特許7407286IP Force 特許公報全文掲載

技術分野

無機固体電解質含有組成物、全固体二次電池用シート及び全固体二次電池、並びに、全固体二次電池用シート及び全固体二次電池の製造方法

発明が解決しようとする課題[発明の詳細な説明]から抜粋

全固体二次電池の構成層は固体粒子(無機固体電解質、活物質、導電助剤等)で形成されるため、固体粒子同士の界面接触状態が制約されて、界面抵抗が上昇(イオン伝導度が低下)しやすくなる。 固体粒子同士の界面抵抗の上昇に伴って全固体二次電池の電池抵抗も上昇する。更に、電池抵抗の上昇は、全固体二次電池の充放電で発生する固体粒子間の空隙により更に加速され、ひいては全固体二次電池のサイクル特性の低下を招く。 電池抵抗の増大は、固体粒子同士の界面接触状態だけでなく、構成層中に固体粒子が不均一に存在(配置)していること、更には構成層の表面平滑性(表面平坦性ともいう)も要因となる。そのため、構成層を構成層形成材料で形成する場合、構成層形成材料には、調製直後の固体粒子の分散性だけではなく、調製直後の固体粒子の分散性を安定して維持する特性(分散安定性)と、表面が平坦な(表面性のよい)塗膜を形成しやすい特性(表面平滑性)も要求される。

課題を解決するための手段[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明者らは、無機固体電解質等の固体粒子及び分散媒と併用されるポリマーバインダーに着目して種々検討を重ねた結果、ポリマーバインダーを構成する成分(バインダー構成成分という。)として、ポリマーの側鎖に2つ以上の水素結合を形成可能な水素結合性基(BHa)を導入したうえで、この水素結合性基(BHa)を利用してポリマーの分散媒に対する溶解度を制御することにより、課題を解決できることを見出した。 ・・・ 続きを知財ポータルサイト IP Force にログインして見る

発明の効果[発明の詳細な説明]から抜粋

本発明は、分散安定性及び表面平滑性に優れた無機固体電解質含有組成物であって、全固体二次電池の構成層形成材料として用いることにより、電池抵抗の更なる上昇抑制(イオン伝導度の増大)と優れたサイクル特性とを実現できる無機固体電解質含有組成物を提供できる。また、本発明は、この無機固体電解質含有組成物で構成した層を有する、全固体二次電池用シート及び全固体二次電池を提供できる。更に、本発明は、この無機固体電解質含有組成物を用いた、全固体二次電池用シート及び全固体二次電池の製造方法を提供できる。
本発明の及び他の特徴及び利点は、適宜添付の図面を参照して、下記の記載からより明らかになるであろう。

この特許の権利範囲[特許請求の範囲]

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この特許公報に記載されている図面[図面の簡単な説明]から抜粋

【図1】 本発明の好ましい全固体二次電池を模式化して示す縦断面図である。
【図2】 図2は実施例で作製したコイン型全固体二次電池を模式的に示す縦断面図である。
【図3】 図3は、実施例での表面平滑性試験における層厚測定箇所を説明する図である。

代表図 図1本件の代表的な図

1 負極集電体 2 負極活物質層 3 固体電解質層 4 正極活物質層 5 正極集電体 6 作動部位 10 全固体二次電池 11 2032型コインケース 12 全固体二次電池用積層体 13 コイン型全固体二次電池 TP 試験片

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