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特許7421695メラニン産生抑制剤及びこれを含有する美白剤又は皮膚外用剤
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-17
(45)【発行日】2024-01-25
(54)【発明の名称】メラニン産生抑制剤及びこれを含有する美白剤又は皮膚外用剤
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/42 20060101AFI20240118BHJP
   A61K 31/132 20060101ALI20240118BHJP
   A61K 31/16 20060101ALI20240118BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20240118BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20240118BHJP
   A61Q 19/02 20060101ALI20240118BHJP
【FI】
A61K8/42
A61K31/132
A61K31/16
A61P17/00
A61P43/00 105
A61Q19/02
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2019175742
(22)【出願日】2019-09-26
(65)【公開番号】P2021050181
(43)【公開日】2021-04-01
【審査請求日】2022-07-25
(73)【特許権者】
【識別番号】593106918
【氏名又は名称】株式会社ファンケル
(73)【特許権者】
【識別番号】591082421
【氏名又は名称】丸善製薬株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100162396
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 泰之
(74)【代理人】
【識別番号】100194803
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 理弘
(72)【発明者】
【氏名】山城 晶
(72)【発明者】
【氏名】大戸 信明
(72)【発明者】
【氏名】奥田 洋
(72)【発明者】
【氏名】栢木 宏之
【審査官】松元 麻紀子
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2011/013086(WO,A1)
【文献】特表2008-519022(JP,A)
【文献】特開2008-239547(JP,A)
【文献】特開2005-343880(JP,A)
【文献】特表2016-520121(JP,A)
【文献】特開2009-234939(JP,A)
【文献】特表2007-500678(JP,A)
【文献】特開2012-097036(JP,A)
【文献】Anti-Ageing Serum, MINTEL GNPD [ONLINE], 2008.04,[検索日 2023.05.12],インターネット:URL:https://www.gnpd.com/sinatra (Database accession no.888341)
【文献】The Effect of Polyamines on Tyrosinase Activity,BIOCHEMISTRY INTERNATIONAL,Vol.15, No.6,p.1151-1158
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/42
A61Q 19/02
A61K 31/132
A61K 31/16
A61P 17/00
A61P 43/00
CAplus/REGISTRY/MEDLINE/EMBASE/BIOSIS/KOSMET(STN)
Mintel GNPD
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アセチルスペルミジン、ジアセチルスペルミジン、アセチルスペルミンから選択される1以上を有効成分として含有するメラニン産生抑制剤(ただし、アセチルスペルミンとポリアミンオキシダーゼを含むものを除く)。
【請求項2】
請求項1に記載のメラニン産生抑制剤を含有する美白剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スペルミジン、スペルミン、アセチルスペルミジン、ジアセチルスペルミジン、アセチルスペルミンより選択される1以上を有効成分として含有するメラニン産生抑制剤に関する。
【背景技術】
【0002】
大気汚染やオゾン層の破壊により表皮に届く紫外線量は年々増加する傾向にあり、それに伴い、紫外線による肌のシミ、ソバカス、色黒などの肌悩みが大きくなっている。紫外線により、皮膚内に存在するチロシンがチロシナーゼ酵素の働きにより酸化されてメラニン色素が産生され、過剰に産生されるとシミ、ソバカス、色黒などの肌悩みの原因となる。このメラニン色素の産生を抑制し、シミ、ソバカス、色黒を予防する方法として従来よりアルブチンを配合した皮膚外用剤(特許文献1:特開昭60-16906号公報)、L-アスコルビン酸及びその誘導体であるL-アスコルビン酸のグルコース配糖体を配合した皮膚化粧料(特許文献2:特開平4-182412号公報)が提案されている。アルブチンを配合した化粧料(特許文献3:特開2009-67691号公報)や、コウジ酸を配合した美白剤は、美白効果が十分でなかったり、美白効果を示す成分を、美白効果を認める濃度に配合すると安全性に問題を生じることがあった。
【0003】
また、スペルミジンやスペルミンなどのポリアミン類と、アセチルスペルミジン、アセチルスペルミンなどのポリアミンがアセチル化されたものは、血中・尿中では様々な癌のマーカーとして知られているが(非特許文献1:Soda K(2011))、メラニン産生抑制作用、美白作用については知られていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開昭60-16906号公報
【文献】特開平4-182412号公報
【文献】特開2009-67691号公報
【文献】国際公開第2011/081024号
【非特許文献】
【0005】
【文献】Soda K,“The mechanisms by which polyamines accelerate tumor spread”,2011,Journal of Experimental & Clinical Cancer Research,2011,30,95
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、新規なメラニン産生抑制剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の主な構成は、次のとおりである。
1.スペルミジン、スペルミン、アセチルスペルミジン、ジアセチルスペルミジン、アセチルスペルミンから選択される1以上を有効成分として含有するメラニン産生抑制剤。
2.1.に記載のメラニン産生抑制剤を含有する美白剤。
3.1.に記載のメラニン産生抑制剤を含有する皮膚外用剤。
【発明の効果】
【0008】
本発明で用いるスペルミジン、スペルミン、アセチルスペルミジン、ジアセチルスペルミジン、アセチルスペルミンはメラニン産生抑制作用があり、美白効果を奏する。スペルミジン、スペルミン、アセチルスペルミジン、ジアセチルスペルミジン、アセチルスペルミンから選択される1以上を有効成分として含有する美白剤、皮膚外用剤を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
スペルミジン、スペルミンの構造式を、それぞれ下記(1)、(2)に示す。
【0010】
【化1】
【化2】
【0011】
本発明は、上記したポリアミン化合物であるスペルミジン、スペルミン、及びこれらのアセチル誘導体であるアセチルスペルミジン、ジアセチルスペルミジン、アセチルスペルミンから選択される1種以上を有効成分として含有するメラニン産生抑制剤およびこれを利用した美白剤、皮膚外用剤に関する。
【0012】
本発明のメラニン産生抑制剤におけるスペルミジン、スペルミン、アセチルスペルミジン、ジアセチルスペルミジン、アセチルスペルミンそれぞれの濃度は、メラニンの産生を抑制できる範囲内であれば特に制限されないが、いずれも0.01μg/mL以上200μg/mL以下であることが好ましい。
【0013】
本発明のメラニン産生抑制剤は、美白作用を発現させるための使用にあたって、各種美白剤用の基剤や添加剤等と混合して、本発明の美白剤とすることができる。
【0014】
本発明の美白剤は、化粧料、食品、医薬品を含むものであって、化粧料として使用する場合、通常使用される製剤化方法にしたがって製造することができ、植物油のような油脂類、高級脂肪酸、高級アルコール、シリコーン、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、防腐剤、糖類、金属イオン封鎖剤、水溶性高分子のような高分子、増粘剤、粉体成分、紫外線吸収剤、紫外線遮断剤、ヒアルロン酸のような保湿剤、香料、pH調整剤等を含有させることができる。ビタミン類、皮膚賦活剤、血行促進剤、常在菌コントロール剤、活性酸素消去剤、抗炎症剤、美白剤、殺菌剤等の他の薬効成分、生理活性成分を含有させることもできる。
【0015】
本発明の美白剤を食品として使用する場合、所望の食品に配合しても良い。例えば、澱粉、乳糖、麦芽糖、植物油脂粉末、カカオ脂末、ステアリン酸などの適当な助剤を添加した後、慣用の手段を用いて、経口摂取に適した形態、例えば、顆粒状、粒状、錠剤、カプセル、ペーストなどに成形して健康食品、保健機能食品、機能性食品などとすることができる。また種々の食品、例えば、ハム、ソーセージなどの食肉加工食品、かまぼこ、ちくわなどの水産加工食品、パン、菓子、バター、粉乳、発酵乳製品に添加してもよく、水、果汁、牛乳、清涼飲料などの飲料に添加して使用してもよい。本発明の美白剤を医薬品として使用する場合は、経口投与、経皮投与、直腸内投与、注射などの投与方法に適した固体又は液体の医薬用無毒性担体と混合して、慣用の医薬製剤の形態で投与することができる。このような製剤としては、例えば、錠剤、顆粒剤、散剤、カプセル剤などの固形剤、溶液剤、懸濁剤、乳剤などの液剤、凍結乾燥製剤などが挙げられ、これらの製剤は製剤上の常套手段により調製することができる。
【0016】
本発明の皮膚外用剤は化粧料、医薬部外品、医薬品を含むものであって、化粧水、乳液、クリーム、ジェル等の、溶液状、乳化物状、高分子ゲル状製剤とすることができる。また、泡状製剤、多層状製剤、スプレー製剤、不織布等に含浸させたシートあるいはゲルパック製剤であってもよい。
【0017】
本発明の皮膚外用剤には、目的に応じて任意成分として保湿剤、界面活性剤、増粘剤、抗炎症剤、ビタミン類、抗酸化剤、血行促進剤、創傷治癒剤、抗菌性物質、皮膚賦活剤、常在菌コントロール剤、活性酸素消去剤、美白剤等の薬効成分を含有させることができる。
【0018】
薬効成分としては、従来、医薬品、医薬部外品、化粧品、衛生材料等で使用されていて、水中に溶解、または分散可能なものであれば特に限定されることなく使用することができる。具体的には、アシタバエキス、アボカドエキス、アマチャエキス、アルテアエキス、アルニカエキス、アンズエキス、アンズ核エキス、ウイキョウエキス、ウコンエキス、ウーロン茶エキス、エチナシ葉エキス、オウゴンエキス、オウバクエキス、オオムギエキス、オランダカラシエキス、オレンジエキス、海水乾燥物、加水分解エラスチン、加水分解コムギ末、加水分解シルク、カモミラエキス、カロットエキス、カワラヨモギエキス、甘草エキス、カルカデエキス、キウイエキス、キナエキス、キューカンバーエキス、グアノシン、クマザサエキス、クルミエキス、グレープフルーツエキス、クレマティスエキス、酵母エキス、ゴボウエキス、コンフリーエキス、コラーゲン、コケモモエキス、サイコエキス、サイタイ抽出液、サルビアエキス、サボンソウエキス、ササエキス、サンザシエキス、シイタケエキス、ジオウエキス、シコンエキス、シナノキエキス、シモツケソウエキス、ショウブ根エキス、シラカバエキス、スギナエキス、スイカズラエキス、セイヨウキズタエキス、セイヨウサンザシエキス、セイヨウニワトコエキス、セイヨウノコギリソウエキス、セイヨウハッカエキス、ゼニアオイエキス、センブリエキス、タイソウエキス、タイムエキス、チョウジエキス、チガヤエキス、チンピエキス、トウヒエキス、ドクダミエキス、トマトエキス、納豆エキス、ニンジンエキス、ノバラエキス、ハイビスカスエキス、バクモンドウエキス、パセリエキス、蜂蜜、パリエタリアエキス、ヒキオコシエキス、ビサボロール、フキタンポポエキス、フキノトウエキス、ブクリョウエキス、ブッチャーブルームエキス、ブドウエキス、プロポリス、ヘチマエキス、ペパーミントエキス、ボダイジュエキス、ホップエキス、マツエキス、マロニエエキス、ミズバショウエキス、ムクロジエキス、モモエキス、ヤグルマギクエキス、ユーカリエキス、ユズエキス、ヨモギエキス、ラベンダーエキス、リンゴエキス、レタスエキス、レモンエキス、レンゲソウエキス、ローズエキス、ローズマリーエキス、ローマカミツレエキス、ローヤルゼリーエキス等を挙げることができる。
【0019】
また、アミノ酸、尿素、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ベタイン、ホエイ、トリメチルグリシン等の保湿剤;スフィンゴ脂質、セラミド、コレステロール、コレステロール誘導体、リン脂質等の油性成分;ε-アミノカプロン酸、グリチルリチン酸、β-グリチルレチン酸、塩化リゾチーム、グアイアズレン、ヒドロコルチゾン等の抗炎症剤;ビタミンA,B2,B6,D,E、パントテン酸カルシウム、ビオチン、ニコチン酸アミド等のビタミン類;トコフェロール、カロチノイド、フラボノイド、タンニン、リグナン、サポニン等の抗酸化剤;γ-オリザノール、ビタミンE誘導体等の血行促進剤;レチノール、レチノール誘導体等の創傷治癒剤;デオキシリボ核酸、コンドロイチン硫酸ナトリウム、コラーゲン、エラスチン、キチン、キトサン、加水分解卵殻膜等の生体高分子;アラントイン、ジイソプロピルアミンジクロロアセテート、4-アミノメチルシクロヘキサンカルボン酸等の活性成分;セファランチン、トウガラシチンキ、ヒノキチオール、ヨウ化ニンニクエキス、塩酸ピリドキシン、dl-α-トコフェロール、酢酸dl-α-トコフェロール、ニコチン酸、ニコチン酸誘導体、D-パントテニルアルコール、アセチルパントテニルエチルエーテル、ビオチン、アラントイン、イソプロピルメチルフェノール、エストラジオール、エチニルエストラジオール、塩化カルプロニウム、塩化ベンザルコニウム、塩酸ジフェンヒドラミン、タカナール、カンフル、サリチル酸、ノニル酸バニリルアミド、ノナン酸バニリルアミド、ピロクトンオラミン、ペンタデカン酸グリセリル、モノニトログアヤコール、レゾルシン、γ-アミノ酪酸、塩化ベンゼトニウム、塩酸メキシレチン、オーキシン、女性ホルモン、カンタリスチンキ、シクロスポリン、ヒドロコルチゾン、モノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタン等も挙げられる。
【実施例
【0020】
以下、実施例に基づいて本発明について詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<メラニン産生抑制試験 >
B16メラノーマ細胞を用いて、メラニン産生抑制作用を確認した。
プトレシン二塩酸塩;(ナカライテスク社、商品コード29428-01)
スペルミジン三塩酸塩;(ナカライテスク社、商品コード32110-41)
スペルミン四塩酸塩;(ナカライテスク社、商品コード32113-11)
N8-アセチルスペルミジン二塩酸塩;(Sigma-Aldrich社、商品コードA3658)
N1,N8-ジアセチルスペルミジン;(Toronto Research Chemicals Inc、商品コードD367000)
N1-アセチルスペルミン三塩酸塩;(Sigma-Aldrich社、商品コード01467)
コウジ酸;(富士フイルム和光純薬社、商品コード118-00491)
合成メラニン;(Sigma-Aldrich社、商品コードM8631)
【0021】
(試験方法)
B16メラノーマ細胞を10%FBS(牛胎児血清)含有ダルベッコMEM培地を用いて培養した後、トリプシン処理により細胞を回収した。回収した細胞を10%FBSおよび1mmol/Lテオフィリン含有ダルベッコMEM培地で24.0×10cells/mLの濃度に希釈した後、48wellプレートに1well当たり300μLずつ播種し、6時間培養した。
培養終了後、10%FBSおよび1mmol/Lテオフィリン含有ダルベッコMEM培地で溶解した所定濃度の被験試料を各wellに300μLずつ添加し、4日間培養した。培養終了後、各wellから培地を取り除き、2mol/LのNaOH溶液200μLを添加して超音波破砕器により細胞を破壊し、波長475nmにおける吸光度を測定した。測定した吸光度の値から、合成メラニンを用いて作成した検量線をもとにメラニン量を算出した。また、細胞生存率の測定のため、同様に培養後、400μLのPBS(-)で洗浄し、終濃度0.05mg/mLで10%FBS含有ダルベッコMEMに溶解したニュートラルレッドを各wellに200μL添加した。2.5時間培養した後、ニュートラルレッド溶液を捨て、エタノール・酢酸溶液(エタノール:酢酸:水=50:1:49)を各wellに200μL添加し、色素を抽出した。抽出後、波長540nmにおける吸光度を測定した。空試験コントロールとして、10%FBSおよび1mmol/Lテオフィリン含有ダルベッコMEM培地のみで培養した細胞を同様の方法で試験した。試験は、各試料n=3で行った。
【0022】
メラニン産生抑制率は、以下の式より算出した。平均値を表1に示す。
メラニン産生抑制率(%)=(1-(B/D)/(A/C))×100
A:被験試料無添加におけるメラニン量
B:被験試料添加におけるメラニン量
C:被験試料無添加での540nmにおける吸光度
D:被験試料添加での540nmにおける吸光度
なお、(D/C)×100(%)を細胞生存率とし、細胞生存率が80%未満の試料については、メラニン産生抑制率の算出をしていない。
【0023】
【表1】
【0024】
(結果)
スペルミジン、スペルミン、アセチルスペルミジン、ジアセチルスペルミジン、アセチルスペルミンはメラニン産生抑制作用が確認できた。プトレシンにはメラニン産生抑制作用は確認できなかった。
また、コウジ酸をポジティブコントロールとして同様に試験した結果、200μg/mLにおいて、44.7±1.6%のメラニン産生抑制作用を確認できた。
すなわち、スペルミジン、スペルミン、アセチルスペルミジン、アセチルスペルミンは、メラニン産生抑制作用が知られていたコウジ酸よりも、より低濃度で同等以上のメラニン産生抑制作用があることが確認できた。
【0025】
(処方例)
(化粧水)
1.精製水 残余
2.グリセリン 5.0%
3.ジグリセリン 7.0%
4.1,3-ブチレングリコール 5.0%
5.ベタイン 1.0%
6.スペルミン 0.001%
7.フェノキシエタノール 0.3%
1~7を撹拌混合し、化粧水を得た。
【0026】
(美容ジェル)
1.精製水 残余
2.ジプロピレングリコール 6.0%
3.PEG-75 0.5%
4.ラフィノース 2.0%
5.フェノキシエタノール 0.2%
6.ペンチレングリコール 1.0%
7.キサンタンガム 0.1%
8.スクワラン 3.0%
9.SIMULGEL NS 2.5%
10.スペルミジン 0.0001%
11. エタノール 2.0%
6に7を分散させる(分散物)。8と9を混合する(混合物)。分散物を加熱溶解した1から5に徐々に添加し、さらに混合物を添加したのちホモミクサーで撹拌する。冷却後、10、11を加えた後、再度ホモミクサーで撹拌させる。
※SIMULGEL NS(SEPPIC社製;(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、スクワラン、ポリソルベート60、水、イソステアリン酸ソルビタンの混合物)
【0027】
(乳液)
1.オリーブ油 5.0%
2.ホホバ油 1.0%
3.ジメチコン 0.5%
4.ステアリン酸ポリグリセリル-10 1.0%
5.グリセリン 7.0%
6.ジプロピレングリコール 6.0%
7.フェノキシエタノール 0.5%
8.1,3-ブチレングリコール 3.0%
9.キサンタンガム 1.0%
10.カルボキシビニルポリマー 0.1%
11.水酸化カリウム 0.02%
12.アセチルスペルミン 0.002%
13.精製水 残余
8に9を分散させる(分散物)。10を13に撹拌溶解させたものに、分散物を添加、さらに5から7を添加し加熱溶解させる(溶解物)。1から4を加熱溶解させ、溶解物を徐々に添加し、ホモミクサーで撹拌する。次いで、13の一部に11を溶解させたものを添加、冷却後、13の一部に溶解させた12を加えた後、再度ホモミクサーで撹拌させる。
【0028】
(シート状美容液)
1.精製水 残余
2.1,3-ブチレングリコール 5.0%
3.グリセリン 3.0%
4.ベタイン 1.5%
5.フェノキシエタノール 0.1%
6.カルボキシビニルポリマー 0.1%
7.水酸化カリウム 0.02%
8.ヒアルロン酸Na 0.001%
9.アセチルスペルミジン 0.0005%
6を1で攪拌溶解させたのち、2から5、8、9を添加する。溶解を確認した後、1の一部で溶解した7を添加し、再度ホモミクサーで撹拌させる。