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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2023-12-28
(45)【発行日】2024-01-12
(54)【発明の名称】垂直メモリデバイス
(51)【国際特許分類】
   H10B 43/50 20230101AFI20240104BHJP
   H10B 41/50 20230101ALI20240104BHJP
   H01L 21/336 20060101ALI20240104BHJP
   H01L 29/788 20060101ALI20240104BHJP
   H01L 29/792 20060101ALI20240104BHJP
【FI】
H10B43/50
H10B41/50
H01L29/78 371
【請求項の数】 20
(21)【出願番号】P 2021570493
(86)(22)【出願日】2019-08-23
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-08-03
(86)【国際出願番号】 CN2019102332
(87)【国際公開番号】W WO2021035431
(87)【国際公開日】2021-03-04
【審査請求日】2021-11-26
(73)【特許権者】
【識別番号】519237948
【氏名又は名称】長江存儲科技有限責任公司
【氏名又は名称原語表記】Yangtze Memory Technologies Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】No.88 Weilai 3rd Road,East Lake High-tech Development Zone,Wuhan,Hubei,China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジョン・ジャン
(72)【発明者】
【氏名】ウェンシ・ジョウ
(72)【発明者】
【氏名】ジリアン・シア
【審査官】小山 満
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第108550574(CN,A)
【文献】特開2008-258458(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0345844(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2014/0191388(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0141032(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2015/0228623(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2013/0161821(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2017/0200676(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H10B 43/50
H10B 41/50
H01L 21/336
H01L 29/788
H01L 29/792
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
半導体デバイスであって、
前記半導体デバイスの基板に垂直の第1の方向に沿って交互に積み重ねられて前記基板上にスタックを形成する、ゲート層および絶縁層と、
前記スタックのアレイ領域内に形成されたチャネル構造のアレイと、
前記基板上の接続領域内の前記スタックの第1のセクションにおいて形成された第1の階段と、
前記基板上の前記接続領域内の前記スタックの第2のセクションにおいて形成された第2の階段とを含み、
前記第1の階段は、前記第2の階段の上に配置され、
前記第1の階段は、前記基板に平行な第2の方向に下る第1のグループ踏み段と、前記基板に平行で前記第2の方向に垂直の第3の方向および第4の方向に下る第1の分割踏み段とを含み、前記第3の方向および前記第4の方向は互いに反対であり、
前記第2の階段は、前記第2の方向に下る第2のグループ踏み段と、前記第3の方向および前記第4の方向に下る第2の分割踏み段とを含み、
前記第1の方向における前記第1のグループ踏み段のうちの2つの連続する第1のグループ踏み段の高低差が、前記第1のセクションにおける前記ゲート層および前記絶縁層のN個のペアの高さに等しく、
前記第1の方向における前記第1の分割踏み段のうちの2つの連続する第1の分割踏み段の高低差が、前記第1のセクションにおける前記ゲート層および前記絶縁層の1つのペアの高さに等しく、前記Nは1より大きい、半導体デバイス。
【請求項2】
前記スタックの前記第1のセクションにおいて形成され、前記接続領域内で前記第1の階段と前記第2の階段との間に配設されたダミー階段をさらに含み、
前記ダミー階段は、前記第2の方向に上り、前記第1の階段と同じ高さを有し、
前記ダミー階段は、前記第2の階段の上に配置され、
前記ダミー階段は、前記第2の方向に上るダミーグループ踏み段と、前記第3の方向および前記第4の方向に下るダミー分割踏み段とを含む、請求項1に記載の半導体デバイス。
【請求項3】
前記スタックの前記第1のセクションおよび前記スタックの前記第2のセクションは、同じ数のゲート層を有する、請求項1に記載の半導体デバイス。
【請求項4】
前記第1の方向における前記第2のグループ踏み段のうちの2つの連続する第2のグループ踏み段の高低差が、前記第2のセクションにおける前記ゲート層および前記絶縁層のN個のペアの高さに等しく、
前記第1の方向における前記第2の分割踏み段のうちの2つの連続する第2の分割踏み段の高低差が、前記第2のセクションにおける前記ゲート層および前記絶縁層の1つのペアの高さに等しい、請求項1に記載の半導体デバイス。
【請求項5】
前記第1の方向における前記ダミーグループ踏み段のうちの2つの連続するダミーグループ踏み段の高低差が、前記第1のセクションにおける前記ゲート層および前記絶縁層の前記N個のペアの前記高さに等しい、請求項2に記載の半導体デバイス。
【請求項6】
前記第1の階段内の前記第1のグループ踏み段および前記第2の階段内の前記第2のグループ踏み段の対応するグループ踏み段が、同じ高さである、請求項4に記載の半導体デバイス。
【請求項7】
前記チャネル構造内のトップセレクトトランジスタのゲートに対応する前記スタックの第3のセクションから形成された第3の階段をさらに含む、請求項1に記載の半導体デバイス。
【請求項8】
前記第1のグループ踏み段の各第1のグループ踏み段が、N個の第1の分割踏み段から形成され、前記第2のグループ踏み段の各第2のグループ踏み段が、N個の第2の分割踏み段から形成される、請求項4に記載の半導体デバイス。
【請求項9】
前記第1のグループ踏み段の各々が、N個のそれぞれの第1の分割踏み段に対応し、
前記第2のグループ踏み段の各々が、N個のそれぞれの第2の分割踏み段に対応する、請求項4に記載の半導体デバイス。
【請求項10】
半導体デバイスを製作するための方法であって、
犠牲層および絶縁層を基板に垂直の第1の方向に沿って交互に積み重ねて、前記基板上にスタックを形成するステップと、
前記スタックの第1のセクション内に前記犠牲層および前記絶縁層を成形して、前記スタックの前記第1のセクション内に第1の階段および第2の階段を形成するステップと、
前記第2の階段の前記犠牲層および前記絶縁層のうちのいくつかを除去して、前記第2の階段の各踏み段を前記第1の方向に沿って前記基板に向けて前記スタックの第2のセクション内に前記犠牲層および前記絶縁層のうちの前記いくつかの高さに等しい高さだけシフトするステップとを含み、
前記第1の階段は、前記第2の階段の上に配置され、
前記第1の階段は、前記基板に平行な第2の方向に下る第1のグループ踏み段と、前記基板に平行で前記第2の方向に垂直の第3の方向および第4の方向に下る第1の分割踏み段とを含み、前記第3の方向および前記第4の方向は互いに反対であり、
前記第2の階段は、前記第2の方向に下る第2のグループ踏み段と、前記第3の方向および前記第4の方向に下る第2の分割踏み段とを含み、
前記第1の方向における前記第1のグループ踏み段のうちの2つの連続する第1のグループ踏み段の高低差が、前記第1のセクションにおける前記犠牲層および前記絶縁層のN個のペアの高さに等しく、
前記第1の方向における前記第1の分割踏み段のうちの2つの連続する第1の分割踏み段の高低差が、前記第1のセクションにおける前記犠牲層および前記絶縁層の1つのペアの高さに等しく、前記Nは1より大きい、方法。
【請求項11】
前記スタックの前記第1のセクション内に前記犠牲層および前記絶縁層を成形して、前記スタックの前記第1のセクション内に第1の階段および第2の階段を形成するステップは、
前記スタックの前記第1のセクションにおいて前記第1の階段と前記第2の階段との間にダミー階段を形成するステップをさらに含み、
前記ダミー階段は、前記第2の方向に上り、前記第1の階段と同じ高さを有し、
前記ダミー階段は、前記第2の方向に上るダミーグループ踏み段と、前記第3の方向および前記第4の方向に下るダミー分割踏み段とを含み、
前記第1の方向における前記ダミーグループ踏み段のうちの2つの連続するダミーグループ踏み段の高低差が、前記第1のセクション内の前記犠牲層および前記絶縁層の前記N個のペアの前記高さに等しい、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
アレイ領域内の前記スタック内にチャネル構造を形成するステップと、
前記犠牲層をゲート層で置き換えるステップと、
前記第1の階段上に第1のコンタクト構造を、および前記第2の階段上に第2のコンタクト構造を形成するステップとをさらに含み、前記第1のコンタクト構造は、前記スタックの前記第1のセクション内で前記ゲート層に接続され、前記第2のコンタクト構造は、前記スタックの前記第2のセクション内で前記ゲート層に接続される、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
前記スタックの前記第1のセクションおよび前記スタックの前記第2のセクションは、同じ数の犠牲層を有する、請求項10に記載の方法。
【請求項14】
前記第1の方向における前記第2のグループ踏み段のうちの2つの連続する第2のグループ踏み段の高低差が、前記第1のセクションにおける前記犠牲層および前記絶縁層の前記N個のペアの前記高さに等しく、
前記第1の方向における前記第2の分割踏み段のうちの2つの連続する第2の分割踏み段の高低差が、前記第1のセクションにおける前記犠牲層および前記絶縁層の前記1つのペアの前記高さに等しい、請求項10に記載の方法。
【請求項15】
前記第1の階段内の前記第1のグループ踏み段および前記第2の階段内の前記第2のグループ踏み段の対応するグループ踏み段が、同じ高さである、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第2の階段の前記犠牲層および前記絶縁層のうちのいくつかを除去するステップが、
前記第1の階段と同じ高さである前記犠牲層および前記絶縁層のうちのいくつかを除去するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記犠牲層および前記絶縁層を成形して、前記チャネル構造のトップセレクトトランジスタのゲートに対応する前記スタックの第3のセクション内に踏み段を形成するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のグループ踏み段の各第1のグループ踏み段が、N個の第1の分割踏み段から形成され、前記第2のグループ踏み段の各第2のグループ踏み段が、N個の第2の分割踏み段から形成される、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記第1の階段上に形成されて前記スタックの前記接続領域内の前記第1のセクションにおいて前記ゲート層に接続された第1のコンタクト構造であって、前記第1のコンタクト構造のうちの1つ目の第1のコンタクト構造と2つ目の第1のコンタクト構造は、前記第2の方向において互いに隣接するコンパクトパッドである前記分割踏み段の踏み板に設けられ、前記第1の方向に延びる異なる長さを有し、前記第1のコンタクト構造のうちの前記1つ目の第1のコンタクト構造と3つ目の第1のコンタクト構造は、前記第2の方向および前記第1の方向に垂直な第3の方向において互いに隣接するコンパクトパッドである前記分割踏み段の踏み板に設けられ、前記第1の方向に延びる異なる長さを有する、第1のコンタクト構造
をさらに含む、請求項1から9の何れか一項に記載の半導体デバイス。
【請求項20】
前記第1のコンタクト構造のうちの前記1つ目の第1のコンタクト構造と4つ目の第1のコンタクト構造は、前記第2の方向および前記第1の方向に垂直であり前記第3の方向に反対の第4の方向において互いに隣接するコンパクトパッドである前記分割踏み段の踏み板に設けられ、前記第1の方向に延びる異なる長さを有する、請求項19に記載の半導体デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
半導体製造は、より小さいメモリセルを必要とすることなくより高いデータ記憶密度を達成するために、3次元(3D)NANDフラッシュメモリ技術などの垂直デバイス技術を開発した。いくつかの例では、3D NANDメモリデバイスは、アレイ領域(コア領域とも呼ばれる)と階段領域とを含む。アレイ領域は、ゲート層と絶縁層が交互に入れ替わるスタックを含む。ゲート層と絶縁層が交互に入れ替わるスタックは、アレイ領域内に垂直に積み重ねられたメモリセルを形成するために使用される。階段領域は、それぞれのゲート層へのコンタクトを形成するのを容易にするために、踏み段形状の中にそれぞれのゲート層を含む。コンタクトは、積み重ねられたメモリセルを制御するために、駆動回路をそれぞれのゲート層に接続するために使用される。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
本開示の態様は、半導体デバイスを提供する。半導体デバイスは、半導体デバイスの基板に垂直の方向に沿って交互に積み重ねられて基板上にスタックを形成する、ゲート層と絶縁層とを含む。半導体デバイスは、スタックのアレイ領域内に形成されたチャネル構造のアレイを含む。さらに、半導体デバイスは、基板上の接続領域内のスタックの第1のセクションから形成される第1の階段と、基板上の接続領域内のスタックの第2のセクションから形成される第2の階段とを含む。加えて、半導体デバイスは、スタックの第1のセクションから形成され、接続領域内の第1の階段と第2の階段との間に配設されたダミー階段を含む。
【0003】
本開示のいくつかの態様によれば、半導体デバイスは、第1の階段上に形成されてスタックの第1のセクション内でゲート層に接続された第1のコンタクト構造を含み、第2の階段上に形成されてスタックの第2のセクション内でゲート層に接続された第2のコンタクト構造を含む。
【0004】
いくつかの例では、スタックの第1のセクションおよびスタックの第2の第2のセクションは、同じ数のゲート層を有する。
【0005】
いくつかの実施形態では、第1の階段は、第1の方向に下降する第1のグループ踏み段から形成され、第2の階段は、第1の方向に下降する第2のグループ踏み段から形成される。
【0006】
いくつかの例では、ダミー階段は、第1の方向と反対の第2の方向に下降するグループ踏み段から形成される。
【0007】
いくつかの実施形態では、第1の階段および第2の階段内の対応するグループ踏み段は、同じ高さである。
【0008】
一例では、第2の階段に対するダミー階段の側壁は、第1の階段と同じ高さを有する。
【0009】
本開示の一態様によれば、半導体デバイスは、チャネル構造内のトップセレクトトランジスタのゲートに対応するスタックの第3のセクションから形成された第3の階段も含む。
【0010】
いくつかの実施形態では、第1のグループ踏み段および第2のグループ踏み段の各踏み段は、複数の分割踏み段から形成される。複数の分割踏み段は、一例では、第1の方向に垂直の第3の方向に下降する。
【0011】
本開示の態様は、半導体デバイスを製作するための方法を提供する。方法は、半導体デバイスの基板に垂直の方向に沿って犠牲ゲート層と絶縁層とを交互に積み重ねて、基板上にスタックを形成するステップと、接続領域内のスタックの第1のセクション内に犠牲ゲート層および絶縁層を成形して、基板上の接続領域内のスタックの第1のセクション内に第1の階段、第2の階段およびダミー階段を形成するステップとを含む。ダミー階段は、第1の階段と第2の階段との間に配設される。さらに、方法は、第2の階段の犠牲ゲート層および絶縁層のうちのいくつかを除去して、第2の階段をスタックの第2のセクション内にシフトするステップを含む。
【0012】
本開示のいくつかの態様によれば、方法は、アレイ領域内のスタック内にチャネル構造を形成するステップと、犠牲ゲート層をゲート層で置き換えるステップとをさらに含む。次いで、方法は、第1の階段上に第1のコンタクト構造を、および第2の階段上に第2のコンタクト構造を形成するステップを含む。第1のコンタクト構造は、スタックの第1のセクション内のゲート層に接続され、第2のコンタクト構造は、スタックの第2のセクション内のゲート層に接続される。
【0013】
本開示の態様は、以下の発明を実施するための形態を添付の図面とともに読めばよく理解される。産業界の標準慣行に従って、様々なフィーチャは縮尺通りに描かれていないことに留意されたい。実際には、様々なフィーチャの寸法は、説明をわかりやすくするために任意に増加または減少される場合がある。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示のいくつかの実施形態による半導体デバイスの上面図である。
図2】本開示のいくつかの実施形態による半導体デバイス内のブロック部の上面図である。
図3】本開示のいくつかの実施形態によるブロック部の断面図である。
図4】本開示のいくつかの実施形態によるブロック部内の一部の詳細図である。
図5】本開示のいくつかの実施形態による部分の断面図である。
図6】本開示のいくつかの実施形態による、半導体デバイスを製作するためのプロセスの例を要約するフローチャートである。
図7】本開示のいくつかの実施形態による、製作中の半導体デバイスのブロック部の上面図の一例である。
図8】本開示のいくつかの実施形態による、製作中の半導体デバイスのブロック部の上面図の一例である。
図9】本開示のいくつかの実施形態による、製作中の半導体デバイスのブロック部の上面図の一例である。
図10】本開示のいくつかの実施形態による、製作中の半導体デバイスのブロック部の上面図の一例である。
図11】本開示のいくつかの実施形態による、製作中の半導体デバイスのブロック部の上面図の一例である。
図12】本開示のいくつかの実施形態による、製作中の半導体デバイスのブロック部の断面図の一例である。
図13】本開示のいくつかの実施形態による、製作中の半導体デバイスのブロック部の斜視図の一例である。
図14】本開示のいくつかの実施形態による、製作中の半導体デバイスのブロック部の断面図の一例である。
図15】本開示のいくつかの実施形態による、製作中の半導体デバイスのブロック部の斜視図の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下の開示は、提供する主題の種々の特徴を実装するための、多くの種々の実施形態または例を提供する。構成要素および配列の特定の例は、本開示を簡単にするために以下で説明する。当然ながら、これらは例にすぎず、限定することを意図していない。たとえば、以下の説明において、第2のフィーチャの上にまたはそれに接して第1のフィーチャを形成することは、第1および第2のフィーチャが直接接触して形成される実施形態を含んでよく、また同じく、第1および第2のフィーチャが直接接触しないように追加のフィーチャが第1のフィーチャと第2のフィーチャとの間に形成される実施形態を含んでもよい。加えて、本開示は、様々な例の中で参照番号および/または参照文字を繰り返す場合がある。この繰り返しは、単純明快にするためであり、本質的に、説明する様々な実施形態間および/または構成間の関係を記述するものではない。
【0016】
さらに、「下に(beneath)」、「下に(below)」、「より下の(lower)」、「上に(above)」、「より上の(upper)」などの空間に関連する用語は、本明細書では、図示のように1つの要素またはフィーチャの、別の要素またはフィーチャに対する関係を説明するための記述を容易にするために使用され得る。空間に関連する用語は、図に示す幾何学的配置(orientation)に加えて、使用中または動作中のデバイスの異なる幾何学的配置を包含することを意図されている。装置は、(90度回転されるかまたは他の方向に)別様に方向づけられてもよく、本明細書で使用される空間に関連する記述子は、同様に、状況に応じて解釈されてもよい。
【0017】
3次元(3D)半導体メモリデバイスは、メモリセルのアレイを形成するためのアレイ領域(いくつかの例ではコア領域とも呼ばれる)とメモリセルへの接続を形成するための接続領域とを含む基板上に形成され得る。たとえば、メモリセルは、垂直メモリセルストリングのアレイとしてアレイ領域内に形成される。垂直メモリセルストリングは、交互に積み重ねられたゲート層および絶縁層から形成される。接続領域において、ゲート層および絶縁層のスタックは、メモリセルのゲート層をワード線に接続するためのコンタクトパッド領域を提供するために踏み段の中にパターニングされる。
【0018】
いくつかの例によれば、トリムエッチプロセスが、踏み段を形成するために使用される。トリムエッチプロセスは、マスク層に基づいてトリムステップおよびエッチステップを繰り返し実行する。トリムステップの間、マスク層は、交互に積み重ねられた(犠牲)ゲート層および絶縁層のスタック上に新しいステップ領域を付加的に露出させるためにトリミングされる。エッチステップの間、スタックは、新しいステップを生成するためにマスク層に基づいてエッチングされる。いくつかの例では、トリムエッチプロセスは、反応性イオンエッチングを使用して実行され、比較的低い1時間当たりのウェハ処理枚数(WPH)など、比較的低い生産性を有し、トリムエッチプロセスは、3Dメモリデバイス製作に対する高いコストプロセスであり得る。加えて、踏み段の数が比較的大きいとき、より下の踏み段をエッチングするために、より上の踏み段およびより下の踏み段は、比較的大きい高低差を有する。大きい高低差に起因して、より下の踏み段に対するトリムエッチプロセスのために、より厚いフォトレジスト層などのより厚いマスク層が必要となり、より厚いマスク層の要件は、たとえばリソグラフィプロセスにおける困難を生じることがある。
【0019】
一般に、踏み段は、踏み板および蹴上から形成される。一例では、踏み板は、より下の蹴上の上縁とより上の蹴上の底縁との間に水平に配設される部分であり、蹴上は、より下の踏み板の内縁とより上の踏み板の外縁との間に垂直に配設される部分である。踏み板は、1つまたは複数のコンタクト構造が接地するためのコンタクトパッドに構成され得る部分である。蹴上は、交互に配設された(犠牲)ゲート層および絶縁層など、層のスタックの側壁である。いくつかの例では、踏み段は、踏み板と踏み板のより下の蹴上とから成る。踏み段は、踏み板の深さおよび幅とより下の蹴上の高さとによって測定される。踏み板の深さは、踏み板の外縁から内縁までの距離である。踏み板の幅は、踏み板の一方の辺から他方の辺までの距離である。蹴上の高さは、より下の踏み板と現在の踏み板との間の側壁の垂直距離である。本開示では、蹴上の高さは、層ペアに関して測定され得る。たとえば、層ペアは、(犠牲)ゲート層および絶縁層の厚さの合計である。いくつかの例では、踏み段が、4つの層ペア、5つの層ペア、6つの層ペアなど、複数の層ペアの高さを有するとき、踏み段はグループ踏み段と呼ばれ、踏み段が1つの層ペアの高さを有するとき、踏み段は分割踏み段と呼ばれる。
【0020】
本開示のいくつかの態様によれば、交互に配設されたゲート層および絶縁層のスタックは、セクションに分割され得る。スタックの各セクションは、グループにさらに分割される。次いで、各グループは分割に分割される。各分割は層ペアを含む。いくつかの実施形態では、異なるセクションに対する踏み段を、(たとえば、同じトリムエッチサイクル内で)同時に形成することができ、次いで、チョッププロセスが、層を除去して異なるセクションの踏み段を適切なセクション層にシフトするために使用される。このようにして、トリムエッチサイクルの総数が、低減され得る。たとえば、2つのセクションが使用されるとき、トリムエッチサイクルの総数は半分に低減され得、トリムエッチプロセスにおけるより上の踏み段からより下の踏み段までの高低差は、たとえば半分に低減され得る。別の例では、3つのセクションが使用されるとき、トリムエッチサイクルの総数は2/3に低減され得、トリムエッチプロセスにおけるより上の踏み段からより下の踏み段までの高低差は2/3に低減され得る。トリムエッチプロセスにおけるより上の踏み段からより下の踏み段までの高低差が低減されるので、トリムエッチプロセスは、容易に実行され得る。トリムエッチサイクルの総数が低減されるので、プロセス効率が改善される。
【0021】
図1は、本開示のいくつかの実施形態による半導体デバイス100の上面図を示す。半導体デバイス100は、3次元(3D)メモリセルから成るメモリ部110を含む。メモリ部110は、1つまたは複数のメモリ平面120を含むことができ、メモリ平面120の各々は、複数のメモリブロック130を含むことができる。いくつかの例では、同時動作が、メモリ平面120において発生することができる。いくつかの実施形態では、メモリブロック130の各々は、消去動作を遂行するための最小ユニットである。図1の例では、メモリ部110は4つのメモリ平面120を含み、メモリ平面120の各々は6つのメモリブロック130を含む。メモリブロック130の各々は、複数のメモリセルを含むことができ、各メモリセルは、ビット線およびワード線などの相互接続を介してアドレス指定され得る。いくつかの例では、ビット線およびワード線は、垂直に配列されて、金属線のアレイを形成することができる。たとえば、ワード線はX方向に延在し、ビット線はY方向に延在する。
【0022】
さらに、各メモリブロック130は、踏み段分割パターンに従ってブロック部140に分割され得る。ブロック部140は、同一または同等の踏み段分割パターンを有する。ブロック部140の詳細について、図2図5を参照しながら説明する。
【0023】
半導体デバイス100は、任意の好適なデバイス、たとえば、メモリ回路、半導体チップ上に形成されたメモリ回路を有する半導体チップ(またはダイ)、半導体ウェハ上に形成された複数の半導体ダイを有する半導体ウェハ、半導体チップのスタック、パッケージ基板上に組み立てられた1つまたは複数の半導体チップを含む半導体パッケージなどであり得ることに留意されたい。
【0024】
半導体デバイス100は、同じ基板または他の好適な基板上に形成された論理回路、電力回路などの、他の好適な回路(図示せず)を含み得、メモリ部110と好適に結合されることにも留意されたい。一般に、メモリ部110は、メモリセルと、周辺回路(たとえば、アドレスデコーダ、駆動回路、センス増幅器など)とを含む。
【0025】
図2は、本開示のいくつかの実施形態によるブロック部140の上面図を示し、図3は、線A-A’におけるブロック部140の断面図を示し、図4は、ブロック部140内の部分245の詳細の上面図を示し、図5は、線B-B’における部分245の断面図を示す。いくつかの例では、図2および図4の上面図はX-Y平面内の図であり、図3の断面図はX-Z平面内の図であり、図5の断面図はY-Z平面内の図である。
【0026】
図2および図3の例では、ブロック部140は、踏み段分割に対する同一パターンまたはミラーパターンを有する部分240(A)~240(D)を含み、部分240(A)~240(D)は、踏み段分割パターン(SDP)部240(A)~(D)と呼ばれる。各SDP部240は、アレイ領域250と接続領域260とを含む。アレイ領域250は、メモリストリング251(図4に示す)のアレイを含み、各メモリストリング251は、1つまたは複数のトップセレクトトランジスタおよび1つまたは複数のボトムセレクトトランジスタと直列に接続された複数の積み重ねられたメモリセルを含む。接続領域260は、トップセレクトゲート(TSG)接続領域261とメモリセルゲート(MCG)接続領域269とを含む。TSG接続領域261は、トップセレクトトランジスタを制御するために金属線をトップセレクトトランジスタのゲートに接続するための階段構造およびコンタクト構造を含む。MCG接続領域269は、ワード線をメモリセルのゲートに接続するための階段構造およびコンタクト構造を含む。
【0027】
接続領域260は、ボトムセレクトトランジスタを制御するために金属線をボトムセレクトトランジスタのゲートに接続するための階段構造およびコンタクト構造を含むボトムセレクトゲート(BSG)接続領域(図示せず)も含み得ることに留意されたい。
【0028】
本開示のいくつかの態様によれば、MCG接続領域269は、3レベル階段アーキテクチャなど、マルチレベル階段アーキテクチャに従って構成される。図2図5の例に示すように、各メモリストリング251は108個のメモリセルを含み、3レベル階段アーキテクチャは、各メモリストリング内の108個のメモリセルのワード線とゲートとの間の接続を提供するために使用され得る。たとえば、メモリストリング251の108個のメモリセルは、順序通りにM1~M108と呼ばれ、M1はトップセレクトトランジスタに隣接する第1のメモリセルであり、M108は順列内の最後のメモリセルである。108個のメモリセルは、M1~M54の第1のセクションおよびM55~M108の第2のセクションなど、2つのセクションに分割される。各セクション内のメモリセルは9つのグループにグループ化され、各グループは6つの連続するメモリセルを含む。
【0029】
いくつかの実施形態では、アレイ内のメモリセルのストリングは、交互に配設されたゲート層および絶縁層のスタック内に形成されることに留意されたい。ゲート層は、トップセレクトトランジスタ、メモリセル(ストリング内のM1~M108など)、およびボトムセレクトトランジスタのゲートを形成する。いくつかの文脈では、M1~M108は、対応メモリセルに対するゲート層(ときには犠牲ゲート層)を指すために使用される。
【0030】
具体的には、いくつかの実施形態では、3レベル階段アーキテクチャは、セクションレベル、グループレベル、および分割レベルを含む。セクションレベルにおいて、図2図5の例では、3レベル階段アーキテクチャは、M1~M54の第1のセクション(S1)への接続を提供するための第1の階段セクション270を含み、M55~M108の第2のセクション(S2)への接続を提供するための第2の階段セクション290を含む。グループレベルにおいて、各階段セクションは9つのグループ踏み段G1~G9を含み、各グループ踏み段は6つの層ペアの高さを有する。分割レベルにおいて、各グループ踏み段は6つの分割踏み段D1~D6を含み、各分割踏み段は1つの層ペアの高さを有する。いくつかの例では、各階段セクション内のグループ踏み段G1~G9は、X方向(または、-X方向)など、第1の方向に上昇/下降する。さらに、いくつかの例では、分割踏み段D1~D6は、第1の方向に垂直のY方向(または、-Y方向)など、第2の方向に上昇/下降する。
【0031】
付加的に、図2図5の例では、MCG接続領域269は、第1の階段セクション270と第2の階段セクション290との間に配設されたダミー階段セクション280を含む。
【0032】
いくつかの実施形態では、第1の階段セクション270、第2の階段セクション290およびダミー階段280は、同じトリムエッチプロセスによって形成され、その結果、第1および第2の階段セクション270および290ならびにダミー階段280は、同様のグループ踏み段である。たとえば、セクション階段270および290ならびにダミー階段280は、同じ数のグループ踏み段を有し、対応するグループ踏み段は、同じグループ踏み段高さおよび同じグループ踏み段深さである。第1および第2の階段セクション270および290は、同じステップダウン方向を有し、ダミー階段280のステップダウン方向は、第1および第2の階段セクション270および290のステップダウン方向と反対の方向である。
【0033】
本開示のいくつかの態様によれば、チョッププロセスは、第2の階段セクション290を下方(たとえば、-Z方向)の適切な層にシフトするために使用される。図2図5の例では、第1の階段セクション270およびダミー階段セクション280は、メモリセルM1~M54に対する層内に形成された踏み段とともに配設され、第2の階段セクション290は、メモリセルM55~M108に対する層内に形成された踏み段とともに配設される。
【0034】
図2図5の例では、3レベル階段アーキテクチャは2つの階段セクションを含むが、3レベル階段アーキテクチャ内の階段セクションの数は限定されるべきではなく、3、4、5など、任意の好適な数であり得ることに留意されたい。図2図5の例では、各階段セクションは9つのグループ踏み段を含むが、階段セクション内のグループ踏み段の数は限定されるべきではなく、6、7、8、10など、任意の好適な数であり得ることに留意されたい。図2図5の例では、各グループ踏み段は9つの分割踏み段を含むが、グループ踏み段内の分割踏み段の数は限定されるべきではなく、2、3、4、5、7など、任意の好適な数であり得ることに留意されたい。
【0035】
いくつかの実施形態では、ゲートラスト製作技術が使用され、したがって、犠牲ゲート層の除去と実際のゲートの形成を支援するために、スリット構造が形成される。図2図5の例では、スリット構造211、212(A)、212(B)、213(A)、213(B)および214が、図4に示すSDP部240(C)内に形成される。スリット構造211、212(A)、212(B)、213(A)、213(B)および214は、X方向に、互いに平行に延在する。スリット構造211および214は、一例では、SDP部240(C)を、隣接するSDP部240(B)および240(D)から分離する。スリット構造212(A)および213(A)は、アレイ領域250内に配設され、SDP部240(C)内のメモリセルストリングのアレイを3つの指構造241、242および243に分割することができる。スリット構造212(B)および213(B)は、接続領域260に配設され、接続領域260を複数の部分に分割することができる。
【0036】
一例では、スリット構造211および214は、たとえば、SDP部240(C)のゲート層を隣接するSDP部240(B)および240(D)から電気的に絶縁するために絶縁層で充填された連続的スリット構造である。
【0037】
いくつかの例では、接続領域260内のスリット構造の数は、アレイ領域250内のスリット構造の数と同じである。図2図5の例では、スリット構造212(B)および213(B)は、スリット構造212(A)および213(A)と整列される。しかしながら、スリット構造212(B)および213(B)は、スリット構造212(A)および213(A)から分割され、スリット構造212(A)および213(A)の連続する部分ではなく、したがって、3つの指241~243内のゲート層が接続される。
【0038】
別の例では、スリット構造212(B)および213(B)は、スリット構造212(A)および213(A)と整列されないことに留意されたい。別の例では、接続領域260内のスリット構造の数は、アレイ領域250内のスリット構造の数と同じではない。
【0039】
いくつかの実施形態では、少なくともいくつかのスリット構造が、アレイ領域250内のメモリストリング251のアレイに対するコモンソースコンタクトとして機能することができる。
【0040】
図2図5の例では、図4に示すように、トップセレクトゲートカット215が、メモリ指のトップセレクトゲート(TSG)層を2つの部分に分割するために各指部の真ん中に配設されてよく、それにより、メモリ指部を2つの別々にプログラム可能な(読み出し/書き込み)ページに分割することができる。3D NANDメモリの消去動作は、メモリブロックレベルにおいて遂行され得るが、読み出しおよび書き込み動作は、メモリページレベルにおいて遂行され得る。いくつかの実施形態では、ダミーチャネル構造222が、製作中のプロセス変動制御のためおよび/または追加の機械的サポートのために、好適な場所に配設され得る。
【0041】
いくつかの例では、トップセレクトゲートカット215は、メモリセルゲート層およびボトムセレクトゲート層をカットしないことに留意されたい。
【0042】
TSG接続領域261では、踏み段構造が形成される。踏み段構造は、トップセレクトトランジスタのゲート層の一部を露出させるために複数の踏み段を有し、露出された部分は、コンタクトパッドとして構成され得る。次いで、コンタクト構造は、トップセレクトトランジスタを制御するために金属線をトップセレクトトランジスタのゲートに接続するためのコンタクトパッド上に形成され得る。図2図5の例では、図4に示すように、TSG接続領域261における踏み段構造は、2つの踏み段262および263を有する。一例では、2つの踏み段262および263の各々は、1つの層ペアの高さを有する。図2図5の例では、破線は踏み板の縁部を示す。一例では、メモリストリングは、第1のゲートセレクトトランジスタと第2のゲートセレクトトランジスタとを含む。第1のゲートセレクトトランジスタのゲートは、第1の踏み段262上のコンタクト構造264に接続され、第2のゲートセレクトトランジスタのゲートは、第2の踏み段263上のコンタクト構造265に接続される。
【0043】
第1の階段セクション270の詳細を、図4に示す。第1の階段セクション270は、ゲート層の一部を、コンタクトパッドとして各メモリストリング251内のメモリセルM1~M54に対して露出させ、コンタクト構造が、各メモリストリング251内のメモリセルM1~M54のゲート層をワード線に接続するためにコンタクトパッド上に形成され得る。
【0044】
たとえば、グループ踏み段G9の領域内の分割踏み段D6の踏み板は、M1に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G9の領域内の分割踏み段D5の踏み板は、M2に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G9の領域内の分割踏み段D4の踏み板は、M3に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G9の領域内の分割踏み段D3の踏み板は、M4に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G9の領域内の分割踏み段D2の踏み板は、M5に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G9の領域内の分割踏み段D1の踏み板は、M6に対するコンタクトパッドを提供する。
【0045】
同様に、グループ踏み段G8の領域内の分割踏み段D6の踏み板は、M7に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G8の領域内の分割踏み段D5の踏み板は、M8に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G8の領域内の分割踏み段D4の踏み板は、M9に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G8の領域内の分割踏み段D3の踏み板は、M10に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G8の領域内の分割踏み段D2の踏み板は、M11に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G8の領域内の分割踏み段D1の踏み板は、M12に対するコンタクトパッドを提供する。
【0046】
同様に、グループ踏み段G7の領域内の分割踏み段D6の踏み板は、M13に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G7の領域内の分割踏み段D5の踏み板は、M14に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G7の領域内の分割踏み段D4の踏み板は、M15に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G7の領域内の分割踏み段D3の踏み板は、M16に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G7の領域内の分割踏み段D2の踏み板は、M17に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G7の領域内の分割踏み段D1の踏み板は、M18に対するコンタクトパッドを提供する。
【0047】
同様に、グループ踏み段G6の領域内の分割踏み段D6の踏み板は、M19に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G6の領域内の分割踏み段D5の踏み板は、M20に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G6の領域内の分割踏み段D4の踏み板は、M21に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G6の領域内の分割踏み段D3の踏み板は、M22に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G6の領域内の分割踏み段D2の踏み板は、M23に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G6の領域内の分割踏み段D1の踏み板は、M24に対するコンタクトパッドを提供する。
【0048】
同様に、グループ踏み段G5の領域内の分割踏み段D6の踏み板は、M25に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G5の領域内の分割踏み段D5の踏み板は、M26に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G5の領域内の分割踏み段D4の踏み板は、M27に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G5の領域内の分割踏み段D3の踏み板は、M28に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G5の領域内の分割踏み段D2の踏み板は、M29に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G5の領域内の分割踏み段D1の踏み板は、M30に対するコンタクトパッドを提供する。
【0049】
同様に、グループ踏み段G4の領域内の分割踏み段D6の踏み板は、M31に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G4の領域内の分割踏み段D5の踏み板は、M32に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G4の領域内の分割踏み段D4の踏み板は、M33に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G4の領域内の分割踏み段D3の踏み板は、M34に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G4の領域内の分割踏み段D2の踏み板は、M35に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G4の領域内の分割踏み段D1の踏み板は、M36に対するコンタクトパッドを提供する。
【0050】
同様に、グループ踏み段G3の領域内の分割踏み段D6の踏み板は、M37に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G3の領域内の分割踏み段D5の踏み板は、M38に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G3の領域内の分割踏み段D4の踏み板は、M39に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G3の領域内の分割踏み段D3の踏み板は、M40に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G3の領域内の分割踏み段D2の踏み板は、M41に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G3の領域内の分割踏み段D1の踏み板は、M42に対するコンタクトパッドを提供する。
【0051】
同様に、グループ踏み段G2の領域内の分割踏み段D6の踏み板は、M43に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G2の領域内の分割踏み段D5の踏み板は、M44に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G2の領域内の分割踏み段D4の踏み板は、M45に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G2の領域内の分割踏み段D3の踏み板は、M46に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G2の領域内の分割踏み段D2の踏み板は、M47に対するコンタクトパッドを提供する。グループ踏み段G2の領域内の分割踏み段D1の踏み板は、M48に対するコンタクトパッドを提供する。
【0052】
同様に、グループ踏み段G1の領域内の分割踏み段D6の踏み板は、M49に対するコンタクトパッドを提供し、コンタクト構造C1(図5に示す)は、コンタクトパッド上に形成される。グループ踏み段G1の領域内の分割踏み段D5の踏み板は、M50に対するコンタクトパッドを提供し、コンタクト構造C2(図5に示す)は、コンタクトパッド上に形成される。グループ踏み段G1の領域内の分割踏み段D4の踏み板は、M51に対するコンタクトパッドを提供し、コンタクト構造C3(図5に示す)は、コンタクトパッド上に形成される。グループ踏み段G1の領域内の分割踏み段D3の踏み板は、M52に対するコンタクトパッドを提供し、コンタクト構造C4(図5に示す)は、コンタクトパッド上に形成される。グループ踏み段G1の領域内の分割踏み段D2の踏み板は、M53に対するコンタクトパッドを提供し、コンタクト構造C5(図5に示す)は、コンタクトパッド上に形成される。グループ踏み段G1の領域内の分割踏み段D1の踏み板は、M54に対するコンタクトパッドを提供し、コンタクト構造C6(図5に示す)は、コンタクトパッド上に形成される。
【0053】
いくつかの例では、図5のスリット構造211、212(B)、213(B)および214によって示されるようなスリット構造は、絶縁層530および導電材料540で充填されることに留意されたい。絶縁層530は、導電材料540をゲート層から絶縁する。導電材料540は、コモンソースコンタクトを形成するために使用され得る。
【0054】
図6は、本開示のいくつかの実施形態による半導体デバイス100などの半導体デバイスを製作するためのプロセスの例600を要約するフローチャートを示す。プロセスはS601において開始してS610に進む。
【0055】
S610において、犠牲ゲート層および絶縁層が、初期のスタックを形成するために基板上に交互に積み重ねられる。基板は、シリコン(Si)基板、ゲルマニウム(Ge)基板、シリコンゲルマニウム(SiGe)基板、および/またはシリコンオンインシュレータ(SOI)基板など、任意の好適な基板であり得る。基板は、半導体材料、たとえばIV族半導体、III-V族化合物半導体、またはII-VI族酸化物半導体を含み得る。IV族半導体は、Si、Ge、またはSiGeを含み得る。基板は、バルクウェハまたはエピタキシャル層であり得る。いくつかの実施形態では、絶縁層は、二酸化ケイ素などの絶縁材料で作られ、犠牲層は、窒化ケイ素で作られる。
【0056】
S620において、トップセレクトトランジスタのゲートに対する踏み段が形成される。トップセレクトトランジスタのゲートに対する踏み段は、任意の好適なプロセスによって形成され得る。一例では、トップセレクトトランジスタのゲートに対する踏み段は、マスク層を使用して反復してエッチトリムプロセスを適用することによって形成され得る。反復するエッチトリムプロセスの詳細について、S630を参照しながら説明する。
【0057】
図7は、トップセレクトトランジスタのゲートに対する踏み段を形成した後の、半導体デバイス100のブロック部140の上面図の一例を示す。図7に示すように、踏み段は、TSG接続領域261内に形成される。
【0058】
図6に戻って参照すると、S630において、踏み段分割パターンの分割踏み段が、接続領域内に形成される。いくつかの例では、マスク層が使用され、トリミングプロセスが、分割踏み段を形成するためのエッチマスクを形成するために、マスク層上に適用される。
【0059】
図8は、マスク層810によってカバーされるSDP部240(A)~(D)を有する半導体デバイス100のブロック部140の上面図の一例を示す。マスク層810は、SDP部240(A)~(D)内に分割踏み段を形成するために使用される。SDP部240(A)~(D)は、同一のSDPまたはミラーSDPを有する。マスク層810は、アレイ領域250と、アレイ領域250およびTSG接続領域261に隣接する接続領域260の一部とをカバーする。いくつかの実施形態では、マスク層810は、フォトレジストまたはカーボンベースのポリマー材料を含むことができ、リソグラフィなどのパターニングプロセスを使用して形成され得る。いくつかの実施形態では、マスク層810は、酸化ケイ素、窒化ケイ素、TEOS、シリコンを含有する反射防止コーティング(SiARC)、アモルファスシリコン、または多結晶シリコンなどのハードマスクも含むことができる。ハードマスクは、OまたはCFの化学的性質を使用する反応性イオンエッチング(RIE)などのエッチングプロセスを使用してパターニングされ得る。さらに、マスク層810は、フォトレジストとハードマスクとの任意の組合せを含むことができる。
【0060】
いくつかの実施形態では、分割踏み段は、マスク層810を使用して反復してエッチトリムプロセスを適用することによって形成され得る。反復するエッチトリムプロセスは、エッチングプロセスおよびトリミングプロセスの複数のサイクルを含む。エッチングプロセスの間、露出された表面を有する初期のスタックの一部が、除去され得る。一例では、エッチ深さは、犠牲ゲート層および絶縁層の厚さである層ペアに等しい。一例では、絶縁層に対するエッチングプロセスは、犠牲層に対する高い選択性を有することができ、逆も成り立つ。
【0061】
いくつかの実施形態では、スタックのエッチングは、反応性イオンエッチ(RIE)または他のドライエッチプロセスなど、異方性エッチングによって実行される。いくつかの実施形態では、絶縁層は、酸化ケイ素である。この例では、酸化ケイ素のエッチングは、フッ化炭素(CF)、六フッ化エタン(C)、CHFもしくはCおよび/または任意の他の好適なガスなど、フッ素ベースのガスを使用するRIEを含むことができる。いくつかの実施形態では、酸化ケイ素層は、フッ化水素酸またはフッ化水素酸とエチレングリコールとの混合など、湿式化学によって除去され得る。いくつかの実施形態では、時限エッチ手法が、使用され得る。いくつかの実施形態では、犠牲層は、窒化ケイ素である。この例では、窒化ケイ素のエッチングは、O、N、CF、NF、Cl、HBr、BClおよび/またはそれらの組合せを使用するRIEを含むことができる。単層のスタックを除去するための方法およびエッチャントは、本開示の実施形態によって限定されるべきではない。
【0062】
トリミングプロセスは、マスク層810が縁部からx-y平面内で横に引き戻され得る(たとえば、内側に縮むことができる)ように、マスク層810上で好適なエッチングプロセス(たとえば、等方性ドライエッチまたはウェットエッチ)を適用することを含む。いくつかの実施形態では、トリミングプロセスは、O、Ar、Nなどを使用するRIEなどのドライエッチングを含むことができる。いくつかの実施形態では、マスク層810の引き戻し距離は、分割踏み段の深さに対応する。
【0063】
マスク層810をトリミングした後、分割に対応する初期のスタックの最上位レベルの一部は露出され、初期のスタックの最上位レベルの他の部分はマスク層810によってカバーされたままである。エッチトリムプロセスの次のサイクルは、エッチングプロセスで再開する。
【0064】
いくつかの実施形態では、初期のスタックの最上位レベルは、絶縁層によってカバーされ得る。いくつかの実施形態では、初期のスタックの最上位レベルは、他の誘電材料によってさらにカバーされ得る。絶縁層および/または他の誘電材料を除去するプロセスステップが、分割踏み段を形成するために各エッチトリムサイクルのエッチングプロセスに追加され得る。
【0065】
分割踏み段を形成した後、マスク層810は除去され得る。マスク層810は、OもしくはCFプラズマを用いるドライエッチング、またはレジスト/ポリマーストリッパー、たとえば溶剤系化学物質を用いるウェットエッチングなどの技法を使用することによって除去され得る。
【0066】
図9は、マスク層810が除去された後の半導体デバイス100内のブロック部140の上面図の一例を示す。図9に示すように、分割踏み段D1~D6が形成される。
【0067】
図6に戻って参照すると、S640において、接続領域内の第1の階段セクション270、第2の階段セクション290など、複数の階段セクションに対するグループ踏み段が、M1~M54に対する層などの上部セクション層内に形成される。いくつかの例では、マスク層が使用され、トリミングプロセスが、グループ踏み段を形成するためのエッチマスクを形成するために、マスク層上に適用される。
【0068】
図10は、グループ踏み段を形成するために使用されるマスク層1010によってカバーされる半導体デバイス100のブロック部140の上面図の一例を示す。マスク層1010は、アレイ領域250および接続領域260の一部の上に配設される。図10に示すように、マスク層1010は、第1の部分1010(A)と第2の部分1010(B)とを有する。第1の部分1010(A)は、アレイ領域250および第1の階段セクション270の一部をカバーし、第2の部分1010(B)は、第2の階段セクション290の一部およびダミー階段セクション280の一部をカバーする。マスク層1010は、マスク層810と同様の材料で作られてよく、同様の技法を使用して形成され得る。
【0069】
いくつかの実施形態では、グループ踏み段は、分割踏み段を形成するための反復するエッチトリムプロセスと同様に、マスク層1010を使用して反復するエッチトリムプロセスを適用することによって形成され得る。この例では、第1の階段セクション270のグループ踏み段は、第1の部分1010(A)の左縁部をX方向にトリミングすることによって形成され得る。第2の階段セクション290のグループ踏み段は、第2の部分1010(B)の左縁部をX方向にトリミングすることによって形成され得る。ダミー階段セクション280のグループ踏み段は、第2の部分1010(B)の右縁部を-X方向にトリミングすることによって形成され得る。
【0070】
いくつかの実施形態では、各グループ踏み段は、一例では、9つの層ペアなど、複数の層ペアを含む。次いで、エッチングプロセスは、犠牲層および絶縁層が交互に入れ替わる9つの層ペアなどのグループ踏み段の高さに対応する好適な層をエッチングする。
【0071】
グループ踏み段を形成した後、マスク層1010は除去され得る。マスク層1010は、OまたはCFプラズマを用いるドライエッチング、またはレジスト/ポリマーストリッパー、たとえば溶剤系化学物質を用いるウェットエッチングなどの技法を使用することによって除去され得る。
【0072】
図11は、マスク層1010が除去された後の半導体デバイス100内のブロック部140の上面図の一例を示す。破線は、グループ踏み段に対する踏み板の縁部を示す。図11に示すように、グループ踏み段G1~G9が形成される。
【0073】
図12は、マスク層1010が除去された後の線A-A’におけるブロック部140の断面図の一例を示す。図13は、マスク層1010が除去された後のブロック部140の斜視図を示す。図12および図13に示すように、第1の階段セクション270および第2の階段セクション290のグループ踏み段G1~G9は、M1~M54に対する層内に形成される。
【0074】
図6に戻って参照すると、S650において、チョッププロセスが、階段セクションを適切なセクション層にシフトするために異なる階段セクションにおいて実行される。一例では、第2の階段セクション290が好適に露出され、チョッププロセスが、第2の階段セクション290をM55~M108に対する層にシフトするために実行される。たとえば、マスク層は、半導体デバイス100をカバーするために配設され、次いで、第2の階段セクション290をカバーするマスク層の一部が、第2の階段セクション290を露出させるために好適に除去される。次いで、エッチプロセスが、第2の階段セクション290における54の層ペアを除去するために実行される。
【0075】
いくつかの実施形態では、第2の階段セクション290における層ペア(絶縁層および犠牲ゲート層を含む)のエッチングが、反応性イオンエッチ(RIE)または他のドライエッチプロセスなどの異方性エッチングによって実行される。いくつかの実施形態では、絶縁層は、酸化ケイ素である。この例では、酸化ケイ素のエッチングは、フッ化炭素(CF)、六フッ化エタン(C)、CHFもしくはCおよび/または任意の他の好適なガスなど、フッ素ベースのガスを使用するRIEを含むことができる。いくつかの実施形態では、酸化ケイ素層は、フッ化水素酸またはフッ化水素酸とエチレングリコールとの混合など、湿式化学によって除去され得る。いくつかの実施形態では、時限エッチ手法が、使用され得る。いくつかの実施形態では、犠牲ゲート層は、窒化ケイ素である。この例では、窒化ケイ素のエッチングは、O、N、CF、NF、Cl、HBr、BClおよび/またはそれらの組合せを使用するRIEを含むことができる。単層のスタックを除去するための方法およびエッチャントは、本開示の実施形態によって限定されるべきではない。
【0076】
図14は、チョッププロセスの後でマスク層が除去された後の線A-A’におけるブロック部140の断面図の一例を示す。図15は、チョッププロセスの後でマスク層が除去された後のブロック部140の斜視図を示す。図14および図15に示すように、第2の階段セクション290のグループ踏み段G1~G9は、M55~M108に対する層内にシフトされる。
【0077】
3つ以上のセクションが使用されるとき、チョッププロセスは、他のセクション上で反復して使用され得ることに留意されたい。
【0078】
図6に戻って参照すると、S660において、チャネル構造が形成される。一例では、好適な平坦化プロセスが、比較的平坦な表面を取得するために実行される。次いで、フォトリソグラフィ技術が、フォトレジスト層および/またはハードマスク層内にチャネルホールおよびダミーチャネルホールのパターンを画定するために使用され、エッチ技術が、パターンを犠牲層および絶縁層のスタックに転写するために使用される。このようにして、チャネルホールがアレイ領域250内に形成され、ダミーチャネルホールが接続領域内に形成される。
【0079】
その結果、チャネル構造がチャネルホール内に形成され、ダミーチャネル構造がダミーチャネルホール内に形成される。いくつかの実施形態では、ダミーチャネル構造が、チャネル構造とともに形成されてよく、したがって、ダミーチャネル構造は、チャネル構造と同じ材料から形成される。いくつかの実施形態では、ダミーチャネル構造は、チャネル構造とは異なって形成される。
【0080】
S670において、ゲート線スリット(いくつかの例ではスリット構造とも呼ばれる)が形成される。いくつかの実施形態では、ゲート線スリットは、スタック内の溝としてエッチングされる。いくつかの例では、接続領域内のゲート線スリットは、アレイ領域内のゲート線スリットと同じピッチを有する。
【0081】
S680において、実際のゲートが形成される。いくつかの実施形態では、ゲート線スリットを使用して、犠牲層が、ゲート層によって置き換えられ得る。一例では、犠牲層に対するエッチャントが、犠牲層を除去するためにゲート線スリットを介して適用される。一例では、犠牲層は窒化ケイ素で作られ、熱濃硫酸(HSO)が、犠牲層を除去するためにゲート線スリットを介して適用される。さらに、ゲート線スリットを介して、アレイ領域内のトランジスタに対するゲートスタックが形成される。一例では、ゲートスタックは、高k誘電体層、グルー層、および金属層から形成される。高k誘電体層は、酸化ハフニウム(HfO)、酸化ケイ素ハフニウム(HfSiO)、酸窒化ケイ素ハフニウム(HfSiON)、酸化アルミニウム(Al)、酸化ランタン(La)、酸化タンタル(Ta)、酸化イットリウム(Y)、酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化チタン酸ストロンチウム(SrTiO)、ケイ酸ジルコニウム(ZrSiO)、酸化ハフニウムジルコニウム(HfZrO)など、比較的大きい誘電率を提供する任意の好適な材料を含むことができる。グルー層は、チタン(Ti)、タンタル(Ta)、およびTiN、TaN、WN、TiSiN、TaSiNのようなそれらの窒化物などの耐熱金属を含むことができる。金属層は、タングステン(W)、銅(Cu)などの高伝導率を有する金属を含む。
【0082】
S690において、さらなるプロセスが、半導体デバイス上で実行され得る。たとえば、ゲートラストプロセスが、たとえば、スペーサ材料(たとえば、酸化ケイ素)およびコモンソース材料(たとえば、タングステン)でゲート線スリットを充填して、スリット構造を形成するために継続する。さらに、コンタクト構造が形成されて、金属トレースが形成され得る。
【0083】
上記は、当業者が本開示の態様をより良好に理解し得るように、いくつかの実施形態の特徴を概説した。当業者が、同じ目的を遂行するために他のプロセスおよび構造を設計または修正するため、および/または本明細書で導入した実施形態の利点と同じものを達成するための土台として本開示を容易に使用し得ることを、当業者には諒解されたい。そのような等価構造は、本開示の趣旨および範囲を逸脱しないこと、および当業者が、本開示の趣旨および範囲を逸脱することなく、本明細書において様々な変更形態、置換形態および代替形態を作成し得ることも、当業者には理解されたい。
【符号の説明】
【0084】
100 半導体デバイス
110 メモリ部
120 メモリ平面
130 メモリブロック
140 ブロック部
211 スリット構造
212(A) スリット構造
212(B) スリット構造
213(A) スリット構造
213(B) スリット構造
214 スリット構造
215 トップセレクトゲートカット
222 ダミーチャネル構造
240(A) 踏み段分割パターン(SDP)部
240(B) SDP部
240(C) SDP部
240(D) SDP部
241 指構造
242 指構造
243 指構造
245 部分
250 アレイ領域
251 メモリストリング
260 接続領域
261 トップセレクトゲート(TSG)接続領域
262 第1の踏み段
263 第2の踏み段
264 コンタクト構造
265 コンタクト構造
269 メモリセルゲート(MCG)接続領域
270 第1の階段セクション
280 ダミー階段セクション
290 第2の階段セクション
530 絶縁層
540 導電材料
810 マスク層
1010 マスク層
1010(A) マスク層の第1の部分
1010(B) マスク層の第2の部分
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15