IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 藤森工業株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-液体用包装体 図1
  • 特許-液体用包装体 図2
  • 特許-液体用包装体 図3
  • 特許-液体用包装体 図4
  • 特許-液体用包装体 図5
  • 特許-液体用包装体 図6
  • 特許-液体用包装体 図7
  • 特許-液体用包装体 図8
  • 特許-液体用包装体 図9
  • 特許-液体用包装体 図10
  • 特許-液体用包装体 図11
  • 特許-液体用包装体 図12
  • 特許-液体用包装体 図13
  • 特許-液体用包装体 図14
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-21
(45)【発行日】2024-03-01
(54)【発明の名称】液体用包装体
(51)【国際特許分類】
   B65D 77/06 20060101AFI20240222BHJP
【FI】
B65D77/06 L
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020029468
(22)【出願日】2020-02-25
(65)【公開番号】P2021133939
(43)【公開日】2021-09-13
【審査請求日】2023-01-24
(73)【特許権者】
【識別番号】000224101
【氏名又は名称】藤森工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100165179
【弁理士】
【氏名又は名称】田▲崎▼ 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100140774
【弁理士】
【氏名又は名称】大浪 一徳
(74)【代理人】
【識別番号】100155066
【弁理士】
【氏名又は名称】貞廣 知行
(72)【発明者】
【氏名】矢野 貴之
【審査官】宮崎 基樹
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-013333(JP,A)
【文献】米国特許第06554164(US,B1)
【文献】米国特許出願公開第2013/0341354(US,A1)
【文献】国際公開第2009/113920(WO,A1)
【文献】特開2016-036415(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 77/06
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フィルムで構成され、内容液を収容する内容器と、
一対のパネルを備え、前記パネル間に前記内容器を収容する外容器と、
前記内容器に接続された複数の管路と、
を備え、
一対の前記パネルは、それぞれ主板部を有し、一対の前記主板部は、内部空間を隔てて内面が向かい合い、
一対の前記パネルのうち少なくとも一方は、前記主板部の周縁から他方の前記パネルに向けて突出する周板部を有し、
一対の前記パネルのうち少なくとも一方は、前記主板部の内面に、他方の前記パネルに向けて突出して形成されて前記内容器が前記内面に沿って移動するのを規制する規制壁を有し、
前記規制壁は、前記内部空間に、前記内容器を収容する収容空間を画成し、
前記周板部に、前記管路を前記外容器の外に導く切欠きである挿通部が形成され
前記内容器は、第1方向に沿う直線状の下縁部と、前記第1方向に直交する第2方向に沿う一対の側縁部とを有し、
複数の前記管路は、前記内容液を前記内容器に導入する導入管路と、前記内容液を前記内容器から導出する導出管路と、を含み、
前記導入管路と前記導出管路とは、前記第1方向に間隔をあけて前記下縁部に接続され、
前記周板部は、
前記第1方向に沿って形成され、前記挿通部が形成された第1端板部と、
前記第1端板部の両方の端部からそれぞれ前記第2方向に沿って延出する第1側板部および第2側板部と、を有し、
前記規制壁は、
前記第1方向に沿って形成された第1端壁と、
前記第1端壁の両方の端部からそれぞれ前記第2方向に沿って延出する第1側壁および第2側壁と、を有する、
液体用包装体。
【請求項2】
前記第1側壁と前記第2側壁とは、前記収容空間を介して向かい合い、
前記第1側壁は、前記第1側板部から間隔をおいて形成され、
前記第2側壁は、前記第2側板部から間隔をおいて形成されている、請求項1記載の液体用包装体。
【請求項3】
前記内容器は、重ね合わされた2つの前記フィルムで構成され、
2つの前記フィルムの間に、前記内容液を収容する収容部が形成され、
前記フィルムは、前記収容部から外れた位置に、位置決め用係止孔を有し、
一対の前記パネルのうち少なくとも一方のパネルの前記主板部に、前記位置決め用係止孔に係止する位置決め用係止突起が形成されている、請求項1または2に記載の液体用包装体。
【請求項4】
一対の前記パネルのうち一方に、1または複数の嵌合凹部が形成され、
一対の前記パネルの他方に、前記嵌合凹部に着脱可能に嵌合する1または複数の嵌合凸部が形成されている、請求項1~3のうちいずれか1項に記載の液体用包装体。
【請求項5】
一対の前記パネルに、吊持用フックが係止する1または複数のフック用係止孔が形成されている、請求項1~4のうちいずれか1項に記載の液体用包装体。
【請求項6】
一対の前記パネルに、棒材が挿通可能な貫通孔が厚さ方向に貫通して形成されている、請求項1~5のうちいずれか1項に記載の液体用包装体。
【請求項7】
前記外容器に、前記内容器内の内容液の量を表す目盛りが形成されている、請求項1~6のうちいずれか1項に記載の液体用包装体。
【請求項8】
前記外容器に、窓部が形成されている、請求項1~7のうちいずれか1項に記載の液体用包装体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体用包装体に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、医薬品などに用いられる液体を包装する包装体としては、プラスチックフィルムで構成された可撓性の容器がある(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2016-155864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記包装体は可撓性容器であるため形状が安定しにくく、保管、輸送等の際に不便が生じている。そのため、取り扱い性の点で改善が求められていた。
【0005】
本発明の一態様は、取り扱い性に優れた液体用包装体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、フィルムで構成され、内容液を収容する内容器と、一対のパネルを備え、前記パネル間に前記内容器を収容する外容器と、前記内容器に接続された1または複数の管路と、を備え、一対の前記パネルは、それぞれ主板部を有し、一対の前記主板部は、内部空間を隔てて内面が向かい合い、一対の前記パネルのうち少なくとも一方は、前記主板部の周縁から他方の前記パネルに向けて突出する周板部を有し、一対の前記パネルのうち少なくとも一方は、前記主板部の内面に、他方の前記パネルに向けて突出して形成されて前記内容器が前記内面に沿って移動するのを規制する規制壁を有し、前記規制壁は、前記内部空間に、前記内容器を収容する収容空間を画成し、前記周板部に、前記管路を前記外容器の外に導く切欠きである挿通部が形成されている、液体用包装体を提供する。
【0007】
前記周板部は、前記挿通部が形成された第1端板部と、前記第1端板部の両方の端部からそれぞれ前記第1端板部に対して交差する方向に延出する第1側板部および第2側板部と、前記第1側板部および前記第2側板部の延出方向の端部どうしを結ぶ第2端板部と、を備え、前記規制壁は、前記収容空間を介して向かい合う第1側壁および第2側壁を備え、前記第1側壁は、前記第1側板部から間隔をおいて形成され、前記第2側壁は、前記第2側板部から間隔をおいて形成されていることが好ましい。
【0008】
前記内容器は、重ね合わされた2つの前記フィルムで構成され、2つの前記フィルムの間に、前記内容液を収容する収容部が形成され、前記フィルムは、前記収容部から外れた位置に、位置決め用係止孔を有し、一対の前記パネルのうち少なくとも一方のパネルの前記主板部に、前記位置決め用係止孔に係止する位置決め用係止突起が形成されていることが好ましい。
【0009】
前記液体用包装体は、一対の前記パネルのうち一方に、1または複数の嵌合凹部が形成され、一対の前記パネルの他方に、前記嵌合凹部に着脱可能に嵌合する1または複数の嵌合凸部が形成されていることが好ましい。
【0010】
前記液体用包装体は、一対の前記パネルに、吊持用フックが係止する1または複数のフック用係止孔が形成されていることが好ましい。
【0011】
前記液体用包装体は、一対の前記パネルに、棒材が挿通可能な貫通孔が厚さ方向に貫通して形成されていることが好ましい。
【0012】
前記液体用包装体は、前記外容器に、前記内容器内の内容液の量を表す目盛りが形成されていてもよい。
【0013】
前記液体用包装体は、前記外容器に、窓部が形成されていてもよい。
【発明の効果】
【0014】
本発明の一態様によれば、取り扱い性に優れた液体用包装体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
図1】実施形態の液体用包装体の平面図である。
図2図1に示す液体用包装体の拡大した平面図である。
図3図1に示す液体用包装体の模式的な斜視図である。
図4図1に示す液体用包装体の模式的な斜視図である。
図5図1に示す液体用包装体の分解図である。
図6図1に示す液体用包装体の内容器の平面図である。
図7図1に示す液体用包装体の外容器の第1パネルを内面から見た平面図である。
図8図1に示す液体用包装体の外容器の第2パネルを内面から見た平面図である。
図9図1に示す液体用包装体の第1使用例を示す模式図である。
図10図1に示す液体用包装体の第2使用例を示す模式図である。
図11図1に示す液体用包装体の第1変形例を示す模式図である。
図12】(A)図1に示す液体用包装体の第2変形例を示す模式図である。(B)液体用包装体の第2変形例の拡大図である。
図13図1に示す液体用包装体の第3変形例を示す模式図である。
図14図1に示す液体用包装体の第4変形例を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
[液体用包装体]
図1は、実施形態の液体用包装体10の平面図である。図2は、液体用包装体10の拡大した平面図である。図2は、図1のA部分を拡大した図である。図3および図4は、液体用包装体10の模式的な斜視図である。図3は、内容器1に内容液(液体)が充填されていない状態を示す。図4は、内容器1に内容液(液体)が充填されている状態を示す。図5は、液体用包装体10の分解図である。図6は、内容器1の平面図である。図7は、外容器2の第1パネル21を内面から見た平面図である。図8は、外容器2の第2パネル22を内面から見た平面図である。
【0017】
以下、図1に即して液体用包装体10における位置関係を仮に規定する。図1における左右方向をX方向という。図1における上下方向をY方向という。図1においては、第2端板部24d,124dは、第1端板部24a,124aに対して上方に位置する。フィルム11に対して垂直な方向から見ることを平面視という。なお、ここで定めた位置関係は、液体用包装体10の使用時の姿勢を限定しない。
【0018】
図1図5に示すように、液体用包装体10は、内容器1と、外容器2と、一対の管路3,3とを備える。
図1および図6に示すように、内容器1は、2つのフィルム11,11を備える。フィルム11,11は、重ねあわされている。フィルム11,11は、矩形状(詳しくは、長方形状)とされている。フィルム11,11の短手方向はX方向に一致する。フィルム11,11の長手方向はY方向に一致する。
【0019】
フィルム11,11には、下端シール部11aと、第1側端シール部11bと、第2側端シール部11cと、上端シール部11dと、中間シール部11eとが形成されている。シール部11a,11b,11c,11d,11eは、フィルム11,11どうしがシールされて形成されている。図1図5および図6では、シール部にハッチングが付されている。
【0020】
下端シール部11aは、フィルム11,11の下縁部に、その全長にわたって、X方向に沿って形成されている。第1側端シール部11bは、フィルム11,11の一方の側縁部に、その全長にわたって、Y方向に沿って形成されている。第2側端シール部11cは、フィルム11,11の他方の側縁部に、その全長にわたって、Y方向に沿って形成されている。上端シール部11dは、フィルム11,11の上縁部に、その全長にわたって、X方向に沿って形成されている。中間シール部11eは、図1において上端シール部11dより下方の位置に、上端シール部11dから間隔をおいて形成されている。中間シール部11eは、第1側端シール部11bから第2側端シール部11cにかけて、X方向に沿って形成されている。
【0021】
フィルム11,11の間には、収容部10aが形成されている。収容部10aは、フィルム11,11がシールされず、相互に分離可能に重なり合う部分である。収容部10aは、下端シール部11aと、側端シール部11b,11cと、中間シール部11eとによって囲まれた部分である。収容部10aは、平面視において矩形状である。収容部10aには、内容液を充填することができる。
【0022】
フィルム11,11には、位置決め用係止孔11fが形成されている。位置決め用係止孔11fは、例えば、平面視において円形状の孔である。位置決め用係止孔11fは、上端シール部11dと中間シール部11eとの間に形成されている。位置決め用係止孔11fは、例えば、X方向の中央に形成されている。
【0023】
フィルム11,11として使用されるフィルムは、特に限定されない。このフィルムとしては、基材フィルムに、シーラント層を積層した積層体が挙げられる。基材フィルムとしては、二軸延伸ポリプロピレン、二軸延伸ポリアミド、二軸延伸ポリエステル等の樹脂フィルムを使用できる。シーラント層としては、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂を使用できる。フィルムには、気体、紫外線などのバリア性を高めるため、アルミニウム箔等の金属箔;金属蒸着層;セラミック等の無機質蒸着層;エチレン-ビニルアルコール共重合体フィルムなどを積層してもよい。
【0024】
図3および図5に示すように、外容器2は、一対のパネル21,22を備える。パネル21,22のうち一方を第1パネル21という。パネル21,22のうち他方を第2パネル22という。第1パネル21と第2パネル22とは、第1主板部23の内面23aと、第2主板部123の内面123aとが、内部空間29を隔てて向かい合うように配置されている。
【0025】
パネル21,22は、透明であることが好ましい。透明とは、例えば、パネル21,22の厚さ方向の可視光(波長380~750nm)の透過率が、可視光の全波長範囲において80%以上であることをいう。可視光透過率は、例えば分光光度計(日本分光株式会社、分光光度計V-670)によって測定できる。パネル21,22が透明であると、内容器1を視認しやすくなる。
【0026】
図7に示すように、第1パネル21は、第1主板部23(主板部)と、第1周板部24(周板部)と、第1規制壁25(規制壁)とを備える。
第1主板部23は、平板状に形成されている。第1主板部23は、平面視において矩形状(詳しくは、長方形状)とされている。第1主板部23の長手方向はX方向に一致する。第1主板部23の短手方向はY方向に一致する。
第1主板部23の内面23aには、位置決め用係止孔11fに挿入されて係止する位置決め用係止突起23bが形成されている。位置決め用係止突起23bは、内面23aから、第2パネル22に向けて突出する。位置決め用係止突起23bは、例えば、突出方向に沿う中心軸を有する円柱状とされる。
【0027】
第1周板部24は、第1主板部23の周縁に沿って矩形枠状に形成されている。第1周板部24は、第1主板部23の周縁から第2パネル22に向けて突出して形成されている。
【0028】
第1周板部24は、第1端板部24aと、第1側板部24bと、第2側板部24cと、第2端板部24dとを備える。
第1端板部24aは、第1主板部23の下縁部に、その全長にわたって、X方向に沿って形成されている。第1端板部24aは、第1主板部23の下縁部から、第1主板部23に対して垂直に、第2パネル22に向けて突出する。
第1端板部24aには、2つの挿通部24e,24fが形成されている。挿通部24e,24fは、切欠きであり、管路3,3が挿通可能である。挿通部24e,24fは、管路3,3を外容器2の外に導くことができる。2つの挿通部24e,24fは、X方向に間隔をおいて形成されている。
【0029】
第1側板部24bは、第1主板部23の一方の側縁部に、その全長にわたって、Y方向に沿って形成されている。第1側板部24bは、第1主板部23の一方の側縁部から、第1主板部23に対して垂直に、第2パネル22に向けて突出する。
第2側板部24cは、第1主板部23の他方の側縁部に、その全長にわたって、Y方向に沿って形成されている。第2側板部24cは、第1主板部23の他方の側縁部から、第1主板部23に対して垂直に、第2パネル22に向けて突出する。
第1側板部24bおよび第2側板部24cは、第1端板部24aの両方の端部24a1,24a2からそれぞれ第1端板部24aに対して交差する方向(図7における上方)に延出している。
【0030】
第2端板部24dは、第1主板部23の上縁部に、その全長にわたって、X方向に沿って形成されている。第2端板部24dは、第1主板部23の上縁部から、第1主板部23に対して垂直に、第2パネル22に向けて突出する。
第2端板部24dは、第1側板部24bおよび第2側板部24cの延出方向の端部(上端部24b1,24c1)どうしを結んで形成されている。
【0031】
第1規制壁25は、矩形枠状に形成されている。第1規制壁25は、第1主板部23の内面23aに、第2パネル22に向けて突出して形成されている。第1規制壁25は、第1端壁25aと、第1側壁25bと、第2側壁25cと、第2端壁25dとを備える。第1規制壁25は、平面視において、第1周板部24の内側に形成されている。第1規制壁25は、内容器1が内面23aに沿って移動するのを規制する。
【0032】
第1端壁25aは、第1主板部23の内面23aに、第1主板部23に対して垂直に、第2パネル22に向けて突出して形成されている。第1端壁25aは、X方向に沿って形成されている。第1端壁25aは、第1端板部24aの内側面に、第1端板部24aと一体に設けられている。第1端壁25aは、外方(端壁25a,25dが互いに離れる方向)への内容器1の移動を規制する。
【0033】
第1端壁25aには、2つの挿通部25e,25fが形成されている。挿通部25e,25fは、切欠きであり、管路3,3が挿通可能である。挿通部25e,25fは、それぞれ第1端板部24aに形成された挿通部24e,24fとX方向の位置が一致している。挿通部25e,25fは、管路3,3を外容器2の外に導くことができる。
【0034】
第1側壁25bは、第1主板部23の内面23aに、第1主板部23に対して垂直に、第2パネル22に向けて突出して形成されている。第1側壁25bは、Y方向に沿って形成されている。第1側壁25bは、第1側板部24bの内方に、第1側板部24bから間隔をおいて形成されている。ここでいう内方とは、第1側板部24bと第2側板部24cとが互いに近づく方向である。第1側壁25bは、外方(内方と反対の方向)への内容器1の移動を規制する。
【0035】
第2側壁25cは、第1主板部23の内面23aに、第1主板部23に対して垂直に、第2パネル22に向けて突出して形成されている。第2側壁25cは、Y方向に沿って形成されている。第2側壁25cは、第2側板部24cの内方に、第2側板部24cから間隔をおいて形成されている。第1側壁25bは、外方(内方と反対の方向)への内容器1の移動を規制する。
第1側壁25bと第2側壁25cとは、収容空間30を介して向かい合う。
【0036】
第1側壁25bおよび第2側壁25cは、第1端壁25aの両方の端部25a1,25a2からそれぞれ第1端壁25aに対して交差する方向(図7における上方)に延出している。
【0037】
第2端壁25dは、第1主板部23の内面23aに、第1主板部23に対して垂直に、第2パネル22に向けて突出して形成されている。第2端壁25dは、X方向に沿って形成されている。
第2端壁25dは、第1側壁25bおよび第2側壁25cの延出方向の端部(上端部25b1,25c1)どうしを結んで形成されている。第2端壁25dは、第2端板部24dの内側面に、第2端板部24dと一体に設けられている。第2端壁25dは、外方(端壁25a,25dが互いに離れる方向)への内容器1の移動を規制する。
【0038】
第1端壁25aと第2端壁25dとの距離は、内容器1のY方向の寸法と同じ、または内容器1のY方向の寸法より大きい。第1側壁25bと第2側壁25cとの距離は、内容器1のX方向の寸法と同じ、または内容器1のX方向の寸法より大きい。
【0039】
第1パネル21の内面には、4つの角部(隅部)にそれぞれ嵌合凹部26が形成されている。嵌合凹部26は、第1パネル21を貫通する嵌合孔であってもよい。
【0040】
図8に示すように、第2パネル22は、第2主板部123(主板部)と、第2周板部124(周板部)と、第2規制壁125(規制壁)とを備える。
第2主板部123は、平板状に形成されている。第2主板部123は、平面視において矩形状(詳しくは、長方形状)とされている。X方向は、第2主板部123の長手方向である。Y方向は、第2主板部123の短手方向である。
第2主板部123の内面123aには、位置決め用係止孔11fに挿入されて係止する位置決め用係止突起123bが形成されている。位置決め用係止突起123bは、内面123aから、第1パネル21に向けて突出する。位置決め用係止突起123bは、例えば、突出方向に沿う中心軸を有する円柱状とされる。
【0041】
第2周板部124は、第2主板部123の周縁に沿って矩形枠状に形成されている。第2周板部124は、第2主板部123の周縁から第1パネル21に向けて突出して形成されている。
【0042】
第2周板部124は、第1端板部124aと、第1側板部124bと、第2側板部124cと、第2端板部124dとを備える。
第1端板部124aは、第2主板部123の下縁部に、その全長にわたって、X方向に沿って形成されている。第1端板部124aは、第2主板部123の下縁部から、第2主板部123に対して垂直に、第1パネル21に向けて突出する。
第1端板部124aには、2つの挿通部124e,124fが形成されている。挿通部124e,124fは、切欠きであり、管路3,3が挿通可能である。挿通部124e,124fは、管路3,3を外容器2の外に導くことができる。2つの挿通部124e,124fは、X方向に間隔をおいて形成されている。
【0043】
第1側板部124bは、第2主板部123の一方の側縁部に、その全長にわたって、Y方向に沿って形成されている。第1側板部124bは、第2主板部123の一方の側縁部から、第2主板部123に対して垂直に、第1パネル21に向けて突出する。
第2側板部124cは、第2主板部123の他方の側縁部に、その全長にわたって、Y方向に沿って形成されている。第2側板部124cは、第2主板部123の他方の側縁部から、第2主板部123に対して垂直に、第1パネル21に向けて突出する。
第1側板部124bおよび第2側板部124cは、第1端板部124aの両方の端部124a1,124a2からそれぞれ第1端板部124aに対して交差する方向(図8における上方)に延出している。
【0044】
第2端板部124dは、第2主板部123の上縁部に、その全長にわたって、X方向に沿って形成されている。第2端板部124dは、第2主板部123の上縁部から、第2主板部123に対して垂直に、第1パネル21に向けて突出する。
第2端板部124dは、第1側板部124bおよび第2側板部124cの延出方向の端部(上端部124b1,124c1)どうしを結んで形成されている。
【0045】
第1端板部124a、第1側板部124b、第2側板部124cおよび第2端板部124dは、それぞれ第1パネル21の第1端板部24a、第1側板部24b、第2側板部24cおよび第2端板部24dに対向する位置に形成されている。
第1周板部24および第2周板部124は、内部空間29を画成する。
【0046】
第2規制壁125は、矩形枠状に形成されている。第2規制壁125は、第2主板部123の内面123aに、第1パネル21に向けて突出して形成されている。第2規制壁125は、第1端壁125aと、第1側壁125bと、第2側壁125cと、第2端壁125dとを備える。第2規制壁125は、平面視において、第2周板部124の内側に形成されている。第2規制壁125は、内容器1が内面123aに沿って移動するのを規制する。
【0047】
第1端壁125aは、第2主板部123の内面123aに、第2主板部123に対して垂直に、第1パネル21に向けて突出して形成されている。第1端壁125aは、X方向に沿って形成されている。第1端壁125aは、第1端板部124aの内側面に、第1端板部124aと一体に設けられている。第1端壁125aは、外方(端壁125a,125dが互いに離れる方向)への内容器1の移動を規制する。
【0048】
第1端壁125aには、2つの挿通部125e,125fが形成されている。挿通部125e,125fは、切欠きであり、管路3,3が挿通可能である。挿通部125e,125fは、それぞれ第1端板部124aに形成された挿通部124e,124fとX方向の位置が一致している。挿通部125e,125fは、管路3,3を外容器2の外に導くことができる。
【0049】
第1側壁125bは、第2主板部123の内面123aに、第2主板部123に対して垂直に、第1パネル21に向けて突出して形成されている。第1側壁125bは、Y方向に沿って形成されている。第1側壁125bは、第1側板部124bの内方に、第1側板部124bから間隔をおいて形成されている。ここでいう内方とは、第1側板部124bと第2側板部124cとが互いに近づく方向である。第1側壁125bは、外方(内方と反対の方向)への内容器1の移動を規制する。
【0050】
第2側壁125cは、第2主板部123の内面123aに、第2主板部123に対して垂直に、第1パネル21に向けて突出して形成されている。第2側壁125cは、Y方向に沿って形成されている。第2側壁125cは、第2側板部124cの内方に、第2側板部124cから間隔をおいて形成されている。第1側壁125bは、外方(内方と反対の方向)への内容器1の移動を規制する。
第1側壁125bと第2側壁125cとは、収容空間30を介して向かい合う。
【0051】
第1側壁125bおよび第2側壁125cは、第1端壁125aの両方の端部125a1,125a2からそれぞれ第1端壁125aに対して交差する方向(図8における上方)に延出している。
【0052】
第2端壁125dは、第2主板部123の内面123aに、第2主板部123に対して垂直に、第1パネル21に向けて突出して形成されている。第2端壁125dは、X方向に沿って形成されている。
第2端壁125dは、第1側壁125bおよび第2側壁125cの延出方向の端部(上端部125b1,125c1)どうしを結んで形成されている。第2端壁125dは、第2端板部124dの内側面に、第2端板部124dと一体に設けられている。第2端壁125dは、外方(端壁125a,125dが互いに離れる方向)への内容器1の移動を規制する。
【0053】
第1端壁125aと第2端壁125dとの距離は、内容器1のY方向の寸法と同じ、または内容器1のY方向の寸法より大きい。第1側壁125bと第2側壁125cとの距離は、内容器1のX方向の寸法と同じ、または内容器1のX方向の寸法より大きい。
【0054】
第1端壁125a、第1側壁125b、第2側壁125cおよび第2端壁125dは、それぞれ第1パネル21の第1端壁25a、第1側壁25b、第2側壁25cおよび第2端壁25dに対向する位置に形成されている。第1端壁125a、第1側壁125b、第2側壁125cおよび第2端壁125dと、第1端壁25a、第1側壁25b、第2側壁25cおよび第2端壁25dとは、先端どうしが近接または当接していてもよい。
【0055】
第1規制壁25および第2規制壁125は、内容器1を収容する収容空間30を画成する。収容空間30は、内部空間29の一部である。
【0056】
第2パネル22の内面には、4つの角部(隅部)にそれぞれ嵌合凸部126が形成されている。嵌合凸部126は、第1パネル21の嵌合凹部26に着脱可能に嵌合する。嵌合凸部126が嵌合凹部26に嵌合すると、嵌合凸部126の外周面と嵌合凹部26の内周面とは接触する。嵌合凸部126の外周面と嵌合凹部26の内周面との摩擦力によって、第1パネル21と第2パネル22とは仮止めされる。
【0057】
主板部23,123には、1または複数のフック用係止孔27が形成されている。フック用係止孔27は、主板部23,123を厚さ方向に貫通して形成されている。フック用係止孔27は、例えば、主板部23,123にそれぞれ4つ形成されている。
【0058】
4つのフック用係止孔27のうち2つは、上部フック用係止孔27Aである。上部フック用係止孔27Aは、主板部23,123の上部に形成されている。2つの上部フック用係止孔27Aのうち1つは、平面視において、第1側板部24b,124bと第1側壁25b,125bとの間に形成されている。2つの上部フック用係止孔27Aのうち他の1つは、平面視において、第2側板部24c,124cと第2側壁25c,125cとの間に形成されている。
【0059】
4つのフック用係止孔27のうち2つは、下部フック用係止孔27Bである。下部フック用係止孔27Bは、主板部23,123の下部に形成されている。2つの下部フック用係止孔27Bのうち1つは、第1側板部24b,124bと第1側壁25b,125bとの間に形成されている。2つの下部フック用係止孔27Bのうち他の1つは、第2側板部24c,124cと第2側壁25c,125cとの間に形成されている。
【0060】
第1パネル21および第2パネル22は、例えば、硬質のプラスチックで形成することができる。第1パネル21および第2パネル22は、射出成形、トランスファー成形などにより作製することができる。
【0061】
図6に示すように、一対の管路3,3のうち一方は、導入管路3Aである。導入管路3Aは、内容液を外部から内容器1内に導入することができる。一対の管路3,3のうち他方は、導出管路3Bである。導出管路3Bは、内容液を内容器1から外部に導出することができる。
【0062】
管路3は、基端接続具31と、管体32と、を備える。基端接続具31は、取付部31aと、延出筒部31bとを備える。取付部31aには、内容器1を構成するフィルム11,11が両側から重ねられて接合される。取付部31aには、内容液流路(図示略)が形成されている。延出筒部31bは、取付部31aから突出する。延出筒部31bの先端部は、管体32の基端部に挿入される。
基端接続具31は、例えば、硬質のプラスチックで構成される。
【0063】
管体32は、例えば、可撓性を有する。管体32は、弾性材料で構成されていることが好ましい。弾性材料としては、例えば、ゴム、エラストマーなどが使用できる。
【0064】
管路3(導入管路3A)の延出筒部31bおよび管体32は、挿通部24e,25e,124e,125eに挿通する。管路3(導出管路3B)の延出筒部31bおよび管体32は、挿通部24f,25f,124f,125fに挿通する。
管体32の先端部には、先端接続具33を取り付けてもよい。
【0065】
[液体用包装体の使用方法](第1の例)
図9は、液体用包装体10の第1使用例を示す模式図である。
図9に示すように、複数のS字状の吊持用フック40を用意する。吊持用フック40は、一端部を含む部分である第1係止部41と、他端部を含む部分である第2係止部42とを備える。吊持用フック40は、第1係止部41を被係止部(図示略)に係止させ、第2係止部42をフック用係止孔27(図1参照)に係止させることができる。被係止部は、例えば、吊持用のバーである。
【0066】
液体用包装体10は、吊持用フック40を用いることによって、液体用包装体10を被係止部(図示略)に吊持させて使用することができる。よって、液体用包装体10の取り扱いが容易となる。
吊持用フック40によって液体用包装体10を吊持することで、複数の液体用包装体10を狭いスペースに密に配置して使用することができる。そのため、例えばアイソレータ、クリーンベンチなどで液体用包装体10を使用する場合に利便性を高めることができる。
【0067】
[液体用包装体の使用方法](第2の例)
図10は、液体用包装体10の第2使用例を示す模式図である。
図10に示すように、液体用包装体10は、厚さ方向に積み重ねることができる。そのため、保管、運搬などの際に、内容器1に不要な圧力を加えずに、複数の液体用包装体10をコンパクトに集合させることができる。
【0068】
[液体用包装体が奏する効果]
液体用包装体10では、外容器2の内部空間29に、収容空間30を画成する規制壁25,125が形成されているため、内容器1を安定的に保持することができる。液体用包装体10は、外容器2を備えるため、外容器2によって内容器1を外力から保護することができる。そのため、保管、輸送、凍結保存等の際に、液体用包装体10の取り扱いを容易にすることができる。
【0069】
液体用包装体10は、第1側壁25b,125bが第1側板部24b,124bから間隔をおいて形成され、第2側壁25c,125cが第2側板部24c,124cから間隔をおいて形成されている。そのため、第1側壁25b,125bと第1側板部24b,124bとの間、および、第2側壁25c,125cと第2側板部24c,124cとの間に、嵌合凹部26、嵌合凸部126、フック用係止孔27等を配置することができる。よって、内容器1に外力が作用するのを回避しやすくなる。
【0070】
液体用包装体10は、内容器1に、位置決め用係止孔11fが形成されている。位置決め用係止孔11fには、第1パネル21および第2パネル22に形成された位置決め用係止突起23b,123bが係止する。そのため、収容空間30内における内容器1の移動を規制できる。例えば、液体用包装体10が鉛直方向に沿う姿勢をとる場合には、内容器1を吊持し、安定的に保持できる。
【0071】
図11は、液体用包装体10の第1変形例である液体用包装体10Aを示す模式図である。
図11に示すように、液体用包装体10Aは、外容器2の第1周板部24に、1または複数の位置決め凸部43が形成されている。位置決め凸部43は、第1主板部23に対して垂直に、外方に突出している。ここでいう外方とは、第1周板部24の突出方向とは反対の方向であり、図11において下方である。位置決め凸部43の先端は第1主板部23の外面より低く位置する。
【0072】
液体用包装体10A(液体用包装体10A1)を、他の液体用包装体10A(液体用包装体10A2)に重ねると、液体用包装体10A1の位置決め凸部43は、液体用包装体10A2の第1周板部24の外面に対向して位置する。そのため、液体用包装体10A2に対する液体用包装体10A1の移動(図11の左右方向の移動)を規制できる。よって、複数の液体用包装体10Aを積み重ねた状態で安定させることができる。
【0073】
図12(A)は、液体用包装体10の第2変形例である液体用包装体10Bを示す模式図である。図12(B)は、液体用包装体10Bの拡大図である。図12(B)は、図12(A)のB部分を拡大した図である。
図12(A)および図12(B)に示すように、液体用包装体10Bは、パネル21,22の主板部23,123に、貫通孔44が形成されている。貫通孔44は、例えば、フック用係止孔27(図1参照)であってもよい。
【0074】
液体用包装体10Bでは、積み重ねた複数の液体用包装体10Bの貫通孔44に、棒材45を挿通させることができる。これにより、液体用包装体10Bの移動(図12(A)の左右方向の移動)を規制できる。よって、複数の液体用包装体10Bを積み重ねた状態で安定させることができる。
【0075】
図13は、液体用包装体10の第3変形例である液体用包装体10Cを示す模式図である。図13に示すように、液体用包装体10Cは、外容器2に、計量用の目盛り50が形成されている。目盛り50は、パネル21,22の主板部23,123の一方または両方に形成するのが好ましい。目盛り50は、例えば、パネル21,22の内面または外面に形成される。
【0076】
目盛り50は、基線51と、複数の目盛り線52と、数値53とを備える。基線51は、Y方向に沿って直線状に形成されている。目盛り線52は、基線51と直交する直線状に形成されている。複数の目盛り線52は、基線51の長さ方向に間隔をおいて形成されている。数値53は、内容器1内の内容液の量を表す。数値53は、複数の目盛り線52のうち一部または全部に近接して形成されている。目盛り50は、例えば、パネル21,22の内面または外面に、凹凸により刻印されていてもよいし、印刷、熱変成などにより形成されていてもよい。目盛り50はパネル21,22の成型時に形成してもよいし、成型後に形成してもよい。
【0077】
液体用包装体10Cでは、外容器2に目盛り50を有するため、内容器1内の内容液の量を把握しやすくなる。そのため、内容器1からの排液、および内容器1への液の充填などの操作が容易となる。
【0078】
図14は、液体用包装体10の第4変形例である液体用包装体10Dを示す模式図である。図14に示すように、液体用包装体10Dでは、外容器2に、窓部60が形成されている。窓部60は、パネル21,22を厚さ方向に貫通して形成された開口部である。窓部60は、主板部23,123の一方または両方に形成するのが好ましい。窓部60は、例えば、平面視において内容器1に重なる位置に形成されている。窓部60は、パネル21,22の厚さ方向から見て、例えば、角部が丸められた(すなわち、角部がR形状とされた)矩形状とすることができる。
【0079】
液体用包装体10Dは、窓部60が形成されているため、窓部60において露出した内容器1の外面に、ペンなどを用いてインクを付着させることにより情報(例えば、内容液に関する情報)を記入することができる。液体用包装体10Dは、外容器2を開閉する操作なしで内容器1に情報表示を付与することができるため、操作性の点で優れている。
【0080】
本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、図1等に示す液体用包装体10は、2つのパネル21,22がそれぞれ周板部24,124を備えるが、外容器の構成はこれに限定されない。外容器は、2つのパネルのうち一方のみが周板部を備え、他方は周板部を備えていない構成であってもよい。
【0081】
図1等に示す液体用包装体10は、2つのパネル21,22がそれぞれ規制壁25,125を備えるが、外容器の構成はこれに限定されない。外容器は、2つのパネルのうち一方のみが規制壁を備え、他方は規制壁を備えていない構成であってもよい。
【0082】
図1等に示す液体用包装体10は、端壁25a,25d,125a,125dおよび側壁25b,25c,125b,125cを有する矩形枠状の規制壁25,125を備えるが、規制壁の形状はこれに限定されない。規制壁は、端壁を備えず、向かい合う一対の側壁のみで構成されていてもよい。
図1等に示す液体用包装体10は、2つの管路3,3を備えるが、管路の数は1でもよいし、2以上の任意の数でもよい。
【符号の説明】
【0083】
1…内容器、2…外容器、3…管路、10,10A,10A1,10A2,10B…液体用包装体、10a…収容部、11…フィルム、11f…位置決め用係止孔、21…第1パネル(パネル)、22…第2パネル(パネル)、23…第1主板部(主板部)、23a,123a…内面、23b,123b…位置決め用係止突起、24…第1周板部(周板部)、24a,124a…第1端板部、24b,124b…第1側板部、24c,124c…第2側板部、24d,124d…第2端板部、25b,125b…第1側壁、25c,125c…第2側壁、24e,24f,124e,124f…挿通部、26…嵌合凹部、27…フック用係止孔、29…内部空間、30…収容空間、40…吊持用フック、44…貫通孔、45…棒材、50…目盛り、60…窓部、123…第2主板部(主板部)、124…第2周板部(周板部)、126…嵌合凸部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14