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特許7387728カーテンウォールグレージングシステムのためのグレージング組立体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-17
(45)【発行日】2023-11-28
(54)【発明の名称】カーテンウォールグレージングシステムのためのグレージング組立体
(51)【国際特許分類】
   E06B 3/58 20060101AFI20231120BHJP
   E04B 2/88 20060101ALI20231120BHJP
   E06B 9/24 20060101ALN20231120BHJP
【FI】
E06B3/58 B
E04B2/88
E06B9/24 C
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2021520461
(86)(22)【出願日】2019-06-20
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-10-28
(86)【国際出願番号】 EP2019066413
(87)【国際公開番号】W WO2020002132
(87)【国際公開日】2020-01-02
【審査請求日】2022-06-03
(31)【優先権主張番号】18179431.4
(32)【優先日】2018-06-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】510191919
【氏名又は名称】エージーシー グラス ユーロップ
【氏名又は名称原語表記】AGC GLASS EUROPE
【住所又は居所原語表記】Avenue Jean Monnet 4, 1348 Louvain-la-Neuve, Belgique
(73)【特許権者】
【識別番号】000000044
【氏名又は名称】AGC株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】507090421
【氏名又は名称】エージーシー フラット グラス ノース アメリカ,インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】AGC FLAT GLASS NORTH AMERICA,INC.
【住所又は居所原語表記】11175 Cicero Dr. Suite 400, Alpharetta, GA 30022, U.S.A.
(73)【特許権者】
【識別番号】518428303
【氏名又は名称】エージーシー ビードロス ド ブラジル エルティーディーエー
(74)【代理人】
【識別番号】100103816
【弁理士】
【氏名又は名称】風早 信昭
(74)【代理人】
【識別番号】100120927
【弁理士】
【氏名又は名称】浅野 典子
(72)【発明者】
【氏名】クムペリク, パヴェル
(72)【発明者】
【氏名】バリアン, ラズミック
【審査官】秋山 斉昭
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第96/011310(WO,A1)
【文献】特開2017-214737(JP,A)
【文献】特開2002-164561(JP,A)
【文献】韓国登録特許第10-1483487(KR,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E06B 3/00-3/99
E04B 2/88
E06B 9/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1領域を第2領域から分離するカーテンウォールグレージングシステムのためのグレージング組立体であって、前記グレージング組立体が、
・前記第1領域に面する第1ガラス面(17a)と前記第2領域に面する第2ガラス面(17b)とを含む第1グレージングユニット(10、10c、10e)と、
・前記第1グレージングユニットのためのフレーム構造を形成する複数のグレージングプロファイル(20、30)と
を含み、
各グレージングプロファイルが、
・主構造フレーム部(21)と、
・前記主構造フレーム部(21)に取り外し可能に連結された取り外し可能な締付部(22)と
を含み、
前記第1グレージングユニット(10)が前記複数のグレージングプロファイルの前記主構造フレーム部(21)と前記取り外し可能な締付部(22)との間に締め付けられ、前記第1ガラス面(17a)が前記取り外し可能な締付部(22)とつなげられ、前記第2ガラス面(17b)が前記主構造フレーム部(21)とつなげられ、
各グレージングプロファイル(20、30)について、前記取り外し可能な締付部(22)の、対応する主構造フレーム部(21)からの係合解除が、前記第1グレージングユニット(10)を締付解除し、かつ隙間をあけ、前記第1領域の方向での前記第1グレージングユニット(10)の取り外しを可能にする、グレージング組立体において、
前記複数のグレージングプロファイルの少なくとも1つの主構造フレーム部(21)が、
・構造部分(21a)と、
・前記構造部分(21a)に取り外し可能に連結され、かつ前記第2ガラス面(17b)とつなげられる可動締付部分(21b)と
を含み、
前記少なくとも1つの主構造フレーム部(21)について、前記構造部分(21a)からの前記可動締付部分(21b)の取り外しが、隙間をあけ、前記隙間が、メンテナンス行為が前記第2領域から前記第1グレージングユニット(10)の縁領域近くで実施されることを可能にすること、及び前記可動締付部分(21b)が、ねじ又はボルト又はクリック取付システム(27)を使用して前記構造部分(21a)と取り外し可能に連結されていることを特徴とする、グレージング組立体。
【請求項2】
前記少なくとも1つの主構造フレーム部(21)を含む前記グレージングプロファイル(20、30)が、ケーブル配線及び/又は電気部品又は電子部品(80)を包囲する内部チャネルを含む、請求項1に記載のグレージング組立体。
【請求項3】
前記構造部分(21a)からの前記可動締付部分(21b)の前記取り外しが、隙間をあけ、前記隙間が、前記ケーブル配線及び/又は電気部品又は電子部品(80)に対するメンテナンス行為を実施するために前記内部チャネルへのアクセスを可能にする、請求項2に記載のグレージング組立体。
【請求項4】
前記第1グレージングユニット(10)が、絶縁グレージングユニット又は一重グレージングユニット又は積層グレージングユニットである、請求項1~のいずれか一項に記載のグレージング組立体。
【請求項5】
前記第1グレージングユニットが固定グレージングユニットである、請求項1~のいずれか一項に記載のグレージング組立体。
【請求項6】
前記第1グレージングユニット(10、10c、10e)が矩形であり、前記複数のグレージングプロファイルの第1及び第2グレージングプロファイルが、平行に配置された一対のムリオンに対応し、前記複数のグレージングプロファイルの第3及び第4グレージングプロファイルが、平行に配置された一対のトランサムに対応する、請求項1~のいずれか一項に記載のグレージング組立体。
【請求項7】
前記グレージング組立体が、前記第1グレージングユニット(10c)に隣接して位置付けられ、かつそれと共通のムリオン又はトランサムを共有する第2グレージングユニット(10d)を含み、前記共通のムリオン又はトランサムが、隣接する構成において前記第1グレージングユニット(10c)の縁を受け、かつ前記第2グレージングユニット(10d)の縁を受けるように構成され、前記第1及び第2グレージングユニットが、前記共通のムリオン又はトランサムにより分離されている、請求項に記載のグレージング組立体。
【請求項8】
前記複数のグレージングプロファイル(20、30)の前記主構造フレーム部(21)の各々が、
・構造部分(21a)と、
・前記構造部分(21a)に取り外し可能に連結され、かつ前記第2ガラス面(17b)とつなげられる可動締付部分(21b)と
を含み、
前記主構造フレーム部(21)の各々について、前記構造部分(21a)からの前記可動締付部分(21b)の前記取り外しが、前記第1グレージングユニット(10)を締付解除し、かつ隙間をあけ、前記隙間が、前記第2領域の方向における前記第1グレージングユニット(10)の前記取り外しを可能にし、及び/又は、メンテナンス行為が、前記第2領域から前記第1グレージングユニット(10)の縁領域の近くで実施されることを可能にする、請求項1~のいずれか一項に記載のカーテンウォールグレージングシステムのためのグレージング組立体。
【請求項9】
前記第1ガラス面(17a)と前記複数のグレージングプロファイルの前記取り外し可能な締付部(22)との間に固定された第1外周ガスケット(24a)を含む、請求項に記載のグレージング組立体。
【請求項10】
前記第2ガラス面(17b)と前記複数のグレージングプロファイルの前記可動締付部分(21b)との間に固定された第2外周ガスケット(24b)を含む、請求項に記載のグレージング組立体。
【請求項11】
前記複数のグレージングプロファイルの前記主構造フレーム部(21)の各々について、前記構造フレーム部分(21a)からの前記可動締付部分(21b)の前記取り外しが、前記第1グレージングユニット(10)を締付解除し、かつ隙間をあけ、前記隙間が、前記第1グレージングユニット(10)の縁を中心とした回転により、又は前記第2領域の方向における並進により、又は回転と並進の組合せにより、前記第2領域の方向における前記第1グレージングユニット(10)の取り外しを可能にする、請求項10のいずれか一項に記載のグレージング組立体。
【請求項12】
請求項1~11のいずれか一項に記載のグレージング組立体を含むカーテンウォールグレージングシステム(100)。
【請求項13】
請求項1~11のいずれか一項に記載のグレージング組立体を含むユニット化ファサードシステムのためのグレージングパネル(50)。
【請求項14】
第1領域を第2領域から分離しているカーテンウォールグレージングシステム(100)の第1グレージングユニット(10)の少なくとも1つの縁領域の近くでメンテナンス行為を実施するための方法であって、前記グレージングシステムが、請求項1~のいずれか一項に記載のグレージング組立体を含み、前記方法が、
・前記メンテナンス行為が前記第1領域から実施されることになるか、又は前記第2領域から実施されることになるかを選択するステップを含み、
・前記メンテナンス行為が前記第1領域から実施されることになる場合、
a)複数のグレージングプロファイル(20、30)の1つ又は複数について、構造フレーム部(21)から締付部(22)を係合解除し、それにより前記縁領域に隙間をあけ、
b)前記第1領域から前記メンテナンス行為を実施し、
・前記メンテナンス行為が前記第2領域から実施されることになる場合、
a)少なくとも1つの主構造フレーム部(21)について、構造部分(21a)から可動締付部分(21b)を取り外し、それにより前記縁領域に隙間をあけ、
b)前記第2領域から前記メンテナンス行為を実施する
、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーテンウォールグレージングシステムに関する。より具体的にはこれは、カーテンウォールグレージングシステムのグレージングユニットのためのフレーム構造を形成する複数のグレージングプロファイルを含むグレージング組立体に関する。
【0002】
本発明はまた、カーテンウォールグレージングシステム及び本発明によるグレージング組立体を使用するグレージングパネルに関する。本発明はさらに、第1グレージングユニットの縁領域の近くでメンテナンス行為を実施するための方法に関する。
【背景技術】
【0003】
カーテンウォールグレージングシステムは、一般に建物内部において昼の光を最大化するために広い表面積のグレージングを必要とする近代的な建物のために、建物のファサードのための非構造的カバーとして幅広く使用される。カーテンウォールグレージングシステムはまた、建物の美しい外見を提供する。
【0004】
カーテンウォールグレージングシステムは、グレージングユニットと、グレージングユニットを分離及び支持する構造フレームとを含む。グレージングユニットは例えば、絶縁グレージングユニット(IGU)又は一重グレージングユニット又は積層グレージングユニットである。カーテンウォールグレージングシステムのフレームは、一般に、複数のグレージングプロファイルを含むグリッド状構造を形成する。矩形のガラス枠について、グレージングプロファイルは一般に一対のムリオン(mullions)及び一対のトランサム(transoms)に対応する。ムリオンは垂直グレージングプロファイル(側方グレージングプロファイルとも呼ばれる)とみなされる一方で、トランサムは水平グレージングプロファイル(頂部及び底部フレーム構造とも呼ばれる)とみなされる。
【0005】
カーテンウォールシステムの各IGUは、グレージングプロファイルにより密閉式に受けられ、それにより支持される。
【0006】
グレージングプロファイルは典型的にはアルミニウム又は複合アルミニウムから作られているが、これらはまた天然材料、例えば木材若しくはプラスチックと木材の組合せから作られている又は部分的に作られていることがある。
【0007】
様々なタイプのカーテンウォールグレージングシステムが存在する。1つのタイプは、いわゆるユニット化ファサードシステムである。ユニット化ファサードシステムの場合、グレージングパネル又はグレージングモジュールは、工場で予め作られ、グレージングプロファイルにより支持された1つ又は複数のグレージングユニットを含む。一般に、これらのグレージングモジュールの各々は、それ自体の構造的耐荷重性能を有する。カーテンウォールはこのとき建築現場で建てられるとともに、様々なグレージングモジュールを互いに隣接して及び互いに重ねて置くことにより形成される。グレージングモジュール又はパネルは、例えば建物のコンクリート製の床又は天井高に固定され、パネルは一般的にまた建築プロセス中に相互連結される。これらのユニット化ファサードシステムは、例えば、Reynaers aluminium(モデルCW 65-EF)、Wicona(モデルWictec 60)又はSchueco(モデルUSC 65)など様々な製造業者により提供されている。
【0008】
別のタイプのカーテンウォールグレージングシステムは、いわゆる、グレージングプロファイルのモジュール式フレームワークが建築現場に建てられ、したがってまたIGUが建築現場で1つずつフレームワークにおいて配置されるスティックウォールである。
【0009】
カーテンウォールグレージングシステムのグレージングは一般に固定されたグレージングであるが、窓を開くことを可能にする設備もフレームに提供される。
【0010】
カーテンウォールグレージングシステムの設計段階から既に、どのようにしてグレージングユニットを維持するか又はそれらを交換するかについて段取りがつけられる。例えば、グレージングユニットに関連するセンサーはメンテナンスを必要とする場合があり、又は、グレージングユニットは、壊れたときに交換される必要がある場合があり、又は、例えば、エレクトロクロミックIGU(e-IGU)などのいくつかのグレージングユニットは、電気配線又は電気部品の設置又は交換を必要とすることがある。グレージングユニットは、エレクトロクロミックデバイス、切替可能フィルム、例えばLCD(液晶ディスプレイ)、又はSPD(懸濁粒子デバイス)、光電池及び/又はディスプレイからなる群から好ましくは選択された電子デバイスを含むことができる。より好ましくは、電子デバイスは、もう1つのエレクトロクロミックデバイスである。特定の実施形態において、電子デバイスは2つのエレクトロクロミックデバイスを含む。
【0011】
電子デバイスがエレクトロクロミックデバイスである好ましい実施形態において、そのようなデバイスはイオン導体層を含み、第1電極層はイオン導体層の片面にあるとともにイオン導体層の第1面と接触しており、第2電極層はイオン導体層の他方の面にあるとともにイオン導体層の第2面と接触している。加えて、第1及び第2の少なくとも1つの、好ましくは両方の電極層は、エレクトロクロミック材料を含む。これらの層は同様に、第1及び第2基板(5、6)に対して配置される。第1イオン導体層は、第1母線を介して電源の一方の端子と電気的に接触しており、第2イオン導体層は第2母線を介して電源の他方の端子と電気的に接触しており、それによりエレクトロクロミックデバイスの透過率は電圧をかけることにより変化する。
【0012】
IGUの外面の外周に位置付けられている外周ガスケットもまた、数年間の使用後に交換される必要がある。
【0013】
上で検討されたとおり複数のグレージングプロファイルを使用するフレーム構造を使用する現在のカーテンウォールグレージングシステムでは、主構造フレームと主構造フレームに取り外し可能に取り付けられた締結プロファイルとを含むグレージングプロファイルを提供するようになっている。このようにして、IGUの縁は構造フレームと取り外し可能な締付プロファイルとの間に締め付けられる。IGUの縁のまわりにある全ての取り外し可能な締付プロファイルを取り外すことにより、IGUが外され、建物の片側からIGUを取り外すために又は建物の片側、例えば外面からIGUの縁領域の周りでメンテナンス行為を実施するために、アクセスが提供される。
【0014】
したがって、現在のファサードシステムは、IGUへのアクセスを有するように、又は建物の片側からIGUを交換するように設計される。特に、極めて大きいIGUが使用される場合、構造フレームが建物の内部に向かって延在している一方で、取り外し可能な締付プロファイルはその場合外側にあるため、IGUは外側からのみ交換されることができる。構造フレームは外部風圧に対して抵抗を提供するように設計される。
【0015】
グレージングプロファイルを備えたフレームを使用する現在のカーテンウォールグレージングシステムの問題の1つは、ファサードシステムの設計ステージ中に決められた予め決められたアクセスの側に起因する。予め決められたアクセスが建物の外側にあるとき、メンテナンス作業又はIGUの交換は、特に、大きい建物について又はIGUを持ち上げるためのクレーンを置くためのスペースがほとんどない建物について、扱いにくい可能性があり、安全性リスクを伴う。
【0016】
グレージングユニットに対して行動がとられる必要がある別の例は、高層オフィスビルが例えば住宅に変更される必要がある場合である。
【0017】
さらに、例えば上で言及されたe-IGUなど新たなグレージング技術が利用可能であると、電気部品又はケーブル配線の必要なアップグレードを提供するために、より定期的なメンテナンスプログラムが設置されたIGUに関して必要とされる場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0018】
グレージングユニットに対するメンテナンス行為の実施を円滑にする、又はグレージングユニットの縁領域の近くでのメンテナンス行為を円滑にするカーテンウォールグレージングシステムのためのグレージング組立体を提供することが本発明の目的である。本発明のさらなる目的はグレージングユニットの交換を円滑にすることである。
【0019】
本発明は添付の独立請求項において定義される。好ましい実施形態は従属請求項において定義される。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明の第1態様によると、第1領域を第2領域から分離するカーテンウォールグレージングシステムのためのグレージング組立体が提供される。
【0021】
グレージング組立体は、第1グレージングユニットと、第1グレージングユニットのためのフレーム構造を形成する複数のグレージングプロファイルとを含む。
【0022】
各グレージングプロファイルは、主構造フレーム部と主構造フレーム部に取り外し可能に連結された取り外し可能な締付部とを含む。
【0023】
第1グレージングユニットは、主構造フレーム部と複数のグレージングプロファイルの取り外し可能な締付部との間に締め付けられている。第1領域に面する第1ガラス面が取り外し可能な締付部とつなげられ、第2領域に面する第2ガラス面が主構造フレーム部とつなげられる。つなげられる(「linked」)という言葉は、直接接触するか、又は、例えば第1ガラス面と取り外し可能な締付部との間にガスケットを置くことにより若しくは第2ガラス面と主構造フレーム部との間にさらなるガスケットを置くことにより間接的に接触するかのいずれかと解釈されるべきである。
【0024】
各グレージングプロファイルについて、取り外し可能な締付部の、対応する主構造フレーム部からの係合解除は、グレージングユニットを締付解除し、かつ隙間をあけ、第1領域の方向での第1グレージングユニットの取り外しを可能にする。
【0025】
本発明によるグレージング組立体は、複数のグレージングプロファイルの少なくとも1つの主構造フレーム部が、構造部分と構造部分に取り外し可能に連結された可動締付部分とを含むことを特徴とする。取り外し可能な締付部分は第2ガラス面とつなげられる。上で言及したとおり、つなげられるという言葉は、直接接触するか、又は、例えば第2ガラス面と可動締付部分との間にガスケットを置くことにより間接的に接触するかのいずれかと解釈されるべきである。
【0026】
前記少なくとも1つの主構造フレーム部について構造部分からの可動締付部分の取り外しは、隙間をあけ、メンテナンス行為が第2領域から第1グレージングユニットの縁領域の近くで実施されることを可能にする。
【0027】
有利には、取り外し可能な締付部に加えて、構造部分に取り外し可能に連結された可動締付部分も含む構造フレーム部も提供することにより、グレージングユニットの縁領域におけるメンテナンス行為は第1側から実施されることができるのみならず、第2側からも実施されることができる。第1領域は例えば建物の外側領域であり、第2領域は例えば建物の内側領域である。
【0028】
有利には、グレージングプロファイルが、特定の部品、例えばケーブル配線及び/又は電気部品又は電子部品を包囲する内部チャネル(channel)を含む場合、可動締付部分を取り外すことにより、隙間があき、この間隙は、これらの特定の部品に対してメンテナンス行為を行うことを可能にする。このような特定の部品の例は電池などの電源である。
【0029】
有利には、本発明のグレージング組立体により、ガラスユニットを取り外さずに両方の外周ガスケットが交換されることができる。実際、第1外周ガスケットは、第1に可動締付部分を取り外すことにより交換することができ、第2外周ガスケットは、第1に取り外し可能な締付部を取り外すことにより交換することができる。
【0030】
本発明の第2態様によると、以下で詳細な説明において概要が説明されるとおり、第1グレージングユニットの少なくとも1つの縁領域の近くのメンテナンス行為を実施するための方法が提供される。
【0031】
本発明のこれらの及びさらなる態様は一例として添付図面を参照してより詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】カーテンウォールグレージングシステムの例を概略的に示す。
図2】ユニット化ファサードシステムのグレージングパネルの例を概略的に示す。
図3】絶縁グレージングユニットの例を概略的に示す。
図4】本発明によるグレージングプロファイルの例の断面図を概略的に示す。
図5】本発明によるグレージング組立体の例の断面図を概略的に示す。
図6a】第1領域を介したグレージングユニットの取り外しを概略的に示す。
図6b】第2領域を介したグレージングユニットの取り外しを概略的に示す。
図7】本発明によるムリオンプロファイルの実施形態の投影図を示す。
図8図7の一部の拡大図を示す。
図9】本発明によるトランサムプロファイルの実施形態の投影図を示す。
図10a】本発明によるグレージング組立体の実施形態の断面図を示す。
図10b図10aのグレージング組立体のためのグレージングユニットの取り外しを概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0033】
図は縮尺どおりではない。一般に、図において同一部品は同じ参照符号により表示される。
【0034】
本発明の第1態様によると、第1領域を第2領域から分離するカーテンウォールグレージングシステムのためのグレージング組立体が提供される。第1領域は例えば建物の内部領域であり、第2領域は例えば建物の外側領域である。
【0035】
カーテンウォールグレージングシステム100が図1に概略的に示されている。カーテンウォールグレージングシステムは複数のグレージングユニット10を含む。図1に示された例示的なカーテンウォールシステムは12個のグレージングユニットを含む。グレージングユニット10は、例えば矩形であり、したがって4つの縁を含む。グレージングユニット10は、第1領域に面する第1ガラス面と第2領域に面する第2ガラス面とを含む。
【0036】
上で述べられたとおり、カーテンウォールシステムの特定の実施形態は、互いに隣接して及び/又は互いに重ねて配置される、グレージングモジュールとも呼ばれる、複数のグレージングパネル50からなるユニット化ファサードシステムである。各グレージングパネルは1つ又は複数のグレージングユニット10を含むことができる。ユニット化ファサードシステムのためのグレージングパネル50の例が図2において概略的に示されている。本例において、グレージングパネル50は2つのグレージングユニット10a及び10bを含む。カーテンウォールグレージングシステム100は、図1に図示のとおり、例えば、図2に示されたグレージングパネルを6つ組み合わせることにより構築される。
【0037】
カーテンウォールグレージングシステムを構築するために、グレージング組立体が必要である。本発明によるグレージング組立体は、グレージングユニット10と複数のグレージングプロファイル20、30とを含む。これらのグレージングプロファイルはグレージングユニットのためのフレーム構造を形成している。当該技術分野において既知のとおり、グレージングプロファイルはグレージングユニットの縁を囲んでおり、グレージングユニットを枠で囲む結果として、グレージングユニットの縁領域は直接的に接近可能ではない。
【0038】
実施形態において、グレージングユニット10は、当該技術分野において既知の一重グレージングユニットである。
【0039】
他の実施形態において、グレージングユニット10は、当該技術分野において既知の絶縁グレージングユニット、例えば二重又は三重グレージングである。図3において、二重グレージングユニットの例が概略的に示されている。この例において、グレージングユニットは、縁スペーサ13により分離された第1ガラス枠11aと第2ガラス枠11bとを含み、それにより、一般に絶縁ガスが充填された空間12を形成するか、又は代替的に、空間12は真空下で保持される。
【0040】
実施形態において、グレージングユニット10はまた、e-IGUであることができる。e-IGUは、絶縁グレージングユニットであって、その機能性が接続された電気又は電子部品に関連する絶縁グレージングユニットである。そのような部品は、グレージングに直接一体化されることができるか、又はそれに取り付けられることができる。これらの部品は例えば、グレージングユニットの縁領域において、すなわち、例えば、グレージングユニットの縁に隣接するか近傍にあるグレージングプロファイルにおける内部チャネルであるグレージングユニットに隣接する領域において位置することができる。e-IGUは、例えば、オプトエネルギー特性の動的変化を可能にする。
【0041】
さらなる実施形態において、グレージングユニット10は積層グレージングユニットである。
【0042】
グレージング組立体のグレージングプロファイル20、30の各々は、主構造フレーム部21と取り外し可能な締付部22とを含む。これは、本発明によるグレージングプロファイル20の例の断面図が示されている図4に概略的に示されている。取り外し可能な締付部22は、例えば、ねじ26を使用することにより、又はクリック取付システムを使用することにより、主構造フレーム部21に取り外し可能に連結されている。
【0043】
このようにして、図5に示すとおり、グレージングユニット10は、グレージングプロファイルの主構造フレーム部21と締付プロファイル部22との間に締め付けられる。図示のとおり、第1ガラス面17aは取り外し可能な締付部22とつなげられており、第2ガラス面17bは主構造フレーム部21とつなげられている。
【0044】
図6aに概略的に示すとおり、取り外し可能な締付部22を構造フレーム部から取り外すと、グレージングユニット10が締付解除され、かつ隙間があき、グレージングユニット10を第1領域の方向に交換することを可能にする。グレージングユニットは、一般に、グレージングユニットがグレージングユニットの第1ガラス面に垂直な方向において並進運動を行うことにより取り外されることができる。典型的には、第1領域が建物の外側領域である場合、グレージングユニットは建物の外側に位置するクレーンを使用することにより交換される。
【0045】
実施形態において、本発明によるグレージング組立体の複数のグレージングプロファイルの少なくとも1つの主構造フレーム部21は構造部分21aと可動締付部分21bとを含む。可動締付部分21bは、構造部分21aに、例えばねじ27又はボルトで、又はクリック取付システムで又は締付部分と構造部分との間の連結を実施するのに好適な他の任意の手段で、取り外し可能に連結される。
【0046】
少なくとも1つの主構造フレーム部21について、構造フレーム部分21aからの可動締付部分21bの取り外しは、隙間をあけ、第1グレージングユニット10の縁領域の近くでメンテナンス行為が実施されることを可能にする。このようにして、メンテナンスは第2領域から実施されることができる。
【0047】
縁領域の近くでメンテナンス行為を行うということは、最も幅広い意味において解釈されるべきである。すなわちそれは、グレージングユニット自体の縁でのメンテナンス行為、例えばグレージングユニットの縁に位置するガスケットの洗浄又は交換であることができ、又はそれは、縁近傍でのメンテナンス、例えばグレージングユニットの縁の隣の空洞において位置する電池又はケーブルの交換であることができる。縁領域への隙間をあけるのは可動締付部分の取り外しである。
【0048】
好ましい実施形態において、複数のグレージングプロファイル20、30の主構造フレーム部21の各々は、構造部分21aと、構造部分21aに取り外し可能に連結された可動締付部分21bとを含む。可動締付部分は第2ガラス面17bとつなげられる。有利には、これらの好ましい実施形態により、各グレージングプロファイルについて可動締付部分を構造部分から取り外すことにより、グレージングユニット10は締付解除される。これは隙間をあけ、第2領域の方向におけるグレージングユニット10の取り外しを可能にする。代替的に、あいた隙間はまた、グレージングユニット10の縁領域近くでのメンテナンス行為の実施を可能にする。この取り外し又はメンテナンス行為は、このようにして、第2領域から有利には実施されることができる。可動締付部分を取り外した後のグレージングユニット10の取り外しは図6bに概略的に示されている。
【0049】
本発明によるグレージング組立体は、図5及び図7に示されるとおり、第1ガラス面17aとグレージングプロファイルの取り外し可能な締付部22との間に固定された第1外周ガスケット24aを含む。
【0050】
好ましくは、グレージング組立体は、図5及び図7にさらに示されるとおり、第2ガラス面17bとグレージングプロファイルの可動締付部分21bとの間に固定された第2外周ガスケット24bを含む。
【0051】
実施形態において、グレージングユニット(10、10c、10e)は矩形である。これらの実施形態において、複数のグレージングプロファイルの第1及び第2グレージングプロファイルは、平行に配置された一対のムリオンに対応し、複数のグレージングプロファイルの第3及び第4グレージングプロファイルは平行に配置された一対のトランサムに対応する。上で述べられたとおり、ムリオン又はトランサムは、それぞれ垂直又は水平な位置において概ね位置付けられたグレージングプロファイルである。
【0052】
第2グレージングユニットが第1グレージングユニットに隣接して位置付けられるいくつかの実施形態において、共通のムリオン又は共通のトランサムが共有される。このような共通のムリオン又は共通のトランサムは、隣接する構成において、第1グレージングユニットの縁を受けるよう及び第2グレージングユニットの縁を受けるよう構成され、第1及び第2グレージングユニットは共通のムリオン又は共通のトランサムにより分離される。
【0053】
図7において、本発明によるグレージング組立体の実施形態の一部の投影図が示されている。本例において、ムリオン20は、カーテンウォールグレージングシステムの2つの隣接して位置付けられたグレージングユニットを支持するために2つのグレージングユニット10c及び10dを受けるよう構成される。図7に示されたムリオン20は、2つの主構造フレーム部(即ち1つ目61及び2つ目62)、並びに2つの取り外し可能な締付部(即ち1つ目71及び2つ目72)を含む。2つの主構造フレーム部61、62は、例えばボルト又はねじ65で、又はクリック取付システムで一緒に連結される。2つの主構造フレーム部61、62の各々は、上で述べられたとおり、構造部分21aと、構造部分21aに取り外し可能に連結された可動部分21bとを含む。
【0054】
図8において、本発明にとって重要であるグレージングプロファイルの基礎部品をさらに示すために、図7に示されたムリオンの一部の拡大図が示されている。図8及び図9において、グレージングプロファイルがケーブル配線及び/又は電気若しくは電子部品80を包囲する内部チャネルを含むことができることも示されている。有利には、ムリオン又はトランサムの可動締付部分21bを取り外すことにより、隙間があき、ケーブル配線及び/又は電気部品又は電子部品に対してメンテナンス行為を行うために内部チャネルへのアクセスを有することが可能になる。これにより、これらのメンテナンス行為を建物の外側から行う代わりに建物の内側から行うという選択がなされるため、メンテナンス行為の実施が極めて容易になる。
【0055】
図9において、本発明によるグレージング組立体のさらなる実施形態の一部の投影図が示されている。この例において、グレージング組立体は、互いに重ねて配置された2つのグレージングユニット10e及び10fを受けるよう構成されたトランサム30を含む。トランサムは、単一の主構造フレーム部と、単一の主構造フレーム部に連結された2つの取り外し可能な締付部22とを含む。単一の主構造フレーム部は、単一の構造部分21aと、単一の構造部分21aに取り外し可能に連結された2つの可動締付部分21bとを含む。単一の構造部分21aに連結された2つの可動締付部分21bは図9に示されている。当該技術分野において既知であり、かつ図9に示されているとおり、トランサム30はまた、ガラス枠10fを支持するよう構成されたガラス枠支持部材90を含む。
【0056】
実施形態において、主構造フレーム部21の各々について、構造フレーム部分21aからの可動締付部分21bの取り外しは、グレージングユニットを締付解除し、かつ隙間をあけ、ユニットのその縁を中心とした回転により、又は第2領域の方向における並進により、又は回転と並進の組合せにより、第2領域の方向におけるグレージングユニットの取り外しを可能にする。
【0057】
図10a及び図10bにおいて、グレージングユニットが回転と並進との組合せにより取り外されることができるグレージング組立体の実施形態の例が示されている。この実施形態において、図10bに示されているとおり、可動締付部分21bを構造フレーム部分21aから取り外すと、グレージングユニットは締付解除され、かつ隙間があき、グレージングユニット10を第2領域から取り外すためにグレージングユニット10の回転運動又は並進及び回転運動の組合せを実施することを可能にする。例えば図5に示された実施形態と比べたこの実施形態の利点は、グレージングプロファイルの幅Wが短く保たれるか、又は可動締付部分を有しないグレージングプロファイルの幅と極めてよく似ているという点である。
【0058】
上で述べられたとおり、グレージングプロファイルは、当該技術分野において既知のとおり、様々な材料、例えばアルミニウム、複合アルミニウム、プラスチック、天然材料、例えば木材又はプラスチックと木材の組合せなどから作られていることができる。
【0059】
本発明の第2態様によると、第1領域を第2領域から分離するカーテンウォールグレージングシステム100の第1グレージングユニット10の少なくとも1つの縁領域の近くでメンテナンス行為を実施するための方法が提供される。方法は、上で検討された本発明によるグレージング組立体を含むグレージングシステムに適用可能である。方法は、メンテナンス行為が第1領域から実施されることになるか、又は第2領域から実施されることになるかを選択するステップを含む。この選択は、一般に、実施される必要のあるメンテナンスのタイプに基づく。例えば、グレージングプロファイルの内部チャネルに位置する電池の交換は、建物の内側から実施されることが好ましい。他方、建物の外側に面する外周ガスケットの交換は、建物の外側からのみ交換されることができる。
【0060】
一方で、メンテナンス行為が第1領域から実施されることになる場合、方法は、複数のグレージングプロファイル20、30の1つ又は複数について締付部22を構造フレーム部21から結合解除するステップを含む。このようにして、縁領域に対して隙間があく。さらなるステップでは、メンテナンス行為が第1領域から実施される。
【0061】
他方で、メンテナンス行為が第2領域から実施されることになる場合、方法は、少なくとも1つの主構造フレーム部21について可動締付部分21bを構造部分21aから取り外すステップを含む。これは、縁領域に対して隙間をあける。さらなるステップでは、メンテナンス行為は第2領域から実施される。
【0062】
本発明のさらなる態様によると、第1グレージングユニットを、第1領域を第2領域から分離するカーテンウォールグレージングシステムから取り外す方法が提供される。方法は、上で述べられた本発明によるグレージング組立体を含むグレージングシステムに当てはまる。方法は、グレージングユニットが第1領域から取り外されることになるか第2領域から取り外されることになるかを選択するステップを含む。このような選択は典型的には交換されることになるグレージングユニットのサイズ、グレージングユニットが交換されることになる床面高さ、クレーンを置くための建物の外の側の場所の利用可能性の有無、建物におけるエレベータのサイズ、及び他のパラメータに基づく。
【0063】
第1グレージングユニットが第1領域から取り外されることになる場合、グレージングプロファイルの各々について、方法は、締付部22を構造フレーム部21から結合解除するステップと、第1グレージングユニットを第1領域の方向において移動させるステップとを含む。
【0064】
第1グレージングユニットが第2領域から取り外されることになる場合、グレージングプロファイルの各々について、方法は、可動締付部分21bを構造部分21aから取り外すステップと、第1グレージングユニットをその縁を中心として回転させる、又は第2領域の方向において並進させる、又は第1グレージングユニットの回転及び並進を組み合わせるステップとを含む。
【0065】
本発明は特定の実施形態に関して説明されてきたが、これは本発明の例であり、限定するものとして解釈されるものではない。本発明は具体的に示された及び/又は上で説明されたものにより限定されないこと、並びに代替形態又は修正された実施形態がこの開示の教示全体に照らして開発されることが当業者により認められる。「含む(comprise)」という動詞の使用、並びにそれぞれの活用は、挙げられたものではない要素の存在を排除するものではない。ある要素の前に置かれる「a」、「an」又は「the」という冠詞の使用は、そのような要素が複数存在することを排除するものではない。
【符号の説明】
【0066】
10、10a、10b、10c、10d、10e、10f グレージングユニット
11a 第1ガラス枠
11b 第2ガラス枠
12 空間
13 縁スペーサ
17a 第1ガラス面
17b 第2ガラス面
20、30 グレージングプロファイル
21、61、62 主構造フレーム部
21a 構造部分
21b 可動締付部分
22、71、72 取り外し可能な締付部
24a 第1外周ガスケット
24b 第2外周ガスケット
26、27、65 ねじ又はボルト又はクリック取付システム
50 グレージングパネル
80 ケーブル配線又は電気部品又は電子部品
90 ガラス枠支持部材
100 カーテンウォールグレージングシステム
図1
図2
図3
図4
図5
図6a
図6b
図7
図8
図9
図10a
図10b