方向に延びるように形成されており、吸引路300の上端は保持手段30の上面である保持面30aで開口している。保持面30aは、水平面(X軸Y軸平面)に略平行な平坦面である。吸引路300の下端側は、保持手段30の内部において径方向外側に向かって曲がり保持手段30の外周面で開口している。
【0017】
例えば、筐体10の底面にはブラケット180を介して、筐体10と同程度の長さの平板状の載置棚181が取り付けられている。載置棚181には、外形が板状で内部に軸受け310を備える支持手段31が取り付けられており、支持手段31は保持手段30をZ軸方向(鉛直方向)の軸心周りに回転可能に支持している。
【0018】
保持手段30の下端部は、ロータリージョイント33により囲繞されており、吸引路300の下端側はロータリージョイント33を介してエジェクターや真空発生装置等の吸引源39に連通している。ロータリージョイント33は、吸引源39が生み出す吸引力を回転する保持手段30の吸引路300に遺漏無く伝達させる役割を果たしている。
保持手段30の下端部には、モータ35の図示しないシャフトが連結されており、モータ35によって保持手段30はZ軸方向の軸心周りに回転可能となっている。
【0019】
保持手段30の上方には、エアシリンダ又は電動シリンダからなるウェーハ固定手段34が配設されている。ウェーハ固定手段34は、例えば、内部に図示しないピストンを備えZ軸方向に延在するシリンダチューブ340と、シリンダチューブ340に挿入され上端がピストンに取り付けられたピストンロッド341と、を備えている。ピストンロッド341のウェーハWに接触する下端面は平滑に仕上げられており、また、ウェーハWを傷付けないように下端面の端部(稜線)には面取りが施されていてもよい。
【0020】
筐体10内には、+X方向側から順に、上記保持手段30と、面取り砥石63を備える面取り加工手段6と、面取り砥石63の外側面に凹み63aを形成させるツルーイング手段7とが並んで配設されている。
【0021】
筐体10内には、面取り加工手段6とツルーイング手段7とを保持手段30の保持面30aに平行なX軸方向に相対的に移動させるX軸移動手段15が配設されている。X軸移動手段15は、筐体10の内壁面に固定されたベース159と、ベース159上にX軸方向と平行に設けられた水平ボールネジ150と、X軸方向に延在する一対の水平移動用のガイドレール151と、水平ボールネジ150を回転駆動するモータ152と、内部のナットが水平ボールネジ150に螺合し側面がガイドレール151に摺接する可動板153と、を備えている。そして、モータ152が水平ボールネジ150を回動することにより、可動板153にZ軸移動手段17(図1(A)には一部のみ図示)を介して固定された面取り加工手段6がガイドレール151にガイドされてX軸方向に移動する構成となっている。
【0022】
図1(B)に示すZ軸移動手段17は、Z軸方向に面取り加工手段6とツルーイング手
段7とを相対的に移動させる。即ち、Z軸移動手段17は、可動板153の上下に固定された一対の支持板179と、Z軸方向と平行になるように一対の支持板179により支持される鉛直ボールネジ170と、鉛直ボールネジ170を回転駆動するモータ172と、Z軸方向に延在するガイドレール171と、内部のナットが鉛直ボールネジ170に螺合し側面がガイドレール171に摺接する可動部材173と、を備えている。そして、モータ172の駆動により鉛直ボールネジ170が回動することにより、面取り加工手段6を支持する可動部材173がガイドレール171にガイドされてZ軸方向に移動する構成となっている。
なお、ツルーイング手段7がZ軸移動手段によってZ軸方向に往復移動可能であってもよいし、面取り加工装置1はZ軸移動手段17を備えず、ツルーイング砥石70と面取り砥石63との相対的な高さ関係が固定されている構成であってもよい。
【0023】
面取り加工手段6は、ウェーハWの厚みより厚い円板状の面取り砥石63と、面取り砥石63を先端(下端)に装着し回転させ保持手段30の保持面30aに垂直なZ軸方向に延在する第1のスピンドル61と、を少なくとも備えている。
第1のスピンドル61は、例えば、内部にエアベアリング機構を備え外形が円柱状のハウジング62によって回転可能に支持されている。第1のスピンドル61にはモータ64が連結されており、第1のスピンドル61はモータ64によってZ軸方向の軸心周りに回転可能となっている。ハウジング62は、可動部材173にその外側面が固定されている。
【0024】
面取り砥石63は、例えば、中央に円形の開口が形成された環状のワッシャー型の砥石であり、ダイヤモンド砥粒等が適宜のレジンボンドで固定されて形成されている。そして、面取り砥石63は、支持フランジ631と固定フランジ632とによって上下方向から挟持された状態で第1のスピンドル61に固定されている。面取り砥石63の外側面の全周には凹み63aが形成されている。該凹み63aは断面は略円弧状(略U字状)、より、厳密には図1(A)に拡大して示すように、直線テーパ部63bと円弧形状部63cとが組み合わされた形状であると好ましい。例えば、凹み63aの最大幅は300μmに設定される。
なお、面取り砥石63は、円形状の台金(ハブ)と台金の外周側に形成された切り刃とを備えるハブタイプのものであってもよい。
【0025】
ツルーイング手段7は、例えば、外周先端が尖った円板状のツルーイング砥石70と、第1のスピンドル61に平行にZ軸方向に延在する第2のスピンドル72と、を少なくとも備えている。
第2のスピンドル72は、例えば、その上端部から中間部が筐体10内に回転可能に収容されており、下端部が筐体10の底板から外部に突出している。また、第2のスピンドル72の下端部には、ツルーイングモータ73が連結されており、ツルーイングモータ73によって第2のスピンドル72が回転駆動される。
【0026】
ツルーイング砥石70は、例えば、中央に円形の開口700(図2参照)が形成された環状のワッシャー型の砥石であり、ダイヤモンド砥粒等が適宜のメタルボンドで固定されて形成されている。図2においてツルーイング砥石70の寸法の一例を示す。例えば、ツルーイング砥石70は、その先端断面形状がV字状となり、先端の傾斜角度が20度となっており、その直径が58mmで開口700の直径が40mmとなっている。また、その最大厚みが1mm、先端部の厚みが面取り砥石63より薄い150μmに設定されており、従来のツルーイング砥石よりも薄くなっている。なお、ツルーイング砥石70の先端部の厚みは、100μm~200μmであると好ましい。
【0027】
そして、図1(A)、(B)に示すように、ツルーイング砥石70は、支持フランジ7
11と固定フランジ712とによって上下方向から挟持された状態で第2のスピンドル72に固定されている。ツルーイング砥石70は、上記例に限定されるものではなく、一様な厚み(例えば、厚み150μm)の環状のワッシャー型の砥石であってもよい。
【0028】
図1(A)、(B)に示すように、載置棚181には、外形が板状で内部に軸受け740を備える支持部材74が取り付けられており、支持部材74は第2のスピンドル72を回転可能に支持している。
【0029】
載置棚181の上面と支持部材74の下面との間には、剛性を備える材質で形成され所定の傾斜面を備えるテーパシム20が上下から挟まれるようにして配設されている。例えばテーパシムの傾斜面の傾斜角は2度となっている。そして、テーパシム20によって、第1のスピンドル61に対して第2のスピンドル72がX軸方向とZ軸方向とに直交する-Y方向側に所定の角度(例えば、2度)傾けられた状態になっている。テーパシム20は、載置棚181から取り外し可能となっており、例えば傾斜角1度の傾斜面を備える別のテーパシム等と交換可能である。
【0030】
以下に、上記図1(A)、(B)に示す面取り加工装置1によってウェーハWのエッジWdを面取り加工する場合の、面取り加工装置1の動作について説明する。
まず、面取り砥石63の外側面に所望の凹み63aを形成する。即ち、ツルーイングモータ73により、第1のスピンドル61に対して-Y方向側に所定の角度(例えば、2度)傾けられた第2のスピンドル72が回転駆動されるのに伴って、ツルーイング砥石70も回転する。
【0031】
また、モータ64により第1のスピンドル61が回転駆動されるのに伴って、面取り砥石63もZ軸方向の軸心周りに回転する。さらに、X軸移動手段15によって面取り加工手段6が-X方向に所定の送り速度で送られ、回転する面取り砥石63の外側面が回転するツルーイング砥石70の先端に当接することで、外側面全周の凹み63aの形成が行われる。
【0032】
面取り砥石63の外側面に所望の凹み63aを形成した後、X軸移動手段15によって面取り加工手段6が+X方向に所定の送り速度で送られ、ツルーイング砥石70から離間すると共に、回転する面取り砥石63の外側面に形成された凹み63aがウェーハWのエッジWdに当接して面取り加工が施される。面取り加工中は、ウェーハWが保持手段30上でずれてしまわないように、保持手段30の保持面30aに吸引保持されたウェーハWに向かってウェーハ固定手段34のピストンロッド341が下降して、ピストンロッド341によってウェーハWが保持面30aに押し付けられる。さらに、ウェーハWを保持する保持手段30がZ軸方向の軸心周りに回転するのに伴ってウェーハWが回転するため、面取り砥石63の凹み63aの形状がウェーハWのエッジWd全周に転写されるように面取り加工が行われる。
そして、ウェーハWのエッジWdが所定時間面取りされた後、X軸移動手段15によって面取り加工手段6が-X方向に送られ、ウェーハWのエッジWdから離間することで、該ウェーハWに対する面取り加工が終了する。
【0033】
面取り加工が施されたウェーハWが保持手段30の保持面30aから搬出され、新たなウェーハWが保持面30aに載置され吸引保持される。そして、X軸移動手段15によって面取り加工手段6が+X方向に所定の送り速度で送られ、同様にウェーハWのエッジWdの面取り加工が行われていく。
上記のようなウェーハWに対するエッジWdの面取り加工を、1枚又は複数枚のウェーハWに施していくことで、面取り砥石63は磨耗していき凹み63aの形状が変化する。したがって、1枚又は複数枚のウェーハWに対する面取り加工が実施された後、適宜のタ
イミングで、X軸移動手段15によって面取り加工手段6が-X方向に所定の送り速度で送られ、回転する面取り砥石63の外側面が回転するツルーイング砥石70の先端に当接することで、外側面全周の凹み63aの整形が行われる。
【0034】
上記のようなツルーイング砥石70による面取り砥石63の凹み63aの整形や形成が行われることで、ツルーイング砥石70も磨耗していく。ここで、本発明に係るウェーハの面取り加工装置1においては、磨耗したツルーイング砥石70の上記角度(例えば、2度)を、テーパシム20を別の傾斜角度の傾斜面を備えるテーパシムに交換することで、面取り砥石63の外側面に所望の略U字状の凹み63aを形成可能となる。したがって、ツルーイング砥石70の時間の掛かるドレッシングや交換が不要となるため、上記作業のために面取り加工装置1を停止させる必要が無い。したがって、ウェーハWの面取り加工の生産性が下がるという事態を生じさせない。
【0035】
(実施形態2)
図3(A)、(B)に示す面取り加工装置1Aは、図1(A)、(B)に示す面取り加工装置1の構成要素の一部を変更したものである。以下に、面取り加工装置1Aと面取り加工装置1との相違部分について詳しく説明する。
【0036】
面取り加工装置1Aにおいては、ツルーイング手段7の第2のスピンドル72を支持する支持部材74の下面と載置棚181の上面との間にはゴム板又はスプリング等の変形可能な変形部材75がかまされている。
【0037】
本発明に係るウェーハの面取り加工装置1Aは、第1のスピンドル61に対する第2のスピンドル72の傾き角度を変更する図3(B)に示す角度変更手段21を備えている。角度変更手段21は、載置棚181の上面と支持部材74の下面との間に挟まれて、Y軸方向において変形部材75に対向している。
【0038】
角度変更手段21は、例えば、載置棚181の上面に固定され所定の傾斜面(上面)を備える下側テーパシム211を備えている。下側テーパシム211の傾斜面(上面)には、Y軸方向に延びるガイド溝211aが形成されている。ガイド溝211a内には、水平ボールネジ212がY軸方向に延びるように延在しており、該水平ボールネジ212には柱状の可動部材213がその内部に備えたナットにより螺合している。水平ボールネジ212の後端側(+Y方向側)には、モータ214が連結されており、モータ214で回転駆動される水平ボールネジ212の回転方向に応じてガイド溝211aに沿って可動部材213がY軸方向に往復移動する。
【0039】
下側テーパシム211の上方には、所定の傾斜面(下面)を備える上側テーパシム215が配設されており、上側テーパシム215の傾斜面は下側テーパシム211の傾斜面と対向している。上側テーパシム215の傾斜面には嵌合孔215aが形成されており、可動部材213が嵌合孔215aに嵌合している。したがって、可動部材213がY軸方向に往復移動するのに伴って、上側テーパシム215は、その傾斜面が下側テーパシム211の傾斜面に沿うようにしてY軸方向に移動していき、支持部材74に接触している上面の高さ位置も変化する。
そして、上側テーパシム215の高さ位置が変化するのに伴って、変形部材75が変形しつつ支持部材74の傾きが変化し、支持部材74によって支持される第2のスピンドル72のZ軸方向からY軸方向における角度も変化する。
【0040】
図3(B)に示すように、例えば、筐体10内には面取り砥石63の凹み63aの形状を測定する凹み形状測定センサ16が配設されている。凹み形状測定センサ16は、例えば、測定光を照射して面取り砥石63の凹み63aの断面の形状(略U字形状)の最大幅
等を測定する。
【0041】
図3(B)に示すように、面取り加工装置1Aは、装置の各構成要素の制御を行う制御手段9を備えている。CPU等からなる制御手段9は、少なくとも、X軸移動手段15のモータ152、Z軸移動手段17のモータ172、凹み形状測定センサ16、及び角度変更手段21のモータ214に電気的に接続されている。
【0042】
制御手段9はメモリ等の記憶媒体を備えており、該記憶媒体は、所望の面取りがなされたウェーハWのエッジWdの断面の凸み形状を記憶する凸み形状記憶部91として働く。
【0043】
以下に、上記図3(A)、(B)に示す面取り加工装置1AによってウェーハWのエッジWdを面取り加工する場合の、面取り加工装置1Aの動作について説明する。
まず、面取り砥石63の外側面に所望の凹み63aを形成する。即ち、ツルーイングモータ73により、第1のスピンドル61に対して角度変更手段21によって-Y方向側に所定の角度(例えば、1度)傾けられた第2のスピンドル72が回転駆動されるのに伴って、ツルーイング砥石70も回転する。
【0044】
また、モータ64により第1のスピンドル61が回転駆動されるのに伴って、面取り砥石63もZ軸方向の軸心周りに回転する。さらに、X軸移動手段15によって面取り加工手段6が-X方向に所定の送り速度で送られ、回転する面取り砥石63の外側面が回転するツルーイング砥石70の先端に当接することで、外側面全周の凹み63aの形成が行われる。
【0045】
ここで、図4に示すように、Z軸移動手段17(図3(B)参照)によって所定の昇降速度で面取り加工手段6が昇降することで、面取り加工手段6に対して相対的に昇降するツルーイング砥石70によって凹み63aの円弧形状部63cが形成される。
【0046】
面取り砥石63に円弧形状部63cが形成された後、図3(B)に示す角度変更手段21によって第1のスピンドル61に対する第2のスピンドル72の傾き角度が-Y方向側に所定の角度(例えば、2度)傾けられる。即ち、該傾き角度が1度から2度まで大きくなる。
そして、図5に示すように、回転するツルーイング砥石70によって凹み63aの直線テーパ部63bが形成される。
【0047】
面取り砥石63の外側面に図5に示す直線テーパ部63bと円弧形状部63cとを備える所望の凹み63aを形成した後、図3(A)、(B)に示すX軸移動手段15によって面取り加工手段6が+X方向に所定の送り速度で送られ、ツルーイング砥石70から離間すると共に、回転する面取り砥石63の外側面に形成された凹み63aがウェーハWのエッジWdに当接して面取り加工が施される。面取り加工中は、ウェーハ固定手段34のピストンロッド341によってウェーハWが保持面30aに押し付けられる。さらに、ウェーハWを保持する保持手段30がZ軸方向の軸心周りに回転するのに伴ってウェーハWが回転するため、面取り砥石63の凹み63aの形状がウェーハWのエッジWd全周に転写されるように面取り加工が行われる。なお、凹み63aを直線テーパ部63bと円弧形状部63cとを備えるものとすることで、ウェーハWのエッジWdを、まず直線テーパ部63bで削った後に円弧形状部63cに合わせるように削ることができる。そのため、エッジWdが急激に削られることが無くなり、エッジWdの割れ等が発生しないようになる。
そして、ウェーハWのエッジWdが所定時間面取りされた後、X軸移動手段15によって面取り加工手段6が-X方向に送られ、ウェーハWのエッジWdから離間することで、該ウェーハWに対する面取り加工が終了する。
【0048】
面取り加工が施されたウェーハWが保持手段30の保持面30aから搬出され、新たなウェーハWが保持面30aに載置され吸引保持される。そして、X軸移動手段15によって面取り加工手段6が+X方向に所定の送り速度で送られ、同様にウェーハWのエッジWdの面取り加工が行われていく。
ここで、例えば、所望の面取りがなされ保持手段30から搬出されたウェーハWのエッジWdの断面の適切な凸み形状が、作業者又は面取り加工装置1Aに備える図示しない撮像手段等によって測定される。そして、制御手段9の凸み形状記憶部91にウェーハWのエッジWdの断面の凸み形状についての情報が入力されて、凸み形状記憶部91がウェーハWのエッジWdの断面の凸み形状を記憶する。
【0049】
上記のようなウェーハWに対するエッジWdの面取り加工を、1枚又は複数枚のウェーハWに施していくことで、図3(A)、(B)に示す面取り砥石63は磨耗していき凹み63aの形状が変化する。また、ツルーイング砥石70も凹み63aの整形を繰り返し行うことで磨耗する。そこで、1枚又は複数枚のウェーハWに対する面取り加工が実施された後、適宜のタイミングで、X軸移動手段15によって面取り加工手段6が-X方向に所定の送り速度で送られ、図3(B)に示す凹み形状測定センサ16によって面取り砥石63の凹み63aの形状が測定され、凹み形状測定センサ16から制御手段9に対して測定情報が送信される。
【0050】
X軸移動手段15によって面取り加工手段6がさらに-X方向に所定の送り速度で送られ、回転する面取り砥石63の外側面が回転するツルーイング砥石70の先端に当接することで、外側面全周の凹み63aの整形が行われる。ここで、図3(B)に示す凸み形状記憶部91が記憶したウェーハWのエッジWdの断面の適切な凸み形状に対し、凹み形状測定センサ16が測定した凹み63aの形状が合体するように、凹み63a形成時に角度変更手段21とX軸移動手段15とZ軸移動手段17とが、凹み形状測定センサ16から測定情報を受信した制御手段9によって制御される。
【0051】
例えば、X軸移動手段15のモータ152、Z軸移動手段17のモータ172、及び角度変更手段21のモータ214が、図示しないパルス発振器から供給される駆動パルスによって動作するパルスモータである場合には、制御手段9が、モータ152、モータ172、又はモータ214に供給される駆動パルス数をカウントすることで、X軸移動手段15により移動される面取り加工手段6の位置、Z軸移動手段17により移動される面取り加工手段6の高さ位置、及び角度変更手段21により変更される第1のスピンドル61に対する第2のスピンドル72の傾き角度を把握して、例えば、磨耗したツルーイング砥石70によって凹み63aに円弧形状部63c及び直線テーパ部63bが形成されるように各構成要素の位置制御等が行われる。
【0052】
なお、X軸移動手段15のモータ152、Z軸移動手段17のモータ172、及び角度変更手段21のモータ214をサーボモータとし、サーボモータにロータリエンコーダが接続された構成としてもよい。ロータリエンコーダは、サーボアンプとしての機能も有する制御手段9に接続されており、制御手段9からサーボモータに対して動作信号が供給された後、エンコーダ信号(サーボモータの回転数)を制御手段9に対して出力する。制御手段9は受け取ったエンコーダ信号により、X軸移動手段15により移動される面取り加工手段6の位置、Z軸移動手段17により移動される面取り加工手段6の高さ位置、及び角度変更手段21により変更される第1のスピンドル61に対する第2のスピンドル72の傾き角度を把握して、例えば、ツルーイング砥石70によって凹み63aに円弧形状部63c及び直線テーパ部63bが形成されるように各構成要素の位置制御等が行われる。
【0053】
上記制御手段9による制御が行われつつ、回転する面取り砥石63の外側面が回転するツルーイング砥石70の先端に当接することで、外側面全周の凹み63aの整形が行われ
る。
上記のようなツルーイング砥石70による面取り砥石63の凹み63aの整形や形成が行われることで、ツルーイング砥石70も磨耗していく。ここで、本発明に係るウェーハの面取り加工装置1Aにおいては、磨耗したツルーイング砥石70の上記角度を角度変更手段21で変更することで、面取り砥石63の外側面に所望の略U字状の凹み63aを形成可能となる。したがって、ツルーイング砥石70の時間の掛かるドレッシングや交換が不要となるため、上記作業のために面取り加工装置1Aを停止させる必要が無い。したがって、ウェーハWの面取り加工の生産性が下がるという事態を生じさせない。
【0054】
本発明に係るウェーハの面取り加工装置1Aは、第1のスピンドル61に対する第2のスピンドル72の傾き角度を変更する角度変更手段21を備えることで、第1のスピンドル61に対して第2のスピンドル72をX軸方向とZ軸方向とに直交するY軸方向側に所定の角度傾けることがより容易になる。
【0055】
本発明に係るウェーハの面取り加工装置1Aは、面取り砥石63の凹み63aの形状を測定する凹み形状測定センサ16と、面取りがなされたウェーハWのエッジWdの断面の凸み形状を記憶する凸み形状記憶部91と、Z軸方向に面取り加工手段6とツルーイング手段7とを相対的に移動させるZ軸移動手段17と、凸み形状記憶部91が記憶したウェーハWの凸み形状に対し、凹み形状測定センサ16が測定した面取り砥石63の凹み63aの形状が合体するように、凹み63a形成時に角度変更手段21とX軸移動手段15とZ軸移動手段17とを制御する制御手段9と、を備えることで、ツルーイング砥石70が磨耗した場合等においても凹み63aの形状を常に所望の形状にすることが可能となる。
【0056】
本発明に係るウェーハの面取り加工装置は上述の実施形態1、2に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。また、添付図面に図示されているウェーハの面取り加工装置1、1Aの各構成要素の外形や大きさ等についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。
【0057】
例えば、図3(A)、(B)に示すウェーハの面取り加工装置1Aの筐体10内に、ツルーイング砥石70の直径を測定する直径測定手段(光センサ等)を配設する。また、制御手段9に該直径測定手段が測定した直径から図3(B)に示す角度変更手段21の適切な角度を算出する算出手段を含むものとする。そして、角度変更手段21による第1のスピンドル61に対する第2のスピンドル72の傾き角度の変更を、該算出手段により算出された角度に基づいて行うものとしてもよい。
【符号の説明】
【0058】
W:ウェーハ Wd:ウェーハのエッジ
1:面取り加工装置 10:筐体
15:X軸移動手段 159: ベース 150:水平ボールネジ 151:一対のガイドレール 152:モータ 153:可動板
17:Z軸移動手段 179:一対の支持板 170:鉛直ボールネジ 171:ガイドレール 172:モータ 173:可動部材
180:ブラケット 181:載置棚
30:保持手段 300:吸引路 30a:保持面 33:ロータリージョイント
39:吸引源 35:モータ
34:ウェーハ固定手段 341:ピストンロッド
6:面取り加工手段 61:第1のスピンドル 63:面取り砥石 62:ハウジング 64:モータ
63:面取り砥石 63a:面取り砥石の凹み
7:ツルーイング手段 70:ツルーイング砥石 72:第2のスピンドル 73:ツルーイングモータ 74:支持手段
20:テーパシム
1A:面取り加工装置 74:支持手段 75:変形部材
21:角度変更手段 211:下側テーパシム 211a:ガイド溝 213:可動部材214:モータ 215:上側テーパシム
16:凹み形状測定センサ
9:制御手段 91:凸み形状記憶部
図1
図2
図3
図4
図5