技術分野
コネクタ用オスピン及びコネクタ用オスピンの製造方法
発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋
一般に、端子の最大挿入力は、オス端子先端の傾斜部と平坦部との境界をメス端子の接点部が乗り越えるときに生じる。この挿入力を低減するには、低摩擦係数を付与するめっきの適用または端子形状の改善が求められる。低摩擦係数を付与するSn系めっきとして知られる3層めっきは、硬いCu-Sn層で端子嵌合時の摺動部に掛かる荷重を保持し、挿入力を低く保つ構造となっている。しかしながら、表層が純SnであるためリフローSnと同様の機構で摩擦が発生する。その他、従来、種々のめっき構造が知られているが、それぞれ問題がある。例えば、表面にCu-Sn層を露出させた構造では、挿入力は更に低減するが、表面に酸化Cuが生じることで、接触抵抗が悪化する懸念がある。これは、Cuに限らず、酸化する金属とSnとの合金を用いても同様である。
課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明者らは、鋭意検討の結果、オスピンの傾斜部から傾斜部と平坦部との境界を含む第1領域と、メスピンに嵌合された状態においてメスピンと電気的に接触する第2領域とを区別して互いに異なるめっきで被覆し、第1領域と第2領域とに、それぞれ所定の特性を持たせることにより、課題を解決することができることを見出した。
発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋
本発明の実施形態によれば、メスピンへの挿入力(摩擦力)が低く、且つ、メスピンとの接触抵抗が良好なコネクタ用オスピン及びコネクタ用オスピンの製造方法を提供することができる。
この特許の権利範囲[特許請求の範囲]
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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋
【図1】
本発明のコネクタ用オスピン、及び、嵌合するコネクタ用メスピンの外観模式図である。
【図2】
本発明のコネクタ用オスピンの上面模式図である。
【図3】
本発明の「製法1」で製造したコネクタ用オスピンの層構造である。
【図4】
本発明の「製法2」または「製法5」で製造したコネクタ用オスピンの層構造である。
【図5】
本発明の「製法3」で製造したコネクタ用オスピンの層構造である。
【図6】
本発明の「製法4」で製造したコネクタ用オスピンの層構造である。
【図7】
(A)は実施例2に係る外観観察写真である。(B)は(A)の矢印方向に指し示す第1領域(Ni)と第2領域(Sn)との境界を含む領域において測定したSEM像である。
【図8】
(A)は実施例6の第1領域に係る断面TEM像である。(B)は実施例6の第1領域に係るライン分析による深さ方向の各元素濃度のグラフである。
【図9】
(A)は実施例10の第1領域に係る断面TEM像である。(B)は実施例10の第1領域に係るライン分析による深さ方向の各元素濃度のグラフである。
【図10】
(A)は実施例10の第2領域に係る断面TEM像である。(B)は実施例10の第2領域に係るライン分析による深さ方向の各元素濃度のグラフである。
【図11】
(A)は参考例11の第1領域に係る断面TEM像である。(B)は参考例11の第1領域に係るライン分析による深さ方向の各元素濃度のグラフである。
【図12】
(A)は参考例11の第2領域に係る断面TEM像である。(B)は参考例11の第2領域に係るライン分析による深さ方向の各元素濃度のグラフである。
【図13】
(A)は参考例12の第1領域に係る断面TEM像である。(B)は参考例12の第1領域に係るライン分析による深さ方向の各元素濃度のグラフである。
【図14】
(A)は比較例1に係る断面TEM像である。(B)は比較例1に係るライン分析による深さ方向の各元素濃度のグラフである。
【図15】
比較例2に係る断面TEM像である。
【図16】
比較例4に係る断面TEM像である。
10 コネクタ用オスピン
11 傾斜部
12 平坦部
13 傾斜部と平坦部との境界
14 第1領域
15 第2領域
20 コネクタ用メスピン
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