特許7398049IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

ストロンチウム含有廃液の処理方法に関し、特に、Naイオン、Kイオン、CaイオンおよびMgイオンから選択される1種以上をさらに含むストロンチウム含有廃液の処理方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

従来の固相反応法で合成した層状マンガン酸化物は、それ自体の凝集による成形体の作製は困難である。したがって、成形体として使用用途に好適な強度を実現するには無機結合剤の添加使用が不可欠であった。しかし、無機結合剤はストロンチウム吸着には寄与しないため、その使用は吸着性能低下につながる。また、吸着表面を無機結合剤で被覆、閉塞することで層状マンガン酸化物の吸着利用率が低下する。加えて、無機結合剤と層状マンガン酸化物との混錬物につき、押し出し成型などを利用する場合、有機化合物で増粘させる追加工程が必要な場合がある。このような有機化合物で処理した成形体を原子力発電所汚染水処理に使用した場合、放射線による変質で成形体の機械的強度低下は免れない。また、熱処理して有機化合物を酸化または燃焼させた場合も、層状マンガン酸化物が還元または分解して変質する懸念がある。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは機械的強度、保形性およびストロンチウム吸着性能に優れる層状マンガン酸化物成形体について鋭意検討した結果、特定の層状マンガン酸化物の成形体が機械的強度、保形性およびストロンチウム吸着性能をいずれも高いレベルで満足することを見いだし、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下の構成よりなる。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、実際の原子力発電汚染水処理設備での使用形態を鑑みて、ストロンチウム吸着性能と機械的強度、保形性とを同時に支障なく成立させ、吸着に不活性な結合剤を含まず、アルカリ金属を含む層状マンガン酸化物成形体粒子から構成されるストロンチウム吸着剤を用いることで、従来の粉末よりも高い充填密度で吸着塔に充填することが可能であり、従来よりも多い通水量または早い通水速度で廃液の処理が可能となり、結果的により短時間での廃液処理が可能となる。

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 実施例1で調製した層状マンガン酸化物の粉末X線回折パターンである。
【図2】 実施例1で調製した層状マンガン酸化物成形体の走査電子顕微鏡像である。
【図3】 実施例2で調製した層状マンガン酸化物(試料Aおよび試料B)の粉末X線回折パターンである。
【図4】 実施例2で調製した層状マンガン酸化物成形体の走査電子顕微鏡像である。
【図5】 比較例で調製した層状マンガン酸化物成形体の粉末X線回折パターンである。
【図6】 比較例で調製した層状マンガン酸化物成形体の走査電子顕微鏡像である。

代表図 図1本件の代表的な図

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