IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社リコーの特許一覧

特許7427936ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム
<>
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図1
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図2
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図3
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図4
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図5
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図6
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図7
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図8
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図9
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図10
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図11
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図12
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図13
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図14
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図15
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図16
  • 特許-ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム 図17
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-01-29
(45)【発行日】2024-02-06
(54)【発明の名称】ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/016 20230101AFI20240130BHJP
   G10L 15/00 20130101ALI20240130BHJP
   H04M 3/53 20060101ALI20240130BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240130BHJP
【FI】
G06Q30/016
G10L15/00 200A
H04M3/53
G06Q50/10
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2019216838
(22)【出願日】2019-11-29
(65)【公開番号】P2021086513
(43)【公開日】2021-06-03
【審査請求日】2022-09-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】小松原 悟
【審査官】貝塚 涼
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-215819(JP,A)
【文献】特開2016-192714(JP,A)
【文献】特開2013-250624(JP,A)
【文献】国際公開第2019/003395(WO,A1)
【文献】特開2019-164572(JP,A)
【文献】特開2009-100349(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
G10L 15/00
H04M 3/53
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置についての問い合わせを受けるユーザサポートシステムであって、
前記問い合わせへの対応としてユーザと通話した内容を示す通話データを取得する通話データ取得部と、
前記通話データを音声認識によってテキストデータに変換するテキスト変換部と、
前記テキストデータと、前記装置を識別する識別情報と、を対応付けて、前記問い合わせの履歴を示す履歴情報として履歴情報格納部に格納する履歴情報受付部と、
前記識別情報に基づいて、前記履歴情報を前記履歴情報格納部から取得する履歴情報取得部と、
前記履歴情報を表示させる表示部と、を備え、
前記ユーザサポートシステムは、前記装置を含み、
前記装置は、前記履歴情報取得部と前記表示部とを備える画像形成装置である、ユーザサポートシステム。
【請求項2】
前記通話データは、前記ユーザから前記問い合わせを受けたオペレータから依頼を受けたカスタマエンジニアが、前記ユーザと通話した内容を示すデータであって、
前記履歴情報受付部は、前記オペレータによって入力された情報を含む履歴情報を前記履歴情報格納部に格納し、前記テキスト変換部が前記通話データを変換した前記テキストデータを、前記履歴情報格納部に格納された前記履歴情報に追加する、
請求項1に記載のユーザサポートシステム。
【請求項3】
前記通話データ取得部は、前記ユーザと前記カスタマエンジニアとの通話を中継して、前記通話データを取得する、
請求項2に記載のユーザサポートシステム。
【請求項4】
前記通話データ取得部は、前記カスタマエンジニアの操作によって録音された前記通話データを受信する、
請求項2に記載のユーザサポートシステム。
【請求項5】
前記カスタマエンジニアが前記ユーザとの通話を行うための端末であって、前記カスタマエンジニアの操作を受けて、前記テキストデータを編集する端末をさらに備える、
請求項2から4のいずれか1項に記載のユーザサポートシステム。
【請求項6】
前記履歴情報取得部から指示を受けて、前記識別情報に基づいて前記履歴情報を前記履歴情報格納部から読み出し、前記カスタマエンジニアが使用するCE用語と、前記ユーザが使用するユーザ用語と、を対応させた変換データに基づいて、前記履歴情報に含まれる前記CE用語を前記ユーザ用語に変換し、変換された前記履歴情報を前記履歴情報取得部に送信する履歴情報読出部をさらに備える、
請求項2から5のいずれか1項に記載のユーザサポートシステム。
【請求項7】
コンピュータによる、装置についての問い合わせを受けるユーザサポート方法であって、前記コンピュータが、
前記問い合わせへの対応としてユーザと通話した内容を示す通話データを取得し、
前記通話データをテキストデータに変換し、
前記テキストデータと、前記装置を識別する識別情報と、を対応付けて、前記問い合わせの履歴を示す履歴情報として履歴情報格納部に格納し、
前記識別情報に基づいて、履歴情報取得部により、前記履歴情報を前記履歴情報格納部から取得し、
前記履歴情報を表示部に表示させ
前記装置は、前記履歴情報取得部と前記表示部とを備える画像形成装置である、
ユーザサポート方法。
【請求項8】
コンピュータに、
装置についての問い合わせへの対応としてユーザと通話した内容を示す通話データを取得するステップと、
前記通話データをテキストデータに変換するステップと、
前記テキストデータと、前記装置を識別する識別情報と、を対応付けて、前記問い合わせの履歴を示す履歴情報として履歴情報格納部に格納するステップと、
前記識別情報に基づいて、履歴情報取得部により、前記履歴情報を前記履歴情報格納部から取得するステップと、
前記履歴情報を表示部に表示させるステップと、を実行させ、
前記装置は、前記履歴情報取得部と前記表示部とを備える画像形成装置である、プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザサポートシステム、ユーザサポート方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置等のユーザサポートでは、ユーザからサポートセンターに問い合わせがあった場合、サポートセンターのオペレータがユーザの困り事を聞き出し、困り事への対処方法を提示することが一般に行われている。
【0003】
例えば、電話受付用の装置に記憶されたユーザからの通信内容をテキストデータ化するコールセンターシステムが開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
サポートセンターが手配したカスタマエンジニア等が外出先等においてユーザと電話で会話をして、そのまま解決した場合には、サポートセンターシステムに履歴が残らないために、新たに問い合わせを受けた場合に、同様の問題を解決した経験を十分に活用できないという問題がある。
【0005】
このような問題に対して、上述したコールセンターシステムの技術を適用して、カスタマエンジニア等とユーザとの会話内容をテキストデータとして保存しても、ユーザが保存されたテキストデータを参照することができないため、サポートセンターに同様の問い合わせが繰り返される場合がある。
【0006】
開示の技術は、サポートセンターへの問い合わせを抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
開示の技術は、装置についての問い合わせを受けるユーザサポートシステムであって、前記問い合わせへの対応としてユーザと通話した内容を示す通話データを取得する通話データ取得部と、前記通話データを音声認識によってテキストデータに変換するテキスト変換部と、前記テキストデータと、前記装置を識別する識別情報と、を対応付けて、前記問い合わせの履歴を示す履歴情報として履歴情報格納部に格納する履歴情報受付部と、前記識別情報に基づいて、前記履歴情報を前記履歴情報格納部から取得する履歴情報取得部と、前記履歴情報を表示させる表示部と、を備え、前記ユーザサポートシステムは、前記装置を含み、前記装置は、前記履歴情報取得部と前記表示部とを備える画像形成装置である。
【発明の効果】
【0008】
サポートセンターへの問い合わせを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】第一の実施形態に係るユーザサポートシステムのシステム構成の一例を示す図である。
図2】第一の実施形態に係る管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図3】第一の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
図4】第一の実施形態に係るユーザ通話端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
図5】第一の実施形態に係る管理装置の機能の一例を示す図である。
図6】第一の実施形態に係る画像形成装置の機能の一例を示す図である。
図7】第一の実施形態に係る音声認識装置の機能の一例を示す図である。
図8】第一の実施形態に係る履歴情報の一例を示す図である。
図9】第一の実施形態に係る初期画面の一例を示す図である。
図10】第一の実施形態に係る確認画面の一例を示す図である。
図11】第一の実施形態に係る問い合わせ履歴一覧画面の一例を示す図である。
図12】第一の実施形態に係る問い合わせ履歴詳細画面の一例を示す図である。
図13】第一の実施形態に係る問い合わせ履歴一覧表示処理のシーケンスの一例を示す図である。
図14】第一の実施形態に係るCE対処結果登録処理のシーケンスの一例を示す図である。
図15】第二の実施形態に係るユーザサポートシステムのシステム構成の一例を示す図である。
図16】第二の実施形態に係るCE対処結果登録処理のシーケンスの一例を示す図である。
図17】変形例に係る変換データの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
(第一の実施形態)
以下に、図面を参照して、本発明に係るユーザサポートシステムの実施の形態について説明する。
【0011】
図1は、第一の実施形態に係るユーザサポートシステムのシステム構成の一例を示す図である。
【0012】
ユーザサポートシステム1は、画像形成装置9のユーザをサポートするためのシステムである。サポートセンターのオペレータは、ユーザからの問い合わせを受けて、必要に応じてサポートセンターのカスタマエンジニアに対応を依頼する。
【0013】
具体的には、ユーザサポートシステム1は、音声認識装置2と、オペレータ端末3と、ユーザ通話端末4と、管理装置5と、オペレータ通話端末6と、CE(Customer Engineer)通話端末7と、画像形成装置9と、を備える。
【0014】
音声認識装置2と、オペレータ端末3と、ユーザ通話端末4と、管理装置5と、CE通話端末7と、画像形成装置9とは、通信ネットワーク100を介して互いにデータ通信ができるように接続されている。
【0015】
ユーザ通話端末4は、ユーザが使用する端末である。ユーザ通話端末4は、通話機能とデータ通信機能を有する端末である。また、ユーザ通話端末4は、データ通信機能では、通信ネットワーク100を介して、データ通信機能を有する他の端末、例えばCE通話端末7とデータの送受信を行う。
【0016】
オペレータ通話端末6は、オペレータが使用する端末である。オペレータ通話端末6は、通話機能を有する端末である。
【0017】
ユーザ通話端末4は、ユーザの操作によって通話機能を実行し、電話網200を介して、通話機能を有するオペレータ通話端末6と音声の送受信を行う。オペレータは、オペレータ通話端末6を使用した通話によってユーザの問い合わせの内容を把握する。
【0018】
オペレータ端末3は、オペレータの操作によって、ユーザから受けた問い合わせの内容を示す問い合わせデータを生成する。そして、オペレータ端末3は、生成された問い合わせデータを、通信ネットワーク100を介して管理装置5に送信する。なお、問い合わせデータには、機体番号が含まれる。機体番号は、問い合わせの対象となっている画像形成装置9を識別するための識別情報の一例である。
【0019】
管理装置5は、ユーザから受けた問い合わせを管理する装置である。具体的には、管理装置5は、オペレータ端末3から受信した問い合わせデータを、問い合わせの履歴情報として格納する。
【0020】
CE通話端末7は、カスタマエンジニアが使用する端末である。CE通話端末7は、データ通信機能を有する端末である。カスタマエンジニアは、CE通話端末7を使用して、問い合わせへの対応として、ユーザと通話する。カスタマエンジニアとユーザとの通話の内容には、問い合わせに対する対処の方法が含まれ得る。
【0021】
例えば、画像形成装置9が故障しているというユーザからの問い合わせに対し、カスタマエンジニアが、電源コードの接続の確認手順、紙詰まりの確認手順等を回答する。これによって、ユーザの困り事が解消されると、そのまま問い合わせに対する対応が終了する。逆に、ユーザの困り事が解消されなかった場合には、カスタマエンジニアが実際に画像形成装置9の検査、修理等を行うことになる。
【0022】
具体的には、CE通話端末7は、カスタマエンジニアの操作によってデータ通信機能を実行し、通信ネットワーク100を介して、データ通信機能を有するユーザ通話端末4とデータの送受信を行う。例えば、CE通話端末7は、専用のアプリケーションによって実現されるVoIP(Voice over Internet Protocol)等の機能によって、ユーザとカスタマエンジニアとの間の通話の音声を通話データに変換して、変換された通話データの送受信を実行する。
【0023】
音声認識装置2は、音声認識によって通話データをテキストデータに変換する装置である。具体的には、音声認識装置2は、CE通話端末7から通話データを受信して、受信した通話データに音声認識の技術を適用することによって、通話データをテキストデータに変換する。そして、音声認識装置2は、変換されたテキストデータをCE通話端末7に送信する。
【0024】
CE通話端末7は、さらに、音声認識装置2から受信したテキストデータを編集するための機能を有する。CE通話端末7は、カスタマエンジニアの操作によって編集されたテキストデータを管理装置5に送信し、管理装置5に履歴情報を更新させる。
【0025】
画像形成装置9は、ユーザがサポートを受ける対象の装置の一例である。画像形成装置9は、オフィス等に設置されたMFP(Multifunction Peripheral)、インクジェットプリンタ等であっても良い。画像形成装置9は、通信ネットワーク100を介して管理装置5から履歴情報を受信して、受信した履歴情報を画面に表示する。
【0026】
通信ネットワーク100は、例えばインターネット等の、データ通信を行うためのネットワークである。
【0027】
電話網200は、例えば移動体通信、公衆交換電話網等の、音声通話を行うための電話網である。
【0028】
なお、ユーザ通話端末4、オペレータ通話端末6およびCE通話端末7は、それぞれの場所に応じて各地に配置された基地局と接続し、接続した基地局を介して通信ネットワーク100または電話網200に接続される。なお、ユーザ通話端末4、オペレータ通話端末6およびCE通話端末7は、固定電話でも携帯電話でも良い。
【0029】
図2は、第一の実施形態に係る管理装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0030】
管理装置5は、図2に示すように、コンピュータによって構築されており、CPU(Central Processing Unit)501と、ROM(Read Only Memory)502と、RAM(Random Access Memory)503と、HD(Hard Disk)504と、HDD(Hard Disk Drive)コントローラ505とを備えている。
【0031】
また、管理装置5は、ディスプレイ506と、外部機器接続I/F(Interface)508と、ネットワークI/F509と、データバス510と、キーボード511と、ポインティングデバイス512と、DVD-RW(Digital Versatile Disk Rewritable)ドライブ514と、メディアI/F516とを備えている。
【0032】
これらのうち、CPU501は、管理装置5全体の動作を制御する。ROM502は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU501の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM503は、CPU501のワークエリアとして使用される。
【0033】
HD504は、プログラム等の各種データを記憶する。HDDコントローラ505は、CPU501の制御にしたがってHD504に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。ディスプレイ506は、カーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像等の各種情報を表示する。
【0034】
外部機器接続I/F508は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。この場合の外部機器は、例えば、USB(Universal Serial Bus)メモリやプリンタ等である。ネットワークI/F509は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインタフェースである。データバス510は、図2に示されているCPU501等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
【0035】
また、キーボード511は、文字、数値、各種指示等の入力のための複数のキーを備えた入力手段の一種である。ポインティングデバイス512は、各種指示の選択や実行、処理対象の選択、カーソルの移動等を行う入力手段の一種である。
【0036】
DVD-RWドライブ514は、着脱可能な記録媒体の一例としてのDVD-RW513に対する各種データの読み出し又は書き込みを制御する。なお、DVD-RWに限らず、DVD-R等であっても良い。メディアI/F516は、フラッシュメモリ等の記録メディア515に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。
【0037】
なお、オペレータ端末3および音声認識装置20は、管理装置5と同様のハードウェア構成となっている。
【0038】
図3は、第一の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0039】
図3に示すように、画像形成装置9は、コントローラ910と、近距離通信回路920と、エンジン制御部930と、操作パネル940と、ネットワークI/F950とを備えている。
【0040】
これらのうち、コントローラ910は、コンピュータの主要部であるCPU901と、システムメモリ(MEM-P)902と、ノースブリッジ(NB)903と、サウスブリッジ(SB)904と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)906と、記憶部であるローカルメモリ(MEM-C)907と、HDDコントローラ908と、記憶部であるHD909とを備える。また、NB903とASIC906との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス921で接続した構成となっている。
【0041】
これらのうち、CPU901は、画像形成装置9の全体制御を行う制御部である。NB903は、CPU901と、MEM-P902、SB904、及びAGPバス921とを接続するためのブリッジであり、MEM-P902に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCI(Peripheral Component Interconnect)マスタ及びAGPターゲットとを備える。
【0042】
MEM-P902は、コントローラ910の各機能を実現させるプログラムやデータの格納用メモリであるROM902a、プログラムやデータの展開、及びメモリ印刷時の描画用メモリなどとして用いるRAM902bとからなる。
【0043】
なお、RAM902bに記憶されているプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD-ROM、CD-R、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。
【0044】
SB904は、NB903とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。ASIC906は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス921、PCIバス922、HDD908およびMEM-C907をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。
【0045】
このASIC906は、PCIターゲットおよびAGPマスタ、ASIC906の中核をなすアービタ(ARB)、MEM-C907を制御するメモリコントローラ、ハードウェアロジック等により画像データの回転などを行う複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)、並びに、スキャナ部931及びプリンタ部932との間でPCIバス922を介したデータ転送を行うPCIユニットとからなる。
【0046】
なお、ASIC906には、USBのインタフェースや、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)のインタフェースを接続するようにしても良い。
【0047】
MEM-C907は、コピー用画像バッファ及び符号バッファとして用いるローカルメモリである。HD909は、画像データの蓄積、印刷時に用いるフォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。HD909は、CPU901の制御にしたがってHD909に対するデータの読出又は書込を制御する。
【0048】
AGPバス921は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレータカード用のバスインタフェースであり、MEM-P902に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレータカードを高速にすることができる。
【0049】
また、近距離通信回路920には、近距離通信回路920aが備わっている。近距離通信回路920は、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信回路である。
【0050】
更に、エンジン制御部930は、スキャナ部931及びプリンタ部932によって構成されている。また、操作パネル940は、現在の設定値や選択画面等を表示させ、操作者からの入力を受け付けるタッチパネル等のパネル表示部940a、並びに、濃度の設定条件などの画像形成に関する条件の設定値を受け付けるテンキー及びコピー開始指示を受け付けるスタートキー等からなるボタン操作部940bを備えている。
【0051】
コントローラ910は、画像形成装置9全体の制御を行い、例えば、描画、通信、操作パネル940からの入力等を制御する。スキャナ部931又はプリンタ部932には、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれている。
【0052】
なお、画像形成装置9は、操作パネル940のアプリケーション切り替えキーにより、ドキュメントボックス機能、コピー機能、プリンタ機能、およびファクシミリ機能を順次に切り替えて選択することが可能となる。
【0053】
ドキュメントボックス機能の選択時にはドキュメントボックスモードとなり、コピー機能の選択時にはコピーモードとなり、プリンタ機能の選択時にはプリンタモードとなり、ファクシミリモードの選択時にはファクシミリモードとなる。
【0054】
また、ネットワークI/F950は、通信ネットワーク100を利用してデータ通信をするためのインタフェースである。近距離通信回路920及びネットワークI/F950は、PCIバス922を介して、ASIC906に電気的に接続されている。
【0055】
図4は、第一の実施形態に係るユーザ通話端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
【0056】
図4に示されているように、ユーザ通話端末4は、CPU401、ROM402、RAM403、EEPROM404、CMOSセンサ405、撮像素子I/F406、加速度・方位センサ407、メディアI/F409、GPS受信部411を備えている。
【0057】
これらのうち、CPU401は、ユーザ通話端末4全体の動作を制御する。ROM402は、CPU401やIPL等のCPU401の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。EEPROM404は、CPU401の制御にしたがって、スマートフォン用プログラム等の各種データの読み出し又は書き込みを行う。CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ405は、CPU401の制御に従って被写体(主に自画像)を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、CMOSセンサではなく、CCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像手段であってもよい。撮像素子I/F406は、CMOSセンサ405の駆動を制御する回路である。加速度・方位センサ407は、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種センサである。メディアI/F409は、フラッシュメモリ等の記録メディア408に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。GPS受信部411は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
【0058】
また、ユーザ通話端末4は、遠距離通信回路412、CMOSセンサ413、撮像素子I/F414、マイク415、スピーカ416、音入出力I/F417、ディスプレイ418、外部機器接続I/F(Interface)419、近距離通信回路420、近距離通信回路420のアンテナ420a、及びタッチパネル421を備えている。
【0059】
これらのうち、遠距離通信回路412は、通信ネットワーク100を介して、他の機器と通信する回路である。また、遠距離通信回路412は、電話網200を介して、他の機器と音声の送受信を行う。CMOSセンサ413は、CPU401の制御に従って被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F414は、CMOSセンサ413の駆動を制御する回路である。マイク415は、音を電気信号に変える内蔵型の回路である。スピーカ416は、電気信号を物理振動に変えて音楽や音声などの音を生み出す内蔵型の回路である。音入出力I/F417は、CPU401の制御に従ってマイク415及びスピーカ416との間で音信号の入出力を処理する回路である。ディスプレイ418は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL(Electro Luminescence)などの表示手段の一種である。外部機器接続I/F419は、各種の外部機器を接続するためのインタフェースである。近距離通信回路420は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の通信回路である。タッチパネル421は、利用者がディスプレイ418を押下することで、ユーザ通話端末4を操作する入力手段の一種である。
【0060】
また、ユーザ通話端末4は、バスライン410を備えている。バスライン410は、図4に示されているCPU401等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
【0061】
なお、オペレータ通話端末6およびCE通話端末7は、ユーザ通話端末4と同様のハードウェア構成となっている。
【0062】
図5は、第一の実施形態に係る管理装置の機能の一例を示す図である。
【0063】
管理装置5は、履歴情報受付部51と、履歴情報格納部52と、履歴情報読出部53と、送受信部54と、を備える。
【0064】
履歴情報受付部51は、オペレータがオペレータ端末3等を用いて入力した問い合わせの内容及び対応結果を受け付け、受け付けた情報を履歴情報として履歴情報格納部52に格納する。
【0065】
また、履歴情報受付部51は、CE通話端末7から送信される更新データに基づいて、履歴情報格納部52に格納された履歴情報を更新する。
【0066】
履歴情報格納部52は、図2のHD504等により実現される。履歴情報格納部52は、履歴情報受付部51から入力した問い合わせの内容及び対応結果の情報を、画像形成装置9についての問い合わせの履歴を示す履歴情報として格納される。
【0067】
具体的には、履歴情報は機体番号を含む。機体番号は、画像形成装置9を識別するための識別情報である。また、履歴情報は、画像形成装置9を利用する会社名、事業所名、問い合わせを行ったユーザが所属する組織名、会社の所在地等を含んでも良い。
【0068】
履歴情報読出部53は、図2のCPU501が所定のプログラムを実行すること等により実現される。履歴情報読出部53は、送受信部54を介して入力した機体番号、問い合わせ番号等に基づき、履歴情報格納部52から履歴情報を読み出し、送受信部54に出力する。なお、問い合わせ番号は、1件ごとの問い合わせを識別するための識別子である。
【0069】
送受信部54は、図2のネットワークI/F509等により実現され、通信ネットワーク100を利用してデータの送受信を行う。送受信部54は、画像形成装置9から機体番号を受信し、履歴情報読出部53に出力する。また、送受信部54は、履歴情報読出部53によって読み出された履歴情報を画像形成装置9に送信する。
【0070】
図6は、第一の実施形態に係る画像形成装置の機能の一例を示す図である。
【0071】
画像形成装置9は、送受信部91と、履歴情報取得部92と、操作部93と、を備える。
【0072】
送受信部91は、図3のネットワークI/F950等により実現され、通信ネットワーク100を利用してデータの送受信を行う。送受信部91は、履歴情報取得部92から入力した機体番号を管理装置5に送信する。また、管理装置5から受信した履歴情報を、履歴情報取得部92に出力する。
【0073】
履歴情報取得部92は、図3のCPU901が所定のプログラムを実行すること等により実現される。履歴情報取得部92は、送受信部91を介して、管理装置5に対して機体番号を送信し、履歴情報の送信を要求する。そして、この要求に応答して管理装置5が送信した履歴情報を、送受信部91を介して受信する。このようにして、履歴情報取得部92は、画像形成装置9についての問い合わせの履歴情報を取得し、取得結果を操作部93に出力する。
【0074】
操作部93は、図3の操作パネル940等により実現される。具体的には、操作部93は、表示部935と、操作受付部936と、を備える。
【0075】
表示部935は、履歴情報取得部92から入力した履歴情報を、パネル表示部940aに表示させる。
【0076】
操作受付部936は、パネル表示部940aに表示されたUI(User Interface)に対するユーザの操作を受け付け、受け付けた操作に対応する通知信号を履歴情報取得部92に出力する。
【0077】
図7は、第一の実施形態に係る音声認識装置の機能の一例を示す図である。
【0078】
音声認識装置2は、通話データ取得部21と、テキスト変換部22と、履歴情報更新部23と、を備える。
【0079】
通話データ取得部21は、通話データを取得する。具体的には、通話データ取得部21は、CE通話端末7から、通信ネットワーク100を介して通話データを受信する。通話データは、カスタマエンジニアとユーザとの間の通話内容を示すデータである。
【0080】
テキスト変換部22は、通話データをテキストデータに変換する。具体的には、テキスト変換部22は、音声認識の技術を適用して、通話データを解析する。そして、テキスト変換部22は、通話データをテキストデータに変換して、変換されたテキストデータをCE通話端末7に出力する。
【0081】
履歴情報更新部23は、管理装置5に格納された履歴情報を更新する。具体的には、履歴情報更新部23は、CE通話端末7で編集されたテキストデータを、CE通話端末7から受信する。そして、履歴情報更新部23は、管理装置5から履歴情報を取得して、取得した履歴情報に受信したテキストデータを追加し、管理装置5に送信する。
【0082】
図8は、第一の実施形態に係る履歴情報の一例を示す図である。
【0083】
履歴情報60は、項目として、問い合わせ番号、機体番号、日付、問い合わせ内容、オペレータ対処結果、CE対処結果を含む。
【0084】
項目「問い合わせ番号」の値は、1件ごとの問い合わせを識別するための識別子である。
【0085】
項目「機体番号」の値は、問い合わせの対象の画像形成装置9を識別するための識別情報である。
【0086】
項目「日付」の値は、オペレータがユーザから問い合わせを受けた日付である。
【0087】
項目「問い合わせ内容」の値は、ユーザからの問い合わせの内容を示すテキストである。
【0088】
項目「オペレータ対処結果」の値は、オペレータの対処結果を示すテキストである。
【0089】
項目「CE対処結果」の値は、カスタマエンジニアの対処結果を示すテキストである。
【0090】
項目「問い合わせ番号」、「機体番号」、「日付」、「問い合わせ内容」および「オペレータ対処結果」の値は、オペレータの操作によってオペレータ端末3から管理装置5に送信される。項目「CE対処結果」の値は、カスタマエンジニアの操作によって、CE通話端末7から音声認識装置2を介して管理装置5に送信される。
【0091】
図9は、第一の実施形態に係る初期画面の一例を示す図である。
【0092】
画面61には、画像形成装置9のコピー動作を指示する「コピー」ボタンや、プリンタ動作を指示する「プリンタ」ボタン等が表示されている。ユーザがこれらのボタンにタッチすると、各種機能の動作が行われる。また、画面の右上に「?」を示すボタン62が表示されている。ユーザがボタン62にタッチすると、次述する図10の画面が操作パネル940に表示される。ここで、操作パネル940に表示されたボタンへのタッチは、ユーザによる画像形成装置9に対する操作の一例である。
【0093】
図10は、第一の実施形態に係る確認画面の一例を示す図である。
【0094】
図10では、履歴情報を取得するか否かの決定を促すダイアログ画面71が表示されている。ユーザがダイアログ画面71の「OK」ボタンにタッチすると、画像形成装置9は、履歴情報の送信を要求する信号を管理装置5に送信する。
【0095】
管理装置5は信号に応答して、履歴情報を画像形成装置9に送信する。画像形成装置9は、履歴情報を受信する。パネル表示部940aには、次述する問い合わせ履歴一覧画面が表示される。一方、ユーザがダイアログ画面71の「キャンセル」ボタンにタッチすると、図9の画面に戻る。
【0096】
図11は、第一の実施形態に係る問い合わせ履歴一覧画面の一例を示す図である。
【0097】
問い合わせ履歴一覧画面には、履歴情報が問い合わせごとの一覧として表示される。問い合わせごとの一覧は、項目として、分類項目81と、問い合わせ概要項目82と、日付項目83と、を含む。
【0098】
分類項目81の値は、問い合わせがコピー機能に関するものか、プリンタ機能に関するものか、画像形成装置9の初期設定機能に関するものか等の各問い合わせの対象となった機能の種別を分類するためのテキストである。
【0099】
問い合わせ概要項目82の値は、各問い合わせの内容の概要を示すテキストである。
【0100】
日付項目83の値は、各問い合わせが行われた日付を示すテキストである。
【0101】
ボタン84は、各問い合わせの詳細内容を表示させるためのボタンである。ボタン84が押下されると、それに応じた問い合わせが後述する問い合わせ履歴詳細画面に表示される。
【0102】
エディットボックス85は、履歴情報のうち、所定のキーワードを含むものを検索するためのキーワードを入力するテキストボックスである。ボタン86は、エディットボックス85へのキーワードの入力後に検索を開始させるためのボタンである。
【0103】
履歴情報に含まれる問い合わせの件数が多く、画面内に収まらない場合には、画面右端のスクロールバー87で図の上下方向に縦スクロールできるようにしても良い。また、初期表示状態では問い合わせの日付が新しいものから順に並べて表示され、各項目の名称を示す部分に表示された「▽」マークを押すと、その項目の内容に合わせて表示の順番が並べ替えられるようにしても良い。
【0104】
なお、ユーザが初期画面のボタン62を押した後に最初に表示される問い合わせ履歴一覧画面で、問い合わせの履歴を並び替える基準とする項目は、別途設定画面等で変更可能としても良い。例えば、図11では、日付項目83が並び替えの基準となっており、履歴情報のうちの最新の問い合わせから順に、上から表示される。
【0105】
図12は、第一の実施形態に係る問い合わせ履歴詳細画面の一例を示す図である。
【0106】
前提として、ユーザから問い合わせを受けたオペレータの操作によって、管理装置5の履歴情報格納部52には、履歴情報が格納されている。また、後述するCE対処結果登録処理によって、履歴情報が更新されていても良い。
【0107】
表示ボックス101には、問い合わせの詳細内容が表示され、表示ボックス102には、表示ボックス101に表示された問い合わせに対し、オペレータまたはカスタマエンジニアが提示した処置内容と結果が表示される。
【0108】
具体的には、表示ボックス102には、履歴情報60に含まれる、項目「オペレータ対処結果」の値と、項目「CE対処結果」の値とが、あわせて表示される。なお、問い合わせ履歴詳細画面には、項目「オペレータ対処結果」の値と、項目「CE対処結果」の値とが、別々の欄に表示されていても良い。
【0109】
ユーザは、表示ボックス101及び102等に表示された内容を参照し、過去の問い合わせが自分の現在直面している困り事と同様又は類似であるか否かを判断することができる。例えば、ユーザは、同様又は類似であると判断すると、表示された処置内容により困り事に対処することができる。また、ユーザは、同様でも類似でもないと判断すると、電話やインターネットを用いてサポートセンターに問い合わせを行うことができる。
【0110】
次に、画像形成装置9が履歴情報を表示する動作について、図面を参照して説明する。
【0111】
図13は、第一の実施形態に係る問い合わせ履歴一覧表示処理のシーケンスの一例を示す図である。
【0112】
ユーザからパネル表示を開始する操作を受けて、画像形成装置9の操作受付部936は、パネル表示部940aに対するユーザの操作として、履歴情報を取得する操作を受け付ける(ステップS101)。そして、受け付けた操作に対応する通知を履歴情報取得部92に出力する。
【0113】
次に、履歴情報取得部92は、送受信部91を介して、画像形成装置9の機体番号とともに、履歴情報の送信を要求する信号を管理装置5に送信する(ステップS102)。
【0114】
管理装置5の履歴情報読出部53は、送受信部54を介して、履歴情報の送信を要求する信号を受信し、受信した機体番号に基づいて、履歴情報格納部52から履歴情報を読み出す(ステップS103)。
【0115】
続いて、履歴情報読出部53は、送受信部54を介して、履歴情報格納部52から読み出した履歴情報を画像形成装置9に送信する(ステップS104)。
【0116】
画像形成装置9の履歴情報取得部92は、送受信部91を介して、履歴情報を取得する(ステップS105)。
【0117】
表示部935は、履歴情報取得部92が取得した履歴情報を、パネル表示部940aに一覧表示させる(ステップS106)。
【0118】
このようにして、画像形成装置9は、画像形成装置9についての問い合わせの履歴情報を取得し、表示させることができる。
【0119】
次に、カスタマエンジニアとユーザとの間の通話内容を管理装置5に追加する動作について、図面を参照して説明する。
【0120】
前提として、ユーザから問い合わせを受けたオペレータの操作によって、オペレータ端末3は、履歴情報の登録を管理装置5に要求し、管理装置5の履歴情報受付部51は、履歴情報格納部52に履歴情報を格納している。格納されている履歴情報には、項目「問い合わせ番号」、「機体番号」、「日付」、「問い合わせ内容」および「オペレータ対処結果」に値がセットされている。また、項目「CE対処結果」には値がセットされていない。
【0121】
なお、履歴情報受付部51は、履歴情報格納部52に履歴情報を格納する際に、項目「問い合わせ番号」の値を自動で採番し、他の問い合わせと異なる一意の値を決定する。
【0122】
図14は、第一の実施形態に係るCE対処結果登録処理のシーケンスの一例を示す図である。
【0123】
オペレータから対応を依頼されたカスタマエンジニアの操作によって、CE通話端末7は、あらかじめインストールされた専用のアプリケーションを起動してCE対処結果登録処理を開始する。なお、オペレータからの依頼によってカスタマエンジニアは、問い合わせの対象となっている画像形成装置9の機体番号を把握している。そして、CE通話端末7は、カスタマエンジニアの操作によって、機体番号が入力されている。
【0124】
CE通話端末7は、音声認識装置2への通話データの送信を開始する。具体的には、CE通話端末7は、連続して送信される通話データのうちの最初のデータを示す開始データを送信する(ステップS201)。
【0125】
音声認識装置2の通話データ取得部21は、受信した通話データ(開始データ)をユーザ通話端末4に転送する(ステップS202)。そして、テキスト変換部22は、テキスト変換を開始する(ステップS203)。
【0126】
具体的には、通話データ取得部21は、CE通話端末7から受信したカスタマエンジニアの発した音声と、ユーザ通話端末4から受信したユーザの発した音声と、を含む通話データを取得する。なお、通話データ取得部21は、CE通話端末7から受信したカスタマエンジニアの発した音声のみを取得しても良い。
【0127】
テキスト変換部22は、通話データ取得部21が取得した通話データを、音声認識の技術を適用して解析する。そして、テキスト変換部22は、解析結果に基づいて、通話データをテキストデータに変換する。
【0128】
カスタマエンジニアが通話を終了する操作を行うと、CE通話端末7は、音声認識装置2への通話データの送信を終了する。具体的には、CE通話端末7は、連続して送信される通話データのうちの最後のデータを示す終了データを送信する(ステップS204)。
【0129】
音声認識装置2の通話データ取得部21は、受信した通話データ(終了データ)をユーザ通話端末4に転送する(ステップS205)。そして、テキスト変換部22は、テキスト変換を終了する(ステップS206)。
【0130】
次に、音声認識装置2は、テキスト変換の終了を通知する信号を、CE通話端末7に送信する(ステップS207)。すると、CE通話端末7は、テキストデータを送信する要求を示す信号を、音声認識装置2に送信する(ステップS208)。
【0131】
音声認識装置2は、要求の応答として、テキストデータをCE通話端末7に送信する(ステップS209)。
【0132】
CE通話端末7は、受信したテキストデータを画面に表示する(ステップS210)。そして、CE通話端末7は、カスタマエンジニアの操作を受けて、テキストデータを編集する(ステップS211)。
【0133】
具体的には、CE通話端末7は、テキストデータを画面に表示して、カスタマエンジニアに不要なテキストを選択させる。そして、CE通話端末7は、選択されたテキストを削除する。
【0134】
また、CE通話端末7は、カスタマエンジニアに変更するテキストを選択させ、変更後のテキストを入力させる。そして、CE通話端末7は、選択されたテキストを入力されたテキストに変更する。
【0135】
これによって、カスタマエンジニアは、問い合わせとは関係の無い通話データを削除したり、テキスト変換が妥当でない場合に一部のテキストを変更したりすることができる。
【0136】
そして、CE通話端末7は、カスタマエンジニアによる編集の終了を示す操作を受けると、登録を要求する信号(登録要求信号)を音声認識装置2に送信する(ステップS212)。登録要求信号は、履歴情報60のCE対処結果に登録する要求を示す信号であって、編集後のテキストデータと問い合わせ番号とを含む。問い合わせ番号は、前述の通り、カスタマエンジニアによってあらかじめCE通話端末7に入力されている。
【0137】
次に、音声認識装置2の履歴情報更新部23は、履歴情報60の送信を要求する信号(送信要求信号)を管理装置5に送信する(ステップS213)。送信要求信号は、CE通話端末7から受信した問い合わせ番号を含む。
【0138】
管理装置5の履歴情報読出部53は、受信した問い合わせ番号に基づいて、履歴情報を読み出す。そして、送受信部54は、読み出された履歴情報を音声認識装置2に送信する(ステップS214)。
【0139】
音声認識装置2は、受信した履歴情報の項目「CE対処結果」に、ステップS212で受信したテキストデータを追加する(ステップS215)。
【0140】
そして、音声認識装置2は、更新要求信号を管理装置5に送信する(ステップS216)。更新要求信号は、履歴情報の更新を要求する信号である。更新要求信号は、テキストデータが追加された履歴情報を含む。
【0141】
管理装置5の履歴情報受付部51は、履歴情報を受信して、受信した履歴情報で履歴情報格納部52を更新する(ステップS217)。これによって、履歴情報受付部51は、テキストデータと機体番号とを対応付けて、履歴情報として履歴情報格納部52に格納する。
【0142】
以上のように、CE対処結果登録処理によって、ユーザサポートシステム1は、カスタマエンジニアとユーザとの間で行われた通話の内容を履歴情報に追加することができる。
【0143】
本実施形態に係るユーザサポートシステム1によれば、カスタマエンジニアは、オペレータ端末3またはその他の端末を使用して、通話の結果を別途履歴情報に追加する作業を行う必要が無く、作業の負担が軽減される。
【0144】
また、仮に、カスタマエンジニアが、ユーザとの通話から時間が経過してから、通話の結果を履歴情報に追加すると、履歴情報の正確性が低下する可能性がある。それに対して、本実施形態に係るユーザサポートシステム1によれば、通話データをテキスト変換したテキストデータに基づいて履歴情報が更新されるため、履歴情報の正確性が低下するリスクは軽減される。
【0145】
本実施形態に係るユーザサポートシステム1によれば、音声認識装置2は、CE通話端末7とユーザとの間で送受信される通話データを中継するため、音声認識装置2に通話データを別途送信する必要が無く、通信データ量を抑制できる。
【0146】
(第二の実施形態)
以下に図面を参照して、第二の実施形態について説明する。第二の実施形態では、CE通話端末7が通話後のデータを音声認識装置2に送信する点が、第一の実施形態と相違する。以下の第二の実施形態の説明では、第一の実施形態との相違点について説明し、第一の実施形態と同様の機能構成を有するものには、第一の実施形態の説明で用いた符号と同様の符号を付与し、その説明を省略する。
【0147】
図15は、第二の実施形態に係るユーザサポートシステムのシステム構成の一例を示す図である。
【0148】
本実施形態に係るユーザサポートシステム1のユーザ通話端末4とCE通話端末7とは、電話網200を介して音声の送受信を行う。CE通話端末7は、ユーザとカスタマエンジニアとの通話を録音して、通話後に録音した通話の内容を示す通話データを、通信ネットワーク100を介して音声認識装置2に送信する。
【0149】
次に、本実施形態において、カスタマエンジニアとユーザとの間の通話内容を管理装置5に追加する動作について、図面を参照して説明する。
【0150】
図16は、第二の実施形態に係るCE対処結果登録処理のシーケンスの一例を示す図である。
【0151】
オペレータから対応を依頼されたカスタマエンジニアの操作によって、CE通話端末7は、CE対処結果登録処理を開始する。CE通話端末7は、電話機能を実行して、ユーザ通話端末4に対する通話電波の送信を開始する(ステップS301)。
【0152】
そして、CE通話端末7は、通話内容の録音を開始する(ステップS302)。録音される通話内容は、カスタマエンジニアの発した音声と、ユーザ通話端末4から受信したユーザの発した音声と、を含む。なお、録音される通話内容は、カスタマエンジニアの発した音声のみであっても良い。
【0153】
カスタマエンジニアが通話を終了する操作を行うと、CE通話端末7は、ユーザ通話端末4に対する通話電波の送信を終了する(ステップS303)。そして、CE通話端末7は、通話内容の録音を終了する(ステップS304)。
【0154】
次に、CE通話端末7は、録音した通話内容を示す通話データを、音声認識装置2に送信する(ステップS305)。音声認識装置2の通話データ取得部21は、通話データを受信する。
【0155】
テキスト変換部22は、通話データ取得部21が取得した通話データを、音声認識の技術を適用して解析する。そして、テキスト変換部22は、解析結果に基づいて、通話データをテキストデータに変換する(ステップS306)。
【0156】
以下、ステップS307からステップS317までの処理は、第一の実施形態に係るCE対処結果登録処理のステップS207からステップS217までの処理と同じである。
【0157】
本実施形態に係るユーザサポートシステム1によれば、CE通話端末7に通常の携帯電話、スマートフォンに搭載されている通話機能と同じ通話機能を使用して、電話網200を介してユーザと通話することができる。これによって、カスタマエンジニアがユーザとの通話のための専用のアプリケーションをCE通話端末7に起動させる必要が無く、利便性が損なわれにくい。
【0158】
上述した各実施形態において、履歴情報60の項目「CE対処結果」の値は、カスタマエンジニアとユーザとの間で送受信された通話データに基づいて登録される例を示した。さらに、カスタマエンジニアが、画像形成装置9を検査または修理することによって問題を解決した場合には、カスタマエンジニアがオペレータ端末3またはその他の履歴情報の登録用の端末を使用して、履歴情報を登録しても良い。
【0159】
このようにすれば、項目「CE対処結果」の値を入力する方法を、状況に応じて柔軟に選択することができる。
【0160】
上述した各実施形態において、音声認識装置2の通話データ取得部21が取得する通話データが、カスタマエンジニアとユーザとの通話の内容を示すデータである例を示した。しかし、通話データは、問い合わせに対する対処の方法を含む、ユーザとの通話の内容を示すデータであれば、誰が相手であっても良い。問い合わせに対する対処の方法を履歴情報に含めることによって、ユーザがその履歴情報を閲覧した際に、困り事を解決できる可能性があるため、ユーザからのサポートセンターへの問い合わせを抑制することができる。
【0161】
上述した各実施形態に係るCE対処結果登録処理において、オペレータによって登録された履歴情報60を更新する例を示した。しかし、本発明の範囲はこれに限られず、履歴情報60が未登録の段階で、管理装置5が、新規に履歴情報60を登録しても良い。
【0162】
この場合、CE通話端末7にはあらかじめ問い合わせ番号が入力されないため、CE通話端末7は、ステップS212またはステップS312の処理において、問い合わせ番号を送信しない。
【0163】
また、音声認識装置2は、ステップS213からステップS215までの処理、またはステップS313からステップS315までの処理を省略し、ステップS216またはステップS316の処理に替えて、履歴情報の登録を要求する信号(登録要求信号)を、管理装置5に送信する。なお、登録要求信号は、テキストデータと機体番号とを含む。
【0164】
管理装置5の履歴情報受付部51は、登録要求信号を受信すると、ステップS217またはステップS317の処理に替えて、履歴情報を登録する処理を実行する。具体的には、履歴情報受付部51は、履歴情報格納部52に履歴情報を格納する際に、項目「問い合わせ番号」の値を自動で採番し、他の問い合わせと異なる一意の値を決定する。
【0165】
そして、履歴情報受付部は、履歴情報60を履歴情報格納部52に格納する。格納される履歴情報60の項目「問い合わせ番号」の値は、上述した処理で決定した値である。また、項目「機体番号」および項目「CE対処結果」の値は、音声認識装置2から受信した機体番号およびテキストデータである。項目「日付」、項目「問い合わせ内容」の値は、オペレータから情報を取得して、カスタマエンジニアがCE通話端末7を介して入力した値であって良い。
【0166】
上述した各実施形態に係る問い合わせ履歴一覧表示処理のステップS103において、管理装置5の履歴情報読出部53が、履歴情報格納部52から読み出した履歴情報60のうち、項目「CE対処結果」の値を変形しても良い。具体的には、管理装置5は、あらかじめカスタマエンジニアが使用する用語と、ユーザが使用する用語と、を対応させた変換データを記憶する。
【0167】
図17は、変形例に係る変換データの一例を示す図である。
【0168】
変換データ70は、項目として、「CE用語」と、「ユーザ用語」とを含む。
【0169】
項目「CE用語」の値は、カスタマエンジニアが使用する用語である。
【0170】
項目「ユーザ用語」の値は、ユーザが使用する用語である。
【0171】
履歴情報読出部53は、読み出した履歴情報60の項目「CE対処結果」の値に、変換データ70の項目「CE用語」の値が含まれる場合には、項目「CE用語」の値に相当するテキストを、項目「ユーザ用語」の値に相当するテキストに変換する。
【0172】
例えば、履歴情報読出部53が読み出した履歴情報60の項目「CE対処結果」の値が、「○○のトナーコントロールによって解決済み」である場合、履歴情報読出部53は、図17に示した変換データ70の第1レコードを参照して、項目「CE対処結果」の値を、「トナーコントロール」を「濃度調整」に変換した「○○の濃度調整によって解決済み」というテキストに変換する。
【0173】
そして、送受信部54は、ステップS104の処理において、変換後の履歴情報60を画像形成装置9に送信する。
【0174】
このようにすれば、カスタマエンジニアが、特定の企業内でのみ使用されている用語、技術者用語などを使用した場合であっても、画像形成装置9は、ユーザが使用する用語の履歴情報を表示させるため、ユーザの利便性を向上させることができる。
【0175】
変換データ70は、機械学習の学習効果によって生成されたものでもよい。また、カスタマエンジニアが使用する用語とユーザが使用する用語とを機械学習にて分類付けすることで、変換データ70を使用しなくてもよい。
【0176】
ここで、機械学習とは、コンピュータに人のような学習能力を獲得させるための技術であり、コンピュータが、データ識別等の判断に必要なアルゴリズムを、事前に取り込まれる学習データから自律的に生成し、新たなデータについてこれを適用して予測を行う技術のことをいう。機械学習のための学習方法は、教師あり学習、教師なし学習、半教師学習、強化学習、深層学習のいずれの方法でもよく、さらに、これらの学習方法を組み合わせた学習方法でもよく、機械学習のための学習方法は問わない。
【0177】
上述した実施形態のCE対処結果登録処理において、CE通話端末7を使用してテキストデータを編集する例を示した。これによって、通話の開始直後等、履歴として不要な部分を削除し、履歴として必要な部分のみを残すことができる。
【0178】
さらに、音声認識装置2が、機械学習によって不要な部分と必要な部分とを分類し、不要な部分を削除するようにしても良い。具体的には、音声認識装置2は、機械学習によって生成された、不要な部分と必要な部分とを分類するための学習済みモデルを記憶する。そして、音声認識装置2は、学習済みモデルを参照して、テキストデータの不要な部分を判断し、不要な部分を削除したテキストデータを履歴情報60に追加する。
【0179】
これによって、第一の実施形態に係るCE対処結果登録処理のステップS207からステップS212までの処理、または第二の実施形態に係るCE対処結果登録処理のステップS307からステップS312までの処理は省略することができる。その場合、CE通話端末7は、通話の開始前、終了後等のいずれかのタイミングで、問い合わせ番号を音声認識装置2に送信すれば良い。
【0180】
このようにすれば、カスタマエンジニアの作業の負荷がさらに軽減される。
【0181】
上述した実施形態において説明したCE通話端末7の有する機能を、オペレータ通話端末6が有していても良い。これによって、オペレータとユーザとの間の通話内容を音声認識装置2がテキストデータに変換する。そして、管理装置5の履歴情報受付部51が、変換後のテキストデータを、履歴情報60の項目「オペレータ対処結果」等の値として、履歴情報格納部52に格納しても良い。
【0182】
上述の実施形態に記載された装置群は、本明細書に開示された実施形態を実施するための複数のコンピューティング環境のうちの1つを示すものにすぎない。
【0183】
ある実施形態では、音声認識装置2または管理装置5は、サーバクラスタといった複数のコンピューティングデバイスを含む。複数のコンピューティングデバイスは、ネットワークや共有メモリなどを含む任意のタイプの通信リンクを介して互いに通信するように構成されており、本明細書に開示された処理を実施する。
【0184】
さらに、音声認識装置2および管理装置5は、開示された処理ステップ、例えば図14または図16に示したCE対処結果登録処理を様々な組み合わせで共有するように構成できる。例えば、ステップS215またはステップS315のCE対処結果の追加のプロセスは、管理装置5によって実行され得る。また、音声認識装置2と管理装置5の各要素は、1つのサーバ装置にまとめられていても良いし、複数の装置に分けられていても良い。
【0185】
また、サポートの対象の装置は、通信機能を備えた装置であれば、画像形成機能を有する装置に限られない。サポートの対象の装置は、例えば、PJ(Projector:プロジェクタ)、IWB(Interactive White Board:相互通信が可能な電子式の黒板機能を有する白板)、デジタルサイネージ等の出力装置、テレビ会議システム、HUD(Head Up Display)装置、産業機械、撮像装置、集音装置、医療機器、ネットワーク家電、自動車(Connected Car)、ノートPC(Personal Computer)、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPCまたはデスクトップPC等であってもよい。
【0186】
また、サポートの対象の装置である画像形成装置9が、送受信部91、履歴情報取得部92および表示部935を備える例を示したが、これらの機能を別の装置が備えても良い。例えば、ユーザ通話端末4が、これらの機能を備えても良い。
【0187】
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
【0188】
以上、各実施形態に基づき本発明の説明を行ってきたが、上記実施形態に示した要件に本発明が限定されるものではない。これらの点に関しては、本発明の主旨をそこなわない範囲で変更することができ、その応用形態に応じて適切に定めることができる。
【符号の説明】
【0189】
1 ユーザサポートシステム
2 音声認識装置
3 オペレータ端末
4 ユーザ通話端末
5 管理装置
6 オペレータ通話端末
7 CE通話端末
9 画像形成装置
21 通話データ取得部
22 テキスト変換部
23 履歴情報更新部
51 履歴情報受付部
52 履歴情報格納部
53 履歴情報読出部
54 送受信部
91 送受信部
92 履歴情報取得部
93 操作部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0190】
【文献】特開2016-192714号公報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17