(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-10-23
(45)【発行日】2023-10-31
(54)【発明の名称】ネットリスト生成方法及び生成装置
(51)【国際特許分類】
G06F 30/33 20200101AFI20231024BHJP
G06F 30/398 20200101ALI20231024BHJP
G01R 31/28 20060101ALI20231024BHJP
【FI】
G06F30/33
G06F30/398
G01R31/28 F
(21)【出願番号】P 2019194192
(22)【出願日】2019-10-25
【審査請求日】2022-09-01
(73)【特許権者】
【識別番号】000191238
【氏名又は名称】日清紡マイクロデバイス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】池田 茂穂
【審査官】堀井 啓明
(56)【参考文献】
【文献】特開2002-156418(JP,A)
【文献】特開平07-121576(JP,A)
【文献】特開2010-040047(JP,A)
【文献】特開2016-218577(JP,A)
【文献】特開2003-086689(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 30/33
G06F 30/398
G01R 31/28
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1手段と、前記第1手段からの出力が入力される第2手段と、前記第1手段及び前記第2手段のそれぞれからの出力が入力される第3手段と、を備えるネットリスト生成装置において実行される方法であって、
半導体集積回路の第1ネットリストと前記半導体集積回路の第1レイアウトパターンに基づいて前記第1ネットリストのノード情報が付加された第2レイアウトパターンを
前記第1手段により生成し、前記第2レイアウトパターンに対して所定の大きさのダストデータをX,Y方向に単位移動量で複数回移動させて前記ダストデータで接続される一対のノードの組み合わせの第2ネットリストを
前記第2手段により生成し、同一ノードの組み合わせの前記第2ネットリストが1つのときはその1つを、複数のときはその内から選択した1つを、前記第1ネットリストに追加して欠陥検出シミュレーション用の第3ネットリストを
前記第3手段により生成することを特徴とするネットリスト生成方法。
【請求項2】
請求項1に記載のネットリスト生成方法において、
前記第2ネットリストは、前記一対のノードの間を所定の値の抵抗で短絡させたネットリストであることを特徴とするネットリスト生成方法。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のネットリスト生成方法において、
同一ノードの組み合わせの前記第2ネットリストが複数生成されたときは、該複数の第2ネットリストの数に応じて故障予測率を
前記第3手段により算出することを特徴とするネットリスト生成方法。
【請求項4】
半導体集積回路の第1ネットリストと前記半導体集積回路の第1レイアウトパターンに基づいて前記第1ネットリストのノード情報が付加された第2レイアウトパターンを生成する第1手段と、前記第2レイアウトパターンに対して所定の大きさのダストデータをX,Y方向に単位移動量で複数回移動させ前記ダストデータで接続される一対のノードを組み合わせた短絡配線の第2ネットリストを生成する第2手段と、該第2手段で同一ノードの組み合わせの前記第2ネットリストが1つ生成されたときはその1つを、複数生成されたときはその内から選択した1つを前記第1ネットリストに追加して欠陥検出シミュレーション用の第3ネットリストを生成する第3手段を備えることを特徴とするネットリスト生成装置。
【請求項5】
請求項4に記載のネットリスト生成装置において、
前記第2ネットリストは、前記一対のノードの間を所定の値の抵抗で短絡させたネットリストであることを特徴とするネットリスト生成装置。
【請求項6】
請求項4又は5に記載のネットリスト生成装置において、
前記第3手段は、前記第2手段によって同一ノードの組み合わせの前記第2ネットリストが複数生成されたときは、該複数の短絡配線ネットリストの数に応じて算出した故障予測率を出力することを特徴とするネットリスト生成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体集積回路の欠陥検出シミュレーション用のネットリスト生成方法及び生成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
半導体集積回路の製造では、欠陥品を流出させないために、製造段階でのダスト混入や製造不良を検出する外観目視検査及び半導体集積回路の動作異常を判定する動作検証を行なっている。外観目視検査で検出できるダストの大きさには限界があり、外観目視検査で洩れた欠陥は動作検証で検出する必要があるが、この検出の確度を上げることが重要となる。
【0003】
動作検証を行うための欠陥検出シミュレーション用のネットリストは、一般的に入力信号と判定条件を欠陥状態を想定して作成し、そのネットリストを対象にして欠陥検出シミュレーションによる事前検証を行ない、十分な検出率に低下するまで配線のレイアウトパターンを作り込むことが行われる。しかし、全ての短絡欠陥レイアウトパターンを欠陥検出シミュレーション用のネットリストに網羅することは困難である。近年では、レイアウトパターンによる重み付けを行い、重み付き欠陥検出率が利用されるようになってきている。(例えば、特許文献1参照。)
【0004】
そこで、配線のレイアウトパターンにダストデータを重ね、そのダストデータをX,Y方向に単位移動量で複数回移動させて短絡配線ネットリストを生成し、この生成を繰り返して総当たりで短絡配線ネットリストを生成することで、欠陥検出シミュレーション用のネットリストを生成する方法がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、この手法では、欠陥検出シミュレーション用のネットリストの生成に膨大な時間がかかる上、生成されるデータ量も膨大となる。
【0007】
本発明の目的は、欠陥検出シミュレーション用のネットリストの生成を効率化することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明のネットリスト生成方法は、第1手段と、前記第1手段からの出力が入力される第2手段と、前記第1手段及び前記第2手段のそれぞれからの出力が入力される第3手段と、を備えるネットリスト生成装置において実行される方法であって、半導体集積回路の第1ネットリストと前記半導体集積回路の第1レイアウトパターンに基づいて前記第1ネットリストのノード情報が付加された第2レイアウトパターンを前記第1手段により生成し、前記第2レイアウトパターンに対して所定の大きさのダストデータをX,Y方向に単位移動量で複数回移動させて前記ダストデータで接続される一対のノードの組み合わせの第2ネットリストを前記第2手段により生成し、同一ノードの組み合わせの前記第2ネットリストが1つのときはその1つを、複数のときはその内から選択した1つを、前記第1ネットリストに追加して欠陥検出シミュレーション用の第3ネットリストを前記第3手段により生成することを特徴とする。
【0009】
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のネットリスト生成方法において、前記第2ネットリストは、前記一対のノードの間を所定の値の抵抗で短絡させたネットリストであることを特徴とする。
【0010】
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載のネットリスト生成方法において、同一ノードの組み合わせの前記第2ネットリストが複数生成されたときは、該複数の第2ネットリストの数に応じて故障予測率を前記第3手段により算出することを特徴とする。
【0011】
請求項4にかかる発明のネットリスト生成方法は、半導体集積回路の第1ネットリストと前記半導体集積回路の第1レイアウトパターンに基づいて前記第1ネットリストのノード情報が付加された第2レイアウトパターンを生成する第1手段と、前記第2レイアウトパターンに対して所定の大きさのダストデータをX,Y方向に単位移動量で複数回移動させ前記ダストデータで接続される一対のノードを組み合わせた短絡配線の第2ネットリストを生成する第2手段と、該第2手段で同一ノードの組み合わせの前記第2ネットリストが1つ生成されたときはその1つを、複数生成されたときはその内から選択した1つを前記第1ネットリストに追加して欠陥検出シミュレーション用の第3ネットリストを生成する第3手段を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項5にかかる発明は、請求項4に記載のネットリスト生成装置において、前記第2ネットリストは、前記一対のノードの間を所定の値の抵抗で短絡させたネットリストであることを特徴とする。
【0013】
請求項6にかかる発明は、請求項4又は5に記載のネットリスト生成装置において、前記第3手段は、前記第2手段によって同一ノードの組み合わせの前記第2ネットリストが複数生成されたときは、該複数の短絡配線ネットリストの数に応じて算出した故障予測率を出力することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、ノード情報が付加された第2レイアウトパターンのX,Y方向にダストデータを単位移動量で移動させて、前記ダストデータで接続される一対のノードの組み合わせの第2ネットリストを生成し、同一ノードの組み合わせの前記第2ネットリストが1つのときはその1つを、複数のときはその内から選択した1つを、前記第1ネットリストに追加して欠陥検出シミュレーション用の第3ネットリストを生成するので、その生成が効率化される。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【
図1】本発明の1つの実施例の欠陥検出シミュレーション用のネットリスト生成装置のブロック図である。
【
図2】
図1の生成装置の処理のフローチャートである
【
図3】(a)はCMOSインバータの回路図、(b)は(a)の回路のネットリスト、(c)はネットリストとレイアウトパターンからノード情報付きレイアウトパターンを生成する説明図である。
【
図4】ノード情報付きレイアウトパターンにダストデータを重ねた説明図である。
【
図5】
図4のダストデータを抵抗で表した短絡配線の説明図である。
【
図6】(a)はノード情報付きレイアウトパターンにダストデータを重ねてそのダストデータをX方向に移動している説明図、(b)は移動で得られた短絡配線ネットリストの説明図である。
【
図7】(a)は得られた短絡配線ネットリストの説明図、(b)は重複する短絡配線ネットリストの集計の説明図、(c)はダストデータが位置(D30-1)にあるときの短絡配線ネットリスト、(d)は重複する短絡配線ネットリストを排除して得たダストデータが位置(D30-2)にあるときの短絡配線ネットリストの説明図である。
【
図8】(a),(b)は欠陥検出シミュレーション用のネットリストの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1は本発明の実施例の欠陥検出シミュレーション用のネットリスト生成装置のブロック図である。生成装置の入力データは、半導体集積回路の配線のネットリストD10と、当該の半導体集積回路の配線のレイアウトパターン(第1レイアウトパターン)D20と、当該の半導体集積回路に混入が想定されるダストのデータD30である。ダストデータD30は外観の目視検査で検出することが困難な大きさの内でサイズ(直径)が最大のものである。
【0017】
まず、接続情報比較装置(第1の手段)10にネットリストD10とレイアウトパターンD20を入力して接続情報比較を行う。これにより、半導体集積回路のネットリストD10の内の今回の処理の対象となるネットリスト(合成抵抗の記述等レイアウトパターンを表現したネットリスト:第1ネットリスト)D11と、当該ネットリストD11についてのノードが付加されたノード情報付きレイアウトパターン(第2レイアウトパターン)D21が得られる。そこで、レイアウトパターンD21とダストデータD30を短絡配線ネットリスト生成装置(第2の手段)20に入力する。これにより、ダストデータD30で接続される短絡配線を微小抵抗で表した短絡配線ネットリスト(第2ネットリスト)D12と重複する短絡配線ネットリストD12の集計結果D40が得られる。30はネットリストD11と短絡配線ネットリストD12と集計結果D40を入力して欠陥検出シミュレーション用のネットリスト(第3ネットリスト)D13を生成するとともに故障予測率D50を演算して出力する後処理装置である。40は記憶装置である。
【0018】
図2は
図1の欠陥検出シミュレーション用のネットリスト生成装置の処理のフローチャートである。まず、接続情報比較装置10にネットリストD10とレイアウトパター
ンD20のデータを入力する(ステップS1)。
図3(a)に示すPMOSトランジスタM1とNMOSトランジスタM2からなるCMOSインバータの回路を例にして説明すると、そのネットリストD10は
図3(b)に示すD101,D102ようになる。
図3(b)において、1桁目はトランジスタ名、2桁目はドレインノード、3桁目はゲートノード、4桁目はソースノード、5桁目はバックゲートノード、6桁目はトランジスタの極性を示している。
【0019】
接続情報比較装置10では、レイアウトパターンD20とネットリストD10とでノードの接続情報比較を行う(ステップS2)。この比較により、
図3(c)に示すように、接続比較したネットリストD11(この場合はD10と同じ)及びネットリストD11のノード情報付きレイアウトパターンD2
1を出力する(ステップ3)。
【0020】
次に、短絡配線ネットリスト生成装置20にノード情報付きレイアウトパターンD21を入力してレイアウトの解析を行う。ここでは、ダストデータD30のダストサイズとダストデータD30のレイアウトパターンの単位移動量(例えばグリッドピッチ)を入力する(ステップ4)。この短絡配線ネットリスト生成装置20では、ノード情報付きレイアウトパターンD21に、
図4に示すように、ダストデータD30を重ねて、そのダストデータD30により接続されるノードを抽出する。抽出したノードが異なっていた場合、短絡させる必要があると判断する。
図4では、ダストデータD30は異なるノードn1とn2に接している。
【0021】
図4に示すようにノードn1とn2がダストデータD30で接続されているときは、
図5に示すように、そのノードn1とn2を微少な値の抵抗Rd11により接続させた短絡配線ネットリストD12を生成し、これを記憶装置40に保存する。抵抗Rd11の値は例えば1mΩであり、記憶装置40に予め記憶させておく。そして、ノード情報付きのレイアウトパターンD21に重ねるダストデータD30を、
図6に示すように、X方向に単位移動量で移動すること繰り返し、同様にY方向にも同様に繰り返す。これにより、移動した各位置でダストデータ30により接続された一対のノードの短絡配線ネットリストD12が生成され、記憶装置40に記憶される。
【0022】
例えば、
図6に示すように、ダストデータD30が第1の位置(D30-1)にあるときは、ノードn1とn2が接続されるので短絡配線ネットリストD121が生成される。この第1の位置(D30-1)は
図5の位置と同じである。また、第2の位置(D30-2)にあるときは、ノードn1とn2が接続され、且つノードn2とn3が接続されるので、微小抵抗Rd21,Rd22を持つ短絡配線ネットリストD122,D123が生成される。第3の位置(D30-3)にあるときも、ノードn1とn2が接続され、且つノードn2とn3が接続されるので、微小抵抗Rd31,Rd32を持つ短絡配線ネットリストD124,D125が生成される(ステップS5)。
【0023】
このように、移動させたダストデータD30が、その位置で異なる2個のノードに接していれば、そこで少なくとも1つの短絡配線ネットリストが生成される。
図6の例では、ダストデータD30が移動した3個所の位置で、合計5個の短絡配線ネットリストD121~D125が生成され、記憶装置40に保存される。
【0024】
ステップS6では、ダストデータD30で接続されるノードの全部を抽出して短絡配線ネットリストD12として記憶装置40に記憶させた後、後処理装置30によって、得られた短絡配線ネットリストD12の全部の集計と、重複する短絡配線ネットリストの排除処理を行う。
図7(a)に示すように5個の短絡配線ネットリストD12が得られたときは、ノードn1とn2の組み合わせの短絡配線ネットリストはD121,D122,D124の3個であり、ノードn2とn3の組み合わせの短絡配線ネットリストはD123,D125の2個であるので、集計結果D40は
図7(b)に示すようになる。また、同一のノードの組み合わせの短絡配線ネットリストを選択して1つにすると、
図7(c)に示すように、ダストデータD30が第1の位置(D30-1)のときの短絡配線ネットリストD121と、
図7(d)に示すように、ダストデータD30が第2の位置(D30-2)のときの短絡配線ネットリストD122,D123を抽出することができる。ダストデータD30が第2の位置(D30-2)のときの短絡配線ネットリストD122,D123と第3の位置(D30-3)のときの短絡配線ネットリストD124,D125は実質的に同じであるので、前者を選択している。
【0025】
ステップS7では、後処理装置30によって、選択した
図7(c),(d)の短絡配線ネットリストを使用し
て欠陥検出シミュレーション用のネットリストD13を生成する。また、短絡配線ネットリストの全部の集計によって故障予測率D50を算出する。欠陥検出シミュレーション用のネットリストD13は、
図8(a)に示すように、
図7(c)で説明した短絡配線ネットリストD121をネットリストD11に加えることで生成されるネットリストD13-1と、
図8(b)に示すように、
図7(d)で説明した選択された短絡配線ネットリストD122,D123をネットリストD11に加えることで生成されるネットリストD13-2となり、これらが記憶装置40に格納され、最終的に後処理装置30からネットリストD13として出力される。また、故障予測率は、「同一ノードの組み合わせの短絡配線ネットリストの数/ダストデータD30が移動した位置の合計(=X方向の移動回数×Yの移動回数)」にて算出する。ダストデータD30が移動した位置の合計をZとすると、
図6に示す操作において得られた
図7(a)の短絡配線ネットリストD12では、故障予測率D50は、ノードn1とn2の間では「3/Z」、ノードn2とn3の間では「2/Z」となる。
【0026】
以上のようにして生成した当該半導体集積回路の欠陥検出シミュレーション用のネットリストD13を対象として、当該半導体集積回路の欠陥検出シミュレーションを実行することで、当該半導体集積回路の短絡欠陥の検出率を調べることができる。さらに、ダストデータD30のサイズをより大きくすることで、外観目視検査で検出洩れのあったノードの組み合わせをより高い精度で検出することができる。
【0027】
本実施例によれば、ノード情報が付加されたレイアウトパターンD21のX,Y方向にダストデータD30を単位移動量で移動させて、ダストデータD30で接続される一対のノードの組み合わせの第2ネットリストD12を生成し、同一ノードの組み合わせの第2ネットリストD12が1つのときはその1つを、複数のときはその内から選択した1つを、ネットリストD11に追加して欠陥検出シミュレーション用のネットリストD13を生成するので、そのネットリストD13の生成が効率化される。
【0028】
また、短絡の危険性があるにも拘らず検出できなかったレイアウトパターンについてはダストデータD30のサイズを見直すことで、短絡危険個所の検出率を向上することができる。
【0029】
また、同一ノードの組み合わせの短絡配線ネットリストの集計結果で得られた故障予測率により、ダストデータによる短絡の危険性が高い個所を予測することができるので、発生頻度の高い短絡危険個所に対する欠陥検出シミュレーションを優先的に実施することにより、従来より効率的に出荷テストが行える。
【0030】
また、上記した故障予測率に応じて、レイアウト段階において、短絡の危険性の高い個所を優先して配線の移動や配線間隔を拡張することにより、限られたレイアウト面積内でのダストによる短絡故障の発生を少なくすることができる。
【符号の説明】
【0031】
10:接続情報比較装置
20:短絡配線ネットリスト生成装置
30:後処理装置
40:記憶装置
D10:ネットリスト
D11:接続比較したネットリスト(第1ネットリスト)
D12:短絡配線ネットリスト(第2ネットリスト)
D13:欠陥検出シミュレーション用ネットリスト(第3ネットリスト)
D20:レイアウトパターン(第1レイアウトパターン)
D21:ノード情報付きレイアウトパターン(第2レイアウトパターン)
D30:ダストデータ
D40:重複する短絡配線ネットリストの集計結果
D50:故障予測率