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特許7386595配線基板、半導体装置及び配線基板の製造方法
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  • 特許-配線基板、半導体装置及び配線基板の製造方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-16
(45)【発行日】2023-11-27
(54)【発明の名称】配線基板、半導体装置及び配線基板の製造方法
(51)【国際特許分類】
   H05K 1/18 20060101AFI20231117BHJP
   H01L 21/60 20060101ALI20231117BHJP
   H05K 3/00 20060101ALI20231117BHJP
   H05K 3/24 20060101ALI20231117BHJP
   H05K 3/28 20060101ALI20231117BHJP
【FI】
H05K1/18 J
H01L21/92 602G
H05K3/00 N
H05K3/24 D
H05K3/28 B
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2018072937
(22)【出願日】2018-04-05
(65)【公開番号】P2019186319
(43)【公開日】2019-10-24
【審査請求日】2021-01-28
【審判番号】
【審判請求日】2022-08-09
(73)【特許権者】
【識別番号】000190688
【氏名又は名称】新光電気工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】竹内 浩文
【合議体】
【審判長】井上 信一
【審判官】山田 正文
【審判官】畑中 博幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-208007(JP,A)
【文献】特開2001-196496(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2014/0293547(US,A1)
【文献】特開2017-34059(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05K1/18
H05K3/28
H05K3/24
H05K3/00
H01L21/92
H01L23/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
絶縁層と、
第1の面及び前記第1の面と交差する側面を有し、前記第1の面が前記絶縁層から露出した接続端子と、
前記絶縁層内に設けられ、前記接続端子に接続された導電層と、
を有し、
前記絶縁層に、前記側面の少なくとも一部に沿った空隙が形成されており、
前記接続端子の直径は、前記第1の面から離間するにつれて減少し、
前記導電層は、前記絶縁層の前記接続端子を露出する面とは反対側の面から露出し、
前記接続端子の前記第1の面とは反対側の第2の面の全体が前記導電層に接触し
前記第2の面の面積は、前記導電層の前記接続端子が接触する面の面積よりも小さいことを特徴とする配線基板。
【請求項2】
前記空隙は、前記側面の全周にわたって形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
【請求項3】
前記第1の面が前記絶縁層の表面より深い位置にあることを特徴とする請求項1又は2に記載の配線基板。
【請求項4】
請求項1乃至3のいずれか1項に記載の配線基板と、
前記配線基板に実装された半導体チップと、
を有し、
前記半導体チップは、前記接続端子に接続された電極パッドを有することを特徴とする半導体装置。
【請求項5】
支持体の上に導電層を形成する工程と、
前記支持体の上に前記導電層を覆う絶縁層を形成する工程と、
前記絶縁層に前記導電層に達するビアホールを形成する工程と、
前記ビアホール内に、第1の面及び前記第1の面と交差する側面を有し、前記第1の面が前記絶縁層から露出する接続端子を形成する工程と、
前記絶縁層に、前記側面の少なくとも一部に沿った空隙を形成する工程と、
前記空隙を形成した後に、前記支持体の一部を除去する工程と、
を有し、
前記接続端子の直径は、前記第1の面から離間するにつれて減少し、
前記導電層は、前記絶縁層の前記接続端子を露出する面とは反対側の面から露出し、
前記接続端子の前記第1の面とは反対側の第2の面の全体が前記導電層に接触し、
前記第2の面の面積は、前記導電層の前記接続端子が接触する面の面積よりも小さいことを特徴とする配線基板の製造方法。
【請求項6】
レーザ光の照射により前記空隙を形成することを特徴とする請求項5に記載の配線基板の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配線基板、半導体装置及び配線基板の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
配線基板を製造する際には、導電パッドを覆うようにソルダレジスト層を形成し、導電パッドを露出する開口部をソルダレジスト層に形成し、開口部を通じて突出する導電ポストを形成している。そして、半導体チップ等の電子部品を実装して半導体装置を製造する際には、はんだボール等を用いて、導電ポストと電子部品の導電パッドとを接合している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2014-33067号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、半導体装置及び配線基板の更なる微細化が要求されているが、良好な導電性及び機械的強度を得ながら従来の配線基板を微細化することは困難である。
【0005】
本発明は、良好な導電性及び機械的強度を得ながら微細化することができる配線基板、半導体装置及び配線基板の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
配線基板の一態様は、絶縁層と、第1の面及び前記第1の面と交差する側面を有し、前記第1の面が前記絶縁層から露出した接続端子と、前記絶縁層内に設けられ、前記接続端子に接続された導電層と、を有し、前記絶縁層に、前記側面の少なくとも一部に沿った空隙が形成されており、前記接続端子の直径は、前記第1の面から離間するにつれて減少し、前記導電層は、前記絶縁層の前記接続端子を露出する面とは反対側の面から露出し、前記接続端子の前記第1の面とは反対側の第2の面の全体が前記導電層に接触し、前記第2の面の面積は、前記導電層の前記接続端子が接触する面の面積よりも小さい
【発明の効果】
【0007】
開示の技術によれば、良好な導電性及び機械的強度を得ながら微細化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】第1の実施形態に係る配線基板を示す図である。
図2】第1の実施形態に係る配線基板を用いて半導体パッケージを製造する方法を示す断面図である。
図3】配線基板の参考例を示す断面図である。
図4】第1の実施形態に係る配線基板の製造方法を示す断面図(その1)である。
図5】第1の実施形態に係る配線基板の製造方法を示す断面図(その2)である。
図6】第2の実施形態に係る配線基板を示す断面図である。
図7】第3の実施形態に係る配線基板を示す平面図である。
図8】第1の実施形態の変形例を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、実施形態について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省くことがある。
【0010】
(第1の実施形態)
第1の実施形態について説明する。第1の実施形態は配線基板に関する。
【0011】
[配線基板の構造]
先ず、配線基板の構造について説明する。図1は、第1の実施形態に係る配線基板の構造を示す図である。図1(a)は断面図であり、図1(b)は平面図である。図1(a)は図1(b)中のI-I線に沿った断面図に相当する。
【0012】
図1に示すように、第1の実施形態に係る配線基板100は、導電層120、絶縁層130、接続端子132及び薄箔113を有する。接続端子132は、第1の面132A及び第1の面132Aと交差する側面を有しており、第1の面132Aが絶縁層130から露出している。絶縁層130には、接続端子132の側面に沿った空隙133が形成されている。
【0013】
絶縁層130の材料としては、例えば、エポキシ系樹脂、イミド系樹脂、フェノール系樹脂、シアネート系樹脂等を主成分とする熱硬化性の非感光性樹脂を用いることができる。絶縁層130の材料として、例えば、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、合成ゴム等を主成分とする熱硬化性の感光性樹脂を用いてもよい。接続端子132としては、例えば銅(Cu)ポストが用いられる。
【0014】
導電層120は絶縁層130内に設けられ、接続端子132に接続されている。導電層120は、接続端子132に接続された接続部122の他に、微細配線121及び導電パッド123を有する。例えば、微細配線121を介して、接続部122と導電パッド123とが電気的に接続されている。
【0015】
第1の面132Aは絶縁層130の第1の面130Aから露出しており、接続端子132の直径は、第1の面132Aから離間するにつれて減少している。導電層120は、第1の面130Aとは反対側の第2の面130Bから露出している。第2の面130Bは薄箔113により覆われており、導電層120が薄箔113に接している。導電層120及び薄箔113の材料には、例えば銅等の金属が用いられる。
【0016】
[配線基板を用いて半導体パッケージを製造する方法]
次に、配線基板100を用いて半導体パッケージを製造する方法について説明する。図2は、配線基板100を用いて半導体パッケージを製造する方法を示す断面図である。
【0017】
先ず、電極パッド501を備えた半導体チップ500を準備し、電極パッド501と接続端子132との間にはんだボールを介在させてリフローを行う。この結果、図2(a)に示すように、はんだボールが溶融し、その一部が空隙133に流れ込み、空隙133内で凝固し、接続端子132の第1の面132A及び側面を覆うように、はんだ層502が形成される。また、はんだ層502により、接続端子132と電極パッド501とが接合される。次いで、エポキシ樹脂等の封止樹脂510により半導体チップ500を封止する。半導体チップ500に代えて、キャパシタや抵抗等の電子部品を実装してもよい。
【0018】
その後、図2(b)に示すように、薄箔113を剥離し、導電パッド123上にはんだボール520を搭載する。はんだボール520及びはんだ層502の材料としては、錫銀(SnAg)系合金、錫亜鉛(SnZn)系合金及び錫銅(SnCu)系合金等の無鉛はんだ、並びに鉛錫(PbSn)系合金の有鉛はんだが例示される。
【0019】
このようにして半導体パッケージ530を製造することができる。半導体パッケージ530は半導体装置の一例である。
【0020】
ここで、本実施形態に係る配線基板100の効果について、二つの参考例と比較しながら説明する。図3は、配線基板の参考例を示す断面図である。
【0021】
図3(a)に示す第1の参考例には、接続端子132が含まれておらず、接続部122上にはんだバンプ181が設けられている。第1の参考例と配線基板100とを比較すると、半導体チップの実装後における、はんだと銅との接合面積が、配線基板100で大きい。また、半導体チップを引き抜く方向の荷重が作用した場合、第1の参考例では、当該方向に垂直な面のみではんだバンプ181と接続部122とが接するのに対し、配線基板100では、図2(a)に示すように、はんだ層502が接続端子132の側面に沿って第1の面132Aの裏側まで回り込んでいる。このため、接続端子132がはんだ層502の離脱を阻害し、半導体チップも離脱しにくい。従って、配線基板100は機械的強度の点で第1の参考例よりも有利である。更に、銅の導電率ははんだの導電率より著しく高いため、配線基板100は電流経路の抵抗の点でも第1の参考例よりも有利である。
【0022】
図3(b)に示す第2の参考例には、接続部122に接続される配線層191が絶縁層130上に形成され、配線層191を覆うようにソルダレジスト層190が形成されている。ソルダレジスト層190に、配線層191の一部を露出する開口部192が形成されている。第2の参考例と配線基板100とを比較すると、ソルダレジスト層190の分だけ第2の参考例が厚く、配線基板100は薄さの点で第2の参考例よりも有利である。更に、第2の参考例の配線基板を製造するためには、ソルダレジスト層190の形成に関する塗布、露光、現像及び硬化等の処理が必要となり、配線基板100は工数及びコストの点でも第2の参考例よりも有利である。
【0023】
[配線基板の製造方法]
次に、配線基板の製造方法について説明する。図4図5は、第1の実施形態に係る配線基板の製造方法を示す断面図である。
【0024】
先ず、図4(a)に示すように、最外層が金属箔である支持体110を準備する。支持体110としては、例えば、プリプレグ111上にキャリア付き金属箔114が積層されたものを用いることができる。支持体110の厚さは、例えば18μm~100μm程度とすることができる。
【0025】
プリプレグ111は、例えば、ガラス繊維やアラミド繊維等の織布や不織布(図示せず)にエポキシ系樹脂等の絶縁樹脂を含侵させたものである。キャリア付き金属箔114は、銅等の金属箔からなる厚さ10μm~50μm程度の厚箔(キャリア箔)112上に、剥離層(図示せず)を介して、銅等の金属箔からなる厚さ1.5μm~5μm程度の薄箔113が剥離可能な状態で貼着されたものである。厚箔112は、薄箔113の取り扱いを容易にするための支持材として設けられている。厚箔112の下面は、プリプレグ111の上面に接着されている。
【0026】
図4(a)に示すように、キャリア付き金属箔114は支持体110の両面に設けられており、以降の処理は、両キャリア付き金属箔114上で行われる。ただし、図4(b)以降には、キャリア付き金属箔114の一方のみを図示する。
【0027】
支持体110の準備後、図4(b)に示すように、支持体110の薄箔113の上面に、微細配線121、接続部122及び導電パッド123を含む導電層120を形成する。具体的には、例えば、支持体110の薄箔113の上面に、導電層120を形成する部分に開口部を備えたレジスト層(ドライフィルムレジスト等)を形成する。そして、キャリア付き金属箔114をめっき給電層に利用する電解めっき法により、レジスト層の開口部内に露出する薄箔113の上面に銅等を析出させ導電層120を形成する。その後、剥離液を用いてレジスト層を剥離することで、支持体110の薄箔113の上面に、微細配線121、接続部122及び導電パッド123を含む導電層120が形成される。
【0028】
その後、図4(c)に示すように、導電層120を覆う絶縁層130を薄箔113上に形成する。絶縁層130の材料としては、上述のように、例えば、熱硬化性の非感光性樹脂又は感光性樹脂を用いることができる。
【0029】
続いて、図4(d)に示すように、レーザ光の照射により、接続部122に達するビアホール131を絶縁層130に形成する。次いで、デスミア処理により、ビアホール131内に露出する接続部122に付着した絶縁層130の残渣を除去すると共に、接続部122の表面及びビアホール131の内面を粗化する。
【0030】
その後、図5(a)に示すように、ビアホール131内で接続部122上に接続端子132を形成する。例えば、接続端子132は、キャリア付き金属箔114をめっき給電層に利用する電解めっき法により形成することができる。接続端子132はビアホール131内に形成すればよく、絶縁層130上にまで形成する必要がないため、シード層の形成及びめっきレジストパターンの形成等は不要である。
【0031】
続いて、接続端子132の周辺にレーザ光を照射することにより、図5(b)に示すように、接続端子132の側面に沿う空隙133を形成する。プラズマ処理等により空隙133を形成してもよい。
【0032】
次いで、図5(c)に示すように、図5(b)に示す構造体から支持体110の一部を除去する。具体的には、支持体110に機械的な力を加え、キャリア付き金属箔114の薄箔113と厚箔112との界面を剥離する。前述のように、キャリア付き金属箔114は、薄箔113上に剥離層(図示せず)を介して厚箔112が貼着された構造を有するため、厚箔112は、剥離層(図示せず)とともに薄箔113から容易に剥離する。
【0033】
これにより、薄箔113のみが絶縁層130側に残り、支持体110を構成する他の部材(プリプレグ111及び厚箔112)が除去される。剥離層とともに薄箔113から厚箔112が剥離する場合の他に、剥離層内で凝集破壊が起こり、薄箔113から厚箔112が剥離する場合もある。又、剥離層から厚箔112が剥離することで、薄箔113から厚箔112を剥離する場合もある。
【0034】
このようにして、第1の実施形態に係る配線基板100を製造することができる。
【0035】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は配線基板に関する。図6は、第2の実施形態に係る配線基板を示す断面図である。
【0036】
図6に示すように、第2の実施形態に係る配線基板200は、接続端子132に代えて接続端子232を有する。接続端子132の第1の面132Aが絶縁層130の第1の面130Aと実質的に同じ平面にあるのに対し、接続端子232の第1の面232Aは第1の面130Aより深い位置にある。つまり、第1の面232Aは第1の面130Aから後退し、空隙133の内側に窪みが存在する。他の構成は第1の実施形態に係る配線基板100と同様である。
【0037】
第2の実施形態に係る配線基板200によっても配線基板100と同様の効果を得ることができる。更に、接続端子232の第1の面232Aが第1の面130Aより深い位置にあるため、半導体チップ等の電子部品の実装時に、はんだボールを接続端子232上から位置ずれしにくくすることができる。また、第1の実施形態に係る配線基板100と比較して、実装後の半導体装置の厚さを薄くすることができる。
【0038】
接続端子232は、接続端子132と同様に、キャリア付き金属箔114をめっき給電層に利用する電解めっき法により形成することができ、ビアホール131がめっき膜で満たされる前に成膜を止めればよい。
【0039】
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は配線基板に関する。図7は、第3の実施形態に係る配線基板を示す平面図である。
【0040】
図7に示すように、第3の実施形態に係る配線基板300では、絶縁層130に、空隙133に代えて空隙333が形成されている。空隙133が接続端子132の側面の全周にわたって形成されているのに対し、空隙333は接続端子132の側面の一部のみに形成されている。例えば、隣り合う二つの接続端子132の間を避けるように空隙333が形成されている。他の構成は第1の実施形態に係る配線基板100と同様である。
【0041】
第2の実施形態に係る配線基板300によっても配線基板100と同様の効果を得ることができる。更に、隣り合う二つの接続端子132に関し、空隙333が平面視で他方の接続端子132から隠されるようにして形成されているため、半導体チップ等の電子部品の実装時に、はんだ層502を他方の接続端子132側に流れ出しにくくすることができる。
【0042】
空隙333は、空隙133と同様に、レーザ光の照射により形成することができ、レーザ光を照射する位置を調整すればよい。
【0043】
なお、導電層120に接続部122及び導電パッド123が個別に設けられる必要はなく、図8に示すように、接続部122が導電パッドを兼ね、接続部122上にはんだボール520が搭載されてもよい。図8には、第1の実施形態の変形例を図示しているが、第2、第3の実施形態についても同様である。
【0044】
以上、好ましい実施の形態等について詳説したが、上述した実施の形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
【符号の説明】
【0045】
100 配線基板
120 導電層
122 接続部
130 絶縁層
132 接続端子
132A 第1の面
133 空隙
500 半導体チップ
501 電極パッド
502 はんだ層
510 封止樹脂
530 半導体パッケージ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8