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特許7393437完全にアライメント調整されたサブトラクティブプロセス及びその電子デバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-11-28
(45)【発行日】2023-12-06
(54)【発明の名称】完全にアライメント調整されたサブトラクティブプロセス及びその電子デバイス
(51)【国際特許分類】
   H01L 21/3213 20060101AFI20231129BHJP
   H01L 21/768 20060101ALI20231129BHJP
   H10B 10/00 20230101ALI20231129BHJP
   H10B 12/00 20230101ALI20231129BHJP
   H01L 23/522 20060101ALI20231129BHJP
   H01L 23/532 20060101ALI20231129BHJP
【FI】
H01L21/88 D
H10B10/00
H10B12/00
H01L21/90 B
H01L21/90 L
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021564181
(86)(22)【出願日】2020-05-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-07-01
(86)【国際出願番号】 US2020031003
(87)【国際公開番号】W WO2020223622
(87)【国際公開日】2020-11-05
【審査請求日】2021-12-28
(31)【優先権主張番号】62/841,788
(32)【優先日】2019-05-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】390040660
【氏名又は名称】アプライド マテリアルズ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】APPLIED MATERIALS,INCORPORATED
【住所又は居所原語表記】3050 Bowers Avenue Santa Clara CA 95054 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】レン, ホー
(72)【発明者】
【氏名】ジャン, ハオ
(72)【発明者】
【氏名】ナイク, メユール
【審査官】鈴木 智之
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-150439(JP,A)
【文献】特開平06-021234(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0329275(US,A1)
【文献】特開2003-264192(JP,A)
【文献】特開2018-056227(JP,A)
【文献】特表2008-538591(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/3213
H10B 10/00
H10B 12/00
H01L 21/768
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
完全にアライメント調整されたビアを形成する方法であって、
第1の金属層と電気的に接触している第2の金属層の上部に第3の金属層をパターニングすることであって、パターニングされた前記第3の金属層は、前記第2の金属層の上部の一部が露出するように前記第2の金属層からずれており、前記第3の金属層をパターニングするためのマスクとして機能するパターニングされた第4の金属層およびパターニングされた第4のエッチング停止層が前記第3の金属層上に形成されており、前記パターニングされた第4の金属層および前記パターニングされた第4のエッチング停止層を形成することは、前記第3の金属層上に第4の金属層と第4のエッチング停止層を堆積することと、ハードマスク層とパターニングされたフォトレジストを用いて前記第4の金属層と前記第4のエッチング停止層をパターニングすることと、を含む、第3の金属層をパターニングすることと、
前記パターニングされた第4の金属層および前記パターニングされた第4のエッチング停止層が前記第3の金属層上に形成された後、前記パターニングされた第3の金属層の側面にアライメント調整された前記第2の金属層の側面と、前記第3の金属層の底部から距離を置いた前記第2の金属層の上部とが露出するように、前記第2の金属層の上部を後退させることと、
を含む方法。
【請求項2】
オプションの金属ライナが、前記第2の金属層の上部と前記第3の金属層の底部との間に位置付けされ、前記第2の金属層の上部を後退させることにより、前記第2の金属層の上部と前記オプションの金属ライナの底部との間に距離ができる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2の金属層の後退した上部および前記第3の金属層に誘電体層を堆積させることをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記誘電体層が低誘電率誘電体材料を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記誘電体層が、前記第3の金属層上の前記第4の金属層の上部を覆っている、請求項3に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示の実施形態は、電子デバイスおよび電子デバイス製造の分野に関するものである。より具体的には、本開示の実施形態は、サブトラクティブプロセスを用いて、完全にアライメント調整されたビアおよび/またはコンタクトを有する電子デバイスを作製する方法を提供する。
【背景技術】
【0002】
[0002]パソコン、ワークステーション、コンピュータサーバ、メインフレームなどの電子デバイスや、プリンタ、スキャナ、ハードディスクドライブなどの他のコンピュータ関連機器には、低消費電力でありながら十分なデータストレージ機能を提供するメモリデバイスが使用されている。電子デバイスでの使用に適したランダムアクセスメモリセルには、主にダイナミック型とスタティック型の2種類がある。ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)は、2つの2進値のうちの1つを示す電圧を記憶するようにプログラムすることができるが、この電圧をごく短時間以上維持するためには、定期的な再プログラムまたは「リフレッシュ」が必要となる。スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)は、定期的なリフレッシュを必要としないことからその名がつけられた。
【0003】
[0003]従来、チップ上の電気的相互接続は、デバイス構造のさまざまな層を通して開孔を設け、その開孔に導電性材料を充填して、層間および個々の層に位置するデバイス特徴間の相互接続を形成する「デュアルダマシン」製造技法を用いて生産されてきた。しかし、10nmノード及びより小さい特徴サイズに基づくチップでは、間隙充填や抵抗率に制約があるため、これまで頼りにされてきた「デュアルダマシン」製造技法を使用することは現実的ではない。
【0004】
[0004]現在のプロセスでは、相互接続の製造時にビアのアライメント問題が頻繁に発生する。先端技術のノードでは、ビアアライメントエラーのためのマージンはほんのわずかである又は全くない。下位の金属線(Mx)に自己整合したビア(Vx)を形成するために、サブトラクティブスキームが開発された。しかし、上部の金属線(Mx+1)が自己整合型ではないため、アライメントエラーが発生する可能性がある。
【0005】
[0005]このため、ビアのアライメントエラーを低減又は解消する電子デバイスの形成方法が必要である。
【発明の概要】
【0006】
[0006]本開示の実施形態は、完全にアライメント調整されたビアを形成する方法を対象としたものである。第2の金属層の上部に第3の金属層をパターニングする。第2の金属層は、第1の金属層と電気的に接触している。パターニングされた第3の金属層は、第2の金属層の上部の一部が露出するように第2の金属層からずれている。パターニングされた第3の金属層の側面にアライメント調整された第2の金属層の側面が露出するように、第2の金属層の上部を後退させる。第2の金属層の上部を、第3の金属層の底部から距離を置いて後退している。
【0007】
[0007]本開示の追加の実施形態は、完全にアライメント調整されたビアを形成する方法を対象としたものである。第2の金属層上のパターニングされた金属ライナの上部にパターニングされた第3の金属層が形成される。第2の金属層は、第1の金属層と電気的に接触している。パターニングされた第3の金属層およびパターニングされた金属ライナは、第2の金属層の上部の一部がパターニングされた第3の金属層およびパターニングされた金属ライナの開口部を通して露出するように、第2の金属層からずれている。第2の金属層の上部を低くして、パターニングされた第3の金属層の側面にアライメント調整された第2の金属層の側面、および金属ライナの底面から距離を置いた第2の金属層の上面が露出するように、パターニングされた第3の金属層およびパターニングされた金属ライナの開口部を通して第2の金属層を後退させる。第2の金属層の上面は、金属ライナの底面から約5Åから約100Åの範囲の距離を置いている。
【0008】
[0008]本開示のさらなる実施形態は、電子デバイスを対象としたものである。電子デバイスは、第1のエッチング停止層を介して第1の金属層と接触している第2の金属層を備える。第2の金属層は、露出した側面を有する上面部分と、後退した上面とを有する。露出した側面は長さを有する。誘電体層は、第2の金属層の一部を取り囲んでいる。誘電体層は、第2の金属層の後退した上面と実質的に同じ高さの上面を有する。第2の金属層および誘電体層上にパターニングされた金属ライナがある。パターニングされた金属ライナは、誘電体の上面および第2の金属層の後退した上面を露出させる開口部を有する。パターニングされた金属ライナは、第2の金属層の後退した上面および誘電体層の上面から距離を置いて間隙を形成している。この間隙は、第2の金属層の露出した側面の長さと実質的に等しい。この間隙は、約5Åから約100Åの範囲の長さを有する。パターニングされた金属ライナ上にパターニングされた第3の金属層がある。パターニングされた第3の金属層は、誘電体の停止面および第2の金属層の後退した上面を露出させる開口部を有する。
【0009】
[0009]上述した本開示の特徴を詳細に理解できるように、一部が添付の図面に例示されている実施形態を参照しながら、上記に要約した本開示をより具体的に説明する。しかし、添付の図面は本開示の典型的な実施形態を単に示すものであり、したがって、実施形態の範囲を限定するものと見なすべきではなく、本開示は他の等しく有効な実施形態も許容しうることに留意されたい。本明細書に記載の実施形態は、例として示すものであり、同様の参照が類似の要素を示す添付の図面の図に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図2】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図3】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図4】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図5】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図6】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図7】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図8】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図9】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図10】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図11】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図12】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図13】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図14】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図15】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図16】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図17】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図18】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図19】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
図20】本開示の1または複数の実施形態に係る電子デバイスを示す等角図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
[0030]本開示のいくつかの例示的な実施形態を説明する前に、本開示は、以下の説明で示す構成またはプロセスステップの詳細に限定されないことを理解されたい。本開示は、他の実施形態が可能であり、また、様々な方法で実施又は実行することが可能である。
【0012】
[0031]本明細書および添付の特許請求の範囲で使用する用語「前駆体」、「反応物」、「反応性ガス」などは、基板表面と反応し得る任意のガス種を指すために互換的に使用される。
【0013】
[0032]本書で使用する「基板」とは、製造プロセスで膜処理が行われる全ての基板、又は基板に形成された材料の表面のことを指す。例えば、処理が行われ得る基板表面には、用途に応じて、シリコン、酸化ケイ素、ストレインドシリコン、シリコンオンインシュレータ(SOI)、炭素がドープされた酸化ケイ素、アモルファスシリコン、ドープされたシリコン、ゲルマニウム、ヒ化ガリウム、ガラス、サファイアなどの材料、及び金属、金属窒化物、金属合金、その他の導電性材料などの他のいずれかの材料が含まれる。基板には、半導体ウエハが含まれるが、これに限定されない。基板は、基板表面の研磨、エッチング、還元、酸化、ヒドロキシル化、アニール、焼成などの前処理プロセスに暴露され得る。本開示では、基板自体の表面に直接行う膜処理に加えて、以下により詳細に開示するように、開示された膜処理ステップのいずれかは基板に形成された下位層で行われることもあり、用語「基板表面」は、文脈が示すように、上記下位層を含むことが意図されている。したがって、例えば、基板表面上に膜/層や部分的な膜/層を堆積させた場合、新たに堆積させた膜/層の露出面が基板表面となる。
【0014】
[0033]本開示の1又は複数の実施形態は、サブトラクティブスキームに基づくビアを(ボトムラインとトップラインの両方に対して)完全にアライメント調整することができる方法を有利に提供する。金属バリア/ライナの有無にかかわらず、電子デバイスの形成を可能にする完全アライメント型サブトラクティブスキームの実施形態。いくつかの実施形態では、直交するワイヤ方向の両方におけるビアの完全アライメントが有利に提供される。
【0015】
[0034]本方法は、半導体デバイスと組み合わせて使用するために、コンタクト材料で充填されたビアを使用せずに、自己整合型相互接続構造を提供する。代わりに、すべてのコンタクト材料が共形層に堆積されているため、いずれのマイクロ導管にも導電性材料を充填する必要はない。続いて、コンタクト材料の層を含む層のスタックにドライエッチングによりパターンが形成され、コンタクト材料のピラーが上方に延在して、半導体デバイスの表面に嵌合するコンタクトを含む下位のベース層から延在する相互接続が得られる。コンタクト材料のピラーは、典型的には金属だが、電流を伝達することができるドープされたセラミック組成物または導電性高分子材料であってもよい。また、製造される相互接続構造は、垂直なピラーの形態である必要はなく、共形層のスタックからサブトラクティブ技法を用いて処理され得る他の形状であってもよいことを理解されたい。
【0016】
[0035]以下の説明では、自己整合型相互接続構造として頻繁に使用される形態である可能性が高いため、金属ピラーの作製について言及しているが、相互接続経路を提供するために、金属、ドープされたセラミック組成物、またはドープされたまたはドープされていない導電性高分子材料を含む導電経路の1つの形態に実施形態を限定する意図はない。以下の構造の説明で「金属」について言及している場合、共形層の形態で適用され得る他の導電性材料も含まれることが意図されることを理解されたい。
【0017】
[0036]近年では、化学気相堆積(CVD)、物理的気相堆積(PVD)、原子層堆積(ALD)、および/又は電気めっきによる銅が相互接続材料として使用されている。しかし,特徴サイズが10nmノード(16nm HPCD)の場合,銅のeMFP(電子の平均自由行程)が約39nmであることから,実効抵抗率は約6μΩ-cmの範囲にある。特徴サイズが7nmノード(11nm HPCD)の場合、銅のeMFPにより、実効抵抗率は約6.5μΩ-cmの範囲となり、また、特徴サイズが5nmノード(7nm HPCD)の場合、銅の実効抵抗率は約11.5μΩ-cmの範囲となる。例として、7nmノード、特に5nmノードでは、コバルト(eMFPが銅の39に対して約9.5nm)、又はタングステン(eMFPが約19nm)、及びケイ素化合物などの金属が、実効抵抗率の点で銅と競合するようになるが、これらに限定されない。例えば、銅とコバルトはいずれも5nmノードで約12μΩ-cmの実効抵抗率を有し、タングステンは約13.5μΩ-cmの実効抵抗率を有する。実効抵抗率とは、ナノメートル単位での金属の抵抗率のことである。ナノメートル単位では電子散乱が悪化するため、金属の実効抵抗率は固有抵抗率(「バルク抵抗」または「大きな単位での抵抗」)よりも高くなる。
【0018】
[0037]本開示の実施形態では、複数の材料層を堆積させた後、ドライエッチング技法や原子層エッチング(ALE)などのサブトラクティブ技法を用いて、相互接続構造を作製する。形成された導電性相互接続は、必要に応じて誘電体材料で囲まれる。
【0019】
[0038]ラインメタル、比較的高い導電性成分を持つ(金属、又はドープされたセラミック、又は高分子材料の形態の)エッチング停止材料層、リソグラフィスタックを構成するパターン転写層(通常、ハードマスキング材料を含む)を含む様々な層のスタックを使用し、スタック内に所望の構造を形成するためにサブトラクティブ技法を適用することで、例えば、微小な毛細管に流体導電性材料を充填する必要なく、ピラーの形態の相互接続導管を形成することが可能になる。上述したような相互接続構造の形成方法により、16nmノード以下のデバイスへの展開が可能となる。
【0020】
[0039]図1は、次世代の半導体デバイスに有用な相互接続構造を形成するために使用される層の例示的な開始「スタック(積層体)」の三次元図である。当業者は、例示されたスタック100が単に1つの可能な構成であり、本開示の範囲を限定するものと見なされるべきではないことを認識するであろう。図示の実施形態では、基板101は、その上に形成された酸化層102を有する。基板は、本明細書に記載の任意の適切な材料であることができる。説明の目的に限り、基板101をシリコン基板として説明する。酸化物層102は、基板表面から成長させることができる、又は基板表面に堆積させることができる。例えば、シリコン基板を酸化させて酸化物層102を形成し得る、又は基板101にシリコン酸化膜を(例えば、気相堆積プロセスにより)堆積させ得る。
【0021】
[0040]図示した実施形態は、オプションの金属ライナ103を含む。このライナは、スタック100から省略することもできる。例えば、第1の金属層104が酸化物層102と良好な接着性を有する場合には、オプションの金属ライナ103は不必要なものとして省略することができる。オプションの金属ライナ103は、第1の金属層104の酸化物層102への接着性を高めることができる任意の適切な材料とすることができる。オプションの金属ライナ103は、原子層堆積(ALD)、化学気相堆積(CVD)、物理的気相堆積(PVD)、蒸発、またはメッキを含むがこれらに限定されない、当業者に周知の任意の適切な技法によって堆積させることができる。
【0022】
[0041]第1の金属層104(第1の導電層とも称される)は、オプションの金属ライナ103上;またはオプションの金属ライナ103が省略された場合は酸化物層102上にある。第1の金属層104は、当業者に周知の任意の適切な技法によって堆積させた任意の適切な層であり得る。いくつかの実施形態では、第1の金属層104は共形層である。第1の金属層104に適した材料としては、タングステン(W)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ケイ素化合物、グラフェン、またはこれらの組み合わせを含むが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、第1の金属層104は、タングステン(W)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ケイ素化合物、またはグラフェンのうちの1又は複数を含む。いくつかの実施形態では、第1の金属層104は、本質的に、タングステン(W)、コバルト(Co)、ルテニウム(Ru)、モリブデン(Mo)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、ケイ素化合物、またはグラフェンのうちの1又は複数で構成されている。本明細書および添付の特許請求の範囲で使用する用語「本質的に構成されている」とは、対象となる膜、種などが、記載された材料の約95%、98%、99%、または99.5%以上であることを意味している。材料について複数の成分が記載されている場合(例えば、膜が本質的にタングステンとコバルトで構成されている場合)、記載されている成分の合計が約95%、98%、99%、または99.5%以上である。いくつかの実施形態では、第1の金属層104は、少量の他の金属がドープされた純金属を含む。例えば、最大5%のドーパント(アルミニウム、マンガンなど)がドープされた銅、タングステン、ルテニウム、モリブデンである。本質的にドープされた金属から構成される第1の金属層104とは、第1の金属層104が最大5原子%のドーパントを含むことを意味する。いくつかの実施形態では、ドーパントは、アルミニウム、マンガン、リン、アスタチン、またはホウ素のうちの1又は複数を含む。
【0023】
[0042]第1の金属層104の上には、低い電気抵抗率を有する第1のエッチング停止層106が重なっている。第1のエッチング停止層106は、CVD、PVD、ALD、蒸発した金属源からの堆積、金属メッキから選択される技法を用いて堆積される、又はケイ素化合物などのドーパントでドープされたTiの酸化物であり得る、タンタル(Ta)、窒化タンタル(TaN)、チタン(Ti)、窒化チタン(TiN)、W、Co、Ru、ニオブ(Nb)、窒化ニオブ(NbN)、およびこれらの組み合わせの共形層を含むが、これらに限定されない任意の適切な材料であることができる。いくつかの実施形態では、第1のエッチング停止層106は、窒化ケイ素チタン(TiSiN)、窒化ケイ素タンタル(TaSiN)、または窒化ケイ素タングステン(WSiN)のうちの1又は複数を含む、または本質的にこれらの1又は複数から構成される。
【0024】
[0043]第1のエッチング停止層106には、第2の金属層108が形成されている。第2の金属層108は、上述した第1の金属層104と同じであってよい(ただし、そうである必要はない)。いくつかの実施形態では、第2の金属層108は、第1の金属層104と同じ組成を含む。いくつかの実施形態では、第2の金属層108は、第1の金属層104とは異なる組成を含む。本明細書で使用する異なる組成とは、異なる物理的特性を持つ同じ材料を有する組成、または異なる技法によって形成された同じ材料の組成を含むが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、第1の金属層104および第2の金属層108は、ルテニウム、モリブデン、またはタングステンのうちの1または複数を含む。いくつかの実施形態では、第1の金属層104は、ルテニウム、モリブデン、またはタングステンのうちの1又は複数を含む、又は本質的にこれらの1又は複数から構成されている。いくつかの実施形態では、第2の金属層108は、ルテニウム、モリブデン、またはタングステンのうちの1又は複数を含む、又は本質的にこれらの1又は複数から構成されている。いくつかの実施形態では、第1の金属層104および第2の金属層108は、同一の金属を含む、または本質的に同一の金属で構成されている。
【0025】
[0044]第2のエッチング停止層110は、第2の金属層108に重なっている。第2のエッチング停止層110の組成は、第1のエッチング停止層106と同じであってよい(ただし、そうである必要はない)。第1のエッチング停止層106と第2のエッチング停止層110を同一材料とすることで、処理を容易にすることができる。いくつかの実施形態では、第2のエッチング停止層110は、第1のエッチング停止層106と同じ組成を含む。いくつかの実施形態では、第2のエッチング停止層110は、第1のエッチング停止層106とは異なる組成を含む。いくつかの実施形態では、第1のエッチング停止層106および第2のエッチング停止層110は、同じ材料を含む、または本質的に同じ材料で構成されている。いくつかの実施形態では、第1のエッチング停止層106及び第2のエッチング停止層110は、異なる材料を含む。適切なエッチング停止層の材料としては、窒化チタン(TiN)、タンタル(Ta)、または窒化タンタル(TaN)を含むが、これらに限定されない。いくつかの実施形態では、第2のエッチング停止層110が省略され、後続のハードマスク層112がエッチング停止層110及びハードマスク層112の両方として機能する。
【0026】
[0045]ハードマスク層112は、第2のエッチング停止層110に重なっている。ハードマスク層は、上に重なる「リソグラフィスタック」と組み合わせて使用され、上述した下位層110、108、106、104を介してデバイスパターンを転写する。ハードマスク層112は、単層、又は複数の層を組み合わせたものであり得る。ハードマスク層112は、本明細書には記載していないが、10nmノード(16nm HPCD)以下のパターンを提供できるものとして当業者に周知の材料及びパターニング技法を用いて製造され得る。いくつかの実施形態では、ハードマスク層112は、金属または誘電体のマスク材料を含む。適切な誘電体材料には、酸化ケイ素(SiO)、窒化ケイ素(SiN)、炭化ケイ素(SiC)、酸化アルミニウム(AlO)、窒化アルミニウム(AlN)、およびこれらの組み合わせが含まれるが、これらに限定されない。当業者は、酸化ケイ素を表すためにSiOのような公式を使用することが、元素間のいかなる特定の化学量論的関係をも意味するものではないことを認識するだろう。公式は、膜の主要な元素を単に特定するものである。
【0027】
[0046]図2は、底部反射防止コーティング(BARC)214およびフォトレジスト216がその上に形成された、図1の実施形態と同様の電子デバイス200を示す図である。図示したフォトレジスト216は、トレンチ218を有するようにパターニングされているが、当業者は、パターンが任意の適切な形状または形状の組み合わせであり得ることを認識するであろう。
【0028】
[0047]図3は、M1ラインエッチングプロセス後の、図2と同様の電子デバイス300を示す図である。M1ラインエッチングプロセスにより、フォトレジスト216のトレンチ218に対応する開口部が形成される。図示した実施形態では、BARC214、ハードマスク層112、第2のエッチング停止層110、および第2の金属層108を通してトレンチ315が形成され、それぞれ、パターニングされたBARC314、パターニングされたハードマスク層312、パターニングされた第2のエッチング停止層310、およびパターニングされた第2の金属層308が形成される。図示したM1ラインエッチングプロセスは、第1のエッチング停止層106で停止する。いくつかの実施形態では、第1のエッチング停止層106もパターニングされている。パターニングされた層の形成は、単一の工程、又は複数の工程で実行することが可能である。
【0029】
[0048]図4は、パターニングされたハードマスク層312を残してフォトレジスト216およびパターニングされたBARC314を除去した後の、図3と同様の電子デバイス400を示す図である。フォトレジスト216およびパターニングされたBARC314の除去は、異方性エッチングおよび化学機械平坦化(CMP)を含むがこれらに限定されない、当業者に周知の任意の適切な技法によって行われ得る。
【0030】
[0049]図5は、第2の底部反射防止コーティング(BARC)520および第2のパターニングされたフォトレジスト522の形成後の、図4と同様の電子デバイス500を示す図である。図示した第2のパターニングされたフォトレジスト522は、トレンチ315に対してある角度にアライメント調整されている。図示した実施形態では、トレンチ315に対して約90oにアライメント調整された開口部523を有する第2のパターニングされたフォトレジスト522を示したが、当業者は、第2のパターニングされたフォトレジスト522とトレンチ315との間の角度が、約10oから約90oの範囲であり得ることを認識するであろう。第2のBARC520および第2のパターニングされたフォトレジスト522の堆積は、当業者に周知の任意の適切な技法によって行われ得る。
【0031】
[0050]図6は、パターニングされた第2のフォトレジスト522の開口部523を通して異方性エッチングを行った後の、図5と同様の電子デバイス600を示す図である。図示したエッチングプロセスは、フォトレジスト材料によって覆われていない第2のBARC520およびパターニングされたハードマスク層312の部分を除去し、それぞれ、パターニングされた第2のBARC620およびパターニングされたハードマスク層612を残している。図示したエッチングプロセスは、パターニングされた第2のエッチング停止層310及び第1のエッチング停止層106で停止する。パターニングされた第2のBARC522とパターニングされた第2のエッチング停止310の下(エッチング方向に対して)に位置するデバイスの部分は残る。
【0032】
[0051]図7は、パターニングされた第2のフォトレジスト522およびパターニングされた第2のBARC620を除去した後の、図6と同様の電子デバイス700を示す図である。パターニングされた第2のフォトレジスト522およびパターニングされた第2のBARC620は、別々にまたは同じプロセスで除去され得る。
【0033】
[0052]図8は、パターニングされたハードマスク層612によって覆われていない第2のエッチング停止層310の部分を除去するためのエッチングプロセス後の、図7と同様の電子デバイス800を示す図である。このプロセスにより、パターニングされた第2の金属層308の上部309が、パターニングされたハードマスク層612とパターニングされた第2のエッチング停止層810との間の空間811に露出したままとなる。
【0034】
[0053]図9は、第1のエッチング停止層906のパッドに第2の金属の柱(ビア908)を形成するために、第2の金属層308および第1のエッチング停止層106の一部を除去するためのエッチング後の、図8と同様の電子デバイス900を示す図である。また、エッチングにより、トレンチ315を通してパターンを第1の金属層104に転写し、パターニングされた第1の金属層904を形成する。
【0035】
[0054]図10は、オプションの金属ライナ103の露出した部分をエッチングして、パターニングされたオプションの金属ライナ1003を残した後の、図9と同様の電子デバイス1000を示す図である。オプションの金属ライナ103がない実施形態では、このエッチングプロセスを省略することができる。
【0036】
[0055]図11は、誘電体層1124の堆積後の、図10と同様の電子デバイス1100を示す図である。誘電体層1124は、当業者に周知の任意の適切な技法によって堆積させることができる。いくつかの実施形態では、誘電体層1124は、低誘電率誘電体を含む。いくつかの実施形態では、低誘電率誘電体は、流動性CVDプロセスによって堆積される。
【0037】
[0056]図12は、誘電体層1124の化学機械平坦化(CMP)後の、図11と同様の電子デバイス1200を示す図である。CMPプロセスは、誘電体層1124から材料を除去して、誘電体層1124の上部1125、パターニングされたハードマスク層612およびパターニングされた第2のエッチング停止層810を低くして、パターニングされた第2の金属層(ビア908)を露出させる。パターニングされた第2の金属層(ビア908)は、第1のビア(V1またはVx)とも呼ばれる。第1の金属層は、M1またはMxとも呼ばれる。第1のビアは、パターニングされた第1の金属層904を、M1-V1またはMx-Vxとも呼ばれる組み合わせでまだ形成されていない第1のビアの上の層に接続する。
【0038】
[0057]図13は、その上に層スタックを形成した後の、図12と同様の電子デバイス1300を示す図である。層スタックは、図1の層スタックを斜めに回転させたものと同様である。層スタックは、上述したように省略可能なオプションの第2の金属ライナ1330を含む。第3の金属層1332、第3のエッチング停止層1334、第4の金属層1336、第4のエッチング停止層1338、第2のハードマスク層1340、第2のBARC1342、および第3のパターニングされたフォトレジスト1344である。例示の目的で、パターニングされた第3のフォトレジスト1344のトレンチ1346のパターンは、第1のビアのパターンとは異なる。図示したパターンは、本開示の範囲を限定するものと見なすべきではない。
【0039】
[0058]図14は、図3に示すプロセスと同様のプロセスが実行された後の、図13と同様の電子デバイス1400を示す図である。簡単に説明すると、第2のBARC1342、第2のハードマスク層1340、および第4のエッチング停止層1338を、パターニングされた第3のフォトレジスト1344のトレンチ1346を通してエッチングして、パターンを第4のエッチング停止層1338に転写して、それぞれ、パターニングされた第2のBARC1442、パターニングされた第2のハードマスク層1440、およびパターニングされた第4のエッチング停止層1438を形成する。
【0040】
[0059]図15は、図4に示すプロセスと同様のプロセスが実行された後の、図14と同様の電子デバイス1500を示す図である。簡単に説明すると、第3のパターニングされたフォトレジスト1344およびパターニングされた第2のBARC1442がエッチングされ、パターン1346でパターニングされた第4の金属層1536を生成するために、パターン1346、1446が第4の金属層1336にエッチングされている。
【0041】
[0060]図16は、図5と同様の第4のBARC1646および第4のパターニングされたフォトレジスト1648の堆積後の、図15と同様の電子デバイス1600を示す図である。第4のBARC1646は、誘電体層1124と同じであってよい、又はそれとは異なっていてよい。第4のパターニングされたフォトレジスト1648は、当業者に周知の任意の適切な技法(例えば、リソグラフィ)によって堆積され、パターン1650が形成される。
【0042】
[0061]図17は、パターン1650をパターニングされた第2のハードマスク層1440に転写して、パターン1650と同様のパターン1750でパターニングされたハードマスク層1740を形成した後の、図16と同様の電子デバイス1700を示す図である。また、第4のフォトレジスト1648及び第4のBARC1646も除去される。
【0043】
[0062]図18は、パターン1750を第3の金属層1332に転写してパターニングされた第3の金属層1332を形成した後の、図17と同様の電子デバイス1800を示す図である。パターニングされた第4の金属層1436およびパターニングされた第4のエッチング停止1438は、それぞれ、パターニングされた第4の金属層1836およびパターニングされた第4のエッチング停止1838となるように修正される。第3の金属層1332は、ビア908を介して第1の金属線(M1またはMx)と電気的に接触する第2の金属線(M2またはMx+1)として機能する。いくつかの実施形態では、誘電体層1124および第2の誘電体2024は、絶縁されるように設計されたワイヤ位置での漏電/短絡を防止する。
【0044】
[0063]図示した実施形態では、パターニングされた第3の金属層1832のビア908に対するミスアライメント1855を示している。これらの特徴のミスアライメント1855は、隣接するビア間の電気的短絡を引き起こす可能性がある。図19は、誘電体層1124の上部1125および第2の金属層の上部909(ビア908)を後退させた後の、図18と同様の電子デバイス1900を示す図である。後退した誘電体層1124は、第2の金属層(ビア908)の長さLvを露出させる。露出している第2の金属層(ビア908)の長さLvは、誘電体層1124が後退した量と、第2の金属層908の上部909が後退した量とに正比例する。いくつかの実施形態では、露出した第2の金属層(ビア908)の長さは、約5Åから約100Åの範囲、または約10Åから約90Åの範囲、または約15Åから約80Åの範囲、または約20Åから約70Åの範囲、または約25Åから約60Åの範囲である。いくつかの実施形態では、第2の金属層の上部からオプションの金属ライナまたは第3の金属層の底部までの距離と同じである、露出した第2の金属層の長さLvは、約2Å、5Å、10Å、15Å、20Åまたは25Å以上である。第3のエッチング停止1334は、ビア908のアライメントを維持するための後退プロセスのマスクとして機能する。
【0045】
[0064]誘電体層を後退させると、第2の金属層(ビア908)の上部909が低くなり、第2の金属層(ビア908)の側面911が露出する。第2の金属層の側面911は、第3のエッチング停止1334がマスクとして機能するため、パターニングされた第3の金属層1832の側面1833にアライメント調整される。後退プロセスは、第2の金属層の上部909(ビア908)を低くし、第3の金属層1830の底部1831から上部909までの距離を生じさせるまたは増加させる。
【0046】
[0065]図示した実施形態では、オプションの第2の金属ライナ1330が存在し、これにより、第3の金属層1830の底部1831が第2の金属層の上部909(ビア908)から間隔を置いて配置される。この場合、上部909を後退させることで、上部909と第3の金属線の底部1831との間の距離が長くなり、上部909とオプションの第2の金属ライナ1330の底部1331との間に距離ができる。
【0047】
[0066]図20は、第2の誘電体2024を堆積させ、上部2025を平坦化して第4の金属層1836を第2のビアとして露出させた後の、図19と同様の電子デバイス2000を示す図である。いくつかの実施形態では、第2のビア(V2)は、第2の金属線(第3の金属層1832)と、同様の方法または異なる方法で堆積された後続の金属線とを接続することができる。
【0048】
[0067]本明細書に記載の材料及び方法を説明する文脈での(特に以下の請求項の範囲の文脈で)「a」及び「an」及び「the」という用語及び同様の指示対象の使用は、本書に別段の記載がない限り、又は文脈によって明確に矛盾しない限り、単数形及び複数形の両方を網羅すると解釈されるべきである。本明細書での値の範囲の列挙は、本明細書で別段の記載がない限り、その範囲内にある各個別の値を個別に参照する略記法として機能することを単に意図しており、各個別の値は、本明細書で個別に列挙されているかのように本明細書に組み込まれている。本明細書に記載のすべての方法は、本明細書に別段の記載がない限り、又は文脈によって明らかに矛盾しない限り、任意の適切な順序で実行され得る。本明細書で提供する任意の及び全ての例、又は例示的な文言(例えば、「等」)の使用は、単に材料及び方法をよりよく明らかにすることを意図しており、別段の請求がない限り、範囲に制限を課すものではない。本明細書のいかなる文言も、開示された材料及び方法の実施に不可欠であるとして、特許請求の範囲にないいかなる要素も示すと解釈されるべきではない。
【0049】
[0068]本明細書全体における「一実施形態」、「特定の実施形態」、「1又は複数の実施形態」又は「実施形態」への言及は、実施形態に関連して説明した特定の特徴、構造、材料、又は特性が本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本明細書全体の様々な場所での「1又は複数の実施形態では」、「特定の実施形態では」、「一実施形態では」又は「実施形態では」等の句の出現は、必ずしも本開示の同じ実施形態を指すとは限らない。1または複数の実施形態では、特定の特徴、構造、材料、または特性を任意の適切な方法で組み合わせている。
【0050】
[0069]本明細書の開示を、特定の実施形態を参照しながら説明してきたが、これらの実施形態は、本開示の原理及び適用の単なる例示であることを理解されたい。本開示の主旨及び範囲から逸脱することなく、本開示の方法及び装置に様々な修正及び変更を加えることができることが、当業者には明らかであろう。したがって、本開示は、添付の特許請求の範囲及びその等価物の範囲内にある修正及び変更を含むことが意図されている。
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