(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-20
(45)【発行日】2023-11-29
(54)【発明の名称】オイルミスト検出装置
(51)【国際特許分類】
G01N 21/49 20060101AFI20231121BHJP
【FI】
G01N21/49 Z
(21)【出願番号】P 2019217277
(22)【出願日】2019-11-29
【審査請求日】2022-10-17
(73)【特許権者】
【識別番号】390033042
【氏名又は名称】ダイハツディーゼル株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000155023
【氏名又は名称】株式会社堀場製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100121441
【氏名又は名称】西村 竜平
(74)【代理人】
【識別番号】100154704
【氏名又は名称】齊藤 真大
(74)【代理人】
【識別番号】100129702
【氏名又は名称】上村 喜永
(72)【発明者】
【氏名】望月 勝
(72)【発明者】
【氏名】安部 昇
(72)【発明者】
【氏名】井上 健太郎
(72)【発明者】
【氏名】松長 新八
(72)【発明者】
【氏名】亦野 利彦
【審査官】横尾 雅一
(56)【参考文献】
【文献】特開平09-138192(JP,A)
【文献】特開2016-205995(JP,A)
【文献】特表2015-525353(JP,A)
【文献】特開2015-055536(JP,A)
【文献】特許第5415123(JP,B2)
【文献】特開2006-184266(JP,A)
【文献】特開2004-301808(JP,A)
【文献】国際公開第2017/033499(WO,A1)
【文献】特表2019-512825(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01N 21/00 - G01N 21/61
G01N 15/00 - G01N 15/14
G01M 3/00 - G01M 3/40
G01M 15/00 - G01M 15/14
G01M 17/00 - G01M 17/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ケーシング内のオイルミストを検出するオイルミスト検出装置であって、
前記ケーシング
によって構成される内部空間に収容され、前記ケーシング内に導入されたオイルミストを検出するセンサユニットと、
前記内部空間に収容され、前記センサユニットに接続された配線部材と、
前記内部空間に収容され、前記配線部材を介して前記センサユニットに接続され、
前記センサユニットに供給されるエネルギーを制限するものであるバリア回路と、
前記内部空間を、前記センサユニットが配置される防爆エリアと前記バリア回路が配置される非防爆エリアとに仕切り、前記防爆エリアと前記非防爆エリアとの間のガスの流通を不能にするとともに、前記配線部材が貫通する、隔壁部材
とを備え
るオイルミスト検出装置。
【請求項2】
複数本の前記配線部材が、互いに非接触な状態で前記センサユニット及び前記バリア回路を接続している、請求項1記載のオイルミスト検出装置。
【請求項3】
前記配線部材が単線である、請求項1又は2記載のオイルミスト検出装置。
【請求項4】
前記配線部材が、絶縁部材で覆われることなく、前記センサユニット及び前記バリア回路を接続している、請求項1乃至3のうち何れか一項に記載のオイルミスト検出装置。
【請求項5】
前記配線部材が、前記隔壁部材を気密に貫通している、請求項1乃至4のうち何れか一項に記載のオイルミスト検出装置。
【請求項6】
前記隔壁部材が樹脂製の弾性体である、請求項1乃至5のうち何れか一項に記載のオイルミスト検出装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、オイルミストを検出するオイルミスト検出装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
この種のオイルミスト検出装置としては、特許文献1に示すように、例えば船舶用内燃機関のクランクケースに取り付けられて、このクランクケース内で発生するオイルミストを検出するために用いられるものがある。
【0003】
ところで、近年の環境規制に伴い、内燃機関の燃料として、これまでの重油に代えて天然ガスが用いられることがあり、かかる場合には、オイルミスト検出装置が爆発性(可燃性)の天然ガスに晒されるので、防爆対応が要求される。具体的な対応としては、例えば本質安全防爆構造を採用することが要求され、この構造では、オイルミスト検出装置のセンサユニット等に供給するエネルギーを制限するためのバリア回路を設けなければならない。
【0004】
しかしながら、オイルミスト検出装置とは別体のバリア回路を備えた装置を使おうとすれば、その別装置の製造コストがかかってしまうし、かといって、これまでのオイルミスト装置にバリア回路を備えさせたとしても、バリア回路が天然ガスに晒される恐れがあり、防爆対応の要求に応えたことにはならない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、高コスト化を招くことなく、これまでにない防爆仕様のオイルミスト検出装置を提供することをその主たる課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
すなわち本発明に係るオイルミスト検出装置は、ケーシング内のオイルミストを検出するオイルミスト検出装置であって、前記ケーシング内に収容されるとともに、防爆対応が要求される防爆エリアに配置されるセンサユニットと、前記センサユニットに接続された配線部材と、前記配線部材を介して前記センサユニットに接続されたバリア回路と、前記配線部材が貫通するとともに前記ケーシング内に収容されて、前記防爆エリアを封止する隔壁部材とを備え、前記バリア回路が、前記隔壁部材により前記防爆エリアから隔離された非防爆エリアに配置されていることを特徴とするものである。
【0008】
このように構成されたオイルミスト検出装置によれば、バリア回路を非防爆エリアに配置しているので、このバリア回路と、防爆対応が要求されるセンサユニットとを1つの装置内に実装することができる。
これにより、オイルミスト検出装置とは別体のバリア回路を備えた装置の製造は不要であり、高コスト化を招くことなく、これまでにない防爆仕様のオイルミスト検出装置を提供することができる。
【0009】
例えば複数本の導線を撚り合わせてなる撚り線を用いてセンサユニットとバリア回路とを接続する場合、クランクケース内のガスが、撚り線を構成する多数本の導線の隙間をすり抜けて防爆エリアから非防爆エリアに流れ込んでしまう。
このようなガスのすり抜けを防ぐためには、複数本の前記配線部材が、互いに非接触な状態で前記センサユニット及び前記バリア回路を接続していることが好ましい。
【0010】
上述したガスのすり抜けをより確実に防ぐためには、前記配線部材が単線であることが好ましい。
【0011】
配線部材を絶縁部材等で被覆した場合も、クランク内のガスが絶縁部材と配線部材の間をすり抜けてしまうことから、前記配線部材が、絶縁部材で覆われることなく、前記センサユニット及び前記バリア回路を接続していることが好ましい。
【0012】
配線部材と隔壁部材との間に隙間があれば、その隙間を介してクランク内のガスが防爆エリアから非防爆エリアに流れ込んでしまうので、前記配線部材が、前記隔壁部材を気密に貫通していることが好ましい。
【0013】
前記隔壁部材が樹脂製の弾性体であることが好ましい。
これならば、隔壁部材をケーシングに密着させることができ、防爆エリアを確実に封止することができる。
【0014】
防爆対応の要求に応えるバリア回路の実施態様としては、前記センサユニットに供給されるエネルギーを制限するものを挙げることができる。
【発明の効果】
【0015】
このように構成した本発明によれば、高コスト化を招くことなく、これまでにない防爆仕様のオイルミスト検出装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本実施形態のオイルミスト検出装置の全体構成を示す模式図。
【
図2】本実施形態のオイルミスト検出装置の内部構成を示す模式図。
【
図3】本実施形態のバリア回路の構成を示す回路図。
【
図4】その他の実施形態における隔壁部材の形状を示す模式図。
【
図5】その他の実施形態における検出装置の内部構成を示す模式図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に本発明に係るオイルミスト検出装置の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0018】
本実施形態のオイルミスト検出装置100は、
図1に示すように、例えば船舶用内燃機関のクランクケースCに取り付けられる光散乱式のものであり、軸受過熱等によりクランクケースC内で発生するオイルミストを検出するために用いられる。なお、オイルミスト検出装置100の用途はこれに限らず、船舶以外の内燃機関に取り付けられて用いられても良い。
【0019】
具体的にオイルミスト検出装置100は、先端側がクランクケースCの内側に突出するように、当該クランクケースCの壁に設けた取付孔に外部から貫通させて取り付けられる検出部10と、その検出部10の基端に連設される制御部20とを備えている。
【0020】
検出部10は、
図1及び
図2に示すように、ケーシング11と、このケーシング11内に収容されたセンサユニット12とを有している。
【0021】
ケーシング11は、先端面が封止された概略円筒形状をなすものであり、内部にオイルミストを導くオイルミスト導入ポート10aと、外部へオイルミストを排出するオイルミスト排出ポート10bとが形成されている。ケーシング11の外周面には、クランクケースCの取付孔に螺合するねじ山(不図示)が形成されている。
【0022】
このケーシング11内の先端側には、
図2に示すように、オイルミストが導入拡散し得るように構成されたオイルミスト導入室10cが形成されており、基端側には、センサユニット12を収容するセンサ収容室10dが形成されている。オイルミスト導入室10c及びセンサ収容室10dの間にはレンズ等の透光窓Wが介在しており、これによりオイルミストがオイルミスト導入室10cからセンサ収容室10dに流れ込むことを防ぐようにしてある。
【0023】
センサユニット12は、オイルミスト導入室10cに導入されたオイルミストを検出するものであり、発光部13及び受光部14を備えている。
【0024】
発光部13は、その発光面を透光窓Wに向けて配置した例えばLEDであり、本実施形態では、オイルミストの粒子径に適合する波長帯域光を発するものを用いている。もちろん、LD(レーザダイオード)等他の発光部13を用いても構わない。
【0025】
受光部14は、その受光面を透光窓Wに向けて配置した例えばPD(フォトダイオード)であり、その受光面に受けた光の強度に応じた値の電気信号を出力するものである。もちろん例えばCCD等、他の受光部14を用いても構わない。
【0026】
そして、発光部13から出た照射光が、透光窓Wを介してオイルミスト導入室10cに導入されたオイルミストに照射され、これにより生じる散乱光が、透光窓Wを通過した後、受光部14で受光される。
【0027】
これらの発光部13及び受光部14は、ここでは照射する光の光軸及び受光する光の光軸が互いに略平行となるように並列配置されており、例えば同一基板15上に搭載されている。ただし、発光部13及び受光部14の光軸は必ずしも平行である必要はないし、発光部13及び受光部14が別々の基板に搭載されていても良い。
【0028】
基板15は、発光部13や受光部14とともにセンサユニット12を構成するものであり、センサ収容室10dに収容されている。この基板15には、1又は複数の配線部材Pが接続されており、この配線部材Pによってセンサユニット12と制御部20とが接続されている。
【0029】
配線部材Pは、1又は複数本設けられており、ここでは制御部20からのエネルギー(電流及び/又は電圧)を発光部13に供給するためのものや、受光部14で受光された散乱光の強度に応じた電気信号である検出信号を制御部20に送信するためのものなどが設けられている。
【0030】
制御部20は、構造的には、CPU、内部メモリ、ADコンバータ等を有した所謂コンピュータ回路21を備えている。そして、内部メモリの所定領域に格納したプログラムに従って動作することで情報処理を行うものであり、本実施形態では、受光部14から送信される検出信号に基づいて、オイルミストの有無を検知したり、検出信号に基づいてオイルミストの濃度を測定したりするものである。
【0031】
この制御部20は、上述したコンピュータ回路21を収容する第2ケーシング22をさらに備えており、この第2ケーシング22の内部空間は、上述した検出部10を構成するケーシング11の内部空間と連通して、センサ収容室10dを形成している。なお、第2ケーシング22は、この実施形態では概略円筒形状をなすものであるが、例えば直方体形状等をなすものであっても良い。
【0032】
ところで、船舶等の燃料として天然ガス等の爆発性(可燃性)ガスが用いられる場合、クランクケースC内にはこの爆発性ガスが供給されることから、オイルミスト検出装置100における少なくともクランクケースC内に配置される部分、より具体的にはクランクケースC内の爆発性ガスが流入可能な部分は防爆対応が要求される防爆エリアXとなる。
【0033】
より詳細に説明すると、クランクケースC内に爆発性ガスが供給されている場合、この爆発性ガスは、上述したオイルミスト導入室10cに導入されるため、このオイルミスト導入室10cは防爆対応が要求される防爆エリアXとなる。ただし、本実施形態では、オイルミスト導入室10cを構成する部品に防爆対応を要するものがなく、オイルミスト導入室10cに対する具体的な対応は不要である。
【0034】
一方、センサ収容室10dは、透光窓Wによりオイルミスト導入室10cと仕切られているとはいえ、センサ収容室10d及びオイルミスト導入室10cの間には、ガスが通過可能な僅かな隙間が介在している。これにより、センサ収容室10dには爆発性ガスが流れ込むので、このセンサ収容室10dも防爆対応が要求される防爆エリアXである。そして、このセンサ収容室10dには、センサユニット12が配置されており、このセンサユニット12を構成する発光部13、受光部14、及び基板15等は点火源となり得るものであるから、具体的な本質安全防爆対応が要求されることになる。
【0035】
そこで、本実施形態のオイルミスト検出装置100は、
図2に示すように、配線部材Pを介してセンサユニット12に接続されて、センサユニット12に供給されるエネルギーを制限するバリア回路30をさらに備えている。
【0036】
本実施形態のバリア回路30は、上述した制御部20を構成するコンピュータ回路21と同一の回路基板に設けられており、第2ケーシング22内に収容されている。ただし、バリア回路30としては、コンピュータ回路21とは別体の回路基板に設けられていても良い。
【0037】
このバリア回路30は、オイルミスト検出装置100の本質安全防爆構造を確保するためのものであり、センサユニット12を構成する種々の電子部品が点火源となり得ないようにセンサユニット12に供給されるエネルギーを制限する機能を備えたものである。具体的にこのバリア回路30は、
図3に示すように、センサユニット12に流れる電流を所定の電流値以下に制限する電流制限素子31と、センサユニット12に印加される電圧を所定の電圧値以下に制限する電圧制限素子32とを少なくとも有するものであり、ここでは、電圧制限素子32を保護する保護素子33をさらに有している。
【0038】
然して、本実施形態のオイルミスト検出装置100は、
図2に示すように、上述したケーシング11内に収容されて、防爆エリアXを封止する隔壁部材40をさらに備えており、バリア回路30が、この隔壁部材40により防爆エリアXから隔離された非防爆エリアYに配置されている。
【0039】
より詳細に説明すると、隔壁部材40は、上述した配線部材Pが貫通するとともに、防爆エリアXであるオイルミスト導入室10c及びセンサ収容室10dを気密に封止するものであり、具体的には外周面の全周がケーシング11の内周面に気密に接触するようにケーシング11内に配置された概略円柱状のものである。
【0040】
また、ここでの隔壁部材40は、例えば硬化するとシリコンゴムになる液状ガスケットなど、樹脂製の弾性体であり、その外径がケーシング11の内壁と密着するものである。ただし、隔壁部材40の材質はこれに限らず、ガスを通さない材質であれば、例えばガラスやセラミックスなど適宜変更して構わない。
【0041】
この隔壁部材40により、装置内(ケーシング11及び第2ケーシング22の内部)は、隔壁部材40よりも先端側の防爆エリアXと、隔壁部材40よりも基端側の非防爆エリアYとに仕切られる。この実施形態では、防爆エリアXはクランクケースCの内部に配置される領域であり、非防爆エリアYはクランクケースCの外部に配置される領域である。そして、これらの防爆エリアXと非防爆エリアYとの間はガスが流通不能であり、この非防爆エリアYに、上述したバリア回路30が配置されている。
【0042】
本実施形態のオイルミスト検出装置100は、配線部材Pに起因してガスが防爆エリアXから非防爆エリアYに流れ込むことをも防ぐように構成してある。
【0043】
具体的には、仮に配線部材Pが、例えば複数本の導線(配線)を撚り合わせてなる撚り線であると、クランクケースC内のガスが、撚り線を構成する多数本の導線(配線)の隙間をすり抜けて防爆エリアXから非防爆エリアYに流れ込んでしまう。
【0044】
そこで、本実施形態では、複数の配線部材Pが、それぞれ互いに接触することなく、すなわちそれぞれが互いに非接触な状態でセンサユニット12とバリア回路30とを接続している。
【0045】
より具体的にこれらの配線部材Pは、単線或いは単針と称される線状或いはピン状の金属であり、絶縁部材等の被覆部材に被覆されることなく、表面が露出した状態で用いられている。
【0046】
これらの配線部材Pは、外周面の全周が隔壁部材40に形成された貫通孔の内周面と気密に接触しており、これにより配線部材Pは、ガスが通過可能な隙間を介することなく、隔壁部材40を気密に貫通している。
【0047】
このように構成されたオイルミスト検出装置100によれば、バリア回路30を非防爆エリアYに配置しているので、このバリア回路30と、防爆対応が要求されるセンサユニット12とを1つの装置内に実装することができる。
これにより、オイルミスト検出装置100とは別体のバリア回路30を備えた装置の製造は不要であり、高コスト化を招くことなく、防爆仕様のオイルミスト検出装置100を提供することができる。
【0048】
また、複数の配線部材Pとして、撚り線を用いることなく、互いに非接触な単線或いは単針を用いているので、撚り線を用いた場合に生じるガスのすり抜けを防止することができ、しかも配線部材Pが、被覆部材に被覆されることなく隔壁部材40を気密に貫通しているので、ガスが防爆エリアXから非防爆エリアYに流れ込むことを確実に防ぐことができる。
【0049】
さらに、隔壁部材40が樹脂製の弾性体であり密着性が良いので、防爆エリアXを確実に封止することができる。
【0050】
なお、本発明は前記実施形態に限られるものではない。
【0051】
例えば、前記前記実施形態では、隔壁部材40が円柱状のものであったが、
図4に示すように、凹状のものであっても良いし、凸状のものであっても良く、要は、隔壁部材40の外周面の全周が、ケーシング11の内周面と気密に接触していれば、隔壁部材40の形状は種々のものに変更して構わない。
【0052】
また、防爆エリアXは、
図5の上段に示すように、一部がクランクケースCの外部まで広がっていても良いし、非防爆エリアYは、
図5の下段に示すように、一部がクランクケースCの内部まで広がっていても良い。
【0053】
その他、本発明は前記実施形態に限られず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であるのは言うまでもない。
【符号の説明】
【0054】
100・・・オイルミスト検出装置
C ・・・クランクケース
10 ・・・検出部
10a・・・導入ポート
10b・・・排出ポート
10c・・・オイルミスト導入室
10d・・・センサ収容室
11 ・・・ケーシング
12 ・・・センサユニット
13 ・・・発光部
14 ・・・受光部
15 ・・・基板
W ・・・透光窓
20 ・・・制御部
21 ・・・コンピュータ回路
22 ・・・第2ケーシング
P ・・・配線部材
30 ・・・バリア回路
40 ・・・隔壁部材
X ・・・防爆エリア
Y ・・・非防爆エリア