特許7406748IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

樹脂やガラス等の表面に金属メッキ処理を行う化学メッキ法(無電解メッキ法)

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

しかしながら、特許文献1に開示の技術は、基材の表面にオゾン水を接触させて表面改質処理を施す(金属層の密着性を向上させる)方法であり、また、特許文献2に開示の技術は、作製したナノファイバーを前処理することなくそのまま無電解めっきする方法であり、特許文献1、2に開示の技術はいずれも、基材の表面を洗浄処理する方法について記載していない。この特許文献2においては、発明が解決しようとする課題の欄に、めっき前の基板の洗浄にナノバブル水が使用されていることが記載されているが、単にナノバブル水と記載するのみであり、その具体的な構成については記載されていない。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

前記目的に沿う本発明に係る化学メッキ法は、非金属製の基材の表面を、窒素、空気、及び、水素のいずれか1又は2以上のナノバブルを含む洗浄液を用いて洗浄処理した後、 前記基材の表面に、空気及び水素のいずれか一方又は双方からなる直径100nm未満のナノバブルを1億個/mL~40億個/mL含むメッキ溶液を用いて金属メッキ処理を行う。

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明に係る化学メッキ法は、基材の表面を、窒素、空気、及び、水素のいずれか1又は2以上のナノバブルを含む洗浄液を用いて洗浄処理するので、従来洗浄液に使われていた界面活性剤(洗浄剤)が不要になる。
従って、洗浄処理後の廃液の処理が不要となるので、作業性よく経済的にメッキ製品を製造できると共に、界面活性剤の成分が基材表面に残留することによるメッキむらの発生をなくすことができるので、良好な品質のメッキ製品を製造できる。

更に、金属メッキ処理に用いるメッキ溶液に、空気及び水素のいずれか一方又は双方のナノバブルが含まれているので、金属メッキ処理に使う還元剤の量を、従来と比較して大幅に低減でき、メッキ溶液の廃液の廃棄に伴う特別な処理を低減、更には、無くすことができ、また、還元剤のリン成分によるメッキ表面のくすみやカビの発生を、製品品質に問題がない程度まで抑制、更には無くすことができる。

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